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承認フレームワーク用のユーザーの定義

このセクションでは、承認フレームワーク用のユーザーの定義方法を説明します。

ページ名

定義名

用途

ユーザー プロファイル - ロール ページ

USER_ROLES

ワークフロー ロールをユーザーに添付します。

ユーザー プロファイル - ワークフロー ページ

USER_WORKFLOW

ユーザー プロファイルのワークフローを定義します。

ユーザー リスト定義ページ

EOAW_USER_LIST

ユーザー リストを定義します。

ユーザー プロファイル - ロール ページ (USER_ROLES) を使用して、ワークフロー ロールをユーザーに添付します。

画像: ユーザー プロファイル - ロール ページ

次の例では、"ユーザー プロファイル - ロール" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

ユーザー プロファイル - ロール ページ

このページを使用して、ワークフロー ロールをユーザーに添付します。ロールとは、事務担当や購買担当、管理者など同じタイプの作業を行うユーザーのクラスです。ロールによって、ユーザーがワークフローでどのように機能するかを記述します。

ロール ユーザー ID によって、ワークリスト アイテムをユーザーに転送する方法、およびユーザーがワークフローで担当するロールの追跡方法が決まります。

フィールドまたはコントロール

定義

ロール名

このユーザーに割り当てるロールを選択します。ロール ユーザーとは、自動化されたビジネス プロセスに参加するユーザーのことです。

動的

このロールの定義が動的である場合に表示されます。この値は、PeopleSoft の PeopleCode に依存します。動的ユーザーは、ロールのメンバーシップをプログラムを使って取得できます。事前に定義済のロールのルールを実行し、これらのルールに従ってユーザー プロファイルにロールを割り当てるバッチ プロセスを実行できます。この方法を動的メンバーシップと言い、プログラムによって特定のロールのロール ユーザーになるユーザーは、動的ロール ユーザーです。

一方で静的ロール ユーザーは、管理者がロールを手動でユーザー プロファイルに追加することにより、メンバーシップを取得します。

ルート管理

選択すると、ユーザのルート管理プロファイル ページにアクセスし、ワークフローのルート管理プロファイルを選択できます。

PeopleSoft ワークフロー管理を使用すると、ルート管理を定義できます。たとえば、発注された項目の仕入先ベンダーや、項目を要求しているビジネス ユニット、項目を必要とする部門に応じて、購買要求を異なる購入担当者に転送するとします。ベンダー ID やビジネス ユニットおよび部門など、それぞれの要素にルート管理を定義して、各購買担当者に値の範囲を指定できます。

注: eProcurement-調達管理承認フレームワークと一緒には使用されません。

定義の表示

選択すると、"ロール - 一般" ページにアクセスし、ロール名の定義を変更できます。また、ロール メンバーのユーザー ID を表示して、ロールに含める適切な定義を選択したか確認できます。

ユーザー プロファイル - ワークフロー ページ (USER_WORKFLOW) を使用して、ユーザー プロファイルのワークフローを定義します。

画像: ユーザー プロファイル - ワークフロー ページ

次の例では、"ユーザー プロファイル - ワークフロー" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

ユーザー プロファイル - ワークフロー ページ

このページを使用して、ワークフロー プロセスの一部となる代替ユーザーを定義します。代替ユーザーは、基本承認者および監督者が欠席中に承認を処理するために定義します。

フィールドまたはコントロール

定義

代替ユーザー ID

このユーザー ID が一時的に使用できなくなったときに、ワークリスト アイテムを受け取るユーザーを選択します。現在のロール ユーザーが不在の場合に、現在のロール ユーザーの新しいワーク アイテムは、指定された代替ロール ユーザーに自動的に転送されます。ユーザーのワークリストにある既存のアイテムは、割当先が変更されることはありません。

注: 承認フレームワークを使用して構築されたワークフローでは、現在のロール ユーザーに割当て不能な場合、サイクルが形成されるまで、または有効な代替者が見つかるまで、代替ユーザーを求めて再帰的にチェックされます。言い換えると、必要に応じて複数のレベルの経路にわたる代替ユーザー ID にワークフローが転送されます。たとえば、ユーザー A がユーザー B を自分の代替ユーザーに指定し、ユーザー B がユーザー C を自分の代替ユーザーに指定したとします。ユーザー A とユーザー B の両方が同時に不在な場合、元々ユーザー A が対象だったワークフロー ルーティングをユーザー C に転送します。

開始日終了日

現在のユーザー ID が使用可能でなくなる日付範囲を入力します。これらの値を使用して、代替ユーザーにルートが転送されます。

監督者のユーザー ID

このユーザーの監督者のユーザー ID を選択します。この値は、ユーザーの監督者に情報を転送するときに使用され、PERSONAL_DATA レコードが監督者を特定するために使用されます。

