一般会計インターフェイスについて

グローバール ペイロールと一般会計を統合する場合の主な作業は以下のとおりです。

  • インテグレーション設定:

    1. EnterpriseOne XPI ソフト コーディング/相互参照データベースにインテグレーション ポイントとコード相互参照を設定します。

    2. Enterprise データベースにインテグレーションを設定します。

    3. ターゲット製品の設定とターゲット システムの設定を確認します。

  • マスター データの初期ロード、設定およびマッピング:

    1. EnterpriseOne の会社を Enterprise ビジネス ユニット GL テーブルにロードします。

    2. 必要な場合は、一般会計勘定科目に使用されるセットID を定義します。

    3. 一般会計ビジネス ユニットを設定して、ターゲット システム、勘定科目セットID、仕訳テンプレートを入力します。

    4. 一般会計ビジネス ユニットを HR ビジネス ユニットにマッピングします。

    5. EnterpriseOne の勘定科目を Enterprise GL 勘定科目テーブルにロードします。

    6. EnterpriseOne のビジネス ユニットを Enterprise コスト センター テーブルにロードします。

    7. 一般会計ビジネス ユニットを設定し、清算勘定科目、仮計上勘定科目、デフォルト コスト センターを入力します。

    8. EnterpriseOne のマスター データを Enterprise グローバル ペイロールのデータにマッピングします。

  • EnterpriseOne のマスター データの変更による差分同期の実行。

    1. EnterpriseOne のマスター テーブルで追加、変更または削除が行われると、差分同期統合処理が自動的に起動します。

    2. EnterpriseOne の差分統合処理により Enterprise テーブルのデータが更新された場合は、グローバル ペイロールのユーザーは必要に応じてデータの設定とマッピングを更新する必要があります。

  • 定期トランザクション (一般会計への給与計算データの月次転記など):

    1. 必要に応じて、為替レートを同期させます。

    2. グローバル ペイロールによって会計行が処理され、EnterpriseOne ステージング テーブルに転記されます。

    3. EnterpriseOne で、トランザクションが確認され、取引明細テーブル (F0911) にロードされます。

    4. 必要に応じて、EnterpriseOne でデータのエラーが修正されたり、給与計算アプリケーションによって GL 処理のリセット、エラー修正、再処理、再転記が行われます。

    5. EnterpriseOne で、仕訳入力が勘定残高テーブル (F0902) に転記されます。

このトピックでは、Enterprise データベースで実行されるタスクについてのみ説明します。EnterpriseOne のドキュメンテーションでは、EnterpriseOne 側のインテグレーション設定と Enterprise データベースへの EnterpriseOne データのロードについて説明します。

『JD Edwards EnterpriseOne 8.12 Application Integrations with Oracle PeopleSoft Applications Implementation Guide』の「Setting Up the JD Edwards EnterpriseOne to PeopleSoft General Ledger Integration」を参照してください。