レポート データの定義

ページ名

定義名

用途

レポート データ定義ページ

GP_RPT_TBL

出力テーブル、書込可能アレイ、主要入力テーブルおよびセグメント オプションを指定します。

レポート データ処理詳細ページ

GP_RPT_DTL_SEC

出力テーブルの作成に使用するフィールドのマッピングやフィルタの作成を行います。

レポート データ定義ページ (GP_RPT_TBL) を使用して、出力テーブル、書込可能アレイ、主要入力テーブルおよびセグメント オプションを指定します。

画像: レポート データ定義ページ

次の例では、レポート データ定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

レポート データ定義ページ

フィールドまたはコントロール

定義

レポート データ

レポート データ設定の ID コードが表示されます。

ログを作成する

レポートの実行時にログ詳細を作成する場合は、このチェック ボックスをオンにします。

セグメント書込可能アレイ

書込可能アレイ セグメントを入力します。対応する書込可能アレイ テーブルをレポート データ作成プロセスで使用するには 2 つの方法があります。1 つ目の方法では、書込可能アレイ テーブルのどのフィールドでもフィールド マッピングに含めることができます。これにより、書込可能アレイ テーブルを使用して、フィールドを出力テーブルにロードできます。2 つ目の方法では、書込可能アレイ テーブルをレポート データ作成プロセスのフィルタとして使用できます。この場合、レポート データ検証ページのパラメータ "SEGFILTER" を使用します。たとえば、書込可能アレイに会社フィールドと事業所フィールドがある場合は、特定の会社または事業所ごとにプロセスを実行できます。

行レベル セキュリティ

レポートの行レベル セキュリティを有効にする場合は、このチェック ボックスをオンにします。行レベル セキュリティを有効にすると、レポート データ処理時に行セキュリティ クラスとユーザーに定義されたクラスが一致した場合にのみ EMPL_SRCH_GBL から受給者のレコードが選択されます。

実行時のセキュリティ上書き

レポートのラン コントロール ページで [行レベル セキュリティ] の設定を上書きできるようにする場合は、このチェック ボックスをオンにします。

処理詳細

フィールドまたはコントロール

定義

連番

連番を入力します。同じ入力テーブルと出力テーブルを繰り返し使用できます。

警告 レポート データ作成プロセスでは、出力テーブルを作成する際に、この連番が使用されます。出力テーブルには、連番の値を保存する SEQ_NUM フィールドが必要です。

出力テーブル

出力テーブルのレコード名を入力します。

主要入力テーブル

データを選択する際に読み込まれる主要テーブルを選択します。[主要入力テーブル][出力テーブル] の値は 1 対 1 で対応します。[主要入力テーブル] に 1 行選択したら、[出力テーブル] に対応する行を 1 行 選択します。

  • [休暇欠勤日次データ] (GP_RSLT_ABS)。

  • [累計] (GP_RSLT_ACUM)。

  • [支給/控除] (GP_RSLT_ERN_DED)。

  • [内部作業テーブル] (GP_PYE_PRC_STAT: GP_PYE_SEG_STAT とセグメント書込可能アレイに結合)。

  • [ポジティブ入力] (GP_RSLT_PI_DATA)。

  • [サポート エレメント] (GP_RSLT_PIN)。

  • [書込可能アレイ テーブル]

書込可能アレイ テーブル

[主要入力テーブル][書込可能アレイ] を選択した場合は、そのテーブル名を入力します。このフィールドに入力する書込可能アレイは、[セグメント書込可能アレイ] フィールドの書込可能アレイとは異なります。[セグメント書込可能アレイ] フィールドに指定した書込可能アレイはプロセス全体に適用されます。

