ツールバーの設定
ツールバーを設定するには、ツールバー定義 (EOTL_TOOLBAR) コンポーネントを使用します。
このセクションでは、ツールバーの設定方法を説明します。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
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EOTL_TOOLBAR_DEFN |
一般的なツールバーの属性を定義します。 |
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EOTL_TOOLBAR_BTNS |
ツールバー ボタンを設定します。 |
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EOTL_TOOLBAR_DISP |
コンポーネント固有のツールバー コンテンツを設定します。 |
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EOTL_TOOLBAR_FFLD |
ページのデフォルトのカーソル位置を指定します。 |
ツールバー定義 - 説明ページ (EOTL_TOOLBAR_DEFN) を使用して、一般的なツールバーの属性を定義します。
ナビゲーション
画像: ツールバー定義 - 説明ページ
次の例では、"ツールバー定義 - 説明" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
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ツールバー ID |
ツールバーの固有 ID を表示します。この ID は、ツールバーのプロパティを操作するため、PeopleCode で参照されます。 |
ツールバー詳細
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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ツールバー ページ タイトル |
ページ左側のツールバー ボタンの上に表示されるページ タイトルを入力します。ページ タイトルはツールバーの必須要素ではありませんが、指定することをお勧めします。 |
ページ タイトルの表示 |
オンにすると、ページ タイトルが表示されます。デフォルトでは、ページ タイトルの表示はオンになっています。ページ タイトルは、PeopleCode を使用して動的に設定することができます。 |
説明 |
ツールバーの説明を入力します (名前など)。 これは、ユーザーが [ツールバー定義] コンポーネントのツールバーを識別しやすくすることを目的とした必須フィールドです。 |
日時の表示 |
オンの場合、ツールバーに関連付けられたコンポーネントにユーザーがアクセスしたときに、ユーザーのタイムゾーンの日時がツールバーに表示されます。 |
表示オプション |
[アイコンのみ]、[アイコンおよびテキスト ラベル]、または [テキストのみ] を選択します。ボタンとテキストを両方表示する場合、ツールバーには一度に約 7 つのボタンが表示されます。表示されるボタン数は、テキストの長さやアプリケーションの使用言語に応じて変わります。ボタンとボタンの間には灰色の縦棒が表示されます。 テキスト リンクは、ロールオーバー状態のときだたけでなく、常時アクティブなリンクです。ボタンだけでなく、ボタンとテキストの間のスペースもクリック可能です。他のボタンには、ボタンの左右にある [<<] ボタンや [>>] ボタンを使用してアクセスできます。スクロール可能なのは副ボタンのみです。主ボタンは常時表示されます。右にスクロールすると、最も右のボタンが、次のスクロール セットの最初のボタンになります。左にスクロールしたときも同様です。 |
幅 (ピクセル) |
ツールバーの幅をピクセル単位で入力します。デフォルトでは、ツールバーの幅は 745 ピクセルに設定されています。 |
コピー先 |
このページのツールバーにあるコピー ボタンをユーザーがクリックしたときに現在のツールバーからコピーされる新しいツールバーの ID を入力します。 |
ツールバー パーソナル設定
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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ツールバー パーソナル設定の許可 |
ツールバーのパーソナル設定を許可する場合はオンにします。 |
パーソナル設定 |
ツールバーに現在ある、ユーザーのパーソナル設定の数を表示します。 この情報は、現在のツールバー設定の使いやすさと、ツールバーの更新がユーザーに与える影響を管理者が判断するのに役立ちます。 |
ツールバー パーソナル設定のリセット |
