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Oracle® Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス
11gリリース1 (10.3.6)
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10 WebCenter PortalカスタムWLSTコマンド

この章では、Oracle WebCenter PortalのWebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドについて説明します。これらのコマンドを使用すると、コマンド・ラインからWebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションおよびコンポーネントを構成できます。Oracle WebCenter Portalの構成の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。


注意:

これらのコマンドを使用するには、コンポーネントがインストールされているOracleホームからWLSTを呼び出す必要があります。Oracle Fusion Middleware管理者ガイドのカスタムWLSTコマンドの使用に関する項を参照してください。

これらのWLSTコマンドを使用して行った構成変更の大部分は、WebCenter Portalまたは独自のPortal Frameworkアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後にのみ有効になります。例外はいくつかあり、外部アプリケーションポートレット・プロデューサライフサイクルのWLSTコマンドなどがこれに含まれます。


次の項では、Oracle WebCenter PortalのカスタムWLSTコマンドについて説明します。

10.1 Oracle WebCenter Portal WLSTコマンド・カテゴリの概要

Oracle WebCenter PortalのWLSTコマンドは、いくつかのカテゴリにグループ化されています(表10-1)。

これらのWLSTコマンドを使用して行った構成変更の大部分は、WebCenter Portalまたは独自のPortal Frameworkアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後にのみ有効になります。例外は、外部アプリケーションポートレット・プロデューサおよびライフサイクルのWLSTコマンドのみです。

表10-1 WLSTコマンド・カテゴリ

コマンド・カテゴリ 説明

一般


WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーションの接続を管理します。

分析


分析コレクタの接続を管理し、分析コレクタを構成します(WC_Utilities上)。

アクティビティ・グラフ


アクティビティ・グラフ・メタデータおよびプロバイダ構成を管理します(WC_Utilities上)。

アクティビティ・ストリーム


アクティビティ・ストリーム・データをアーカイブおよびリストアします。

コンテンツ・リポジトリ


コンテンツ・リポジトリの接続を管理し、ドキュメント・サービスを設定します。

ディスカッションおよび通知


ディスカッション・サーバーの接続を管理し、ディスカッションおよびお知らせを構成します。

外部アプリケーション


外部アプリケーションの接続を管理します。

インスタント・メッセージおよびプレゼンス


インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバーの接続を管理し、インスタント・メッセージおよびプレゼンスを構成します。

メール


メール・サーバーの接続を管理し、メールを構成します。

通知


通知の設定を管理します。

ピープル・コネクション


プロファイル情報を管理します。

個人イベント


個人イベント・サーバーの接続を管理します。

パーソナライズ


パーソナライズ・サーバーの接続を管理します。

ポートレット・プロデューサ


ポートレット・プロデューサを管理します。

プロキシ・サーバー


RSSおよびアクティビティ・ストリームのプロキシ設定を管理します。

検索 - Oracle SES検索


Oracle Secure Enterprise Search (SES)の接続およびその他の検索関連プロパティを管理します。

検索 - Oracle SES検索クローラ


Oracle Secure Enterprise Search (SES)クローラを管理します。

検索 - WebCenter Portal検索


WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーションの検索クローラを管理します。

ワークリスト


BPELサーバーの接続を管理します。

WebCenterポータル・アプリケーション


WebCenter Portalワークフロー設定およびポータルのメタデータを管理します。

アイデンティティ・ストア


アプリケーションのアイデンティティ・ストアの検索時に使用するオプションを構成します。

ライフサイクル


アプリケーションのメタデータ、個々のポータル、ポータル・テンプレートおよびポートレット・プロデューサのメタデータをエクスポートおよびインポートします。

アップグレード


以前のOracle WebCenter Portalリリースからアップグレードします。


10.2 一般

表10-2に示す一般コマンドを使用して、接続を管理し、その他の一般タスクを実行します。

これらのWLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter Portalまたは独自のPortal Frameworkアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後にのみ有効になります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。

表10-2 一般WLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

deleteConnection

任意の接続を削除します。

オンライン

getWebCenterConnectionTypes

すべての接続タイプを一覧表示します。

オンライン

setWebCenterServiceFrameworkConfig

WebCenter Portalサービス・フレームワーク構成プロパティを設定します。

オンライン

getWebCenterServiceFrameworkConfig

WebCenter Portalフレームワーク構成プロパティを返します。

オンライン

webcenterErrorOccurred

最後に実行したOracle WebCenter Portalコマンドのステータス情報を返します。

オンライン


10.2.1 deleteConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.2.1.1 説明

WebCenter Portalまたは独自のPortal Frameworkアプリケーション用に現在構成されている、指定された接続を削除します。

deleteConnectionを使用してWSRPまたはPDK-Javaプロデューサ接続(deregisterWSRPProducerまたはderegisterPDKJavaProducerではなく)を削除すると、削除が必要になる場合がある、未使用のセカンダリ接続がそのまま残ります。たとえば、WSRPプロデューサの接続を削除すると、それに関連付けられるWebサービス接続がそのまま残り、PDK-Javaプロデューサの接続を削除すると、それに関連付けられるURL接続がそのまま残ります。


注意:

deleteConnectionは、パーソナライズ・サービス用に構成された接続の削除には使用できません。かわりにdeleteWCPSCMISConnectiondeleteWCPSActivityGraphConnectiondeleteWCPSPeopleConnectionまたはdeleteWCPSCustomConnectionを使用します。

10.2.1.2 構文

deleteConnection(appName, name, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.2.1.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)用に構成された接続を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteConnection(appName='webcenter', name='MyConnection')

10.2.2 setWebCenterServiceFrameworkConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.2.2.1 説明

Oracle WebCenter Portalのサービス・フレームワーク構成プロパティ(リソース・アクション・ハンドラ・クラスやポップアップ表示プロパティなど)を設定します。

10.2.2.2 構文

setWebCenterServiceFrameworkConfig(appName, [resourceActionHandlerClassName, resourceActionHandlerDisplayInPopup, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

resourceActionHandlerClassName
オプション。サービス・フレームワーク・リソース・アクション・ハンドラによって使用されるクラス。
resourceActionHandlerDisplayInPopup オプション。リソース・アクション・ハンドラがリソースをポップアップとインラインのどちらで表示するのかを示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.2.2.3

次の例では、WebCenter Portalサービス・フレームワーク・リソース・アクション・ハンドラ・クラスをmy.company.ResourceActionHandlerに設定します。

wls:/wc_domain/domainRuntime> setWebCenterServiceFrameworkConfig(appName='webcenter', resourceActionHandlerClassName='my.company.ResourceActionHandler')
Successfully set the WebCenter Portal service framework configuration. Resource Action Handler class: my.company.ResourceActionHandler To effect connection changes, you must restart the managed server on which the application is deployed.

次の例では、WebCenter Portalサービス・フレームワーク・リソース・アクション・ハンドラのポップアップ表示値を1 (true)に設定します(他のオプションの引数は設定しません)。

wls:/wc_domain/domainRuntime>
setWebCenterServiceFrameworkConfig(appName='webcenter', resourceActionHandlerDisplayInPopup=1)
Successfully set the WebCenter Portal service framework configuration. Resource Action Handler Display In Popup: true
To effect connection changes, you must restart the managed server on which the application is deployed.

10.2.3 getWebCenterServiceFrameworkConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.2.3.1 説明

WebCenter Portalサービス・フレームワーク構成プロパティの設定を次のように返します。

  • resourceActionHandlerClassName: WebCenter Portalサービス・フレームワーク・リソース・アクション・ハンドラによって現在使用されているクラス

  • resourceActionHandlerDisplayInPopup: リソース・アクション・ハンドラがリソースをポップアップとインラインのどちらで表示するのかを示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

10.2.3.2 構文

getWebCenterServiceFrameworkConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.2.3.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)に対して、サービス・フレームワーク・リソース・アクション・ハンドラ・クラスおよびポップアップ表示プロパティを返します。

   wls:/weblogic/serverConfig>getWebCenterServiceFrameworkConfig(appName='webcenter')
Resource Action Handler Class: my.company.ResourceActionHandler
Resource Action Handler Display In Popup: true

10.2.4 webcenterErrorOccurred

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.2.4.1 説明

最後に実行されたWebCenter Portalコマンドのステータスを返します。

webcenterErrorOccurredコマンドを使用して、最後に実行されたWebCenter Portalコマンドのステータスを判別します。エラーが発生した場合、このコマンドは1を返し、それ以外の場合は0を返します。

10.2.4.2 構文

webcenterErrorOccurred ()

10.2.4.3

次の例では、エラーが発生した場合は1を返します。

wls:/mydomain/serverConfig> webcenterErrorOccurred()

10.2.5 getWebCenterConnectionTypes

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.2.5.1 説明

すべてのOracle WebCenter Portal接続タイプを一覧表示します。

10.2.5.2 構文

getWebCenterConnectionTypes(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.2.5.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)用の接続タイプを返します。

wls:/mydomain/serverConfig>getWebCenterConnectionTypes(appName='webcenter')

10.3 分析

この項の内容は次のとおりです。

分析コレクタ接続

表10-3に示すコマンドを使用して、WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション用の分析コレクタ接続を管理します。OpenUsage APIを使用してこれらのポータル・アプリケーションで発生したイベントは、分析サービスおよびアクティビティ・グラフで使用するために分析コレクタに送信できます。

これらのOracle WebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行った接続構成変更は、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。

表10-3 分析コレクタ接続WLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

createAnalyticsCollectorConnection


WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーション用の分析コレクタへの接続を作成します。

オンライン

setAnalyticsCollectorConnection


既存の分析コレクタ接続を編集します。

オンライン

listAnalyticsCollectorConnections


WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションに対して構成されている分析コレクタのすべての接続を一覧表示します。

オンライン

setDefaultAnalyticsCollectorConnection


WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーション用のデフォルト(またはアクティブ)分析コレクタ接続を指定します。

オンライン

listDefaultAnalyticsCollectorConnection


WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーションによって使用されている分析コレクタの接続詳細を返します。

オンライン


分析コレクタとクラスタ構成

表10-4に示すコマンドを使用して、WC_Utilities管理対象サーバーにデプロイされている分析コレクタのイベント収集プロパティを構成します。

分析コレクタを再構成するか、クラスタ化を設定する場合、分析コレクタがデプロイされている管理対象サーバー(WC_Utilities)を再起動する必要があります。

表10-4 分析コレクタ構成WLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

setAnalyticsCollectorConfig


分析コレクタのオプションおよびクラスタのオプション(クラスタ化環境を稼働している場合)を設定します。

オンライン

listAnalyticsCollectorConfig


分析コレクタの設定を返します。

オンライン

listAnalyticsEventTypes


分析コレクタに現在登録されているイベントを一覧表示します。

オンライン


10.3.1 createAnalyticsCollectorConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.3.1.1 説明

指定されたアプリケーション用の分析コレクタへの接続を作成します。

OpenUsage APIを使用してWebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションで発生したイベントは、分析サービスおよびアクティビティ・グラフで使用するために分析コレクタに送信できます。

1つのアプリケーションに対して複数の分析コレクタ接続を登録できますが、使用される分析コレクタ接続は1つのみであり、default=1の場合、デフォルト(またはアクティブな)接続が使用されます。

10.3.1.2 構文

createAnalyticsCollectorConnection(appName, connectionName, [isUnicast, collectorhost, clusterName, collectorPort, isEnabled, timeout, default, server,
applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、名前は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

connectionName
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内のすべての接続タイプ間で一意である必要があります。
isUnicast
オプション。クラスタ化された分析コレクタにイベントをマルチキャスト・モードで送信するか、ユニキャスト通信を使用する単一の分析コレクタが必要かを指定します。

有効な値は、1 (true)および0 (false)です。デフォルト値は1 (ユニキャスト)です。

collectorHost
オプション。分析コレクタを実行しているホスト名。デフォルト値はlocalhostです。

ユニキャスト通信である場合、つまりisUnicast=1である場合にのみ必要です。

clusterName
オプション。クラスタ化分析コレクタを実行しているクラスタの名前。

マルチキャスト通信である場合、つまりisUnicast=0である場合にのみ必要です。

collectorPort
オプション。分析コレクタがイベントをリスニングするポート。デフォルト値は31314です。
isEnabled
オプション。OpenUsage APIを使用して発生した分析イベントを分析コレクタに送信するかどうかを指定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。デフォルト値は0です。

isEnabled=1およびdefault=1である場合、分析イベントは分析コレクタに送信されます。

timeout
オプション。分析コレクタからの応答を待つ時間の長さ(秒単位)。デフォルト値は30です。

マルチキャスト通信である場合、つまりisUnicast=0である場合にのみ必要です。

default
オプション。この接続が、アプリケーション用のデフォルト(またはアクティブ)分析コレクタ接続であるかどうかを示します。

有効な値は、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、アプリケーションはこの接続上でイベントを送信します。0に設定すると、その接続は使用されません。この引数のデフォルトは0です。

1つのアプリケーションに対して複数の分析コレクタ接続を登録できますが、分析およびアクティビティ・グラフによって使用される接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブな)接続が使用されます。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.3.1.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)用にMyAnalyticsCollectorという名前の接続を作成します。イベントは、ユニキャスト通信を使用する単一の分析コレクタに送信されます。

wls:/weblogic/serverConfig>createAnalyticsCollectorConnection(appName='webcenter', connectionName='MyAnalyticsCollector', isUnicast=1, 
collectorHost='myhost.com', collectorPort=31314, isEnabled=1, timeout=30, default=1)

次の例では、WebCenter Portal用にMyAnalyticsCollectorという名前の接続を作成します。イベントは、マルチキャスト・モードでクラスタ化分析コレクタに送信されます

wls:/weblogic/serverConfig>createAnalyticsCollectorConnection(appName='webcenter', 
connectionName='MyAnalyticsCollector', isUnicast=0, clusterName='collector-cluster', 
ccollectorPort=31314, isEnabled=1, timeout=30, default=1) 

10.3.2 setAnalyticsCollectorConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.3.2.1 説明

指定されたアプリケーション用の既存の分析コレクタ接続を編集します。

OpenUsage APIを使用してWebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションで発生したイベントは、分析サービスおよびアクティビティ・グラフで使用するために分析コレクタに送信できます。

1つのアプリケーションに対して複数の分析コレクタ接続を登録できますが、使用される分析コレクタ接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブな)接続が使用されます。

10.3.2.2 構文

setAnalyticsCollectorConnection(appName, connectionName, [isUnicast, collectorHost, clusterName, collectorPort, isEnabled, timeout, default, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、名前は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

connectionName
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内のすべての接続タイプ間で一意である必要があります。
isUnicast
オプション。クラスタ化された分析コレクタにイベントをマルチキャスト・モードで送信するか、ユニキャスト通信を使用する単一の分析コレクタが必要かを指定します。

有効な値は、1 (true)および0 (false)です。デフォルト値は1 (ユニキャスト)です。

collectorHost
オプション。分析コレクタを実行しているホスト名。デフォルト値はlocalhostです。

ユニキャスト通信である場合、つまりisUnicast=1である場合にのみ必要です。

clusterName
オプション。クラスタ化分析コレクタを実行しているクラスタの名前。

マルチキャスト通信である場合、つまりisUnicast=0である場合にのみ必要です。

collectorPort
オプション。分析コレクタがイベントをリスニングするポート。

デフォルト値は31314です。

isEnabled
オプション。OpenUsage APIを使用して発生した分析イベントを分析コレクタに送信するかどうかを指定します。

有効な値は、1 (true)および0 (false)です。デフォルト値はfalseです。

isEnabled=1およびdefault=1である場合、分析イベントは分析コレクタに送信されます。

timeout
オプション。分析コレクタからの応答を待つ時間の長さ(秒単位)。デフォルト値は30です。

マルチキャスト通信である場合、つまりisUnicast=0である場合にのみ必要です。

default
オプション。この接続が、アプリケーション用のデフォルト(またはアクティブ)分析コレクタ接続であるかどうかを示します。

有効な値は、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、アプリケーションはこの接続上でイベントを送信します。0に設定すると、その接続は使用されません。この引数のデフォルトは0です。

1つのアプリケーションに対して複数の分析コレクタ接続を登録できますが、分析およびアクティビティ・グラフによって使用される接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブな)接続が使用されます。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.3.2.3

次の例では、MyAnalyticsCollectorという名前の既存の分析コレクタ接続のホストおよびポートの詳細を編集します。この接続では、イベントは、ユニキャスト・モードで単一の分析コレクタに送信されます。

wls:/weblogic/serverConfig>setAnalyticsCollectorConnection(appName='webcenter', connectionName='MyAnalyticsCollector', collectorHost='myhost.com', collectorPort=31314)

次の例では、MyAnalyticsCollectorという名前の既存の分析コレクタ接続のクラスタ、ポートおよびタイムアウトの詳細を編集します。この接続では、イベントは、マルチキャスト・モードでクラスタ化分析コレクタに送信されます。

wls:/weblogic/serverConfig>setAnalyticsCollectorConnection(appName='webcenter', 
connectionName='MyAnalyticsCollector', clusterName='collector-cluster', collectorPort=31314, timeout=60)

10.3.3 listAnalyticsCollectorConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.3.3.1 説明

指定されたアプリケーションに対して構成されているすべての分析コレクタ接続の接続名および詳細を一覧表示します。

10.3.3.2 構文

listAnalyticsCollectorConnections(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.3.3.3

次の例では、現在、WebCenter Portal (webcenter)に対して構成されているすべての分析コレクタ接続の接続名と詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listAnalyticsCollectorConnections(appName='webcenter')

------------------ 
MyAnalyticsCollector 
------------------ 
ClusterName/HostName: localhost 
Port: 31314 
Timeout: 30 
Unicast: 1 (true) 
Enabled: 1 (true) 

------------------
 TestAnalyticsCollector
------------------ 
ClusterName/HostName: localhost
Port: 32456 
Timeout: 456 
Unicast: 1 (true) 
Enabled: 1 (true) 
------------------

10.3.4 setDefaultAnalyticsCollectorConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.3.4.1 説明

指定されたアプリケーション用のデフォルト分析コレクタ接続を指定します。

デフォルト分析コレクタ接続は、OpenUsage APIを使用してWebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションで発生したイベントを分析およびアクティビティ・グラフで使用するために分析コレクタに送信するのに使用されます。

1つのアプリケーションに対して複数の分析コレクタ接続を登録できますが、使用される分析コレクタ接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブな)接続が使用されます。

10.3.4.2 構文

setDefaultAnalyticsCollectorConnection(appName, name, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存の分析コレクタ接続の名前。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.3.4.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)で発生したイベント用にMyAnalyticsCollectorという接続を構成します。

wls:/weblogic/serverConfig> setDefaultAnalyticsCollectorConnection
(appName='webcenter', name='MyAnalyticsCollector')

次の例では、デフォルトの接続名をリセットします。

wls:/weblogic/serverConfig> setDefaultAnalyticsCollectorConnection
(appName='webcenter', name='')

10.3.5 listDefaultAnalyticsCollectorConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.3.5.1 説明

指定されたアプリケーションに対して現在構成されている分析コレクタ接続に関する詳細を返します。

1つのアプリケーションに対して複数の分析コレクタ接続を登録できますが、使用される分析コレクタ接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブな)接続が使用されます。

10.3.5.2 構文

listDefaultAnalyticsCollectorConnection(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.3.5.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)に対して現在構成されている分析コレクタ接続に関する詳細を返します。

wls:/weblogic/serverConfig>listDefaultAnalyticsCollectorConnection(appName='webcenter')

------------------ 
MyAnalyticsCollector 
------------------ 
ClusterName/HostName: localhost 
Port: 31314 
Timeout: 30 
Unicast: 1 (true) 
Enabled: 1 (true) 
------------------ 

10.3.6 setAnalyticsCollectorConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.3.6.1 説明

WC_Utilities管理対象サーバーにデプロイされている分析コレクタを構成します。さらに、クラスタ化環境では、このコマンドを使用してクラスタ設定を設定します。

10.3.6.2 構文

setAnalyticsCollectorConfig(appName, [collectorHost, defaultPort, maxPort, broadcastType, clusterEnabled, clusterName, heartbeatFrequency, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行する分析コレクタ・アプリケーションの名前。これは常にanalytics-collectorです。
collectorHost
オプション。分析コレクタが実行されているホストの名前。

デフォルト値はlocalhostです。

defaultPort
オプション。分析コレクタがリスニングするデフォルト・ポート番号。

デフォルト値は31314です。

maxPort
オプション。リスナーを割り当てるときに分析コレクタが使用できる最も大きいポート番号。

このプロパティは、多くの場合、複数のコレクタが同じボックス内で実行されているクラスタ化環境で使用されます。各コレクタは、指定されているポート範囲内の空きポートで受信UDPメッセージをリスニングします。範囲は、デフォルト・ポート番号からmaxPort番号までです。

broadcastType
オプション。分析コレクタがハートビートをブロードキャストして自分の場所をイベント・プロデューサに通知する際のネットワーク・チャネルを示します。有効な値は、BroadcastおよびMulticastです。
  • Broadcast: 標準ネットワーク・ブロードキャスト・チャネルを使用します。

  • Multicast: 特別な固定マルチキャスト・アドレスを使用します。

clusterEnabled
オプション。分析コレクタがクラスタ内にデプロイされているかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

1に設定されている場合、clusterNameも定義する必要があります。

clusterName
オプション。分析コレクタ・クラスタの名前。

clusterEnabled=1の場合にのみ必要です。

heartbeatFrequency
オプション。'n'秒ごとに分析コレクタ・リスニング情報をブロードキャストします。デフォルトの間隔は10秒です。

分析コレクタは、定期的にハートビートをブロードキャストして自分の場所(hostName)を通知します。クラスタ化環境では、WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーションは、ハートビートを使用して、どの分析コレクタが使用可能であるのか判別します。

server
オプション。分析コレクタがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.3.6.3

次の例では、デフォルト・ポートを31315に変更します。

wls:/weblogic/serverConfig>setAnalyticsCollectorConfig(appName='analytics-collector', defaultPort=31315)

10.3.7 listAnalyticsCollectorConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.3.7.1 説明

分析コレクタの設定を返します。

10.3.7.2 構文

listAnalyticsCollectorConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行する分析コレクタ・アプリケーションの名前。これは常にanalytics-collectorです。
server
オプション。分析コレクタがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.3.7.3

次のコマンドは、webcenterという名前のアプリケーションに対して構成されている分析コレクタの現在の設定を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listAnalyticsCollectorConfig(appName='analytics-collector')

次のものは、スタンドアロン分析コレクタの場合のサンプル出力です。

CollectorHost = localhost
CollectorDefaultPort = 31314
CollectorMaximumPort = 31314
BroadcastType = Multicast
ClusterEnabled = 
ClusterName = 
ClusterBroadcastFrequency = 55

次のものは、クラスタ化環境における分析コレクタのサンプル出力です。

CollectorHost = localhost
CollectorDefaultPort = 31314
CollectorMaximumPort = 31318
BroadcastType = Multicast
ClusterEnabled = 1
ClusterName = myCluster
ClusterBroadcastFrequency = 55

10.3.8 listAnalyticsEventTypes

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.3.8.1 説明

分析コレクタに現在登録されているすべてのイベントを一覧表示します。

10.3.8.2 構文

listAnalyticsEventTypes(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.3.8.3

次のコマンドは、WebCenter Portal (webcenter)で使用するために、分析コレクタに現在登録されているイベントをすべて一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listAnalyticsEventTypes(appName='webcenter')

サンプル出力:

{HTTP://WWW.ORACLE.COM/ANALYTICS/WC}DISCUSSION_ANNOUNCEMENTEDIT
{HTTP://WWW.ORACLE.COM/ANALYTICS/WC}DISCUSSION_TOPICDELETE
{HTTP://WWW.ORACLE.COM/ANALYTICS/WC}PAGEEDIT
{HTTP://WWW.ORACLE.COM/ANALYTICS/WC}DOCLIB_DOCUMENTCREATE
{HTTP://WWW.ORACLE.COM/ANALYTICS/WC}LOGINS
...

10.4 アクティビティ・グラフ

表10-5に示すコマンドを使用して、アクティビティ・グラフのシステム・プロパティおよびメタデータを管理します。

setAGProperty WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、アクティビティ・グラフ・アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバー(WC_Utilities)を再起動した後にのみ有効になります。その他のすべてのコマンドでは、構成変更はただちに有効になります。

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のアクティビティ・グラフの管理に関する項も参照してください。

表10-5 アクティビティ・グラフWLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

exportAGMetadata


アクティビティ・グラフ・メタデータ定義をXMLファイルにエクスポートします。

オンライン

importAGMetadata


アクティビティ・グラフ・メタデータ定義をXMLファイルからインポートします。

オンライン

exportAGProviderConfiguration


指定したプロバイダのプロバイダ構成を、アクティビティ・グラフ・メタデータ定義ファイルにエクスポートします。

オンライン

deleteAllAGMetadata


アプリケーションに対して定義されているアクティビティ・グラフ・メタデータをすべて削除します。

オンライン

deleteAGAction


アクティビティ・グラフに登録されているアクションのメタデータを削除します。

オンライン

deleteAGNodeClass


アクティビティ・グラフに登録されているノード・クラスのメタデータを削除します。

オンライン

deleteAGSimilarityCalculation


アクティビティ・グラフに登録されている類似度計算のメタデータを削除します。

オンライン

deleteAGRankCalculation


アクティビティ・グラフに登録されているランク計算のメタデータを削除します。

オンライン

deleteAGProviderAssignment


アクティビティ・グラフに登録されているプロバイダ割当てのメタデータを削除します。

オンライン

deleteAGQRPPRegistration


アクティビティ・グラフに登録されているQRPPのメタデータを削除します。

オンライン

deleteAGProviderConfiguration


アクティビティ・グラフに登録されているプロバイダ構成のメタデータを削除します。

オンライン

renameAGAction


アクティビティ・グラフに登録されているアクションのURNを変更します。

オンライン

renameAGNodeClass


アクティビティ・グラフに登録されているノード・クラスのURNを変更します。

オンライン

setAGProperty


アクティビティ・グラフのシステム・プロパティを設定します。

オンライン

getAGProperty


指定されているアクティビティ・グラフ・プロパティの現在の設定を返します。

オンライン

setAGPasswordCredential


アクティビティ・グラフ・プロパティの資格証明(ユーザー名およびパスワード)を設定します。

オンライン


10.4.1 exportAGMetadata

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.4.1.1 説明

アクティビティ・グラフ・メタデータ定義をXMLファイルにエクスポートします。

10.4.1.2 構文

exportAGMetadata(appName, directoryPath, definitionFileName, 
includeProviderConfigurations,[server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。
directoryPath
生成されるXMLファイルの宛先ディレクトリ。存在しないディレクトリを指定すると、それが作成されます。
definitionFileName
生成されるXMLファイルの名前。同じ名前を持つファイルが宛先ディレクトリに存在する場合、それが上書きされます。
includeProviderConfigurations
エクスポートにプロバイダ構成メタデータが含まれるかどうかを判別します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

プロバイダ構成は、他のメタデータとは別に管理する必要があるアクティビティ・グラフ・メタデータのサブセットです。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.4.1.3

次の例では、指定された場所にあるag-metadata.xmlという名前のXMLファイルに、アクティビティ・グラフ・メタデータ定義をエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportAGMetadata(appName='activitygraph-engines', 
directoryPath='/scratch/myAGmetadata', definitionFileName='ag-metadata.xml', includeProviderConfigurations=1)

10.4.2 importAGMetadata

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.4.2.1 説明

アクティビティ・グラフ・メタデータ定義をXMLファイルからインポートします。

インポート時に、新しいアクティビティ・グラフ定義がターゲットに作成され、既存の定義が上書きされます。

10.4.2.2 構文

importAGMetadata(appName, definitionFilePath, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。
definitionFilePath
メタデータ定義が含まれているXMLファイルの相対パス。たとえば、metadata/import-metadata.xmlです。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.4.2.3

次の例では、ファイル名import-metadata.xmlからアクティビティ・グラフ・メタデータ定義をインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importAGMetadata(appName='activitygraph-engines', definitionFilePath='metadata/import-metadata.xml')

10.4.3 exportAGProviderConfiguration

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.4.3.1 説明

指定したプロバイダのプロバイダ構成を、アクティビティ・グラフ・メタデータ定義ファイルにエクスポートします。

10.4.3.2 構文

exportAGProviderConfiguration(appName, directoryPath, definitionFileName, urn, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。
directoryPath
生成されるXMLファイルの宛先ディレクトリ。存在しないディレクトリを指定すると、それが作成されます。
definitionFilePath
生成されるXMLファイルの名前。同じ名前を持つファイルが宛先ディレクトリに存在する場合、それが上書きされます。
urn
エクスポートするアクティビティ・グラフ・プロバイダのURN。例:

oracle.webcenter.activitygraph.providers.analytics

WLSTヘルプには誤りがあることに注意してください。バグ

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.4.3.3

次の例では、指定された場所にあるag-provider-config.xmlという名前のXMLファイルにアクティビティ・グラフ・プロバイダoracle.webcenter.activitygraph.providers.analytics の構成情報をエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportAGProviderConfiguration(appName='activitygraph-engines', 
directoryPath='/scratch/myAGmetadata', 
definitionFileName='ag-provider-config.xml',
urn='oracle.webcenter.activitygraph.providers.analytics')

10.4.4 deleteAllAGMetadata

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.4.4.1 説明

WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションに対して定義されているアクティビティ・グラフ・メタデータをすべて削除します。削除操作はただちに実行され、元に戻すことはできません。

このコマンドを、WLSTコマンドimportAGMetadataと組み合せて使用すると、アクティビティ・グラフ・メタデータを完全に再インストールできます。


注意:

次回アクティビティ・グラフ・エンジンが実行されると、リレーション・ストア、類似度ストアおよびランク・ストア内のすべてのデータが削除されます。

10.4.4.2 構文

deleteAllAGMetadata(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.4.4.3

次の例では、すべての既存のアクティビティ・グラフ・メタデータを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteAllAGMetadata(appName='activitygraph-engines')

10.4.5 deleteAGAction

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.4.5.1 説明

アクティビティ・グラフに現在登録されているアクションのメタデータを削除します。削除操作はただちに実行され、元に戻すことはできません。


注意:

次回アクティビティ・グラフ・エンジンが実行されるときに、このアクションに関連付けられている、リレーション・ストア内のすべてのデータが削除されます。

10.4.5.2 構文

deleteAGAction(appName, urn, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。
urn
削除するアクティビティ・グラフ・アクションのURN。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.4.5.3

次の例では、connectアクションのアクティビティ・グラフ・メタデータを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteAGAction(appName='activitygraph-engines', urn='connect')

10.4.6 deleteAGNodeClass

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.4.6.1 説明

アクティビティ・グラフに現在登録されているノード・クラスのメタデータを削除します。削除操作はただちに実行され、元に戻すことはできません。


注意:

次回アクティビティ・グラフ・エンジンが実行されるときに、このノード・クラスに関連付けられている、リレーション・ストア内のすべてのデータが削除されます。

10.4.6.2 構文

deleteAGNodeClass(appName, urn, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。
urn
削除するアクティビティ・グラフ・ノード・クラスのURN。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.4.6.3

次の例では、ノード・クラスWC.wiki-pageのアクティビティ・グラフ・メタデータを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteAGNodeClass(appName='activitygraph-engines', urn='WC.wiki-page')

10.4.7 deleteAGSimilarityCalculation

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.4.7.1 説明

アクティビティ・グラフに現在登録されている類似度計算のメタデータを削除します。削除操作はただちに実行され、元に戻すことはできません。

10.4.7.2 構文

deleteAGSimilarityCalculation(appName, urn, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。
urn
削除するアクティビティ・グラフ類似度計算のURN。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.4.7.3

次の例では、類似度計算item-editのアクティビティ・グラフ・メタデータを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteAGSimilarityCalculation(appName='activitygraph-engines', urn='item-edit')

10.4.8 deleteAGRankCalculation

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.4.8.1 説明

アクティビティ・グラフに現在登録されているランク計算のメタデータを削除します。削除操作はただちに実行され、元に戻すことはできません。

10.4.8.2 構文

deleteAGRankCalculation(appName, urn, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。
urn
削除するアクティビティ・グラフ・ランク計算のURN。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.4.8.3

次の例では、activity-rank計算のアクティビティ・グラフ・メタデータを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteAGRankCalculation(appName='activitygraph-engines', urn='activity-rank')

10.4.9 deleteAGProviderAssignment

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.4.9.1 説明

アクティビティ・グラフに現在登録されているプロバイダ割当て、つまり一意の3つの組合せ(action, sourceClass, trgClass)によって定義されたプロバイダ割当てのメタデータを削除します。削除操作はただちに実行され、元に戻すことはできません。

10.4.9.2 構文

deleteAGProviderAssignment(appName, actionURN, srcClasURN, trgClassURN [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。
actionURN
アクションのURN。
srcClassURN
ソース・ノード・クラスのURN。
trgClassURN
ターゲット・ノード・クラスのURN。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.4.9.3

次の例では、指定されたプロバイダ割当て用のアクティビティ・グラフ・メタデータを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteAGRProviderAssignment(appName='activitygraph-engines', actionURN='connect', 
srcClassURN='WC.user', trgClassURN='WC.user')

10.4.10 deleteAGQRPPRegistration

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.4.10.1 説明

アクティビティ・グラフに現在登録されているQRPP (Query Result Post Processor)のメタデータを削除します。削除操作はただちに実行され、元に戻すことはできません。

10.4.10.2 構文

deleteAGQRPPRegistration(appName, urn [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。
urn
削除するQRPPのURN。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.4.10.3

次の例では、Event store metadata QRPPという名前のQRPPのアクティビティ・グラフ・メタデータを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteAGQRPPRegistration(appName='activitygraph-engines', urn='Event store metadata QRPP')

10.4.11 deleteAGProviderConfiguration

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.4.11.1 説明

プロバイダ構成のメタデータを削除します。削除操作はただちに実行され、元に戻すことはできません。

10.4.11.2 構文

deleteAGProviderConfiguration(appName, urn [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。
urn
削除するアクティビティ・グラフ・プロバイダのURN。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.4.11.3

次の例では、アクティビティ・グラフ・プロバイダoracle.webcenter.activitygraph.providers.analyticsの構成情報を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteAGProviderConfiguration(appName='activitygraph-engines', urn='oracle.webcenter.activitygraph.providers.analytics')

10.4.12 renameAGAction

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.4.12.1 説明

アクティビティ・グラフに現在登録されているアクションのURNを変更します。このアクションに関連付けられている、リレーション・ストア内のすべてのデータが保持されます。


注意:

このコマンドでは、アクションが削除されて別の名前を持つアクションが作成されることはなく、元のアクションに関連付けられているデータが削除されます。

10.4.12.2 構文

renameAGAction(appName, currentURN, newURN,[server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。
currentURN
現在のアクションURN。
newURN
新しいアクションURN。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.4.12.3

次の例では、connectアクションURNをpeople-connectに変更します。

wls:/weblogic/serverConfig> renameAGAction(appName='activitygraph-engines',  currentURN='connect', newURN='people-connect')

10.4.13 renameAGNodeClass

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.4.13.1 説明

アクティビティ・グラフに現在登録されているノード・クラスのURNを変更します。このノード・クラスに関連付けられている、リレーション・ストア内のすべてのデータが保持されます。


注意:

このコマンドでは、ノード・クラスが削除されて別の名前を持つノード・クラスが作成されることはなく、元のノード・クラスと関連付けられているデータが削除されます。

10.4.13.2 構文

renameAGNodeClass(appName, currentURN, newURN,[server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。
currentURN
現在のノード・クラスURN。
newURN
新しいノード・クラスURN。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.4.13.3

次の例では、WC.userノード・クラスURNをWC.peopleに変更します。

wls:/weblogic/serverConfig> renameAGNodeClass(appName='activitygraph-engines',  currentURN='WC.user', newURN='WC.people')

10.4.14 setAGProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.4.14.1 説明

アクティビティ・グラフのシステム・プロパティを設定します。このコマンドは、プロパティのデータ型(文字列、整数、浮動小数、ブール)に基づいて値を設定します。

アクティビティ・グラフ・システム・プロパティには次の設定が含まれています。

  • Oracle Secure Enterprise Search (SES)管理API Webサービス接続(oracle.webcenter.activitygraph.providers.datasources.ses.soap.admin.urlおよびoracle.webcenter.activitygraph.providers.datasources.ses.soap.query.url)

  • ランク・エンジン構成(oracle.webcenter.activitygraph.rankengine.enabled)

また、システム・プロパティとそれらのデータ型のリストについては、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のアクティビティ・グラフの管理に関する項を参照してください。

setAGProperty WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、アクティビティ・グラフ・アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバー(WC_Utilities)を再起動した後にのみ有効になります。

10.4.14.2 構文

setAGProperty(appName, propertyName, propertyValue, propertyType,[server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。
propertyName
アクティビティ・グラフ・プロパティの名前。
propertyValue
アクティビティ・グラフ・プロパティの値。
propertyType
プロパティのデータ型。有効な値は、StringIntFloatまたはBooleanです。

値では大/小文字が区別されます。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.4.14.3

次の例では、ランク・エンジンを有効化します。

wls:/weblogic/serverConfig> setAGProperty(appName='activitygraph-engines', 
propertyName='oracle.webcenter.activitygraph.rankengine.enabled', 
propertyValue=1, propertyType='Boolean')

10.4.15 getAGProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.4.15.1 説明

指定されたアクティビティ・グラフ・プロパティの現在の設定を返します。

また、有効なシステム・プロパティのリストについては、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のアクティビティ・グラフの管理に関する項を参照してください。

10.4.15.2 構文

getAGProperty(appName, propertyName, propertyType [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。
propertyName
アクティビティ・グラフ・プロパティの名前。
propertyType
プロパティのデータ型。有効な値は、StringIntFloatまたはBooleanです。

値では大/小文字が区別されます。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.4.15.3

次の例では、システム・プロパティoracle.webcenter.activitygraph.providers.datasources.ses.soap.admin.urlの現在の値を返します。

wls:/weblogic/serverConfig>getAGProperty(appName='activitygraph-engines', 
propertyName='oracle.webcenter.activitygraph.providers.datasources.ses.soap.admin.url', propertyType='String')

10.4.16 setAGPasswordCredential

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.4.16.1 説明

アクティビティ・グラフ資格証明プロパティの資格証明(ユーザー名およびパスワード)を設定します。

また、oracle.webcenter.activitygraph.providers.datasources.ses.soap.admin.credentialなど、PasswordCredentialデータ型のプロパティのリストについては、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のアクティビティ・グラフの管理に関する項を参照してください。

10.4.16.2 構文

setAGPasswordCredentialProperty(appName, propertyName, userName, password,[server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。
propertyName
資格証明を指定する(PasswordCredentialデータ型の)アクティビティ・グラフ・プロパティの名前。
userName
資格証明プロパティと関連付けられているユーザー名。
password
指定されたユーザー名と関連付けられているパスワード。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.4.16.3

次の例では、Oracle SES管理ツールのユーザー名およびパスワード資格証明を設定します。

wls:/weblogic/serverConfig> setAGProperty(appName='activitygraph-engines', 
propertyName='oracle.webcenter.activitygraph.providers.datasources.ses.soap.admin.credential', 
userName='eqsys', password='mypassword')

10.5 アクティビティ・ストリーム

表10-6に示すコマンドを使用して、WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション用に生成されたアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブおよび復元します。

これらのWLSTコマンドを使用して設定に対して行った変更は、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。

表10-6 アクティビティ・ストリームWLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

archiveASByDate


指定された日付よりも古いアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

オンライン

archiveASByDeletedObjects


削除されたオブジェクトに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

オンライン

archiveASByClosedSpaces


現在閉じられているポータルに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

オンライン

archiveASByInactiveSpaces


指定された日付以降非アクティブであったポータルに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

オンライン

restoreASByDate


指定された日付以降のアーカイブされたアクティビティ・ストリーム・データを本番表にリストアします。

オンライン

truncateASArchive


アクティビティ・ストリーム・アーカイブ・データを切り捨てます。

オンライン

archiveASBySpace


ポータルに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

オンライン

archiveASAllSpaces


すべてのポータルに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

オンライン

archiveASByUser


ユーザーに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

オンライン

archiveASAllUsers


すべてのユーザーに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

オンライン

archiveASByDeletedActors


削除されたアクターに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

オンライン

showASStatistics


アクティビティ・ストリームの統計を報告します。

オンライン


10.5.1 archiveASByDate

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.5.1.1 説明

指定された日付よりも古いアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

このコマンドは、本番表からアーカイブ表にデータを移動します。例外としては、WC_ACTOR_DETAILおよびWC_OBJECT_DETAILがあり、これらの表のデータは、アーカイブ表に移動ではなくコピーされます。

アクティビティ要素によって使用されていないWC_OBJECT_DETAIL内の行は削除されます。

10.5.1.2 構文

archiveASByDate(appName, year, month, day, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

year
ここで指定した年より前のアクティビティ・ストリーム・データがアーカイブされます。たとえば、2009です。
month
ここで指定した月より前のアクティビティ・ストリーム・データがアーカイブされます。たとえば、1月なら1、2月なら2のように入力します。
day
ここで指定した日付より前のアクティビティ・ストリーム・データがアーカイブされます。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.5.1.3

次の例では、2009年10月1日より古い、WebCenter Portal (webcenter)のアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

wls:/weblogic/serverConfig> archiveASByDate(appName='webcenter', year=2009, month=10, day=1)

10.5.2 archiveASByDeletedObjects

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.5.2.1 説明

削除されたオブジェクトに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。このコマンドは、本番表のデータをアーカイブ表に移動します。ただし、WC_ACTOR_DETAILは除きます。この表のデータは、アーカイブ表に移動されるのではなくコピーされます。

基準(この場合、削除されたオブジェクト)を満たすWC_OBJECT_DETAIL内の行は削除されます。

10.5.2.2 構文

archiveASByDeletedObjects(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.5.2.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)から削除されたオブジェクトに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

wls:/weblogic/serverConfig> archiveASByDeletedObjects(appName='webcenter')

10.5.3 archiveASByClosedSpaces

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.5.3.1 説明

現在閉じられているポータルに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

このコマンドは、本番表のデータをアーカイブ表に移動します。ただし、WC_ACTOR_DETAILは除きます。この表のデータは、アーカイブ表に移動されるのではなくコピーされます。

基準(この場合、閉じられたポータルのアクティビティに関連するオブジェクト)を満たすWC_OBJECT_DETAIL内の行は削除されます。

10.5.3.2 構文

archiveASByClosedSpaces(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.5.3.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)で現在閉じられているものとしてマークされているポータルに対して、関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

wls:/weblogic/serverConfig> archiveASByClosedSpaces(appName='webcenter')

10.5.4 archiveASByInactiveSpaces

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.5.4.1 説明

指定された日付以降非アクティブであったポータルに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。非アクティブ・ポータルとは、指定された日付以降アクティビティがなかった開いているまたは閉じられたポータルです。

このコマンドは、本番表のデータをアーカイブ表に移動します。ただし、WC_ACTOR_DETAILは除きます。この表のデータは、アーカイブ表に移動されるのではなくコピーされます。基準(この場合、指定された日付以降、非アクティブであったポータルのアクティビティに関連するオブジェクト)を満たすWC_OBJECT_DETAILの行が削除されます。

10.5.4.2 構文

archiveASByInactiveSpaces(appName, year, month, day, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

year
ポータルが非アクティブになった年。たとえば、2009です。
month
ポータルが非アクティブになった月。たとえば、1月なら1、2月なら2のように入力します。
day
ポータルが非アクティブになった日付。
server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.5.4.3

次の例では、2009年10月1日以降、非アクティブであった(オープン・ステータスかクローズ・ステータスかに関係なくアクティビティが発生していない)ポータルと関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

wls:/weblogic/serverConfig> archiveASByInactiveSpaces(appName='webcenter', year=2009, month=10, day=1)

10.5.5 restoreASByDate

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.5.5.1 説明

指定された日付以降のアーカイブされたアクティビティ・ストリーム・データを本番表にリストアします。

このコマンドは、アーカイブ表のデータを本番表に移動します。ただし、WC_ACTOR_DETAILは除きます。この表のデータはリストアされません。アーカイブ・プロセス中にこの表からデータが削除されていないためです。

本番表にすでに存在している行は、リストア・プロセス中に変更されません。

10.5.5.2 構文

restoreASByDate(appName, year, month, day, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

year
ここで指定した年以降のアクティビティ・ストリーム・データがリストアされます。

たとえば、2009です。

month
ここで指定した月以降のアクティビティ・ストリーム・データがリストアされます。

たとえば、1月なら1、2月なら2のように入力します。

day
ここで指定した日付以降のアクティビティ・ストリーム・データがリストアされます。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.5.5.3

次の例では、2009年10月1日以降にアーカイブされたアクティビティ・ストリーム・データがリストアされます。

wls:/weblogic/serverConfig>restoreASByDate(appName='webcenter', year=2009, month=10, day=1)

10.5.6 truncateASArchive

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.5.6.1 説明

アクティビティ・ストリーム・アーカイブ・データを切り捨てます。

10.5.6.2 構文

truncateASArchive(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.5.6.3

次の例では、アクティビティ・ストリーム・アーカイブ・データが切り捨てられます。

wls:/weblogic/serverConfig>truncateASArchive(appName='webcenter')

10.5.7 archiveASBySpace

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.5.7.1 説明

指定されたポータルに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブし、一定数のアクティビティのみを保持します。

このコマンドは、本番表からアーカイブ表にデータを移動します。

10.5.7.2 構文

archiveASBySpace(appName, space, cnt, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

space
データをアーカイブするポータルの名前。For example, MySalesPortal.
cnt
本番表で保持するポータル・アクティビティの数。たとえば、2000です。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.5.7.3

次の例では、ポータルMySalesPortalに関連付けられている過去2000件のアクティビティを保持し、残りをアーカイブします。

wls:/weblogic/serverConfig> archiveASBySpace(appName='webcenter', space='MySalesPortal', cnt=2000)

10.5.8 archiveASAllSpaces

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.5.8.1 説明

すべてのポータルのアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブし、一定数のアクティビティのみを保持します。

このコマンドは、本番表からアーカイブ表にデータを移動します。

10.5.8.2 構文

archiveASAllSpaces(appName, cnt, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

cnt
本番表で保持するポータル・アクティビティの数。たとえば、2000です。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.5.8.3

次の例では、本番表内にある過去2000件のアクティビティをポータルごとに保持し、残りのアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

wls:/weblogic/serverConfig> archiveASAllSpaces(appName='webcenter', cnt=2000)

10.5.9 archiveASByUser

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.5.9.1 説明

1人のユーザーに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブし、一定数のアクティビティのみを保持します。

このコマンドは、本番表からアーカイブ表にデータを移動します。

10.5.9.2 構文

archiveASByUser(appName, actor, cnt, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

actor
データをアーカイブするユーザーの名前。たとえば、Montyなどです。
cnt
本番表で保持するユーザー・アクティビティの数。たとえば、2000です。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.5.9.3

次の例では、ユーザーMontyに関連付けられている過去2000件のアクティビティを保持し、残りをアーカイブします。

wls:/weblogic/serverConfig> archiveASByUser(appName='webcenter', actor='Monty', cnt=2000)

10.5.10 archiveASAllUsers

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.5.10.1 説明

すべてのユーザーのアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブし、一定数のアクティビティのみを保持します。

このコマンドは、本番表からアーカイブ表にデータを移動します。

10.5.10.2 構文

archiveASAllUsers(appName, cnt, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

cnt
本番表で保持するユーザー・アクティビティの数。たとえば、2000です。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.5.10.3

次の例では、本番表内にある過去2000件のユーザー・アクティビティを保持し、残りのアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

wls:/weblogic/serverConfig> archiveASAllUsers(appName='webcenter', cnt=2000)

10.5.11 archiveASByDeletedActors

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.5.11.1 説明

削除されたユーザー(アクター)に関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

このコマンドでは、本番表からアーカイブ表にデータを移動します。基準(この場合、削除されたアクター)を満たすWC_AS_ACTOR_DETAIL内の行は削除されます。

10.5.11.2 構文

archiveASByDeletedActors(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.5.11.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)の削除されたユーザーに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

wls:/weblogic/serverConfig> archiveASByDeletedActors(appName='webcenter')

10.5.12 showASStatistics

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.5.12.1 説明

様々なアクティビティ・ストリームの統計を報告します。

  • アクティビティ数が上位N個のポータルのアクティビティ数。

  • アクティビティ数が上位N人のユーザーのアクティビティ数。

  • 特定の日付の後に発生したアクティビティの数。

  • アクティビティ数が上位N個のポータルに対して、特定の日付の後に発生したアクティビティの数。

  • アクティビティ数が上位N人のユーザーに対して、特定の日付の後に発生したアクティビティの数。

10.5.12.2 構文

showASStatistics(appName, year, month, day, cnt, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

year
ここで指定した年以降のアクティビティ・ストリームの統計が報告されます。

たとえば、2009です。

month
ここで指定した月以降のアクティビティ・ストリームの統計が報告されます。

たとえば、1月なら1、2月なら2のように入力します。

day
ここで指定した日以降のアクティビティ・ストリームの統計が報告されます。
cnt
レポートに含めるポータルまたはユーザーの数。たとえば、50です。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.5.12.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)の上位50個のポータルと上位50人のユーザーについて、2012年12月6日以降のアクティビティ・ストリームの統計を報告します。

wls:/weblogic/serverConfig> showASStatistics(appName='webcenter', year=2012, month=7, day=18, cnt=3)

============================================================
 Cutoff Date = 7/18/12 12:23 PM 
 Top Count = 3 

 1. Portals with most activity count are: 
 Portal Finance Count =10 
 Portal Photography Count =9 
 Portal Sport Count =7 

 2. Users with most activity count are: 
 User Monty Count =30 
 User Pat Count =20 
 User Dave Count =10 

 3. Total Activities after 7/18/12 12:23 PM =80 

 4. Portals with most activity count after specific date, are: 
 Portal Photography Count =9 
 Portal Finance Count =6 
 Portal Sport Count =6 

 5. Users with most activity count after specific date, are: 
 User Monty Count =10 
 User Dave Count =8 
 User Monica Count =7 

10.6 コンテンツ・リポジトリ

表10-7に示すコマンドを使用して、コンテンツ・リポジトリの接続を管理し、WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション用のドキュメント・サービスを構成します。

これらのWLSTコマンドを使用して設定に対して行った変更は、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。

表10-7 コンテンツ・リポジトリWLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

createJCRContentServerConnection


Oracle WebCenter Contentリポジトリへの接続を作成します。

オンライン

setJCRContentServerConnection


既存のOracle WebCenter Contentリポジトリ接続を編集します。

オンライン

listJCRContentServerConnections


指定されたアプリケーションに対して構成されている個々またはすべてのOracle WebCenter Contentリポジトリの接続を一覧表示します。

オンライン

createJCRPortalConnection


Oracleポータル・リポジトリの接続を作成します。

オンライン

setJCRPortalConnection


既存のOracleポータル・リポジトリの接続を編集します。

オンライン

listJCRPortalConnections


指定されたアプリケーションに対して構成されているすべてのOracle Portal接続を一覧表示します。

オンライン

createJCRFileSystemConnection


ファイル・システムへの接続を作成します。

オンライン

setJCRFileSystemConnection


既存のファイル・システム・リポジトリの接続を編集します。

オンライン

listJCRFileSystemConnections


指定されたアプリケーションに対して構成されている個々またはすべてのファイル・システム接続を一覧表示します。

オンライン

createJCRSharePointConnection


Microsoft SharePoint 2007リポジトリ接続を作成します。

オンライン

setJCRSharePointConnection


Microsoft SharePoint 2007リポジトリ接続を編集します。

オンライン

listJCRSharePointConnections


指定されたアプリケーションに対して構成されているすべてのMicrosoft SharePoint 2007接続を一覧表示します。

オンライン

listDocumentsSpacesProperties


WebCenter Portalで使用中のバックエンドのContent Serverのプロパティを一覧表示します。

オンライン

setDocumentsSpacesProperties


WebCenter Portalで使用されるバックエンドのContent Serverのプロパティを変更します。

オンライン

deleteDocumentsSpacesProperties


WebCenter Portalで使用されるバックエンドのContent Serverのプロパティを削除します。

オンライン

exportFoldersGData


Folders_gデータを指定された場所にエクスポートします。

オンライン

migrateFoldersGDataToFrameworkFolders


Folders_gデータをFrameworkFoldersに移行します。

オンライン


10.6.1 createJCRContentServerConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.1.1 説明

指定されたアプリケーション用のOracle WebCenter Contentリポジトリへの接続を作成します。

10.6.1.2 構文

createJCRContentServerConnection(appName, name, socketType, [url, serverHost, 
serverPort, keystoreLocation, keystorePassword, privateKeyAlias, 
privateKeyPassword, webContextRoot, clientSecurityPolicy, cacheInvalidationInterval, binaryCacheMaxEntrySize, 
adminUsername, adminPassword, extAppId, timeout, isPrimary, server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。
socketType
Oracle WebCenter ContentのContent Serverが、コンテンツ・サーバー・リスナー・ポートとWebサーバー・フィルタのどちらで接続するか、リスナー・ポートでSSLが有効になっているかどうかを指定します。

有効な値は、socketwebsocketsslおよびjaxws。このオプションは、デフォルト値はありません。

次の値から選択します。

  • socket: intradocソケットの接続を使用してContent Serverに接続します。Content Server内の認可されたアドレスのリストにクライアントIPアドレスを追加する必要があります。この場合は、Oracle WebCenter Portalが実行されているマシンがクライアントになります。

  • socketssl - intradocソケットの接続を使用して、SSLプロトコルを使用して保護されたContent Serverに接続します。接続できるようにするために、サーバーのトラスト・ストアにクライアント証明書をインポートする必要があります。これは、最も保護されたオプションであり、IDを伝播する必要がある場合にお薦めします(たとえば、WebCenter Portal内)。

  • web - HTTP(S)接続を使用してContent Serverに接続します。WebCenter Portalの場合、このオプションはアクティブな接続(ポータル固有のドキュメントおよびホーム・ポータル・ドキュメントを格納するために使用されているバックエンドのContent Serverリポジトリ)に適していません。それはIDの伝播を許可されていないためです。

  • jaxws - Java API for XML Web Services接続を使用してContent Serverに接続します。

url
オプション。コンテンツ・サーバーのURL。socketTypewebまたはjaxwsに設定されている場合にのみ必要です。

URLは次の形式で指定する必要があります。

http://hostname:port/web_root/plugin_root

For example: http://mycontentserver/cms/idcplg

serverHost
オプション。Content Serverを実行しているマシンのホスト名。socketTypesocketまたはsocketsslに設定されている場合に必要になります。
serverPort
オプション。Content Serverがリスニングするポート。socketTypesocketまたはsocketsslに設定されている場合に必要になります。
  • Socket - サーバー内のincomingプロバイダに対して指定するポート。

  • Socket SSL - サーバー内のsslincomingプロバイダに対して指定するポート。

このプロパティは、Content Server構成ファイル内のIntradocServerPort設定に対応しています。これは、デフォルトでポート4444になります。

keystoreLocation
オプション。セキュリティ・アサーションに署名するために使用した秘密鍵を含むキー・ストアの場所を示します。socketTypesocketsslに設定されている場合にのみ必要です。

キー・ストアの場所は、絶対パスである必要があります。

keystorePassword
オプション。キー・ストアにアクセスするために必要なパスワードを示します。socketTypesocketsslに設定されている場合にのみ必要です。
privateKeyAlias
オプション。クライアントのキー・ストア内の秘密鍵別名を示します。このキーを使用すると、サーバーのメッセージに署名することができます。この秘密鍵に対応する公開鍵をサーバーのキーストアにインポートする必要があります。

socketTypesocketsslに設定されている場合にのみ必要です。この引数の値は、文字列であり、特殊文字もスペースも含まない必要があります。

privateKeyPassword
オプション。キー・ストア内の秘密鍵別名に使用するパスワードを示します。socketTypesocketsslに設定されている場合にのみ必要です。
webContextRoot
オプション。Content ServerのWebサーバー・コンテキスト・ルート。/<context_root>の形式を使用します。たとえば、/csです。

指定した場合、アプリケーションでiFrameに基づいたいくつかのOracle WebCenter Content機能が使用可能になります。これには、次のものがあります。

  • Content Serverに新規または更新済ファイルをアップロードするときのファイルとコンテンツ・プロファイルの関連付け。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』の新規ファイルのアップロードに関する項および既存のファイルの新規バージョンのアップロードに関する項を参照してください。

  • Oracle AutoVueで使用可能なドキュメント確認機能の使用。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のOracle AutoVueを使用したドキュメントに対するコラボレーションに関する説明を参照してください。

  • 詳細なドキュメント・プロパティの編集。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のファイル・プロパティの使用に関する項を参照してください。

  • フォルダおよびファイル・ワークフローの詳細の表示。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のワークフロー対応コンテンツの使用に関する説明を参照してください。

  • スライド・ビューアでのファイルのプレビュー。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』のファイルのオープンに関する項を参照してください。

  • Site Studioの統合

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用』を参照してください。

webContextRootは、認証にIDENTITY_PROPAGATIONが使用されている場合、つまり、extAppIdが空の文字列に設定されている場合にのみ適用できます。

