承認フレームワーク機能について
日常業務として行うタスクの多くは、複数のステップで構成される大きなプロセスの一部であり、複数の人がそのタスクに携わっています。ワークフローとはこのプロセスを指し、このプロセスには、調達依頼や職務変更リクエスト フォームの承認などが含まれることがあります。このようなマルチユーザー プロセスを容易にすることを目的として、PeopleSoft 製品ではワークフロー通知を自動的に起動して、作業待機プロセスの次の承認者への通知を行います。
ワークフロー承認に対応するため、専門の設計機能が用意されています。この設計機能を使用すると、既存のコンポーネントを使用して、コードを記述せずに承認フレームワークを設定できます。
承認を設定するには、3 つのタイプのユーザーが協力します。これらのユーザーには、アプリケーション開発者、職務機能ビジネス アナリスト、および依頼者、承認者、レビュー担当者などのユーザーが含まれます。承認フレームワークでは、承認プロセス ワークフローを定義するためにこれらのロールが組み合されます。
アプリケーション開発者は、トランザクション定義コンポーネントを使用して承認フレームワークを設定します。トランザクションの例には、職務変更リクエストや休職リクエストなどがあげられます。トランザクションは承認プロセス、転送ルールおよびステップと、そのトランザクションを承認およびレビューする一連のユーザーから構成されます。
承認フレームワークを使用すると、次のことが行えます。
トランザクション内の個々の行アイテムを承認または却下します。
複数のトランザクションを 1 つずつ承認または却下します。
複数の承認者を個々のステップに含めます。
追加の承認者またはレビュー担当者を承認プロセス中に割り当てます。
承認をエスカレーションします。
承認を承認、却下または差し戻します。
承認タスクを別の承認者に割当変更します。
ワークリストおよび電子メール通知を使用します。