クリックすると、ユーザーが実行したツールバーのパーソナル設定が削除されます。 ツールバー機能への変更が行われた場合、管理者はこのボタンを使用してユーザーのツールバー設定を更新できます。 |
ツールバー サマリ領域レイアウト
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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サマリ レイアウト |
[列] または [行] を選択します。サマリ情報領域は、顧客または連絡先が選択された場合にのみ、ボタン バーの下に表示されます。アプリケーションによっては、サマリ領域には顧客情報以外の情報も含まれます。コンテンツ領域の情報は 2 列で表示され、フィールド数は設定可能です。 |
列数 (number of columns) |
サマリ レイアウトの列を選択する場合は、1 列表示または 2 列表示を選択できます。推奨される列数は 2 です。 |
幅タイプ |
ピクセル数またはパーセンテージを使用して列の幅を定義します。 |
列 1 の幅、列 2 の幅 |
アイテム表示領域の幅を、ピクセル数またはツールバーの合計幅に対する割合で入力します。 ピクセルを使用する場合は、列幅の合計をツールバーの値以上にしないでください。(特定の枠線やスペーシングの値を使用すると、指定したツールバー幅より小さい合計幅にすることができます。) パーセンテージを使用する場合は、列幅の合計が 100% を超えないようにしてください。 |
ツール バー制御プロパティ
オンの場合、ツールバー フッター、PeopleTools ボタン、および PeopleTools リンクが表示されます。PeopleTools のボタンとリンクの表示はオフにしておくことをお勧めします。これをオンにすると、同じ機能に使用されるボタンがページ上で 2 か所に表示され、ユーザーの混乱を招く可能性があるためです。新しいツールバーを使用する際は、PeopleTools によって生成されたフォルダのタブを、コンポーネントのプロパティ設定から無効にすることをお勧めします。
ツールバー定義 - ボタン ページ (EOTL_TOOLBAR_BTNS) を使用して、ツールバー ボタンを設定します。
画像: ツールバー定義 - ボタン ページ
次の例では、"ツールバー定義 - ボタン" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
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連番 |
ツールバー ボタンの順序を決定する連番を入力します。 |
ボタン名 |
ツールバーに配置するボタンを選択します。カスタム アクションを実行するボタンは、必ずしもコンポーネント間で共有できるわけではありません。カスタム アクションは、コンポーネント固有のアクションの場合があるためです。 必要に応じ、区切り文字のイメージ (縦棒) を使用してボタンをグループ化してください。 |
ユーザーによる非表示可 |
オンにすると、ユーザーは ツールバーのパーソナル設定ページのツールバーからボタンを表示または非表示にできます。 重要な基本のツールバー機能 (保存や追加など) の表示切替操作をユーザーに許可したくない場合があります。そのような場合は、対象のボタンのチェック ボックスをオフにしてください。それらのボタンは必須ボタンとなり、ツールバーのパーソナル設定ページでユーザーが操作することはできなくなります。これらのボタンはツールバーに常に表示されます。 |
テキスト ラベル |
ボタンのアイコンとテキストを表示するようにツールバーが設定されている場合、ボタンに表示するテキスト (主ツールバー ボタン用) またはボタンの横に表示するテキスト (副ツールバー ボタン用) を指定します。 |
代替ラベル |
ユーザーがボタンの上にマウスを置いたときに表示されるテキストを入力します。 |
アクセス キー |
アクセス キーを入力すると、キーボード ショートカットとして Alt を押しながらアクセス キーを押すことで関連ボタンにフォーカスが移ります。 Enter キーを押して、ホットキーに関連付けられたツールバー ボタン機能を実行することで、このアクセス キーを終了する必要があります。アクセス キーはツールバー フッターでは無効です。 |
ツールバー定義 - コンテンツ ページ (EOTL_TOOLBAR_DISP) を使用して、コンポーネント固有のツールバー コンテンツを設定します。
ナビゲーション
[エンタープライズ コンポーネント]
画像: ツールバー定義 - コンテンツ ページ
次の例では、"ツールバー定義 - コンテンツ" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
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表示アイテム ID |