注意: これらのOracle WebCenter Contentの機能を完全に有効にするには、Oracle HTTPS Server (OHS)を介してWebCenter Portal(またはPortal Frameworkアプリケーション)にアクセスし、コンテンツ・サーバーとアプリケーションを、同じホストおよびポートの下で公開する必要があります。アプリケーションとコンテンツ・サーバーの両方で、シングル・サインオンを使用することも必要です。フロントエンドのWebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーションに対するOHSの設定の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のコンテンツ・サーバーの構成に関する項を参照してください。

アプリケーションが複数のContent Serverに接続している場合、OHSのリダイレクトが適切に機能するように各Content Serverに一意のWebサーバー・コンテキスト・ルートを設定することをお薦めします。

clientSecurityPolicy
オプション。socketTypejaxwsである場合に使用されるクライアント・セキュリティ・ポリシー。例: oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_policy

グローバル・ポリシー・アタッチメント(GPA)がサポートされている環境の場合は、フィールドを空白のままにします。

cacheInvalidationInterval
オプション。外部Content Serverのコンテンツの変更を確認する間隔(分単位)。WebCenter Portalは、変更されたアイテムをキャッシュから自動的にクリアします。最小の間隔は2分です。

デフォルトでは、キャッシュの無効化は無効(0と指定されている)で、コンテンツ変更に対して定期的なチェックは行われません。

binaryCacheMaxEntrySize
オプション。Content Serverバイナリ・ドキュメントのキャッシュ可能な最大サイズ(バイト単位)。このサイズより大きいドキュメントは、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションによってキャッシュされません。

デフォルトは102400バイト(100K)です。

この値は、ご使用のマシンのメモリー構成およびキャッシュする予定のバイナリ・ドキュメントのタイプに基づいて調整します。Coherenceが有効でないかぎり、キャッシュには最大合計サイズがないことに注意してください。

Coherenceを使用している場合、さらに、バイナリ・キャッシュのために使用されるメモリーの総量を指定できます。この理由で、Coherenceの使用が、本番環境では推奨、高可用性(HA)環境では必須です。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』でContent Presenterのキャッシュ設定の変更に関する項を参照してください。

Content Serverに格納されている大部分のドキュメントは、バイナリ・コンテンツ、つまりイメージ、プレーン・テキスト、Wordドキュメントなどとみなされます。唯一の例外はCDFデータ・ファイルに格納されるSite Studioコンテンツで、これは仮想コンテンツ・リポジトリ(VCR)キャッシュ(またはノード・キャッシュ)に個別にキャッシュされます。

adminUsername
オプション。このContent Serverインスタンスの管理権限を持つユーザー名。このユーザーは、プロファイルに基づいてコンテンツ・タイプ情報をフェッチするため、およびキャッシュ無効化の目的でドキュメントの変更を追跡するために使用されます。

デフォルトはsysadminです。

adminPassword
オプション。adminUsernameに指定されているContent Server管理者のパスワード。socketTypewebに設定されている場合に必要です。
extAppId
オプション。Content Serverに対してユーザーを認証するために使用される外部アプリケーション。この値は、既存の外部アプリケーション接続の名前と一致する必要があります。「listExtAppConnections」も参照してください。extAppIdを指定しない場合、認証メソッドまたは外部アプリケーションIDを変更しません。

extAppIdに空の文字列を設定すると、認証メソッドとして、IDENTITY_PROPAGATIONを使用します。このメソッドを使用すると、アプリケーションおよびContent Serverでは、同じアイデンティティ・ストアを使用してユーザーが認証されます。socketTypewebに設定されている場合は、extAppIDが必須になることに注意してください。

timeout
接続タイムアウト・メッセージが表示されるまでContent Serverへのログインに許容される時間の長さ(ミリ秒単位)、および接続タイプがwebsocketおよびsocketsslのすべてのサービス・リクエストで使用されるRIDCソケット・タイムアウト。

タイムアウト・プロパティが設定されていない場合は、次の値が使用されます。

  • ログイン・タイムアウト: oracle.webcenter.contentリソースのデフォルトの同時実行性タイムアウトが使用されます(30秒または30000ミリ秒)。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパフォーマンスおよびチューニング・ガイド』の同時実行性管理の構成に関する項を参照してください。

  • RIDCソケット・タイムアウト: 接続タイプがsocketsocketsslまたはwebのすべてのサービス・リクエストに対して、デフォルトのRIDCソケット・タイムアウト(60秒または60000ミリ秒)が使用されます。

timeoutプロパティが設定されており、接続タイプがsocketsocketsslまたはwebの場合は、RIDCソケット・タイムアウトが短縮され、長時間実行中のリクエストがタイムアウトする可能性が高くなるため、60000ミリ秒未満の値を指定しないことをお薦めします。たとえば、長時間実行中の検索、長時間に及ぶファイルのアップロード、長時間に及ぶコピー操作などでタイムアウトが発生する可能性があります。

isPrimary
オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)。

1の場合、この接続をドキュメント・サービスのプライマリ接続として使用することが指定されます。

この引数のデフォルトは、0です。省略するか0に設定した場合、ドキュメントに使用するプライマリ接続は変更されません。

WebCenter Portalでは、プライマリ接続はポータル固有のコンテンツおよびホーム・ポータル・コンテンツの格納に使用されます。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.1.3

次の例では、ポート4444myhost.comで実行中のOracle WebCenter Contentリポジトリへのソケットベース接続を作成します。認証のために、myExtAppという名前の既存の外部アプリケーションを使用します。「createExtAppConnection」も参照してください。

wls:/weblogic/serverConfig> createJCRContentServerConnection(appName='webcenter', 
name='myContentServerConnection', socketType='socket', 
serverHost='myhost.com', serverPort=4444, extAppId='myExtApp', 
isPrimary=1)

次の例では、Oracle WebCenter ContentリポジトリへのSSLソケットベース接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createJCRContentServerConnection(appName='webcenter', 
name='myContentServerConnection', socketType='socketssl', 
serverHost='myhost.com', serverPort=4444, keystoreLocation='d:/keys/here', keystorePassword='AlphaSquad7', 
privateKeyAlias='enigma', privateKeyPassword='S0larPl3x1s', 
extAppId='myExtApp')

次の例では、Oracle WebCenter ContentリポジトリへのJAX-WS (Java API for XML Web Services)接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createJCRContentServerConnection(appName='webcenter', 
name='myContentServerConnection', socketType='jaxws', url='http://myhost.com:9044/idcnativews', clientSecurityPolicy='oracle/wss10_saml_token_client_policy')

10.6.2 setJCRContentServerConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.2.1 説明

既存のOracle WebCenter Contentリポジトリ接続を編集します。このコマンドを使用すると、appNamenameの値および1つの追加引数を指定する必要があります。

10.6.2.2 構文

setJCRContentServerConnection(appName, name, [socketType, url, serverHost, 
serverPort, keystoreLocation, keystorePassword, privateKeyAlias, 
privateKeyPassword, webContextRoot, clientSecurityPolicy, 
cacheInvalidationInterval, binaryCacheMaxEntrySize, adminUsername, adminPassword, 
extAppId, timeout, isPrimary, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のOracle WebCenter Contentリポジトリ接続の名前。
socketType
オプション。Oracle WebCenter ContentのContent Serverが、コンテンツ・サーバー・リスナー・ポートとWebサーバー・フィルタのどちらで接続するか、リスナー・ポートでSSLが有効になっているかどうかを指定します。

有効な値は、socketwebおよびsocketsslです。このオプションは、デフォルト値はありません。

次の値から選択します。

  • socket: intradocソケットの接続を使用してContent Serverに接続します。Content Server内の認可されたアドレスのリストにクライアントIPアドレスを追加する必要があります。この場合は、Oracle WebCenter Portalが実行されているマシンがクライアントになります。

  • socketssl - intradocソケットの接続を使用して、SSLプロトコルを使用して保護されたContent Serverに接続します。接続できるようにするために、サーバーのトラスト・ストアにクライアント証明書をインポートする必要があります。これは、最も保護されたオプションであり、IDを伝播する必要がある場合にお薦めします(たとえば、WebCenter Portal内)。

  • web - HTTP(S)接続を使用してContent Serverに接続します。WebCenter Portalの場合、このオプションはアクティブな接続(ポータル固有のドキュメントおよびホーム・ポータル・ドキュメントを格納するために使用されているバックエンドのContent Serverリポジトリ)に適していません。それはIDの伝播を許可されていないためです。

  • jaxws - Java API for XML Web Services接続を使用してContent Serverに接続します。

url
オプション。コンテンツ・サーバーのURL。socketTypewebまたはjaxwsに設定されている場合にのみ必要です。

URLは次の形式で指定する必要があります。

http://hostname:port/web_root/plugin_root

For example: http://mycontentserver/cms/idcplg

serverHost
オプション。Content Serverを実行しているマシンのホスト名。socketTypesocketまたはsocketsslに設定されている場合に必要になります。
serverPort
オプション。Content Serverがリスニングするポート。socketTypesocketまたはsocketsslに設定されている場合に必要になります。
  • Socket - サーバー内のincomingプロバイダに対して指定するポート。

  • Socket SSL - サーバー内のsslincomingプロバイダに対して指定するポート。

たとえば、4444です。

keystoreLocation
オプション。セキュリティ・アサーションに署名するために使用した秘密鍵を含むキー・ストアの場所を示します。socketTypesocketsslに設定されている場合にのみ必要です。

キー・ストアの場所は、絶対パスである必要があります。

keystorePassword
オプション。キー・ストアにアクセスするために必要なパスワードを示します。socketTypesocketsslに設定されている場合にのみ必要です。
privateKeyAlias
オプション。クライアントのキー・ストア内の秘密鍵別名を示します。socketTypesocketsslに設定されている場合にのみ必要です。

この引数の値は、文字列であり、特殊文字もスペースも含まない必要があります。

privateKeyPassword
オプション。キー・ストア内の秘密鍵別名に使用するパスワードを示します。socketTypesocketsslに設定されている場合にのみ必要です。
webContextRoot
オプション。Content ServerのWebサーバー・コンテキスト・ルート。/<context_root>の形式を使用します。たとえば、/csです。

指定した場合、WebCenter PortalまたはPortal FrameworkアプリケーションでiFrameに基づいたいくつかのOracle WebCenter Content機能(スライド・ビューアでのファイルのプレビューなど)が使用可能になります。

注意: これらの機能を完全に有効にするには、Oracle HTTPS Server (OHS)を介してWebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションにアクセスし、コンテンツ・サーバーとアプリケーションを、同じホストおよびポートの下で公開する必要があります。さらに、アプリケーションとコンテンツ・サーバーの両方で、シングル・サインオンを使用することも必要です。フロントエンドのWebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーションに対するOHSの設定の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のコンテンツ・サーバーの構成に関する項を参照してください。

webContextRootは、認証にIDENTITY_PROPAGATIONが使用されている場合、つまり、extAppIdが空の文字列に設定されている場合にのみ適用できます。

clientSecurityPolicy
オプション。socketTypejaxwsである場合に使用されるクライアント・セキュリティ・ポリシー。例: oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_policy

グローバル・ポリシー・アタッチメント(GPA)がサポートされている環境の場合は、フィールドを空白のままにします。

cacheInvalidationInterval
オプション。外部Content Serverのコンテンツの変更を確認する間隔(分単位)。WebCenter Portalは、変更されたアイテムをキャッシュから自動的にクリアします。最小の間隔は2分です。

デフォルトでは、キャッシュの無効化は無効(0と指定されている)で、コンテンツ変更に対して定期的なチェックは行われません。

binaryCacheMaxEntrySize
オプション。Content Serverバイナリ・ドキュメントのキャッシュ可能な最大サイズ(バイト単位)。このサイズより大きいドキュメントは、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションによってキャッシュされません。デフォルトは102400バイト(100K)です。

この値は、ご使用のマシンのメモリー構成およびキャッシュする予定のバイナリ・ドキュメントのタイプに基づいて調整します。Coherenceが有効でないかぎり、キャッシュには最大合計サイズがないことに注意してください。

Coherenceを使用している場合、さらに、バイナリ・キャッシュのために使用されるメモリーの総量を指定できます。この理由で、Coherenceの使用が、本番環境では推奨、高可用性(HA)環境では必須です。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』でContent Presenterのキャッシュ設定の変更に関する項を参照してください。

Content Serverに格納されている大部分のドキュメントは、バイナリ・コンテンツ、つまりイメージ、プレーン・テキスト、Wordドキュメントなどとみなされます。唯一の例外はCDFデータ・ファイルに格納されるSite Studioコンテンツで、これは仮想コンテンツ・リポジトリ(VCR)キャッシュ(またはノード・キャッシュ)に個別にキャッシュされます。

adminUsername
オプション。このContent Serverインスタンスの管理権限を持つユーザー名。このユーザーは、プロファイルに基づいてコンテンツ・タイプ情報をフェッチするため、およびキャッシュ無効化の目的でドキュメントの変更を追跡するために使用されます。

デフォルトはsysadminです。

adminPassword
オプション。adminUsernameに指定されているContent Server管理者のパスワード。socketTypewebに設定されている場合に必要です。
extAppId
オプション。Content Serverに対してユーザーを認証するために使用される外部アプリケーション。この値は、既存の外部アプリケーション接続の名前と一致する必要があります。「listExtAppConnections」も参照してください。extAppIdを指定しない場合、認証メソッドまたは外部アプリケーションIDを変更しません。

extAppIdに空の文字列を設定すると、認証メソッドとして、IDENTITY_PROPAGATIONを使用します。このメソッドを使用すると、アプリケーションおよびContent Serverでは、同じアイデンティティ・ストアを使用してユーザーが認証されます。

timeout
接続タイムアウト・メッセージが表示されるまでContent Serverへのログインに許容される時間の長さ(ミリ秒単位)、および接続タイプがwebsocketおよびsocketsslのすべてのサービス・リクエストで使用されるRIDCソケット・タイムアウト。

タイムアウト・プロパティが設定されていない場合は、次の値が使用されます。

  • ログイン・タイムアウト: oracle.webcenter.contentリソースのデフォルトの同時実行性タイムアウトが使用されます(30秒または30000ミリ秒)。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパフォーマンスおよびチューニング・ガイド』の同時実行性管理の構成に関する項を参照してください。

  • RIDCソケット・タイムアウト: 接続タイプがsocketsocketsslまたはwebのすべてのサービス・リクエストに対して、デフォルトのRIDCソケット・タイムアウト(60秒または60000ミリ秒)が使用されます。

timeoutプロパティが設定されており、接続タイプがsocketsocketsslまたはwebの場合は、RIDCソケット・タイムアウトが短縮され、長時間実行中のリクエストがタイムアウトする可能性が高くなるため、60000ミリ秒未満の値を指定しないことをお薦めします。たとえば、長時間実行中の検索、長時間に及ぶファイルのアップロード、長時間に及ぶコピー操作などでタイムアウトが発生する可能性があります。

isPrimary
オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)。

1の場合、この接続をアプリケーション内のドキュメント・サービスでプライマリ接続として使用することが指定されます。

この引数のデフォルトは、0です。省略するか0に設定した場合、ドキュメントに使用するプライマリ接続は変更されません。

WebCenter Portalでは、プライマリ接続はポータル固有のコンテンツおよびホーム・ポータル・コンテンツの格納に使用されます。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.2.3

次の例では、Oracle WebCenter Contentリポジトリへのソケットベース接続を編集します。

wls:/weblogic/serverConfig>setJCRContentServerConnection(appName='webcenter', 
name='myContentServerConnection', socketType='socket', 
serverHost='myhost.com',  serverPort=4444, 
extAppId='myExtApp', isPrimary=1)

次の例では、Oracle WebCenter ContentリポジトリへのSSLソケットベース接続を編集します。

wls:/weblogic/serverConfig>setJCRContentServerConnection(appName='webcenter', 
name='myContentServerConnection', socketType='socketssl', 
serverHost='myhost.com', serverPort=8443, 
keystoreLocation='d:/keys/here', keystorePassword='T0PS3CR3T', 
privateKeyAlias='TekJansen', privateKeyPassword='LadyNocturne', 
extAppId='myExtApp', isPrimary=1)

次の例では、Oracle WebCenter ContentリポジトリへのJAX-WS (Java API for XML Web Services)接続を編集します。

wls:/weblogic/serverConfig> setJCRContentServerConnection(appName='webcenter', 
socketType='jaxws', url='http://myhost.com:9044/idcnativews', 
clientSecurityPolicy='oracle/wss10_saml_token_client_policy')

10.6.3 listJCRContentServerConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.3.1 説明

引数を指定せずに、このコマンドを使用すると、指定されたアプリケーションに対して構成されているすべてのOracle WebCenter Contentリポジトリの接続が一覧表示されます。

10.6.3.2 構文

listJCRContentServerConnections(appName, [verbose, name, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

verbose
オプション。コンテンツ・リポジトリ接続の詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listJCRContentServerConnectionsによって、指定されたアプリケーションに対して構成されているすべてのOracle WebCenter Contentリポジトリの接続およびその詳細が一覧表示されます。

0に設定すると、接続名のみが一覧表示されます。

この引数のデフォルトは、0です。

name
オプション。既存のOracle WebCenter Contentリポジトリ接続の名前。

指定した場合、特定のOracle WebCenter Contentリポジトリの接続に関する詳細を表示できます。nameの値を指定すると、verboseの値を指定する必要があります。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.3.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)に対して構成されているOracle WebCenter Contentリポジトリの接続を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listJCRContentServerConnections(appName='webcenter')

次の例では、myContentServerConnection1という名前のOracle WebCenter Contentリポジトリの接続のすべてのプロパティを一覧表示します。myContentServerConnection1という名前の接続が存在し、それがOracle WebCenter Contentリポジトリ接続である必要があります。たとえば、Oracle Portalの接続を指定すると、プロパティは表示されず、エラーが表示されます。

wls:/weblogic/serverConfig>listJCRContentServerConnections(appName='webcenter', 
verbose=1, name='myContentServerConnection1')

10.6.4 createJCRPortalConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.4.1 説明

指定されたアプリケーションのOracle Portalリポジトリの接続を作成します。

10.6.4.2 構文

createJCRPortalConnection(appName, name, dataSource, [extAppId, isPrimary, timeout, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。
dataSource
ポータルに接続するために使用されるJNDI DataSourceの場所を示します。例: jdbc/MyPortalDS

データ・ソースは、アプリケーションがデプロイされているサーバーに存在する必要があります。

extAppId
オプション。Oracle Portalに対してユーザーを認証するために使用される外部アプリケーション。この値は、既存の外部アプリケーション接続の名前と一致する必要があります。「listExtAppConnections」も参照してください。extAppIdを指定しない場合、認証メソッドまたは外部アプリケーションIDを変更しません。

extAppIdに空の文字列を設定すると、認証メソッドとして、IDENTITY_PROPAGATIONを使用します。このメソッドを使用すると、アプリケーションおよびOracle Portalでは、同じIDストアを使用してユーザーが認証されます。

timeout
オプション。Oracle Portalへのログインが許可される時間の長さ(ミリ秒単位)。この時間が経過すると、接続タイムアウト・メッセージが発行されます。

タイムアウトが設定されない場合は、oracle.webcenter.contentリソースのデフォルトの同時実行性タイムアウトが使用されます(30秒または30000ミリ秒)。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパフォーマンスおよびチューニング・ガイド』の同時実行性管理の構成に関する項を参照してください。

isPrimary
オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)。

1の場合、この接続をアプリケーション内のドキュメント・サービスでプライマリ接続として使用することが指定されます。

この引数のデフォルトは、0です。省略するか0に設定した場合、ドキュメントに使用するプライマリ接続は変更されません。

WebCenter Portalでは、プライマリ接続はOracle WebCenter Contentリポジトリ接続である必要があります。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.4.3

次の例は、データ・ソースjdbc/portalDSを使用してmyPortalConnectionという名前のOracle Portal接続を作成し、認証のためにmyExtAppという名前の外部アプリケーションを使用することを指定します。

wls:/weblogic/serverConfig> createJCRPortalConnection(appName='myApp',
name='myPortalConnection', dataSource='jdbc/portalDS', extAppId='myExtApp', 
isPrimary=1)

10.6.5 setJCRPortalConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.5.1 説明

既存のOracleポータルの接続を編集します。このコマンドを使用すると、dataSourceまたはisPrimary引数の値を指定する必要があります。

10.6.5.2 構文

setJCRPortalConnection(appName, name, [dataSource, extAppId, timeout, isPrimary, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のOracleポータルの接続の名前を示します。
dataSource
オプション。ポータルに接続するために使用されるJNDI DataSourceの場所を示します。例: jdbc/MyPortalDS

データ・ソースは、アプリケーションがデプロイされているサーバーに存在する必要があります。

extAppId
オプション。Oracle Portalに対してユーザーを認証するために使用される外部アプリケーション。この値は、既存の外部アプリケーション接続の名前と一致する必要があります。「listExtAppConnections」も参照してください。extAppIdを指定しない場合、認証メソッドまたは外部アプリケーションIDを変更しません。

extAppIdに空の文字列を設定すると、認証メソッドとして、IDENTITY_PROPAGATIONを使用します。このメソッドを使用すると、アプリケーションおよびOracle Portalでは、同じIDストアを使用してユーザーが認証されます。

timeout
オプション。Oracle Portalへのログインが許可される時間の長さ(ミリ秒単位)。この時間が経過すると、接続タイムアウト・メッセージが発行されます。

タイムアウトが設定されない場合は、oracle.webcenter.contentリソースのデフォルトの同時実行性タイムアウトが使用されます(30秒または30000ミリ秒)。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパフォーマンスおよびチューニング・ガイド』の同時実行性管理の構成に関する項を参照してください。

isPrimary
オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)。

1の場合、この接続をアプリケーション内のドキュメント・サービスでプライマリ接続として使用することが指定されます。

この引数のデフォルトは、0です。省略するか0に設定した場合、ドキュメントに使用するプライマリ接続は変更されません。

WebCenter Portalでは、プライマリ接続はOracle WebCenter Contentリポジトリ接続である必要があります。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.5.3

次の例は、Oracle Portalリポジトリ接続の詳細情報を編集します。

wls:/weblogic/serverConfig> setJCRPortalConnection(appName='webcenter', 
name='myPortalConnection', dataSource='/newPortalDS', extAppId='myExtApp', 
isPrimary=0)

10.6.6 listJCRPortalConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.6.1 説明

このコマンドは、引数を指定せずに使用すると、指定されたアプリケーションに対して構成されているすべてのOracle Portal接続を一覧表示します。

10.6.6.2 構文

listJCRPortalConnections(appName, [verbose, name, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

verbose
オプション。コンテンツ・リポジトリ接続の詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listJCRPortalConnectionsによって、アプリケーションに対して構成されているすべてのOracle Portal接続およびその詳細が一覧表示されます。

0に設定すると、接続名のみが一覧表示されます。

この引数のデフォルトは、0です。

name
オプション。既存のOracleポータルの接続の名前を示します。指定した場合、特定のOracleポータルの接続に関する詳細情報を表示できます。nameの値を指定すると、verboseの値を指定する必要があります。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.6.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)に対して構成されているすべてのOracle Portal接続を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listJCRPortalConnections(appName='webcenter', 
verbose=1, name='myPortalConnection')

10.6.7 createJCRFileSystemConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.7.1 説明

ファイル・システム・リポジトリへの接続を作成します。


注意:

本番またはエンタープライズ・アプリケーションのデプロイメントにファイル・システム接続を使用してはいけません。この機能は、開発のためにのみ提供されています。

10.6.7.2 構文

createJCRFileSystemConnection(appName, name, path, [isPrimary, server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。
path
このファイル・システムに接続して内容をエクスポーズする必要があるフォルダへの絶対パスを示します。

たとえば、C:\ProjectDocumentsという名前のフォルダがあり、アプリケーションでそのフォルダの下にコンテンツを公開する必要がある場合、このフォルダをこのコマンドへのパス引数として指定する必要があります。

isPrimary
オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

1の場合、この接続をドキュメント・サービスのプライマリ接続として使用することが指定されます。

0に設定し、かつ指定した接続がドキュメント・サービスに使用されているプライマリ接続である場合、プライマリ接続がリセットされます。このパラメータが設定されていない場合、ドキュメント・サービスに使用するプライマリ接続は変更されません。この引数は、デフォルト値はありません。

WebCenter Portalでは、プライマリ接続はOracle WebCenter Contentリポジトリ接続である必要があります。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.7.3

次の例は、ファイル・システム・リポジトリへの接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createJCRFileSystemConnection(appName='webcenter', 
name='FSAConnection', path='C:\\ProjectDocuments')

10.6.8 setJCRFileSystemConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.8.1 説明

既存のファイル・システム・リポジトリの接続を編集します。このコマンドを使用する場合、pathまたはisPrimary引数の値を指定する必要があります。


注意:

本番またはエンタープライズ・アプリケーションのデプロイメントにファイル・システム接続を使用してはいけません。この機能は、開発のためにのみ提供されています。

10.6.8.2 構文

setJCRFileSystemConnection(appName, name, [path, isPrimary, server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
ドキュメント・サービスに使用する接続の名前。
path
このファイル・システムに接続して内容をエクスポーズする必要があるフォルダへの絶対パスを示します。

たとえば、C:\ProjectDocumentsという名前のフォルダがあり、アプリケーションでそのフォルダの下にコンテンツを公開する必要がある場合、このフォルダをこのコマンドへのパス引数として指定する必要があります。

isPrimary
オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

1の場合、この接続をドキュメント・サービスのプライマリ接続として使用することが指定されます。

0に設定し、かつ指定した接続がドキュメント・サービスに使用されているプライマリ接続である場合、プライマリ接続がリセットされます。このパラメータが設定されていない場合、ドキュメント・サービスに使用するプライマリ接続は変更されません。この引数は、デフォルト値はありません。

WebCenter Portalでは、プライマリ接続はOracle WebCenter Contentリポジトリ接続である必要があります。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.8.3

この例は、ファイル・システム・リポジトリの接続に関する詳細情報を編集します。

wls:/weblogic/serverConfig> setJCRFileSystemConnection(appName='webcenter', 
name='FSAConnection', path='C:\\ProjectDocuments')

10.6.9 listJCRFileSystemConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.9.1 説明

このコマンドは、引数を指定せずに使用すると、指定されたアプリケーションに対して設定したすべてのファイル・システム接続が指定されます。


注意:

本番またはエンタープライズ・アプリケーションのデプロイメントにファイル・システム接続を使用してはいけません。この機能は、開発のためにのみ提供されています。

10.6.9.2 構文

listJCRFileSystemConnections(appName, [verbose, name, server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

verbose
オプション。コンテンツ・リポジトリ接続の詳細情報を冗長モードで表示します。

有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listJCRFileSystemConnectionsによって、指定されたアプリケーションに対して構成されているすべてのファイル・システム接続およびそれらの詳細が一覧表示されます。

0に設定すると、接続名のみが一覧表示されます。

この引数のデフォルトは、0です。

name
オプション。既存のファイル・システム接続の名前を示します。指定した場合、特定のファイル・システム接続に関する詳細情報を表示できます。nameの値を指定すると、verboseの値を指定する必要があります。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.9.3

次の例は、WebCenter Portal (webcenter)に対して設定したすべてのファイル・システム接続を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listJCRFileSystemConnections(appName='webcenter')

次の例は、冗長モードで設定したすべてのファイル・システム接続を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listJCRFileSystemConnections(appName='webcenter', 
verbose=1)

10.6.10 createJCRSharePointConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.10.1 説明

指定されたアプリケーション用のMicrosoft SharePoint 2007リポジトリへの接続を作成します。

10.6.10.2 構文

createJCRSharePointConnection(appName, name, url, [likeLimit, extAppId, timeout, isPrimary, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。
url
接続するSharePointサイトのWebアドレス。

たとえば、SharePointサイト・アドレスがhttp://mysharepoint.mycompany.comである場合、url引数にこの値を入力します。

likeLimit
オプション。LIKE演算子が照合する文字数。デフォルトは64です。

SharePoint問合せ言語は、検索パターンが一致するURL(ドキュメント・パス)による問合せを抑制するためにLIKEキーワードを使用します。デフォルトでは、LIKE演算子は、最大64文字の文字列に対するパターン照合をサポートしています。この引数を使用して、異なる文字制限(1から64までの任意の正の整数)を指定するか、likeLimit=0を入力してLIKE制限を無効化(Microsoft SharePointサーバーに完全な問合せ文字列を常に送信)します。

デフォルト値(64)をお薦めします。WLSTコマンドcreateJCRSharePointConnectionを使用して接続を作成する場合はこの引数を指定する必要はありません。

注意: ご使用のSharePointインスタンスで64文字を超えるURLのLIKE問合せがサポートされている場合のみ、64を超える値を指定します。

extAppId
オプション。SharePointリポジトリに対してユーザーを認証するために使用される外部アプリケーション。この値は、既存の外部アプリケーション接続の名前と一致する必要があります。「listExtAppConnections」も参照してください。

extAppIdが設定されていない場合、SharePointリポジトリ接続は機能しません。

extAppIdは、setJCRSharePointConnection コマンドを使用していつでも設定または変更できます。

timeout
オプション。SharePointリポジトリへのログインが許可される時間の長さ(ミリ秒単位)。この時間が経過すると、接続タイムアウト・メッセージが発行されます。

タイムアウトが設定されない場合は、oracle.webcenter.contentリソースのデフォルトの同時実行性タイムアウトが使用されます(30秒または30000ミリ秒)。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパフォーマンスおよびチューニング・ガイド』の同時実行性管理の構成に関する項を参照してください。

isPrimary
オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

1の場合、この接続をドキュメント・サービスのプライマリ接続として使用することが指定されます。

この引数のデフォルトは、0です。このパラメータを省略した場合、ドキュメント・サービスに使用するプライマリ接続は変更されません。

WebCenter Portalでは、プライマリ接続はOracle WebCenter Contentリポジトリ接続である必要があります

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.10.3

次の例では、Microsoft SharePointサイトへの接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createJCRSharePointConnection(appName='webcenter', name='MySPConnection', url='http://mysharepoint.mycompany.com', extAppId='myExtApp')

10.6.11 setJCRSharePointConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.11.1 説明

既存のMicrosoft SharePoint 2007リポジトリ接続を編集します。このコマンドでは、appNamenameの値および少なくとも1つの追加引数を指定する必要があります。

10.6.11.2 構文

setJCRSharePointConnection(appName, name, [url, likeLimit, extAppId, timeout, isPrimary, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のSharePoint接続の名前。
url
オプション。接続するSharePointサイトのWebアドレス。

たとえば、SharePointサイト・アドレスがhttp://mysharepoint.mycompany.comである場合、url引数にこの値を入力します。

likeLimit
オプション。LIKE演算子が照合する文字数。デフォルトは64です。

SharePoint問合せ言語は、検索パターンが一致するURL(ドキュメント・パス)による問合せを抑制するためにLIKEキーワードを使用します。デフォルトでは、LIKE演算子は、最大64文字の文字列に対するパターン照合をサポートしています。この引数を使用して、異なる文字制限(1から64までの任意の正の整数)を指定するか、likeLimit=0を入力してLIKE制限を無効化(Microsoft SharePointサーバーに完全な問合せ文字列を常に送信)します。

デフォルト値(64)をお薦めします。このデフォルトは、ほとんどのインスタンスに適しており、通常、新しい値を設定する必要はありません。デフォルトをリセットするには、likeLimit=''またはlikeLimit=64を指定します。

注意: ご使用のSharePointインスタンスで64文字を超えるURLのLIKE問合せがサポートされている場合のみ、64を超える値を指定します。

extAppId
オプション。SharePointリポジトリに対してユーザーを認証するために使用される外部アプリケーション。この値は、既存の外部アプリケーション接続の名前と一致する必要があります。「listExtAppConnections」も参照してください。extAppIdが設定されていない場合、現在の外部アプリケーションIDは変更されません。

外部アプリケーションが設定されていない場合、SharePoint接続は機能しません。

timeout
オプション。SharePointリポジトリへのログインが許可される時間の長さ(ミリ秒単位)。この時間が経過すると、接続タイムアウト・メッセージが発行されます。

タイムアウトが設定されない場合は、oracle.webcenter.contentリソースのデフォルトの同時実行性タイムアウトが使用されます(30秒または30000ミリ秒)。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパフォーマンスおよびチューニング・ガイド』の同時実行性管理の構成に関する項を参照してください。

isPrimary
オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

1の場合、この接続をドキュメント・サービスのプライマリ接続として使用することが指定されます。

0に設定し、かつ指定した接続がドキュメント・サービスに使用されているプライマリ接続である場合、プライマリ接続がリセットされます。このパラメータが設定されていない場合、ドキュメントに使用するプライマリ接続は変更されません。

この引数は、デフォルト値はありません。

WebCenter Portalでは、プライマリ接続はOracle WebCenter Contentリポジトリ接続である必要があります

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.11.3

次の例では、SharePointリポジトリ接続の詳細を編集します。

wls:/weblogic/serverConfig> setJCRSharePointConnection(appName='webcenter', name='MySPConnection', url='http://mysharepoint.mycompany.com', extAppId='myExtApp')

10.6.12 listJCRSharePointConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.12.1 説明

このコマンドは、引数を指定せずに使用すると、指定されたアプリケーションに対して構成されているすべてのSharePoint接続を一覧表示します。

10.6.12.2 構文

listJCRSharePointConnections(appName, [verbose, name, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

verbose
オプション。SharePoint接続の詳細を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listJCRSharePointConnectionsによって、アプリケーションに対して構成されているすべてのSharePoint接続およびそれらの詳細が一覧表示されます。

0に設定すると、接続名のみが一覧表示されます。

この引数のデフォルトは、0です。

name
オプション。既存のSharePoint接続の名前。指定した場合、特定のSharePoint接続の接続詳細を表示できます。nameの値を指定すると、verboseの値を指定する必要があります。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.12.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)に対して構成されているすべてのSharePoint接続の名前を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listJCRSharePointConnections(appName='webcenter')

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)に対して構成されているすべてのSharePoint接続の接続詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listJCRSharePointConnections(appName='webcenter', verbose=1)

10.6.13 listDocumentsSpacesProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.13.1 説明

ポータル固有ドキュメントおよびホーム・ポータル・ドキュメントを格納するためにWebCenter Portalによって使用されているバックエンドOracle WebCenter Contentリポジトリのプロパティを一覧表示します。このコマンドは、WebCenter Portalに対してのみ有効です。

10.6.13.2 構文

listDocumentsSpacesProperties(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.13.3

次の例では、ポータル固有ドキュメントおよびホーム・ポータル・ドキュメントを格納するためにWebCenter Portalインスタンス(webcenter)によって使用されているバックエンドOracle WebCenter Contentリポジトリのプロパティを一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listDocumentsSpacesProperties(appName='webcenter')

The Documents Spaces container is "/WebCenter1109"
The Documents repository administrator is "sysadmin"
The Documents Spaces container is "/WebCenter1109"The Documents primary connection is "myOCSConnection"

10.6.14 setDocumentsSpacesProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.14.1 説明

ポータル関連データを格納するためにWebCenter Portalによって使用されている、バックエンドOracle WebCenter Contentリポジトリのプロパティを変更します。このコマンドは、WebCenter Portalに対してのみ有効です。

10.6.14.2 構文

setDocumentsSpacesProperties(appName, [spacesRoot, adminUserName, applicationName, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

spacesRoot
オプション。WebCenter Portalコンテンツが格納されているルート・フォルダを示します。この引数の値は、/<foldername>の形式を使用する必要があります。

たとえば、/WebCenterまたは/WebCenterSpaces

spacesRootは、/ではなく、ルート自体であり、アプリケーションの間にユニークである必要があります。指定したフォルダは存在しない場合、そのフォルダが作成されます。

この引数の値を指定した場合、adminUserNameおよびapplicationName引数の値を指定する必要があります。

adminUserName
オプション。コンテンツ・リポジトリ管理者のユーザー名を示します。たとえば、sysadminです。このユーザーは、WebCenter Portalコンテンツのフォルダの作成と維持や、コンテンツ・アクセス権限の管理に使用されます。

この接続に関する管理的特権を提供すると、WebCenter Portalユーザーの代理としてオペレーションを行うことができます。

この引数の値を指定した場合、spacesRootおよびapplicationName引数の値を指定する必要があります。

applicationName
オプション。一意のWebCenter Portalアプリケーション識別子。この名前を使用して、複数のWebCenter Portalアプリケーションの間に共有で使用しているコンテンツ・リポジトリのデータを分離されます。この名前は、アプリケーションの間で一意である必要があります。

この引数の値は、文字で始まる必要があります。文字の後に英数字またはアンダースコアを続けます。文字列には、30次の文字を入力ことができます。この引数の値を指定した場合、spacesRootおよびadminUserName引数の値を指定する必要があります。

ここで指定する名前は、次のようにドキュメント関連のワークフローに名前を付けるためにも使用されます。

<applicationName><WorkflowName>

<applicationName><WorkflowStepName>

ワークフローに名前を付ける場合、アプリケーション名の最初の14文字のみが使用されます。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.14.3

次の例では、ポータル関連ドキュメントを格納するためにWebCenter Portalによって使用されている、バックエンドOracle WebCenter Contentリポジトリの接続プロパティを変更します。

wls:/weblogic/serverConfig> setDocumentsSpacesProperties(appName='webcenter', 
spacesRoot='/AccountingSpaces', adminUserName='admin',  applicationName='WCAccounting')

次の例では、ポータル関連ドキュメントを格納するためにWebCenter Portalによって使用されている、バックエンドOracle WebCenter Contentリポジトリの管理者のユーザー名を変更します。

wls:/weblogic/serverConfig> setDocumentsSpacesProperties(appName='webcenter', adminUserName='sysadmin')

10.6.15 deleteDocumentsSpacesProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.15.1 説明

WebCenter Portalによって使用されているバックエンドOracle WebCenter ContentリポジトリのadminUserNameapplicationNameおよびspacesRootのプロパティを削除します。このコマンドは、WebCenter Portalに対してのみ有効です。

10.6.15.2 構文

deleteDocumentsSpacesProperties(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.15.3

次の例では、WebCenter Portalによって使用されているバックエンドOracle WebCenter Contentリポジトリの接続プロパティ(adminUserNameapplicationNamespacesRoot)を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteDocumentsSpacesProperties(appName='webcenter')

10.6.16 exportFoldersGData

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.16.1 説明

WLSTコマンドmigrateFoldersGToFrameworkFoldersを使用してデータをFrameworkFoldersに移行できるように、Folders_gデータを指定された場所にエクスポートします。Folders_gデータをFrameworkFoldersに移行した後、エクスポートされたFolders_gデータから比較レポートを生成して、すべてのファイルとフォルダがFrameworkFoldersに移行されたことを検証できます。

10.6.16.2 構文

exportFoldersGData(appName,server,[connectionName,directoryPath,applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。
server
アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

注意: アプリケーションが同じコンテンツ・サーバー接続を共有するクラスタ環境では(つまり、アプリケーションが同じコンテンツ・サーバーに接続し、同じルート・フォルダとセキュリティ・グループを共有)、このコマンドは1台の管理対象サーバーに対してのみ実行してください。

connectionName
オプション。コンテンツ・サーバーの接続名。デフォルトでないコンテンツ・サーバー接続でFolders_gデータをエクスポートする場合にのみ必要です。

この引数が指定されない場合、デフォルトのコンテンツ・サーバー接続、つまり、isPrimary=1であるコンテンツ・サーバー接続が使用されます。

directoryPath
オプション。移行するFolders_gデータの宛先ディレクトリ。

この引数が指定されない場合、Folders_gデータは、WCP_ORACLE_HOME/common/wlstの下にあるFRAMEWORK_FOLDER_MIGRATIONという名前のフォルダにエクスポートされます。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.16.3

次の例は、WC_Spaces管理対象サーバーにデプロイされたWebCenter PortalアプリケーションのFolders_gデータをエクスポートします。WebCenter Portalのデフォルト・コンテンツ・サーバー接続の詳細を使用して、Folders_gデータが、デフォルトの場所、(WCP_ORACLE_HOME/common/wlst/FRAMEWORK_FOLDER_MIGRATIONディレクトリ)にエクスポートされます。

exportFoldersGData(appName='webcenter',server='WC_Spaces')

次の例は、WC_Spaces管理対象サーバーにデプロイされたWebCenter PortalアプリケーションのFolders_gデータをエクスポートします。MyContentServerConnectionという名のコンテンツ・サーバー接続を使用して、Folders_gデータが、/scratch/myTemp_Dirディレクトリにエクスポートされます。

exportFoldersGData(appName='webcenter',server='WC_Spaces',connectionName='MyContentServerConnection',directoryPath='/scratch/myTemp_Dir/')

10.6.17 migrateFoldersGDataToFrameworkFolders

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.6.17.1 説明

Folders_gデータをFrameworkFoldersに移行して、移行されたデータの整合性を検証します。

10.6.17.2 構文

migrateFoldersGDataToFrameworkFolders(appName,server,contentDbConnectionUrl,contentDbUserName,[connectionName,directoryPath,reportMode,applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。
server
アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

注意: アプリケーションが同じコンテンツ・サーバー接続を共有するクラスタ環境では(つまり、同じコンテンツ・サーバーに接続し、同じルート・フォルダとセキュリティ・グループを共有)、このコマンドは1台のみの管理対象サーバーに対して実行してください。

contentDbConnectionUrl WebCenter Contentスキーマ(名前付きOCS)があるデータベースの接続URL。

接続URL形式host:port:sidを使用します。

注意: この引数はWebCenter Portalアプリケーションでは必須ですが、Portal Frameworkアプリケーションではオプションです。

contentDbUserName 移行するWebCenter Contentスキーマ(名前付きOCS)のユーザー名。

注意: この引数はWebCenter Portalアプリケーションでは必須ですが、Portal Frameworkアプリケーションではオプションです。

connectionName
オプション。コンテンツ・サーバーの接続名。

デフォルトでないコンテンツ・サーバー接続でFolders_gデータを移行する場合にのみ必要です。

指定しない場合、デフォルトのコンテンツ・サーバー接続、つまり、isPrimary=1であるコンテンツ・サーバー接続が使用されます。

directoryPath
オプション。移行するFolders_gデータを含んでいるディレクトリ。

指定しない場合、Folders_gデータはWCP_ORACLE_HOME/common/wlst/FRAMEWORK_FOLDER_MIGRATIONディレクトリから移行されます。これは、WLSTコマンドexportFoldersGDataを使用してエクスポートされるFolders_gデータのデフォルトの場所です。

注意: directoryPath属性に指定されたパスは、exportFoldersGData WLSTコマンドの実行時に指定したパスと同じであることが必要です。

reportMode オプション。移行時に発生することを記述して、実際のデータを移行する前に検討できるレポートを作成するかどうかを示します。

有効な値は、trueおよびfalseです。

true - Folders_gデータがFrameworkFoldersに移行されるときに行われるすべてのメタデータの変更を記述するレポートを作成します。実際のデータの移動は行われません。

false - 移行前レポートは要求されません。Folders_gデータは、FrameworkFoldersに移行されます。

デフォルト値はfalseです。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.6.17.3

次の例は、Folders_gデータを、デフォルト・ディレクトリ(WCP_ORACLE_HOME/common/wlst/FRAMEWORK_FOLDER_MIGRATION)から、WC_Spaces管理対象サーバーにデプロイされたWebCenter PortalアプリケーションのFrameworkFoldersに移行し、移行されたデータを検証します。移行は、デフォルトContent Server接続の詳細と、指定されたWebCenter Contentデータベース接続およびユーザー名を使用して実行されます。

migrateFoldersGDataToFrameworkFolders(appName='webcenter',server='WC_Spaces',contentDbConnectionUrl='wccdbhost.example.com:wccdbport:wccdbsid', contentDbUserName='SCHEMA_PREFIX_OCS')

次の例は、Folders_gデータを、/scratch/myTemp_Dirディレクトリから、WC_Spaces管理対象サーバーにデプロイされるWebCenter PortalアプリケーションのFrameworkFoldersに移行して、移行されたデータを検証します。MyContentServerConnectionと言う名前のコンテンツ・サーバー接続と、指定されたWebCenter Contentデータベース接続およびユーザー名を使用して、移行が実行されます。

migrateFoldersGDataToFrameworkFolders(appName='webcenter',server='WC_Spaces',contentDbConnectionUrl='wccdbhost.example.com:wccdbport:wccdbsid', contentDbUserName='SCHEMA_PREFIX_OCS',connectionName='MyContentServerConnection',directoryPath='/scratch/myTemp_Dir/)

次の例は、Folders_gデータがどのように、WC_SpacesにデプロイされたWebCenter PortalアプリケーションのFrameworkFoldersに移行されるかをレポートします。MyContentServerConnection接続の詳細と、指定されたWebCenter Contentデータベース接続およびユーザー名を使用して移行レポートが作成され、Folders_gデータ(/scratch/myTemp_Dir)と同じ場所に保存されます。

migrateFoldersGDataToFrameworkFolders(appName='webcenter',server='WC_Spaces',contentDbConnectionUrl='wccdbhost.example.com:wccdbport:wccdbsid', contentDbUserName='SCHEMA_PREFIX_OCS',connectionName='MyContentServerConnection',directoryPath='/scratch/myTemp_Dir/', reportMode='true')

次の例は、Folders_gデータを、/scratch/myTemp_Dirディレクトリから、サーバーCustom_Serverにデプロイされたcustomappという名前のPortal FrameworkアプリケーションのFrameworkFoldersに移行します。MyContentServerConnectionは、移行を実行するために使用されるコンテンツ・サーバー接続です。

migrateFoldersGDataToFrameworkFolders(appName='customapp',server='Custom_Server',connectionName='MyContentServerConnection',directoryPath='/scratch/myTemp_Dir/')

10.7 ディスカッションおよび通知

表10-8に示すコマンドを使用して、WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション用のディスカッション・サーバー接続を管理します。

これらのWLSTコマンドを使用して設定に対して行った変更は、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。

表10-8 ディスカッションおよび通知WLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

createDiscussionForumConnection


指定されたアプリケーションの新しいディスカッション・サーバー接続を作成します。

オンライン

setDiscussionForumConnection


既存のディスカッション・サーバー接続を編集します。

オンライン

setDefaultDiscussionForumConnection


ディスカッションおよびお知らせのデフォルト接続を指定します。

オンライン

listDiscussionForumConnections


指定されたアプリケーションに対して設定したディスカッション・サーバーのすべての接続を表示します。

オンライン

listDefaultDiscussionForumConnection


指定されたアプリケーションのデフォルト・ディスカッション・サーバー接続を一覧表示します。

オンライン

setDiscussionForumConnectionProperty


追加のディスカッション・サーバー接続プロパティを設定します。

オンライン

deleteDiscussionForumConnectionProperty


ディスカッション・サーバー接続プロパティを削除します。

オンライン

setDiscussionForumServiceProperty


ディスカッションのデフォルトを指定します。

オンライン

removeDiscussionForumServiceProperty


ディスカッションのデフォルトを削除します。

オンライン

listDiscussionForumServiceProperties


ディスカッションの設定を一覧表示します。

オンライン

setAnnouncementServiceProperty


お知らせのデフォルトを指定します。

オンライン

removeAnnouncementServiceProperty


お知らせのデフォルトを削除します。

オンライン

listAnnouncementServiceProperties


お知らせの設定を一覧表示します。

オンライン

addDiscussionsServerAdmin


ユーザーまたはグループにディスカッション・サーバーのシステム管理者パーミッションを付与します。

オンライン

addDiscussionsCategoryAdmin


ユーザーまたはグループにディスカッション・サーバーのカテゴリ管理者権限を付与します。

オンライン

syncDiscussionServerPermissions


親からセキュリティを継承するサブポータルのディスカッション・サーバー・パーミッションを同期します。

オンライン

setDiscussionsServerProperty


ディスカッション・サーバーのプロパティを設定します。

オンライン

getDiscussionsServerProperty


ディスカッション・サーバーのプロパティ値を返します。

オンライン

removeDiscussionsServerProperty


現在のディスカッション・サーバーのプロパティ値を削除します。

オンライン


10.7.1 createDiscussionForumConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.1.1 説明

指定されたアプリケーションの新しいディスカッション・サーバー接続を作成します。

ディスカッションおよびお知らせの両方の場合は、ディスカッション・サーバーの接続が必要です。ディスカッションおよびお知らせの両方で、同じディスカッション・サーバーの接続が使用されます。

1つのアプリケーションに対して複数のディスカッション・サーバー接続を登録できますが、ディスカッション・サービスおよびお知らせサービスに対して使用される接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブ)接続が使用されます。

10.7.1.2 構文

createDiscussionForumConnection(appName, name, url, adminUser, 
[timeout, default, policyURIForAuthAccess, policyURIForPublicAccess, recipientKeyAlias, server, applicationVersion]) 

引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。
url
ディスカッション・フォーラムおよび通知をホストしているディスカッション・サーバーのURLを示します。例: http://myhost:8888/owc_discussions
adminUser
ディスカッション・サーバー管理者の名前を示します。ディスカッションおよびお知らせでは、このアカウントを使用して、WebCenter Portalユーザーの代理として管理操作が行われます。

このアカウントは、多くの場合、初期状態のWebCenter Portalアプリケーションにおいてディスカッションとお知らせを管理するために使用されます。このユーザーは、super adminである必要はありません。ただし、ユーザーがWebCenter Portalの現在のアプリケーション・ルート・カテゴリ(つまり、すべてのポータル関連のディスカッションとお知らせが格納されているディスカッション・サーバー上のカテゴリ)に関する管理特権を持つ必要があります。

policyURIForAuthAccess
オプション。ディスカッション・サーバーWebサービスへの認証アクセスに必要なSAMLトークン・ベース・ポリシーへのURI。

指定するクライアント・ポリシーには、ディスカッション・サーバーでOWCDiscussionsServiceAuthenticatedエンドポイント用に構成されているサービス・ポリシーとの互換性が必要です。初期の設定では、デフォルト・サービス・ポリシーはWSS 1.0 SAMLトークン・サービス・ポリシー(oracle/wss10_saml_token_service_policy)です。

有効なクライアント・ポリシー値には次のようなものがあります。

  • oracle/wss10_saml_token_client_policy (WSS 1.0 SAMLトークン・クライアント・ポリシー)

  • oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_policy (メッセージ保護クライアント・ポリシー付きWSS 1.1 SAMLトークン)

  • GPA (グローバル・ポリシー・アタッチメント) - グローバル・ポリシー・アタッチメントがサポートされている環境の場合には、GPAを使用します。さらに、WLSTコマンドdetachWebServicePolicyまたはEnterprise Managerを使用して、デフォルト・ポリシーがディスカッション・サーバーのOWCDiscussionsServiceAuthenticatedエンドポイントからデタッチされていることを確認します。

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のお知らせとディスカッションの管理に関する項も参照してください。

policyURIForPublicAccess
オプション。ディスカッション・サーバーWebサービスへのパブリック・アクセスに対して、メッセージ・セキュリティおよび整合性を強制するために必要なポリシーへのURI。

デフォルト値は、oracle/no_authentication_client_policyです。

指定するクライアント・ポリシーには、ディスカッション・サーバーでOWCDiscussionsServicePublicエンドポイント用に構成されているサービス・ポリシーとの互換性が必要です。初期の設定では、サービス・ポリシーは、パブリック・アクセス(oracle/no_authentication_client_policy)用に構成されていません。

有効なクライアント・ポリシー値には次のようなものがあります。

  • oracle/no_authentication_client_policy (なし)

  • oracle/wss11_with_message_protection_client_policy (WSS 1.1メッセージ保護クライアント・ポリシー)

  • GPA (グローバル・ポリシー・アタッチメント) - グローバル・ポリシー・アタッチメントがサポートされている環境の場合には、GPAを使用します。さらに、ディスカッション・サーバーにおけるOWCDiscussionsServicePublicエンドポイントにアタッチされているデフォルト・ポリシーが、oracle/no_authentication_service_policyに設定されていることも確認する必要があります。

recipientKeyAlias
オプション。メッセージ保護ポリシーに使用される受信者キー別名(OWCDiscussionsServicePublicおよびOWCDiscussionsServiceAuthenticatedエンドポイントに適用可能)。これは、構成されているキーストア内のディスカッション・サーバーの公開鍵を含む証明書の別名です。デフォルトは、nullです。

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のWS-Securityの構成に関する項も参照してください。

timeout
オプション。接続タイムアウト・メッセージを出す前にディスカッション・サーバーからの応答を受信する間のディスカッションの待機時間(秒単位)の長さを示します。

この引数のデフォルトは、-1です。-1に設定すると、サービスのデフォルト値(10秒)が適用されます。

default
オプション。この接続は、ディスカッションおよびお知らせのデフォルト接続であることを示します。

有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、ディスカッションもお知らせもこの接続を使用します。

0に設定すると、その接続は使用されません。デフォルトは0です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.1.3

次の例では、WebCenter Portalのディスカッション・サーバー接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig>createDiscussionForumConnection(appName='webcenter', 
name='MyDiscussionServer', url='http://myhost.com:8888/owc_discussions', 
adminUser='admin', policyURIForAuthAccess='oracle/wss10_saml_token_client_policy', default=0)

10.7.2 setDiscussionForumConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.2.1 説明

既存のディスカッション・サーバー接続を編集します。このコマンドを使用して、接続の属性を更新します。

createDiscussionForumConnectionコマンドを使用して、接続が作成されます。

10.7.2.2 構文

setDiscussionForumConnection(appName, name, [url, adminUser, policyURIForAuthAccess, policyURIForPublicAccess, recipientKeyAlias, timeout, default, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のディスカッション・サーバー接続の名前を示します。
url
オプション。ディスカッション・サーバーへのURLを示します。
adminUser
オプション。ディスカッション・サーバー管理者の名前を示します。ディスカッションでは、このアカウントを使用して、WebCenter Portalユーザーの代理として管理操作が行われます。

このアカウントは、多くの場合、初期状態のWebCenter Portalアプリケーションにおいてディスカッションとお知らせを管理するために使用されます。このユーザーは、super adminである必要はありません。ただし、ユーザーがWebCenter Portalの現在のアプリケーション・ルート・カテゴリ(つまり、すべてのポータル関連のディスカッションとお知らせが格納されているディスカッション・サーバー上のカテゴリ)に関する管理特権を持つ必要があります。

policyURIForAuthAccess
オプション。ディスカッション・サーバーWebサービスへの認証アクセスに必要なSAMLトークン・ベース・ポリシーへのURI。

指定するクライアント・ポリシーには、ディスカッション・サーバーでOWCDiscussionsServiceAuthenticatedエンドポイント用に構成されているサービス・ポリシーとの互換性が必要です。初期の設定では、デフォルト・サービス・ポリシーはWSS 1.0 SAMLトークン・サービス・ポリシー(oracle/wss10_saml_token_service_policy)です。

有効なクライアント・ポリシー値には次のようなものがあります。

  • oracle/wss10_saml_token_client_policy (WSS 1.0 SAMLトークン・クライアント・ポリシー)

  • oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_policy (メッセージ保護クライアント・ポリシー付きWSS 1.1 SAMLトークン)

  • GPA (グローバル・ポリシー・アタッチメント) - グローバル・ポリシー・アタッチメントがサポートされている環境の場合には、GPAを使用します。さらに、WLSTコマンドdetachWebServicePolicyまたはEnterprise Managerを使用して、デフォルト・ポリシーがディスカッション・サーバーのOWCDiscussionsServiceAuthenticatedエンドポイントからデタッチされていることを確認します。

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のお知らせとディスカッションの管理に関する項も参照してください。

policyURIForPublicAccess
オプション。ディスカッション・サーバーWebサービスへのパブリック・アクセスに対して、メッセージ・セキュリティおよび整合性を強制するために必要なポリシーへのURI。

デフォルト値は、oracle/no_authentication_client_policyです。

指定するクライアント・ポリシーには、ディスカッション・サーバーでOWCDiscussionsServicePublicエンドポイント用に構成されているサービス・ポリシーとの互換性が必要です。初期の設定では、サービス・ポリシーは、パブリック・アクセス(oracle/no_authentication_client_policy)用に構成されていません。

有効なクライアント値は次のとおりです:

  • oracle/no_authentication_client_policy (なし)

  • oracle/wss11_with_message_protection_client_policy (WSS 1.1メッセージ保護クライアント・ポリシー)

  • GPA (グローバル・ポリシー・アタッチメント) - グローバル・ポリシー・アタッチメントがサポートされている環境の場合には、GPAを使用します。さらに、ディスカッション・サーバーにおけるOWCDiscussionsServicePublicエンドポイントにアタッチされているデフォルト・ポリシーが、oracle/no_authentication_service_policyに設定されていることも確認する必要があります。

recipientKeyAlias
オプション。メッセージ保護ポリシーに使用される受信者キー別名(OWCDiscussionsServicePublicおよびOWCDiscussionsServiceAuthenticatedエンドポイントに適用可能)。これは、構成されているキーストア内のディスカッション・サーバーの公開鍵を含む証明書の別名です。デフォルトは、nullです。

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のWS-Securityの構成に関する項も参照してください。

timeout
オプション。接続タイムアウト・メッセージを出す前に ディスカッション・サーバーからの応答を受信する間のディスカッションおよびお知らせの待機時間(秒単位)の長さを示します。この引数のデフォルトは、-1です。-1に設定すると、サービスのデフォルト値(10秒)が適用されます。
default
オプション。この接続は、ディスカッションおよびお知らせのデフォルト接続であることを示します。1つまたは複数の接続が定義されている場合のみ必要です。

