手動支給の記録

ページ名

定義名

用途

手動支給詳細ページ

GP_OFFCYCLE_M_SEC

全ての手動支給の詳細を入力します。

手動支給とは、グローバル ペイロール システム外で準備された支給を指します。手動支給を使用する状況としては、グローバル ペイロールにアクセスできないような遠隔地にオフィスがあるために、手動支給を入力して最後の給与計算調整を行う場合が考えられます。また、システムによって作成された給与小切手のエラーを訂正するために手動支給を作成することもできます。

手動支給はシステム外で作成されるため、これらの支給をグローバル ペイロールに手動で記録して、従業員の支給、控除、差し押さえ、税残高などを更新する必要があります。

たとえば、従業員 8101 は 1 月 1 日に遠隔地のオフィスで採用されました。担当者は新規採用について本社に通知しませんでした。そのため、1 月分の給与計算が行われた際に、その新規採用の従業員は小切手を受け取ることができませんでした。このような場合、給与計算担当者は、オフサイクル実行で処理する手動支給の計算と作成を行います。その後、本社のシステムに入力するためにその小切手情報を転送する必要があります。

手動支給は、オフサイクル給与計算実行で処理されます。

手動支給詳細ページ (GP_OFFCYCLE_M_SEC) を使用して、全ての手動支給の詳細を入力します。

画像: 手動支給詳細ページ (1/2)

次の例では、手動支給詳細ページ (1/2) のフィールドおよびコントロールを説明します。

手動支給詳細ページ (1/2)

画像: 手動支給詳細ページ (2/2)

次の例では、手動支給詳細ページ (2/2) のフィールドおよびコントロールを説明します。

手動支給詳細ページ (2/2)

注: このページで入力に使用できるフィールドは、このタイプのオフサイクル トランザクションに対して作成された設定に応じて異なります。

このページ画面は、設定が作成されていない場合のページを示します。

オフサイクル設定について」を参照してください。

フィールドまたはコントロール

定義

支給日

値を入力しない場合は、オフサイクル リクエスト ページからのデフォルト値が使用されます。この日付は、有効日付きルールの選択、および適切な時間枠への結果の割り当て (月間、四半期、および年間残数) を制御します。

注: 前述のように、支給日は、更新する期間残数を決定する際に使用されます。そのため、元の支給の発行日とは異なる場合があります。

期間開始日期間終了日

ターゲット期間 ID から取得されます。

以下の決定の際に使用される日付です。

  • 累計を更新する期間 (期間開始日または期間終了日に基づいて累計が行われるように定義された累計の更新期間)。

  • 処理中に取得されるエレメント定義 (定義の指定日として期間開始日または期間終了日が使用されているエレメントのエレメント定義)。

手動支給、訂正、および追加支給では、ターゲット カレンダーからこれらの日付が継承されますが、これらのデフォルト値は上書きできます。前払い支給では、ソース カレンダー (前払い対象のカレンダー) からこれらの日付が継承されますが、上書きはできません。

実行タイプ

理由コードを使用していて、選択した理由によって実行タイプが設定されない場合、カレンダーの実行タイプを入力します。

エレメント選択

このセクションの各フィールドは、オフサイクル トランザクションで処理されるエレメントを示します。必要なオプションを選択します。手動支給の場合、最も論理的な選択肢は [ポジティブ入力のあるエレメント] です。

支給キー上書き

このセクションの各フィールドには、支給元レベルで選択されている支給キーが表示されます。支給キーが設定されている場合にのみ表示されます。支給キーは、上書きが可能です。支給キーが上書きされない場合は、期間終了日の受給者職務情報から取得した支給キーの値が使用されます。

注: 1 つの支給キーを上書きする場合、全ての支給キーを上書きする必要があります。

手動支給詳細

フィールドまたはコントロール

定義

支給番号

この手動支給の支給番号、現金受領、小切手、銀行振替に関連付けられた番号を入力します。

発行日

支給が発行され、受給者に対して支払い可能になった日付を入力します。

支給 ID

この支給を支給照合処理に含めるために、この手動支給に適用される支給 ID を追加します。

総支給額

手動支給の総支給額を入力します。

純支給額

手動支給の純支給額を入力します。

計算値

ポジティブ入力詳細で入力された支給または控除が総支給および純支給の累計に算入される際の定義方法に基づいて、[前回確認総額] および [前回確認純額] に値が取得されます。支給または控除は 100 パーセント未満で累計に累積可能なため、計算された総支給と純支給は、入力された [総支給額] および [純支給額] の値と異なる場合があります。

検証

このページの全てのデータを入力した後に、このボタンをクリックして手動支給の入力を確認します。確認プロセスでは、金額が正しく入力されているかどうかを確認するため、入力された総支給額および純支給額と計算された総支給および純支給の累計額が一致しているかどうかが検証されます。金額が一致しない場合、手動支給詳細は保存できますが、処理はできません。手動支給を確認して処理を実行するには、入力された総支給額および純支給額が、計算された総支給および純支給の累計額と一致している必要があります。ただし、確認ステータスが [計算時に確認] の場合は例外です。

確認ステータス

確認プロセスが実行されると、[確認ステータス] が自動的に更新されます。

[未確認]: 計算された総支給および純支給の累計額と入力された総支給額および純支給額が一致しないか、または支給が保存されたが確認はされなかったことを示します。

[確認済]: 計算された総支給および純支給の累計額と入力された総支給額および純支給額が一致したことを示します。

[計算時に確認]: 支給または控除が、他のエレメントに基づく累計に算入されたことを示します。エレメントの変換が計算時に行われる必要があるため、計算が実行されるまで確認はされません。

注: 全ての支給と控除を入力して [確認] ボタンをクリックすると、計算が実行され、総支給額と純支給額を算定できます。手動支給自体を発行する際にも同様に使用できます。

支給および控除の詳細

フィールドまたはコントロール

定義

エレメント名

この手動支給で使用される全ての支給エレメントまたは控除エレメントを入力します。

フィールドまたはコントロール

定義

ユニットレート金額ベースパーセント通貨コード

手動支給の各エレメントの適切なフィールドに値を入力します。

累計率

エレメントの定義に基づいて、このエレメントが総支給額累計および純支給額累計に加算または減算されるパーセントが表示されます。

注: エレメントが、別のエレメントに基づいて累計される場合、そのエレメント名が表示されます。また、エレメントの累計率が総支給と純支給で異なる場合、このフィールドには ##### が表示されます。このようなときは、"# - 累計率は、総額と純額で異なります。" というメッセージが表示されます。

計算値

確認プロセスが実行された後、総支給額累計および純支給額累計の両方またはいずれかに算入されるエレメントの計算値が表示されます。

フィールドまたはコントロール

定義

サポート エレメント上書き

クリックすると、サポート エレメント上書きページが表示されます。このページでは、特定の支給または控除のサポート エレメントの値を上書きできます。上書き詳細が入力されている場合は、[詳細あり] チェック ボックスがオンになります。

サポート エレメント上書き - 支給レベル

クリックすると、受給者カレンダー上書きページが表示されます。このページでは、この手動支給のサポート エレメントの値を上書きできます。この上書きは処理対象の全てのサポート エレメントに適用されます。