ツールバーに表示するデータの ID を入力します。ID およびそれが参照するデータは、コンポーネント PeopleCode がロードするアレイに基づきます。 |
行 |
コンテンツを表示するツールバーの行を入力します。行 1 がボタン バーの下に表示されます。追加行に対して表示アイテムを定義すると、それらの行は行 1 の下に順番に表示されます。 |
アイテム |
行内のアイテムの位置を入力します。行の左端に表示するアイテムには 1、その右隣のラベルには 2、というように入力します。 |
タイトル |
アイテムのラベルを入力します。 |
幅のピクセル数、幅 %、ラベルのピクセル数、ラベル (%) |
表示アイテムのラベルとデータの幅を、ピクセル数またはツールバーの合計幅に対する割合で入力します。後者の場合は、同一行にあるフィールドの合計が 100% を超えないようにしてください。ツールバー レイアウトは自動的に調整されるため、幅はパーセンテージで指定することをお勧めします。標準のガイドラインは、表示アイテム ラベルが 20%、表示アイテム データが 30% です。ピクセルを使用する場合 (高度な HTML 用途の場合)、同一行の表示列の合計幅が、定義済のツールバーの幅以上にならないようにしてください。 |
テキストの長さ |
この行に表示するデータ (ラベル テキストではない) の最大文字数を入力します。テキスト値の長さを超えるテキストは、指定された切捨てトークンによって切り捨てられます。また、指定した幅より長いテキストは折り返されます。 |
切捨てトークン |
切り捨てられたデータであることを示す文字を入力します。これは、[テキストの長さ] に入力した値よりデータが長い場合に表示されます。 |
データのラップ |
オンにすると、テキスト長に指定した長さを超えるデータは折り返されます。 |
新しい行の開始 |
表示アイテムを次の新しい行から開始するには、これをオンにします。 |
データを広げる |
オンの場合、表示アイテムの長い値が他の列にまたがるように横に表示されます。このオプションは、[新しい行の開始] フィールドが選択されている場合にのみ有効です。 |
ツールバー定義 - フィールドのフォーカス ページ (EOTL_TOOLBAR_FFLD) を使用して、ページのカーソル位置のデフォルト値を指定します。
ナビゲーション
画像: ツールバー定義 - フィールドのフォーカス ページ
次の例では、"ツールバー定義 - フィールドのフォーカス" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

ツールバーを使用するページに対しては、ページがレンダリングされたときに常にカーソルを表示するフィールドを指定できます。ツールバーは、ツールバー定義でフォーカス フィールドが定義されていないページ、またはフォーカス フィールドが存在しないページに対してはカーソル位置を設定しません。たとえば、ボタンが非表示になっている場合や、ツールバーの定義後にボタンが削除された場合です。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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コンポーネント、マーケット、ページ名 |
選択したツールバー定義が参照されるページのコンポーネントとマーケットを入力します。入力するコンポーネントにより、ページ名のドロップダウンの値が決まります。 |
レコード、フィールド名 |
フォーカス フィールドがあるレコードと、フォーカス フィールド自体を入力します。入力するレコードにより、フィールド名のドロップダウンの値が決まります。 同じページにある複数のフィールドを定義できます。これは、異なるタイプのトランザクション モードでユーザーがページに入力する場合に、別のフィールドにカーソルを設定するのに便利です。ツールバーは常に、ページ上にある編集可能かつ使用可能な最初のフィールドにカーソルを置きます。 |
ツールバーを使用する任意の PeopleSoft ページにアクセスします。
画像: 人材募集の管理ページ (HRS_JO_360) で使用されるツールバー
次の例は、人材募集の管理ページ (HRS_JO_360) で使用されるツールバーを示しています。

ツールバーのボタン、コンテンツ、およびその他のコントロールが、想定したとおりに機能し、表示されていることを確認します。
実行時には、ページがどのツールバーを使用しているかを確認できます (デバック目的で)。これを行うには、ページ内のツールバー領域を右クリックして HTML ソース コードを表示し、TOOLBAR ID というキーワードを検索します。ページでツールバーが使用されている場合は、実際のツールバーが使用されていることを示すコメントがソース コードに表示されます。次はその例です。
<!-- TOOLBAR ID: [HRS_JO_360] -->