有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、ディスカッションおよびお知らせはこの接続を使用します。0に設定すると、その接続は使用されません。デフォルトは0です。

ディスカッションとお知らせでこの接続を使用することを指定するには、値を0から1に変更します。

この接続を無効に設定するには、removeDiscussionForumServicePropertyコマンドを使用します。

removeDiscussionForumServiceProperty('appName='webcenter', property='selected.connection')

注意: 1つのアプリケーションに対して複数のディスカッション・サーバー接続を登録できますが、ディスカッションおよびお知らせに対してデフォルト接続またはアクティブ接続のみ使用できます。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.2.3

次の例では、MyDiscussionsServerという名前のセキュアなディスカッション・サーバー接続の属性を更新します。

wls:/weblogic/serverConfig> setDiscussionForumConnection(appName='webcenter', 
name='MyDiscussionServer', url='http://myhost.com:7786/owc_discussions', 
adminUser='admin', policyURIForAuthAccess='oracle/wss10_saml_token_client_policy', default=1)

10.7.3 setDiscussionForumConnectionProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.3.1 説明

ディスカッション・サーバー接続プロパティを設定します。使用しているディスカッション・サーバーに接続するために追加のパラメータを使用する必要がある場合、このコマンドを使用します。

このコマンドは、キーおよび値を使用して任意の接続プロパティを追加する拡張可能な方法を提供します。(createDiscussionForumConnectionおよびsetDiscussionForumConnectionに指定した接続プロパティを必ず使用しなければならないというわけではありません。)


注意:

createDiscussionForumConnectionまたはsetDiscussionForumConnectionを使用して、利用可能な接続プロパティを設定するためにsetDiscussionForumConnectionPropertyを使用しないでください。それを試みても、効果はありません。

既知および追加のすべての接続プロパティを表10-9「追加のディスカッション・サーバー接続プロパティ」に示します。

表10-9 追加のディスカッション・サーバー接続プロパティ

追加の接続プロパティ
説明

application.root.category.id

(WebCenter Portalのみ)すべてのディスカッション・フォーラムが格納されているディスカッション・サーバー上のアプリケーション・ルート・カテゴリID。たとえば、3に設定すると、すべてのフォーラムがID 3のカテゴリに格納されます。

linkURL

ユーザーをディスカッション・サーバーの管理コンソールにリンクするために使用するURL。createDiscussionForumConnectionまたはsetDiscussionForumConnectionコマンドを使用して指定されたurl引数と異なる場合のみ必要です。たとえば、SSOまたはHTTPSが構成されている場合です。

別のパブリック外部URLを指定する場合は、次の形式を使用します。protocol://host:port

例: http://example.com:7777


10.7.3.2 構文

setDiscussionForumConnectionProperty(appName, name, key, value, [secure, server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のディスカッション・サーバー接続の名前を示します。
key
接続プロパティの名前を示します。表10-9「追加のディスカッション・サーバー接続プロパティ」も参照してください。
value
プロパティの値を示します。キーおよび値を持つ接続上の任意のプロパティを変更できます。
secure
オプション。暗号化を使用してプロパティの値を安全に格納するかどうかを示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1の場合、値が暗号化されます。デフォルト・オプションは0です。

パスワードを格納する場合は、1に設定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.3.3

次の例では、MyDiscussionServerという名前のディスカッション・サーバー接続のディスカッション・フォーラムの格納に使用するカテゴリを構成します。

wls:/weblogic/serverConfig>setDiscussionForumConnectionProperty
(appName='webcenter', name='MyDiscussionServer', key='application.root.category.id', value='3')

次の例では、別のパブリック外部URLを構成し、ユーザーがディスカッション・サーバーの管理コンソールにアクセスできるようにします。

wls:/weblogic/serverConfig>setDiscussionForumConnectionProperty
(appName='webcenter', name='MyDiscussionServer', key='linkURL', value='http://example.com:7777')

次の例は、myProperty1というカスタム・ディスカッション・サーバー接続プロパティをpropertyValue1の値を付けて追加します。

wls:/weblogic/serverConfig>setDiscussionForumConnectionProperty
(appName='webcenter', name='MyDiscussionServer', key='myProperty1', value='propertyValue1')

次の例では、値secureValueを指定してsecuredPropertyというセキュアなディスカッション・サーバー接続プロパティを追加します。

wls:/weblogic/serverConfig>setDiscussionForumConnectionProperty
(appName='webcenter', name='MyDiscussionServer', key='securedProperty', value='secureValue', secure=1)

10.7.4 deleteDiscussionForumConnectionProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.4.1 説明

ディスカッション・サーバー接続プロパティを削除します。接続プロパティを削除した結果、設定が無効になる場合、希望したとおりに接続されない可能性があるので、接続プロパティを削除するときに注意してください。

このコマンドを使用すると、setDiscussionForumConnectionPropertyコマンドを使用して追加したadditional接続プロパティのみ削除できます。

10.7.4.2 構文

deleteDiscussionForumConnectionProperty(appName, name, key, [server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のディスカッション・サーバー接続の名前を示します。
key
削除する接続プロパティの名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.4.3

次の例は、myProperty1という名前のディスカッション・サーバー接続プロパティを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteDiscussionForumConnectionProperty
(appName='webcenter', name='MyDiscussionServer', key='myProperty1')

10.7.5 listDiscussionForumConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.5.1 説明

指定されたアプリケーションに対して設定したディスカッション・サーバーのすべての接続を一覧表示します。

10.7.5.2 構文

listDiscussionForumConnections(appName, [verbose, name, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

verbose
オプション。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listDiscussionForumConnectionsによって、アプリケーションに対して構成されているすべてのディスカッション・サーバー接続およびそれらの詳細が一覧表示されます。

0に設定すると、接続名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0です。

name
オプション。既存のディスカッション・サーバー接続の名前を示します。この引数を使用して、特定のディスカッション・サーバーの接続に関する詳細情報を表示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.5.3

次の例は、現在、WebCenter Portalに対して設定したディスカッション・サーバーのすべての接続の名前を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listDiscussionForumConnections(appName='webcenter')

次の例は、現在、WebCenter Portalに対して設定したディスカッション・サーバーのすべての接続の名前とその詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listDiscussionForumConnections(appName='webcenter', 
verbose=1)

この例は、myDiscussionsServerという名前のディスカッション・サーバーの接続に関する詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listDiscussionForumConnections(appName='webcenter', 
name='myDiscussionsServer')

10.7.6 listDefaultDiscussionForumConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.6.1 説明

指定されたアプリケーションで、ディスカッション・サービスとお知らせサービスが使用するディスカッション・サーバー接続の名前を示します。1つのアプリケーションに対して複数のディスカッション・サーバー接続を登録できますが、ディスカッションおよびお知らせでは、デフォルト(またはアクティブ)という接続のみ使用されます。

10.7.6.2 構文

listDefaultDiscussionForumConnection(appName, [verbose, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

verbose
オプション。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定すると、ディスカッション・サーバー接続の名前および詳細が一覧表示されます。

0に設定すると、接続の名前のみ表示されます。この引数のデフォルトは、0です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.6.3

次の例では、WebCenter Portalでディスカッションおよびお知らせが使用しているディスカッション・サーバー接続の名前を示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listDefaultDiscussionForumConnection(appName='webcenter')

次の例では、WebCenter Portalでディスカッションおよびお知らせが使用しているディスカッション・サーバー接続の名前と詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listDefaultDiscussionForumConnection(appName='webcenter', verbose=1)

10.7.7 setDefaultDiscussionForumConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.7.1 説明

指定されたアプリケーションにおけるディスカッションおよびお知らせのデフォルト・ディスカッション・サーバー接続を指定します。

1つのアプリケーションに対して複数のディスカッション・サーバー接続を登録できますが、ディスカッションとお知らせに対して使用される接続は、デフォルト(またはアクティブ)接続と呼ばれる1つのみです。

10.7.7.2 構文

setDefaultDiscussionForumConnection(appName, name, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のディスカッション・サーバー接続の名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.7.3

次の例では、WebCenter Portalにおけるディスカッションおよびお知らせのmyDiscussionServerという名前のデフォルト(またはアクティブ)接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> setDefaultDiscussionForumConnection
(appName='webcenter', name='myDiscussionServer')

10.7.8 setDiscussionForumServiceProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.8.1 説明

指定されたアプリケーションのディスカッションに使用するデフォルト値を指定します。

ディスカッションの構成可能なプロパティを表10-10「ディスカッション - 構成可能なプロパティ」に示します。

表10-10 ディスカッション - 構成可能なプロパティ

構成プロパティ 説明

topics.fetch.size

ディスカッションによって検索してトピック・ビューに表示されるトピックの最大数を示します。

forums.fetch.size

ディスカッションによって検索してフォーラム・ビューに表示されるフォーラムの最大数を示します。

recentTopics.fetch.size

ディスカッションによって検索して最新トピック・ビューに表示されるトピックの最大数を示します。

watchedTopics.fetch.size

ディスカッションによって検索して表示済トピック・ビューに表示されるトピックの最大数を示します。

watchedForums.fetch.size

ディスカッションによって検索して表示済フォーラム・ビューに表示されるフォーラムの最大数を示します。

application.root.category.id

すべてのディスカッション・フォーラムが格納されているディスカッション・サーバー上のアプリケーション・ルート・カテゴリIDを示します。たとえば、3に設定すると、すべてのフォーラムがカテゴリ3内に格納されます。

ForumGatewayManager.AUTO_START

メール配信リストによる通信は、ディスカッション・フォーラム投稿として公開できます。このパラメータによって、この通信のゲートウェイを起動または停止します。

WebCenter Portalの場合、デフォルト値は1であり、その場合、管理を介してメール・サーバー設定を構成するとただちにゲートウェイが起動します。ゲートウェイを停止してこの機能を無効化するには、これを0に設定し、管理対象サーバーを再起動します。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、デフォルト値は0です。ゲートウェイを起動してこの機能を有効化するには、これを1に設定し、管理対象サーバーを再起動します。


10.7.8.2 構文

setDiscussionForumServiceProperty(appName, property, value, [server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

property
構成プロパティの名前を示します。
value
プロパティの値を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.8.3

次の例は、トピック・ビューに表示されるトピックのデフォルト数を変更します。

wls:/weblogic/serverConfig>setDiscussionForumServiceProperty
(appName='webcenter', property='topics.fetch.size', value='30')

10.7.9 removeDiscussionForumServiceProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.9.1 説明

ディスカッション・プロパティに設定されている現在の値を削除します。このコマンドを使用して、表10-10「ディスカッション - 構成可能なプロパティ」に一覧表示されている、いずれかのプロパティを削除します。

これらのプロパティの値を削除すると予期しない動作を引き起こす可能性があるので、このコマンドを使用するときは注意してください。


注意:

このコマンド構文を使用して、現在、ディスカッション・サービスおよびお知らせサービスのために使用している接続を無効に設定します。

removeDiscussionForumServiceProperty('appName='webcenter', property='selected.connection')

このコマンドを使用すると、default接続引数が0に設定されます。「setDiscussionForumConnection」も参照してください。


10.7.9.2 構文

removeDiscussionForumServiceProperty(appName, property, [server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

property
構成プロパティの名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.9.3

次の例では、WebCenter Portalにおけるディスカッションの現在のtopics.fetch.sizeプロパティをクリアします。

wls:/weblogic/serverConfig> removeDiscussionForumServiceProperty
(appName='webcenter', property='topics.fetch.size')

10.7.10 listDiscussionForumServiceProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.10.1 説明

ディスカッションのすべての構成可能なプロパティを表示します。

10.7.10.2 構文

listDiscussionForumServiceProperties(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.10.3

次の例では、WebCenter Portalにおけるディスカッションの構成プロパティを一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listDiscussionForumServiceProperties(appName='webcenter')

10.7.11 setAnnouncementServiceProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.11.1 説明

指定されたアプリケーションのお知らせに使用するデフォルト値を指定します。

お知らせの構成可能なプロパティを表10-11「お知らせ - 構成可能なプロパティ」に示します。

表10-11 お知らせ - 構成可能なプロパティ

構成プロパティ 説明

miniview.page_size

お知らせの小型ビューに表示されるお知らせの最大数を示します。

mainview.page_size

お知らせのメイン・ビューに表示されるお知らせの最大数を示します。

linksview.page_size

お知らせのリンク・ビューに表示されるお知らせの最大数を示します。

announcements.expiration.days

通知の有効期限を示します。


10.7.11.2 構文

setAnnouncementServiceProperty(appName, property, value, [server, applicationVersion})
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

property
構成プロパティの名前を示します。
value
プロパティ値。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.11.3

次の例では、WebCenter Portalでお知らせを表示するデフォルト日数を変更します。

wls:/weblogic/serverConfig>setAnnouncementServiceProperty(appName='webcenter', 
property='announcements.expiration.days', value='21')

10.7.12 removeAnnouncementServiceProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.12.1 説明

お知らせプロパティに設定されている現在の値を削除します。このコマンドを使用して、表10-11「お知らせ - 構成可能なプロパティ」に一覧表示されている、いずれかのプロパティを削除します。

これらのプロパティの値を削除すると予期しない動作を引き起こす可能性があるので、このコマンドを使用するときは注意してください。

10.7.12.2 構文

removeAnnouncementServiceProperty(appName, property, [server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

property
構成プロパティの名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.12.3

次の例では、WebCenter Portalにおけるお知らせのannouncements.expiration.daysプロパティをクリアします。

wls:/weblogic/serverConfig>removeAnnouncementServiceProperty
(appName='webcenter', property='announcements.expiration.days')

10.7.13 listAnnouncementServiceProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.13.1 説明

指定されたアプリケーション内のお知らせを対象とする、すべての構成可能なプロパティを一覧表示します。

10.7.13.2 構文

listAnnouncementServiceProperties(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.13.3

次の例では、WebCenter Portalにおけるお知らせの構成プロパティを一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listAnnouncementServiceProperties(appName='webcenter')

10.7.14 addDiscussionsServerAdmin

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.14.1 説明

ユーザーまたはグループにディスカッション・サーバーのシステム管理者パーミッションを付与します。このコマンドは、現在の管理者のいずれも含まない新しいアイデンティティ・ストアにディスカッション・サーバーを接続する際に役立ちます。

10.7.14.2 構文

addDiscussionsServerAdmin(appName, name, [type, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するディスカッション・サーバー・アプリケーションの名前。たとえば、owc_discussionsです。
name
ディスカッション・サーバーの管理者として追加するユーザーまたはグループの名前。
type
オプション。アイデンティティのタイプを識別します。有効な値は、USERおよびGROUPです。

デフォルト値はUSERです。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Collaborationです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.14.3

次の例では、ユーザーweblogicにディスカッション・サーバーのシステム管理者パーミッションを付与します。

addDiscussionsServerAdmin(appName='owc_discussions', name='weblogic', type='USER')
    

次の例では、Administratorsユーザー・グループのすべてのユーザーにディスカッション・サーバーのシステム管理者パーミッションを付与します。

addDiscussionsServerAdmin(appName='owc_discussions', name='Administrators', type='GROUP')

10.7.15 addDiscussionsCategoryAdmin

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.15.1 説明

特定のカテゴリIDのユーザーまたはグループにディスカッション・サーバーのカテゴリ管理者権限を付与します。

10.7.15.2 構文

addDiscussionsCategoryAdmin(appName, categoryId, name, [type, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するディスカッション・サーバー・アプリケーションの名前。たとえば、owc_discussionsです。
categoryId
ディスカッション・サーバーのカテゴリのID(数値)。
name
ディスカッション・サーバーのカテゴリの管理者として追加するユーザーまたはグループの名前。
type
オプション。アイデンティティのタイプを識別します。有効な値は、USERおよびGROUPです。

デフォルト値はUSERです。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Collaborationです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.15.3

次の例では、ユーザーweblogicにディスカッション・サーバーのカテゴリ(ID=2)に対するカテゴリ管理者権限を付与します。

addDiscussionsCategoryAdmin(appName='owc_discussions', categoryId=2, name='weblogic', type='USER')
    

次の例では、Salesユーザー・グループに含まれるすべてのユーザーに、ディスカッション・サーバーのカテゴリ(ID=2)に対するカテゴリ管理者権限を付与します。

addDiscussionsCategoryAdmin(appName='owc_discussions', categoryId=2, name='Sales', type='GROUP')

10.7.16 syncDiscussionServerPermissions

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.16.1 説明

(WebCenter Portalのみ)親からセキュリティを継承するサブポータルのディスカッション・サーバー権限を同期します。

WebCenter Portal内のポータル階層のディスカッションまたはお知らせ権限を更新しても、サブポータルはディスカッション・サーバー上の対応する権限の変更を自動的に継承しません。したがって、変更が行われた場合、このコマンドを実行して、サブポータルが親と同じディスカッション・サーバー権限を継承するように、ポータル階層内のディスカッションおよびお知らせ権限を同期する必要があります。


注意:

syncDiscussionServerPermissionsなどのディスカッション・サーバーWLSTコマンドを実行するには、管理サーバーに接続するために使用するユーザーがディスカッション・サーバーの管理権限も持っている必要があります。

10.7.16.2 構文

syncDiscussionServerPermissions(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
オプション。この操作を実行するアプリケーションの名前。

デフォルト値はwebcenter (WebCenter Portalのアプリケーション名)です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.16.3

次の例では、WebCenter Portalのディスカッションおよびお知らせ権限を同期します。つまり、サブポータルが親と同じディスカッション・サーバー権限を継承します。

wls:/weblogic/serverConfig> syncDiscussionServerPermissions(appName='webcenter')

10.7.17 setDiscussionsServerProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.17.1 説明

ディスカッション・サーバー・プロパティを設定します。このコマンドを使用して、ディスカッション・サーバーのシステム・プロパティを設定します。


注意:

setDiscussionsServerPropertyなどのディスカッション・サーバーWLSTコマンドを実行するには、管理サーバーの接続に使用するユーザーがディスカッション・サーバーの管理権限も持っている必要があります。

10.7.17.2 構文

setDiscussionsServerProperty(appName, key, value, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するディスカッション・サーバー・アプリケーションの名前。たとえば、owc_discussionsです。
key
ディスカッション・サーバー・プロパティの名前。

たとえば、owc_discussions.sso.mode、AuthFactory.className, UserManager.className、GroupManager.className、owc_discussions.setup.complete_11.1.1.2.0などです。

value
ディスカッション・サーバー・プロパティの値。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Collaborationです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.17.3

次の例では、SSOのディスカッション・サーバーを構成するプロパティを設定します。example.com:8890/owc_discussionsはディスカッション・サーバーがデプロイされるWeb層のベースURLです。

wls:/weblogic/serverConfig>setDiscussionsServerProperty(appName='owc_discussions', key='owc_discussions.sso.mode', value='true')

wls:/weblogic/serverConfig>setDiscussionsServerProperty(appName='owc_discussions', key='jiveURL', value='example.com:8890/owc_discussions')

10.7.18 getDiscussionsServerProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.18.1 説明

ディスカッション・サーバー・プロパティの現在の値を返します。


注意:

getDiscussionsServerPropertyなどのディスカッション・サーバーWLSTコマンドを実行するには、管理サーバーに接続するために使用するユーザーがディスカッション・サーバーの管理権限も持っている必要があります。

10.7.18.2 構文

getDiscussionsServerProperty(appName, key, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するディスカッション・サーバー・アプリケーションの名前。たとえば、owc_discussionsです。
key
ディスカッション・サーバー・プロパティの名前。

たとえば、owc_discussions.sso.mode、AuthFactory.className, UserManager.className、GroupManager.className、owc_discussions.setup.complete_11.1.1.2.0などです。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Collaborationです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.18.3

次の例では、いくつかの主要なディスカッション・サーバー・プロパティの現在の値を返します。

wls:/weblogic/serverConfig>getDiscussionsServerProperty(appName='owc_discussions', key='AuthFactory.className')

wls:/weblogic/serverConfig>getDiscussionsServerProperty(appName='owc_discussions', key='UserManager.className')

wls:/weblogic/serverConfig>getDiscussionsServerProperty(appName='owc_discussions', key='GroupManager.className')

wls:/weblogic/serverConfig>getDiscussionsServerProperty(appName='owc_discussions', key='owc_discussions.setup.complete_11.1.1.2.0')

10.7.19 removeDiscussionsServerProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.7.19.1 説明

ディスカッション・サーバー・プロパティに設定されている現在の値を削除します。


注意:

removeDiscussionsServerPropertyなどのディスカッション・サーバーWLSTコマンドを実行するには、管理サーバーに接続するために使用するユーザーがディスカッション・サーバーの管理権限も持っている必要があります。

10.7.19.2 構文

removeDiscussionsServerProperty(appName, key, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するディスカッション・サーバー・アプリケーションの名前。たとえば、owc_discussionsです。
key
ディスカッション・サーバー・プロパティの名前。

たとえば、owc_discussions.sso.mode、AuthFactory.className, UserManager.className、GroupManager.className、owc_discussions.setup.complete_11.1.1.2.0などです。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Collaborationです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.7.19.3

次の例では、ディスカッション・サーバーの'SSO mode'プロパティの現在の値を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig>removeDiscussionsServerProperty(appName='owc_discussions', key='owc_discussions.sso.mode')

10.8 外部アプリケーション

表10-12に示すコマンドを使用して、WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション用の外部アプリケーション接続を管理します。

これらのWLSTコマンドを使用して行った構成変更は、アプリケーションでただちに使用可能になります。つまり、管理対象サーバーを再起動する必要はありません。

表10-12 外部アプリケーションWLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

createExtAppConnection


指定したアプリケーションの外部アプリケーション接続を作成します。

オンライン

setExtAppConnection


既存の外部アプリケーション接続を編集します。

オンライン

listExtAppConnections


指定されたアプリケーションに対して構成されている個々またはすべての外部アプリケーションを一覧表示します。

オンライン

addExtAppField


特定の外部アプリケーション接続の別のログイン・フィールドを追加します。

オンライン

setExtAppField


特定の外部アプリケーション・ログイン・フィールドの値およびdisplay-to-user設定を編集します。

オンライン

removeExtAppField


外部アプリケーション・ログイン・フィールドを削除します。

オンライン

addExtAppCredential


外部アプリケーションの共有資格証明またはパブリック資格証明を指定します。

オンライン

setExtAppCredential


外部アプリケーションの共有資格証明またはパブリック資格証明を編集します。

オンライン

removeExtAppCredential


現在、外部アプリケーションに対して設定されている共有資格証明またはパブリック資格証明を削除します。

オンライン


10.8.1 createExtAppConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.8.1.1 説明

指定されたアプリケーションの外部アプリケーション接続を作成します。

10.8.1.2 構文

createExtAppConnection(appName, name, [displayName, url, authMethod, 
userFieldName, pwdFieldName, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。名前は、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。
displayName
オプション。外部アプリケーション表示名を示します。外部アプリケーションの、WebCenter Portalユーザーにとってわかりやすいユーザー・フレンドリな名前を示します。表示名は、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーション内のすべての外部アプリケーションにわたって一意である必要があります。
url
オプション。外部アプリケーションのログインURLを示します。

アプリケーションのURLを確定するには、アプリケーションのログイン・ページに移動して、そのページのURLを記録します。

例: http://login.yahoo.com/config/login

authMethod
オプション。外部アプリケーションで使用される認証メソッドを示します。有効なオプションは、GETPOSTおよびBASIC

この引数のデフォルトは、POSTです。

userFieldName
オプション。外部アプリケーション・ログイン・フォーム上のユーザー名フィールドまたはユーザーIDフィールドを識別する名前を示します。この名前を探すには、ログイン・ページのHTMLソースを参照します。この引数は、ユーザー資格証明を指定しません。

authMethodGETまたはPOST であり、ログインurlが指定されている場合は必須です。BASIC認証メソッドが選択されている場合は、不要です。

pwdFieldName
オプション。外部アプリケーション・ログイン・フォーム上のパスワード・フィールドを識別する名前を示します。この名前を探すには、ログイン・ページのHTMLソースを参照します。この引数は、ユーザー資格証明を指定しません。

authMethodGETまたはPOST であり、ログインurlが指定されている場合は必須です。BASIC認証メソッドが選択されている場合は、不要です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.8.1.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)にMy Yahoo!という名前の外部アプリケーションの接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createExtAppConnection(appName='webcenter', 
name='yahoo', displayName='My Yahoo!', url='http://login.yahoo.com/config/login', 
authMethod='POST', userFieldName='login', pwdFieldName='password')

10.8.2 setExtAppConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.8.2.1 説明

既存の外部アプリケーション接続を編集します。

10.8.2.2 構文

setExtAppConnection(appName, name, [displayName, url, authMethod, 
userFieldName, pwdFieldName, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存の外部アプリケーション接続の名前を示します。
displayName
オプション。外部アプリケーション表示名を示します。外部アプリケーションの、WebCenter Portalユーザーにとってわかりやすいユーザー・フレンドリな名前を示します。

表示名は、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーション内のすべての外部アプリケーションにわたって一意である必要があります。

url
オプション。外部アプリケーションのログインURLを示します。アプリケーションのURLを確定するには、アプリケーションのログイン・ページに移動して、そのページのURLを記録します。
authMethod
オプション。外部アプリケーションで使用される認証メソッドを示します。

有効なオプションは、GETPOSTおよびBASIC。この引数のデフォルトは、POSTです。

userFieldName
オプション。外部アプリケーション・ログイン・フォーム上のユーザー名フィールドまたはユーザーIDフィールドを識別する名前を示します。この名前を探すには、ログイン・ページのHTMLソースを参照します。この引数は、ユーザー資格証明を指定しません。

authMethodGETまたはPOSTであり、ログインURLが指定されている場合は必須ですが、BASIC認証メソッドを選択した場合、空のままにできます。

pwdFieldName
オプション。外部アプリケーション・ログイン・フォーム上のパスワード・フィールドを識別する名前を示します。この名前を探すには、ログイン・ページのHTMLソースを参照します。この引数は、ユーザー資格証明を指定しません。

authMethodは、GETまたはPOSTの場合、この引数を指定する必要があります。ただし、BASIC認証メソッドを選択した場合、空に設定できます。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.8.2.3

次の例は、yahooという名前の外部アプリケーションの表示名属性を更新します。

wls:/weblogic/serverConfig> setExtAppConnection(appName='webcenter', 
name='yahoo', displayName='My Favorite Yahoo!')

10.8.3 listExtAppConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.8.3.1 説明

appName引数のみを指定してこのコマンドを使用した場合、指定されたWebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションに対して現在構成されているすべての外部アプリケーションが一覧表示されます。

10.8.3.2 構文

listExtAppConnections(appName, [verbose, name, server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

verbose
オプション。外部アプリケーションの詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listExtAppConnectionsによって、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションに対して構成されているすべての外部アプリケーションおよびそれらの詳細が一覧表示されます。

0に設定した場合、listExtAppConnectionsによって、外部アプリケーションの名前のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0です。

この引数を0に設定した場合、name引数を指定しないでください。

name
オプション。既存の外部アプリケーション接続の名前を示します。この引数を使用して、特定の接続の詳細情報を表示できます。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.8.3.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)で現在使用されているすべての外部アプリケーションの名前を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listExtAppConnections(appName='webcenter') 
app1
app2
app3

次の例は、外部アプリケーションのapp1app2およびapp3の詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listExtAppConnections(appName='webcenter', verbose=1)
----
app1
----
Name: app1
Display Name: Application1
Login URL: http://app1
Authentication Method: POST
User Field Name: login
Password Field Name: passwd
Shared Credential: Disabled
Public Credential: Disabled
----
app2
----
Name: app2
Display Name: Application2
Login URL: http://app2
Authentication Method: POST
User Field Name: login
Password Field Name: passwd
Additional Fields: {Account1:1, Accout2:DefVal:0}
Shared Credential: Disabled
Public Credential: Enabled
----
app3
----
Name: app3
Display Name: Application3
Authentication Method: POST
Shared Credential: Enabled
Public Credential: Enabled

次の例は、外部アプリケーションapp1のみの詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listExtAppConnections(appName='webcenter', verbose=1, name='app1')
----
app1
----
Name: app1
Display Name: Application1
Login URL: http://app1
Authentication Method: POST
User Field Name: login
Password Field Name: passwd
Shared Credential: Disabled
Public Credential: Disabled
 
 

10.8.4 addExtAppField

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.8.4.1 説明

特定の外部アプリケーション接続の別のログイン・フィールドを追加します。たとえば、外部アプリケーションでは、ユーザー名およびパスワードの他に、HostおよびMailAddressなどその他のログイン条件も入力する必要がある場合があります。

オプションで、ユーザーが追加ログイン・フィールを指定できるように外部アプリケーションのログインに表示されます。

別のログイン・フィールドを追加し、かつ外部アプリケーションで共有またはパブリック資格証明を使用する場合、WLSTコマンドaddExtAppCredentialおよびsetExtAppCredentialを使用して、共有またはパブリック資格証明を更新できます第10.8.7項「addExtAppCredential」および第10.8.8項「setExtAppCredential」を参照してください。

10.8.4.2 構文

addExtAppField(appName, name, fieldName, [fieldValue, displayToUser, server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存の外部アプリケーション接続の名前を示します。
fieldName
ログイン・フィールド名を示します。HTMLログイン・フォーム上のフィールドを識別する名前を示します。アプリケーションでは、認証メソッドとしてBASICを使用している場合、このフィールドを該当しません。
fieldValue
オプション。ログイン・フィールド値を示します。ログイン・フィールドにデフォルト値を入力するか、または、ユーザーが値を入力できるようにフィールドを空に設定します。デフォルトで、この引数は空です。
displayToUser
オプション。外部アプリケーションのログイン画面にログイン・フィールドが表示されるかどうかを指定します。

有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは、0です。

この引数を0に設定した場合、fieldValueを指定する必要があります。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.8.4.3

この例は、ABCという外部アプリケーションにusername.default.exampleのデフォルト値でAccountという名前の追加フィールドを作成します。このフィールドは、ABCのログイン・ページに表示されます。

wls:/weblogic/serverConfig> addExtAppField(appName='webcenter', name='ABC', 
fieldName='Account', fieldValue='username.default.example', displayToUser=1)

10.8.5 setExtAppField

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.8.5.1 説明

現在、外部アプリケーションに対して設定されている1つまたは複数のログイン・フィールドのフィールド値およびdisplay-to-user設定を変更します。外部アプリケーションの名前およびログイン・フィールド名とともにfieldValueまたはdisplayToUserを指定する必要があります。fieldValueおよびdisplayToUser引数は、オプションです。

このコマンドを使用すると、この外部アプリケーションに対して作成された共有資格証明またはパブリック資格証明を使用する必要があります。displayToUser1に変更すると、場合によっては、既存の共有ユーザー資格証明またはパブリック・ユーザー資格証明を更新することも必要です。10.8.8項「setExtAppCredential」も参照してください。

10.8.5.2 構文

setExtAppField(appName, name, fieldName, [fieldValue, displayToUser, server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存の外部アプリケーション接続の名前を示します。
fieldName
既存のログイン・フィールドの名前を示します。
fieldValue
オプション。新しいまたは変更したログイン・フィールド値を示します。

ログイン・フィールドにデフォルト値を入力するか、または、ユーザーが値を入力できるようにフィールドを空に設定します。デフォルトで、この引数は空です。

displayToUser
オプション。外部アプリケーションのログイン画面にログイン・フィールドが表示されるかどうかを指定します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

0に設定した場合、fieldValueを指定する必要があります。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.8.5.3

次の例では、Accountというログイン・フィールドのデフォルト値を指定し、外部アプリケーションの資格証明配信画面にそのフィールドを表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> setExtAppField(appName='webcenter', name='ABC', 
fieldName='Account', fieldValue='admin', displayToUser=1)

10.8.6 removeExtAppField

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.8.6.1 説明

外部アプリケーション接続からログイン・フィールドを削除します。

このコマンドを使用すると、この外部アプリケーションに対して作成された任意の共有資格証明またはパブリック資格証明の使用を考慮する必要があります。つまり、共有ユーザー資格証明またはパブリック・ユーザー資格証明からログイン・フィールドを削除する必要があります。

必要に応じて、setExtAppCredentialコマンドを使用して、ログイン・フィールドを削除できます。たとえば、外部アプリケーションのmyAppには、Accountという追加フィールドがあり、次のコマンドを使用してパブリック資格証明が前に指定されています。

addExtAppCredential(appName='webcenter', name='myApp', type='PUBLIC', 
username='admin', password='mypublic.password', field='Account:admin@myhost.com')

Accountフィールドを削除すると、次のコマンドを実行して、資格証明を変更できます。

setExtAppCredential(appName='webcenter', name='myApp', type='PUBLIC', 
username='admin', password='mypublic.password')

setExtAppCredentialの使用の詳細は、10.8.8項「setExtAppCredential」を参照してください。

10.8.6.2 構文

removeExtAppField(appName, name, fieldName, [server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。
fieldName
削除するログイン・フィールドを示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.8.6.3

次の例は、ABCという外部アプリケーションからAccountという名前の追加ログイン・フィールドを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> removeExtAppField(appName='webcenter, name='ABC', 
fieldName='Account')

10.8.7 addExtAppCredential

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.8.7.1 説明

特定の外部アプリケーションの共有ユーザー資格証明またはパブリック・ユーザー資格証明を設定します。

共有資格証明を指定すると、ここで定義したユーザー名およびパスワードを使用して、WebCenter Portal (またはPortal Frameworkアプリケーション)にアクセスするすべてのユーザーが認証されます。WebCenter Portalユーザーには、ログイン・フォームは表示されません。

WebCenter Portal (Portal Frameworkアプリケーション)を使用してこの外部アプリケーションにアクセスするパブリック・ユーザーは、ここで定義したパブリック資格証明を使用してログインします。

すでに資格証明が存在する場合は、setExtAppCredentialコマンドを使用する必要があることを示す報告メッセージが表示されます。

10.8.7.2 構文

addExtAppCredential(appName, name, type, username, password, [field, server, 
applicationVersion]) 
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存の外部アプリケーション接続の名前を示します。
type
資格証明のタイプを示します。有効な値は、SHAREDおよびPUBLICです。
username
共有ユーザーまたはパブリック・ユーザーの名前を示します。
password
共有ユーザーまたはパブリック・ユーザーのパスワードを示します。
field
オプション。追加のログイン・フィールドの値を示します。形式として、FieldName:FieldValueを使用します。ここで、FieldNameは、displayToUser=1で構成した追加ログイン・フィールドの名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.8.7.3

次の例は、外部アプリケーションABCのパブリック資格証明を指定します。パブリック・ユーザー名は、mypublic.usernameで、パスワードは、mypublic.passwordであり、Accountという追加フィールド名が存在します。

wls:/weblogic/serverConfig> addExtAppCredential(appName='webcenter', name='ABC', 
type='PUBLIC', username='mypublic.username', password='mypublic.password', 
field='Account:username.example')

10.8.8 setExtAppCredential

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.8.8.1 説明

現在、外部アプリケーションに対して設定した共有ユーザー資格証明またはパブリック・ユーザー資格証明を変更します。すでに資格証明が指定されていない場合は、addExtAppCredentialを使用する必要があることを示す報告メッセージが表示されます。10.8.7項「addExtAppCredential」を参照してください。

setExtAppCredentialは、既存の資格証明のみ計算するので、usernameおよびpasswordの引数をオプションです。パラメータusernamepasswordまたはfieldの少なくとも1つを指定する必要があります。

数日当たりにパスワードを変更する必要があるシステムのパスワードを更新するには、setExtAppCredentialコマンドを使用できます。

10.8.8.2 構文

setExtAppCredential(appName, name, type, [username, password, field, 
server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存の外部アプリケーション接続の名前を示します。
type
資格証明のタイプを示します。有効な値は、SHAREDおよびPUBLICです。
username
オプション。共有ユーザーまたはパブリック・ユーザーのユーザー名を示します。
password
オプション。共有ユーザーまたはパブリック・ユーザーのパスワードを示します。
field
オプション。追加のログイン・フィールドの値を示します。形式として、FieldName:FieldValueを使用します。ここで、FieldNameは、displayToUser=1で構成した追加ログイン・フィールドの名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.8.8.3

次の例は、外部アプリケーションABCのパブリック・ユーザーのログイン資格証明を変更します。

wls:/weblogic/serverConfig> setExtAppCredential(appName='webcenter',name='ABC', 
type='PUBLIC', username='username.example', password='password.example', 
field='Account:username.example')

10.8.9 removeExtAppCredential

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.8.9.1 説明

現在、外部アプリケーションに対して設定した共有ユーザー資格証明またはパブリック・ユーザー資格証明を削除します。

資格証明が存在しない場合、エラーが表示されます。

10.8.9.2 構文

removeExtAppCredential(appName, name, type, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存の外部アプリケーション接続の名前を示します。
type
資格証明のタイプを示します。有効な値は、SHAREDおよびPUBLICです。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.8.9.3

次の例は、外部アプリケーションABCに対して指定した共有資格証明を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> removeExtAppCredential(appName='webcenter', name='ABC', type='SHARED')

10.9 インスタント・メッセージおよびプレゼンス

表10-13に指定されているコマンドを使用して、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を管理します。

これらのWLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後にのみ有効になります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。

表10-13 インスタント・メッセージおよびプレゼンスWLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

createIMPConnection

指定されたアプリケーションの新しいインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を作成します。

オンライン

setIMPConnection


既存のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を編集します。

オンライン

setIMPConnectionProperty


インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を変更します。

オンライン

deleteIMPConnectionProperty


インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続プロパティを削除します。

オンライン

listIMPAdapters


指定されたアプリケーションでサポートされるプレゼンス・サーバーを一覧表示します。

オンライン

listIMPConnections


指定されたアプリケーションに対して構成したすべてのインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を一覧表示します。

オンライン

listDefaultIMPConnection


指定されたアプリケーションに対して構成したデフォルト・インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を一覧表示します。

オンライン

setDefaultIMPConnection


指定した接続をデフォルト・インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続として設定します。

オンライン

setIMPServiceProperty


インスタント・メッセージおよびプレゼンスのデフォルトを指定します。

オンライン

removeIMPServiceProperty


インスタント・メッセージおよびプレゼンスのデフォルトを削除します。

オンライン

listIMPServiceProperties


インスタント・メッセージおよびプレゼンスのプロパティを一覧表示します。

オンライン

createIMPExtAppConnection


インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続に適した外部アプリケーションを作成します。

オンライン


10.9.1 createIMPConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.9.1.1 説明

指定されたアプリケーションのインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を作成します。

サポートされているインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバーのタイプを探すには、listIMPAdaptersコマンドを使用します。初期の設定では、WebCenter PortalまたはPortal FrameworkアプリケーションはMicrosoft Office Live Communications Server 2005 R2 (LCS)、Microsoft Office Communications Server 2007 SP1 (OCS)およびMicrosoft Lync 2010をサポートしています。

WebCenter Portalまたは独自のPortal Frameworkアプリケーションに対して複数のプレゼンス・サーバー接続を登録できますが、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスに対して使用される接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブ)接続が使用されます。

10.9.1.2 構文

createIMPConnection(appName, name, adapter, url, [appId, poolName, 
userDomain, timeout, default, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。
adapter
アダプタ名。インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバーに一致するアダプタを指定します。有効な値は、LCSおよびOCSです。

Microsoft Live Communication Server 2005の場合、LCSを選択します。

Microsoft Office Communications Server 2007およびMicrosoft Lyncの場合、OCS2007を選択します。

url
インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスをホストしているサーバーのURLを示します。

例: http://myocshost.com:8888

domain
非推奨です。

setIMPServicePropertyコマンドを使用して、IMアドレスを解決します。

appId
オプション。プレゼンス・サーバー接続に関連付けられる外部アプリケーションを示します。

指定した場合、LCS、OCSまたはLyncサーバーに対してユーザーの認証を行うために外部アプリケーション資格証明情報が使用されます。LCS、OCSおよびLyncサーバー接続の場合は、この引数は必須です。

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスに対して構成する外部アプリケーションでは、authMethod=POSTを使用して、fieldName='Account'およびdisplaytoUser=1で追加フィールドを指定する必要があります。外部アプリケーションがまだ存在していない場合、WLSTコマンドcreateIMPExtAppConnectionを使用して、必要な追加フィールドすべてを自動的に持つ外部アプリケーションを作成します。

「addExtAppField」および「setExtAppField」も参照してください。

poolName
オプション。LCS、OCSまたはLync接続を作成するために必要なプール名。プール名の詳細は、Microsoft Live Communications ServerMicrosoft Office Communications ServerまたはMicrosoft Lync Serverのドキュメントを参照してください。

LCS、OCSおよびLyncサーバー接続の場合は、この引数は必須です。

userDomain
オプション。(OCSおよびLync接続のみ。)OCSまたはLyncサーバー上のActive Directoryドメイン。

OCSまたはLyncサーバー接続の場合、この引数は必須です。

timeout
オプション。接続タイムアウト・メッセージを出す前にプレゼンス・サーバーからの応答を受信する間のインスタント・メッセージおよびプレゼンスの待機時間(秒単位)の長さを示します。この引数のデフォルトは、-1です。

-1に設定すると、サービスのデフォルト値(10秒)が適用されます。

default
オプション。この接続は、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスのデフォルト接続であるかどうかを示します。

有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.9.1.3

次の例では、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続に適した外部アプリケーションを作成し、次に、Microsoft Live Communications ServerへのmyLCSPresenceServerという名前の接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig>createIMPExtApp(appName='webcenter', name='LCSExtApp', displayName='IMP Ext App')

wls:/weblogic/serverConfig>createIMPConnection(appName='webcenter', 
name='myLCSPresenceServer', adapter='LCS', url='http://mylcshost.com/owc/lcs', 
appId='LCSExtApp', poolName='pool1.myhost.com', timeout=60, default=1)

次の例では、myOCSPresenceServerという名前のMicrosoft Office Communications Serverへのインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig>createIMPConnection(appName='webcenter', 
name='myOCSPresenceServer', adapter='OCS2007', url='http://myocshost.com/owc/ocs', 
appId='OCSExtApp', userDomain='OCS', poolName='pool01.myocshost.com', timeout=60, default=1)

次の例では、myLyncServerという名前のMicrosoft Lync Serverへのインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig>createIMPConnection(appName='webcenter', 
name='myLyncServer', adapter='OCS2007', 
url='http://mylynchost.com:8888' appId='LyncExtApp', userDomain='LYNC', poolName='pool05.mylynchost.com', timeout=60, default=1))

10.9.2 setIMPConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.9.2.1 説明

既存のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバーの接続を編集します。このコマンドを使用して、接続の属性を更新します。

createIMPConnectionコマンドを使用して、接続が作成されます。

10.9.2.2 構文

setIMPConnection(appName, name, [adapter, url, appId, poolName, 
userDomain, timeout, default, server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のプレゼンス・サーバー接続の名前を示します。
adapter
オプション。アダプタ名。インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバーに一致するアダプタを指定します。有効な値は、LCSおよびOCS2007です。

Microsoft Live Communications Serverの場合、LCSを選択します。

Microsoft Office Communications ServerおよびMicrosoft Lync Serverの場合、OCS2007を選択します。

url
オプション。インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスをホストしているサーバーのURLを示します。
domain
非推奨です。

setIMPServicePropertyコマンドを使用して、IMアドレスを解決します。

appId
オプション。プレゼンス・サーバー接続に関連付けられる外部アプリケーションを示します。

指定した場合、LCS、OCSまたはLyncサーバーに対してユーザーの認証を行うために外部アプリケーション資格証明情報が使用されます。LCS、OCSおよびLyncサーバー接続の場合は、この引数は必須です。

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスに対して構成する外部アプリケーションでは、authMethod=POSTを使用して、fieldName='Account'およびdisplaytoUser=1で追加フィールドを指定する必要があります。外部アプリケーションがまだ存在していない場合、WLSTコマンドcreateIMPExtAppConnectionを使用して、必要な追加フィールドすべてを自動的に持つ外部アプリケーションを作成します。

「addExtAppField」および「setExtAppField」も参照してください。

poolName
オプション。(LCS、OCSおよびLync) LCS、OCSまたはLync接続を作成するために必要なプール名。プール名の詳細は、Microsoft Live Communications ServerMicrosoft Office Communications ServerまたはMicrosoft Lync Serverのドキュメントを参照してください。

LCS、OCSおよびLyncサーバー接続の場合は、この引数は必須です。

userDomain
オプション。(OCSおよびLyncのみ。)OCSサーバー上のActive Directoryドメイン。

OCSまたはLyncサーバー接続の場合、この引数は必須です。

timeout
オプション。接続タイムアウト・メッセージを出す前にプレゼンス・サーバーからの応答を受信する間のインスタント・メッセージおよびプレゼンスの待機時間(秒単位)の長さを示します。

この引数のデフォルトは、-1です。-1に設定すると、サービスのデフォルト値(10秒)が適用されます。

default
オプション。この接続は、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスのデフォルト接続であるかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

インスタント・メッセージおよびプレゼンスで、この接続を使用することを指定するには、値を0から1に変更します。

この接続を無効に設定するには、removeIMPServicePropertyコマンドを使用します。

removeIMPServiceProperty('appName='webcenter', property='selected.connection')

1つのアプリケーションに対して複数のプレゼンス・サーバー接続を登録できますが、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスに対して使用される接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブ)接続が使用されます。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.9.2.3

次の例は、既存のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続の属性を設定します。

wls:/weblogic/serverConfig>setIMPConnection(appName='webcenter', 
name='myOCSPresenceServer', adapter='OCS2007', url='http://myocshost.com/owc/ocs', 
timeout=120, default=1)

次の例は、既存のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続の属性を設定します。

wls:/weblogic/serverConfig>setIMPConnection(appName='webcenter', 
name='myLCSPresenceServer', adapter='LCS', url='http://mylcshost.com/owc/lcs', 
appId='LCSExtApp', poolName='pool3.myhost.com', default=0)

10.9.3 setIMPConnectionProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.9.3.1 説明

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続プロパティを設定します。使用しているプレゼンス・サーバーに接続するために追加のパラメータを使用する必要がある場合、このコマンドを使用します。これは、キーおよび値を使用して任意の接続プロパティを追加する拡張可能な方法です。(createIMPConnectionおよびsetIMPConnectionに指定した接続プロパティを必ず使用しなければならないというわけではありません。)

既知および追加のすべての接続プロパティを表10-14「追加のインスタント・メッセージおよびプレゼンス接続プロパティ」に示します。

表10-14 追加のインスタント・メッセージおよびプレゼンス接続プロパティ

追加の接続プロパティ
説明

presence.url

プレゼンス・サーバーへのURLを示します。プレゼンスを別のサーバーにデプロイした場合に指定する必要があります。

contacts.url

接続管理サービスへのURLを示します。コンテンツ管理サービスを別のサーバーにデプロイした場合に指定する必要があります。

call.url

サード・パーティ・コール・サーバーのURLを示します。値を指定しなかった場合、base.connection.urlと同じ値が使用されます。

call.method

sipおよびpstnがサポートされます。

sipに設定した場合、IMPサービスによって、ユーザーのSIPアドレスがサード・パーティ・コール・サービスに転送されます。サード・パーティ・コール・サービスでは、コールのルーティングを決定する必要があります。

pstnに設定した場合、ユーザーの電話番号はそのユーザーのプロファイル属性(BUSINESS_PHONE)に基づいて決定されます。接続プロパティcall.number.attributeを使用すると、このデフォルトのプロファイル属性(BUSINESS_PHONE)を、他の任意の属性に変更できます。

call.domain

pstnゲートウェイのドメイン名を示します。ドメイン名を指定しなかった場合、接続の作成時に指定したドメイン値が使用されます。ドメイン名は、call.methodpstnに設定した場合のみ指定します。

contact.number.attribute

ユーザー・プロファイルからユーザーの電話番号を読み取るために使用する属性を示します。デフォルトはBUSINESS_PHONEです。この属性値は、call.methodpstnに設定した場合のみ指定します。

primary.domain

WebCenterユーザー・アイデンティティをドメインで修飾し(john.doe@oracle.comなど)、プレゼンス・サーバーのドメインがそれと異なる(john.doe@example.comなど)場合、プライマリ・ドメインoracle.comを指定します。

ユーザー・アイデンティティをドメインで修飾し、プレゼンス・サーバーに同じoracle.comドメインを使用する場合、primary.domainを指定する必要はありません。



注意:

setIMPConnectionPropertyを使用して、createIMPConnectionまたはsetIMPConnectionの利用可能なプロパティを設定しないでください。それを試みても、効果はありません。

10.9.3.2 構文

setIMPConnectionProperty(appName, name, key, value, [secure, server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のプレゼンス・サーバー接続の名前を示します。
key
接続プロパティの名前を示します。表10-14「追加のインスタント・メッセージおよびプレゼンス接続プロパティ」を参照してください。
value
プロパティの値を示します。キーおよび値を持つ接続上の任意のプロパティを変更できます。
secure
オプション。暗号化を使用してプロパティの値を安全に格納するかどうかを示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1の場合、値が暗号化されます。デフォルト・オプションは0です。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.9.3.3

次の例は、デフォルト値のadminadmin.userというカスタム・インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続プロパティを追加します。

wls:/weblogic/serverConfig>setIMPConnectionProperty(appName='webcenter', 
name='MyLCSPresenceServer', key='admin.user', value='admin')

10.9.4 deleteIMPConnectionProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.9.4.1 説明

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続プロパティを削除します。接続プロパティを削除した結果、設定が無効になる場合、希望したとおりに接続されない可能性があるので、接続プロパティを削除するときに注意してください。

このコマンドを使用すると、setIMPConnectionPropertyコマンドを使用して追加したadditional接続プロパティのみ削除できます。

10.9.4.2 構文

deleteIMPConnectionProperty(appName, name, key, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のプレゼンス・サーバー接続の名前を示します。
key
削除する接続プロパティの名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.9.4.3

次の例は、admin.userという名前のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続プロパティを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig>deleteIMPConnectionProperty(appName='webcenter', 
name='MyLCSPresenceServer', key='admin.user')

10.9.5 listIMPAdapters

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.9.5.1 説明

Oracle WebCenter Portalでサポートされるインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバーのタイプを一覧表示します。初期の設定では、WebCenter PortalまたはPortal FrameworkアプリケーションはMicrosoft Live Communications Server 2005 R2 (LCS)、Microsoft Office Communications Server 2007 SP1 (OCS)およびMicrosoft Lync 2010をサポートしています。

10.9.5.2 構文

listIMPAdapters() 

10.9.5.3

次の例では、サポートされるプレゼンス・サーバーを一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listIMPAdapters()

10.9.6 listIMPConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.9.6.1 説明

指定されたアプリケーションに対して構成したすべてのインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を一覧表示します。

10.9.6.2 構文

listIMPConnections(appName,[verbose, name, server, applicationVersion)
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

verbose
オプション。プレゼンス・サーバー接続の詳細情報を冗長モードで表示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listIMPConnectionsによって、指定されたアプリケーションに対して構成されているすべてのプレゼンス・サーバー接続およびそれらの詳細が一覧表示されます。0に設定すると、接続名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0です。

name
オプション。既存のプレゼンス・サーバー接続の名前を示します。この引数を使用して、特定のプレゼンス・サーバーの接続に関する詳細情報を表示します。

verbose引数を1に設定したとき、name引数を使用すると、verbose引数が無視されることに注意します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.9.6.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)に対して構成したすべてのインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listIMPConnections(appName='webcenter')

次の例では、WebCenter Portalに対して構成したすべてのインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を冗長モードで一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listIMPConnections(appName='webcenter', verbose=1)

次の例は、impConnection1という名前のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバーの接続に関する詳細情報を指定します。

wls:/weblogic/serverConfig> listIMPConnections(appName='webcenter', name='impConnection1')

10.9.7 listDefaultIMPConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.9.7.1 説明

指定されたアプリケーションでインスタント・メッセージおよびプレゼンスによって使用される接続を一覧表示します。WebCenter Portalまたは独自のPortal Frameworkアプリケーションに対して複数のプレゼンス・サーバー接続を登録できますが、インスタント・メッセージおよびプレゼンスに対して使用される接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブ)接続が使用されます。

利用可能なプレゼンス・サーバー接続が、1つのみ存在する場合は、その接続がデフォルト接続と想定されます。

10.9.7.2 構文

listDefaultIMPConnection(appName, verbose, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

verbose
オプション。利用可能であれば、デフォルト・プレゼンス・サーバー接続が冗長モードで表示されます。

有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定すると、プレゼンス・サーバー接続の名前および詳細が一覧表示されます。

0に設定すると、接続の名前のみ表示されます。この引数のデフォルトは、0です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.9.7.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)でインスタント・メッセージおよびプレゼンスによって使用される接続の名前および詳細情報を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listDefaultIMPConnection(appName='webcenter', verbose=1)

10.9.8 setDefaultIMPConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.9.8.1 説明

指定されたアプリケーション内のインスタント・メッセージおよびプレゼンスのデフォルト接続を指定します。1つのアプリケーションに対して複数のプレゼンス・サーバー接続を登録できますが、インスタント・メッセージおよびプレゼンスに対して使用される接続は、デフォルト(またはアクティブ)接続の1つのみです。

利用可能なプレゼンス・サーバー接続が、1つのみ存在する場合は、その接続がデフォルト接続と想定されます。

10.9.8.2 構文

setDefaultIMPConnection(appName, name, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のインスタント・メッセージおよびプレゼンス接続の名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.9.8.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)におけるインスタント・メッセージおよびプレゼンスのmyPresenceServerという名前のデフォルト(またはアクティブ)接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig>setDefaultIMPConnection(appName='webcenter', name='myPresenceServer') 

10.9.9 setIMPServiceProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.9.9.1 説明

インスタント・メッセージおよびプレゼンスのデフォルト値を指定します。

インスタント・メッセージおよびプレゼンスの構成可能なプロパティを表10-15「インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービス - 構成可能なプロパティ」に示します。

表10-15 インスタント・メッセージおよびプレゼンス - 構成可能なプロパティ

構成プロパティ 説明

selected.connection

インスタント・メッセージおよびプレゼンスによって使用される接続を示します。

rtc.cache.time

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・データのキャッシュ・タイムアウトを示します。デフォルトでは60秒です。

resolve.display.name.from.user.profile

ユーザー表示名は、欠落している場合、表示する項目を確定します。0に設定しており、表示名情報が利用不可能な場合、アプリケーション内にユーザー名のみ表示されます。1に設定しており、表示名情報が利用不可能な場合、表示名がユーザー・プロファイル・データから読み込まれます。このオプションを1に設定すると、パフォーマンスに影響があります。デフォルト設定は0です。

表示名は、プレゼンス・データでは、必須ではありません。WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションで表示名がデフォルトで提供されないことがあり、なおかつその情報が重要と思われる場合、表示名が常に表示されるように、resolve.display.name.from.user.profile1に設定します。

im.address.resolver.class

ユーザー名をIMアドレスに、IMアドレスをユーザー名にマップするために使用されるリゾルバの実装。

デフォルト設定は、oracle.webcenter.collab.rtc.IMPAddressResolverImplです。この実装では、次の場所で、指定された順序でIMアドレスが検索されます。

  • ユーザー・プリファレンス

  • ユーザー資格証明

  • ユーザー・プロファイル

im.address.profile.attribute

ユーザーのIMアドレスを決定するために使用されるユーザー・プロファイル属性。デフォルト設定は、BUSINESS_EMAILです。


10.9.9.2 構文

setIMPServiceProperty(appName, property, value, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

property
構成プロパティの名前を示します。
value
プロパティの値を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.9.9.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)内のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・データのデフォルト・キャッシュ・タイムアウトを変更します。

wls:/weblogic/serverConfig>setIMPServiceProperty(appName='webcenter', 
property='rtc.cache.time', value='30')

10.9.10 removeIMPServiceProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.9.10.1 説明

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・プロパティに設定されている現在の値を削除します。このコマンドを使用して、表10-15「インスタント・メッセージおよびプレゼンス - 構成可能なプロパティ」に一覧表示されている任意のプロパティを削除します。

これらのプロパティの値を削除すると予期しない動作を引き起こす可能性があるので、このコマンドを使用するときは注意してください。


注意:

このコマンドの構文を使用して、現在、インスタント・メッセージおよびプレゼンスによって使用されている接続を無効にします。

removeIMPServiceProperty('appName='webcenter', property='selected.connection')

このコマンドを使用すると、default接続引数が0に設定されます。「setIMPConnection」も参照してください。


10.9.10.2 構文

removeIMPServiceProperty(appName, property, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

property
構成プロパティの名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.9.10.3

次の例では、WebCenter Portal内のインスタント・メッセージおよびプレゼンスのキャッシュ有効期限値をクリアします。

wls:/weblogic/serverConfig>removeIMPServiceProperty(appName='webcenter', 
property='rtc.cache.time')

10.9.11 listIMPServiceProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.9.11.1 説明

インスタント・メッセージおよびプレゼンスのすべての構成可能なプロパティを一覧表示します。

10.9.11.2 構文

listIMPServiceProperties(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.9.11.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)内のインスタント・メッセージおよびプレゼンスの構成可能なプロパティを一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listIMPServiceProperties(appName='webcenter') 