注: PeopleSoft 人材管理 (PeopleSoft HCM) アプリケーションを使用している場合、このフィールドは表示されないはずです。表示された場合、ワークフロー システム デフォルトを設定する必要があります。

ワークリスト ユーザー

選択すると、このロール ユーザーが承認ルートを受け取ることができます。ユーザーが PeopleSoft ユーザーでない場合は、チェック ボックスの選択を解除します。[ワークリスト ユーザー][ユーザー] またはこれら両方を選択できます。

ユーザー

このロール ユーザーを電子メールを受信可能にするときに選択します。電子メールを使用不可にするには、チェック ボックスの選択を解除します。

割当変更先ユーザー

このオプションは、承認フレームワークでは使用されません。このオプションでは、ワークリストの割当てが変更されますが、承認フレームワークの基底データは変更されません。

ユーザー リスト定義ページ (EOAW_USER_LIST) を使用して、ユーザー リストを定義します。

画像: ユーザー リスト定義ページ

次の例では、ユーザー リスト定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

ユーザー リスト定義ページ

このページを使用して、承認プロセスでステップと共に使用するユーザーのソースを定義します。PeopleSoft 製品では、組織内のロールに対応するデフォルトのユーザー リスト ロールのセットが提供されます。

ユーザー リストのソース タイプを選択するときは、対応する値も選択する必要があります。新しいユーザー リストを追加するか、現在のリストを変更できます。

注: 1 つのユーザー リストに対して 1 つのユーザー リスト ソースしか選択できません。

注: SQL 定義、クエリーおよびアプリケーション クラスのユーザー リスト ソースは動的で、ユーザーの識別に入力値を使用できます。

フィールドまたはコントロール

定義

ロール

このユーザー リストのソースにロールを使用するときに選択します。ロールとは、購買担当者や管理者など同じタイプの作業を行うユーザーのリストです。各ロールにはパラメータのセットがあり、これによって組織内およびワークフロー プロセスでのロールの制限を決定します。

SQL 定義 (構造化されたクエリー言語定義)

このユーザー リストのソースに SQL 定義を使用するときに選択します。この SQL では、OPRID フィールドを返す必要があります。

クエリー

このユーザー リストのソースにクエリーを使用するときに選択します。ソースをクエリーとして定義すると、転送をトリガするページのフィールド値に基づいて、ワーク アイテムを受け取る担当者が決まります。

アプリケーション クラス

このユーザー リストのソースにアプリケーション クラスを使用するときに選択します。

アプリケーション クラスを選択すると、トランザクションの作成者がシステムから渡されて、その作成者の承認者が決められます。後続の承認ステップでは、前のステップから承認者が渡されます。

ユーザーを入力に含む

選択すると、トランザクションの作成者がそれぞれのパスの第 1 ステップとして使用されます。各パスの後続の承認ステップでは、前のステップからの承認者が使用されます。

このフィールドは、[ユーザー リスト ソース] が [ユーザー リスト] の場合は使用できません。

トランザクション キーを入力に含む

選択すると、承認ルートがトランザクション キーを基準とします。トランザクション キーは、データベース テーブルのキー フィールドです。システムの処理は、ユーザー リストが使用される承認レベルによって異なります。承認がヘッダー レベルの場合、ヘッダー レコードからのトランザクション レコード キーが使用されます。

このフィールドは、[ユーザー リスト ソース] が [ユーザー リスト] の場合は使用できません。

ユーザー リスト属性

このセクションは、[ユーザー リスト ソース] が [アプリケーション クラス] の場合にのみ使用できます。

注: [ユーザー リスト属性] はユーザー リスト アプリケーション クラスに使用され、[ルート管理] はロール ベースのユーザー リストに使用されます。

ルート属性

[ユーザー リスト ソース] が [ロール] の場合、ルート属性セクションが表示されます。このオプションを使用すると、[ルート管理] フィルタが有効になります。

フィールドまたはコントロール

定義

ルート管理プロファイル

使用するルート管理プロファイルを選択します。

レコード名

ルート管理に使用する値が格納されている、ユーザーが渡すレコードを示します。

注: ルート管理がフィールドと照合してチェックされるときに、承認フレームワークはフィールドが含まれているレコードを特定する必要があります。

ルート管理タイプ

ルート管理属性を示します。

注: ルート管理属性は、ルート管理リンク内のユーザー プロファイル ロール ページで定義されます。

フィールド名

属性にマッピングされたレコード上のフィールドを示します。