セグメント オプション

プロセスで遡及情報が検出された場合に選択されるデータを選択します。オプションは、次のとおりです。

  • [元の値]: 元のセグメント情報のみが選択されます。遡及情報は選択されません。

  • [元の値と遡及]: 元のセグメントに加え、再計算済みセグメントと前回計算されたセグメントの情報が選択されます。

  • [最新バージョンとレビジョン]: 最新のバージョン番号とレビジョン番号が設定されているセグメントのみが選択されます。

  • [ユーザー定義]: セグメントを手動で選択する場合は、このオプションを選択します。このフィールドを選択すると、[最新][遡及 (前回)][遡及 (再計算済)][元の計算値] の各フィールドが表示されます。

レポート データ処理詳細ページ (GP_RPT_DTL_SEC) を使用して、出力テーブルの作成に使用するフィールドのマッピングやフィルタの作成を行います。

画像: レポート データ処理詳細ページ

次の例では、レポート データ処理詳細ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

レポート データ処理詳細ページ

追加入力テーブル

[主要入力テーブル] に加えて、追加入力テーブルを使用できます。プロセスで追加テーブルを使用するには、データを取得するためにこのページでリンク関係を定義する必要があります。結合対象として、主要入力テーブルまたは出力テーブルを定義できます。

フィールドまたはコントロール

定義

入力テーブル

入力テーブルを入力します。追加入力テーブルを一度定義すれば、このテーブルのフィールドを使用して、出力テーブルのフィールドにデータをロードできます。

結合対象

以下のオプションの中から 1 つを選択します。

  • [出力テーブル]: 1 対 1 の結合関係が作成されます。主要入力テーブルから出力テーブルにデータがロードされてから、追加入力テーブルが読み込まれます。次に、追加入力テーブルから選択されたフィールドは更新ステートメントで出力テーブルに設定されます。

  • [主要入力]: 複数対複数の結合関係が作成されます。主要入力テーブルを選択すると、追加入力テーブルが読み込まれます。主要入力テーブルと追加入力テーブル間で結合が行われ、追加入力テーブルから選択されたフィールドが挿入ステートメントで出力テーブルに設定されます。

    注: 主要入力テーブルと結合できる追加入力テーブルは 1 つだけです。この追加入力テーブルは結合テーブルといい、入力フィルタを使用してフィルタを掛けることができます。

更新連番

入力テーブルと出力テーブルを結合する際は連番を入力する必要があります。更新連番によって、更新ステートメントでトリガされる追加入力テーブルへのアクセス順序が決まります。各追加入力テーブルには更新ステートメントが 1 つあります。たとえば、UNION_CD フィールドには、出力テーブルに定義された SETID と JOBCODE に基づいて JOBCODE_TBL からデータがロードされます。次に、DISABILITY_INS フィールドには、UNION_CD に基づいて UNION_TBL からデータがロードされます。この場合、JOBCODE_TBL の [更新連番] の値は "1" に、UNION_TBL の [更新連番] の値は "2" に設定する必要があります。

結合条件定義済み

[結合対象] フィールドの値に応じて、追加入力テーブルと主要入力テーブル間または追加入力テーブルと出力テーブル間で結合条件が定義済みであるかどうかを示します。このフィールドは表示専用です。

フィールド マッピングの作成

このプッシュ ボタンを使用すると、出力テーブル定義、主要入力テーブル、追加入力テーブル、書込可能アレイ セグメントおよび作業テーブルに基づいてフィールド マッピングが作成されます。作成されたフィールド マッピングを変更するには、[フィールド マッピング] グループ ボックスを使用します。

フィールド マッピング

[フィールド マッピングの作成] ボタンをクリックした場合は、このグループ ボックスにデータがロードされます。データがロードされたら、グループ ボックス内のフィールドの値を変更できます。

[フィールド マッピング] の [入力レコードとフィールド] タブ

フィールドまたはコントロール

定義

出力フィールド

出力テーブルのフィールド名が表示されます。出力テーブルのフィールドは指定しなくてもかまいません。通貨のキー構造を定義するフィールドは選択できません。

入力タイプ

有効なオプションは以下のとおりです。

  • [主要入力]: 主要入力テーブルのフィールドが出力フィールドにロードされます。

  • [内部作業テーブル]: 作業テーブルのフィールドが出力フィールドにロードされます。GP_PYE_PRC_STAT と GP_PYE_SEG_STAT のフィールドであれば、どのフィールドでも選択できます。