10.9.12 createIMPExtAppConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.9.12.1 説明

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続に適した外部アプリケーションを作成します。外部アプリケーションは、必須の追加プロパティauthMethod=POST、および追加フィールドfieldName='Account'displaytoUser=1で構成されます。

10.9.12.2 構文

createIMPExtAppConnection(appName, name, [displayName, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。
displayName
オプション。外部アプリケーション表示名を示します。アプリケーションのユーザーが識別するユーザー・フレンドリな名前。

表示名は、アプリケーション内のすべての外部アプリケーション間で一意である必要があります。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.9.12.3

次の例では、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続に適したIMPxAppという名前の外部アプリケーションを作成します。

wls:/weblogic/serverConfig>createIMPExtAppConnection(appName='webcenter',
name='IMPxApp', displayName='IMP Ext App') 

10.10 アイデンティティ・ストア

表10-16に示すコマンドを使用して、アプリケーションのアイデンティティ・ストアを検索するためのオプションを構成します。

表10-16 WebCenter Portalアイデンティティ・ストアWLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

setWebCenterIdStoreSearchConfig

指定されたアプリケーションのアイデンティティ・ストアを検索するための構成オプションを変更します。

オンライン

listWebCenterIdStoreSearchConfig

指定されたアプリケーションのアイデンティティ・ストアを検索するための現在の構成オプションを一覧表示します。

オンライン


10.10.1 setWebCenterIdStoreSearchConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.10.1.1 説明

指定されたアプリケーションのアイデンティティ・ストアを検索するための構成オプションを変更します。これらの設定を使用して、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーション内の(ユーザーとロールを対象とする)アイデンティティ・ストア検索を最適化します。

アイデンティティ・ストアの検索パラメータはadf-config.xmlに格納されています。検索パラメータを指定しない場合、それは変更されません。

10.10.1.2 構文

setWebCenterIdStoreSearchConfig(appName,[narrowSearchTimeout, broadSearchTimeout, maxSearchFilters, maxFetchRecords, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

narrowSearchTimeout
オプション。アイデンティティ・ストアから単一のユーザーをフェッチするなど、小さい単純な検索に対して許容される最大時間(ミリ秒単位)。

初期状態でのデフォルトは30000ミリ秒です。

broadSearchTimeout
オプション。名前パターンに一致するユーザーおよびロールを返すなど、大きな結果セットを返すために許容される最大時間(ミリ秒単位)。

初期状態でのデフォルトは60000です。

maxSearchFilters
オプション。アプリケーションのアイデンティティ・ストアに許容される検索フィルタの数。初期状態では最大許容数は100です。

いくつかのアイデンティティ・ストアの検索は、LDAP検索コールに変換される検索フィルタを使用して実行されます。関連付けられているLDAPサーバーによって検索条件が制限される場合は、そのLDAPサーバー設定に一致するようにmaxSearchFiltersプロパティを設定できます。

maxFetchRecords
オプション。各検索問合せから返されるレコードの最大数。初期状態でのデフォルトは100です。

この設定の値は、LDAPサーバーのパフォーマンスに影響を与えるため、この検索結果制限を増やす場合はそれを考慮してください。

LDAPサーバーではそれ自体の検索結果制限が適用されるため、実際に使用される制限は、2つの値のうち、より小さい方になります。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.10.1.3

次の例では、両方のアイデンティティ・ストア検索タイムアウトを増やします。

wls:/weblogic/serverConfig>setWebCenterIdStoreSearchConfig(appName='webcenter', narrowSearchTimeout=60000, broadSearchTimeout=100000);

次の例では、返されるレコードの最大数を100に制限します。

wls:/weblogic/serverConfig>setWebCenterIdStoreSearchConfig(appName='webcenter', maxFetchRecords=100);

10.10.2 listWebCenterIdStoreSearchConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.10.2.1 説明

指定されたアプリケーション(WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーション)のアイデンティティ・ストアを検索するための現在の構成オプションを一覧表示します。

アイデンティティ・ストアの検索パラメータはadf-config.xmlに格納されています。

10.10.2.2 構文

listWebCenterIdStoreSearchConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.10.2.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)に対するアイデンティティ・ストア検索の構成情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listWebCenterIdStoreSearchConfig(appName='webcenter');
-----------------
User role search configuration parameters
-----------------
Narrow search timeout    : 30000
Broad search timeout     : 60000
Maximum search filters   : 100
Maximum records to fetch : 200

10.11 ライフサイクル

表10-17に示すコマンドを使用して、WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション用のライフサイクル操作を実行します。

表10-17 ライフサイクルWLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

deployWebCenterPortal


(WebCenter Portalのみ)

ステージ環境から本番環境にポータルをデプロイします。

オンライン

propagateWebCenterPortal


(WebCenter Portalのみ)

指定されたポータルのメタデータを、ステージ環境から本番環境に伝播します。

オンライン

exportWebCenterPortals


(WebCenter Portalのみ)

指定された1つ以上のポータルをポータル・アーカイブ(.parファイル)にエクスポートします。

オンライン

exportWebCenterPortalTemplates


(WebCenter Portalのみ)

指定された1つ以上のポータル・テンプレートをポータル・アーカイブ(.parファイル)にエクスポートします。

オンライン

importWebCenterPortals


(WebCenter Portalのみ)

1つ以上のポータルまたはポータル・テンプレートをポータル・アーカイブ(.parファイル)からインポートします。

オンライン

listWebCenterPortalArchive


(WebCenter Portalのみ)

ポータル・アーカイブの内容を一覧表示し、そのポータル・アーカイブを指定された場所に抽出します。

オンラインまたはオフライン

exportWebCenterPortalChanges


(WebCenter Portalのみ)

ポータルのメタデータの変更をポータル・アーカイブ(.parファイル)にエクスポートします。

オンライン

importWebCenterPortalChanges


(WebCenter Portalのみ)

ポータルのメタデータの変更をポータル・アーカイブ(.parファイル)からインポートします。

オンライン

exportWebCenterPortalConnections


(WebCenter Portalのみ)

接続構成情報をソースのWebCenter Portal環境から指定されたファイルにエクスポートします。

オンライン

importWebCenterPortalConnections


(WebCenter Portalのみ)

新しいWebCenter Portal接続を、指定された接続プロパティ・ファイルからインポートします。

オンライン

setSpaceState


(WebCenter Portalのみ)

ポータルをオフラインにするか、ポータルをオンラインにします。

オンライン

exportWebCenterResource


ポータル・リソースをエクスポート・アーカイブ(.earファイル)にエクスポートします。

オンライン

importWebCenterResource


ポータル・リソースをエクスポート・アーカイブ(.ear)からインポートします。

オンライン

importWebCenterTranslations


WebCenter Portalの変換をインポートします。

オンライン

exportWebCenterApplication


WebCenter Portalアプリケーションをエクスポート・アーカイブ(.earファイル)にエクスポートします。

オンライン

importWebCenterApplication

WebCenter Portalアプリケーションをエクスポート・アーカイブ(.earファイル)からインポートします。

オンライン

exportPortletClientMetadata


エクスポート・アーカイブにポートレット・クライアント・メタデータおよびプロデューサのカスタマイズとパーソナライズをエクスポートします。

オンライン

importPortletClientMetadata


エクスポート・アーカイブからポートレット・クライアント・メタデータおよびプロデューサのカスタマイズとパーソナライズをインポートします。

オンライン

showProducerImportFailures


メタデータのインポートが失敗したプロデューサの名前およびそれらの失敗の理由を表示します。

オンライン

retryAllFailedProducerImports


残りのプロデューサ・メタデータのインポートを試行します

オンライン

cloneWebCenterManagedServer

WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションによって使用される管理対象サーバーをクローニングします。

オンライン


表10-18 11.1.1.8.0で非推奨のライフサイクルWLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

exportGroupSpaces(非推奨)


1つ以上のスペースをエクスポート・アーカイブにエクスポートします。

オンライン

exportGroupSpaceTemplates(非推奨)


1つ以上のスペース・テンプレートをエクスポート・アーカイブにエクスポートします。

オンライン

importGroupSpaces(非推奨)


1つ以上のスペースまたはスペース・テンプレートをエクスポート・アーカイブからインポートします。

オンライン


10.11.1 deployWebCenterPortal

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.1.1 説明

(WebCenter Portalのみ)ステージ環境から本番環境にポータルをデプロイします。


注意:

  • 管理対象サーバーの名前は、ステージ環境と本番環境の両方で一致している必要があります。

  • 本番環境への接続は、ステージ・インスタンスで定義されている必要があります。

  • 少なくともWebLogicの「監視」ロールとWebCenter Portalの権限であるポータル - すべて管理を持っている必要があります。


10.11.1.2 構文

deployWebCenterPortal(appName, portalName, targetConnectionName, 
deployCustomizations, deployPortalContent, deploySecurity, deployData, 
deployActivities, overwrite, savePortal, deployLog, server, applicationVersion)
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

portalName
デプロイするポータルの名前。たとえば、portalName='myPortal'などです。

注意: ここにポータルの表示名を入力しないでください。ポータルのURL内で使用されているポータル名を入力する必要があります。不明な場合は、ポータル名を「ポータルについて」ダイアログで確認します。

targetConnectionName
ターゲット本番インスタンスへの接続方法を指定する、ソース・ステージ・インスタンス上の接続名。

注意: 接続が存在しない場合は、Enterprise ManagerまたはWLSTコマンドadf_createHttpUrlConnectionを使用して接続を構成します。

deployCustomizations
オプション。ポータルに関連付けられたカスタマイズをターゲットにデプロイするかどうかを指定します。有効な値は1および0です。
  • 1 - ポータルのカスタマイズをデプロイします。これには、次のものがあります。

    ポータル・レベルのカスタマイズ(システム・ページ、アセット、タスク・フローなど)

    ユーザー・レベルのカスタマイズ(ユーザー・パーソナライズと呼ばれることもあります)

    deployCustomizationsによって、ターゲット上の既存のポータルに関するカスタマイズ(存在する場合)が完全に上書きされることはありません。ソース・ポータルに含まれるカスタマイズのみがデプロイ時に上書きされ、ターゲット上の他のすべてのカスタマイズは変更されずに残ります。

  • 0 - ポータルのカスタマイズを除外します。たとえば、カスタマイズを含まないデフォルトのタスク・フローと、デフォルトのポータル設定をデプロイします。ポータルを再デプロイする場合、ターゲット上の既存のカスタマイズはすべて保持されます。

この引数のデフォルトは、1です。

deployPortalContent
オプション。ポータルのコンテンツ・フォルダをターゲットにデプロイするかどうかを指定します。有効な値は1および0です。
  • 1 - ポータルのコンテンツ・フォルダをデプロイします。

  • 0 - ポータル・コンテンツを除外します。

この引数のデフォルトは、0です。

deploySecurity
オプション。ポータル・メンバーの詳細をターゲットにインポートするかどうかを示します。有効な値は1および0です。
  • 1 - ポータルのロールと権限、およびメンバーの詳細とそれらのロール割当てがターゲットにデプロイされます。

  • 0 - ポータルのロールと権限のみがデプロイされます。このオプションは、ステージ環境と本番環境の間を移行する場合や、テスト・フェーズ中に追加されたメンバー詳細が不要になった場合に便利です。

この引数のデフォルトは、1です。

注意: セキュリティ・ポリシーなしで新しいポータルをインポートすることはできないため、新しいポータルをインポートするときは、常にdeploySecurity=1に設定してください。

deployData
オプション。ポータルのデータをターゲットにデプロイするかどうかを示します。有効な値は1および0です。
  • 1 - WebCenter Portalデータベースに格納されているポータル関連のデータ(アクティビティ・ストリーム、イベント、フィードバック、リスト、リンク、メッセージ・ボード、ピープル・コネクション、投票、プロファイル、投票およびアンケート)がデプロイされます。

  • 0 - ポータルのデータはデプロイされず、ターゲット上のデータ(存在する場合)が保持されます。このオプションは、ステージ環境と本番環境の間を移行する場合や、テスト・データが不要になった場合に便利です。

この引数のデフォルトは、1です。

deployActivities
オプション。アクティビティ・ストリーム・メッセージをターゲットにデプロイするかどうかを示します。このオプションはdeployData=1の場合のみ適用できます。

有効な値は1および0です。

  • 1 - ソース・ポータルからのアクティビティ・ストリーム・メッセージがターゲットにデプロイされます。

  • 0 - ソース・ポータルからのアクティビティ・ストリーム・メッセージはターゲットにデプロイされません。ターゲット上のアクティビティ(存在する場合)は保持されます。このオプションは、ステージ環境と本番環境の間を移行する場合や、テスト・データが不要になった場合に便利です。

この引数のデフォルトは、1です。

overwrite
オプション。ポータルがターゲット内にすでに存在する場合に、そのポータルを再デプロイするかどうかを指定します。有効な値は1および0です。
  • 1 - ポータルを再デプロイします。

  • 0 - ポータルが存在する場合は再デプロイしません。

この引数のデフォルトは、0です。

savePortal
オプション。ポータルを再デプロイする前に、ターゲット・インスタンス上のポータルをバックアップするかどうかを指定します。

有効な値は1および0です。

  • 1 - ポータルを再デプロイする前にバックアップします。バックアップ・アーカイブは、ターゲット・マシン上の一時ディレクトリに保存されます。

  • 0 - デプロイ前にポータルのバックアップを実行しません。

デフォルト値は0です。

deployLog
オプション。デプロイ操作の詳細情報を含むローカル・ログ・ファイルの名前と場所。

指定しない場合、PortalDeploy_<timestamp>.logという名前のデプロイ・ログ・ファイルが一時ディレクトリ内に生成されます。

server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.1.3

次の例では、コンテンツ・フォルダを含まず、ポータルのカスタマイズ、セキュリティおよびデータを含むmyPortalという名前のポータルをデプロイします。

wls:/weblogic/serverConfig> deployWebCenterPortal(appName='webcenter', 
portalName='myPortal', targetConnectionName='MyProductionConnection')

注意:

adf_createHttpUrlConnection WLSTコマンドを使用すると、MyProductionConnectionを作成できます。例:

adf_createHttpURLConnection(appName='webcenter', name='MyProductionConnection', url='http://example.com:7777', user='myuser', password='mypassword', realm='ProductionRealm')


次の例では、myPortalという名前のポータルを、それに関連付けられたコンテンツ、カスタマイズ、セキュリティおよびデータとともにデプロイし、デプロイ・ログ・ファイルの名前と場所を指定します。

wls:/weblogic/serverConfig> deployWebCenterPortal(appName='webcenter', 
portalName='myPortal', targetConnectionName='MyProductionConnection', 
deployPortalContent=1, deployLog='/mydeploylogs/myPortal_deploy.log')

次の例では、ソース上のmyPortalとそれに関連付けられたコンテンツ、カスタマイズ、セキュリティおよびデータを再デプロイする前に、ターゲット上のmyPortalをバックアップします。

wls:/weblogic/serverConfig> deployWebCenterPortal(appName='webcenter', 
portalName='myPortal', targetConnectionName='MyProductionConnection', 
deployPortalContent=1, savePortal=1, overwrite=1)

10.11.2 propagateWebCenterPortal

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.2.1 説明

(WebCenter Portalのみ)指定されたポータルのメタデータの変更を、ステージ環境から本番環境に伝播します。次のメタデータの変更が伝播されます。

  • 対象:

    • ポータル・ページ、システム・ページ、ポートレット、アセットおよびタスク・フローに関するポータル・レベルのカスタマイズ(メタデータの変更)

    • ポータル・ページ、ポートレットおよびタスク・フロー・インスタンスに関するユーザー・レベルのカスタマイズ(メタデータの変更)

  • 対象外: サブポータル、セキュリティ、コンテンツとデータに対するすべての変更およびポータルの状態(オンライン/オフライン)


重要:

伝播できるのは、以前にdeployWebCenterPortalコマンドを使用して(ステージ環境から本番環境に)デプロイされたポータルのみです。

その他の変更を移行するには、exportWebCenterPortalsimportWebCenterPortalsまたはdeployWebCenterPortalの使用を検討してください。


注意:

  • 管理対象サーバーの名前は、ステージ環境と本番環境の両方で一致している必要があります。

  • 本番環境への接続は、ステージ・インスタンスで定義されている必要があります。

  • 少なくともWebLogicの「監視」ロールとWebCenter Portalの権限であるポータル - すべて管理を持っている必要があります。


10.11.2.2 構文

propagateWebCenterPortal(appName, portalName, targetConnectionName, [savePortal, propagateLog, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

portalName
デプロイするポータルの名前。たとえば、portalName='myPortal'などです。

注意: ここにポータルの表示名を入力しないでください。ポータルのURL内で使用されているポータル名を入力する必要があります。不明な場合は、ポータル名を「ポータルについて」ダイアログで確認します。

targetConnectionName
ターゲット本番インスタンスへの接続方法を指定する、ソース・ステージ・インスタンス上の接続名。

注意: 接続が存在しない場合は、Enterprise ManagerまたはWLSTコマンドadf_createHttpUrlConnectionを使用して接続を構成します。

savePortal
オプション。変更を伝播する前に、ターゲット・インスタンス上のポータルをアーカイブにバックアップするかどうかを指定します。

有効な値は1および0です。

  • 1 - 伝播する前にターゲット・ポータルをアーカイブにバックアップします。作成されたバックアップ・アーカイブは、ターゲット・マシン上の/tmpディレクトリに保存されます。

  • 0 - 変更を伝播する前に、ターゲット・ポータルをバックアップしません。

デフォルト値は0です。

propagateLog
オプション。伝播操作の詳細情報を含むローカル・ログ・ファイルの名前と場所。

指定しない場合、PortalPropagation_<timestamp>.logという名前の伝播ログ・ファイルが一時ディレクトリ内に生成されます。

server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.2.3

次の例では、myPortalという名前のポータルのメタデータに対する変更を伝播します。

wls:/weblogic/serverConfig> propagateWebCenterPortal(appName='webcenter', portalName='myPortal', targetConnectionName='MyProductionConnection')

注意:

adf_createHttpUrlConnection WLSTコマンドを使用すると、MyProductionConnectionを作成できます。例:

adf_createHttpURLConnection(appName='webcenter', name='MyProductionConnection', url='http://example.com:7777', user='myuser', password='mypassword', realm='ProductionRealm')


次の例では、myPortalという名前のポータルをバックアップした後、そのポータルのメタデータに対する変更を伝播します。

wls:/weblogic/serverConfig> propagateWebCenterPortal(appName='webcenter', portalName='myPortal', targetConnectionName='MyProductionConnection', savePortal=1)

次の例では、myPortalという名前のポータルのメタデータに対する変更を伝播し、その伝播ログ・ファイルの名前と場所を指定します。

wls:/weblogic/serverConfig> propagateWebCenterPortal(appName='webcenter', 
portalName='myPortal', targetConnectionName='MyProductionConnection', 
propagateLog='/mypropagationlogs/myPortal_propagation.log')

10.11.3 exportWebCenterPortals

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.3.1 説明

(WebCenter Portalのみ)指定されたファイル名を使用して、1つ以上の指定されたポータルをポータル・アーカイブ(.parファイル)にエクスポートします。

ポータル・アーカイブ・ファイルには、1つ以上のポータル・データ・アーカイブ(.pdrファイル)が含まれます。このアーカイブは、エクスポートするポータル(またはポータル階層)ごとに1つ存在します。各ポータル・データ・アーカイブには、ポータル固有のデータ、ポータル・レベルのカスタマイズ、ユーザー・レベルのカスタマイズ、セキュリティ情報、およびオプションでポータルのコンテンツ・フォルダが含まれます。

いずれかのポータルを適切にエクスポートできなかった場合は、エクスポート操作が続行されます。指定されたポータルごとに、エクスポート操作が成功または失敗したことを示すステータス・メッセージがWLSTコンソールに表示されます。エクスポートできなかったポータルは、.parファイルから除外されます。


注意:

このコマンドを実行するには、少なくともWebLogicの「監視」ロールとWebCenter Portalの権限であるポータル - すべて管理を持っている必要があります。

10.11.3.2 構文

exportWebCenterPortals(appName, fileName, [names, offlineDuringExport, exportPortalContent, exportConnections, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

fileName
エクスポート・アーカイブ(.parファイル)の名前と場所。たとえば、/myExports/myPortalExport.parなどです。

場所を指定しなかった場合、アーカイブはWLSTコマンドを実行したディレクトリ内に作成されます。

names
オプション。エクスポートする1つ以上のポータルの名前。複数のポータル名をカンマで区切ります。たとえば、names='sales,finance'などです。

注意: ここにポータルの表示名を入力しないでください。ポータルのURL内で指定されている名前を入力する必要があります。ポータル名は、「ポータルについて」ダイアログで確認できます。

names引数を空白のままにした場合、すべてのポータル(最大10個のポータル)がエクスポートされます。インスタンスに10個を超えるポータルが含まれる場合は、names引数を使用して、各ポータルに個別に名前を付ける必要があります。

offlineDuringExport
オプション。エクスポート・プロセスを開始する前に、エクスポートするポータルをオフラインにする必要があるかどうかを示します。ユーザーによるポータルへのアクセスが許可されている場合、エクスポートの開始後に発生した変更はエクスポートされません。

有効な値は1および0です。

  • 1 - エクスポート・プロセスを開始する前にオンライン・ポータル(存在する場合)をオフラインにし、エクスポート・プロセスの最後に、それらのポータルを元のオンライン状態に戻します。

    エクスポート・プロセス中にデータが失われないように、offlineDuringExport=1に設定することをお薦めします。

  • 0 - ポータルを現在の状態でエクスポートします。

デフォルト値は0です。

exportPortalContent
オプション。WebCenter Content Server上にある各ポータルのコンテンツ・フォルダをエクスポートするかどうかを指定します。

コンテンツ・フォルダは、ドキュメント・サービスを使用してポータル・ドキュメント(ファイル、フォルダ、Wikiおよびブログ)を作成、管理および格納するすべてのポータルに対して、自動的にContent Server上に作成されます。ポータルとともにエクスポートできるのは、このフォルダに格納されたコンテンツのみです。たとえば、Content Presenterを通じて表示されるWebコンテンツまたはページは、その情報がポータルのコンテンツ・フォルダに格納されないため、エクスポート対象に含まれません。

有効な値は1および0です。

  • 1 - ポータルのコンテンツ・フォルダをエクスポートします。

  • 0 - ポータル・コンテンツを除外します。

デフォルト値は0です。

exportConnections
オプション。WebCenter Portal接続をconnection.propertiesという名前のファイルにエクスポートし、それをポータル・アーカイブ(.parファイル)に含めるかどうかを指定します。

また、connection.propertiesのコピーは、同じ場所にあるアーカイブの外部、つまりfileNameオプションを使用して指定された場所に格納されます。

有効な値は1および0です。

  • 1 - WebCenter Portal接続をエクスポートします。

  • 0 - WebCenter Portal接続をエクスポートしません。

デフォルト値は0です。

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理の接続プロパティ・ファイルの理解に関する項も参照してください。

server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.3.3

次の例では、myPortal1myPortal2myPortalExport.parにエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterPortals(appName='webcenter', fileName='myPortalExport.par', names='myPortal1, myPortal2')

次の例では、myPortal1myPortalExport.parにエクスポートします。エクスポート操作の発生時にmyPortal1がオフラインになるように、offlineDuringExport1に設定しています。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterPortals(appName='webcenter', fileName='myPortalExport.par', names='myPortal1', offlineDuringExport=1)

次の例では、ポータルのコンテンツ・フォルダを含むすべてのポータルをexportAllMyPortals.parにエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterPortals(appName='webcenter', fileName='exportAllMyPortals.par', exportPortalContent=1)

10.11.4 exportWebCenterPortalTemplates

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.4.1 説明

(WebCenter Portalのみ)指定されたファイル名を使用して、1つ以上の指定されたポータル・テンプレートをポータル・アーカイブ(.parファイル)にエクスポートします。ポータル・アーカイブ・ファイルには、エクスポートする各ポータル・テンプレートに対応した、ポータル・データ・アーカイブ(.pdrファイル)が含まれます。

各ポータル・データ・アーカイブには、テンプレート固有のデータ(ページ、ディスカッションおよびリスト)、カスタマイズ、セキュリティ情報およびオプションでポータル・テンプレートのコンテンツが含まれます。

いずれかのポータル・テンプレートを適切にエクスポートできなかった場合、エクスポート操作が続行されます。指定されたポータルごとに、エクスポート操作が成功または失敗したことを示すステータス・メッセージがWLSTコンソールに表示されます。エクスポートできなかったポータル・テンプレートは、.parファイルから除外されます。


注意:

このコマンドを実行するには、少なくともWebLogicの「監視」ロールとWebCenter Portalの権限であるポータル・テンプレート - すべて管理を持っている必要があります。

10.11.4.2 構文

exportWebCenterPortalTemplates(appName, fileName, [names, exportPortalTemplateContent, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

fileName
エクスポート・アーカイブ(.parファイル)の名前と場所。たとえば、/myExports/myPortalTemplateExport.parなどです。

場所を指定しなかった場合、アーカイブはWLSTコマンドを実行したディレクトリ内に作成されます。

names
オプション。エクスポートする1つ以上のポータル・テンプレートの名前。複数のテンプレート名をカンマで区切ります。たとえば、names='mySalesTemplate,myHRTemplate'などです。

注意: ここにポータル・テンプレートの表示名を入力しないでください。ポータル・テンプレートのURL内で指定されている名前を入力する必要があります。ポータル名は、「ポータル・テンプレートについて」ダイアログで確認できます。

names引数を空白のままにした場合、すべてのテンプレート(最大10個のテンプレート)がエクスポートされます。インスタンスに10個を超えるポータル・テンプレートが含まれる場合は、names引数を使用して、各テンプレートに個別に名前を付ける必要があります。

exportPortalTemplateContent
オプション。WebCenter Content Server上にある各テンプレートのコンテンツ・フォルダをエクスポートするかどうかを指定します。

コンテンツ・フォルダは、ドキュメント・サービスを使用してテンプレート・ドキュメント(ファイル、フォルダ、Wikiおよびブログ)を作成、管理および格納するすべてのテンプレートに対して、自動的にContent Server上に作成されます。ポータル・テンプレートとともにエクスポートできるのは、このフォルダに格納されたコンテンツのみです。たとえば、Content Presenterを通じて表示されるWebコンテンツまたはページは、その情報がポータル・テンプレートのコンテンツ・フォルダに格納されないため、エクスポート対象に含まれません。

有効な値は1および0です。

  • 1 - ポータル・テンプレートのコンテンツ・フォルダをエクスポートします。

  • 0 - ポータル・テンプレートのコンテンツを除外します。

デフォルト値は0です。

server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.4.3

次の例では、myPortalTemplate1myPortalTemplate2myPortalTemplateExport.parにエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterPortalTemplates(appName='webcenter', fileName='myPortalTemplateExport.par', names='myPortalTemplate1, myPortalTemplate2')

次の例では、ポータル・テンプレートのコンテンツを含むすべてのポータル・テンプレートをexportAllMyPortalTemplates.parにエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterPortalTemplates(appName='webcenter', fileName='exportAllMyPortalTemplates.par', exportPortalTemplateContent=1)

10.11.5 importWebCenterPortals

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.5.1 説明

(WebCenter Portalのみ)1つ以上のポータルまたはポータル・テンプレートをポータル・アーカイブ(.parファイル)からインポートします。


注意:

このコマンドを実行するには、少なくともWebLogicの「監視」ロールとWebCenter Portalの権限であるポータル - すべて管理またはポータル・テンプレート - すべて管理を持っている必要があります。

10.11.5.2 構文

importWebCenterPortals(appName, fileName, names, [parentPortal, 
importCustomizations, importPortalContent, importSecurity, importData, 
importActivities, overwrite, savePortals, forceOffline, importLog, server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

fileName
インポートするポータルまたはポータル・テンプレートを含むポータル・アーカイブ(.parファイル)の名前。たとえば、mySalesPortal.par

注意: 以前のWebCenter Portalリリースから生成されたスペース・アーカイブ(.earファイル)をインポートする場合、その.earファイルの名前を指定してください。たとえば、myOldFinanceSpace.ear

names
インポートする1つ以上のポータルまたはポータル・テンプレートの名前。たとえば、names='sales'などです。

複数の名前をカンマで区切ります。たとえば、names='sales,finance'などです。

注意:ここに表示名を入力しないてください。ポータルまたはポータル・テンプレートのURL内で指定されている名前を入力する必要があります。

  • ポータル名は、「ポータルについて」ダイアログで確認できます。

  • ポータル・テンプレート名は、「ポータル・テンプレートについて」ダイアログで確認できます。

注意: インポートするアーカイブが、以前のWebCenter Portalのバージョン、つまりバージョン11.1.1.7.0以前からの.earファイルに対して生成されている場合、names引数は無視されます。

parentPortal
オプション。アーカイブに含まれるポータルの配置先となる親ポータルの名前。指定した場合、インポートされたポータルは、その親ポータルのサブポータルになります。

この引数のデフォルトはnullです。親を指定しなかった場合、アーカイブ済ポータルはルート・ポータルとしてインポートされます。

注意: アーカイブにポータル・テンプレートが含まれている場合、この引数は無視されます。

importCustomizations
オプション。ポータル・アーカイブからカスタマイズをインポートするかどうかを示します。有効な値は1および0です。
  • 1 - ポータルのカスタマイズをインポートします。これには、次のものがあります。

    ポータル・レベルのカスタマイズ(システム・ページ、アセット、タスク・フローなど)

    ユーザー・レベルのカスタマイズ(ユーザー・パーソナライズと呼ばれることもあります)

    インポートによって、ターゲット上の既存のポータルに関するカスタマイズ(存在する場合)が完全に上書きされることはありません。ポータル・アーカイブに含まれるカスタマイズのみがインポート時に上書きされ、ターゲット上の他のすべてのカスタマイズは変更されずに残ります。

  • 0 - 新しいポータルがカスタマイズなしでインポートされます。たとえば、デフォルトのタスク・フローとデフォルトのポータル設定がインポートされます。

    ターゲット上にすでに存在しているポータルをインポートする場合、そのターゲット上の既存のカスタマイズが保持されます。

この引数のデフォルトは、1です。

注意: ポートレットおよびページのカスタマイズは、常にインポートされます。

注意: アーカイブにポータル・テンプレートが含まれている場合、この引数は無視されます。

importPortalContent
オプション。ポータルまたはポータル・テンプレートに関連付けられたコンテンツをインポートするかどうか、つまりアーカイブ内のドキュメント(存在する場合)をターゲットのコンテンツ・リポジトリにインポートするかどうかを指定します。

有効な値は1および0です。

  • 1 - コンテンツをターゲットのポータルまたはポータル・テンプレートのコンテンツ・フォルダにインポートします。既存のフォルダは上書きされます。

  • 0 - ポータル(またはポータル・テンプレート)のコンテンツを除外します。このオプションは、ステージ環境と本番環境の間を移行する場合や、テスト・コンテンツが不要になった場合に便利です。

この引数のデフォルトは、0です。

注意: 大きいコンテンツ・フォルダを含むポータル・アーカイブは、ファイルの最大アップロード・サイズを超える場合があります(デフォルトでは2GB)。必要に応じて、この設定値を増やすことができます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のファイルの最大アップロード・サイズの変更に関する項を参照してください。

importSecurity
オプション。エクスポート・アーカイブからポータル・メンバーの詳細をインポートするかどうかを示します。有効な値は1および0です。
  • 1 - ポータルのロールと権限、およびメンバーの詳細とそれらのロール割当てをインポートします。

  • 0 - ポータルのロールと権限のみをインポートします。このオプションは、ステージ環境と本番環境の間を移行する場合や、テスト・フェーズ中に追加されたメンバー詳細が不要になった場合に便利です。

この引数のデフォルトは、1です。

注意: アーカイブにポータル・テンプレートが含まれている場合、この引数は無視されます。

importData
オプション。エクスポート・アーカイブからデータをインポートするかどうかを示します。有効な値は1および0です。
  • 1 - WebCenter Portalデータベースに格納されているポータル関連のデータ(アクティビティ・ストリーム、イベント、フィードバック、リスト、リンク、メッセージ・ボード、ピープル・コネクション、投票、プロファイルおよびアンケート)がインポートされます。

  • 0 - ポータルのデータはインポートされず、ターゲット上のデータ(存在する場合)は保持されます。このオプションは、ステージ環境と本番環境の間を移行する場合や、テスト・データが不要になった場合に便利です。

この引数のデフォルトは、1です。

注意: アーカイブにポータル・テンプレートが含まれている場合、この引数は無視されます。

importActivities
オプション。エクスポート・アーカイブからアクティビティ・メッセージをインポートするかどうかを示します。有効な値は1および0です。
  • 1 - ポータル・アーカイブに格納されたアクティビティ・メッセージがインポートされます。

  • 0 - アクティビティ・メッセージはインポートされません。

この引数のデフォルトは、1です。

注意: アーカイブにポータル・テンプレートが含まれている場合、この引数は無視されます。

overwrite
オプション。ターゲット内に存在するポータルまたはポータル・テンプレートを上書きするかどうかを指定します。

有効な値は1および0です。

  • 1 - 既存のポータル(またはポータル・テンプレート)を上書きします。

  • 0 - 新しいポータル(またはポータル・テンプレート)のみをインポートします。ターゲット上に存在するポータルまたはポータル・テンプレートはインポートしません。

デフォルトは0です。

savePortals
オプション。インポート操作を開始する前に、既存のポータルまたはポータル・テンプレートをアーカイブに保存するかどうかを指定します。

有効な値は1および0です。

  • 1 - インポート前に、既存のポータルまたはポータル・テンプレートをアーカイブにバックアップします。作成されたアーカイブは、ターゲット・マシン上の/tmpディレクトリにコピーされます。

  • 0 - 既存のポータルまたはポータル・テンプレートをバックアップしません。

デフォルト値は0です。

forceOffline
オプション。インポート・プロセスを開始する前に、既存のポータルをオフラインにするかどうかを指定します。

有効な値は1および0です。

  • 1 - インポート・プロセスを開始する前に、ポータルをオフラインにします。

  • 0 - ポータルのインポートを試みます。1つ以上のポータルが現在オンラインの場合、それらのポータルをオフラインにするよう求められます。

デフォルト値は0です。

注意: アーカイブにポータル・テンプレートが含まれている場合、この引数は無視されます。

importLog
オプション。インポート操作の詳細情報を含むローカル・ログ・ファイルの名前を指定します。

指定しない場合、PortalImport_< timestamp>.logという名前のログ・ファイルが一時ディレクトリ内に生成されます。

server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.5.3

次の例では、myPortalExport.parにアーカイブされたsalesポータルの新しいバージョンをインポートし、そのインポート・ログ・ファイルの名前と場所を指定します。インポート操作の発生時に既存のsalesポータルがオフラインになるように、forceOfflineを1に設定しています。

wls:/weblogic/serverConfig> importWebCenterPortals(appName='webcenter', fileName='myPortalExport.par', names='sales', forceOffline=1, importLog='sales_import.log')

次の例では、myPortalExport.parからsalesポータルの新しいバージョンを再インポートする前に、salesポータルのコピーを保存します。

wls:/weblogic/serverConfig> importWebCenterPortals(appName='webcenter', fileName='myPortalExport.par', names='sales', savePortals=1)

次の例では、myPortalTemplateExport.parにアーカイブされたnewHireポータル・テンプレートをインポートし、そのインポート・ログ・ファイルの名前と場所を指定します。

wls:/weblogic/serverConfig> importWebCenterPortals(appName='webcenter', fileName='myPortalTemplateExport.par', names='newHire', importLog='newHireTemplate_import.log')

10.11.6 listWebCenterPortalArchive

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンラインまたはオフライン

10.11.6.1 説明

(WebCenter Portalのみ)ポータル・アーカイブのコンテンツを一覧表示し、オプションでそのポータル・アーカイブを指定された場所に抽出します。

10.11.6.2 構文

listWebCenterPortalArchive(appName, fileName, [extractDir, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

fileName
ポータル・アーカイブの名前と場所。
extractDir
オプション。ポータル・アーカイブのコンテンツの抽出先となるディレクトリ。ディレクトリを指定した場合、ポータル・アーカイブはその場所に抽出されます。

指定しない場合、アーカイブ・コンテンツは一覧表示されますが、抽出されません。

server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.6.3

次の例では、myPortal.parのコンテンツを一覧表示し、アーカイブ・コンテンツをディレクトリ/myPortalArchives/myPortalContentに抽出します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWebCenterPortalArchive(appName='webcenter', fileName='/myPortalArchives/myPortal.par', extractDir='/myPortalArchives/myPortalContent')

10.11.7 exportWebCenterPortalChanges

モジュール: Oracle WebCenter Portal

使用方法: オンライン(IBM WebSphereのみ)

10.11.7.1 説明

(WebCenter Portalのみ)指定されたファイル名を使用して、指定されたポータルのメタデータに対する変更をポータル・アーカイブ(.parファイル)にエクスポートします。

次のポータル・メタデータの変更がエクスポートされます。

  • 対象:

    • ポータル・ページ、システム・ページ、ポートレット、アセットおよびタスク・フローに関するポータル・レベルのカスタマイズ(メタデータの変更)

    • ポータル・ページ、ポートレットおよびタスク・フロー・インスタンスに関するユーザー・レベルのカスタマイズ(メタデータの変更)

  • 対象外: サブポータル、セキュリティ、コンテンツとデータに対するすべての変更およびポータルの状態(オンライン/オフライン)


注意:

  • エクスポートできるのは、以前にexportWebCenterPortals WLSTコマンドを使用してエクスポートされたポータルの変更のみです。

  • このコマンドを実行するには、少なくともWebLogicの「監視」ロールとWebCenter Portalの権限であるポータル - すべて管理を持っている必要があります。


10.11.7.2 構文

exportWebCenterPortalChanges(appName, fileName, portalName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

fileName
エクスポート・アーカイブ(.parファイル)の名前と場所。たとえば、/myExports/myPortalChangesExport.parなどです。

場所を指定しない場合、アーカイブはコマンドを実行したディレクトリ内に作成されます。

portalName
変更をエクスポートするポータルの名前。たとえば、portalName='myPortal'などです。

注意: ここにポータルの表示名を入力しないでください。ポータルのURL内で使用されているポータル名を入力する必要があります。不明な場合は、ポータル名を「ポータルについて」ダイアログで確認します。

server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.7.3

次の例では、myPortalという名前のポータルのメタデータに対する変更をmyPortalChangesExport.parにエクスポートします。

wsadmin> WebCenter.exportWebCenterPortalChanges(appName='webcenter', fileName='myPortalChangesExport.par', portalName='myPortal')

10.11.8 importWebCenterPortalChanges

モジュール: Oracle WebCenter Portal

使用方法: オンライン(IBM WebSphereのみ)

10.11.8.1 説明

(WebCenter Portalのみ)指定されたファイル名を使用して、メタデータの変更をポータル・アーカイブ(.parファイル)からインポートします。


注意:

  • インポートできるのは、以前にimportWebCenterPortals WLSTコマンドを使用してエクスポートされたポータルの変更のみです。

  • このコマンドを実行するには、少なくともWebLogicの「監視」ロールとWebCenter Portalの権限であるポータル - すべて管理を持っている必要があります。


10.11.8.2 構文

importWebCenterPortalChanges(appName, fileName, [importLog, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

fileName
エクスポート・アーカイブ(.parファイル)の名前と場所。たとえば、/myExports/myPortalChangesExport.parなどです。
importLog
オプション。インポート操作の詳細情報を含むローカル・ログ・ファイルの名前を指定します。

指定しない場合、PortalChangesImport_< timestamp>.logという名前のログ・ファイルが一時ディレクトリ内に生成されます。

server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.8.3

次の例では、myPortalChangesExport.parからポータルのメタデータに対する変更をインポートします。

wsadmin> WebCenter.importWebCenterPortalChanges(appName='webcenter', fileName='myPortalChangesExport.par')

次の例では、ポータルのメタデータに対する変更をmyPortalChangesExport.parからインポートし、そのインポート・ログ・ファイルの名前と場所を指定します。

wsadmin> WebCenter.importWebCenterPortalChanges(appName='webcenter', fileName='myPortalChangesExport.par', importLog='myPortalImport.log')

10.11.9 exportWebCenterPortalConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.9.1 説明

(WebCenter Portalのみ)接続構成情報をソースのWebCenter Portal環境から指定されたファイルにエクスポートします。

次の接続がエクスポートされます。

  • 分析コレクタ接続

  • コンテンツ・リポジトリ接続(Oracle WebCenter Content、Oracle Portalおよびファイル・システムの場所)

  • ディスカッション・サーバー接続

  • イベント・サーバー接続

  • 外部アプリケーション接続

  • メール・サーバー接続

  • Oracle Secure Enterprise Search接続

  • ポートレット・プロデューサ接続(WSRPおよびPDK-Java)

  • ページレット・プロデューサ接続

  • プレゼンス・サーバー接続

  • URL接続

  • Webサービス接続(データ・コントロールによって使用されます)

  • ワークリスト/BPELサーバー接続


注意:

  • パーソナライズ・プロバイダ接続(CMIS、アクティビティ・グラフおよびピープル・コネクション用)はエクスポートされません。

  • exportWebCenterPortalConnectionsコマンドを実行するには、少なくともWebLogicの「管理」ロールを持っている必要があります。


10.11.9.2 構文

exportWebCenterPortalConnections(appName, fileName, [connectionType, [connectionName,] logFile, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

fileName
接続プロパティ・ファイルの名前と場所を指定します。場所を指定しない場合、ファイルは現在のディレクトリ内に保存されます。
connectionType
オプション。エクスポートする接続のタイプ。複数の接続タイプをカンマで区切ります。例:

connectionType='wsrpProducerConnection, webServiceConnection'

空白のままにした場合、すべての接続タイプがエクスポートされます。

有効な接続タイプは、次のとおりです。

  • analyticsCollectorConnection (分析コレクタ)

  • webcenterContentServerConnection (Oracle WebCenter Content)

  • oraclePortalConnection (Oracle Portal)

  • fileSystemConnection (ファイル・システム)

  • discussionConnection (ディスカッション・サーバー)

  • personalEventConnection (プレゼンス・サーバー)

  • externalAppConnection (外部アプリケーション)

  • mailConnection (メール・サーバー)

  • sesConnection (Oracle Secure Enterprise Search)

  • wsrpProducerConnection (WSRPポートレット・プロデューサ)

  • jpdkProducerConnection (PDK-Javaポートレット・プロデューサ)

  • pageletProducerConnection (ページレット・プロデューサ)

  • impConnection (プレゼンス・サーバー)

  • urlConnection (URL)

  • webServiceConnection (Webサービス)

  • bpelConnection (ワークリスト/BPELサーバー)

注意: connectionNameを指定した場合、この引数は必須です。

connectionName
オプション。単一のconnectionTypeに対してエクスポートする特定の接続に名前を付けます。複数の接続名をカンマで区切ります。

たとえば、connectionType='wsrpProducerConnection'の場合、このタイプの1つ以上の接続をconnectionName='myWSRPProducer1,myWSRPProducer2'のように指定してエクスポートできます。

connectionNameの値を指定する場合、connectionType引数も指定する必要があります。例: exportWebCenterPortalConnections(appName='webcenter', fileName='/scratch/conn.properties', connectionType='wsrpProducerConnection', connectionName='MyWSRPConn')

注意: 名前を指定しない場合、指定されたconnectionType.に対するすべての接続がエクスポートされます。

logFile
エクスポート接続操作の詳細情報を含むローカル・ログ・ファイルの名前を指定します。

指定しない場合、ConnectionExport_< timestamp>.logという名前のログ・ファイルが一時ディレクトリ内に生成されます。

server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.9.3

次の例では、すべてのWSRPプロデューサおよびWebサービス接続の接続構成情報を、/myConnectionsにあるconnection.propertiesという名前のファイルにエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterPortalConnections(appName='webcenter', 
fileName='/myConnections/connection.properties', connectionType='wsrpProducerConnection,webServiceConnection')

次の例では、myWSRP1およびmyWSRP2という2つのWSRPプロデューサ接続の接続構成情報を、/myConnectionsにあるconnection.propertiesという名前のファイルにエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterPortalConnections(appName='webcenter', 
fileName='/myConnections/connection.properties', connectionType='wsrpProducerConnection', connectionName='myWSRP1,myWSRP2')

次の例では、すべての接続構成情報を、/myConnectionsにあるconnection.propertiesという名前のファイルにエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterPortalConnections(appName='webcenter', 
fileName='/myConnections/connection.properties')

次の例では、接続構成情報を、\myConnectionsにあるconnection.propertiesという名前のファイルにエクスポートします。エクスポート操作の詳細情報は、/myExportLogsにあるexportConnections.logにも記録されます。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterPortalConnections(appName='webcenter', 
fileName='/myConnections/connection.properties', logFile='/myExportLogs/exportConnections.log')

10.11.10 importWebCenterPortalConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.10.1 説明

(WebCenter Portalのみ)新しいWebCenter Portal接続を、指定された接続プロパティ・ファイルからインポートします。ターゲット上に存在しない接続がインポートされます。ターゲット上に存在する接続は無視されます。

次の接続をエクスポートできます。

  • 分析コレクタ接続

  • コンテンツ・リポジトリ接続(Oracle WebCenter Content、Oracle Portalおよびファイル・システムの場所)

  • ディスカッション・サーバー接続

  • イベント・サーバー接続

  • 外部アプリケーション接続

  • メール・サーバー接続

  • Oracle Secure Enterprise Search接続

  • ポートレット・プロデューサ接続(WSRPおよびPDK-Java)

  • ページレット・プロデューサ接続

  • プレゼンス・サーバー接続

  • URL接続

  • Webサービス接続(データ・コントロールによって使用されます)

  • ワークリスト/BPELサーバー接続


注意:

  • importWebCenterPortalConnectionsコマンドを実行するには、少なくともWebLogicの「管理」ロールを持っている必要があります。

  • インポートできるのは、以前にexportWebCenterPortalConnectionsコマンドを使用してエクスポートされた接続情報のみです。

  • 新しくインポートされたポートレット・プロデューサ、外部アプリケーション、URLおよびWebサービス接続は、ターゲット内でただちに使用可能になります。他の接続タイプの場合、新しい接続を使用可能にするために、WebCenter Portalがデプロイされた管理対象サーバーを再起動するよう求められます。


10.11.10.2 構文

importWebCenterPortalConnections(appName, fileName, [promptForPassword, logFile, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

fileName
接続プロパティ・ファイルの名前と場所を指定します。
promptForPassword
オプション。インポート操作中、新しい接続を作成するために資格証明が必要になった場合、ユーザーにパスワードを要求するかどうかを指定します。たとえば、新しいOracle-Secure Enterprise Search (SES)接続を作成するには、パスワードを入力する必要があります。

有効な値は1および0です。

  • 1 - パスワードが必要な場合、ユーザーに資格証明の入力を要求します。

  • 0 - 新しい接続を作成するためにパスワードが必要な場合、ユーザーにその入力を要求しません。スクリプト内でこのコマンドを実行する場合、この引数を常に0に設定してください。

デフォルトは1です。

logFile
オプション。インポート接続操作の詳細情報を記録するローカル・ログ・ファイルの名前を指定します。

値を指定しない場合、ConnectionImport_< timestamp>.logという名前のログ・ファイルが一時ディレクトリ内に生成されます。

server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.10.3

次の例では、/myConnectionsにあるconnection.propertiesという名前のファイル内で定義されている接続をインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importWebCenterPortalConnections(appName='webcenter', 
fileName='/myConnections/connection.properties')

次の例では、\myConnectionsにあるconnection.propertiesという名前のファイル内で定義されている接続をインポートします。インポート操作の詳細情報は、importConnection.logにも記録されます。

wls:/weblogic/serverConfig> importWebCenterPortalConnections(appName='webcenter', 
fileName='/myConnections/connection.properties', logFile='importConnection.log')

次の例では、\myConnectionsにあるconnection.propertiesという名前のファイル内で定義されている接続をインポートします。ユーザーに資格情報の入力(必要な場合)を要求しません。

wls:/weblogic/serverConfig> importWebCenterPortalConnections(appName='webcenter', 
fileName='/myConnections/connection.properties', promptForPassword=0)

10.11.11 setSpaceState

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.11.1 説明

(WebCenter Portalのみ)ポータルをオフラインにするか、ポータルをオンラインにします。

10.11.11.2 構文

setSpaceState(appName, spaceName, offline, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、名前は常にwebcenterです。

spaceName
オフラインまたはオンラインにするポータルの名前。
offline
ポータルをオフラインにするか、オンラインに戻すかを指定します。有効な値は1および0です。
  • 1はポータルをオフラインにします

  • 0はポータルをオンラインにします

server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.11.3

次の例では、MyPortalをオフラインにします。

wls:/weblogic/serverConfig> setSpaceState(appName='webcenter', spaceName='MyPortal', offline=1)

10.11.12 exportWebCenterResource

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.12.1 説明

(WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション)指定されたファイル名を使用して、単一のアセット、デバイスまたはデバイス・グループをエクスポート・アーカイブ(.earファイル)にエクスポートします。

アセットをエクスポートする場合、resourceGUIDまたはresourceNameを指定できます。

デバイスまたはデバイス・グループをエクスポートする場合は、resourceNameのみを指定できます。


注意:

  • このコマンドを実行するには、少なくともWebLogicの「監視」ロールと、エクスポートするアセット、デバイスまたはデバイス・グループのタイプに対する適切な「作成」、「編集」または「削除」権限を持っている必要があります。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のアセットのインポート(またはエクスポート)に必要な権限に関する説明を参照してください。

  • 初期状態のアセット、デバイスまたはデバイス・グループはエクスポートできません。


10.11.12.2 構文

exportWebCenterResource(appName, fileName, resourceType, [resourceGUID, resourceName, spaceName, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、名前は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

fileName
エクスポートを書き込むローカル・ファイルの名前を示します。
resourceType
エクスポートするリソースのタイプ(アセット、デバイスまたはデバイス・グループ)。

有効な値は、pageTemplatecontentPresenterpageStylenavigationresourceCatalogskintaskFlowmashupStyledataControldeviceおよびdeviceGroupです。

ここで:

  • pageTemplate - ページ・テンプレート

  • contentPresenter - コンテンツ・プレゼンタの表示テンプレート

  • pageStyle - ページ・スタイル

  • navigation - ナビゲーション・モデル

  • resourceCatalog - リソース・カタログ

  • skin - スキン

  • taskFlow - タスク・フロー

  • taskflowStyle - タスク・フロー・スタイル

  • dataControl - データ・コントロール

  • device - デバイス

  • deviceGroup - デバイス・グループ

初期状態のアセット、デバイスまたはデバイス・グループはエクスポートまたはインポートできません。

注意: このリリースでは、taskFlowStyleによってmashupStyleが置き換えられます。mashupStyleオプションは非推奨になりますが、下位互換性を維持するために、このリリースでも動作します。

resourceGUID
オプション。エクスポートするアセットの一意のID (GUID)。

内部IDは、アセットの「バージョン情報」ダイアログで確認できます。

resourceTypedeviceまたはdeviceGroupに設定されている場合、この引数は使用されません。

resourceName
オプション。エクスポートするアセット、デバイスまたはデバイス・グループの表示名。

アセットの表示名は、アセットの「バージョン情報」ダイアログで確認できます。

デバイスまたはデバイス・グループ名は、デバイスまたはデバイス・グループの「編集」ダイアログで確認できます。

注意: 初期状態のアセット、デバイスまたはデバイス・グループはエクスポートできません。

spaceName
オプション。(WebCenter Portalのみ)エクスポートするアセットを含むポータルの名前。この引数は、ポータル・アセット、つまり特定のポータルによって所有されているアセットをエクスポートするために使用します。

WebCenter Portalの共有アセットをエクスポートする場合は、この引数を省略します。この引数のデフォルトは、nullです(共有アセットがエクスポートされます)。

resourceTypedeviceまたはdeviceGroupに設定されている場合、この引数は使用されません。

Portal Frameworkアプリケーションのアセットをエクスポートする場合、この引数は不要です。

exportContentDirectory
非推奨です。

アセットに関連付けられたMDSコンテンツをエクスポート・アーカイブに含めることはできなくなりました。レガシーMDSコンテンツを移行する必要がある場合は、標準のMDS WLSTコマンドexportMetadataを使用してください。

注意: 11.1.1.8.0以上では、アセット関連のコンテンツをMDSではなくコンテンツ・サーバー上に格納することをお薦めします。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.12.3

次の例では、MyPortalという名前のポータル(WebCenter Portal内)によって所有されているページ・テンプレートを、myPageTemplateExport.earというローカル・ファイルにエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterResource(appName='webcenter', 
fileName='myPageTemplateExport.ear', resourceType='pageTemplate', 
resourceGUID='gsr47d9a5ac_7398_439a_97d2_8b54ce905f7e, spaceName='MyPortal')

次の例では、MyPortalという名前のポータルによって所有されている同じページ・テンプレートをエクスポートしますが、GUIDではなくテンプレートの表示名を指定します。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterResource(appName='webcenter', 
fileName='myPageTemplateExport.ear', resourceType='pageTemplate', 
resourceName='MyPageTemplate, spaceName='MyPortal')

次の例では、MyMobileDeviceという名前のデバイスをWebCenter Portalからエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterResource(appName='webcenter', 
fileName='myDeviceExport.ear', resourceType='device', resourceName='MyMobileDevice')

次の例では、スキンをmyPortalAppという名前のPortal FrameworkアプリケーションからmySkinExport.earという名前のローカル・ファイルにエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterResource(appName='myPortalApp',
fileName='mySkinExport.ear', resourceType='skin', 
resourceGUID='gsr47d9a5ac_7398_439a_97d2_8b54ce905f7e)

10.11.13 importWebCenterResource

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.13.1 説明

(WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション)単一のアセット、デバイスまたはデバイス・グループをエクスポート・アーカイブ(.earファイル)からインポートします。


注意:

  • このコマンドを実行するには、少なくともWebLogicの「監視」ロールと、インポートするアセット、デバイスまたはデバイス・グループのタイプに対する適切な「作成」、「編集」または「削除」権限を持っている必要があります。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のアセットのインポート(またはエクスポート)に必要な権限に関する説明を参照してください。

  • 初期状態のアセット、デバイスまたはデバイス・グループはエクスポートまたはインポートできません。


10.11.13.2 構文

importWebCenterResource(appName, fileName, [resourceType, spaceName, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、名前は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

fileName
インポートするアーカイブ・ファイルの名前。
resourceType
オプション。インポートするリソースのタイプ(アセット、デバイスまたはデバイス・グループ)。

有効な値は、pageTemplatecontentPresenterpageStylenavigationresourceCatalogskintaskFlowmashupStyledataControldeviceおよびdeviceGroupです。

ここで:

  • pageTemplate - ページ・テンプレート

  • contentPresenter - コンテンツ・プレゼンタの表示テンプレート

  • pageStyle - ページ・スタイル

  • navigation - ナビゲーション・モデル

  • resourceCatalog - リソース・カタログ

  • skin - スキン

  • taskFlow - タスク・フロー

  • taskflowStyle - タスク・フロー・スタイル

  • dataControl - データ・コントロール

  • device - デバイス

  • deviceGroup - デバイス・グループ

アーカイブ(.earファイル)に1つ以上のデバイスまたはデバイス・グループが含まれている場合、この引数は必須です。

  • resourceType='device'の場合、アーカイブに含まれているすべてのデバイスがインポートされます。

  • resourceType='deviceGroup'の場合、アーカイブに含まれているすべてのデバイス・グループと、それらに関連付けられたデバイスがインポートされます。

注意: このリリースでは、taskFlowStyleによってmashupStyleが置き換えられます。mashupStyleオプションは非推奨になりますが、下位互換性を維持するために、このリリースでも動作します。

spaceName
オプション。(WebCenter Portalのみ)アセットのインポート先となるポータルの名前。

共有アセットをWebCenter Portalにインポートする場合、またはアセットをPortal Frameworkアプリケーションにインポートする場合は、この引数を省略します。

この引数のデフォルトは、nullです(共有アセットがインポートされます)。

resourceTypedeviceまたはdeviceGroupに設定されている場合、この引数は使用されません。

overwriteContentDirectory
非推奨です。

アセットに関連付けられたMDSコンテンツをエクスポート・アーカイブに含めることはできなくなりました。レガシーMDSコンテンツを移行する必要がある場合は、標準のMDS WLSTコマンドimportMetadataを使用してください。

注意: 11.1.1.8.0以上では、アセット関連のコンテンツをMDSではなくコンテンツ・サーバー上に格納することをお薦めします。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.13.3

次の例では、myPageTemplateExport.earという名前のアーカイブから、WebCenter Portal内のMyPortalにページ・テンプレートをインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importWebCenterResource(appName='webcenter',fileName='myPageTemplateExport.ear', spaceName='MyPortal', resourceType='pageTemplate')

次の例では、myDeviceExport.earという名前のアーカイブから、WebCenter Portalにデバイスをインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importWebCenterResource(appName='webcenter',fileName='myDeviceExport.ear', resourceType='device')

次の例では、mySkinExport.earという名前のアーカイブからmyPortalAppという名前のPortal Frameworkアプリケーションにスキンをインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importWebCenterResource(appName='myPortalApp',fileName='mySkinExport.ear', resourceType='skin')

10.11.14 importWebCenterTranslations

モジュール: Oracle WebCenter

WLSTでの使用: オンライン

10.11.14.1 説明

(WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション)変換済コンテンツ(XLFファイル)をMDSおよびWebCenter Portalリポジトリにインポートして、WebCenter Portal内で使用できるようにします。

10.11.14.2 構文

importWebCenterTranslations(appName, server, mdsRootDir, [applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、名前は常にwebcenterです。

server
WebCenter Portalのデプロイ先となるターゲット管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。
mdsRootDir
変換済XLFファイルが含まれるファイル・システム上のMDSルート・ディレクトリ。
applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.14.3

次の例では、ディレクトリ/scratch/shared/newmd内の 変換済コンテンツをMDSおよびWebCenter Portalリポジトリにインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importWebCenterTranslations(appName='webcenter', 
server='WC_Spaces', mdsRootDir='/scratch/shared/newmd')

10.11.15 exportWebCenterApplication

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.15.1 説明

(WebCenter Portalのみ)指定されたファイル名を使用して、WebCenter Portalアプリケーション全体をエクスポート・アーカイブ(.earファイル)にエクスポートします。

10.11.15.2 構文

exportWebCenterApplication(appName, fileName, [exportCustomizations, exportData, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、名前は常にwebcenterです。

fileName
エクスポートの書込み先となるエクスポート・アーカイブ(.earファイル)の名前。
exportCustomizations
オプション。グローバル・カスタマイズとユーザー・カスタマイズをエクスポートするかどうかを指定します。

有効な値は1および0です。

  • 1 - グローバル・カスタマイズとユーザー・カスタマイズをエクスポートします。

  • 0 - カスタマイズを除外します。インポートしても、ターゲットでシステム・ページ、タスク・フロー、アセットなどに行われた既存のカスタマイズはそのまま保たれます。

この引数のデフォルトは、1です。

exportData
オプション。エクスポート・アーカイブにデータを含めるかどうかを示します。有効な値は1および0です。
  • 1 - WebCenter Portalデータベース・スキーマ(WEBCENTER)に格納されているすべてのデータ(アクティビティ・ストリーム、イベント、フィードバック、リスト、リンク、メッセージ・ボード、ピープル・コネクション、投票、プロファイル、アンケートおよびタグ)がエクスポートされます。MDSリポジトリに格納されているデータもエクスポートされます。

  • 0 - WebCenter Portalのデータはエクスポートされません。このオプションは、テスト環境とステージまたは本番環境の間を移行する場合や、テスト・データが不要になった場合に便利です。

この引数のデフォルトは、0です。

server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.15.3

次の例では、カスタマイズを含むWebCenter Portalおよびすべての可能なデータをmyAppExport.earという名前のファイルにエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig>exportWebCenterApplication(appName='webcenter', 
fileName='myAppExport.ear', exportCustomizations=1, exportData=1)

次の例では、テストWebCenter Portalインスタンスをエクスポートします。この場合、テスト時に作成したデータ(リスト、イベント、リンク、タグなど)は不要です。

wls:/weblogic/serverConfig>exportWebCenterApplication(appName='webcenter', 
fileName='myTestAppExport.ear', exportCustomizations=1, exportData=0)

10.11.16 importWebCenterApplication

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.16.1 説明

(WebCenter Portalのみ) WebCenter Portalアプリケーション全体をエクスポート・アーカイブ・ファイルから管理対象サーバーにインポートします。

WebCenter Portalのインポート後、アプリケーションのデプロイ先である管理対象サーバーを再起動する必要があります。

10.11.16.2 構文

importWebCenterApplication(appName, fileName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、名前は常にwebcenterです。

fileName
インポートする必要があるエクスポート・アーカイブの名前。
server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.16.3

次の例では、エクスポート・アーカイブmyAppExport.earからWebCenter Portalをインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importWebCenterApplication(appName='webcenter', 
fileName='myAppExport.ear')

10.11.17 exportPortletClientMetadata

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.17.1 説明

(WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション) WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションのポートレット・クライアント・メタデータおよびプロデューサのカスタマイズとパーソナライズをエクスポートします。このコマンドは、指定したエクスポート・アーカイブ(.earファイル)に、すべてのアプリケーションのプロデューサに関するメタデータをエクスポートします。特定のプロデューサを選択してメタデータをエクスポートすることはできません。

10.11.17.2 構文

exportPortletClientMetadata(appName, fileName, [exportPersonalizations, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、名前は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

fileName
エクスポートの書込み先となるエクスポート・アーカイブ(.earファイル)の名前。
exportPersonalizations
オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。
  • 1 - すべてのプロデューサのパーソナライズがエクスポートされます。

  • 0 - パーソナライズはエクスポートされません。

この引数のデフォルトは、1です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.17.3

次の例では、myExport.earという名前のエクスポート・アーカイブにポートレット・クライアント・メタデータおよびプロデューサのカスタマイズをエクスポートします。パーソナライズはエクスポートされません。

wls:/weblogic/serverConfig> exportPortletClientMetadata(appName='myApp', fileName='myExport.ear', exportPersonalizations=0)

次の例では、サーバーWC_CustomPortal1にデプロイされたバージョン番号V2.0のアプリケーションのポートレット・クライアント・メタデータをエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportPortletClientMetadata(appName='myApp', fileName='myExport.ear', server='WC_CustomPortal1', applicationVersion='V2.0')

10.11.18 importPortletClientMetadata

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.18.1 説明

(WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション)指定されたエクスポート・アーカイブから、ポートレット・クライアント・メタデータおよびプロデューサのカスタマイズとパーソナライズをインポートします。

プロデューサのパーソナライズをエクスポートするかどうかはオプションです。指定されたエクスポート・アーカイブにパーソナライズが含まれている場合には、プロデューサのパーソナライズもインポートされます。

10.11.18.2 構文

importPortletClientMetadata(appName, fileName, [server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、名前は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

fileName
インポートする必要があるエクスポート・アーカイブの名前。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.18.3

次の例では、myExport.earという名前のエクスポート・アーカイブから、ポートレット・クライアント・メタデータおよびプロデューサのカスタマイズとパーソナライズをインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importPortletClientMetadata(appName='myApp', fileName='myExport.ear')

10.11.19 showProducerImportFailures

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.19.1 説明

(WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション)指定されたアプリケーションに対する残りのプロデューサのインポートを一覧表示します。

デプロイメントまたはインポート操作後に初めてアプリケーションを起動したときに、そのアプリケーションによって使用されるプロデューサを使用できない場合、プロデューサのインポートは失敗します。

10.11.19.2 構文

showProducerImportFailures(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、名前は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。
applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.19.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)に対するプロデューサのインポートの失敗を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> showProducerImportFailures(appName='webcenter')

10.11.20 retryAllFailedProducerImports

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.20.1 説明

(WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション)残りのプロデューサ・メタデータをインポートします。

デプロイメントまたはインポート操作後に初めてアプリケーションを起動したときに、そのアプリケーションによって使用されるプロデューサを使用できない場合、プロデューサのインポートは失敗することがあります。このコマンドを使用して、前にメタデータのインポートが失敗したプロデューサのメタデータをインポートします。

10.11.20.2 構文

retryAllFailedProducerImports(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、名前は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。
applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.20.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)の欠落しているプロデューサ・メタデータをインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> retryAllFailedProducerImports(appName='webcenter')

Importing metadata from the following producers failed for application webcenter.
    Producer Description : Serialised stack trace:
    [[
    oracle.portlet.client.container.PortletHttpException: HTTP <unknown method> request to URL...
    ...
    Failure Id : /oracle/adf/portlet/producerImportFailures/producerImportFailure2
    Producer Id : /oracle/adf/portlet/JSR286FilePref
    Producer Name : JSR286FilePref

Tried to re-import producer metadata for application webcenter.
Attempt to re-import producer metadata succeeded.

