給与計算実行または休暇欠勤処理実行のキャンセル

このトピックでは、次の方法について説明します。

  • 給与計算全体のキャンセル。

  • 受給者個人別のキャンセル。

全て (カレンダー グループ ID 全体) の給与計算または休暇欠勤処理の実行をキャンセル、またはカレンダー グループ ID から受給者を個人別にキャンセルできます。キャンセルする全ての受給者に対し、全ての計算が削除され、選択ステータスが [キャンセル] に設定され、計算ステータスが削除されます。またエレメント変換チェーンでリクエストした場合、全てのエラー メッセージ、警告および検証レコードが削除されます。

手動でキャンセルを解除するか、または実行全体をキャンセルした場合には、確認フェーズを再実行しない限り、キャンセルされた受給者は、遡及実行を含め、それ以降の反復処理の対象となりません。

実行全体のキャンセル

給与計算の実行全体をキャンセルする必要は、通常生じません。ただし、ほとんどまたは全ての受給者に影響を与える問題が発見された場合、その実行全体のキャンセルは、問題に最も効率的に対処する方法となります。たとえば、カレンダーに誤ったプロセス リストを適用した場合や、カレンダー グループ ID に誤った順序でカレンダーを挿入した場合は、個別に受給者の訂正を行うより、実行をキャンセルして訂正を行い、再度確認フェーズを実行した方が効率が良いでしょう。

給与計算実行をキャンセルするには、休暇欠勤/給与計算ページの [キャンセル] チェック ボックスをオンにします。

受給者個人別のキャンセル

受給者個人をキャンセルするには、その受給者の [処理インジケータ] を [キャンセル] にします。

受給者のキャンセルを解除すると、次の処理実行中に反復トリガが作成されます。計算フェーズの次の反復処理中に、その受給者は削除された後で再確認されます。確認処理で受給者がまだ選択条件を満たしていると決定した場合は、その受給者はその実行で処理されます。それ以外の場合、その受給者は再びキャンセルされます。