ターゲット製品とターゲット システムの設定

ターゲット製品とターゲット システムを設定するには、ターゲット製品の設定コンポーネント (HPIP_CONFIG_PRD) とターゲットシステムの設定コンポーネント (HPIP_TGT_SYS_GL) を使用します。

ページ名

定義名

用途

ターゲット製品の設定ページ

HPIP_CONFIG_PRD

ターゲット製品のデフォルト処理を設定します。

ターゲット システムの設定ページ

HPIP_TGT_SYS_GL

ターゲット システムにターゲット製品を選択し、その処理オプションを更新します。

このトピックで使われる用語の定義を次に示します。

フィールドまたはコントロール

定義

ターゲット システム

メッセージ ノードで表される特定の GL インストールのことです。一般会計アプリケーションを実行するデータベースで、給与計算会計行の送信先となるシステムを識別します。

ターゲット製品

指定したターゲット システムの給与計算データの転記先となる一般会計製品です。

以下に、設定の手順をまとめます。

  1. ターゲット製品の設定ページでターゲット製品のデフォルト処理を設定します。

  2. ターゲット システムの設定ページでターゲット製品を選択して、そのターゲット製品とターゲット システムを関連付けます。

    ターゲット製品の処理オプションはこのページで選択できます。ターゲット システムの設定ページで処理オプションを選択すると、ターゲット製品に対して既に指定されている処理オプションが上書きされます。

  3. GL ユニットの設定ページでメッセージ ノード (ターゲット システム) を選択して、ターゲット システムと一般会計ビジネス ユニットを関連付けます。

    各会計行には一般会計ビジネス ユニットが必須フィールドとして設定されているため、この処理を行うと、会計行とターゲット システムが関連付けられます。

会計行貸借一致について 2 つのデフォルト設定オプションを指定します。

  • 会計行貸借一致

    ビジネス ユニットの会計行を一般会計へ転記する前に、貸借一致が必要かどうかを指定します。

    • オンの場合:

      [会計行貸借一致] をオンにすると、転記処理によって各ビジネス ユニットの貸借が一致しているかどうかが計算されます。

    • オフの場合:

      [会計行貸借一致] をオフにすると、会計行の転記前に貸借一致は計算されません。

  • 仮計上科目に記帳。

    [会計行貸借一致] をオンにしたら、一般会計ビジネス ユニットに貸借不一致が発生した場合に、貸借不一致の金額を仮計上勘定科目に転記するかどうかを指定します。

    • オンの場合:

      [仮計上科目に記帳] をオンにする場合は、GL ユニットの設定ページで仮計上勘定科目番号を指定する必要があります。貸借が不一致の場合は、貸借不一致の金額と指定した仮計上勘定科目を含む会計行が新たに作成されます。

    • オフの場合:

      [仮計上科目に記帳] をオフにした場合に、勘定科目の貸借不一致が発生すると、その実行 ID の勘定科目は転記されず、対象の一般会計ビジネス ユニットの金額が貸借不一致であることを通知するエラー メッセージが表示されます。

      注: [仮計上科目に記帳] をオンにしても一般会計ビジネス ユニットの仮計上勘定科目を指定しておかないと、貸借不一致が発生した場合には、エラー メッセージが表示され、勘定科目は転記されません。

      ターゲット製品の設定ページで、一般会計システムのデフォルト処理オプションを選択します。ターゲット システムの設定ページでは、ターゲット製品の設定ページで指定したデフォルトを上書きできます。また、会計行の転記処理を実行する際に、ラン コントロール ページでターゲット システムの処理オプションを上書きすることもできます。

フィールドまたはコントロール

定義

会計行貸借一致

各一般会計ビジネス ユニットについて貸借が一致しているかどうかを自動的に計算するには、このチェック ボックスをオンにします。

仮計上科目に記帳

このフィールドは、[会計行貸借一致] がオンの場合に入力可能になります。

貸借が不一致の場合に、貸借不一致の金額を仮計上勘定科目に転記するには、[仮計上科目に記帳] をオンにします。[仮計上科目に記帳] をオンにする場合は、GL ユニットの設定ページで仮計上勘定科目番号を指定する必要があります。

会計行を連結

会計行がグローバル ペイロールに自動的に連結されます。

ターゲット製品の設定ページ (HPIP_CONFIG_PRD) を使用して、ターゲット製品のデフォルト処理を設定します。

画像: ターゲット製品の設定ページ

次の例では、ターゲット製品の設定ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

ターゲット製品の設定ページ

注: 通常、このページのデータはシステム データとして提供されているため、変更しないようにしてください。

最大行チャンク限度

フィールドまたはコントロール

定義

チャンク限度の設定

会計行がターゲット製品に指定した最大行数を超えたときにデータのチャンクを自動的に行う場合は、このチェック ボックスをオンにします。

会計行最大数

このフィールドは、[チャンク限度の設定] がオンに設定されている場合にのみ入力できます。ターゲット製品で使用できる会計行最大数を入力します。

ターゲット システムの設定ページ (HPIP_TGT_SYS_GL) を使用して、ターゲット システムにターゲット製品を選択し、その処理オプションを更新します。

画像: ターゲット システムの設定ページ

次の例では、ターゲット システムの設定ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

ターゲット システムの設定ページ

ターゲット システムの設定ページにアクセスする際に、EnterpriseOne との統合のために定義した PeopleSoft インテグレーション ブローカー ノードを選択します。このノードがターゲット システムを表します。

ターゲット システム詳細

ターゲット製品の設定ページで選択したデフォルト処理オプションが、ターゲット システムの設定ページのデフォルト値となります。デフォルト処理オプションはこのページで変更できます。また、会計行を転記する際に、プロセス ラン コントロール ページでこの処理オプションを上書きすることもできます。

フィールドまたはコントロール

定義

製品

このターゲット システムの給与計算データの転記先となる一般会計製品として EnterpriseOne を選択します。

製品リリース

製品のリリース番号を選択します。