注意:

以前にプロデューサのインポートを試みたときに発生したエラーと例外が表示されるため、このコマンドでどの失敗済のプロデューサを再インポートしようとしているかを確認できます。

10.11.21 cloCandidateebCenterManagedServer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.21.1 説明

(WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション)指定されたベース管理対象サーバーと同じリソースを使用して、新しい管理対象サーバーを作成します。

10.11.21.2 構文

cloneWebCenterManagedServer(baseManagedServer, newManagedServer, newManagedServerPort, [verbose])
引数 定義
baseManagedServer
ベース管理対象サーバーの名前。
newManagedServer
新しいクローニングされた管理対象サーバーの名前。
newManagedServerPort
新しい管理対象サーバーのポート番号。
verbose オプション。管理対象サーバーを冗長モードで作成します。有効な値は1および0です。

1に設定すると、作成プロセス中に、診断に役立つ追加の進捗情報が表示されます。

デフォルトは0です。


10.11.21.3

次の例では、WC_CustomPortal管理対象サーバーのクローンを作成します。新しい管理対象サーバーの名前は、WC_CustomPortal2になります。

wls:/weblogic/serverConfig> cloneWebCenterManagedServer(baseManagedServer='WC_CustomPortal', newManagedServer='WC_CustomPortal2', newManagedServerPort=1234)

10.11.22 exportGroupSpaces (非推奨)

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.22.1 説明

(11.1.1.8.0以降では非推奨です。かわりにexportWebCenterPortalsを使用してください。)

指定されたファイル名を使用して、指定された1つ以上のポータル(以前はスペースと呼ばれていました)をエクスポート・アーカイブ(.earファイル)にエクスポートします。

スペース関連データ*、アプリケーションのカスタマイズ、およびセキュリティ情報がエクスポート・アーカイブに含まれています。

*Spacesデータベースに格納されている内部スペース関連データのみがエクスポートされます。たとえば、アクティビティ・ストリーム、イベント、フィードバック、リスト、リンク、メッセージ・ボード、ピープル・コネクション、プロファイル、投票、アンケート、タグなどの、ツールやサービスに関連付けられているデータです。

エクスポート・プロセス中にデータの競合が発生しないように、一時的でも、スペースをオフラインにする必要があります。

このコマンドを実行するには、少なくともWebLogicの「監視」ロールとWebCenter Portalの権限であるポータル - すべて管理を持っている必要があります。


注意:

このコマンドを使用してホーム・スペースをエクスポートすることはできません。

10.11.22.2 構文

exportGroupSpaces(appName, fileName, names, [forceOffline,server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を行うSpacesアプリケーションの名前。常にwebcenterです。
fileName
エクスポートを書き込むローカル・ファイルの名前を示します。
names
エクスポートするスペースの名前。複数のスペース名をカンマで区切ります。

例: names='sales, finance'

注意: ここに表示名を入力しないてください。スペースURLに指定されているスペース名を入力する必要があります。このスペース名は、「バージョン情報」ダイアログで確認できます。

forceOffline
オプション。エクスポート・プロセスを開始する前にスペースをオフラインにするかどうかを指定します。有効な値は1および0です。
  • 1は、エクスポート・プロセスを開始する前にスペースをオフラインにします。

  • 0は、スペースのエクスポートを試行します。現在1つ以上のスペースがオンラインの場合、情報メッセージによってスペースをオフラインにするように要求されます。

デフォルトは0です。

exportContentDirectory
非推奨です。

アセットに関連付けられたMDSコンテンツをエクスポート・アーカイブに含めることはできなくなりました。レガシーMDSコンテンツを移行する必要がある場合は、標準のMDS WLSTコマンドexportMetadataを使用してください。

注意: 11.1.1.8.0以上では、アセット関連のコンテンツをMDSではなくコンテンツ・サーバー上に格納することをお薦めします。

server
オプション。Spacesアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。Spacesアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.22.3

次の例では、2つのスペース(mySpace1およびmySpace2)をエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportGroupSpaces(appName='webcenter', 
fileName='myExport.ear', names='mySpace1, mySpace2')

次の例では、mySpace1およびmySpace2をオフラインにして、両方のスペースをmyExport.earという名前のアーカイブにエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportGroupSpaces(appName='webcenter', 
fileName='myExport.ear', names='mySpace1, mySpace2', forceOffline=1)

10.11.23 exportGroupSpaceTemplates (非推奨)

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.23.1 説明

(11.1.1.8.0以降では非推奨です。かわりにexportWebCenterPortalTemplatesを使用してください。)

指定されたファイル名を使用して、1つ以上のポータル・テンプレート(以前はスペース・テンプレートと呼ばれていました)をエクスポート・アーカイブ(.earファイル)にエクスポートします。

このコマンドを実行するには、少なくともWebLogicの「監視」ロールとWebCenter Portalの権限であるポータル・テンプレート - すべて管理を持っている必要があります。

10.11.23.2 構文

exportGroupSpaceTemplates(appName, fileName, names, [exportContentDirectory,server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を行うSpacesアプリケーションの名前。常にwebcenterです。
fileName
エクスポートを書き込むローカル・ファイルの名前を示します。
names
エクスポートするスペース・テンプレートの名前。複数のテンプレート名をカンマで区切ります。
exportContentDirectory
非推奨です。

アセットに関連付けられたMDSコンテンツをエクスポート・アーカイブに含めることはできなくなりました。レガシーMDSコンテンツを移行する必要がある場合は、標準のMDS WLSTコマンドexportMetadataを使用してください。

注意: 11.1.1.8.0以上では、アセット関連のコンテンツをMDSではなくコンテンツ・サーバー上に格納することをお薦めします。

server
オプション。Spacesアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。Spacesアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.23.3

次の例では、2つのスペース・テンプレート(mySpaceTemplate1およびmySpaceTemplate2)をエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportGroupSpaceTemplates(appName='webcenter', 
fileName='myExport.ear', names='mySpaceTemplate1, mySpaceTemplate2')

10.11.24 importGroupSpaces (非推奨)

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.11.24.1 説明

(11.1.1.8.0以降では非推奨です。かわりにimportWebCenterPortalsを使用してください。)

1つ以上のポータルまたはポータル・テンプレート(以前はスペースおよびスペース・テンプレートと呼ばれていました)をエクスポート・アーカイブからインポートします。

このコマンドを実行するには、少なくともWebLogicの「監視」ロールとWebCenter Portalの権限であるポータル - すべて管理またはポータル・テンプレート - すべて管理を持っている必要があります。

注意: インポート・プロセス中にデータの競合が発生しないように、一時的でも、既存のスペースをオフラインにする必要があります。

10.11.24.2 構文

importGroupSpaces(appName, fileName, [importCustomizations, importSecurity, importData, parentSpace, forceOffline,server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を行うSpacesアプリケーションの名前。常にwebcenterです。
fileName
インポートするアーカイブ・ファイルの名前。
importCustomizations
オプション。エクスポート・アーカイブからスペース・カスタマイズをインポートするかどうかを示します。有効な値は1および0です。
  • 1 - スペースのカスタマイズをインポートします。

  • 0 - 新しいスペースはカスタマイズなしでインポートされます(つまり、デフォルト・タスク・フローがカスタマイズなしでインポートされ、デフォルトのスペース設定が使用されます)。

    ターゲット上にすでにI存在しているスペースをインポートする場合、そのターゲット上の既存のカスタマイズが保持されます。

この引数のデフォルトは、1です。

注意: ポートレットおよびページのカスタマイズは、常にインポートされます。

注意: アーカイブにポータル・テンプレートが含まれている場合、この引数は無視されます。

importSecurity
オプション。エクスポート・アーカイブからスペース・メンバー詳細をインポートするかどうかを示します。有効な値は1および0です。
  • 1 - スペースのロールと権限、およびメンバーの詳細とそれらのロール割当てがインポートされます。

  • 0 - ロールと権限のみがインポートされます。このオプションは、ステージ環境と本番環境の間を移行する場合や、テスト・フェーズ中に追加されたメンバー詳細が不要になった場合に便利です。

この引数のデフォルトは、1です。

注意: アーカイブにポータル・テンプレートが含まれている場合、この引数は無視されます。

importData
オプション。エクスポート・アーカイブからデータをインポートするかどうかを示します。有効な値は1および0です。
  • 1 - Spacesデータベースに格納されているスペース関連のデータ(アクティビティ・ストリーム、イベント、フィードバック、リスト、リンク、メッセージ・ボード、ピープル・コネクション、プロファイル、投票、アンケートおよびタグ)がインポートされます。

  • 0 - データはインポートされません。このオプションは、ステージ環境と本番環境の間を移行する場合や、テスト・データが不要になった場合に便利です。

この引数のデフォルトは、1です。

注意: アーカイブにポータル・テンプレートが含まれている場合、この引数は無視されます。

forceOffline
オプション。インポートする前にスペースをオフラインにします。有効な値は1および0です。
  • 1 - すべてのスペースがオフラインになります。

  • 0 - 個々のスペースの現在の状態(オンラインまたはオフライン)が保持されます。

この引数のデフォルトは、0です。

parentSpace
オプション。アーカイブでスペースを下に配置する親スペースの名前。指定した場合、インポートされたスペースはその親スペースの子になります。

この引数のデフォルトはnullです。親を指定しない場合、アーカイブされたスペースはルート・スペースとしてインポートされます。注意: アーカイブにスペース・テンプレートが含まれている場合、この引数は無視されます。

overwriteContentDirectory
非推奨です。

アセットに関連付けられたMDSコンテンツをエクスポート・アーカイブに含めることはできなくなりました。レガシーMDSコンテンツを移行する必要がある場合は、標準のMDS WLSTコマンドexportMetadataを使用してください。

注意: 11.1.1.8.0以上では、アセット関連のコンテンツをMDSではなくコンテンツ・サーバー上に格納することをお薦めします。

オプション。アーカイブ内のファイルで、ターゲット内の既存のコンテンツ・ディレクトリ・ファイル(ポータル・リソースによって使用される)を上書きするかどうかを指定します。有効な値は1および0です。

  • 1 アーカイブ内のファイルで、ターゲット内のコンテンツ・ディレクトリ・ファイルを上書きします

  • 0 新しいファイル、つまり、ターゲット・コンテンツ・ディレクトリに存在しないファイルのみをインポートします。

デフォルトは0です。

注意: スペース・アプリケーションでは、ポータル・リソース・コンテンツを1つの共有コンテンツ・ディレクトリ(oracle\webcenter\siteresources\scopedMD\shared)に格納します。このディレクトリ全体がインポートされます。選択したスペース・テンプレートに固有のコンテンツはインポートできません。

server
オプション。Spacesアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。Spacesアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.11.24.3

次の例では、スペースまたはスペース・テンプレートをmyExport.earという名前のアーカイブからインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importGroupSpaces(appName='webcenter', 
fileName='myExport.ear')

次の例では、myExport.earのターゲット内の既存のスペースをすべてオフラインにし、myExport.ear内のすべてのスペースをSalesスペースの子としてインポートします。スペースのカスタマイズもインポートされます。テスト・データおよびセキュリティ詳細はインポートされません。

wls:/weblogic/serverConfig> importGroupSpaces(appName='webcenter',
fileName='myExport.ear', importCustomizations=1, importSecurity=0, importData=0, parentSpace="Sales", forceOffline=1)

10.12 メール

表10-19に示すコマンドを使用して、指定されたアプリケーションのメール・サーバー接続を管理します。

複数のメール・サーバー接続を登録できます。

  • WebCenter Portalでは、複数のメール接続がサポートされています。default=1を使用して設定したメール接続は、WebCenter Portal内のメール・サービスのデフォルト接続です。追加のすべての接続が代理接続として提供されます。WebCenter Portalでは、ユーザーがユーザー・プリファレンスを使用して利用する接続を選択できます。

  • Portal Frameworkアプリケーションでは、default=1を使用して構成した1つのメール接続のみ使用されます。追加の接続があれば、無視されます。

これらのWLSTコマンドを使用して設定に対して行った変更は、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。

表10-19 メールWLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

createMailConnection

指定されたアプリケーションのメール・サーバー接続を作成します。

オンライン

setMailConnection


既存のメール・サーバー接続を編集します。

オンライン

setMailConnectionProperty


メール・サーバー接続プロパティを設定します。

オンライン

deleteMailConnectionProperty


メール・サーバー接続プロパティを削除します。

オンライン

listMailConnections


指定したアプリケーションに対して構成されているすべてのメール・サーバー接続を一覧表示します。

オンライン

listDefaultMailConnection


指定したアプリケーションに対して構成されているデフォルトのメール・サーバー接続を一覧表示します。

オンライン

setDefaultMailConnection


指定した接続をデフォルト・メール・サーバー接続として設定します。

オンライン

setMailServiceProperty


メールのデフォルトを指定します。

オンライン

removeMailServiceProperty


メールのデフォルトを削除します。

オンライン

listMailServiceProperties


メールのプロパティを一覧表示します。

オンライン

createMailExtApp


メール接続に適した外部アプリケーションを作成します。

オンライン


10.12.1 createMailConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.12.1.1 説明

指定されたアプリケーションのメール・サーバー接続を作成します。

WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーションでは、Microsoft Exchange ServerまたはIMAP4およびSMTPをサポートする任意のメール・サーバーがサポートされます。メール・サーバー接続の重要な属性として、imapHostimapPortimapSecuredsmtpHostsmtpPortおよびsmtpSecuredがあります。

複数のメール・サーバー接続を登録できます。

  • WebCenter Portalでは、複数のメール接続がサポートされています。default=1を使用して設定したメール接続は、WebCenter Portal内のメール・サービスのデフォルト接続です。追加のすべての接続が代理接続として提供されます。WebCenter Portalでは、ユーザーがユーザー・プリファレンスを使用して利用する接続を選択できます。

  • Portal Frameworkアプリケーションでは、default=1を使用して構成した1つのメール接続のみ使用されます。追加の接続があれば、無視されます。

10.12.1.2 構文

createMailConnection(appName, name, [imapHost, imapPort, smtpHost, smtpPort, 
imapSecured, smtpSecured, appId, timeout, default, server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。
imapHost
オプション。IMAPサービスが実行しているマシンのホスト名を示します。
imapPort
オプション。IMAPサービスのリスン先ポートを示します。
smtpHost
オプション。SMTPサービスが実行しているマシンのホスト名を示します。
smtpPort
オプション。SMTPサービスのリスン先ポートを示します。
imapSecured
オプション。IMAPサーバーに接続したメール・サーバーでSSLが有効になっているかどうかを示します。

有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

smtpSecured
オプション。SMTPサーバーが保護されているかどうかを指定します。

有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

appId
メール・サーバー接続に関連付けられる外部アプリケーションを示します。

外部アプリケーション資格証明情報を使用して、IMAPおよびSMTPサーバーに対応するユーザーが認証されます。同じ資格証明を指定して、IMAPおよびSMTPサーバーの両方のサーバー上のユーザーが認証されます。

メールに対して構成する外部アプリケーションでは、authMethod=POSTを使用し、いくつかの追加ログイン・フィールドを指定する必要があります。

fieldName='Email Address'およびdisplaytoUser=1

fieldName='Your Name'およびdisplaytoUser=1

fieldName='Reply-To Address'およびdisplaytoUser=1

外部アプリケーションがまだ存在していない場合、WLSTコマンドcreateMailExtAppを使用して、必要な追加フィールドすべてを自動的に持つ外部アプリケーションを作成します。

「createExtAppConnection」も参照してください。

timeout
オプション。終了するまでのメールの待機時間(秒単位)の長さを示します。

この引数のデフォルトは、-1です。-1に設定すると、サービスのデフォルト値(10秒)が適用されます。

default
オプション。この接続は、メールのデフォルト接続であるかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは、0です。
  • WebCenter Portalでは、複数のメール接続がサポートされています。default=1を使用して設定したメール接続は、WebCenter Portal内のメール・サービスのデフォルト接続です。default=0で構成した追加の接続が代理接続として提供されます。WebCenter Portalはユーザー・プリファレンスを使用して利用する接続を選択できます。

  • Portal Frameworkアプリケーションでは、default=1を使用して構成した1つのメール接続のみ使用されます。追加の接続があれば、無視されます。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.12.1.3

次の例では、メール・サーバー接続に適した外部アプリケーションを作成し、次に、WebCenter Portal (webcenter)用のmyMailConnectionという名前のメール・サーバー接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig>createMailExtApp(appName='webcenter', name='extApp_Mail', displayName='Mail Ext App')

wls:/weblogic/serverConfig> reateMailConnection(appName='webcenter' , name='myMailConnection' , imapHost='myimaphost.com', imapPort=143 , 
smtpHost='mysmtphost.com' , smtpPort=25 , imapSecured=0, smtpSecured=0, 
appId='extApp_Mail', timeout=60, default=1)

10.12.2 setMailConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.12.2.1 説明

既存のメール接続を編集します。このコマンドを使用して、接続の属性を更新します。

createMailConnectionコマンドを使用して、接続が作成されます。

(WebCenter Portalのみ。)このコマンドを使用すると、createMailConnectionを使用して設定できない追加および任意のLDAPサーバーの属性を設定できます。LDAPの詳細が定義されている場合、メールがWebCenter Portalのポータル配信リストを作成、編集および削除します。ポータル配信リストは、それらのポータルにちなんで名付けられ(非Java識別子は除く)、ドメインが割り当てられます(@mycompany.comなど、domain属性から導出されます)。LDAPの詳細情報を提供しない場合、ポータル配信リストが作成および保持されません。メール・サーバーとしてMicrosoft Exchange Serverを指定する必要があります。

10.12.2.2 構文

setMailConnection(appName, name, [imapHost, imapPort, smtpHost, smtpPort, 
imapSecured, smtpSecured, appId, default, ldapHost, ldapPort, ldapBaseDN, 
ldapAdminUser, ldapAdminPassword, ldapSecured, domain, defaultUser, timeout, 
server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のメール・サーバー接続の名前を示します。
imapHost
オプション。IMAPサービスが実行しているマシンのホスト名を示します。
imapPort
オプション。IMAPサービスのリスン先ポートを示します。
smtpHost
オプション。SMTPサービスが実行しているマシンのホスト名を示します。
smtpPort
オプション。SMTPサービスのリスン先ポートを示します。
imapSecured
オプション。IMAPサーバーへの接続は、SSLが有効になっているかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。
smtpSecured
オプション。SMTPサーバーへの接続は、SSLが有効になっているかどうかを示します。

有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

appId
オプション。メール・サーバー接続に関連付けられる外部アプリケーションを示します。

外部アプリケーション資格証明情報を使用して、IMAPおよびSMTPサーバーに対応するユーザーが認証されます。同じ資格証明を指定して、IMAPおよびSMTPサーバーの両方のサーバー上のユーザーが認証されます。

メールに対して構成する外部アプリケーションでは、authMethod=POSTを使用し、いくつかの追加ログイン・フィールドを指定する必要があります。

fieldName='Email Address'およびdisplaytoUser=1

fieldName='Your Name'およびdisplaytoUser=1

fieldName='Reply-To Address'およびdisplaytoUser=1

外部アプリケーションがまだ存在していない場合、WLSTコマンドcreateMailExtAppを使用して、必要な追加フィールドすべてを自動的に持つ外部アプリケーションを作成します。

「createExtAppConnection」も参照してください。

ldapHost
オプション。LDAPディレクトリ・サーバーが実行中であるマシンのホスト名を示します。
ldapPort
オプション。LDAPディレクトリ・サーバーのリスン先ポートを示します。
ldapBaseDN
オプション。LDAPスキーマのベースによって識別した名前を示します。例: CN=Users,DC=oracle,DC=com
ldapAdminUser
オプション。LDAPディレクトリ・サーバー管理者のユーザー名を示します。LDAPスキーマに値を入力する権限を持つ有効な管理者を示します。
ldapAdminPassword
オプション。LDAPディレクトリ・サーバー管理者のパスワードを示します。このパスワードは、保護したストアに保存されます。
ldapSecured
オプション。LDAPサーバーへの接続は、SSLが有効になっているかどうかを示します。

有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。すべてのLDAP通信でSSLを使用するには、これを1に設定します。

domain
オプション。ポータル配信リストに追加したドメイン名を示します。

たとえば、ドメイン属性をmycompany.comに設定すると、Finance Projectポータルでは、FinanceProject@mycompany.comという名前の配信リストが保持されます。

defaultUser
オプション。管理に関する機能を付与する必要があるユーザーのカンマ区切りのリストを示します。これらのユーザーは、作成されたすべてのポータル配信リストのメンバーになります。指定したユーザーは、ベースLDAPスキーマ(ldapBaseDN引数に指定した)に存在する必要があります。
timeout
オプション。終了するまでのメールの待機時間(秒単位)の長さを示します。

この引数のデフォルトは、-1です。-1に設定すると、サービスのデフォルト値(10秒)が適用されます。

default
オプション。この接続は、メールのデフォルト(またはアクティブ)接続であるかどうかを示します。

有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。1を設定すると、この接続は、メールのデフォルト接続であることを示します。

  • WebCenter Portalでは、複数のメール接続がサポートされています。default=1を使用して設定したメール接続は、WebCenter Portal内のメール・サービスのデフォルト接続です。default=0で構成した追加の接続が代理接続として提供されます。WebCenter Portalユーザーはユーザー・プリファレンスを使用して利用する接続を選択できます。

  • Portal Frameworkアプリケーションでは、default=1を使用して構成した1つのメール接続のみ使用されます。追加の接続があれば、無視されます。

default値を0から1に変更すると、接続はメールのデフォルト接続になります。

デフォルト接続を使用しないようにするには、次に示すようにremoveMailServicePropertyコマンドを使用します。

removeMailServiceProperty('appName='webcenter', property='selected.connection')

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.12.2.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)用に構成されたメール・サーバー接続の個々の属性を設定します。

wls:/weblogic/serverConfig>setMailConnection(appName='webcenter', 
name='myMailConnection', imapHost='myimaphost.com', imapPort=143, 
smtpHost='mysmtphost.com' , smtpPort=25 , imapSecured=0, smtpSecured=0, 
appId='extApp_Mail', timeout=60, default=1)

次の例では、メール・サーバーに接続する個別の属性を設定します。

wls:/weblogic/serverConfig>setMailConnection(appName='webcenter', 
name='myMailConnection', imapPort=993, imapSecured=1, smtpPort=465 , 
smtpSecured=1)

次の例では、メール・サーバーに接続するLDAPの属性を設定します。

wls:/weblogic/serverConfig>setMailConnection(appName='webcenter', 
name='myMailConnection', domain='mycompany.com', defaultUser='admin', 
imapHost='myimaphost.com', imapPort=143, smtpHost='mysmtphost.com', 
imapSecured=0, smtpSecured=0, smtpPort=25, appId='extApp_Mail', 
default=1, ldapHost='myldaphost.com', ldapPort=389, 
ldapBaseDN='CN=Users,DC=exchange,DC=uk,DC=com', ldapAdminUser='administrator', 
ldapAdminPassword='adminpswd', ldapSecured=0, timeout=60)

10.12.3 setMailConnectionProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.12.3.1 説明

メール・サーバー接続プロパティを設定します。使用しているメール・サーバーに接続するために追加のパラメータを使用する必要がある場合、このコマンドを使用します。これは、キーおよび値を使用して任意の接続プロパティを追加する拡張可能な方法です。(createMailConnectionおよびsetMailConnectionに指定した接続プロパティを必ず使用しなければならないというわけではありません。)

既知および追加のすべての接続プロパティが表10-20 「メールに接続する追加のプロパティ」に指定されています。

表10-20 メールに接続する追加のプロパティ

追加の接続プロパティ
説明

charset

接続のために使用される文字セットを示します。

デフォルト文字セットはUTF-8です。ISO-8859-1など、別の文字セットを使用するには、charset接続プロパティを設定します。

様々なIMAPプロパティ

任意の有効なIMAP接続プロパティたとえば、mail.imap.connectionpoolsize

有効なIMAPプロパティのリストは、com.sun.mail.imapパッケージのドキュメント(http://javamail.java.net/nonav/docs/api)を参照してください。

様々なSMTPプロパティ

任意の有効なSMTP接続プロパティたとえば、mail.smtp.timeout

有効なSMTPプロパティのリストは、com.sun.mail.smtpパッケージのドキュメント(http://javamail.java.net/nonav/docs/api)を参照してください。



注意:

setMailConnectionPropertyを使用して、createMailConnectionまたはsetMailConnectionで利用可能な接続プロパティを設定しないでください。それを試みても、効果はありません。

10.12.3.2 構文

setMailConnectionProperty(appName, name, key, value, [secure, server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のメール・サーバー接続の名前を示します。
key
接続プロパティの名前を示します。
value
プロパティの値を示します。キーおよび値を持つ接続上の任意のプロパティを変更できます。
secure
オプション。暗号化を使用してプロパティの値を安全に格納するかどうかを示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1の場合、値が暗号化されます。デフォルト・オプションは0です。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.12.3.3

次の例では、デフォルト値propertyValue1myProperty1というカスタム・メール・サーバー接続プロパティを追加します。

wls:/weblogic/serverConfig> setMailConnectionProperty(appName='webcenter', 
name='myMailServer', key='myProperty1', value='propertyValue1')

10.12.4 deleteMailConnectionProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.12.4.1 説明

メール・サーバー接続プロパティを削除します。接続プロパティを削除した結果、設定が無効になる場合、希望したとおりに接続されない可能性があるので、接続プロパティを削除するときに注意してください。

このコマンドを使用すると、setMailConnectionPropertyコマンドを使用して追加したadditional接続プロパティのみ削除できます。

10.12.4.2 構文

deleteMailConnectionProperty(appName, name, key, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のメール・サーバー接続の名前を示します。
key
削除する接続プロパティの名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.12.4.3

次の例では、mailProperty1という名前のメール・サーバー接続プロパティを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig>deleteMailConnectionProperty(appName='webcenter', 
name='myMailServer', key='mailProperty1')

10.12.5 listMailConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.12.5.1 説明

指定したアプリケーションに対して構成されているすべてのメール・サーバー接続を一覧表示します。

10.12.5.2 構文

listMailConnection(appName, [verbose, name, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

verbose
オプション。メール・サーバー接続の詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listMailConnectionsによって、アプリケーションに対して構成されているすべてのメール・サーバー接続およびそれらの詳細が一覧表示されます。

0に設定すると、接続名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0です。

name
オプション。既存のメール・サーバー接続の名前を示します。この引数を使用して、特定のメール・サーバーの接続に関する詳細情報を表示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.12.5.3

次の例では、WebCenter Portalに対して現在構成されているメール・サーバー接続の名前を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listMailConnections(appName='webcenter')

次の例では、現在、WebCenter Portalに対して構成されているメール・サーバーのすべての接続の名前とその詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listMailConnections(appName='webcenter', verbose=1)

この例は、mailConnection1という名前のメール・サーバー接続の詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listMailConnections(appName='webcenter', name='mailConnection1')

10.12.6 listDefaultMailConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.12.6.1 説明

指定されたアプリケーションでメールによって使用されているデフォルト・メール・サーバー接続を表示します。

複数メール・サーバーを登録できますが、デフォルト接続は、1つのみ存在します。

  • WebCenter Portalでは、複数のメール接続がサポートされています。default=1を使用して設定したメール接続は、WebCenter Portal内のメール・サービスのデフォルト接続です。追加のすべての接続が代理接続として提供されます。WebCenter Portalでは、ユーザーがユーザー・プリファレンスを使用して利用する接続を選択できます。

  • Portal Frameworkアプリケーションでは、default=1を使用して構成した1つのメール接続のみ使用されます。追加の接続があれば、無視されます。

10.12.6.2 構文

listDefaultMailConnection(appName,[verbose, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

verbose
オプション。利用可能であれば、デフォルト・メール・サーバー接続が冗長モードで表示されます。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定すると、メール・サーバー接続の名前および詳細が一覧表示されます。

0に設定すると、接続の名前のみ表示されます。この引数のデフォルトは、0です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.12.6.3

次の例では、WebCenter Portalでメールが使用しているメール・サーバー接続の名前と詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listDefaultMailConnection(appName='webcenter', verbose=1)

10.12.7 setDefaultMailConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.12.7.1 説明

指定されたアプリケーションにおけるメールのデフォルト・メール・サーバー接続を指定します。

複数メール・サーバーを登録できますが、デフォルト接続は、1つのみ存在します。

  • WebCenter Portalでは、複数のメール接続がサポートされています。default=1を使用して設定したメール接続は、WebCenter Portal内のメール・サービスのデフォルト接続です。追加のすべての接続が代理接続として提供されます。WebCenter Portalでは、ユーザーがユーザー・プリファレンスを使用して利用する接続を選択できます。

  • Portal Frameworkアプリケーションでは、default=1を使用して構成した1つのメール接続のみ使用されます。追加の接続があれば、無視されます。

10.12.7.2 構文

setDefaultMailConnection(appName, name, [server, applicationVersion])
引数 説明
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のメール接続の名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.12.7.3

次の例では、WebCenter Portalのデフォルト接続に、myMailServerという名前の接続を使用するようメールを構成します。

wls:/weblogic/serverConfig>setDefaultMailConnection(appName='webcenter', name='myMailServer')

10.12.8 setMailServiceProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.12.8.1 説明

メールのデフォルト値を指定します。

メールの構成可能なプロパティを表10-21「メール - 構成可能なプロパティ」に示します。

表10-21 メール - 構成可能なプロパティ

構成プロパティ 説明

address.delimiter

複数のメール・アドレスを区切るために使用するデミリタを定義します。デフォルトではカンマを使用します。

いくつかのメール・サーバーでは、lastname, firstnameの形式のメール・アドレスを必要とします。その場合、セミコロンが必要です。

mail.emailgateway.polling.frequency

新しい受信電子メールについて、ポータル配信リストを確認する頻度(秒単位)。デフォルトは、1800秒(30分)です。

ポータル配信リストによる電子メール通信は、ディスカッション・サーバー上でディスカッション・フォーラム投稿として公開できます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalによるポータルの構築のディスカッション・フォーラムでのポータル・メールの公開に関する項を参照してください。

mail.messages.fetch.size

メールの受信トレーに表示されるメッセージの最大数を示します。

resolve.email.address.to.name

LDAPが構成されている場合に、ユーザー電子メール・アドレスがWebCenter Portalユーザー名に解決されるかどうかを決定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。デフォルト値は0です。

1に設定すると、メール・タスク・フローに電子メール・アドレスのかわりにWebCenter Portalユーザー名が表示されます。

メールが電子メール・アドレスを提供するときにプレゼンス情報を取得できないため、インスタント・メッセージおよびプレゼンスがプレゼンス・ステータスを取得するためにユーザー名を必要とする場合は、このプロパティを1に設定します。この値を1に設定すると、アプリケーションのパフォーマンスに影響与えます。したがって、このプロパティを設定する場合はそれを考慮する必要があります。

mail.recipient.limit

メッセージの受信者の数を制限します。たとえば、この値を'500'に設定すると、受信者の数が500に制限されます。


10.12.8.2 構文

setMailServiceProperty(appName, property, value, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

property
構成プロパティの名前を示します
value
プロパティの値を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.12.8.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)でメールの受信トレーに表示されるメッセージのデフォルト数を100個に増加します。

wls:/weblogic/serverConfig>setMailServiceProperty(appName='webcenter', 
property='mail.messages.fetch.size', value='100')

10.12.9 removeMailServiceProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.12.9.1 説明

メール・プロパティに設定されている現在の値を削除します。このコマンドを使用して、表10-21「メール - 構成可能なプロパティ」に一覧表示されている任意のプロパティを削除します。

これらのプロパティの値を削除すると予期しない動作を引き起こす可能性があるので、このコマンドを使用するときは注意してください。


注意:

このコマンド構文を使用すると、メールで現在のデフォルト接続を使用できなくなります。

removeMailServiceProperty('appName='webcenter', property='selected.connection')

このコマンドを使用すると、default接続引数が0に設定されます。「setMailConnection」も参照してください。


10.12.9.2 構文

removeMailServiceProperty(appName, property, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

property
構成プロパティの名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.12.9.3

次の例では、WebCenter Portalにおけるメールの現在のmail.messages.fetch.sizeの設定をクリアします。

wls:/weblogic/serverConfig>removeMailServiceProperty(appName='webcenter', property='mail.messages.fetch.size')

10.12.10 listMailServiceProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.12.10.1 説明

メールのすべての構成可能なプロパティを表示します。

10.12.10.2 構文

listMailServiceProperties(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.12.10.3

次の例では、WebCenter Portalにおけるメールの構成可能なプロパティを一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listMailServiceProperties(appName='webcenter')  

10.12.11 createMailExtApp

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.12.11.1 説明

メール・サーバー接続に適した外部アプリケーションを作成します。外部アプリケーションは、必須の追加プロパティauthMethod=POSTおよび次のいくつかの追加ログイン・フィールドで構成されます。

fieldName='Email Address'およびdisplaytoUser=1

fieldName='Your Name'およびdisplaytoUser=1

fieldName='Reply-To Address'およびdisplaytoUser=1

10.12.11.2 構文

createMailExtAppConnection(appName, name, [displayName, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。
displayName
オプション。外部アプリケーション表示名を示します。外部アプリケーションの、ポータル・ユーザーにとってわかりやすいユーザー・フレンドリな名前を示します。表示名は、アプリケーション内のすべての外部アプリケーション間で一意である必要があります。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.12.11.3

次の例では、メール・サーバー接続に適したMailxAppという名前の外部アプリケーションを作成します。

wls:/weblogic/serverConfig>createMailExtAppConnection(appName='webcenter', name='MailxApp', displayName='Mail Ext App')

10.13 移行

表10-22に示すコマンドを使用して、Portal FrameworkアプリケーションをWebCenter Portal 11.1.1.9.0に移行します。

表10-22

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

migrateFrameworkApplicationConnections

Portal Frameworkアプリケーションの接続をWebCenter Portalに移行します。

オンライン

migrateFrameworkApplicationToWebCenter

Portal FrameworkアプリケーションをWebCenter Portalのポータルに移行します。

オンライン

migrateFrameworkApplicationDocumentsToWebCenter

Portal FrameworkアプリケーションのドキュメントおよびメタデータをWebCenter Portalに移行します。

オンライン

migrateFrameworkApplicationDiscussionsToWebCenter

移行されたポータル・ページで使用されていたディスカッションIDを、ポータル用にプロビジョニングされた新規ディスカッションIDで更新します。

オンライン


10.13.1 migrateFrameworkApplicationConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.13.1.1 説明

Portal Frameworkアプリケーションの接続をWebCenter Portalに移行します。

10.13.1.2 構文

migrateFrameworkApplicationConnections(appName, fwkAppName, server, fwkAppServer, migrationDirectory, [spacesRoot, securityGroup, primaryConnectionName, adminUserName, applicationVersion])

注意:

Portal Frameworkアプリケーションにコンテンツ・サーバー接続が含まれている場合、spacesRootsecurityGroupprimaryConnectionNameおよびadminUserName引数の値を指定する必要があります。

引数 説明
appName
お使いのPortal Frameworkアプリケーションを移行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。
fwkAppName
接続を移行するPortal Frameworkアプリケーションの名前。
server
WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

アプリケーションが同じコンテンツ・サーバー接続を共有するクラスタ環境では(つまり、アプリケーションが同じコンテンツ・サーバーに接続し、同じルート・フォルダとセキュリティ・グループを共有)、このコマンドは1台の管理対象サーバーに対してのみ実行してください。

fwkAppServer
Portal Frameworkアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_CustomPortalです。
migrationDirectory
移行に関連した移行ログおよびデータが格納されるフォルダへのパスです。

マルチノード設定の場合、これはすべてのノードからアクセスおよび書込みが可能な共有ディレクトリである必要があります。また、ディレクトリはすべてのノードから同じパスを使用してアクセス可能である必要があります。

spacesRoot
オプション。

WebCenter Portalコンテンツが格納されているルート・フォルダを示します。この引数の値は、/foldernameの形式を使用する必要があります。たとえば、/WebCenterまたは/WebCenterSpacesspacesRoot値は、/ (ルート自体)ではなく、アプリケーション間で一意である必要があります。指定したフォルダが存在しない場合は、作成されます。

securityGroup
オプション。

WebCenter Portalに関連するドキュメントを識別します。セキュリティ・グループは、複数のWebCenter Portalアプリケーションが同じWebCenter Content Serverリポジトリを共有している場合にデータを区別するために使用されます。この名前は、アプリケーション間で一意である必要があります。

この引数の値は、文字で始まる必要があります。文字の後に英数字またはアンダースコアを続けます。文字列には、30次の文字を入力ことができます。

primaryConnectionName
オプション。

WebCenter Portalのデフォルト接続として設定される、お使いのPortal Frameworkアプリケーションのコンテンツ・サーバー接続の名前。

adminUserName
オプション。

コンテンツ・リポジトリ管理者のユーザー名。たとえば、sysadminです。

applicationVersion
オプション。

WebCenter Portalアプリケーションのバージョン番号。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


10.13.1.3

次の例は、WC_CustomPortal管理対象サーバーにデプロイされたPortal FrameworkアプリケーションFinanceApplicationを、WC_Spaces管理対象サーバーにデプロイされたWebCenter Portalアプリケーションに移行します。移行ログはフォルダ/scratch/migrateの下に格納されます。

wls:/weblogic/serverConfig>migrateFrameworkApplicationConnections(appName='webcenter',fwkAppName='FinanceApplication',server='WC_Spaces',fwkAppServer='WC_CustomPortal',migrationDirectory='/scratch/migrate')

次の例は、WC_CustomPortalにデプロイされたPortal FrameworkアプリケーションHRApplicationを、WC_SpacesにデプロイされたWebCenter Portalアプリケーションに移行します。接続が移行された後、ucm-connがWebCenter Portalに対するデフォルトのコンテンツ・サーバーとして設定されます。移行ログはフォルダ/scratch/migrateの下に格納されます。Portal Frameworkアプリケーションにコンテンツ・サーバー接続が含まれ、その結果spacesRootsecurityGroupprimaryConnectionNameおよびadminUserName引数の値が提供されます。

wls:/weblogic/serverConfig>migrateFrameworkApplicationConnections(appName='webcenter',fwkAppName='HRApplication',server='WC_Spaces',fwkAppServer='WC_CustomPortal',migrationDirectory='/scratch/migrate',spacesRoot='/WebCenter',securityGroup='webcenter',primaryConnectionName='ucm-conn',adminUserName='weblogic')

10.13.2 migrateFrameworkApplicationToWebCenter

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.13.2.1 説明

Portal FrameworkアプリケーションをWebCenter Portalのポータルに移行します。

10.13.2.2 構文

migrateFoldersGDataToFrameworkFolders(appName, fwkAppName, server, fwkAppServer,adminUrl, adminUser, targetPortal, migrationDirectory, [pagePath, navigationFile, properties, applicationVersion])
引数 定義
appName
お使いのPortal Frameworkアプリケーションを移行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。
fwkAppName
移行するPortal Frameworkアプリケーションの名前。
server
WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

アプリケーションが同じコンテンツ・サーバー接続を共有するクラスタ環境では(つまり、アプリケーションが同じコンテンツ・サーバーに接続し、同じルート・フォルダとセキュリティ・グループを共有)、このコマンドは1台の管理対象サーバーに対してのみ実行してください。

fwkAppServer
Portal Frameworkアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_CustomPortalです。
adminUrl
WebLogicドメインの管理サーバー用接続URL。接続URL形式はt3://host:portです。
adminUser
WebLogic Server管理者のユーザー名。
targetPortal
Portal Frameworkアプリケーションを移行する必要があるWebCenter Portalアプリケーション内のポータルの名前。
migrationDirectory
移行に関連したログおよびデータが書き込まれる(書込み権限がある)絶対ディレクトリ・パスです。

マルチノード設定の場合、これはすべてのノードからアクセスおよび書込みが可能な共有ディレクトリである必要があります。また、ディレクトリはすべてのノードから同じパスを使用してアクセス可能である必要があります。

お使いのPortal Frameworkアプリケーションの移行中に、migratedResources.propertiesファイルに新旧リソースのマッピングのリストを提供することで静的リソースの移行を選択できます。このファイルを手動で作成して、migrationDirectory引数に指定された場所にあるresourcesフォルダの下に配置する必要があります。または、お使いのアプリケーションを移行した後に静的リソースをポータル・サーバー上の共有ライブラリとして手動でデプロイすることもできます。

pagePath
オプション。

Portal Frameworkアプリケーションのページを移行する必要があるカスタム・ディレクトリ・パスのリスト。

デフォルトで、設計時に作成されたページは、パス: \oracle\webcenter\portalapp\pagesに格納されます。実行時に作成されたページは、\oracle\webcenter\portalapp\pagehierarchyに格納されます。お使いのアプリケーション・ページがその他の場所に格納されている場合、パスのカンマ区切りリストを指定してください。たとえば、/oracle/webcenter/portalapp/mypages/oracle/webcenter/portalapp/salespagesです。

navigationFile
オプション。

ターゲット・ポータルのナビゲーションを構築するために使用するナビゲーション・ファイル。指定しない場合、お使いのPortal Frameworkアプリケーション用に構成されたデフォルト・ナビゲーションが使用されます。

Properties
オプション。

コマンドの実行中に渡す、キー/値のペアとして指定されたプロパティのカンマ区切りリスト。

形式は、key1=value1,key2=value1;value2です。

applicationVersion
オプション。

WebCenter Portalアプリケーションのバージョン番号。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


10.13.2.3

次の例は、Portal FrameworkアプリケーションHRApplicationを、WC_Spaces管理対象サーバーにデプロイされたWebCenter PortalアプリケーションのポータルHRPortalに移行します。移行ログはフォルダ/scratch/migrateの下に格納されます。

wls:/weblogic/serverConfig>migrateFrameworkApplicationToWebCenter(appName='webcenter',fwkAppName='HRApplication',server='WC_Spaces',fwkAppServer='WC_CustomPortal',adminUrl='t3://wcphost.example.com:adminport',adminUser='weblogic',targetPortal='HRPortal',migrationDirectory='/scratch/migrate')

次の例は、Portal FrameworkアプリケーションFinanceApplicationを、WC_Spaces管理対象サーバーにデプロイされたWebCenter PortalアプリケーションのポータルFinancePortalに移行します。移行中は、ナビゲーション・ファイルcustom-navigation-model.xmlを使用してFinancePortal用のナビゲーションが構築されます。移行ログはフォルダ/scratch/migrateの下に格納されます。

wls:/weblogic/serverConfig>migrateFrameworkApplicationToWebCenter(appName='webcenter',fwkAppName='FinanceApplication',server='WC_Spaces',fwkAppServer='WC_CustomPortal',adminUrl='t3://wcphost.example.com:adminport',adminUser='weblogic',targetPortal='FinancePortal',migrationDirectory='/scratch/migrate',navigationFile='/oracle/webcenter/portalapp/navigations/custom-navigation-model.xml')

10.13.3 migrateFrameworkApplicationDocumentsToWebCenter

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.13.3.1 説明

Portal FrameworkアプリケーションのドキュメントをWebCenter Portalサーバーに移行し、ターゲット・ポータルに従ってセキュリティ・メタデータを更新します。


注意:

次に、migrateFrameworkApplicationDocumentsToWebCenterコマンドを実行するための前提条件を示します:
  • このコマンドは、Portal FrameworkアプリケーションをWebCenter Portalに移行した後にのみ実行できます。

  • ドキュメント・サービスはターゲット・ポータル用にプロビジョニングされている必要があります。

  • Portal Frameworkアプリケーションのコンテンツは、WebCenter Content Serverユーザー・インタフェースを使用して手動でターゲット・ポータルのフォルダに移動する必要があります。


10.13.3.2 構文

migrateFrameworkApplicationDocumentsToWebCenter(appName, server, targetPortal, migrationFolderMappingFile, migrationDirectory, [connectionName, applicationVersion])
引数 説明
appName
お使いのPortal Frameworkアプリケーションを移行したポータルを含むWebCenter Portalアプリケーションの名前。WebCenter Portalアプリケーション名は常にwebcenterです。
targetPortal
Portal Frameworkアプリケーションが移行されたポータルの名前。
migrationFolderMappingFile
移行されたフォルダ用のマッピング・エントリを含むカンマ区切り値(CSV)ファイル。

このファイルは手動で作成します値は、コンテンツ・サーバーの移行前後のフォルダ構造に対応します。

migrationDirectory
移行に関連したログおよびデータが格納されるフォルダへのパスです。
nconnectionName
オプション。

コンテンツ・サーバーの接続名。この引数が指定されない場合、デフォルトのコンテンツ・サーバー接続が使用されます。つまりisPrimary=1のコンテンツ・サーバー接続です。

server
オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

アプリケーションが同じコンテンツ・サーバー接続を共有するクラスタ環境では(つまり、アプリケーションが同じコンテンツ・サーバーに接続し、同じルート・フォルダとセキュリティ・グループを共有)、このコマンドは1台の管理対象サーバーに対してのみ実行してください。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.13.3.3

次の例は、Portal Frameworkアプリケーションのドキュメントを、WC_Spaces管理対象サーバーにデプロイされたWebCenter PortalアプリケーションのHR Portalという名前のターゲット・ポータルに移行します。デフォルトのコンテンツ・サーバー接続が使用されます。MigrationMappingFile.csvファイルは、フォルダ・パス参照およびターゲット・ポータル内のドキュメントのセキュリティ・メタデータを更新するために使用されます。移行ログは/tmp/migrateフォルダに格納されます。

wls:/weblogic/serverConfig>migrateFrameworkApplicationDocumentsToWebCenter(appName='webcenter', server='WC_Spaces', targetPortal='HR Portal', migrationFolderMappingFile='/tmp/migrationmap/MigrationMappingFile.csv', migrationDirectory='/tmp/migrate')

10.13.4 migrateFrameworkApplicationDiscussionsToWebCenter

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.13.4.1 説明

移行されたポータル・ページで使用されていたお知らせおよびディスカッションIDを、ポータル用にプロビジョニングされた新規IDで更新します。


注意:

このコマンドを実行する前に、次を確認します:
  • このコマンドは、Portal FrameworkアプリケーションをWebCenter Portalに移行した後にのみ実行する必要があります。

  • ディスカッションおよびお知らせサービスはターゲット・ポータル用に有効にする必要があります。

  • Portal Frameworkアプリケーションのお知らせトピックおよびフォーラムは、Discussion Server管理コンソールを使用して手動で移動する必要があります。


10.13.4.2 構文

migrateFrameworkApplicationDiscussionsToWebCenter(appName, server, targetPortal, discussionsMappingFile, migrationDirectory, [applicationVersion])
引数 説明
appName
お使いのPortal Frameworkアプリケーションを移行したWebCenter Portalアプリケーションの名前。WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。
server
WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

アプリケーションが同じコンテンツ・サーバー接続を共有するクラスタ環境では(つまり、アプリケーションが同じコンテンツ・サーバーに接続し、同じルート・フォルダとセキュリティ・グループを共有)、このコマンドは1台の管理対象サーバーに対してのみ実行してください。

targetPortal
Portal Frameworkアプリケーションが移行されたポータルの名前。
discussionsMappingFile
移行されたディスカッションおよびお知らせ用のマッピング・エントリを含むカンマ区切り値(CSV)ファイル。

このファイルは手動で作成する必要があります。値には、WebCenterディスカッション・サーバーの移行前後のフォーラムまたはカテゴリのIDが含まれます。

migrationDirectory
移行に関連したログおよびデータが格納されるフォルダへのパスです。
applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.13.4.3

次の例は、Portal Frameworkアプリケーションのディスカッションおよびお知らせを、WC_Spaces管理対象サーバーにデプロイされたWebCenter PortalアプリケーションのHR Portal用にプロビジョニングされたカテゴリまたはフォーラムに移行します。DiscussionsMappingFile.csvファイルは、古いフォーラムおよびお知らせのIDを新しいIDとマップするために使用されます。

wls:/weblogic/serverConfig>migrateFrameworkApplicationDiscussionsToWebCenter(appName='webcenter', server='WC_Spaces', targetPortal='HR Portal', discussionsMappingFile='/tmp/DiscussionsMappingFile.csv', migrationDirectory='/scratch/migrate')

10.14 通知

表10-23に示すコマンドを使用して、指定されたアプリケーションにおける通知の設定を管理します。

これらのWLSTコマンドを使用して設定に対して行った変更は、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。

表10-23 通知WLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

setNotificationsConfig


指定されたアプリケーションで発生した通知のルーティングに使用する接続を指定します。

オンライン

getNotificationsConfig


指定されたアプリケーションで発生した通知の送信に使用する接続に関する詳細を返します。

オンライン


10.14.1 setNotificationsConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.14.1.1 説明

指定されたアプリケーションで発生した通知のルーティングに使用する接続を指定します。

既存のメール・サーバーまたはBPELサーバー接続を使用します。アプリケーションをBPELサーバーに接続している場合は、メール、ワークリスト、SMSなど複数メッセージング・チャネルを通じた通知のルーティングにOracle User Messaging Service (UMS)を使用できます。通知でBPELサーバー接続を使用するように構成すると、使用可能な各メッセージング・チャネルに対して送信者の'From'アドレスを指定できます。つまり、送信者メール・アドレスとSMSアドレスを指定できます。

または、メール・サーバーを介して通知メッセージをルーティングすることもできます。通知がメール・サーバー接続を使用するように構成する場合、メール・サーバー接続に関連付けられている外部アプリケーションに共有資格証明が含まれている必要があります。共有資格証明は、アプリケーション全体の通知をルーティングするために必要です。

