振込スケジュールの定義
振込スケジュールを定義するには、振込スケジュール (DEP_SCHED) コンポーネントを使用します。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
---|---|---|
DEP_SCHED |
送金元銀行の口座で、支給を決済する日付を指定します。 |
銀行業務のプロセスを実行すると、プロセスの実行日と、控除に関連付けられた振込スケジュールに基づいて振込日が割り当てられます。
振込スケジュールが割り当てられている控除については、実行日以降で実行日に最も近い日付が検索されます。
振込スケジュールが割り当てられていない控除の場合は、振込日はプロセスの実行日になります。
例
2 月の給与計算を 25 日に実行する場合。
控除 |
振込スケジュール |
振込日 |
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純支給額 |
振込スケジュールは割り当てられていない |
銀行業務処理が実行される日。 |
所得税 |
四半期周期で各四半期の最終日 |
3 月 31 日 |
組合費 |
月次周期で各月の最初の日 |
3 月 1 日 |
この例から、銀行に送信するトランザクションを、振込日によって選別できることがわかります。
振込の管理
振込スケジュールは柔軟に定義できます。月末を期日とする振り込みが多数ある場合、決済日が月の最終日である振込スケジュールを作成できます。これらの日付を受給者および受取人に関連付けます。支給のプロセスを実行して、振込スケジュールの全情報を含むレポートを作成します。
振込スケジュール ページ (DEP_SCHED) を使用して、送金元銀行の口座で、支給を決済する日付を指定します。
ナビゲーション
画像: 振込スケジュール ページ
次の例では、振込スケジュール ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

注: DSN に適用可能な振込スケジュールを作成する場合は、特定の命名規則に従います。名前の最初の文字は、OPS に対する支給の周期を表す必要があります。たとえば、M = Month [例: MESTAB1]、Q = Quarter [例: QESTAB1]、および Y = Year [例: YESTAB1] のようになります。
スケジュール作成パラメータ
このグループ ボックスを使って、振込日作成の詳細を定義します。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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スケジュールの単位 |
作成するスケジュールのタイプを定義します。オプションは、[日]、[月]、[四半期]、[週]、および [年] です。選択内容は、決済日の間隔に影響します。[月] を選択すると、決済日は月ごとに設定されます。 |
期間内の単位数 |
[スケジュールの単位] フィールドの周期を定義します。[スケジュールの単位] フィールドで [月] を指定し、[期間内の単位数] フィールドに「1」と入力すると、このスケジュールは月に 1 回実行されます。「2」と入力すると、2 か月に 1 回実行されます。 |
開始日、終了日 |
スケジュールのおおよその開始日と終了日を入力します。スケジュールは、この日付の範囲で作成されます。 |
スケジュール開始 |
振込スケジュールの相対的な開始日を選択します。(月の) [1 日] と [末日] のいずれかを選択します。これによって、振込スケジュールを開始する日が指定されます。たとえば、[スケジュールの単位] フィールドで [月]、[スケジュール開始] フィールドで [末日] を選択すると、振込日は月の末日になります。 |
調整日数 |
[スケジュール開始] の日付と振込日との間を調整するための日数を指定します。たとえば、[スケジュールの単位] フィールドで [月]、[スケジュール開始] フィールドで [末日] を選択し、[期間内の単位数] に「1」を、[調整日数] フィールドに「+10」を入力するとします。この場合、翌月の 10 日から、毎月 10 日が振込日となる振込スケジュールが作成されます。 注: [スケジュールの単位] フィールドで [日] または [週] が選択された場合、[スケジュール開始] フィールドと [調整日数] フィールドは使用できません。 |
決済日の作成 |
このボタンをクリックすると、[振込日] グループ ボックスに決済日が表示されます。 |
振込日
このグループ ボックスには、[スケジュール作成パラメータ] グループ ボックスで定義した内容に基づいて自動的にデータがロードされます。これらのパラメータから作成された振込予定日がここに表示されます。