住所フォーマットの指定
このセクションでは、住所フォーマットの指定方法を説明します。
重要 「住所フォーマットの指定」のタスクは、PeopleSoft Customer Relationship Management アプリケーションにも PeopleSoft Financials/Supply Change Management アプリケーションにも適用されません。これらのアプリケーションは、共通の住所オブジェクトを使用していないためです。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
---|---|---|
COUNTRY_DEFN |
システム全体で使用する国を定義します。これは主に通貨と住所に使用されます。 |
|
ADDR_FORMAT_TABLE |
フィールドおよびフィールドの説明をカスタマイズします。住所は、指定した国向けにカスタマイズした住所フォーマットに準拠します。一度設定されたフォーマットは、住所のサブレコードを使用する全ての場所に表示されます。 |
|
EO_ADDR_VALIDAT |
有効な住所フィールドの組合せを追加します。 |
|
STATE_DEFN |
州、都道府県、または国内のその他の地理上の地域を追加または確認します。 |
国名ページ (COUNTRY_DEFN) を使用して、システム全体で使用する国を定義します。
これは主に通貨と住所に使用されます。
ナビゲーション
画像: 国名ページ
次の例では、国名ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このページを使用して、システム全体で表示するプロンプトとフィールドを定義します。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
国コード (2 桁) (2 文字で表す国コード) |
対象国における付加価値税 (VAT) の登録 ID を入力します。 |
EU 加盟国 (欧州連合加盟国) |
欧州連合加盟国の場合はオンにします。オンにした国は、州内のレポート対象としてプロンプトに含まれます。 |
住所フォーマット ページ (ADDR_FORMAT_TABLE) を使用して、フィールドおよびフィールド説明をカスタマイズし、住所が指定した国の住所フォーマットに準拠するようにします。
一度設定されたフォーマットは、住所のサブレコードを使用する全ての場所に表示されます。
ナビゲーション
画像: 住所フォーマット ページ
次の例では、住所フォーマット ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このページを使用して、編集、表示、印刷という、住所の 3 つの主な側面を設定します。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
住所編集ページ |
住所の編集に使用する 2 次ページを表示します。2 次ページの新規作成は、アプリケーション デザイナを使用して行えます。新規作成した 2 次ページでは、DERIVED_ADDRESS レコード定義からページ フィールドを使用します。続いて、新しい 2 次ページを参照する 2 次ページのコントロールを ADDRESS_SBP に追加します。これらの手順を完了すると、このフィールドで 2 次ページにアクセスできるようになります。 |
住所検索可 |
ユーザーが有効な値を検索できるようにするには、これをオンにします。このチェック ボックスをオンにすると、[検索に使用] 列および有効な住所ページが使用可能になります。 デフォルトでは、このチェック ボックスはオフのままです。 |
住所確認 |
[住所検索可] がオンの場合にのみ使用できます。選択した全ての値を確認する場合はオンにします。オンの場合、ユーザーは検索リストから値を選択する必要があります。このチェック ボックスがオフの場合、ユーザーは、検索リストからの選択または新しい値の入力のいずれかの方法を使用できます。 デフォルトでは、このチェック ボックスはオフのままです。 |
検索限度 |
検索結果の上限数を示す数値を入力します。 このオプションにより、住所検索中に取得される検索結果を制限できます。 |
フィールド名 |
住所ページで使用できるフィールド オプションを表示します。 |
上書きラベル |
(省略可) フィールドの代替ラベルを入力します。新しいラベルは、フィールドのプロンプトを表示するときに使用されます。住所フォーマットは、それぞれの場所の住所要件に準拠するようにカスタマイズできます。たとえば、米国の住所の場合、郵便番号のフィールドを米国用に変更します。 郡と州の違いに注意してください。
|
検索に使用 |
[住所検索可] チェック ボックスがオンの場合にのみ使用できます。ユーザーによる検索を許可するフィールドを選択します。 |
表示 |
オンにすると、住所が読取り専用モードで表示される際にこのフィールドも表示されます。特定のフィールドについて、データ入力時の住所表示とは異なる形式で住所を表示する場合は、このチェック ボックスをオフにします。 |
印刷 |
印刷時にフィールドを印刷する場合はオンにします。 |
行番号、位置番号 |
フィールドを表示および印刷する物理的位置を入力します。行番号とポジション番号により、[住所編集ページ] 内でのフィールド順序が制御されます。 [行番号] フィールドは、ページ内で住所フィールドを表示する行を指定します。同じ行に 2 つ以上のフィールドがある場合は、競合を解決するため、[位置番号] フィールドが使用されます。 |
名称使用 |
オンの場合、フィールド値の名称が表示されます。たとえば、日本の住所に対してこのオプションをオンにすると、数字の州コードではなく都道府県の名称が表示されます。 |
前区切り、後区切り |
住所フィールドを囲むために使用する文字を入力します。たとえば、米国では一般的に、カンマの後に都市名を表記します (例: San Francisco, CA)。インドでは、郵便番号をかっこで囲みます (例: (123))。 |
有効な住所ページ (EO_ADDR_VALIDAT) を使用して、住所フィールドの有効な組合せを追加します。
ナビゲーション
画像: 有効な住所ページ
次の例では、有効な住所ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このページを有効にするには、住所フォーマット ページの [住所検索可] チェック ボックスをオンにします。これにより、[検索に使用] 列が有効になります。検索に使用するために選択したフィールドが、有効な住所ページに列として表示されます。ユーザーが検索および選択できる、有効な郵便番号と都道府県/州の組合せを入力します。
都道府県/州ページ (STATE_DEFN) を使用して、都道府県、州、郡などの国内の地政学的領域を追加または確認します。
ナビゲーション
画像: 都道府県/州ページ
次の例では、都道府県/州ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

この表は、サポートされている国の都道府県、州、およびそれらに相当する地政学的なエンティティ (オランダの区やフランスの県など) を示します。これらのコードは標準の郵便番号を基準にしています。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
数値コード |
統計目的およびレポート目的で 2 桁の数字コードを入力します。 |
都道府県/州 |
前の例にある、入力可能な 2 つ目のフィールドの [都道府県/州] は、国に応じて変わります。 このフィールドに入力できるのは、最大 30 文字です。このフィールドの他の例は次のとおりです。
|