10.14.1.2 構文

setNotificationsConfig(appName, type, name, [senderMailAddress, senderSMSAddress, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

type
通知の送信に使用する接続のタイプ。有効な値は、MAILおよびBPELです。
name
既存の接続の名前。

次の点を考慮してください。

  • メール・サーバー接続 - メール・サーバー接続に関連付けられている外部アプリケーションに共有資格証明が含まれている必要があります。

  • BPELサーバー接続 - Oracle User Messaging Service (UMS)がBPELサーバー上で使用可能である必要があります。

senderMailAddress
オプション。すべてのメール通知の送信元となるメール・アドレス。

次の形式を使用します。

<email_alias><<email_address>>または<email address>

たとえば、WebCenter Notification<notifications@webcenter.com>またはnotifications@webcenter.comです。

この引数は、BPELサーバーを介してルーティングされる通知に適用されます。BPELサーバーが使用されており、UMSが複数の電子メール・ドライバで構成されている場合は、このアドレスは適切な電子メール・ドライバを識別するためにも使用されます。

メール・サーバーが使用される場合、送信者アドレスは、関連付けられている外部アプリケーションの共有資格証明に対して指定されているものと同じユーザーです。

senderSMSAddress
オプション。すべてのSMS通知の送信元となるSMS番号。

通常、SMSアドレスの形式は、4-6桁の数字(-、空白または他の文字を含まない)です。たとえば、28734です。

この引数は、BPELサーバーを介してルーティングされる通知に適用されます。BPELサーバーが使用されており、UMSが複数のSMSドライバで構成されている場合は、このアドレスは適切なSMSドライバを識別するためにも使用されます。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.14.1.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)の通知でWebCenter-Worklistという名前のBPELサーバー接続が使用されることを指定し、さらにすべての通知の送信元となるメール・アドレスおよびSMSアドレスを定義します。

wls:/weblogic/serverConfig>setNotificationsConfig(appName='webcenter', type='BPEL', 
name='WebCenter-Worklist', senderMailAddress='WebCenter Notification<notifications@webcenter.com', 
senderSMSAddress='28734')

10.14.2 getNotificationsConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.14.2.1 説明

指定されたアプリケーションで発生した通知の送信に使用する接続に関する詳細を返します。

10.14.2.2 構文

getNotificationsConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.14.2.3

次の例では、WebCenter Portalで通知サービスによって使用される接続に関する詳細を返します。

wls:/weblogic/serverConfig>getNotificationsConfig(appName='webcenter')

ConnectionType:    BPEL
ConnectionName:    WebCenter-Worklist
SenderMailAddress: notifications@webcenter.com
SenderSMSAddress:  28776

10.15 ピープル・コネクション

表10-24に示すコマンドを使用して、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーション内のユーザー・プロファイル情報を管理します。

これらのWLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後にのみ有効になります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。

表10-24 ピープル・コネクションWLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

startSyncProfiles


LDAPストア内のプロファイル情報を、WebCenter Portalデータベース・スキーマと同期します。

オンライン

syncProfile


特定のユーザーのプロファイル情報を同期します。

オンライン

stopSyncProfiles


プロファイル同期プロセスを停止します。

オンライン

isSyncProfilesRunning


プロファイルの同期が進行中かどうかを確認します。

オンライン

setProfileConfig


プロファイルのプロパティを設定します。

オンライン

getProfileConfig


現在のプロファイルのプロパティを返します。

オンライン

listProfileConfig


現在のプロファイルのプロパティを一覧表示します。

オンライン

setProfilePhotoSync


LDAPサーバーからWebCenterスキーマのユーザー・プロファイル写真を同期するかどうかを指定します。

オンライン

setProfileCacheNumberOfObjects


非推奨です。

オンライン

setProfileSyncLDAPReadBatchSize


非推奨です。

オンライン

setProfileCacheTimeToLive


非推奨です。

オンライン

printProfileConfig


非推奨です。

オンライン


10.15.1 startSyncProfiles

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.15.1.1 説明

LDAPストア内のプロファイル情報を、WebCenter Portalデータベース・スキーマと同期します。

10.15.1.2 構文

startSyncProfiles(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.15.1.3

次の例では、WebCenter Portalのユーザー・プロファイルを同期します。

wls:/weblogic/serverConfig>startSyncProfiles(appName='webcenter')

10.15.2 stopSyncProfiles

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.15.2.1 説明

プロファイル同期プロセスが現在進行中の場合は、それを停止します。

10.15.2.2 構文

stopSyncProfiles(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.15.2.3

次の例では、WebCenter Portalのプロファイル同期プロセスを停止します。

wls:/weblogic/serverConfig>stopSyncProfiles(appName='webcenter')

10.15.3 isSyncProfilesRunning

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.15.3.1 説明

プロファイルの同期が進行中かどうかを確認します。

10.15.3.2 構文

isSyncProfilesRunning(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.15.3.3

次の例では、WebCenter Portalに対して、プロファイル同期が進行中かどうかを確認します。

wls:/weblogic/serverConfig>isSyncProfilesRunning(appName='webcenter')

10.15.4 syncProfile

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.15.4.1 説明

LDAPストア内の特定のユーザーのプロファイル情報を、WebCenter Portalスキーマと同期します。

10.15.4.2 構文

syncProfile(appName, userName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

userName プロファイル情報を同期するユーザーの名前。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.15.4.3

次の例では、montyという名前のユーザーのプロファイル情報を同期します。

wls:/weblogic/serverConfig>syncProfile(appName='webcenter', userName='monty')

10.15.5 setProfileConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.15.5.1 説明

指定されたアプリケーションのプロファイルのプロパティを設定します。パラメータを省略した場合、対応する構成は変更されません。

10.15.5.2 構文

setProfileConfig(appName, ProfilePageVersion, ProfileCacheNumberOfObjects, ProfileCacheTimeToLive,ProfileSyncLDAPReadBatchSize, ProfileSyncHourOfDay, ProfileSyncFrequencyInDays,server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

ProfilePageVersion オプション。使用するプロファイル・ページのバージョンを指定します。

ProfilePageVersionの有効な値は、次のとおりです。

v1 - 古いスタイルのプロファイル・ページを使用します(11.1.1.7.0以前)

v2 - 新しいプロファイル・ページの形式を使用します(11.1.1.8.0で導入されたもの)

デフォルト値はv2です。

ProfileCacheNumberOfObjects オプション。プロファイル・キャッシュ内で保持するプロファイル・オブジェクトの数を指定します。

1から10, 000までの値が許容されます。デフォルト値は1000です。

ProfileCacheTimeToLive オプション。プロファイル・オブジェクトをキャッシュ内に保持する時間の長さ(分単位)を指定します。

1から1440までの値が許容されます。デフォルト値は60です。

ProfileSyncLDAPReadBatchSize オプション。プロファイルの同期中に使用するLDAP読取りのバッチ・サイズを指定します。

1から1,000までの値が許容されます。デフォルト値は1000です。

ProfileSyncHourOfDay オプション。プロファイルの同期をいつ開始するか(時間単位)を指定します。

0から23までの値が許容されます。デフォルト値は午後11時を示す23です。

ProfileSyncFrequencyInDays オプション。プロファイルの同期が発生する頻度(日単位)を指定します。

0より大きい値が許容されます。デフォルト値は7です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.15.5.3

次の例では、ProfileCacheNumberOfObjectsおよびProfileCacheTimeToLive構成設定に新しい値を設定します。

他のすべての設定は変更されません。

wls:/weblogic/serverConfig>setProfileConfig(appName='webcenter',ProfileCacheNumberOfObjects=2000, ProfileCacheTimeToLive=120)

10.15.6 getProfileConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.15.6.1 説明

指定されたアプリケーションの現在のプロファイル設定を返します。

10.15.6.2 構文

getProfileConfig(appName, key, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

key プロファイル・プロパティの名前。有効な値は次のとおりです:

- ProfilePageVersion

- ProfileCacheNumberofObjects

- ProfileCacheTimeToLive

- ProfileSyncLDAPReadBatchSize

- ProfileSyncHourofDay

- ProfileSyncFrequenceyInDays

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.15.6.3

次の例では、様々なプロファイル・プロパティの現在の設定を返します。

wls:/weblogic/serverConfig> getProfileConfig(appName='webcenter', key='ProfilePageVersion')
wls:/weblogic/serverConfig> getProfileConfig(appName='webcenter', key='ProfileCacheNumberOfObjects')
wls:/weblogic/serverConfig> getProfileConfig(appName='webcenter', key='ProfileCacheTimeToLive')
wls:/weblogic/serverConfig> getProfileConfig(appName='webcenter', key='ProfileSyncLDAPReadBatchSize')
wls:/weblogic/serverConfig> getProfileConfig(appName='webcenter', key='ProfileSyncHourOfDay')
wls:/weblogic/serverConfig> getProfileConfig(appName='webcenter', key='ProfileSyncFrequencyInDays')

10.15.7 listProfileConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.15.7.1 説明

指定されたアプリケーションの現在のプロファイル設定を一覧表示します。

10.15.7.2 構文

listProfileConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.15.7.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)用の現在のプロファイル設定を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listProfileConfig(appName='webcenter')

10.15.8 setProfileCacheNumberOfObjects

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.15.8.1 説明

(11.1.1.8.0以降では非推奨です。かわりにsetProfileConfigを使用してください。)

プロファイル・キャッシュにキャッシュするプロファイル・オブジェクトの最大数を設定します。

10.15.8.2 構文

setProfileCacheNumberOfObjects(appName, noOfObjects, [server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

noOfObjects キャッシュするプロファイル・オブジェクトの数。

1から10, 000までの値が許容されます。デフォルト値は1000です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.15.8.3

次の例では、キャッシュのサイズを2,000プロファイルに増やします。

wls:/weblogic/serverConfig>setProfileCacheNumberOfObjects(appName='webcenter', noOfObjects=2000)

10.15.9 setProfileSyncLDAPReadBatchSize

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.15.9.1 説明

(11.1.1.8.0以降では非推奨です。かわりにsetProfileConfigを使用してください。)

プロファイル同期LDAPバッチ読取りサイズを設定します。

10.15.9.2 構文

setProfileSyncLDAPReadBatchSize(appName, batchSize, [server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

batchSize LDAPバッチ読取りサイズ。1から1000までの値が許容されます。

デフォルト値は1000です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.15.9.3

次の例では、バッチ・サイズを2000LDAPプロファイルに増やします。

wls:/weblogic/serverConfig>setProfileSyncLDAPReadBatchSize(appName='webcenter', batchSize=800)

10.15.10 setProfileCacheTimeToLive

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.15.10.1 説明

(11.1.1.8.0以降では非推奨です。かわりにsetProfileConfigを使用してください。)

プロファイルをプロファイル・キャッシュに保持する時間(分単位)を設定します。

10.15.10.2 構文

setProfileCacheTimeToLive(appName, timeToLive, [server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

timeToLive プロファイル・キャッシュでのプロファイル・オブジェクトの存続時間(分単位)。デフォルト値は、60分です。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.15.10.3

次の例では、プロファイル・オブジェクトがキャッシュされる時間の長さを30分に減らします。

wls:/weblogic/serverConfig>setProfileCacheTimeToLive(appName='webcenter', timeToLive=30)

10.15.11 setProfilePhotoSync

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.15.11.1 説明

LDAPの最新のユーザー・プロファイル写真をWebCenter Portalのプロファイル・キャッシュと同期するかどうかを指定します。同期を有効にすると、プロファイル・キャッシュが失効したときにプロファイル写真が同期されます。同期を無効にすると、プロファイル写真はWebCenter Portalのプロファイル・キャッシュと同期されません。


注意:

WLSTコマンドsetProfileCacheTimeToLiveは、プロファイル・オブジェクトがキャッシュで存続する時間の長さを定義します。

10.15.11.2 構文

setProfilePhotoSync(appName, enablePhotoSync, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

enablePhotoSync LDAPのユーザー・プロファイル写真を定期的に同期するかどうかを指定します。有効な値は1および0です。
  • 1: ユーザー・プロファイル写真を定期的に同期します(WebCenter Portalのプロファイル・キャッシュが失効した後)。

  • 0: LDAPのプロファイル写真をWebCenter Portalのプロファイル・キャッシュと自動的に同期しません。WebCenter Portalユーザーは、プロファイル・ページから新しい写真を手動でアップロードする必要があります。

デフォルト値は1です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.15.11.3

次の例では、WebCenter Portalにおけるプロファイル写真の同期を有効にします。

wls:/weblogic/serverConfig>setProfilePhotoSync(appName='webcenter', enablePhotoSync=1)

10.15.12 printProfileConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.15.12.1 説明

(11.1.1.8.0以降では非推奨です。かわりにsetProfileConfigを使用してください。)

プロファイル・キャッシュ構成値を出力します。

10.15.12.2 構文

printProfileConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.15.12.3

次の例では、WebCenter Portalの現在のプロファイル・キャッシュ構成を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>printProfileConfig(appName='webcenter')

10.16 個人イベント

表10-25に示すコマンドを使用して、指定されたアプリケーションの個人イベント・サーバー接続を管理します。

これらのWLSTコマンドを使用して設定に対して行った変更は、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。

表10-25 個人イベントWLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

createPersonalEventConnection


指定されたアプリケーションの個人イベント・サーバー接続を作成します。

オンライン

setPersonalEventConnection


既存の個人イベント・サーバー接続を編集します。

オンライン

listPersonalEventConnections


指定したアプリケーションに対して構成されているすべての個人イベント・サーバー接続を一覧表示します

オンライン


10.16.1 createPersonalEventConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.16.1.1 説明

指定されたアプリケーションの個人イベント・サーバー接続を作成します。

個人イベントは、Microsoft Exchange Server 2003およびMicrosoft Exchange Server 2007への接続をサポートしています。WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーションに対して複数の個人イベント接続を登録できますが、個人イベント・サービスに対して使用される接続は、デフォルト(またはアクティブ)接続の1つのみです。

10.16.1.2 構文

createPersonalEventConnection(appName, name, webServiceUrl, adapterName, appId, [default, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。
webServiceUrl
イベント・アプリケーションを公開するWebサービスのURL。

次の形式を使用します。

protocol://host:port/appWebServiceInterface/WSName
adapterName
個人イベント・サーバーに一致するアダプタを指定します。有効な値は、MSEx2003およびMSEx2007です。Microsoft Exchange Server 2003の場合はMSEx2003を、Microsoft Exchange Server 2007の場合はMSEx2007を選択します。

各アダプタは、認証およびデータ交換のための独自のメカニズムを備えています

appId
個人イベント・サービスを提供するMicrosoft Exchange Serverに関連付けられている外部アプリケーション。指定した場合、Microsoft Exchange Serverに対してユーザーの認証を行うために外部アプリケーション資格証明情報が使用されます。
default
オプション。この接続が、個人イベント・サービスのデフォルト接続であるかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

個人イベントでこの接続を使用することを指定するには、値を1に設定します。

WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーションに対して複数の接続を登録できますが、個人イベント・サービスに対して使用される接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブ)接続が使用されます。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.16.1.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)用にMyPEConnectionという名前の接続を作成します。この接続は、Microsoft Exchange Server 2007を指し、個人イベント・サービスのデフォルト接続として指定されています。

wls:/weblogic/serverConfig>createPersonalEventConnection(appName='webcenter', 
name='MyPEConnection', webServiceUrl='http://myexchange.com/EWS/Services.wsdl', 
adapterName='MSEx2007', appId='ExtPEApp', default=1)

次の例では、WebCenter Portalに対してMyPEConnectionという名前の接続を作成します。この接続は、Microsoft Exchange Server 2003を指します。

wls:/weblogic/serverConfig>createPersonalEventConnection(appName='webcenter', 
name='MyPEConnection', webServiceUrl='http://myexchange.com/ExchangeWS/PersonalEventsWebService.asmx', adapterName='MSEx2003',  appId='ExtPEApp')

10.16.2 setPersonalEventConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.16.2.1 説明

指定したアプリケーションに対して構成された、既存の個人イベント・サーバー接続を編集します。

10.16.2.2 構文

setPersonalEventConnection(appName, name, [webServiceUrl, adapterName, appId, default, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存の個人イベント・サーバー接続の名前。
webServiceUrl
イベント・アプリケーションを公開するWebサービスのURL。

次の形式を使用します。

protocol://host:port/appWebServiceInterface/WSName
adapterName
オプション。個人イベント・サーバーに一致するアダプタを指定します。有効な値は、MSEx2003およびMSEx2007です。Microsoft Exchange Server 2003の場合はMSEx2003を、Microsoft Exchange Server 2007の場合はMSEx2007を選択します。

各アダプタは、認証およびデータ交換のための独自のメカニズムを備えています

appId
オプション。個人イベント・サービスを提供するMicrosoft Exchange Serverに関連付けられている外部アプリケーション。指定した場合、Microsoft Exchange Serverに対してユーザーの認証を行うために外部アプリケーション資格証明情報が使用されます。
default
オプション。この接続が、個人イベントのデフォルト接続であるかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

個人イベントでこの接続を使用することを指定するには、値を1に設定します。

WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーションに対して複数の接続を登録できますが、個人イベント・サービスに対して使用される接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブ)接続が使用されます。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.16.2.3

次の例では、MyPEConnectionという名前の接続のWebサービスURLを更新します。

wls:/weblogic/serverConfig>setPersonalEventConnection(appName='webcenter', name='MyPEConnection', webServiceUrl='http://myexchange.com/EWS/Services.wsdl')

次の例では、MyPEConnectionという名前の接続を、WebCenter Portalの個人イベント・サービスのデフォルト接続にします。

wls:/weblogic/serverConfig>setPersonalEventConnection(appName='webcenter', name='MyPEConnection', default=1)

10.16.3 listPersonalEventConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.16.3.1 説明

指定したアプリケーションに対して構成されているすべての個人イベント・サーバー接続を一覧表示します。

10.16.3.2 構文

listPersonalEventConnections(appName, [verbose, name, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

verbose
オプション。冗長モードの個人イベントの接続詳細を表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listPersonalEventConnectionsによって、指定したアプリケーションに対して構成されているすべての個人イベント・サーバー接続およびそれらの詳細が一覧表示されます。

0に設定すると、接続名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0です。

0に設定した場合、name引数を指定しないでください。

name
オプション。既存の個人イベント接続の名前。この引数を使用して、特定の個人イベント・サーバーに関する接続詳細を表示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.16.3.3

次の例では、現在、WebCenter Portal (webcenter)に対して構成した個人イベント・サーバーのすべての接続の名前とその詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listPersonalEventConnections(appName='webcenter', verbose=1)

次の例では、MyPEConnectionという名前の個人イベント・サーバー接続の接続詳細を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listPersonalEventConnections(appName='webcenter', verbose=1, name='MyPEConnection')

10.17 パーソナライズ

表10-26に示すコマンドを使用して、指定されたアプリケーションのパーソナライズ接続を管理します。

これらのWLSTコマンドを使用して設定に対して行った変更は、パーソナライズがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。

表10-26 パーソナライズWLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

createWCPSCMISConnection


パーソナライズのCMIS接続を作成します。

オンライン

createWCPSActivityGraphConnection


パーソナライズのアクティビティ・グラフ接続を作成します。

オンライン

createWCPSPeopleConnection


パーソナライズのピープル・コネクションを作成します。

オンライン

createWCPSCustomConnection


パーソナライズのカスタム接続を作成します。

オンライン

setWCPSConnectionProperty


パーソナライズの既存の接続のプロパティを変更します。

オンライン

listWCPSCMISConnection


パーソナライズ用に構成されているCMIS接続を一覧表示します。

オンライン

listWCPSActivityGraphConnection


パーソナライズ用に構成されているアクティビティ・グラフ接続を一覧表示します。

オンライン

listWCPSPeopleConnection


パーソナライズ用に構成されているピープル・コネクションを一覧表示します。

オンライン

listWCPSCustomConnection


パーソナライズ用に構成されているカスタム接続を一覧表示します。

オンライン

deleteWCPSCMISConnection


パーソナライズのCMIS接続を作成します。

オンライン

deleteWCPSActivityGraphConnection


パーソナライズのアクティビティ・グラフ接続を作成します。

オンライン

deleteWCPSPeopleConnection


パーソナライズのピープル・コネクションを作成します。

オンライン

deleteWCPSCustomConnection


パーソナライズのカスタム接続を作成します。

オンライン


10.17.1 createWCPSCMISConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.17.1.1 説明

パーソナライズ・サービスのCMIS (Content Management Interoperability Service)プロバイダへの接続を作成します。

10.17.1.2 構文

createWCPSCMISConnection(name, repositoryId, host, port, [scheme, namespace, 
isDefault, path, pathPrepend, servletPathPart, rewriteUrls, pathTrim, 
timeoutInMillisecs, propagateTimeoutExceptions, server])
引数 定義
name
接続の名前を示します。名前は、ネームスペース内でこの接続タイプに対して一意である必要があります。
repositoryId
CMISリポジトリID。

通常は、Oracle WebCenter Contentリポジトリ接続の名前です。

host
CMIS RESTサービスをホストしているサーバーのホスト名。

通常は、WC_Spaces管理対象サーバーのマシン名です。

port
CMIS RESTサービスをホストしているサーバーのポート。

通常は、WC_Spaces管理対象サーバーのポート番号です。

scheme
オプション。CMIS RESTサービスにアクセスするためのHTTPスキーム。

有効なオプションは、httpおよびhttps (SSLの場合)です。

デフォルトはhttpです。

namespace
オプション。接続のネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、その接続はすべてのネームスペースで使用可能になります。
isDefault
オプション。この接続は、パーソナライズ・サービスのデフォルトCMIS接続であるかどうかを示します。

有効な値は、1 (true)または0 (false)です。

デフォルトは、0です。

path
オプション。CMISサービスのURLパス。

デフォルトは、/api/cmis/repository/<repositoryId>です。

pathPrepend
オプション。servletPathPartおよびpathの先頭に追加するベースCMISサービスのURLパス。

デフォルトは/restです。

servletPathPart
オプション。CMISサービスのURLパスのサーブレット・セクション。
rewriteUrls
オプション。CMIS RESTサービスから返されるURLを書き換える方法を指定します。

有効なオプションは、producerconsumerおよびnoneです。デフォルトはnoneです。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のパーソナライズの管理に関する項を参照してください。

pathTrim
オプション。CMIS RESTサービスから返されるURLからトリミングするパス部分を指定します。デフォルトはNoneです。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のパーソナライズの管理に関する項を参照してください。

timeoutInMillisecs
オプション。CMISコールからの戻りを待機するタイムアウト(ミリ秒)(文字列)、またはNone(タイムアウトなしの場合)。

デフォルトはNoneです。

propagateTimeoutExceptions
オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、CMISコールのタイムアウトで例外が発生します。

0に設定すると、例外は発生しません。

server
オプション。パーソナライズをホストしている管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


10.17.1.3

次の例では、CMISデータ・プロバイダへの接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig>createWCPSCMISConnection(name='Repos1CMISConnection', 
repositoryId='ucm11g-server', host='myhost.com', port=8888, scheme='http', isDefault=1)

10.17.2 createWCPSActivityGraphConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.17.2.1 説明

パーソナライズ・サービスのアクティビティ・グラフ・データ・プロバイダへの接続を作成します。

10.17.2.2 構文

createWCPSActivityGraphConnection(name, host, port, [scheme, namespace, isDefault, restResourceIndex, rewriteUrls, pathTrim, server)
引数 定義
name
接続の名前を示します。ネームスペース内でこの接続タイプに対して一意である必要があります。
host
アクティビティ・グラフRESTサービスをホストしているサーバーのホスト名。

通常は、WC_Spaces管理対象サーバーのマシン名です。

port
アクティビティ・グラフ・サービスをホストしているサーバーのポート。

通常は、WC_Spaces管理対象サーバーのポート番号です。

scheme
オプション。アクティビティ・グラフにアクセスするためのHTTPスキーム。有効なオプションは、httpおよびhttpsです。デフォルトはhttpです。
namespace
オプション。接続のネームスペース。

指定しないかnoneに設定した場合、その接続はすべてのネームスペースで使用可能になります。

isDefault
オプション。この接続がデフォルト・アクティビティ・グラフ接続であるかどうかを示します。有効な値は、1 (true)または0 (false)です。デフォルトは、0です。
restResourceIndex
オプション。RESTサーバーのresourceIndexのURLパス。デフォルトは/rest/api/resourceIndexです。
rewriteUrls
オプション。アクティビティ・グラフRESTサービスから返されるURLを書き換える方法を指定します。有効なオプションは、producerconsumerおよびnoneです。デフォルトはnoneです。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のパーソナライズの管理に関する項を参照してください。

pathTrim
オプション。アクティビティ・グラフRESTサービスから返されるURLからトリミングするパス部分を指定します。デフォルトはNoneです。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のパーソナライズの管理に関する項を参照してください。

server
オプション。パーソナライズをホストしている管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


10.17.2.3

次の例では、特定のネームスペースにアクティビティ・グラフ・データ・プロバイダへの接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createWCPSActivityGraphConnection(name='AGConnection', host='myhost.com', port=8888, namespace='myNamespace')

10.17.3 createWCPSPeopleConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.17.3.1 説明

パーソナライズ・サービスのピープル・コネクション・プロバイダへの接続を作成します。

10.17.3.2 構文

createWCPSPeopleConnection(name, host, port, [scheme], [namespace], [isDefault], [restResourceIndex], [rewriteUrls], [pathTrim], [server])
引数 定義
name
接続の名前を示します。ネームスペース内でこの接続タイプに対して一意である必要があります。
host
ピープル・コネクションRESTサービスをホストしているサーバーのホスト名。

通常は、WC_Spaces管理対象サーバーのマシン名です。

port
ピープル・コネクションをホストしているサーバーのポート。

通常は、WC_Spaces管理対象サーバーのポート番号です。

scheme
オプション。ピープル・コネクション・サービスにアクセスするためのHTTPスキーム。

有効なオプションは、httpおよびhttpsです。デフォルトはhttpです。

namespace
オプション。接続のネームスペース。

指定しないかnoneに設定した場合、その接続はすべてのネームスペースで使用可能になります。

isDefault
オプション。この接続がピープル・コネクションのデフォルトであるかどうかを示します。

有効な値は、1 (true)または0 (false)です。デフォルトは、0です。

restResourceIndex
オプション。RESTサーバーのresourceIndexのURLパス。

デフォルトは/rest/api/resourceIndexです。

rewriteUrls
オプション。ピープル・コネクションRESTサービスから返されるURLを書き換える方法を指定します。有効なオプションは、producerconsumerおよびnoneです。デフォルトはnoneです。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のパーソナライズの管理に関する項を参照してください。

pathTrim
オプション。ピープル・コネクションから返されるURLからトリミングするパス部分を指定します。デフォルトはNoneです。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のパーソナライズの管理に関する項を参照してください。

server
オプション。パーソナライズ・サービスをホストしている管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


10.17.3.3

次の例では、デフォルト・ネームスペースにピープル・コネクション・プロバイダへの接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createWCPSPeopleConnection(name='PeopleConnection', host='myhost.com', port=8888)

10.17.4 createWCPSCustomConnection

WLSTでの使用: オンライン

10.17.4.1 説明

パーソナライズ・サービスのカスタム・データ・プロバイダへの接続を作成します。

カスタム接続タイプは、カスタム・データ・プロバイダおよびプロパティ・ロケータとともに使用されます。

10.17.4.2 構文

createWCPSCustomConnection(name, type, [namespace, properties, [server])
引数 定義
name
接続の名前を示します。ネームスペース内でこの接続タイプに対して一意である必要があります。
type
カスタム・データ・プロバイダまたはプロパティ・ロケータ実装に固有のカスタム接続タイプ。
namespace
オプション。接続のネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、その接続はすべてのネームスペースで使用可能になります。
properties
オプション。接続プロパティおよび値のディクショナリ。

プロパティのセットは、接続タイプに固有です。ディクショナリ内の値はすべて文字列である必要があります。

server
オプション。パーソナライズをホストしている管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


10.17.4.3

次の例では、いくつかのプロパティを含む、カスタム・データ・プロバイダへの接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createWCPSCustomConnection(name='CustomConnection', type='my.connection.type', properties={'prop1': 'value1', 'prop2', value2'})

10.17.5 listWCPSCMISConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.17.5.1 説明

パーソナライズ用に構成されているすべてのCMIS (Content Management Interoperability Service)接続を一覧表示するか、単一の接続を一覧表示します。

10.17.5.2 構文

listWCPSCMISConnections([server], [verbose], [name], [namespace])
引数 定義
server
オプション。パーソナライズをホストしている管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。

verbose
オプション。詳細出力または簡易出力を制御します。有効なオプションは、1および0です。

1に設定すると、このコマンドによってCMIS接続およびそれらのプロパティが一覧表示されます。

0に設定すると、このコマンドによって接続名のみ一覧表示されます。

デフォルトは、1です。

name
オプション。既存の接続の名前。指定しないかNoneに設定した場合、すべての接続が一覧表示されます。
namespace
オプション。一覧表示する接続のネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続が一覧表示されます。

10.17.5.3

次の例では、すべてのCMIS接続の名前を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWCPSCMISConnections(verbose=0)

Repos1CMISConnection
Repos2CMISConnection

次の例では、1つのCMIS接続の詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWCPSCMISConnections(name='Repos1CMISConnection')

----------------------
Repos1CMISConnection (type=cmis.provider.connection, namespace=*)
----------------------
host: myhost.com
isDefault: false 
path: /api/cmis/repository/repo1
pathPrepend: /rest
port: 8888
repositoryId: ucm11g-server
rewriteUrls: none
scheme: http

10.17.6 listWCPSActivityGraphConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.17.6.1 説明

パーソナライズ用に構成されているすべてのアクティビティ・グラフ接続を一覧表示するか、単一の接続を一覧表示します。

10.17.6.2 構文

listWCPSActivityGraphConnections([server], [verbose], [name], [namespace])
引数 定義
server
オプション。パーソナライズ・サービスをホストしている管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。

verbose
オプション。詳細出力または簡易出力を制御します。有効なオプションは、1および0です。

1に設定すると、このコマンドによってアクティビティ・グラフ接続およびそれらのプロパティが一覧表示されます。

0に設定すると、このコマンドによって接続名のみ一覧表示されます。

デフォルトは、1です。

name
オプション。既存の接続の名前。指定しないかNoneに設定した場合、すべての接続が一覧表示されます。
namespace
オプション。一覧表示する接続のネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続が一覧表示されます。

10.17.6.3

次の例では、すべてのアクティビティ・グラフ・データ・プロバイダ接続の名前を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWCPSActivityGraphConnections(verbose=0)

AG1Connection
AG2Connection

次の例では、1つのアクティビティ・グラフ・データ・プロバイダ接続の詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWCPSActivityGraphConnections(name='AG1Connection')

----------------------
AG1Connection (type=activity.provider.connection, namespace=*)
----------------------
host: myhost.com
isDefault: false 
port: 8888
restResourceIndex: /rest/api/resourceIndex
rewriteUrls: producer
scheme: http

10.17.7 listWCPSPeopleConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.17.7.1 説明

パーソナライズ用に構成されているすべてのピープル・コネクションを一覧表示するか、単一の接続を一覧表示します。

10.17.7.2 構文

listWCPSPeopleConnections([server], [verbose], [name], [namespace])
引数 定義
server
オプション。パーソナライズをホストしている管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。

verbose
オプション。詳細出力または簡易出力を制御します。有効なオプションは、1および0です。

1に設定すると、このコマンドによって接続名とそれらのプロパティが一覧表示されます。

0に設定すると、このコマンドによって接続名のみ一覧表示されます。

デフォルトは、1です。

name
オプション。既存の接続の名前。指定しないかNoneに設定した場合、すべての接続が一覧表示されます。
namespace
オプション。一覧表示する接続のネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続が一覧表示されます。

10.17.7.3

次の例では、パーソナライズのすべてのピープル・コネクションの名前を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWCPSPeopleConnections(verbose=0)

People1Connection
People2Connection

次の例では、単一の接続の詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWCPSPeopleConnections(name='PeopleConnection')

----------------------
PeopleConnection (type=people.service.connection, namespace=*)
----------------------
host: myhost.com
isDefault: false 
port: 8888
restResourceIndex: /rest/api/resourceIndex
rewriteUrls: producer
scheme: http

10.17.8 listWCPSCustomConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.17.8.1 説明

パーソナライズ用に構成されている特定のタイプのすべての接続を一覧表示するか、単一の接続を一覧表示します。

カスタム接続タイプは、カスタム・データ・プロバイダおよびプロパティ・ロケータとともに使用されます。

10.17.8.2 構文

listWCPSCustomConnections(type, [server], [verbose], [name], [namespace])
引数 定義
type
カスタム・データ・プロバイダまたはプロパティ・ロケータ実装に固有のカスタム接続タイプ。
server
オプション。パーソナライズをホストしている管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。

verbose
オプション。詳細出力または簡易出力を制御します。有効なオプションは、1および0です。

1に設定すると、このコマンドによって接続およびそれらのプロパティが一覧表示されます。

0に設定すると、このコマンドによって接続名のみ一覧表示されます。

デフォルトは、1です。

name
オプション。既存の接続の名前。指定しないかNoneに設定した場合、すべての接続が一覧表示されます。
namespace
オプション。一覧表示する接続のネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続が一覧表示されます。

10.17.8.3

次の例では、タイプmy.connection.typeを持つすべての接続の名前を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWCPSCustomConnections(type='my.connection.type', verbose=0)

Custom1Connection
Custom2Connection

次の例では、パーソナライズの1つのカスタム接続の詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWCPSPeopleConnections(type='my.connection.type', name='CustomConnection')

----------------------
CustomConnection (type=my.connection.type, namespace=*)
----------------------
host: myhost.com
isDefault: false 
port: 8888
customConnectionProperty: someValue
scheme: http

10.17.9 deleteWCPSCMISConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.17.9.1 説明

パーソナライズ用に構成されているCMIS (Content Management Interoperability Service)接続を削除します。

10.17.9.2 構文

deleteWCPSCMISConnection(name, [namespace, server])
引数 定義
name
接続の名前を示します。
namespace
オプション。削除する接続のネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続が削除されます。
server
オプション。パーソナライズをホストしている管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


10.17.9.3

次の例では、パーソナライズ用に構成されたCMIS接続を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig>deleteWCPSCMISConnection(name='ReposCMISConnection')

10.17.10 deleteWCPSActivityGraphConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.17.10.1 説明

パーソナライズ用に構成されているアクティビティ・グラフ接続を削除します。

10.17.10.2 構文

deleteWCPSActivityGraphConnection(name, [namespace, server])
引数 定義
name
接続の名前を示します。
namespace
オプション。削除する接続のネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続が削除されます。
server
オプション。パーソナライズをホストしている管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


10.17.10.3

次の例では、パーソナライズ用に構成されたアクティビティ・グラフ接続を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig>deleteWCPSActivityGraphConnection(name='AGConnection')

10.17.11 deleteWCPSPeopleConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.17.11.1 説明

パーソナライズ用に構成されているピープル・コネクションを削除します。

10.17.11.2 構文

deleteWCPSPeopleConnection(name, [namespace, server])
引数 定義
name
接続の名前を示します。
namespace
オプション。削除する接続のネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続が削除されます。
server
オプション。パーソナライズをホストしている管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


10.17.11.3

次の例では、パーソナライズ用に構成されたピープル・コネクションを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig>deleteWCPSPeopleConnection(name='PeopleConnection')

10.17.12 deleteWCPSCustomConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.17.12.1 説明

パーソナライズ用に構成されているカスタム・データ・プロバイダ接続を削除します。

10.17.12.2 構文

deleteWCPSCustomConnection(name, type, [namespace, server])
引数 定義
name
接続の名前を示します。
type
カスタム接続タイプ。
namespace
オプション。削除する接続のネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続が削除されます。
server
オプション。パーソナライズをホストしている管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


10.17.12.3

次の例では、パーソナライズ用に構成されたカスタム・データ・プロバイダ接続を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig>deleteWCPSCustomConnection(name='CustomConnection', type='my.connection.type')

10.17.13 setWCPSConnectionProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.17.13.1 説明

パーソナライズの既存の接続のプロパティを追加、変更または削除します。接続によってサポートされるプロパティは、接続タイプに固有です。

  • CMIS接続では、次のプロパティがサポートされます。repositoryId、host、port、scheme、path、pathPrepend、servletPathPart、rewriteUrls、pathTrim、isDefault、timeoutInMillisecspropagateTimeoutException

    「createWCPSCMISConnection」も参照してください。

  • アクティビティ・グラフおよびピープル・コネクションでは次のプロパティがサポートされます。host, port, scheme, restResourceIndex, rewriteUrls, pathTrim, isDefault

    「createWCPSActivityGraphConnection」および「createWCPSPeopleConnection」も参照してください。

10.17.13.2 構文

setWCPSConnectionProperty(connectionName, connectionType, propertyName,
propertyValue, [namespace], [server])
引数 定義
connectionName
接続の名前を示します。
connectionType
接続タイプ。CMIS、アクティビティ・グラフおよびピープル・コネクションに対して有効な値は、それぞれ、WCPS_CMIS_CONNECTION_TYPEWCPS_AG_CONNECTION_TYPEおよびWCPS_PC_CONNECTION_TYPEです。

任意の有効なカスタム接続タイプを指定することもできます

propertyName 
プロパティ名。
propertyValue
文字列としてのプロパティ値。接続からプロパティ値を削除するにはNoneを使用してください。
namespace
オプション。変更する接続のネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続のプロパティが変更されます。
server
オプション。パーソナライズをホストしている管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


10.17.13.3

次の例では、CMIS接続のプロパティを変更または追加します。

wls:/weblogic/serverConfig> setWCPSConnectionProperty(connectionName='ReposCMISConnection', 
connectionType=WCPS_CMIS_CONNECTION_TYPE, 
propertyName='propagateTimeoutExceptions', propertyValue='false')

次の例では、カスタム・データ・プロバイダ接続からプロパティを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> setWCPSConnectionProperty(connectionName='CustomConnection', 
connectionType='my.connection.type', propertyName='prop2', propertyValue=None)

10.18 ポートレット・プロデューサ

表10-27に示すコマンドを使用して、WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーションで使用するポートレット・プロデューサを管理します。

これらのWLSTコマンドを使用して行ったすべての構成変更は、アプリケーションでただちに有効になります。

表10-27 ポートレット・プロデューサWLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

registerWSRPProducer


WSRPプロデューサを作成し登録します。

オンライン

setWSRPProducer


WSRPプロデューサの登録に関する詳細情報を編集します。

オンライン

listWSRPProducers


WSRPプロデューサの登録に関する詳細情報を表示します。

オンライン

deregisterWSRPProducer


WSRPプロデューサを登録解除し、関連付けられるWSRPおよびWebサービス接続を削除します。

オンライン

listWSRPProducerRegistrationProperties


WSRPプロデューサによってサポートされる登録プロパティを表示します。

オンライン

listWSRPProducerUserCategories


WSRPプロデューサでサポートされる可能性がある任意のユーザー・カテゴリを表示します。

オンライン

mapWSRPProducerUserCategory


WSRPプロデューサによってサポートされるユーザー・カテゴリに、指定したアプリケーションで定義されているロールをマップします。

オンライン

registerPDKJavaProducer


Oracle PDK-Javaプロデューサを作成し登録します。

オンライン

setPDKJavaProducer


PDK-Javaプロデューサの登録に関する詳細情報を編集します。

オンライン

listPDKJavaProducers


登録済のOracle PDK-Javaプロデューサを表示します。

オンライン

deregisterPDKJavaProducer


Oracle PDK-Javaプロデューサを登録解除し、関連付けられる接続を削除します。

オンライン

registerPageletProducer


ページレット・プロデューサを作成し登録します。

オンライン

setPageletProducer


ページレット・プロデューサの登録に関する詳細を編集します。

オンライン

listPageletProducers


ページレット・プロデューサの登録に関する詳細を一覧表示します。

オンライン

deregisterPageletProducer


ページレット・プロデューサを登録解除し、関連付けられている接続を削除します。

オンライン

refreshProducer


現在、名前付きのプロデューサによって提供されたポートレットが反映されるようにそのプロデューサに対して格納したメタデータを最新の状態にします。

オンライン

listPortletClientConfig


指定されたアプリケーションのポートレット・クライアントの構成を一覧表示します。

オンライン

setPortletClientConfig


ポートレット・クライアントの構成設定を編集します。

オンライン

getPortletClientConfig


ポートレット・クライアントの構成設定を返します。

オンライン

registerOOTBProducers


Oracle WebCenter Portalの初期状態のプロデューサを登録します。

オンライン

deregisterOOTBProducers


Oracle WebCenter Portalの初期状態のプロデューサを登録解除します。

オンライン

registerSampleProducers


Oracle WebCenter Portalのサンプル・プロデューサを登録します。

オンライン

deregisterSampleProducers


サンプル・プロデューサを登録解除します。

オンライン


10.18.1 registerWSRPProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.1.1 説明

WSRPポートレット・プロデューサへの接続を作成し、WRSPプロデューサを指定されたアプリケーションに登録します。WSRPプロデューサ接続を作成すると、<name>-wsconnという名前のWebサービス接続も作成されます。ここで、<name>は、name引数に対して指定した値を示します。

10.18.1.2 構文

registerWSRPProducer(appName, name, url, [proxyHost], [proxyPort], 
[timeout],[externalApp],[registrationProperties],[tokenType],[issuer],[defUser], 
[keyStorePath],[keyStorePswd],[sigKeyAlias],[sigKeyPswd],[encKeyAlias], 
[encKeyPswd],[recptAlias], [enforcePolicyURI], [server],[applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

ここで指定した名前は、Composer (Portletsフォルダの下)に表示されます。

url
プロデューサWSDL URL。構文は、WSRPの実装によって異なります。例:

http://host_name:port_number/context_root/portlets/wsrp2?WSDL

http://host_name:port_number/context_root/portlets/wsrp1?WSDL

http://host_name:port_number/context_root/portlets/?WSDL (後方互換性用WSRP 1.0)

ここで:

  • host_nameは、プロデューサがデプロイされているサーバーを示します

  • port_numberは、HTTPリスナー・ポート番号を示します

  • context_rootは、Webアプリケーションのコンテキスト・ルートを示します

  • portlets[/wsrp(1|2)]?WSDLは、静的テキストを示します。ここで入力したテキストは、プロデューサのデプロイ方法によって異なります。

例:

http://myhost.com:7778/MyPortletApp/portlets/wsrp2?WSDL

proxyHost
オプション。プロキシ・サーバーのホスト名またはIPアドレスを示します。

プロキシは、アプリケーションとリモート・ポートレット・プロデューサがファイアウォールで隔てられている場合には、必要です。HTTPプロキシは、プロデューサと通信するために必要です。

proxyPort
オプション。プロキシ・サーバーのリスン先のポート番号を示します。
timeout
オプション。プロデューサと通信するために秒の単位で指定するタイムアウトを示します。たとえば、プロデューサによってポータル・ページ上にポートレットを登録、登録解除および表示するために必要な最大時間です。この引数のデフォルトは、30です。

個々のポートレットは、その自体のタイムアウト時間を定義する場合があります。このタイムアウト値は、ここで指定されている値よりも優先されます。

registrationProperties
オプション。登録プロパティとその値のリストを示します。有効な登録プロパティを指定する場合、カンマ区切りのフォーマットを使用する必要があります。各プロパティの後には、等号および値が続きます。例: name=Producer,key=123。プロデューサの登録プロパティは、listWSRPProducerRegistrationPropertiesを使用して表示できます。10.18.5項「listWSRPProducerRegistrationProperties」を参照してください。
tokenType
オプション。このWSRPプロデューサで認証するために使用するトークン・プロファイルのタイプを示します。

引数がenforcePolicyURI=1である場合、有効な値は次のとおりです:

  • USERNAME_WITHOUT_PASSWORD
    (oracle/wss10_username_id_propagation_with_msg_protection_client_policy) - このポリシーは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージ保護(整合性と機密性)およびIDの伝播を提供します。資格証明(user nameのみ)は、WS-Security UsernameTokenヘッダーを介してアウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージに組み込まれています。パスワードは組み込まれません。

    非対称の主要技術のWS-Security 1.0 Basic128スイートを使用することでメッセージ保護を提供します。具体的には、メッセージ機密性のためのRSAキー・メカニズム、メッセージ整合性のためのSHA-1ハッシュ・アルゴリズム、およびAES-128ビット暗号化です。

  • USERNAME_WITH_PASSWORD
    (oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_policy) - このポリシーは、WS-Security v1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージ保護(整合性と機密性)および認証を提供します。プレーン・テキストとダイジェストの両方のメカニズムがサポートされます。

    このポリシーは、非対称鍵テクノロジのWS-SecurityのBasic128スイートを使用します。具体的には、メッセージ機密性のためのRSAキー・メカニズム、メッセージ整合性のためのSHA-1ハッシュ・アルゴリズム、およびAES-128ビット暗号化です。

    WSRPプロデューサには、別のIDストアがある場合、このトークン・プロファイルを使用します。プロデューサに関連する外部アプリケーションを定義し、その外部アプリケーションをこのプロデューサと関連付ける必要があります。

  • SAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITY
    (wss10_saml_token_with_message_integrity_client_policy) - このポリシーは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージレベルの整合性保護およびSAMLベースの認証を提供します。SOAPメッセージに組み込まれているSAMLトークンは、送信者保証確認付きSAMLベース認証で使用されます。

    このポリシーは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートおよびメッセージの整合性のためにはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムを使用します。

    このポリシーを選択する場合は、受信者キー別名(recptAlias)を無効に設定する必要があります。

  • SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION
    (oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_policy) - このポリシーは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージレベルの保護(整合性と機密性)およびSAMLベースの認証を提供します。Webサービス・コンシューマによって、SOAPヘッダーにSAMLトークンが組み込まれ、確認タイプはsender-vouchesです。

    このポリシーは、非対称鍵テクノロジのWS-SecurityのBasic128スイートを使用します。具体的には、メッセージ機密性のためのRSAキー・メカニズム、メッセージ整合性のためのSHA-1ハッシュ・アルゴリズム、およびAES-128ビット暗号化です。

tokenType
continued...
  • WSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION
    (oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_policy) - このポリシーは、WS-Security 1.1標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージレベルの保護(整合性と機密性)およびSAMLトークンの移入を提供します。SOAPメッセージに組み込まれているSAMLトークンは、送信者保証確認付きSAMLベース認証で使用されます。このポリシーは、署名および暗号化のために対称鍵テクノロジを、署名の承認のために非対称鍵テクノロジのWS-SecurityのBasic 128スイートを使用します。
  • WSS10_SAML_TOKEN_ONLY (oracle/wss10_saml_token_client_policy) - このポリシーは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージに対するSAMLベースの認証を提供します。このポリシーでは、ユーザーのアイデンティティが伝播されます。通常、これはメッセージ保護および整合性チェックが不要な内部部門でのデプロイメントに使用されます。

    このポリシーでは、キーストアの構成は不要です。

引数がenforcePolicyURI=0である場合、tokenType引数には、任意の有効な Oracle Web Services Manager (OWSM)ポリシーURIを指定できます。

issuer
オプション。トークンの発行者の名前を示します。発行者名は、テーマの検証を保証する要素です。例: www.oracle.com

この引数は、トークン・タイプがSAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTIONSAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITYWSS10_SAML_TOKEN_ONLYWSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTIONである場合にのみ適用されます。

defUser
オプション。ポータル・アプリケーションでユーザーが認証されていない場合、リモート・プロデューサにアサートするユーザー名。

認証されていない場合、アイデンティティanonymousがアプリケーション・ユーザーに関連付けられます。場合によっては、値anonymousはリモート・プロデューサに対して不適切であるため、かわりのアイデンティティをここで指定する必要があります。ただし、この場合、アプリケーションによってそのユーザーは認証されていないため、指定したデフォルト・ユーザーは、リモート・プロデューサにおいて権限が低いユーザーであることに注意してください。そのユーザーがアプリケーションに対して認証済である場合、デフォルト・ユーザーではなく、そのユーザーのアイデンティティがアサートされます。

この引数は、トークン・タイプがUSERNAME_WITHOUT_PASSWORDSAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTIONSAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITYWSS10_SAML_TOKEN_ONLYWSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTIONである場合にのみ適用されます。

extApp オプション。この引数は、tokenTypeがUSERNAME_WITH_PASSWORDの場合、適用できます。このプロデューサは、外部アプリケーションによって認証用ユーザー資格証明を格納および提供する場合、この引数を使用して、関連付けられる外部アプリケーションの名前を指定します。
keyStorePath
オプション。SOAPメッセージのセキュリティ・トークンおよびSOAPメッセージの本体など一部にサインするために使用される秘密鍵および証明書を含むキー・ストアへの絶対パスを示します。選択したファイルは、Javaキー・ツールを使用して作成したキー・ストアである必要があります。
keyStorePswd
オプション。キー・ストアの作成時に設定されていたキー・ストアのパスワードを示します。
sigKeyAlias
オプション。サインするために使用した秘密鍵に関連付けられる証明書の識別子を示します。
sigKeyPswd
オプション。sigKeyAlias引数を使用して指定した別名によって識別したキーにアクセスするパスワードを示します。
encKeyAlias
オプション。暗号化のために使用されるキー別名を示します。有効な値は、指定したキー・ストアにあるキー別名の1つです。
encKeyPswd
オプション。暗号化キーにアクセスするパスワードを示します。
recptAlias
オプション。プロデューサの証明者に関連付けられるキー・ストア別名を示します。この証明者を使用して、プロデューサへのメッセージを暗号化します。

tokenTypeは、SAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITYの場合、受信者キー別名を指定しません。

enforcePolicyURI
オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、ユーザーは、tokenType引数に次のトークン・プロファイルのうちの1つを指定する必要があります。USERNAME_WITHOUT_PASSWORD、USERNAME_WITH_PASSWORD、SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION、SAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITY、WSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION、WSS10_SAML_TOKEN_ONLY

0に設定した場合、ユーザーは、任意のOracle Web Services Manager (OWSM)ポリシーURIを指定できます。ユーザーは、指定したOWSMポリシーが有効であることを確認する必要があります。

デフォルト値は1です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.1.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)にWSRPSamplesという名前のWSRPプロデューサを登録します。

wls:/weblogic/serverConfig> registerWSRPProducer(appName='webcenter', 
name='WSRPSamples', url='http://myhost.com:9999/
portletapp/portlets/wsrp2?WSDL')

次の例では、保護されたWSRPプロデューサを登録します。

wls:/weblogic/serverConfig> registerWSRPProducer(appName='webcenter', 
name='WSRPSamples2', url='http://myhost.com:8899/portletapp/portlets/wsrp2?WSDL', 
tokenType='WSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION', issuer='www.oracle.com',  defUser='anonymous', keyStorePath='/keys/mykeystore.jks', keyStorePswd='Test1', 
sigKeyAlias='mysigalias',sigKeyPswd='mysigpswd', encKeyAlias='myencalias', 
encKeyPswd='myencpswd', recptAlias='myrcptalias')

10.18.2 setWSRPProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.2.1 説明

既存のWSRPプロデューサの登録に関する詳細情報を編集します。

10.18.2.2 構文

setWSRPProducer(appName, name, [url], [proxyHost], [proxyPort], [timeout], 
[externalApp], [tokenType],[issuer], [defUser], [keyStorePath], [keyStorePswd] 
[sigKeyAlias], [sigKeyPswd], [encKeyAlias], [encKeyPswd], [recptAlias],
[enforcePolicyURI], [server], [applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name 
既存のWSRPプロデューサの名前を示します。
url
オプション。WSRPプロデューサURL。構文は、WSRPの実装によって異なります。例:

http://host_name:port_number/context_root/portlets/wsrp2?WSDL

http://host_name:port_number/context_root/portlets/wsrp1?WSDL

http://host_name:port_number/context_root/portlets/?WSDL (後方互換性用WSRP 1.0)

ここで:

  • host_nameは、プロデューサがデプロイされているサーバーを示します

  • port_numberは、HTTPリスナー・ポート番号を示します

  • context_rootは、Webアプリケーションのコンテキスト・ルートを示します

  • portlets[/wsrp(1|2)]?WSDLは、静的テキストを示します。ここで入力したテキストは、プロデューサのデプロイ方法によって異なります。

例:

http://myhost:7778/MyPortletApp/portlets/wsrp2?WSDL

proxyHost
オプション。プロキシ・サーバーのホスト名またはIPアドレスを示します。

プロキシは、アプリケーションとリモート・ポートレット・プロデューサがファイアウォールで隔てられている場合には、必要です。HTTPプロキシは、プロデューサと通信するために必要です。

proxyPort
オプション。プロキシ・サーバーのリスン先のポート番号を示します。
timeout
オプション。プロデューサと通信するために秒の単位で指定するタイムアウトを示します。たとえば、プロデューサによってポータル・ページ上にポートレットを登録、登録解除および表示するために必要な最大時間です。

この引数のデフォルトは、30です。

個々のポートレットは、その自体のタイムアウト時間を定義する場合があります。このタイムアウト値は、ここで指定されている値よりも優先されます。

extApp オプション。この引数は、tokenTypeUSERNAME_WITH_PASSWORDの場合、適用できます。このプロデューサは、外部アプリケーションによって認証用ユーザー資格証明を格納および提供する場合、この引数を使用して、関連付けられる外部アプリケーションの名前を指定します。
tokenType
オプション。このWSRPプロデューサで認証するために使用するトークン・プロファイルのタイプを示します。

引数がenforcePolicyURI=1である場合、有効な値は次のとおりです:

  • USERNAME_WITHOUT_PASSWORD

    (oracle/wss10_username_id_propagation_with_msg_protection_client_policy) - このポリシーは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージ保護(整合性と機密性)およびアイデンティティの伝播を提供します。資格証明(user nameのみ)は、WS-Security UsernameTokenヘッダーを介してアウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージに組み込まれています。パスワードは組み込まれません。

    非対称鍵テクノロジのWS-Security 1.0 Basic 128スイートを使用することでメッセージ保護を提供します。具体的には、メッセージ機密性のためのRSAキー・メカニズム、メッセージ整合性のためのSHA-1ハッシュ・アルゴリズム、およびAES-128ビット暗号化です。

  • USERNAME_WITH_PASSWORD

    (oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_policy) - このポリシーは、WS-Security v1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージ保護(整合性と機密性)および認証を提供します。プレーン・テキストとダイジェストの両方のメカニズムがサポートされます。

    このポリシーは、非対称鍵テクノロジのWS-SecurityのBasic128スイートを使用します。具体的には、メッセージ機密性のためのRSAキー・メカニズム、メッセージ整合性のためのSHA-1ハッシュ・アルゴリズム、およびAES-128ビット暗号化です。

    WSRPプロデューサには、別のIDストアがある場合、このトークン・プロファイルを使用します。プロデューサに関連する外部アプリケーションを定義し、その外部アプリケーションをこのプロデューサと関連付ける必要があります。

  • SAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITY

    (wss10_saml_token_with_message_integrity_client_policy) - このポリシーは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージレベルの整合性およびSAMLベースの認証を提供します。SOAPメッセージに組み込まれているSAMLトークンは、送信者保証確認付きSAMLベース認証で使用されます。

    このポリシーは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートおよびメッセージの整合性のためにはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムを使用します。

    このポリシーを選択する場合は、受信者キー別名(recptAlias)を無効に設定する必要があります。

  • SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION

    (oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_policy) - このポリシーは、WS-Security v1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージレベルの保護(整合性と機密性)およびSAMLベースの認証を提供します。Webサービス・コンシューマによって、SOAPヘッダーにSAMLトークンが組み込まれ、確認タイプはsender-vouchesです。

    このポリシーは、非対称鍵テクノロジのWS-SecurityのBasic128スイートを使用します。具体的には、メッセージ機密性のためのRSAキー・メカニズム、メッセージ整合性のためのSHA-1ハッシュ・アルゴリズム、およびAES-128ビット暗号化です。

tokenType
continued...
  • WSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION

    (oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_policy) - このポリシーは、WS-Security 1.1標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージレベルの保護(整合性と機密性)およびSAMLトークンの移入を有効化します。SOAPメッセージに組み込まれているSAMLトークンは、送信者保証確認付きSAMLベース認証で使用されます。このポリシーは、署名および暗号化のために対称鍵テクノロジを、署名の承認のために非対称鍵テクノロジのWS-SecurityのBasic 128スイートを使用します。

  • WSS10_SAML_TOKEN_ONLY

    (oracle/wss10_saml_token_client_policy) - このポリシーは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAMLトークンを組み込みます。このポリシーでは、ユーザーのアイデンティティが伝播されます。通常、これはメッセージ保護および整合性チェックが不要な内部部門でのデプロイメントに使用されます。

    このポリシーでは、キーストアの構成は不要です。

引数がenforcePolicyURI=0である場合、tokenType引数には、任意の有効な Oracle Web Services Manager (OWSM)ポリシーURIを指定できます。

issuer
オプション。トークンの発行者の名前を示します。発行者名は、テーマの検証を保証する要素です。例: www.oracle.com

この引数は、トークン・タイプがSAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTIONSAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITYWSS10_SAML_TOKEN_ONLYWSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTIONである場合にのみ適用されます。

defUser
オプション。アプリケーションでユーザーが認証されていない場合、リモート・プロデューサをアサートするユーザー名を示します。

認証されていない場合、アイデンティティanonymousがアプリケーション・ユーザーに関連付けられます。場合によっては、値anonymousはリモート・プロデューサに対して不適切であるため、かわりのアイデンティティをここで指定する必要があります。ただし、この場合、アプリケーションによってそのユーザーは認証されていないため、指定したデフォルト・ユーザーは、リモート・プロデューサにおいて権限が低いユーザーであることに注意してください。そのユーザーがアプリケーションに対して認証済である場合、デフォルト・ユーザーではなく、そのユーザーのアイデンティティがアサートされます。

