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電子メール コラボレーションについて

電子メール コラボレーション フレームワーク (Email Collaboration Framework: EMC) では、アプリケーションはインタラクティブ コンテンツを持つ電子メールを送受信および処理できます。HTML フォームをユーザーに送信でき、ユーザーはタスクを実行するために自分のシステムにログインする必要がありません。

次の図に、電子メール コラボレーション フローを示します。

画像: 電子メール コラボレーション フロー

電子メール コラボレーション フローを示す図

電子メール コラボレーション フロー
  1. システム イベントによって、コラボレーティブ電子メールを作成し、ユーザーに送信する PeopleSoft PeopleCode がトリガされます。

  2. この電子メールを受信するユーザーは、適切なアクションを実行して [送信] をクリックします。

  3. ユーザーの送信は、回答を保持するために指定された電子メール アカウントに送信されます。

  4. アプリケーション エンジン プログラムが設定された間隔で実行され、新しい電子メールがあるかどうかがリポジトリに対してポーリングされます。

    これにより、電子メールが処理され、それらの電子メールはサービス オペレーションにパブリッシュされます。

  5. サービス オペレーションが実行され、データを既知のサポート対象の形式で処理するためのアプリケーションを実装できるようになります。

電子メール コラボレーション サポート マトリックス

次の表に、電子メール コラボレーション用にサポートされる一般的な電子メール クライアントをあげます。

クライアント

インライン リンクのサポート

インライン フォームのサポート

添付ファイルのサポート

拡張添付ファイルのサポート

ラップトップおよびデスクトップ用電子メール クライアント —

添付ファイルのサポートまたは拡張添付ファイルのサポートの可、不可は、電子メール内に添付されたときに、その項目が開けて適切に保存できるかどうかを表します。

Outlook 2007

注: Outlook 2007 では、HTML のレンダリングに内部ツールが使用されます。アクション可能なフィールド (ボタン、チェック ボックスなど) はテキストとしてレンダリングされます。

不可

Outlook 2010

Outlook 2010 では、HTML のレンダリングに内部ツールが使用されます。アクション可能なフィールド (ボタン、チェック ボックスなど) はテキストとしてレンダリングされます。

不可

Outlook 2013

不可

Thunderbird

一般的な電子メール Web クライアント —

HTML アクションは、Web クライアントによって制御されます。これらのクライアントによって、HTML クライアント内のフォーム送信コールが変更される可能性があります。ここで "可 -" は、この送信によって、インストールされているローカル電子メール クライアントの呼出が行われることを表します。これに対し、"可" の場合は回答電子メールが Web クライアントによって直接生成されます。添付ファイルの場合、添付メールを開く前に、ダウンロードが必要になることがあります。

Outlook.com (旧名 Hotmail)

可 -

不可

Gmail

注: Hotmail と類似しています。

不可

Yahoo

注: Hotmail と類似しています。

不可

Web ブラウザ -

ここに列挙された Web ブラウザの用途は、これらのブラウザ内で添付ファイルを開くことだけです。サポートの可、不可は、コンテンツがこれらのブラウザ内で適切に表示されるかどうかと、送信コールが動作するかどうかを表します。

Internet Explorer (IE) 9

該当なし

該当なし

不可

Internet Explorer (IE) 10

該当なし

該当なし

不可

Internet Explorer (IE) 911

該当なし

該当なし

不可

FireFox

該当なし

該当なし

Chrome

該当なし

該当なし

不可

モバイル デバイスでの電子メール クライアント

iOS

不可

不可

Android

不可

不可

不可

不可

Windows Mobile

不可

不可

電子メール コラボレーションの設定

電子メール コラボレーションを設定するには、次を実行する必要があります。

  • PSFT_EMC_GETMAIL ノードを設定します。

  • インテグレーション ブローカーのメッセージを作成します。

  • インテグレーション ブローカーのサービス オペレーションを作成します。

  • EMC フォーム、EMC レイアウトおよびフィールドのマッピングを定義します

  • 承認プロセス通知オプションを更新します。

  • アプリケーション エンジン プログラム EOAWEMC のスケジュールを設定します。