累計の調整

ページ名

定義名

用途

累計ページ

GP_ACM_USER_ADJ

最終決定されたカレンダー グループ内の指定の受給者について累計残高を調整します。

最終決定されたカレンダー グループ内の指定の受給者について、以下の操作ができます。

  • 累計結果の調整または結果への新しいインスタンスの追加。

  • 結果への新しい累計の挿入。

累計結果を調整する際は、計算の開始点としてロードされた累計を調整します。たとえば、3 月実行を最終決定し、3 月の年間累計に対して調整を行う必要があるとします。そして、この調整を行います。4 月実行を処理する際には、この調整と共に 3 月の年間残高を読み込み、累計の開始値として使用します。これとは対照的に、3 月を再計算させる遡及トリガ付きで 4 月を実行した場合、開始残高は 2 月からのもので、調整は無視されます。

累計ページ (GP_ACM_USER_ADJ) を使用して、最終決定されたカレンダー グループ内の指定の受給者について累計残高を調整します。

画像: 累計ページ

次の例では、累計ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

累計ページ

注: 最終決定されていないカレンダー グループ内の累計は調整できません。

累計

フィールドまたはコントロール

定義

累計

調整する累計を選択します。累計を選択すると、その名称がフィールドの右側に表示され、[インスタンス] グループ ボックスに結果テーブルからの情報が挿入されます。結果が返されない場合は、この従業員に指定された雇用レコードとカレンダーに対し、累計の残高記録がないことを意味します。

インスタンス

このグループ ボックスは、選択した雇用レコードとカレンダーに対し残高記録が存在する場合にそれを表示します。表示されるカレンダー ID の期間終了時点の結果テーブルに追加する新しいインスタンスを入力できます。

フィールドまたはコントロール

定義

開始日終了日

累計期間の開始日と終了日です。

ユーザー キー

累計に関連付けられるユーザー キーです。

このカレンダー ID の期間終了日時点の従業員 (および雇用レコード) の累計の値です。

累計雇用レコード番号

このフィールドは、受給者が複数の職務を持っている場合に役立ちます。累計値に関連する雇用レコード番号を特定します。

ある従業員 ID の全ての累計データは、セグメントからセグメントへ職務に関係なく渡されます。このため、特定の雇用レコード番号にアクセスし、その職務を処理した結果の累計値を表示または調整する際、受給者のその他の職務も同様に累計値を表示および調整できます。

例として、受給者が以下のように 2 つの職務を持っているとします。

  • 雇用レコード番号 = 0 (毎月 1000 の給与)。

  • 雇用レコード番号 = 1 (毎月 1100 の給与)。

また、雇用レコード番号が年間給与累計のキーであると仮定します。そして、1 月/職務 1 と 1 月/職務 2 という 2 つのセグメントの給与計算を処理するとします。1 月のカレンダーで雇用レコード番号 0 の累計ページにアクセスした場合、累計雇用レコード番号 0 に対して 1000 の値が表示されます。(システムでは、最初のセグメントについて処理された内容のスナップショットが提供されます。)雇用レコード番号 1 でこのページにアクセスした場合、累計雇用レコード番号 0 に対して 1000 の値が再度表示されます。さらに、次の職務のリンクをクリックすると、累計雇用レコード番号 1 に対して 1100 の値が表示されます。

注: 雇用レコード番号 0、累計雇用レコード番号 0 の累計残高を調整するが、受給者について処理された最後のセグメントが雇用レコード番号 1 である場合、調整は無視されます。この残高は次のカレンダーのソースになるので、雇用レコード番号 1、累計雇用レコード番号 0 の残高を調整するようにしてください。

適用済調整額

この累計インスタンスに対して行われた調整額の合計を示します。[保存] をクリックすると、この数値は、[調整] グループ ボックスに入力されている全ての累計調整額を反映して更新されます。

調整

フィールドまたはコントロール

定義

金額

正または負の調整額を入力します。

理由

調整の理由を入力します

更新日時更新者

ページを保存すると更新日時と更新者が表示され、調整データを照会したときにもこれらの情報が表示されます。

注: 新しいインスタンスを追加して累計を調整することはできますが、入力したデータを削除することはできません。全ての調整データは、後でオーディットができるようシステムに記録されます。前の調整を無効にするには、相殺または負の値を持つ行を入力します。