この引数は、トークン・タイプがUSERNAME_WITHOUT_PASSWORDSAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTIONSAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITYWSS10_SAML_TOKEN_ONLYWSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTIONである場合にのみ適用されます。

keyStorePath
オプション。SOAPメッセージのセキュリティ・トークンおよびSOAPメッセージの本体など一部にサインするために使用される秘密鍵および証明書を含むキー・ストアへの絶対パスを示します。選択したファイルは、Javaキー・ツールを使用して作成したキー・ストアである必要があります。
keyStorePswd
オプション。キー・ストアの作成時に設定されていたキー・ストアのパスワードを示します。
sigKeyAlias
オプション。サインするために使用した秘密鍵に関連付けられる証明書の識別子を示します。
sigKeyPswd
オプション。sigKeyAlias引数を使用して指定した別名によって識別したキーにアクセスするパスワードを示します。
encKeyAlias
オプション。戻りメッセージを暗号化するためにプロデューサによって使用されるキーの別名。有効な値は、指定したキー・ストアにあるキー別名の1つです。指定しない場合、プロデューサでは、戻りメッセージの暗号化のために署名鍵を使用します。
encKeyPswd
オプション。暗号化キーにアクセスするパスワードを示します。
recptAlias
オプション。プロデューサの証明者に関連付けられるキー・ストア別名を示します。この証明書を使用して、プロデューサへのアウトバウンド・メッセージを暗号化します。

tokenTypeは、SAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITYの場合、受信者キー別名を指定しません。

enforcePolicyURI
オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、ユーザーは、tokenType引数に次のトークン・プロファイルのうちの1つを指定する必要があります。USERNAME_WITHOUT_PASSWORD、USERNAME_WITH_PASSWORD、SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION、SAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITY、WSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION、WSS10_SAML_TOKEN_ONLY

0に設定した場合、ユーザーは、任意のOracle Web Services Manager (OWSM)ポリシーURIを指定できます。ユーザーは、指定したOWSMポリシーが有効であることを確認する必要があります。

デフォルト値は1です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.2.3

この例では、WSRPSamplesのプロデューサのタイムアウトを60秒に増加します。

wls:/weblogic/serverConfig>setWSRPProducer(appName='webcenter', name='WSRPSamples', timeout=60)

この例は、保護されたWSRPプロデューサ上のセキュリティ・プロパティを更新します。

wls:/weblogic/serverConfig>setWSRPProducer(appName='webcenter', 
name='WSRPSamples2', tokenType='WSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION', issuer='www.oracle.com',  defUser='anonymous',
keyStorePath='/keys/mykeystore.jks', keyStorePswd='Test1', 
sigKeyAlias='mysigalias', sigKeyPswd='mysigpswd',encKeyAlias='myencalias', 
encKeyPswd='myencpswd', recptAlias='myrcptalias')

この例は、保護されたWSRPプロデューサ上に設定したセキュリティ・プロパティをすべて削除します。

wls:/weblogic/serverConfig>setWSRPProducer(appName='webcenter', 
name='WSRPSamples2', tokenType='')

10.18.3 listWSRPProducers

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.3.1 説明

指定されたアプリケーションのWSRPプロデューサの登録に関する詳細情報を一覧表示します。

10.18.3.2 構文

listWSRPProducers(appName, [name, verbose, server, [applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
オプション。既存のWSRPプロデューサの名前を示します。指定しない場合、このアプリケーションに対して構成したWSRPプロデューサの接続に関する詳細情報が表示されます。
verbose
オプション。WSRPプロデューサの接続に関する詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listWSRPProducersによって、すべての接続プロパティが一覧表示されます。

0に設定した場合、listWSRPProducersによって、接続名のみ一覧表示されます。この引数のデフォルトは、1です。

この引数を0に設定した場合、names引数を指定しないでください。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.3.3

次の例では、myAppという名前のPortal Frameworkアプリケーションに登録されているWSRPプロデューサをすべて一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWSRPProducers(appName='myApp', verbose=0)


----------------------
WSRPSamples-connection
----------------------

次の例では、myAppという名前のPortal Frameworkアプリケーションに、WSRPSamples-connectionとして登録されているWSRPプロデューサの詳細な接続情報を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWSRPProducers(appName='myApp', name='WSRPSamples-connection', verbose=1)


----------------------
WSRPSamples-connection
----------------------
Connection Name: WSRPSamples-connection
Web Service Connection Name: WSRPSamples-connection-wsconn
Proxy Host: None
Proxy Port: None
Timeout: 0
WSDL URL: http://example.com:7777/portletapp/portlets/wsrp2?WSDL

10.18.4 deregisterWSRPProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.4.1 説明

WSRPプロデューサを登録解除し、関連付けられるWSRPおよびWebサービス接続を削除します。

10.18.4.2 構文

deregisterWSRPProducer(appName, name, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のWSRPプロデューサの名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.4.3

次の例は、WebCenter Portal (webcenter)内のWSRPSamplesプロデューサを登録解除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deregisterWSRPProducer(appName='webcenter', name='WSRPSamples')

10.18.5 listWSRPProducerRegistrationProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.5.1 説明

WSRPポートレット・プロデューサによってサポートされる登録プロパティを表示します。

10.18.5.2 構文

listWSRPProducerRegistrationProperties(appName, url, [proxyHost, proxyPort, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

url
WSRPプロデューサURL。構文は、WSRPの実装によって異なります。例:

http://host_name:port_number/context_root/portlets/wsrp2?WSDL

http://host_name:port_number/context_root/portlets/wsrp1?WSDL

http://host_name:port_number/context_root/portlets/?WSDL (後方互換性用WSRP 1.0)

ここで:

  • host_nameは、プロデューサがデプロイされているサーバーを示します

  • port_numberは、HTTPリスナー・ポート番号を示します

  • context_rootは、Webアプリケーションのコンテキスト・ルートを示します

  • portlets[/wsrp(1|2)]?WSDLは、静的テキストを示します。ここで入力したテキストは、プロデューサのデプロイ方法によって異なります。

例:

http://myhost:7778/MyPortletApp/portlets/wsrp2?WSDL

proxyHost
オプション。プロキシ・サーバーのホスト名またはIPアドレスを示します。

プロキシは、アプリケーションとリモート・ポートレット・プロデューサがファイアウォールで隔てられている場合には、必要です。HTTPプロキシは、プロデューサと通信するために必要です。

proxyPort
オプション。プロキシ・サーバーのリスン先のポート番号を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.5.3

次の例は、WSRPプロデューサの有効な登録プロパティおよび指定したWSDL URLを表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWSRPProducerRegistrationProperties
(appName='webcenter', url='http://myhost:9999/portletapp/portlets/wsrp2?WSDL')

Registration Property hint : hint text
Registration Property label : label text
Registration Property language : en
Registration Property name : {urn:xyz:wlp:prop:reg:registration}consumerRole
Registration Property value : None

10.18.6 listWSRPProducerUserCategories

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.6.1 説明

WSRPプロデューサでサポートされる可能性がある任意のユーザー・カテゴリを表示します。WebCenter Portalユーザーは、WLSTコマンドのmapWSRPProducerUserCategoryを使用して、アプリケーションのロールをプロデューサのユーザー・カテゴリにマップできます。

10.18.6.2 構文

listWSRPProducerUserCategories(appName, name, [server, [pplicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のWSRPプロデューサの名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.6.3

次の例は、WSRPSamplesという名前のWSRPプロデューサに関連付けられるカテゴリを表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWSRPProducerUserCategories(appName='webcenter', 
name='WSRPSamples')

User Category Name : categoryTwo
User Category Description : Custom role two.
User Category Mapped Local Roles : None


User Category Name : categoryOne
User Category Description : Custom role one.
User Category Mapped Local Roles : None

10.18.7 mapWSRPProducerUserCategory

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.7.1 説明

WSRPプロデューサによってサポートされるユーザー・カテゴリに対して指定したアプリケーションに定義したロールをマップします。listWSRPProducerUserCategoriesを使用して、ユーザー・カテゴリを検索可能です。

10.18.7.2 構文

mapWSRPProducerUserCategory(appName, name, localRole, producerUserCategory, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のWSRPプロデューサの名前を示します。
localRole
アプリケーションのマップするロールの名前を示します。
producerUserCategory
WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションのロールをマップする、WSRPプロデューサのユーザー・カテゴリ。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.7.3

次の例は、アプリケーション・ロールadminをWSRPユーザー・カテゴリwrsp-adminにマップします。

wls:/weblogic/serverConfig> mapWSRPProducerUserCategory(appName='webcenter', 
name='WSRPProducer1', localRole='admin', producerUserCategory='wsrp-admin')

10.18.8 registerPDKJavaProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.8.1 説明

Oracle PDK-Javaポートレット・プロデューサへの接続を作成し、Oracle PDK-Javaプロデューサを指定されたアプリケーションに登録します。

10.18.8.2 構文

registerPDKJavaProducer(appName, name, url, [serviceId, proxyHost, proxyPort, subscriberId, sharedKey, timeout, establishSession, externalApp, mapUser, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。
url
Oracle PDK-JavaプロデューサのURLを示します。次の構文を使用します:

http://host_name:port_number/context_root/providers

ここで:

  • host_nameは、プロデューサがデプロイされているサーバーを示します

  • port_numberは、HTTPリスナー・ポート番号を示します

  • context_rootは、Webアプリケーションのコンテキスト・ルートを示します。

  • providersは、静的テキストを示します。ここで入力したテキストは、プロデューサのデプロイ方法によって異なります。

例:

http://myHost:7778/myEnterprisePortlets/providers

serviceId
オプション。プロデューサのサービスIDを示します。

PDK-Javaを使用すると、1つのアダプタ・サーブレットの下に複数のプロデューサをデプロイできます。プロデューサは、それらのユニークなサービスIDで識別されます。サービスIDがURLのエンド・ポイントに追加されていないときにのみ、指定する必要があります。

たとえば、次のURLのエンドポイントには、サービスIDとしてsampleを指定する必要があります。

http://domain.example.com:7778/axyz/providers

ただし、次のURLのエンドポイントには、サービスIDを指定する必要はありません。

http://domain.example.com:7778/axyz/providers/sample

サービスIDを使用して、<service_id>.propertiesというファイルを参照できます。このファイルには、プロデューサのテスト・ページを表示するかどうかなど、プロデューサの特性が定義されています。任意の値を使用してサービスIDを作成します。

proxyHost
オプション。プロキシ・サーバーのホスト名またはIPアドレスを示します。

プロキシは、アプリケーションとリモート・ポートレット・プロデューサがファイアウォールで隔てられている場合には、必要です。HTTPプロキシは、プロデューサと通信するために必要です。

proxyPort
オプション。プロキシ・サーバーのリスン先のポート番号を示します。この引数のデフォルトは、80です。
sharedKey
オプション。リモート・プロデューサのメッセージを認証するために使用する共有キーを示します。メッセージを認証すると、受信メッセージが共有キーを持つホストから送信されます。この引数のデフォルトはnullです。

共有キーは、10文字から20文字までの英数字を含むことができます。

subscriberId
オプション。必要に応じて、コンシューマの識別子を示します。

アプリケーションにプロデューサを登録すると、プロデューサに呼出しが行われます。コールするときに、コンシューマ(この場合はWebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーション)によって、subscriberIdの値がプロデューサに渡されます。サブスクライバIDを使用するためにプロデューサがコード化される可能性があります。

timeout
オプション。プロデューサと通信するために秒の単位で指定するタイムアウトを示します。たとえば、プロデューサによってポータル・ページ上にポートレットを登録、登録解除および表示するために必要な最大時間です。

この引数のデフォルトは、30です。

個々のポートレットは、その自体のタイムアウト時間を定義する場合があります。このタイムアウト値は、ここで指定されている値よりも優先されます。

establishSession
オプション。このプロデューサからポートレットを実行するときには、ユーザー・セッションを有効にします。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

セッションを有効に(1に設定)すると、サーバーでは、ユーザー名などセッション固有の情報が保持されます。セッションを使用してメッセージを認証するので、共有キーが指定されている場合、このオプションも有効に設定する必要があります。プロデューサとサーバーの間でセッションレス通信を行う場合は、0を指定します。

externalApp
オプション。プロデューサに関連付けられるために使用する外部アプリケーションの名前を示します。プロデューサのポートレットの1つを認証する必要がある場合、必須です。
mapUser
オプション。外部アプリケーションからマップしたユーザー名をプロデューサに渡す必要があるかどうかを示すフラグ。

有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは、1です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.8.3

次の例は、WebCenter Portal (webcenter)のJPDKSamplesという名前のOracle PDK-Javaプロデューサを作成し登録します。

wls:/weblogic/serverConfig> registerPDKJavaProducer(appName='webcenter', 
name='JPDKSamples', url='http://myhost:9999/jpdk/providers/sample')

10.18.9 setPDKJavaProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.9.1 説明

既存のPDK-Javaプロデューサの登録に関する詳細情報を編集します。

10.18.9.2 構文

setPDKJavaProducer(appName, name, url, [serviceId, proxyHost, proxyPort, subscriberId, sharedKey, timeout, establishSession, externalApp, mapUser, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のPDK-Javaプロデューサの名前を示します。
url
Oracle PDK-JavaプロデューサのURLを示します。次の構文を使用します:

http://host_name:port_number/context_root/providers

ここで:

  • host_nameは、プロデューサがデプロイされているサーバーを示します

  • port_numberは、HTTPリスナー・ポート番号を示します

  • context_rootは、Webアプリケーションのコンテキスト・ルートを示します。

  • providersは、静的テキストを示します。ここで入力したテキストは、プロデューサのデプロイ方法によって異なります。

例:

http://myHost:7778/myEnterprisePortlets/providers

serviceId
オプション。プロデューサのサービスIDを示します。

PDK-Javaを使用すると、1つのアダプタ・サーブレットの下に複数のプロデューサをデプロイできます。プロデューサは、それらのユニークなサービスIDで識別されます。サービスIDがURLのエンド・ポイントに追加されていないときにのみ、指定する必要があります。

たとえば、次のURLのエンドポイントには、サービスIDとしてsampleを指定する必要があります。

http://domain.example.com:7778/axyz/providers

ただし、次のURLのエンドポイントには、サービスIDを指定する必要はありません。

http://domain.example.com:7778/axyz/providers/sample

サービスIDを使用して、<service_id>.propertiesというファイルを参照できます。このファイルには、プロデューサのテスト・ページを表示するかどうかなど、プロデューサの特性が定義されています。任意の値を使用してサービスIDを作成します。

proxyHost
オプション。プロキシ・サーバーのホスト名またはIPアドレスを示します。

プロキシは、アプリケーションとリモート・ポートレット・プロデューサがファイアウォールで隔てられている場合には、必要です。HTTPプロキシは、プロデューサと通信するために必要です。

proxyPort
オプション。プロキシ・サーバーのリスン先のポート番号を示します。
subscriberId
オプション。必要に応じて、コンシューマの識別子を示します。

アプリケーションにプロデューサを登録すると、プロデューサに呼出しが行われます。コールするときに、コンシューマ(この場合はWebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーション)によって、サブスクライバIDの値がプロデューサに渡されます。プロデューサは、サブスクライバIDの希望する値を表示しない場合、登録の呼出しを拒否する可能性があります。

sharedKey
オプション。共有キーを使用して、リモート・プロデューサのメッセージを認証します。メッセージを認証すると、受信メッセージが共有キーを持つホストから送信されます。sharedKey引数およびestablishSession引数を使用してセッションを有効にする必要があります。
timeout
オプション。プロデューサと通信するために秒の単位で指定するタイムアウトを示します。たとえば、プロデューサによってポータル・ページ上にポートレットを登録、登録解除および表示するために必要な最大時間です。

個々のポートレットは、その自体のタイムアウト時間を定義する場合があります。このタイムアウト値は、ここで指定されている値よりも優先されます。

establishSession
オプション。このプロデューサからポートレットを実行するときには、ユーザー・セッションを有効にします。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。establishSession引数およびsharedKey引数を使用してセッションを有効にする必要があります。

セッションを有効に(1に設定)すると、サーバーでは、ユーザー名などセッション固有の情報が保持されます。セッションを使用してメッセージを認証するので、共有キーが指定されている場合、このオプションも有効に設定する必要があります。プロデューサとサーバーの間でセッションレス通信を行う場合は、0に設定します。

externalApp
オプション。このプロデューサに関連付けられる外部アプリケーションの名前を示します。
mapUser
オプション。外部アプリケーションからマップしたユーザー名をプロデューサに渡す必要があるかどうかを示すフラグ。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.9.3

次の例は、プロキシ・サーバーを使用するためにMyAppに登録されたPDK-Javaプロデューサを変更します。

wls:/weblogic/serverConfig> setPDKJavaProducer(appName='MyApp',name='MyProducer', url='http://myhost.com/jpdk/providers/sample', proxyHost='myproxy.com', proxyPort=80)

10.18.10 deregisterPDKJavaProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.10.1 説明

Oracle PDK-Javaプロデューサを登録解除し、指定されたアプリケーションに関連付けられる接続を削除します。

10.18.10.2 構文

deregisterPDKJavaProducer(appName, name, [server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のPDK-Javaプロデューサの名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.10.3

次の例は、wc-WebClippingプロデューサを登録解除し、関連付けられる接続を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deregisterPDKJavaProducer(appName='webcenter', 
name='wc-WebClipping')

Already in Domain Runtime Tree
Producer wc-WebClipping has been deregistered.
Already in Domain Runtime Tree
"wc-WebClipping" successfully deleted
Already in Domain Runtime Tree
"wc-WebClipping-urlconn" successfully deleted

10.18.11 listPDKJavaProducers

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.11.1 説明

指定されたアプリケーションに登録された1つまたは複数のOracle PDK-Javaプロデューサの詳細情報を表示します。

10.18.11.2 構文

listPDKJavaProducers(appName, [name, verbose, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
オプション。既存のPDK-Javaポートレット・プロデューサの名前を示します。指定しない場合、このアプリケーションに対して構成したすべてのPDK-Javaプロデューサの接続に関する詳細情報が表示されます。
verbose
オプション。PDK-Javaプロデューサの接続に関する詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listPDKJavaProducersによって、すべての接続プロパティが表示されます。

0に設定した場合、listPDKJavaProducersによって、接続名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、1です。

この引数を0に設定した場合、name引数を指定しないでください。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.11.3

次の例は、JPDKSamplesプロデューサのすべての接続プロパティ(冗長モード)を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listPDKJavaProducers(appName='webcenter', 
name='JPDKSamples', verbose=1)

----------------------
wc-WebClipping
----------------------
Service Id: None
Shared Key: None
External Application Id: None
Subscriber Id: None
URL: http://myhost.com:9999/portalTools/webClipping/providers/webClipping
----------------------
wc-OmniPortlet
----------------------
Service Id: None
Shared Key: None
External Application Id: None
Subscriber Id: None
URL: http://myhost:9999/portalTools/omniPortlet/providers/omniPortlet

10.18.12 registerPageletProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.12.1 説明

指定したアプリケーションに、ページレット・プロデューサを登録します。

10.18.12.2 構文

registerPageletProducer(appName, name, url, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

ここで指定する名前は、デフォルトではComposer (Mash-ups >Pagelet Producersフォルダの下)に表示されます。

url
ページレット・プロデューサがデプロイされているサーバーへのアクセスに必要なURL。次の構文を使用します:

protocol://host.domain:port_number/pagelets

URLには、完全修飾ドメイン名を含める必要があります。例:

http://myhost.example.com:7778/pagelets

ページレットがセキュアなデータを伝送する場合、登録されるURLはhttpsプロトコルを使用する必要があります。例:

https://myhost.com:7779/pagelets

注意: WebCenter Portalでは、ページレット・プロデューサURLがOracle Access Manager (OAM)によって保護されている場合、ページレット・カタログのURLを除外する(アクセス制御を使用しないで直接マップする)必要があります。そのようにしない場合、RESTを使用したときにカタログが空で表示されます。ページレット・カタログのURLは、次のとおりです。

http://proxy_host:proxy_port/api/v2/ensemble/pagelets
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.12.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)にページレット・プロデューサを登録します。

wls:/weblogic/serverConfig> registerPageletProducer(appName='webcenter', 
name='MyPageletProducer', url='http://myhost.com:7001/pagelets')

10.18.13 setPageletProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.13.1 説明

既存のページレット・プロデューサの接続詳細を編集します。

10.18.13.2 構文

setPageletProducer(appName, name, [url, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のページレット・プロデューサ接続の名前。
url
オプション。ページレット・プロデューサがデプロイされているサーバーへのアクセスに必要なURL。次の構文を使用します:

protocol://host.domain:port_number/pagelets

URLには、完全修飾ドメイン名を含める必要があります。例:

http://myhost.example.com:7778/pagelets

注意: WebCenter Portalでは、ページレット・プロデューサURLがOracle Access Manager (OAM)によって保護されている場合、ページレット・カタログのURLを除外する(アクセス制御を使用しないで直接マップする)必要があります。そのようにしない場合、RESTを使用したときにカタログが空で表示されます。ページレット・カタログのURLは、次のとおりです。

http://proxy_host:proxy_port/api/v2/ensemble/pagelets
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.13.3

次の例では、MyPageletProducerという名前の既存のページレット・プロデューサ接続の管理者ユーザー名およびパスワード詳細を更新します。

wls:/weblogic/serverConfig> setPageletProducer(appName='webcenter', 
name='MyPageletProducer', url='http://mypagelethost.com:7778/pagelets')

10.18.14 listPageletProducers

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.14.1 説明

指定したアプリケーションに登録されている1つまたはすべてのページレット・プロデューサの接続詳細を一覧表示します。

10.18.14.2 構文

listPageletProducers(appName, [name, verbose, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
オプション。既存のページレット・プロデューサ接続の名前。この引数を使用して、特定のページレット・プロデューサの接続詳細を表示します。

指定しない場合、このアプリケーションに対して構成したページレット・プロデューサの接続に関する詳細情報が表示されます。

verbose
オプション。ページレット・プロデューサの接続詳細を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listPageletProducersによって、すべての接続プロパティが一覧表示されます。

0に設定した場合、listPageletProducersによって、接続名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、1です。

この引数を0に設定した場合、name引数を指定しないでください。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.14.3

次の例では、MyWebCenterAppという名前のPortal Frameworkアプリケーションに対して現在登録されている、すべてのページレット・プロデューサの接続名と詳細情報を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listPageletProducers(appName='MyWebCenterApp', verbose=1)

----------------------
MyPageletProducer
----------------------
URL: http://myhost.com:7001/pagelets
----------------------
TestPageletProducer
----------------------
URL: http://testhost.com:7002/pagelets
----------------------

次の例では、MyPageletProducerという名前の1つのページレット・プロデューサ接続の詳細を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listPageletProducers(appName='webcenter', 
name='MyPageletProducer', verbose=1)
----------------------
MyPageletProducer
----------------------
URL: http://myhost.com:7001/pagelets

10.18.15 deregisterPageletProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.15.1 説明

指定したアプリケーションに現在登録されているページレット・プロデューサを登録解除します。

10.18.15.2 構文

deregisterPageletProducer(appName, name, [server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のページレット・プロデューサ接続の名前。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.15.3

次の例では、MyWebCenterAppという名前のPortal Frameworkアプリケーションに対して現在構成されているMyPageletProducerという名前のページレット・プロデューサ接続を登録解除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deregisterPageletProducer(appName='MyWebCenterApp', 
name='MyPageletProducer')

10.18.16 refreshProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.16.1 説明

名前付きのプロデューサによって提供されたポートレットが反映されるようにそのプロデューサに対して格納したメタデータを最新の状態にします。

10.18.16.2 構文

refreshProducer(appName, producerName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

producerName
既存のプロデューサの名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.16.3

次の例は、WebCenter Portal (webcenter)内のWSRPSamplesプロデューサを最新の状態にします。

wls:/weblogic/serverConfig> refreshProducer(appName='webcenter', producerName='WSRPSamples')

Producer WSRPSamples has been refreshed.

10.18.17 listPortletClientConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.17.1 説明

指定されたアプリケーションのポートレット・クライアントの構成を一覧表示します。

10.18.17.2 構文

listPortletClientConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.17.3

次の例では、myPortalAppという名前のPortal Frameworkアプリケーションに対するポートレット・クライアントの構成を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listPortletClientConfig(appName='myPortalApp')

-------------------------------------
Portlet Client Configuration Settings
-------------------------------------
Application Striping: 0
Content Cache Enabled: 0
Maximum Content Cache Objects: 2000
Maximum Content Cache Size: 10000000
Default Timeout: 30
Maximum IFrame Querystring Length: 0
Maximum Resource URL Length: 1500
Maximum Timeout: 60
Minimum Timeout: 2
Parallel Pool Size: 20
Parallel Queue Size: 40
Maximum Rendition Cache Objects: 1000
Resource Proxy Path: /resource-proxy
Supported Locales: en, de, fr

10.18.18 setPortletClientConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.18.1 説明

指定されたアプリケーションのポートレット・クライアントの構成を編集します。パラメータを省略した場合、対応する構成設定は変更されません。


注意:

このWLSTコマンドを使用して行った構成変更は、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。

10.18.18.2 構文

setPortletClientConfig(appName, [applicationStriping, contentCacheEnabled,
contentCacheMaxObjects, contentCacheMaxSize, defaultTimeout,
maximumIframeQueryStringLength, maximumResourceUrlLength, maximumTimeout,
minimumTimeout, parallelPoolSize, parallelQueueSize,
renditionCacheMaxObjects, resourceProxyPath, supportedLocales, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

applicationStriping
オプション。アプリケーションのストライプ化を有効にするかどうかを指定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

デフォルト値は0 (false)です。

contentCacheEnabled
オプション。ポートレット・クライアントのコンテンツ・キャッシュを有効にするかどうかを指定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

デフォルト値は1 (true)です。

contentCacheMaxObjects
オプション。ポートレット・クライアントのコンテンツ・キャッシュに格納するオブジェクトの最大数。

デフォルト値は0 (無制限)です。

contentCacheMaxSize
オプション。ポートレット・クライアントのコンテンツ・キャッシュの最大サイズ(バイト単位)。

デフォルト値は0 (無制限)です。

defaultTimeout
オプション。プロデューサに対するリクエストのデフォルトのタイムアウト期間(秒単位)。

デフォルト値は10です。

maximumIframeQueryStringLength
オプション。URL短縮が適用されるまでのポートレット・インライン・フレームURLの最大長。

デフォルト値は0 (常にURLを短縮)です。

maximumResourceUrlLength
オプション。ポートレット・リソースURLの最大長。

デフォルト値は1500です。

maximumTimeout
オプション。プロデューサに対するリクエストの最大タイムアウト期間(秒単位)。

デフォルト値は300です。

minimumTimeout
オプション。プロデューサに対するリクエストの最小タイムアウト期間(秒単位)。

デフォルト値は1です。

parallelPoolSize
オプション。タスクのパラレル実行に使用するスレッドの数。

デフォルト値は10です。

parallelQueueSize
オプション。パラレル実行でキューに入れることができるタスクの数。

デフォルト値は20です。

renditionCacheMaxObjects
オプション。ポートレットをインライン・フレームにレンダリングするときに使用するポートレット・レンディションを格納するために、ポートレット・クライアントによって使用されるキャッシュ内のオブジェクトの最大数。

デフォルト値は25です。

resourceProxyPath
オプション。アプリケーションのコンテキスト・ルートからの相対位置で示した、ポートレット・リソース・プロキシ・サーブレットのベース・パス。

デフォルト値は/resourceproxyです。

supportedLocales
オプション。ポートレット・クライアントによってサポートされる1つ以上のロケールを指定します。デフォルト値はen (英語)です。複数のロケールをカンマで区切ります。

たとえば、supportedLocales='en,fr,de'などです。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.18.3

次の例では、ContentCacheEnabledMinimumTimeoutMaximumTimeoutおよびParallelQueueSize構成設定の新しい値を設定します。他のすべての設定は変更されません。

wls:/weblogic/serverConfig> setPortletClientConfig(appName='myPortalApp',
contentCacheEnabled=0, minimumTimeout=10, maximumTimeout=120,
parallelQueueSize=25)

次の例では、SupportedLocales構成設定の値を英語、フランス語およびスペイン語に設定します。他のすべての設定は変更されません。

wls:/weblogic/serverConfig> setPortletClientConfig(appName='myPortalApp',
supportedLocales='en, fr, es')

10.18.19 getPortletClientConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.19.1 説明

特定のポートレット・クライアントの構成設定値、または指定されたアプリケーションのすべての設定値を返します。

10.18.19.2 構文

getPortletClientConfig(appName, [configSetting, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

configSetting
オプション。返すポートレット・クライアント構成設定の名前。次のいずれかの値になる。

ApplicationStriping

ContentCacheEnabled

ContentCacheMaxObjects

ContentCacheMaxSize

DefaultTimeout

MaximumIframeQueryStringLength

MaximumResourceUrlLength

MaximumTimeout

MinimumTimeout

ParallelPoolSize

ParallelQueueSize

RenditionCacheMaxObjects

ResourceProxyPath

SupportedLocales

注意: 値では大文字と小文字が区別されます。

すべての設定の名前と値を返す場合は、このパラメータを省略します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.19.3

次の例では、myPortalAppという名前のPortal Frameworkアプリケーションに対するDefaultTimeout構成設定の値を返します。

wls:/weblogic/serverConfig> defaultTimeout =
getPortletClientConfig(appName='myPortalApp', configSetting='DefaultTimeout')

次の例では、dict内にあるmyPortalAppという名前のPortal Frameworkアプリケーションに対するポートレット・クライアントのすべての構成設定の名前および値を返します。

wls:/weblogic/serverConfig> settingsDict = 
getPortletClientConfig(appName='myPortalApp')

10.18.20 registerOOTBProducers

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.20.1 説明

いくつかの即時利用可能なプロデューサ(OmniPortlet、Web ClippingおよびWSRP Tools)をWebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションに登録します。

10.18.20.2 構文

registerOOTBProducers(producerHost, producerPort, appName, [server, 
applicationVersion])
引数 定義
producerHost
初期状態のプロデューサをホストするサーバーのホスト名およびIPアドレスを示します。

ロード・バランサによってフロント処理されるクラスタでは、そのロード・バランサのホスト名を入力します。

producerPort
初期状態のプロデューサをホストするサーバーのポート番号を示します。

ロード・バランサによってフロント処理されるクラスタでは、そのロード・バランサのポート番号を入力します。

appName
初期状態のプロデューサを登録するアプリケーションの名前を示します。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.20.3

次の例では、myAppという名前のPortal Frameworkアプリケーションに初期状態のプロデューサを登録します。

wls:/weblogic/serverConfig> registerOOTBProducers(producerHost='myhost.com', 
producerPort=9999, appName='myApp')

Registering Out-of-the-Box Producers
Registering producers at http://myhost.com:9999

Registering Omniportlet
Created connection wc-OmniPortlet-urlconn
Created connection wc-OmniPortlet
Producer connection wc-OmniPortlet has been registered.

Registering WebClipping
Created connection wc-WebClipping-urlconn
Created connection wc-WebClipping
Producer connection wc-WebClipping has been registered.

Registering WSRP Tools
Created connection wc-WSRPTools-wsconn
Created connection wc-WSRPTools
Producer connection wc-WSRPTools has been registered.

10.18.21 deregisterOOTBProducers

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.21.1 説明

即時利用可能なプロデューサ(OmniPortlet、Web ClippingおよびWSRP Tools)をWebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションから登録解除します。

10.18.21.2 構文

deregisterOOTBProducers(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
現在、初期状態のプロデューサが登録されているアプリケーションの名前を示します。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.21.3

次の例では、初期状態のプロデューサを登録解除し、myAppという名前のPortal Frameworkアプリケーション内のそれらに関連付けられている接続を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deregisterOOTBProducers(appName='myApp')

Deregistering Out-of-the-Box Producers

Deregistering Omniportlet
Producer wc-OmniPortlet has been deregistered.
wc-OmniPortlet successfully deleted
wc-OmniPortlet-urlconn successfully deleted

Deregistering WebClipping
Producer wc-WebClipping has been deregistered.
wc-WebClipping successfully deleted
wc-WebClipping-urlconn successfully deleted

Deregistering WSRP Tools
Producer wc-WSRPTools has been deregistered.
wc-WSRPTools successfully deleted
wc-WSRPTools-wsconn successfully deleted

10.18.22 registerSampleProducers

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.22.1 説明

Oracle WebCenter Portalで提供されているサンプル・プロデューサを、指定したアプリケーションに登録します。WSRPサンプルおよびJPDKサンプルの2つのサンプル・プロデューサがあります。

10.18.22.2 構文

registerSampleProducers(producerHost, producerPort, appName, [server, 
applicationVersion])
引数 定義
producerHost
サンプル・プロデューサをホストするサーバーのホスト名およびIPアドレスを示します。
producerPort
サンプル・プロデューサをホストするサーバーのポート番号を示します。
appName
サンプル・プロデューサを登録するアプリケーションの名前を示します。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.22.3

次の例では、Oracle WebCenter Portalのサンプル・プロデューサをmyAppという名前のPortal Frameworkアプリケーションに登録します。

wls:/weblogic/serverConfig> registerSampleProducers(producerHost='myhost.com', 
producerPort=9999, appName='myApp')

10.18.23 deregisterSampleProducers

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.18.23.1 説明

Oracle WebCenterのサンプル・プロデューサ(WSRPサンプルおよびJPDKサンプル)を指定されたアプリケーションから登録解除します。

10.18.23.2 構文

deregisterSampleProducers(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
現在、サンプル・プロデューサが登録されているアプリケーションの名前を示します。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

値を指定しない場合、この引数のデフォルトは、webcenterです。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.18.23.3

次の例では、myAppという名前のPortal Frameworkアプリケーションからサンプル・プロデューサを登録解除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deregisterSampleProducers(appName='myApp') 

10.19 プロキシ・サーバー

表10-28に示すコマンドを使用して、指定されたアプリケーション内のツールおよびサービスによって使用されるプロキシ・サーバー設定を管理します。

これらのWLSTコマンドを使用して設定に対して行った変更は、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。

表10-28 RSS WLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

getWebCenterProxyConfig

ツールおよびサービスによって使用されるプロキシ・ホストとプロキシ・ポートを返します。

オンライン

setWebCenterProxyConfig

ツールおよびサービスによって使用されるプロキシ・ホストとプロキシ・ポートを指定します。

オンライン

unsetWebCenterProxyConfig

プロキシ・ホストおよびプロキシ・ポート設定を削除します。

オンライン

getRssProxyConfig

非推奨です。

オンライン

setRssProxyConfig

非推奨です。

オンライン

unsetRssProxyConfig

非推奨です。

オンライン


10.19.1 getWebCenterProxyConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.19.1.1 説明

指定されたアプリケーション内のRSSニュース・フィードおよびアクティビティ・ストリームによって使用されるプロキシ・ホストとプロキシ・ポートを返します。ネットワーク構成によっては、ご使用のアプリケーションでアクティビティ・ストリームの外部RSSニュース・フィードおよび外部リンクを表示するために、プロキシ詳細が必要な場合があります。

10.19.1.2 構文

getWebCenterProxyConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.19.1.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)内のツールおよびサービスによって使用されるプロキシ・ホストおよびプロキシ・ポートを返します。

wls:/weblogic/serverConfig> getWebCenterProxyConfig(appName='webcenter')

10.19.2 setWebCenterProxyConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.19.2.1 説明

指定されたアプリケーション内のRSSニュース・フィードおよびアクティビティ・ストリームによって使用されるプロキシ・ホストとプロキシ・ポートを指定します。ネットワーク構成によっては、ご使用のアプリケーションでアクティビティ・ストリームの外部RSSニュース・フィードおよび外部リンクを表示するために、プロキシ詳細が必要な場合があります。

10.19.2.2 構文

setWebCenterProxyConfig(appName, proxyHost, proxyPort, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

proxyHost
プロキシ・サーバーのホスト名を示します。
proxyPort
プロキシ・サーバーが実行しているポートを示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.19.2.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)内のツールおよびサービスによって使用されるプロキシ・ホストおよびプロキシ・ポートを設定します。

wls:/weblogic/serverConfig> setWebCenterProxyConfig(appName='webcenter', 
proxyHost='www-proxy.example.com', proxyPort='80')

10.19.3 unsetWebCenterProxyConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.19.3.1 説明

指定したアプリケーションに対して構成された現在のプロキシ・ホストおよびプロキシ・ポート設定を削除します。

10.19.3.2 構文

unsetWebCenterProxyConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.19.3.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)に対して構成されたプロキシ・ホストおよびプロキシ・ポート設定を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> unsetWebCenterProxyConfig(appName='webcenter')

10.19.4 getRssProxyConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.19.4.1 説明

(11.1.1.8.0以降では非推奨です。かわりにgetWebCenterProxyConfigを使用してください。)

ツールおよびサービスによって使用されるプロキシ・ホストとプロキシ・ポートを返します。ネットワーク構成によっては、ご使用のアプリケーションでアクティビティ・ストリームの外部RSSニュース・フィードおよび外部リンクを表示するために、プロキシ詳細が必要な場合があります。

10.19.4.2 構文

getRssProxyConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.19.4.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)内のツールおよびサービスによって使用されるプロキシ・ホストおよびプロキシ・ポートを返します。

wls:/weblogic/serverConfig> getRssProxyConfig(appName='webcenter')

10.19.5 setRssProxyConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.19.5.1 説明

(11.1.1.8.0以降では非推奨です。かわりにsetWebCenterProxyConfigを使用してください。)

RSSニュース・フィードやアクティビティ・ストリームなど、ツールおよびサービスによって使用されるプロキシ・ホストとプロキシ・ポートを指定します。ネットワーク構成によっては、ご使用のアプリケーションでアクティビティ・ストリームの外部RSSニュース・フィードおよび外部リンクを表示するために、プロキシ詳細が必要な場合があります。

10.19.5.2 構文

setRssProxyConfig(appName, proxyHost, proxyPort, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

proxyHost
プロキシ・サーバーのホスト名を示します。
proxyPort
プロキシ・サーバーが実行しているポートを示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.19.5.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)内のツールおよびサービスによって使用されるプロキシ・ホストおよびプロキシ・ポートを設定します。

wls:/weblogic/serverConfig> setRssProxyConfig(appName='webcenter', 
proxyHost='www-proxy.example.com', proxyPort='80')

10.19.6 unsetRssProxyConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.19.6.1 説明

(11.1.1.8.0以降では非推奨です。かわりにunsetWebCenterProxyConfigを使用してください。)

ツールおよびサービスによって使用される現在のプロキシ・ホストおよびプロキシ・ポート設定を削除します。

10.19.6.2 構文

unsetRssProxyConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.19.6.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)内のツールおよびサービスによって使用されるプロキシ・ホストおよびプロキシ・ポート設定を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> unsetRssProxyConfig(appName='webcenter')

10.20 検索 - Oracle SES検索

表10-29に示すコマンドを使用して、WebCenter PortalおよびPortal FrameworkアプリケーションのためのOracle Secure Enterprise Search (SES)接続および他のOracle SES検索関連プロパティを管理します。

これらのWLSTコマンドを使用して設定に対して行った変更は、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。

表10-29 検索 - Oracle SES WLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

createSESConnection


指定されたアプリケーション用のOracle SESインスタンスへの接続を作成します。

オンライン

setSESConnection


既存のOracle SES検索接続を編集します。

オンライン

listSESConnections


指定したアプリケーションに対して構成されている個々またはすべてのOracle SES検索接続を一覧表示します。

オンライン

setSearchSESConfig


既存のOracle SES検索接続の検索設定を構成します。

オンライン

listSearchSESConfig


指定されたアプリケーションのOracle SESプロパティを一覧表示します。

オンライン

createFederationTrustedEntity


Oracle (SES)インスタンス上にフェデレーション・トラステッド・エンティティを作成します。

オンライン

setSESVersion


指定したアプリケーションに対して現在構成されているOracle SESインスタンスのバージョン情報を取得および格納します。

オンライン

listSESVersion


指定したアプリケーションに対して構成されているOracle SESインスタンスのバージョン情報を返します。

オンライン

createDefaultSourceGroup


デフォルトのドキュメント、ディスカッションおよびお知らせソースを使用して、Oracle SESインスタンス内にソース・グループを作成します。

オンライン


10.20.1 createSESConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.20.1.1 説明

指定されたアプリケーションのOracle Secure Enterprise Search (SES)インスタンスへの接続を作成します。

10.20.1.2 構文

createSESConnection(appName, name, url, appUser, appPassword,[default, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。
url
Oracle Secure Enterprise Searchによって検索の要求を有効にするために公開されたWebサービスのURLを示します。

次の形式を使用します。

http://host:port/search/query/OracleSearch
appUser
WebCenter Portalユーザーのかわりに検索を実行できるよう、Oracle Secure Enterprise Searchに対して信頼されるアプリケーションとして自身を認証するために、アプリケーションで使用するユーザー名。

指定したユーザーは、アプリケーションに対して構成したOracle Identity ManagementサーバーおよびOracle SESに対して構成したOracle Identity Managementサーバーの両方に存在する必要があります。

appPassword
指定したユーザーのパスワードを示します。
default
オプション。検索接続を積極的に使用するために検索を構成します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定すると、使用されているその他の検索接続が置き換えられます。

0に設定すると、現在の検索構成は変更されません。

この引数のデフォルトは、0です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.20.1.3

次の例では、Oracle SESインスタンスhttp://myhost.com:7777/search/query/OracleSearchを指す新しい検索接続を作成し、この接続を、myAppという名前のPortal FrameworkアプリケーションのアクティブなSES検索接続として設定します。

wls:/weblogic/serverConfig>createSESConnection(appName='myApp', name='SESConn1', 
url='http://myhost.com:7777/search/query/OracleSearch', appUser='wpadmin', 
appPassword='password', default=1)

10.20.2 setSESConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.20.2.1 説明

指定されたアプリケーションの既存のOracle Secure Enterprise Search (SES)検索接続を編集します。

10.20.2.2 構文

setSESConnection(appName, name, [url, appUser, appPassword, default, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存の検索接続の名前を示します。
url
オプション。Oracle Secure Enterprise Searchによって検索の要求を有効にするために公開されたWebサービスのURLを示します。

次の形式を使用します。

http://host:port/search/query/OracleSearch
appUser
オプション。ポータル・ユーザーのかわりに検索を実行できるよう、アプリケーションでOracle Secure Enterprise Searchにログインするために使用するユーザー名。
appPassword
オプション。ポータル・ユーザーのかわりに検索を実行できるよう、アプリケーションでOracle Secure Enterprise Searchにログインするために使用するパスワード。
default
オプション。検索接続を積極的に使用するために検索を構成します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定すると、使用されているその他の検索接続が置き換えられます。

0に設定すると、現在の検索構成は変更されません。

この引数のデフォルトは、0です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.20.2.3

次の例では、SESConn1という名前の検索接続のURLを変更し、この接続をmyAppという名前のPortal FrameworkアプリケーションのアクティブなOracle SES検索接続として設定します。

wls:/weblogic/serverConfig> etSESConnection(appName='myApp', name='SESConn1', 
url='http://myhost.com:7777/search/query/OracleSearch', appUser='wpadmin', 
appPassword='password', default=1)

10.20.3 listSESConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.20.3.1 説明

指定したアプリケーションに対して構成されているすべてのOracle Secure Enterprise Search (SES)検索接続の名前を一覧表示します。

10.20.3.2 構文

listSESConnections(appName, [verbose, name, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

verbose
オプション。検索接続に関する詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listSESConnectionsによって、アプリケーションに対して構成されているすべてのSES検索接続およびその詳細が一覧表示されます。

0に設定した場合、listSESConnectionsによって、接続名のみ一覧表示されます。

この引数のデフォルトは、0です。

この引数を0に設定した場合、name引数を指定しないでください。

name
オプション。既存の検索接続の名前を示します。この引数を使用して、特定の接続の詳細情報を表示できます。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.20.3.3

次の例では、myAppという名前のPortal Frameworkアプリケーションに対して構成されているすべてのOracle SES検索接続の接続詳細を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listSESConnections(appName='myApp', verbose=1)

次の例では、SESConn1という名前のOracle SES検索接続の接続詳細を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listSESConnections(appName='myApp', verbose=1, name='SESConn1')

10.20.4 setSearchSESConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.20.4.1 説明

既存のOracle Secure Enterprise Search (SES)検索接続の検索設定を設定します。パラメータを指定しない場合、検索設定が変更されません。

10.20.4.2 構文

setSearchSESConfig(appName,[connectionName, dataGroup, topNRows, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

connectionName
オプション。検索に使用する接続の名前。
dataGroup
オプション。検索を行うSecure Enterpriseの検索データ・グループの名前を指定します。値を指定しない場合、Oracle Secure Enterprise Searchインスタンス中のすべての項目が検索されます。
topNRows
オプション。調整されたデータを収集するために検索結果の一番上のN行数を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.20.4.3

次の例では、検索でSESConn1という名前のSES検索接続を使用してgroup2という名前のデータ・グループを検索することを指定します。

wls:/weblogic/serverConfig>setSearchSESConfig(appName='webcenter',connectionName='SESConn1', dataGroup='group2', topNRows=200);

次の例では、検索により返される結果の最大数を変更します。この例では、接続の名前が指定されていないので、構成に関する変更が現在のデフォルト(またはアクティブ)接続に適用されます。

wls:/weblogic/serverConfig>setSearchSESConfig(appName='webcenter', topNRows=500);
Already in Domain Runtime Tree
Restart is needed for the service connection changes to take effect.

10.20.5 listSearchSESConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.20.5.1 説明

指定されたアプリケーションのOracle SES検索設定を一覧表示します。

10.20.5.2 構文

listSearchSESConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.20.5.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)のOracle SES検索構成情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listSearchSESConfig(appName='webcenter')
Already in Domain Runtime Tree
-----------------
Search SES Config
-----------------
connectionName:  SESConn1
dataGroup:  group2
topNRows:  200

10.20.6 createFederationTrustedEntity

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.20.6.1 説明

指定されたエンティティ名およびパスワードに対するフェデレーション・トラステッド・エンティティをOracle Secure Enterprise Search (SES)インスタンス上に作成します。

10.20.6.2 構文

createFederationTrustedEntity(appName, sesUrl, sesPassword, entityName, entityPassword, desc,  [sesSchema, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

sesUrl
Oracle SES管理APIのWebサービスURL。

次の形式を使用します。

http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword
Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。
entityName
エンティティ名。
entityPassword
エンティティ・パスワード。
desc
エンティティの簡単な説明。

または、空の文字列''を指定します。

sesSchema
Oracle SES管理ユーザーのユーザー名。デフォルト値はeqsysです。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.20.6.3

次の例では、myEntityという名前のフェデレーション・トラステッド・エンティティをOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777/search/query/OracleSearch上に作成します。

wls:/weblogic/serverConfig>
createFederationTrustedEntity(appName='webcenter', 
sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', 
sesSchema='eqsys', sesPassword='password', entityName='myEntity', 
entityPassword='password', desc='This is a my sample entity')

10.20.7 setSESVersion

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.20.7.1 説明

指定したアプリケーションに対して構成されているOracle Secure Enterprise Search (SES)インスタンスのバージョン情報を取得し、そのバージョンを後から検索問合せに使用するために格納します。

バージョン情報は、Oracle SES接続が検索問合せのデフォルト接続として設定されている場合に使用されます。

10.20.7.2 構文

setSESVersion(appName, sesUrl, sesSchema, sesPassword, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

sesUrl
Oracle SES管理APIのWebサービスURL。

次の形式を使用します。

http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesSchema
Oracle SES管理ユーザーのユーザー名。たとえば、searchsysなどです。
sesPassword
Oracle SES管理ユーザーのパスワード。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.20.7.3

次の例では、Oracle SESインスタンスhttp://myhost.com:7777/search/query/OracleSearchのバージョン情報を取得し、その情報をMyAppという名前のPortal Frameworkアプリケーションで使用できるようにします。

wls:/weblogic/serverConfig>setSESVersion(appName='myApp', sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesSchema='searchsys', sesPassword='password')

10.20.8 listSESVersion

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.20.8.1 説明

指定されたアプリケーションによって使用されているOracle Secure Enterprise Search (SES)インスタンスのバージョン番号を返します。

10.20.8.2 構文

listSESVersion(appName, sesUrl, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

sesUrl
Oracle SES管理APIのWebサービスURL。

次の形式を使用します。

http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesUrl
Oracle SES管理APIのWebサービスURL。

次の形式を使用します。

http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesSchema
Oracle SES管理ユーザーのユーザー名。たとえば、searchsysなどです。
sesPassword
Oracle SES管理ユーザーのパスワード。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.20.8.3

次の例では、Oracle SESインスタンスhttp://myhost.com:7777/search/query/OracleSearchのバージョン情報を返し、そのバージョン情報がMyAppという名前のPortal Frameworkアプリケーション内に保存されていることを確認します。

wls:/weblogic/serverConfig>listSESVersion(appName='myApp', sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService')

----------------- 
SES Version Config
-----------------
url:  http://myhost.com:7777/search/api/admin/AdminService
version:  11.1.2.2.0 

10.20.9 createDefaultSourceGroup

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.20.9.1 説明

特定のホスト、ポート、アプリケーション名、共有ドキュメント、ディスカッション・ソースおよびお知らせソースに対するデフォルト名のソース・グループをOracle Secure Enterprise Search (SES)インスタンス内に作成します。

10.20.9.2 構文

createDefaultSourceGroup(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, defaultHost, defaultPort, [sesSchema, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

sesUrl
Oracle SES管理APIのWebサービスURL。

次の形式を使用します。

http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword
Oracle SES管理ユーザーのパスワード。
host アプリケーションを実行しているマシンのホスト名。
port アプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。
defaulthost デフォルト・ソースが構成されているマシンのホスト名。
defaultport デフォルト・ソースの構成先で使用されているポート番号。
sesSchema
オプション。Oracle SES管理ユーザーのユーザー名。デフォルト値はeqsysです。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.20.9.3

次の例では、http://webhost:8888/webcenterにあるmyAppという名前のPortal Frameworkアプリケーションに対するデフォルト・ソース・グループを、Oracle SESインスタンスhttp://myhost.com:7777/search/query/OracleSearch内に作成します。

デフォルト・ソース・グループには、http://mydefaultHost:8989にあるドキュメントおよびディスカッション・ソースも含まれます。

wls:/weblogic/serverConfig>createDefaultSourceGroup(appName='myApp', sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService',
sesSchema='eqsys', sesPassword='password', host='webhost', port='8888', defaultHost='mydefaultHost', defaultPort='8989')

10.21 検索 - Oracle SES検索クローラ

表10-30に示すコマンドを使用して、WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション用のOracle Secure Enterprise Search (SES)クローラを管理します。

Oracle SESクローラWLSTコマンドを実行した後に、アプリケーションを再起動する必要はありません。

表10-30 検索 - Oracle SESクローラWLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

createSpacesCrawler


Oracle SESインスタンス上にWebCenter Portalオブジェクトのクローラを作成します。

オンライン

createDocumentsCrawler


指定されたアプリケーション用のドキュメント・クローラをOracle SESインスタンス上に作成します。

オンライン

createDiscussionsCrawler


指定されたアプリケーション用のディスカッション・クローラとお知らせクローラをOracle SESインスタンス上に作成します。

オンライン

listSpacesCrawler


Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalに対して構成されているSpacesクローラを返します。

オンライン

listDocumentsCrawler


Oracle SESインスタンス上で指定したアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラを返します。

オンライン

listDiscussionsCrawler


Oracle SESインスタンス上で指定したアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを返します。

オンライン

startSpacesCrawler


Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalに対して構成されているSpacesクローラを起動します。

オンライン

startDocumentsCrawler


Oracle SESインスタンス上で指定したアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラを起動します。

オンライン

startDiscussionsCrawler


Oracle SESインスタンス上で指定したアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを起動します。

オンライン

stopSpacesCrawler


Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalに対して構成されているSpacesクローラを停止します。

オンライン

stopDocumentsCrawler


Oracle SESインスタンス上で指定したアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラを停止します。

オンライン

stopDiscussionsCrawler


Oracle SESインスタンス上で指定したアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを停止します。

オンライン

deleteSpacesCrawler


Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalに対して構成されているSpacesクローラを削除します。

オンライン

deleteDocumentsCrawler


Oracle SESインスタンス上で指定したアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラを削除します。

オンライン

deleteDiscussionsCrawler


Oracle SESインスタンス上で指定したアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを削除します。

オンライン


10.21.1 createSpacesCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.21.1.1 説明

Oracle SESインスタンス上にWebCenter Portalオブジェクトのクローラを作成します。このコマンドは、WebCenter Portalデータソースを作成し、WebCenter Portalオブジェクト(ポータル、リスト、ページ、ピープルなど)をクロールするためのスケジュールを指定します。

10.21.1.2 構文

createSpacesCrawler(appName,  host, port, sesUrl, sesPassword, crawlUser,
crawlPassword, scratchDir, authUserIdFormat, crawlingMode, recrawlPolicy,
freqType, startHour, hoursBetweenLaunches, startDayOfWeek, startDayOfMonth,
daysBetweenLaunches, weeksBetweenLaunches, monthsBetweenLaunches, [server,
applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

host WebCenter Portalを実行しているマシンのホスト名。
port WebCenter Portalにアクセスするために使用されるポート番号。
sesUrl Oracle SES管理APIのWebサービスURL。次の形式を使用します。
http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。
crawlUser WebCenter Portalのクロール管理ユーザー。

このユーザーは、WebCenter Portalとバックエンドのアイデンティティ管理サーバーに存在する必要があり、適切な権限とロールが付与されている必要があります。たとえば、mycrawladminです。

crawlPassword crawlUser引数で指定されているWebCenter Portalユーザーのパスワード。
scratchDir Oracle SESが一時ステータス・ログを書き込めるローカル・ディレクトリ。このディレクトリは、Oracle SESがインストールされているシステム上に存在する必要があります。
authUserIdFormat アクティブ・アイデンティティ・プラグインのユーザーIDの形式。たとえば、ユーザー名、電子メール、ニックネーム、user_name。
crawlingMode ソース内のURLをクロールするためのモード。デフォルト・モードは、ACCEPT_ALLです。有効な値は、ACCEPT_ALLINDEX_ONLYEXAMINE_URLです。

ACCEPT_ALL: 索引付けのためにすべてのURLを自動的に受け入れます。ソース内のすべてのURLをクロールおよび索引付けします。それらのURL内で見つかったすべてのリンクの抽出および索引付けも行います。前にクロールされたURLは、それらが変更されていた場合にのみ再索引付けされます。

EXAMINE_URL: 索引付けする前にURLを確認します。ソース内のすべてのURLをクロールしますが、索引付けは行いません。それらのURL内で見つかったすべてのリンクのクロールも行います。

INDEX_ONLY: 索引付けのみ行います。ソース内のすべてのURLをクロールし、索引付けします。それらのURL内で見つかったどのリンクも抽出しません。このオプションは、前にEXAMINE_URLを使用してクロールされたソースに対して選択します。

recrawlPolicy すべてのドキュメントをクロールするか、変更されたドキュメントのみクロールするのかを指定します。有効な値は、PROCESS_ALLおよびPROCESS_CHANGEDです。

PROCESS_ALL - すぺてのドキュメントがクロールされます。このオプションは、フル・クロールを強制するために使用します。

PROCESS_CHANGED - 前回のクロール以降に変更されたドキュメントのみクロールします。この設定で、クローリング・プロセスを大幅に高速化できます。

freqType スケジュール済クロールの頻度。有効な値は、MANUALMONTHLYWEEKLYDAILYHOURLYです。

クロールをMONTHLY、WEEKLY、DAILYまたはHOURLYにスケジュールするには、追加の引数を次のように指定します。

MONTHLY: startHour、startDayOfTheMonth、monthsBetweenLaunches

WEEKLY: startHour、startDayOfTheWeek、weeksBetweenLaunches

DAILY: startHour、daysBetweenLaunches

HOURLY: hoursBetweenLaunches

定期的なクロールが不要な場合は、MANUALを選択し、startSpacesCrawlerコマンドを使用して、クロールを手動で開始します。

startHour クロールを開始する時刻。1と24の間の任意の数字。

たとえば、2:00amであれば2、2:00pmであれば14を入力します。

hoursBetweenLaunches クロール間の時間数。

freqType='HOURLY'の場合にのみ有効です。

startDayOfWeek 週ごとのクロールを開始する曜日。たとえば、MONDAY、TUESDAYなどです。

freqType='WEEKLY'の場合にのみ有効です。

startDayOfMonth 月ごとのクロールを開始する日。たとえば、1日の場合は1、2日の場合は2のように入力します。

freqType='MONTHLY'の場合にのみ有効です。

daysBetweenLaunches クロール間の日数。

freqType='DAILY'の場合にのみ有効です。

weeksBetweenLaunches クロール間の週数。

freqType='WEEKLY'の場合にのみ有効です。

monthsBetweenLaunches クロール間の月数。

freqType='MONTHLY'の場合にのみ有効です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.21.1.3

