アプリケーションとリスト セットについて
アプリケーション定義とリスト セットは連携して機能するため、以下について表示方法を設定することができます。
処理結果 - 管理ビュー
レポート
プロセス
アプリケーション定義とは上位レベルの設定グループのことで、さまざまなエレメント レベル (リスト セット、エレメント グループ、エレメントなど) で必要とされるフィールド タイプやフィールド値を定義できます。リスト セットを新規作成する際には、アプリケーションを指定する画面が表示されます。この画面で選択したアプリケーション定義に基づいて、リスト セット定義ページがリフレッシュされ、使用可能なユーザー定義フィールドが表示されます。
リスト セットの定義により、エレメント グループや対応するエレメント属性を作成して、特定のアプリケーション (処理結果 - 管理ビュー、新規レポート、プロセスなど) に関連付けることができます。たとえば、独自のレポートを作成する場合には、給与計算結果からレポート データを抽出する支給、控除、累計のリストを作成できます。さらに、特定のエレメントを印刷する場合、または印刷しない場合の条件を指定することもできます。リスト セット機能では、ページやレコードを新規に作成することなくこうした設定を行うことが可能です。つまり、リスト セットを使用すると、以下の処理を行うことができます。
エレメント グループとアプリケーションの関連付け。
リスト セットに含めるエレメント グループの関連付け。
リスト セット、エレメント グループ、エレメントの各レベルでのアプリケーションに必要なユーザー定義の設定。
注: このトピックでは、標準で用意されている RSLT_ADM アプリケーションを使用した場合の画面表示を図で示しながら、アプリケーションとリスト セットの関係を説明します。RSLT_ADM アプリケーションは、処理結果 - 管理ビュー コンポーネントと連動して機能するようになっています。アプリケーションとリスト セットを定義してレポートやプロセスを管理するには、さまざまな方法を用いることができますが、ここではそのうちの 1 つの方法として RSLT_ADM アプリケーションについて説明します。
主なリスト セット コンポーネント
アプリケーション定義およびリスト セット機能は、主に以下の 3 つの構成要素から成っています。
エレメント グループ
エレメント グループとは、エレメントのリストです。給与管理者はエレメント グループを使用して、特定のアプリケーションまたは複数のアプリケーションに使用するエレメントのリストを作成できます。
アプリケーション定義
アプリケーション定義とは処理順序や印刷のオプションなどの属性セットのことで、給与管理者がリスト セット内のエレメントをアプリケーションで使用できるようにするために、そのエレメントに割り当てる必要がある属性を指定するのに使用されます。
リスト セット
リスト セットとは、アプリケーションの特定の属性をエレメント リストに関連付けるために、アプリケーション定義にリンクされたエレメント グループのセットのことです。給与管理者はリスト セットを使用して、エレメント グループをさらにグループ化し、エレメント、エレメント グループ、またはエレメント グループのセット全体に属性を割り当てます。リスト セットには、アプリケーションで使用できる全てのエレメントが含まれています。
アプリケーション定義とリスト セットの設定フロー
画像: アプリケーション定義とリスト セット設定の関係
次の図は、アプリケーション定義ページの設定によってリスト セット定義ページに表示されるフィールドがどのように決定されるかを示しています。

アプリケーションとリスト セットのユーザー定義の設定方法
アプリケーション定義を使用してリスト セットを設定するには、次の手順に従います。
アプリケーション定義ページを使用して、定義する必要がある属性を指定して、ラベルを付けます。属性は、リスト セット、エレメント グループ、エレメントの各レベルで定義できます。アプリケーション定義ページで設定した情報に基づいて、リストセット定義ページにデータがロードされます。
必要に応じて、属性値の定義 2 次ページを使用し、さらに属性値を指定します。
リスト セット定義ページを使用して、リスト セットに関連付けるさまざまなエレメント グループを指定し、それぞれのエレメント グループに属性値を指定します。アプリケーション定義ページでリスト セット レベルの属性を定義した場合、その属性はリスト セット定義ページに表示されます。また、新規のエレメント グループを作成していない場合は、リスト セット定義ページでも作成できます。
エレメント グループ属性 2 次ページを使用して、エレメント グループとエレメントの属性を確認または更新します。