  • [追加入力]: 特定のレコードのフィールドが出力フィールドにロードされます。

  • [エレメント]: エレメントが出力フィールドにロードされます。指定日は [指定日フィールド] フィールド (出力テーブルに表示されるフィールド) で指定できます。

  • [書込可能アレイ]: 書込可能アレイのフィールドが出力フィールドにロードされます。指定日はセグメント遡及期間になります。

  • [期間累計]: 残高累計エレメントが出力フィールドにロードされます。残高累計期間は期間累計で定義されます。

  • [セグメント書込可能アレイ]: セグメント書込可能アレイのフィールドが指定されている場合は、そのフィールドがロードされます。

入力レコード

[入力タイプ][追加入力] または [書込可能アレイ] の場合は、レコード名を入力します。他の入力タイプの場合は、レコードの技術的な名称が表示されます。

入力フィールド

主要入力、追加入力、作業テーブル、セグメント書込可能アレイ、または書込可能アレイのフィールド名が表示されます。

符号の反転

計算結果を前回の金額に合計する場合に、符号を反転する必要があるかどうかを指定します。通常、集計が可能なフィールドについては全てオンにします。PIN_NUM や INSTANCE など値を含まないフィールドについては、このチェック ボックスはオフにします。

[フィールド マッピング] の [エレメント] タブ

[入力タイプ][エレメント] が指定されている場合は、以下のフィールドの入力は必須になります。

フィールドまたはコントロール

定義

入力タイプ

[システム エレメント][変数][フォーミュラ][ブラケット][支給][控除][自動割当][累計][カウント][デュレーション] の中から選択します。

エレメント

[入力タイプ][エレメント] の場合は、このフィールドの入力が必須です。[国] フィールドは、必ず正しく使用してください。

[フィールド マッピング] の [エレメント オプション] タブ

フィールドまたはコントロール

定義

エレメント ソース

[入力タイプ][エレメント] または [書込可能アレイ] の場合は、入力が必須です。遡及処理の場合のエレメントの読み取り方法を決定してください。

  • [元の値]: 元のセグメントで読み込まれます。

  • [再計算済]: 再計算済みセグメントで読み込まれます。

指定日フィールド

[入力タイプ][エレメント] であり、[エレメント ソース][元の値] の場合は、入力が必須です。エレメントを検索する指定日の代わりにこのフィールド名が使用されます。このフィールドの値は、出力テーブルからロードされます。

期間累計タイプ

[入力タイプ][期間累計] の場合は、入力が必須です。値は以下のとおりです。[月間金額][月間ユニット][期間金額][期間ユニット][四半期金額][四半期ユニット][年間金額][年間ユニット]

入力フィルタ

フィールドまたはコントロール

定義

SQL

主要入力テーブルの選択時に実行する where 句を入力します。別名を使用することができます。以下に例を示します。

  • プラスの金額のみをフィルタに掛ける場合: "and PRI.CALC_RSLT_VAL>0"。

  • 特定の国をフィルタを掛ける場合: "and WRK.COUNTRY='USA'"。

  • 追加入力テーブルに保存されているフィールドにフィルタを掛ける場合 (主要入力テーブルに結合されている場合): "and LNK.PIN_TYPE='ER'"。

フィルタに使用可能な別名

[SQL] フィールドに指定できる別名が表示されます。ボタンを使用すると、使用可能な別名がリフレッシュされます。以下の別名が使用可能です。

  • WRK: 作業テーブルです。

  • PRI: 主要入力テーブルです。

  • LNK: 主要入力テーブルと結合されていて、追加入力テーブルとして使用されるレコードです。

注: SQL の where 句に特定の語句を使用することができます。たとえば、"and WRK.PAY_ENTITY in (%PARM.PRMARG.1)" とします。このステートメントでは、レポート データ処理によって %PARM.PRMARG.1 が適切な値に置き換えられます。