次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/portalにあるWebCenter Portal (webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上にSpacesクローラを作成します。

createSpacesCrawler(appName='webcenter', host='myhost.com', port='8888',
sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService',
sesPassword='sespassword', crawlUser='mycrawladmin', crawlPassword='password',
scratchDir'/tmp', authUserIdFormat='username', crawlingMode='ACCEPT_ALL',
recrawlPolicy= 'PROCESS_ALL', freqType='MANUAL', startHour=1,
hoursBetweenLaunches=1, startDayOfWeek='MONDAY', startDayOfMonth=1, daysBetweenLaunches =1, weeksBetweenLaunches=1, monthsBetweenLaunches=1)

10.21.2 createDocumentsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.21.2.1 説明

指定されたアプリケーション用のドキュメント・クローラをOracle SESインスタンス上に作成します。

このコマンドは、Oracle WebCenter Contentリポジトリ・データソースを作成し、Oracle WebCenter Contentリポジトリ内のドキュメントをクロールするスケジュールを指定します。

10.21.2.2 構文

createDocumentsCrawler(appName,  host, port, sesUrl, sesPassword, configUrl,
user, password, scratchDir, httpEndpoint, displayUrl, realm, authUserIdFormat,
pipelineName, crawlingMode, recrawlPolicy, freqType, startHour,
hoursBetweenLaunches, startDayOfWeek, startDayOfMonth,
daysBetweenLaunches, weeksBetweenLaunches, monthsBetweenLaunches,
[server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

host アプリケーションを実行しているマシンのホスト名。
port アプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。
sesUrl Oracle SES管理APIのWebサービスURL。次の形式を使用します。
http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。
configUrl データ・フィード・タイプ、場所、セキュリティ属性など、ソースの詳細を提供するXML構成ファイルのURL。次のURL形式を使用します。
http://host:port/cs/idcplg?IdcService=SES_CRAWLER_DOWNLOAD_CONFIG&source=sourcename
user Oracle WebCenter ContentのContent Serverの管理ユーザー。たとえば、sysadminです。

認証タイプがOracle SSOである場合、Oracle SSOによってフロント処理されているアイデンティティ管理サーバーにユーザーのユーザーID(およびパスワード)を入力します。このユーザーには、sysadminと同じパーミッションを付与する必要があります。それらのパーミッションを付与できない場合は、Content Serverでこのユーザーに対応するリモート・ユーザーを削除し、Content Serverにそのユーザー(同じ名前)のローカル・バージョンを作成します。

password 指定した管理ユーザーのパスワード。
scratchDir Oracle SESが一時ステータス・ログを書き込めるローカル・ディレクトリ。このディレクトリは、Oracle SESがインストールされているシステム上に存在する必要があります。
httpEndpoint Content Server認可のためのHTTPエンドポイント。例:
http://host:port/idc/idcplg
displayUrl 相対アクセスURLの前に付けて完全な表示URLを形成するHTTPホスト情報文字列。例:
http://host:port/idc
realm 制御およびデータ・フィードを提供するアプリケーションのレルム。このパラメータは、フィードにHTTPを介してアクセスしている場合に適しており、認証タイプがBASICである場合に必須です。

たとえば、jazn.com

authUserIdFormat Content Server認可APIによって使用される(アクティブ・アイデンティティ・プラグイン内の)ユーザーIDの形式。たとえば、ユーザー名、電子メール、ニックネーム、user_name。
pipelineName Oracle SES内で、このソースに対して作成されるドキュメント・サービス・パイプライン。
crawlingMode ソース内のURLをクロールするためのモード。デフォルト・モードは、ACCEPT_ALLです。有効な値は、ACCEPT_ALLINDEX_ONLYEXAMINE_URLです。

ACCEPT_ALL: 索引付けのためにすべてのURLを自動的に受け入れます。ソース内のすべてのURLをクロールおよび索引付けします。それらのURL内で見つかったすべてのリンクの抽出および索引付けも行います。前にクロールされたURLは、それらが変更されていた場合にのみ再索引付けされます。

EXAMINE_URL: 索引付けする前にURLを確認します。ソース内のすべてのURLをクロールしますが、索引付けは行いません。それらのURL内で見つかったすべてのリンクのクロールも行います。

INDEX_ONLY: 索引付けのみ行います。ソース内のすべてのURLをクロールし、索引付けします。それらのURL内で見つかったどのリンクも抽出しません。このオプションは、前にEXAMINE_URLを使用してクロールされたソースに対して選択します。

recrawlPolicy すべてのドキュメントをクロールするか、変更されたドキュメントのみクロールするのかを指定します。有効な値は、PROCESS_ALLおよびPROCESS_CHANGEDです。

PROCESS_ALL - すぺてのドキュメントがクロールされます。このオプションは、フル・クロールを強制するために使用します。

PROCESS_CHANGED - 前回のクロール以降に変更されたドキュメントのみクロールします。この設定で、クローリング・プロセスを大幅に高速化できます。

freqType スケジュール済クロールの頻度。有効な値は、MANUALMONTHLYWEEKLYDAILYHOURLYです。

クロールをMONTHLY、WEEKLY、DAILYまたはHOURLYにスケジュールするには、追加の引数を次のように指定します。

MONTHLY: startHour、startDayOfTheMonth、monthsBetweenLaunches

WEEKLY: startHour、startDayOfTheWeek、weeksBetweenLaunches

DAILY: startHour、daysBetweenLaunches

HOURLY: hoursBetweenLaunches

定期的なクロールが不要な場合は、MANUALを選択し、startDocumentsCrawlerコマンドを使用して、クロールを手動で開始します。

startHour クロールを開始する時刻。1と24の間の任意の数字。

たとえば、2:00amであれば2、2:00pmであれば14を入力します。

hoursBetweenLaunches クロール間の時間数。

freqType='HOURLY'の場合にのみ有効です。

startDayOfWeek 週ごとのクロールを開始する曜日。たとえば、MONDAY、TUESDAYなどです。

freqType='WEEKLY'の場合にのみ有効です。

startDayOfMonth 月ごとのクロールを開始する日。たとえば、1日の場合は1、2日の場合は2のように入力します。

freqType='MONTHLY'の場合にのみ有効です。

daysBetweenLaunches クロール間の日数。

freqType='DAILY'の場合にのみ有効です。

weeksBetweenLaunches クロール間の週数。

freqType='WEEKLY'の場合にのみ有効です。

monthsBetweenLaunches クロール間の月数。

freqType='MONTHLY'の場合にのみ有効です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.21.2.3

次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/portalにあるWebCenter Portal (webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上にドキュメント・クローラを作成します。

createDocumentsCrawler(appName='webcenter', host='myhost.com', port='8888',
sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService',
sesPaswword='password',
configUrl='http://myucmhost.com:9044/cs/idcplg?IdcService=SES_CRAWLER_DOWNLOAD_ CONFIG&source=mysource',
user='adminuser', password='password', scratchDir='/scratch',
httpEndpoint='http://myucmhost.com:9044/cs/idcplg', 
displayUrl='http://myucmhost:9044/cs', realm='jazn.com', authUserIdFormat='username',
pipelineName='My UCM Pipeline', crawlingMode='ACCEPT_ALL', 
recrawlPolicy='PROCESS_ALL', freqType='MANUAL', startHour=1,
hoursBetweenLaunches=1, startDayOfWeek='MONDAY', startDayOfMonth=1, 
daysBetweenLaunches=1, weeksBetweenLaunches=1, monthsBetweenLaunches=1)

10.21.3 createDiscussionsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.21.3.1 説明

Oracle Secure Enterprise Search (SES)インスタンス上で、指定されたアプリケーションに対してディスカッション・フォーラム・クローラおよびお知らせクローラを作成します。

このコマンドは、2つのOracle SESデータベース・ソース(ディスカッション・フォーラム用に1つと、お知らせ用に1つ)を作成し、クロール・スケジュールを指定します。ディスカッション・フォーラム・ソースは、<appname_host_port>_forumsという名前で、FORUMCRAWLER_VWというビューがあり、お知らせソースは<appname_host_port>_announcementsという名前で、ANNOUNCEMENTS_VWというビューがあります。

10.21.3.2 構文

createDiscussionsCrawler(appName,  host, port, sesUrl, sesPassword,
dbConnString, user, password, authUserIdFormat, crawlingMode,
recrawlPolicy, freqType, startHour, hoursBetweenLaunches, startDayOfWeek,
startDayOfMonth, daysBetweenLaunches, weeksBetweenLaunches,
monthsBetweenLaunches, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

host アプリケーションを実行しているマシンのホスト名。
port アプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。
sesUrl Oracle SES管理APIのWebサービスURL。次の形式を使用します。
http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。
dbConnString ディスカッション・サーバーがインストールされているデータベースの接続URL。次の形式を使用します。

Oracle: jdbc:oracle:thin:@<host>:<port>/<oracle-sid>

IBM DB2: jdbc:db2://<host>:<port>/<database_name>

Microsoft SQL Server: jdbc:sqlserver://<host_or_IP_address>:<port>/<database_name>

user ディスカッション・サーバーがインストールされているデータベースの管理ユーザー。

Oracle: ユーザーMyPrefix_DISCUSSIONS_CRAWLERがインストール中に作成されます。

IBM DB2: ユーザーMyPrefix_DCがインストール中に作成されます(MyPrefixは5文字)。

Microsoft SQL Server: ユーザーMyPrefix_DISCUSSIONS_CRAWLERがインストール中に作成されます。

password 指定したディスカッション・サーバー管理ユーザーのパスワード。
authUserIdFormat ディスカッション・サーバー認可APIによって使用される(アクティブ・アイデンティティ・プラグイン内の)ユーザーIDの形式。たとえば、ユーザー名、電子メール、ニックネーム、user_name。
crawlingMode ソース内のURLをクロールするためのモード。デフォルト・モードは、ACCEPT_ALLです。有効な値は、ACCEPT_ALLINDEX_ONLYEXAMINE_URLです。

ACCEPT_ALL: 索引付けのためにすべてのURLを自動的に受け入れます。ソース内のすべてのURLをクロールおよび索引付けします。それらのURL内で見つかったすべてのリンクの抽出および索引付けも行います。前にクロールされたURLは、それらが変更されていた場合にのみ再索引付けされます。

EXAMINE_URL: 索引付けする前にURLを確認します。ソース内のすべてのURLをクロールしますが、索引付けは行いません。それらのURL内で見つかったすべてのリンクのクロールも行います。

INDEX_ONLY: 索引付けのみ行います。ソース内のすべてのURLをクロールし、索引付けします。それらのURL内で見つかったどのリンクも抽出しません。このオプションは、前にEXAMINE_URLを使用してクロールされたソースに対して選択します。

recrawlPolicy すべてのドキュメントをクロールするか、変更されたドキュメントのみクロールするのかを指定します。有効な値は、PROCESS_ALLおよびPROCESS_CHANGEDです。

PROCESS_ALL - すぺてのドキュメントがクロールされます。このオプションは、フル・クロールを強制するために使用します。

PROCESS_CHANGED - 前回のクロール以降に変更されたドキュメントのみクロールします。この設定で、クローリング・プロセスを大幅に高速化できます。

freqType スケジュール済クロールの頻度。有効な値は、MANUALMONTHLYWEEKLYDAILYHOURLYです。

クロールをMONTHLY、WEEKLY、DAILYまたはHOURLYにスケジュールするには、追加の引数を次のように指定します。

MONTHLY: startHour、startDayOfTheMonth、monthsBetweenLaunches

WEEKLY: startHour、startDayOfTheWeek、weeksBetweenLaunches

DAILY: startHour、daysBetweenLaunches

HOURLY: hoursBetweenLaunches

定期的なクロールが不要な場合は、MANUALを選択し、startDiscussionsCrawlerコマンドを使用して、クロールを手動で開始します。

startHour クロールを開始する時刻。1と24の間の任意の数字。

たとえば、2:00amであれば2、2:00pmであれば14を入力します。

hoursBetweenLaunches クロール間の時間数。

freqType='HOURLY'の場合にのみ有効です。

startDayOfWeek 週ごとのクロールを開始する曜日。たとえば、MONDAY、TUESDAYなどです。

freqType='WEEKLY'の場合にのみ有効です。

startDayOfMonth 月ごとのクロールを開始する日。たとえば、1日の場合は1、2日の場合は2のように入力します。

freqType='MONTHLY'の場合にのみ有効です。

daysBetweenLaunches クロール間の日数。

freqType='DAILY'の場合にのみ有効です。

weeksBetweenLaunches クロール間の週数。

freqType='WEEKLY'の場合にのみ有効です。

monthsBetweenLaunches クロール間の月数。

freqType='MONTHLY'の場合にのみ有効です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.21.3.3

次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/portalにあるWebCenter Portal (webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上にディスカッション・フォーラム・クローラおよびお知らせクローラを作成します。

createDiscussionsCrawler(appName='webcenter', host='myhost.com', port='8888',
sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService',
sesPaswword='password', dbConnString='jdbc:oracle:thin:@myjivedbhost.com:1521/mysid', 
user='app_discussions_crawler', password='password',
 authUserIdFormat='nickname', crawlingMode='ACCEPT_ALL', 
recrawlPolicy='PROCESS_ALL', freqType='MANUAL', startHour=1,
 hoursBetweenLaunches=1,startDayOfWeek='MONDAY', 
startDayOfMonth=1, daysBetweenLaunches=1,
weeksBetweenLaunches=1, monthsBetweenLaunches=1)

10.21.4 listSpacesCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.21.4.1 説明

Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalに対して構成されているSpacesクローラを返します。

10.21.4.2 構文

listSpacesCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [sesSchema, verbose,
server, applicationVersion]
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

sesUrl Oracle SES管理APIのWebサービスURL。次の形式を使用します。
http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。
host WebCenter Portalを実行しているマシンのホスト名。
port WebCenter Portalにアクセスするために使用されるポート番号。
sesSchema オプション。Oracle SES管理ユーザーのユーザー名。デフォルト値はeqsysです。
verbose オプション。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listSpacesCrawlerによって、Oracle SESでWebCenter Portalに対して構成されているSpacesクローラおよび詳細が返されます。

0に設定すると、ソース名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0です。

server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.21.4.3

次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/portalにあるWebCenter Portalに対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777内で構成されているSpacesクローラを返します。

listSpacesCrawler(appName='webcenter', sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesSchema='eqsys', sesPassword'password', host='myhost.com', port='8888')

Already in Domain Runtime Tree 
----------------- 
Spaces Crawlers 
----------------- 
webcenter_myhost.com_8888_portal

10.21.5 listDocumentsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.21.5.1 説明

Oracle SESインスタンス上で指定したアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラを返します。

10.21.5.2 構文

listDocumentsCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [sesSchema, verbose, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

sesUrl Oracle SES管理APIのWebサービスURL。次の形式を使用します。
http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。
host アプリケーションを実行しているマシンのホスト名。
port アプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。
sesSchema オプション。Oracle SES管理ユーザーのユーザー名。デフォルト値はeqsysです。
verbose オプション。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listDocumentsCrawlerによって、Oracle SESでアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラおよび詳細が返されます。

0に設定すると、ソース名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.21.5.3

次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/portalにあるWebCenter Portal (webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777内で構成されているドキュメント・クローラを返します。

listDocumentsCrawler(appName='webcenter', sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesSchema='eqsys', sesPassword'password', host='myhost.com', port='8888')

Already in Domain Runtime Tree 
----------------- 
Documents Crawlers 
----------------- 
webcenter_myhost.com_8888_documents 

10.21.6 listDiscussionsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.21.6.1 説明

Oracle SESインスタンス上で指定したアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを返します。

10.21.6.2 構文

listDiscussionsCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [sesSchema, verbose,  server, applicationVersion]
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

sesUrl Oracle SES管理APIのWebサービスURL。次の形式を使用します。
http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。
host アプリケーションを実行しているマシンのホスト名。
port アプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。
sesSchema オプション。Oracle SES管理ユーザーのユーザー名。デフォルト値はeqsysです。
verbose オプション。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listDiscussionsCrawlerによって、Oracle SESでアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラ、およびそれらの詳細が返されます。0に設定すると、ソース名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0です。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.21.6.3

次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/portalにあるWebCenter Portalに対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777内で構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを返します。

listDiscussionsCrawler(appName='webcenter', sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesSchema='eqsys', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888')

Already in Domain Runtime Tree
-----------------
Discussions Crawler
-----------------
webcenter_myhost.com_8888_forums
webcenter_myhost.com_8888_announcements

10.21.7 startSpacesCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.21.7.1 説明

Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalに対して構成されているSpacesクローラを起動します。

10.21.7.2 構文

startSpacesCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [sesSchema, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

sesUrl Oracle SES管理APIのWebサービスURL。次の形式を使用します。
http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。
host WebCenter Portalを実行しているマシンのホスト名。
port WebCenter Portalにアクセスするために使用されるポート番号。
sesSchema オプション。Oracle SES管理ユーザーのユーザー名。デフォルト値はeqsysです。
server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.21.7.3

次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/portalにあるWebCenter Portal (webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているSpacesクローラを起動します。

startSpacesCrawler(appName='webcenter',
sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesSchema='eqsys', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

10.21.8 startDocumentsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.21.8.1 説明

Oracle SESインスタンス上で指定したアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラを起動します。

10.21.8.2 構文

startDocumentsCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [sesSchema, server, applicationVersion]
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

sesUrl Oracle SES管理APIのWebサービスURL。次の形式を使用します。
http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。
host アプリケーションを実行しているマシンのホスト名。
port アプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。
sesSchema オプション。Oracle SES管理ユーザーのユーザー名。デフォルト値はeqsysです。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.21.8.3

次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/portalにあるWebCenter Portal (webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているドキュメント・クローラを起動します。

startDocumentsCrawler(appName='webcenter',
sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesSchema='eqsys', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

10.21.9 startDiscussionsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.21.9.1 説明

Oracle Secure Enterprise Search (SES)インスタンス上で指定したアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを起動します。

10.21.9.2 構文

startDiscussionsCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [sesSchema, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

sesUrl Oracle SES管理APIのWebサービスURL。次の形式を使用します。
http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。
host アプリケーションを実行しているマシンのホスト名。
port アプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。
sesSchema オプション。Oracle SES管理ユーザーのユーザー名。デフォルト値はeqsysです。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.21.9.3

次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/portalにあるWebCenter Portal (webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを起動します。

startDiscussionsCrawler(appName='webcenter',
sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesSchema='eqsys', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

10.21.10 stopSpacesCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.21.10.1 説明

Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalに対して構成されているSpacesクローラを停止します。

10.21.10.2 構文

stopSpacesCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [sesSchema, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

sesUrl Oracle SES管理APIのWebサービスURL。次の形式を使用します。
http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。
host WebCenter Portalを実行しているマシンのホスト名。
port WebCenter Portalにアクセスするために使用されるポート番号。
sesSchema オプション。Oracle SES管理ユーザーのユーザー名。デフォルト値はeqsysです。
server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.21.10.3

次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/portalにあるWebCenter Portalに対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているSpacesクローラを停止します。

stopSpacesCrawler(appName='webcenter',sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesSchema='eqsys', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

10.21.11 stopDocumentsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.21.11.1 説明

Oracle SESインスタンス上で指定したアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラを停止します。

10.21.11.2 構文

stopDocumentsCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [sesSchema, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

sesUrl Oracle SES管理APIのWebサービスURL。次の形式を使用します。
http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。
host アプリケーションを実行しているマシンのホスト名。
port アプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。
sesSchema オプション。Oracle SES管理ユーザーのユーザー名。デフォルト値はeqsysです。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.21.11.3

次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/portalにあるWebCenter Portalに対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているドキュメント・クローラを停止します。

stopDocumentsCrawler(appName='webcenter',sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesSchema='eqsys', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

10.21.12 stopDiscussionsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.21.12.1 説明

Oracle SESインスタンス上で指定したアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを停止します。

10.21.12.2 構文

stopDiscussionsCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [sesSchema, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

sesUrl Oracle SES管理APIのWebサービスURL。次の形式を使用します。
http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。
host アプリケーションを実行しているマシンのホスト名。
port アプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。
sesSchema オプション。Oracle SES管理ユーザーのユーザー名。デフォルト値はeqsysです。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.21.12.3

次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/portalにあるWebCenter Portalに対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを停止します。

stopDiscussionsCrawler(appName='webcenter',sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesSchema='eqsys', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

10.21.13 deleteSpacesCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.21.13.1 説明

Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalに対して構成されているSpacesクローラを削除します。

10.21.13.2 構文

deleteSpacesCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port,[sesSchema, server,applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

sesUrl Oracle SES管理APIのWebサービスURL。次の形式を使用します。
http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。
host WebCenter Portalを実行しているマシンのホスト名。
port WebCenter Portalにアクセスするために使用されるポート番号。
sesSchema オプション。Oracle SES管理ユーザーのユーザー名。デフォルト値はeqsysです。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.21.13.3

次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/portalにあるwebcenterというWebCenter Portalに対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているSpacesクローラを削除します。

deleteSpacesCrawler(appName='webcenter',sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService',  sesSchema='eqsys', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

10.21.14 deleteDocumentsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.21.14.1 説明

Oracle SESインスタンス上で指定したアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラを削除します。

10.21.14.2 構文

deleteDocumentsCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [sesSchema, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

sesUrl Oracle SES管理APIのWebサービスURL。次の形式を使用します。
http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。
host アプリケーションを実行しているマシンのホスト名。
port アプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。
sesSchema オプション。Oracle SES管理ユーザーのユーザー名。デフォルト値はeqsysです。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.21.14.3

次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/portalにあるWebCenter Portalに対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているドキュメント・クローラを削除します。

deleteDocumentsCrawler(appName='webcenter',sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesSchema='eqsys', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

10.21.15 deleteDiscussionsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.21.15.1 説明

Oracle SESインスタンス上で指定したアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを削除します。

10.21.15.2 構文

deleteDiscussionsCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port,  [server],
[applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

sesUrl Oracle SES管理APIのWebサービスURL。次の形式を使用します。
http://host:port/search/api/admin/AdminService
sesPassword Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。
host アプリケーションを実行しているマシンのホスト名。
port アプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。
sesSchema オプション。Oracle SES管理ユーザーのユーザー名。デフォルト値はeqsysです。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.21.15.3

次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/portalにあるWebCenter Portalに対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを削除します。

deleteDiscussionsCrawler(appName='webcenter',sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesSchema='eqsys', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888')

10.22 検索 - WebCenter Portal検索

表10-31に示すコマンドを使用して、WebCenter PortalおよびPortal Frameworkアプリケーション用の検索設定とクロール・オプションを管理します。

これらのWLSTコマンドを使用して行った構成変更は、ただちに有効になります。再起動は不要です。

表10-31 WebCenter Portal検索WLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

setSearchConfig


指定されたアプリケーションの検索設定を変更します。

オンライン

listSearchConfig


指定されたアプリケーションの検索プロパティを一覧表示します。

オンライン

setSpacesCrawlProperties

指定されたアプリケーションのクロール・プロパティを指定します。

オンライン

getSpacesCrawlProperties

指定されたアプリケーションの現在のクロール設定を返します。

オンライン


10.22.1 setSearchConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.22.1.1 説明

指定されたアプリケーションの検索設定を変更します。パラメータを指定しない場合、検索設定は変更されません。

10.22.1.2 構文

setSearchConfig(appName,[numSavedSearches, numResultsRegion, numResultsMain, executionTimeout, prepareTimeout, showAllExecutionTimeout, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

numSavedSearches
オプション。保存済検索項目のドロップ・ダウン(メイン検索ページ)に表示する保存済検索項目数を示します。
numResultsRegion
オプション。保存済検索タスク・フローに表示される保存済検索項目数を示します。
numResultsMain
オプション。メイン検索ページから提出された検索項目に対して、ツールまたはサービスごとに表示される検索結果の数を示します。
executionTimeout
オプション。ツールまたはサービスで検索を許可されている最大時間(ミリ秒単位)を示します。この引数の値は、有効な値である必要があります。
prepareTimeout
オプション。ツールまたはサービスで検索の初期化を許可されている最大時間(ミリ秒単位)を示します。この引数の値は、有効な値である必要があります。
showAllExecutionTimeout
オプション。ツールまたはサービスで検索結果の表示を許可されている最大時間(ミリ秒単位)を示します。この引数の値は、有効な値である必要があります。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.22.1.3

次の例では、保存済の検索には、ツールまたはサービスごとに5個の検索結果が表示されることを示します。また、検索を行うために必要なタイムアウト時間は、7秒です。

wls:/weblogic/serverConfig>setSearchConfig(appName='webcenter', 
numResultsRegion=5, executionTimeout=7000);

次の例では、保存済検索ドロップダウン・リストの保存済検索の数値を8に増やします。

wls:/weblogic/serverConfig>setSearchConfig(appName='webcenter', numSavedSearches=8);

次の例は、検索を実行するタイムアウトを5秒に設定し、各ツールまたはサービスで、タイムアウト前に15秒まで検索結果を表示できます。

wls:/weblogic/serverConfig>setSearchConfig(appName='webcenter', executionTimeout=5000, showAllExecutionTimeout=15000);

10.22.2 listSearchConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.22.2.1 説明

指定されたアプリケーションの検索設定を一覧表示します。

10.22.2.2 構文

listSearchConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.22.2.3

次の例では、WebCenter Portalの検索構成情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listSearchConfig(appName='webcenter')

10.22.3 setSpacesCrawlProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.22.3.1 説明

WebCenter PortalまたはPortal FrameworkアプリケーションのOracle SESクロール・プロパティを指定します。

WebCenter PortalおよびPortal FrameworkアプリケーションをOracle SESがクロールすることにより、WebCenter Portalオブジェクト(具体的にはポータル、リスト、ページ、ピープル(プロファイル)、Wiki、ブログ、ドキュメント、ディスカッションおよびお知らせ)にわたる、より高度に統合された、より高速な検索エクスペリエンスを実現できます。これは、次の3種類のクローラによって可能になります。

  • Spacesクローラ(ポータル、リスト、ページおよびピープル用)

  • ドキュメント・クローラ(ドキュメント、Wiki、ブログ用)

  • ディスカッション・クローラ(ディスカッションとお知らせ用)

このコマンドを使用して、次のアプリケーションのOracle SESクローラを有効または無効にします。

  • WebCenter Portal - WebCenter PortalでOracle SESクローラを使用するには、3つのクローラをすべて有効にする必要があります

  • Portal Frameworkアプリケーション - Portal FrameworkアプリケーションでOracle SESクローラを使用するには、ドキュメントとディスカッションの両方のクローラを有効にする必要があります。Spacesクローラは該当しません。

(WebCenter Portalのみ)このコマンドを使用して、Spacesクローラに対してフル・クロールを実行する間隔を指定することもできます。フル・クロール中に、Spacesクローラのコンテンツがすべて再読取りされます。初期の設定では、Spacesクローラのフル・クロールは7日間ごとに実行されますが、ご使用のインストールに合せて異なる頻度を指定できます。

3種類のすべてのクローラにおいて、増分クロールは、Oracle SESから実行されるスケジューラ主導になります。これらの増分クロール中は、前回のクロール以降に追加または更新されたコンテンツのみが処理されます。

10.22.3.2 構文

setSpacesCrawlProperties(appName, [fullCrawlIntervalInHours, spacesCrawlEnabled, documentCrawlEnabled, discussionsCrawlEnabled, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

fullCrawlIntervalInHours
オプション。(WebCenter Portalのみ)フル・クロール間の時間数。デフォルトは168時間、つまり7日間です。
spacesCrawlEnabled
オプション。SpacesクローラをOracle SESで有効化するかどうかを指定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは、0です。

0に設定した場合、Oracle WebCenter Portalの内部検索アダプタが検索結果を返します。

documentCrawlEnabled
オプション。ドキュメント・クローラをOracle SESで有効にするかどうかを指定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは、0です。

0に設定した場合、Oracle WebCenter Portalの内部検索アダプタが検索結果を返します。

discussionsCrawlEnabled
オプション。ディスカッション・クローラとお知らせクローラをOracle SESで有効にするかどうかを指定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは、0です。

0に設定した場合、Oracle WebCenter Portalの内部検索アダプタが検索結果を返します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.22.3.3

次の例では、WebCenter PortalにおけるOracle SESクローラを有効にし、WebCenter PortalがSpacesクローラを使用したフル・クロールを8日ごとに実行するように指定します。

wls:/weblogic/serverConfig>setSpacesCrawlProperties(appName='webcenter', fullCrawlIntervalInHours=192, spacesCrawlEnabled=1, documentCrawlEnabled=1, discussionsCrawlEnabled=1)

10.22.4 getSpacesCrawlProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.22.4.1 説明

フル・クロール間の時間数(Spacesクローラ)、Oracle SESクローラが有効かどうかなど、指定されたアプリケーションの現在のクロール設定を返します。

10.22.4.2 構文

getSpacesCrawlProperties(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.22.4.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)の現在のクロール設定を返します。

wls:/weblogic/serverConfig>getSpacesCrawlProperties(appName='webcenter')

Spaces Crawl Properties:
-----------------
fullCrawlIntervalInHours: 124
spacesCrawlEnabled:       1
documentCrawlEnabled:     1
discussionsCrawlEnabled:  1

10.23 ワークリスト

表10-32に示すコマンドを使用して、アプリケーションのBPELサーバー接続を管理します。

これらのWLSTコマンドを使用して設定に対して行った変更は、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。

表10-32 ワークリスト・コマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

createBPELConnection


指定されたアプリケーションのBPELサーバーへの接続を作成します。

オンライン

setBPELConnection


既存のBPELサーバー接続を編集します。

オンライン

listBPELConnections


指定したアプリケーションに対して構成されているすべてのBPELサーバー接続を一覧表示します。

オンライン

addWorklistConnection


ワークリストに対する既存のBPELサーバー接続を有効にします。

オンライン

removeWorklistConnection


現在、ワークリストで使用中のBPELサーバー接続を無効にします。

オンライン

listWorklistConnections


ワークリストに対して構成されている個々またはすべてのBPELサーバー接続を一覧表示します。

オンライン


10.23.1 createBPELConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.23.1.1 説明

指定されたアプリケーションのBPELサーバーへの接続を作成します。BPELサーバー接続は、ワークリストおよびWebCenter Portalの内部ポータル・ワークフローによる使用が可能です。

新しいBPELサーバー接続をアクティブに使用できるように、ワークリストを構成するには、addWorklistConnectionコマンドを使用します。10.23.4項「addWorklistConnection」を参照してください。

WebCenter Portalがその内部ワークフローのために使用するBPELサーバー接続を指定するには、setSpacesWorkflowConnectionNameコマンドを使用します。10.24.2項「setSpacesWorkflowConnectionName」を参照してください。

10.23.1.2 構文

createBPELConnection(appName, name, url, [policy, recipientKeyAlias, linkUrl, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
接続の名前を示します。名前は、アプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。
url
BPELサーバーにアクセスするために必要なURLを示します。

protocol://host:portの形式を使用します。

BPELサーバーのURLは、アプリケーション内で一意である必要があります。

policy
オプション。この接続は、認証のために使用するSAMLトークン・ポリシーを示します。任意の有効なポリシーを入力します。有効な値は次のとおりです:
  • oracle/wss10_saml_token_client_policy - デフォルトのメッセージ保護されていないポリシーでBPELサーバーにアクセスする場合に使用します。

  • oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_policy - メッセージ保護されたポリシーでBPELサーバーにアクセスする場合に使用します。選択した場合は、アプリケーションとBPELアプリケーションの両方にキーストアを構成する必要があります。

  • GPA - グローバル・ポリシー・アタッチメント(GPA)がサポートされている環境の場合に使用します。

この引数を指定しない場合、接続はデフォルトでoracle/wss10_saml_token_client_policyになります。

recipientKeyAlias
オプション。メッセージ保護SAMLポリシー認証に使用される受信者キー別名。BPELサーバー接続が認証用にSAMLトークン・ポリシーを使用しており、アプリケーションのワークリストが複数のBPELサーバー接続を使用している場合にのみ必要です。

デフォルトは、nullです。

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のWS-Securityの構成に関する項も参照してください。

linkUrl
オプション。BPELサーバーにリンクするために使用されるURL。url引数と異なる場合にのみ必要です。たとえば、SSOまたはHTTPSが構成されている場合です。

protocol://host:portの形式を使用します。

デフォルトは、nullです。

パフォーマンス上の理由から、HTTPSまたはSSO環境では、linkUrlには、HTTPSまたはSSO Webサーバーを介したBPELワークリスト・アイテムへのユーザー・アクセスを指定し、urlには、HTTPSまたはSSO Webサーバーを介したリダイレクションを使用しないBPEL Webサービスへの直接アクセスを指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.23.1.3

次の例では、デフォルト・セキュリティ・ポリシーを使用するWebCenter Worklistという名前の接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createBPELConnection(appName='webcenter', 
name='WebCenter Worklist', url='http://myhost.com:8001', 
policy='oracle/wss10_saml_token_client_policy)

次の例では、メッセージ保護されたセキュリティ・ポリシーを使用する接続を作成し、特定のリンクURLを定義します。

wls:/weblogic/serverConfig> createBPELConnection(appName='webcenter', 
name='WebCenter Worklist',url='http://myhost.com:8001', policy='oracle/wss10_
saml_token_with_message_protection_client_policy', recipientKeyAlias='myalias', linkUrl='http://mySSO.com:7777')

次の例では、グローバル・ポリシー・アタッチメント(GPA)をサポートする環境で使用される接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createBPELConnection(appName='webcenter', 
name='WebCenter Worklist', url='http://myhost.com:8001', policy='GPA')

10.23.2 setBPELConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.23.2.1 説明

既存のBPELサーバー接続を編集します。

既存のBPELサーバー接続をアクティブに使用できるように、ワークリストを構成するには、addWorklistConnectionコマンドを使用します。10.23.4項「addWorklistConnection」を参照してください。

WebCenter Portalの内部ワークフローに対して使用されるBPELサーバー接続を指定するには、setSpacesWorkflowConnectionNameコマンドを使用します。10.24.2項「setSpacesWorkflowConnectionName」を参照してください。

10.23.2.2 構文

setBPELConnection(appName, name, [url, policy, recipientKeyAlias, linkUrl, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のBPELサーバー接続の名前を示します。
url
オプション。BPELサーバーにアクセスするために必要なURLを示します。

使用するフォーマットは、<protocol>://<host>:<port>です。

BPELサーバーのURLは、アプリケーション内で一意である必要があります。

policy
オプション。この接続は、認証のために使用するSAMLトークン・ポリシーを示します。任意の有効なポリシーを入力します。有効な値は次のとおりです:
  • oracle/wss10_saml_token_client_policy - デフォルトのメッセージ保護されていないポリシーでBPELサーバーにアクセスする場合に使用します。

  • oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_policy - メッセージ保護されたポリシーでBPELサーバーにアクセスする場合に使用します。選択した場合は、アプリケーションとBPELアプリケーションの両方にキーストアを構成する必要があります。

  • GPA - グローバル・ポリシー・アタッチメント(GPA)がサポートされている環境の場合に使用します。

この引数を指定しない場合、接続はデフォルトでoracle/wss10_saml_token_client_policyになります。

recipientKeyAlias
オプション。メッセージ保護SAMLポリシー認証に使用される受信者キー別名。BPELサーバー接続が認証用にSAMLトークン・ポリシーを使用しており、アプリケーションのワークリストが複数のBPELサーバー接続を使用している場合にのみ必要です。

デフォルトは、nullです。

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理のWS-Securityの構成に関する項も参照してください。

linkUrl
オプション。BPELサーバーにリンクするために使用されるURL。url引数と異なる場合にのみ必要です。たとえば、SSOまたはHTTPSが構成されている場合です。protocol://host:portの形式を使用します。

たとえば、http://mySSO.host.com:7777です。

デフォルトは、nullです。

パフォーマンス上の理由から、HTTPSまたはSSO環境では、Link URLには、HTTPSまたはSSO Webサーバーを介したBPELワークリスト・アイテムへのユーザー・アクセスを指定し、BPEL SOAP URLには、HTTPSまたはSSO Webサーバーを介したリダイレクションを使用しないBPEL Webサービスへの直接アクセスを指定します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.23.2.3

次の例では、WebCenter Worklistという名前の接続のBPELサーバーURL、セキュリティ・ポリシー、受信者キー別名およびリンクURLを更新します。

wls:/weblogic/serverConfig> setBPELConnection(appName='webcenter', 
name='WebCenter Worklist',url='http://myhost.com:6666', policy='oracle/wss10_
saml_token_with_message_protection_client_policy', recipientKeyAlias='myalias', linkUrl='http://mySSO.com:7777')

次の例では、グローバル・ポリシー・アタッチメント(GPA)を使用するようにセキュリティ・ポリシーを変更します。

wls:/weblogic/serverConfig> setBPELConnection(appName='webcenter', 
name='WebCenter Worklist', policy='GPA')

10.23.3 listBPELConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.23.3.1 説明

このコマンドは、引数を指定せずに使用すると、指定されたアプリケーションに対して構成したすべてのBPEL接続が指定されます。現在、接続を使用していない場合も、すべてのBPEL接続が指定されます。

10.23.3.2 構文

listBPELConnections(appName, [verbose, name, server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

verbose
オプション。BPELサーバー接続の詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listBPELConnectionsによって、構成されているすべてのBPELサーバー接続およびそれらの詳細が一覧表示されます。

0に設定した場合、listBPELConnectionsによって、接続名のみ一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0です。

この引数を0に設定した場合、name引数を指定しないでください。

name
オプション。既存のBPELサーバー接続の名前を示します。この引数を使用して、特定の接続の詳細情報を表示できます。

すべての接続を表示するには、name引数を省略します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.23.3.3

次の例では、WebCenter Portalに対して構成されているすべてのBPELサーバー接続の名前を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listBPELConnections(appName='webcenter')
  ------------------
  WebCenter Worklist
  ------------------
  ------------------
  Human Resources Worklist
  ------------------

次の例では、WebCenter Portalに対して構成されているすべてのBPELサーバー接続の名前および詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listBPELConnections(appName='webcenter', verbose=1)        
  ------------------
  WebCenter Worklist
  ------------------
  Connection Name: WebCenter Worklist
  PolicyURI:oracle/wss10_saml_token_client_policy
  URL:http://myhost.com:8001
  ------------------
  Human Resources Worklist
  ------------------
  Connection Name: Human Resources Worklist
  PolicyURI:oracle/wss10_saml_token_client_policy
  URL:http://myhost.com:8888
  ------------------

10.23.4 addWorklistConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.23.4.1 説明

ワークリストに対する既存のBPELサーバー接続を有効にします。ワークリストは、複数の接続をサポートしているので、ユーザーは様々なBPELサーバーからの割当ておよび通知を監視および管理できます。

名前には、既存のBPELサーバー接続を指定する必要があります。

10.23.4.2 構文

addWorklistConnection(appName, name,[verbose, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のBPELサーバー接続の名前を示します。
verbose
オプション。一致するBPELサーバー接続が存在するかどうかを示す出力を表示し、接続に関する詳細情報を提供します。

1に設定すると、冗長モードがオンになります。

0に設定すると、冗長モードがオフになります。

この引数のデフォルトは、0です。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.23.4.3

次の例では、WebCenter Portal内のワークリストに対して、Human Resources Worklist接続を有効にします。

wls:/weblogic/serverConfig>addWorklistConnection(appName='webcenter', 
name='Human Resources Worklist', verbose=1)
  Human Resources Worklist successfully added to WorkList
  ------------------
  Human Resources Worklist
  ------------------
  Connection Name: Human Resources Worklist
  PolicyURI:oracle/wss10_saml_token_client_policy
  URL:http://myhost.com:8888

次の例でも、WebCenter Portal内のワークリストに対して、Human Resources Worklist接続を有効にします。

wls:/weblogic/serverConfig> addWorklistConnection(appName='webcenter', 
name='Human Resources Worklist', verbose=1)
  Human Resources Worklist successfully added to WorkList
  ------------------
  Human Resources Worklist
  ------------------
  Connection Name: Human Resources Worklist
  PolicyURI:oracle/oracle/wss10_saml_token_client_policy
  URL:http://myhost.com:8888

10.23.5 removeWorklistConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.23.5.1 説明

現在、ワークリストで使用中のBPELサーバー接続を無効にします。接続の詳細は保持されますが、指定された接続はワークリストによって使用されなくなります。

10.23.5.2 構文

removeWorklistConnection(appName, name, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

name
既存のBPELサーバー接続の名前を示します。
server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.23.5.3

次の例では、WebCenter Portal内のワークリストに対して、WebCenter Worklistという名前のBPELサーバー接続を無効にします。

wls:/weblogic/serverConfig> removeWorklistConnection(appName='webcenter', 
name='WebCenter Worklist')
  WebCenter Worklist successfully removed from WorkList

10.23.6 listWorklistConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.23.6.1 説明

このコマンドは、引数を指定せずに使用すると、指定されたアプリケーション内のワークリストに対して構成されているすべてのBPELサーバー接続が一覧表示されます。

10.23.6.2 構文

listWorklistConnections(appName, [verbose, name, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

Portal Frameworkアプリケーションの場合、適切な名前を指定します。

verbose
オプション。BPELサーバー接続の詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定した場合、listWorklistConnectionsによって、ワークリストに対して構成されているBPELサーバーのすべての接続およびその詳細が一覧表示されます。

0に設定した場合、listWorklistConnectionsによって、接続名のみ一覧表示されます。

この引数のデフォルトは、0です。

この引数を0に設定した場合、name引数を指定しないでください。

name
オプション。既存のBPELサーバー接続の名前を示します。この引数を使用して、特定の接続の詳細情報を表示できます。

すべての接続を表示するには、name引数を省略します。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.23.6.3

次の例では、WebCenter Portal内のワークリストに対して構成されているすべてのBPELサーバー接続の名前を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listWorklistConnections(appName='webcenter')
  ------------------
  WebCenter Worklist
  ------------------

次の例では、WebCenter Portal内のワークリストに対して構成されているすべてのBPELサーバー接続の名前および接続詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listWorklistConnections(appName='webcenter', verbose=1)
  ------------------
  WebCenter Worklist
  ------------------
  Connection Name: WebCenter Worklist
  PolicyURI:oracle/wss10_saml_token_client_policy
  URL:http://myhost.com:8001

次の例は、MyWorklistという名前のBPELサーバー接続の詳細情報を表示します。現在、ワークリストはMyWorklistを使用するように構成されていないので、適当なメッセージが表示されます。

wls:/weblogic/serverConfig> listWorklistConnections(appName='webcenter', 
verbose=1, name='MyWorklist')
  ------------------
  The following connection is not in the ADF Worklist:MyWorklist

10.24 WebCenter Portal Application

表10-33に示すコマンドを使用して、初期状態のWebCenter Portalアプリケーションに対するワークフロー設定およびメタデータを管理します。

表10-33 WebCenter PortalアプリケーションのWLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

getSpacesWorkflowConnectionName

WebCenter Portalが内部ワークフローに対して使用しているBPELサーバー接続の名前を返します。

オンライン

setSpacesWorkflowConnectionName

WebCenter Portalワークフローに対して使用されるBPELサーバー接続を指定します。

オンライン

refreshGroupSpaceCache


個々のポータルのメタデータ(MDS内)およびポータル・セキュリティ・データを「WebCenterポータル・キャッシュ」に移行します。

オンライン

refreshSpaceTemplateCache


個々のポータル・テンプレートのメタデータ(MDS内)およびポータル・テンプレート・セキュリティ・データを「WebCenter Portalテンプレート・キャッシュ」に移行します。

オンライン


10.24.1 getSpacesWorkflowConnectionName

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.24.1.1 説明

WebCenter Portalが内部ワークフロー(ポータル・メンバーシップの通知、ポータル・サブスクリプションの要求など)に対して使用しているBPELサーバー接続の名前を返します。

10.24.1.2 構文

getSpacesWorkflowConnectionName(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.24.1.3

次の例では、WebCenter Portalが内部ワークフローに対して現在使用しているBPELサーバー接続の名前を示します。

wls:/weblogic/serverConfig> getSpacesWorkflowConnectionName(appName='webcenter')
WorkflowConfigConnectionName: WebCenter-Worklist

10.24.2 setSpacesWorkflowConnectionName

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.24.2.1 説明

WebCenter Portalが内部ワークフローに対して使用しているBPELサーバー接続を指定します。WebCenter Portalでは、内部ワークフロー(ポータル・メンバーシップの通知、ポータル・サブスクリプションの要求など)をホストするためにOracle SOAスイートに含まれているBPELサーバーが使用されます。ここで指定された接続の名前は、有効なBPELサーバー接続である必要があります。


注意:

このWLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter Portalがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理を参照してください。

10.24.2.2 構文

setSpacesWorkflowConnectionName(appName, name, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

name
既存のBPELサーバー接続の名前を示します。
server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.24.2.3

次の例では、WebCenter Portalが、その内部ワークフローのためにWebCenter-Worklistという名前のBPELサーバー接続を使用することを指定します。

wls:/weblogic/serverConfig>setSpacesWorkflowConnectionName(appName='webcenter', 
name='WebCenter-Worklist')

10.24.3 refreshGroupSpaceCache

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.24.3.1 説明

(パッチを適用してWebCenter Spaces 11.1.1.1.0を11.1.1.2.0にする際に使用します)。

個々のスペースのメタデータ(MDS内)およびスペース・セキュリティ・データ(ポリシー・ストア内)をSpacesキャッシュに移行します。

WebCenter Spaces 11.1.1.2.0以上では、スペース・メタデータおよびセキュリティ関連データを格納するために表(Spacesキャッシュと呼ぶ)を使用します。パッチを適用してWebCenter Spaces 11.1.1.1.0を11.1.1.2.0にする際は、手動でrefreshGroupSpaceCacheコマンドを実行し、既存のSpacesデータが新しいSpacesキャッシュに移行する必要があります。

10.24.3.2 構文

refreshGroupSpaceCache(appName, [spaceNames, syncMode, updateType, cleanCache, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portal (以前はSpacesと呼ばれていました)の場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

spaceNames
オプション。リフレッシュする1つ以上のスペース(グループ・スペース)の名前。

MDS内のすべてのスペースをリフレッシュするには、spaceNames= ''と入力します。

選択したスペースをリフレッシュするには、1つ以上のスペース名をカンマで区切って入力します。例: spaceNames='MyGroupSpace1,MyGroupSpace'

updateType
オプション。リフレッシュするデータのタイプを示します。有効な値は、securitymetadataallです。デフォルト値はsecurityです。
  • security: ポリシー・ストアに格納されているセキュリティ・データでキャッシュをリフレッシュします。格納されているセキュリティ・データには、そのスペースのメンバー・データ、スペースがパブリックかどうか、およびAuthenticated-Userロール(前のリリースでは、このロールはSpaces-Userという名前でした)を割り当てられているユーザーがスペースにアクセスできるかどうかが含まれます。

  • metadata: MDSに格納されているスペース関連メタデータでキャッシュをリフレッシュします。格納されるデータには、表示名、キーワード、アイコン、ロゴなどメタデータ情報が含まれます。

  • all: MDSおよびポリシー・ストアに格納されているデータでキャッシュをリフレッシュします。

syncMode
オプション。キャッシュを同期モードと非同期モードのいずれでリフレッシュするのかを示します。

有効な値は1および0です。デフォルト値は1です。

1に設定した場合、リフレッシュ・プロセスは同期モードで実行されます。

0に設定した場合、リフレッシュは非同期です。つまり、新しいスレッドがリフレッシュ・プロセスのために生成されます。

同期モードをお薦めします。

cleanCache オプション。リフレッシュ操作中に、MDSに存在していないデータをWebCenterポータル・キャッシュから削除するかどうかを示します。有効な値は1および0です。デフォルト値は0です。

0 - リフレッシュ操作中にWebCenterポータル・キャッシュ内のコンテンツはクリアされません。

1- MDSにスペースが存在しない場合、WebCenterポータル・キャッシュからスペース・データをクリアします。

- spaceNames=''の場合、キャッシュ内のデータはMDSのすべてのスペース用にリフレッシュされ、MDSにはない他のすべてのスペースのデータはキャッシュから削除されます。

- spaceNamesで1つ以上のスペース名が指定された場合、指定されたスペースのデータだけがキャッシュ内でリフレッシュされます。MDSに存在しないスペースを指定した場合、そのスペースのデータはキャッシュから削除されます。

すべてのスペースをリフレッシュする場合にのみ、cleanCache1に設定してください。cleanCache1に設定すると、リフレッシュされていないすべてのスペースが不必要に削除されるので、1つまたは2つの個別のスペースをリフレッシュする場合は、この設定にはしないでください。

server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.24.3.3

次の例では、同期モードですべてのスペース関連のメタデータ(MDS内)およびセキュリティ・データ(ポリシー・ストア内)を含めるようにキャッシュを更新します。

wls:/weblogic/serverConfig>refreshGroupSpaceCache(appName='webcenter',
spaceNames='', syncMode=1, updateType='all', cleanCache=0)
wls:/weblogic/serverConfig>refreshGroupSpaceCache(appName='webcenter')

次の例では、MyGroupSpace1MyGroupSpace2という2つのグループ・スペースのスペース関連のメタデータ(MDS内)およびセキュリティ・データ(ポリシー・ストア内)を含めるようにSpacesキャッシュを更新します。キャッシュは同期モードでリフレッシュされます。

wls:/weblogic/serverConfig>refreshGroupSpaceCache(appName='webcenter',
spaceNames='MyGroupSpace1,MyGroupSpace2')

10.24.4 refreshSpaceTemplateCache

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.24.4.1 説明

個々のスペース・テンプレートのメタデータ(MDS内)およびテンプレート・セキュリティ・データ(ポリシー・ストア内)をスペース・テンプレート・キャッシュに移行します。

WebCenter Spaces 11.1.1.2.0 (以上)では、スペース・テンプレート・メタデータおよびセキュリティ関連データを格納するために表(スペース・テンプレート・キャッシュと呼ぶ)を使用します。パッチを適用してWebCenter Spaces 11.1.1.1.0を11.1.1.2.0にする場合、refreshSpaceTemplateCacheコマンドを実行して、既存のすべてのテンプレート・データを新しいスペース・テンプレート・キャッシュに移行する必要があります。

10.24.4.2 構文

refreshSpaceTemplateCache(appName, [spaceTemplateNames, syncMode, updateType, cleanCache, server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portal (以前はSpacesと呼ばれていました)の場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

spaceNames
オプション。リフレッシュする1つ以上のスペース・テンプレートの名前。

MDS内のすべてのスペース・テンプレートをリフレッシュするには、spaceTemplateNames= ''と入力します。

選択したスペース・テンプレートをリフレッシュするには、1つ以上のテンプレート名をカンマで区切って入力します。例: spaceNames='MySpaceTemplate1,MySpaceTemplate'

updateType
オプション。リフレッシュするデータのタイプを示します。有効な値は、securitymetadataallです。デフォルト値はsecurityです。
  • security: ポリシー・ストアに格納されているセキュリティ・データでキャッシュをリフレッシュします。格納されているセキュリティ・データには、そのスペース・テンプレートのメンバー・データ、スペース・テンプレートがパブリックかどうか、およびAuthenticated-Userロール(前のリリースでは、このロールはSpaces-Userという名前でした)を割り当てられているユーザーがスペース・テンプレートにアクセスできるかどうかが含まれます。

  • metadata: MDSに格納されているスペース・テンプレート関連メタデータでキャッシュをリフレッシュします。格納されるデータには、表示名、キーワード、アイコン、ロゴなどメタデータ情報が含まれます。

  • all: MDSおよびポリシー・ストアに格納されているデータでスペース・テンプレート・キャッシュをリフレッシュします。

syncMode
オプション。キャッシュを同期モードと非同期モードのいずれでリフレッシュするのかを示します。

有効な値は1および0です。デフォルト値は1です。

1に設定した場合、リフレッシュ・プロセスは同期モードで実行されます。

0に設定した場合、リフレッシュは非同期です。つまり、新しいスレッドがリフレッシュ・プロセスのために生成されます。

同期モードをお薦めします。

cleanCache オプション。リフレッシュ操作中に、MDSに存在していないデータをWebCenterポータル・キャッシュから削除するかどうかを示します。有効な値は1および0です。デフォルト値は0です。

0 - リフレッシュ操作中にWebCenterポータル・キャッシュ内のコンテンツはクリアされません。

パッチを適用して11.1.1.1.0を11.1.1.2.0にするときは、常にこの値を0に設定してください。

1 - MDSにスペース・テンプレートが存在しない場合、WebCenterポータル・キャッシュからスペース・テンプレート・データをクリアします。

- spaceTemplateNames=''の場合、キャッシュ内のデータはMDSのすべてのテンプレート用にリフレッシュされ、MDSにはない他のスペース・テンプレートのデータはキャッシュから削除されます。

- spaceTemplateNamesで1つ以上のテンプレート名が指定された場合、指定されたテンプレートのデータだけがキャッシュ内でリフレッシュされます。MDSに存在しないスペース・テンプレートを指定した場合、そのスペース・テンプレートのデータはキャッシュから削除されます。

WebCenter Spacesアプリケーション全体をアーカイブからインポートして、既存のWebCenterポータル・キャッシュを上書きまたはクリアする場合にのみ、cleanCache1に設定してください。

server
オプション。WebCenter Portalのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.24.4.3

次の例では、同期モードですべてのスペース・テンプレート関連のメタデータ(MDS内)およびセキュリティ・データ(ポリシー・ストア内)を含めるようにキャッシュを更新します。

wls:/weblogic/serverConfig>refreshSpaceTemplateCache(appName='webcenter',
spaceTemplateNames='', syncMode=1, updateType='all', cleanCache=0)
wls:/weblogic/serverConfig>refreshSpaceTemplateCache(appName='webcenter')

次の例では、MySpaceTemplate1MySpaceTemplate2という2つのスペース・テンプレートのスペース・テンプレート関連のメタデータ(MDS内)およびセキュリティ・データ(ポリシー・ストア内)を含めるようにスペース・テンプレート・キャッシュを更新します。キャッシュは同期モードでリフレッシュされます。

wls:/weblogic/serverConfig>refreshSpaceTemplateCache(appName='webcenter',
spaceNames='MySpaceTemplate1,MySpaceTemplate2')

10.25 アップグレード

表10-34に示すコマンドを使用して、前のOracle WebCenter Portalリリースからアップグレードします。

Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite、WebCenter PortalおよびADFアップグレード・ガイドも参照してください。

表10-34 Oracle WebCenter PortalのアップグレードWLSTコマンド

このコマンドを使用します... 次を行うには... WLSTの使用...

upgradeWebCenterDomain

Oracle WebCenter Portalドメインをアップグレードします。

オフライン

upgradeWebCenterPermissions

WebCenter Portalパーミッションをアップグレードします。

オンライン

upgradeWebCenterApplication

WebCenter PortalまたはPortal Frameworkアプリケーションをアップグレードします。

オンライン


10.25.1 upgradeWebCenterDomain

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オフライン

10.25.1.1 説明

Oracle WebCenter Portalドメインを、11.1.1.2.0または11.1.1.3.0から11.1.1.4.0にアップグレードします

10.25.1.2 構文

upgradeWebCenterDomain(domainDirName, [oracleHome, upgradeCustomSpaces])
引数 定義
domainDirName
ドメインのホーム・ディレクトリのフル・パス。

たとえば、/home/Oracle/Domains/wc_domainです。

oracleHome
オプション。Oracle WebCenter PortalのOracleホーム・ディレクトリのパス。

たとえば、/home/Oracle/Middleware/Oracle_WCです。

upgradeCustomSpaces
オプション。custom.webcenter.spaces共有ライブラリをアップグレードするかどうかを決定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

Spacesアプリケーション(WebCenter Portalの以前の名前)をカスタマイズしており、アップグレードするときにそのカスタマイズを組み込む場合は、1に設定します。

デフォルト値は0です。


10.25.1.3

次の例では、base_domainという名前のOracle WebCenter Portalドメインをアップグレードします。

wls:/weblogic/serverConfig> upgradeWebCenterDomain(domainDirName='/mw_home/user_project/domains/base_domain');

10.25.2 upgradeWebCenterPermissions

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.25.2.1 説明

WebCenter Portal (以前はWebCenter Spacesとして知られていました)の権限をアップグレードします。

このコマンドは、WebCenter Portal 11.1.1.4.0以降に必要な追加のアプリケーション・ロールを作成し、いくつかの追加の権限を付与します。

10.25.2.2 構文

upgradeWebCenterPermissions()

10.25.2.3

次の例では、WebCenter Portalの権限をアップグレードします。

wls:/weblogic/serverConfig> upgradeWebCenterPermissions();

10.25.3 upgradeWebCenterApplication

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTでの使用: オンライン

10.25.3.1 説明

WebCenter Portal (以前はWebCenter Spacesとして知られていました)を11.1.1.2.0または11.1.1.3.0から11.1.1.4.0にアップグレードします。

10.25.3.2 構文

upgradeWebCenterApplication(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName
この操作を実行するアプリケーションの名前。

WebCenter Portalの場合、アプリケーション名は常にwebcenterです。

server
オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion
オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。

10.25.3.3

次の例では、WebCenter Portal (webcenter)をアップグレードします。

wls:/weblogic/serverConfig> upgradeWebCenterApplication(appName='webcenter');