バッチ休暇欠勤プロセス

グローバル ペイロール プロセス (GP_PAYE) 内の 2 つのバッチ プログラムは、休暇欠勤エントリの計算と給与計算の入力データの作成を行います。これらのプログラムは、休暇付与プロセスと休暇取得プロセスと呼ばれます。それぞれについて別々のプロセス リストを作成することも、1 つのプロセス リストを使用することもできます。プロセスの実行時にカレンダーにより呼び出された休暇欠勤プロセス リストに含まれる休暇付与および休暇取得エレメントが、他のエレメントと同じように処理されます。

注: 休暇欠勤ごとに休暇付与エレメントを変換するために、休暇付与プロセスを個別に実行する必要はありません。これらのエレメントは、休暇取得プロセスを実行したときにのみ変換されます。

処理機能には、次のものがあります。

  • 処理期間。

    休暇欠勤期間は、支給期間と同じでも異なっていてもかまいません。たとえば、1 月の休暇欠勤は、1 月または 2 月のどちらにでも支給できます。休暇欠勤処理ごとに、ターゲットの支給カレンダーを指定します。

  • 複数の休暇取得プロセス。

    複数の休暇取得プロセスで同じ支給カレンダーをターゲット カレンダーとして共有できます。こうすることにより、たとえば 1 月に取得した休暇と 2 月に取得した病欠の両方を 2 月に支給することが可能になります。そのためには、休暇欠勤プロセス リストを 2 つ (一方は休暇用、もう一方は病欠用) 作成し、それぞれのプロセス リストを別々の休暇欠勤カレンダーに関連付けます。そして、それぞれの休暇欠勤カレンダーで同じ支給カレンダーをターゲット カレンダーとして選択します。

  • 休暇付与プロセスと休暇取得プロセスの連結。

    休暇付与プロセスと休暇取得プロセスを同時に実行することも、別々に実行することも可能です。

  • 処理の順序。

    休暇欠勤取得は、プロセス リストの順序に従うか、または日付順に処理できます。休暇欠勤を日付順に処理するには、休暇取得エレメントをプロセス リストの休暇欠勤取得セクションに含めます。