ドメイン値マップ関数
このセクションでは、ドメイン値マップ関数について説明します。
構文
dvm:lookupValue(mapName, referenceElementName, referenceValue, elementName, defaultValue, needAnException)
説明
dvm:lookupValue 関数は、ドメイン値マップの参照エレメント値を検索し、指定されているエレメント名の等値を文字列として返します。この形式の DVM 検索は、単一の参照エレメントを検索して、単一のエレメント値を返す場合に使用されます。参照ドメインまたは返されるドメインに複数のエレメントがある検索の場合は、dvm:lookupValueNVP 関数を使用して実行する必要があります。
パラメータ
パラメータ |
説明 |
---|---|
mapName |
ドメイン値マップ名を文字列として指定します。 |
referenceElementName |
ソース エレメント名を文字列として指定します。 |
referenceValue |
ソース値 (XSLT 変換のソース ドキュメントにバインドされている XPath 式) を文字列として指定します。 |
elementName |
ターゲット エレメント名を文字列として指定します。 |
defaultValue |
値が見つからない場合、デフォルト値が文字列として返されます。 |
needAnException |
"真" または "偽" を指定します。 needAnException パラメータが "真" に設定されていると、検索対象の値がマップ内に見つからない場合、例外が発生します。needAnException パラメータが "偽" に設定されていると、検索対象の値がマップ内に見つからない場合、空の値が返されます。 |
戻り値
dvm:lookupValue は、エレメントの値を含む文字列を返します。
次の理由で、例外が発生する可能性があります。
指定された名前の DVM が見つかりません。
指定されたエレメントが見つかりません。
指定されたソース値が空です。
例
次のコードでは、Long エレメントの値 California に対応する、StateCodes DVM クロスリファレンス マップの Short エレメントの値が検索されます。
dvm:lookupValue("StateCodes","Long","California","Short","CouldNotBeFound",True)
構文
dvm:lookupValueNVP(mapName, referenceDomain, referenceNVP, targetDomain, defaultNVP, needAnException)
説明
dvm:lookupValueNVP 関数は、DVM の参照ドメイン エレメント値を検索し、指定されたドメインの全てのエレメントの等値を NVP リストとして返します。この形式の DVM 検索は、参照ドメインまたは返されるドメインに複数のエレメントが存在する場合に使用します。参照ドメインの全ての必須エレメントは、NVP 参照リストに含める必要がありますが、オプションのエレメント (おそらく識別子) は含める必要はありません。戻り文字列には、必須エレメントであるかどうかを問わず、ターゲット ドメインの全てのエレメントの値が NVP リスト形式で含まれます。
パラメータ
パラメータ |
説明 |
---|---|
mapName |
ドメイン値マップ名を文字列として指定します。 |
referenceDomain |
ソース ドメイン名を文字列として指定します。 |
referenceNVP |
ソース エレメントおよび値の NVP リストを文字列として指定します。 |
targetDomain |
ターゲット ドメイン名を文字列として指定します。 |
defaultNVP |
値が見つからない場合、指定されているデフォルト値が文字列として返されます。 |
needAnException |
"真" または "偽" を指定します。 |
戻り値
戻り文字列には、必須エレメントであるかどうかを問わず、ターゲット ドメインの全てのエレメントの値が NVP リスト形式で含まれます。
次のいずれかの理由で、例外が発生する可能性があります。
指定された名前の DVM が見つかりません。
指定されたドメインが見つかりません。
指定されたエレメントが見つかりません。
指定されたソース値が空です。
例
次のコードでは、ChartElements DVM の PeopleSoft ドメインの BusinessUnit エレメントと Chartfield エレメントに指定されている値を検索し、UniqueGUID エレメントの値を返します。
dvm:lookupValueNVP("ChartElements","PeopleSoft","<BusinessUnit>US100</BusinessUnit><Chartfield>ACCOUNT</Chartfield>","UniqueGUID","<UniqueGUID>CouldNotBeFound</UniqueGUID>",True)
構文
dvm:lookup-dvm (mapName, referenceElementName, referenceValue, elementName, defaultValue, needAnException)
説明
dvm:lookup-dvm 関数は、ドメイン値マップの参照エレメント値を検索し、指定されているエレメント名の等値を文字列として返します。この形式の DVM 検索は、単一の参照エレメントを検索して、単一のエレメント値を返す場合に使用されます。参照ドメインまたは返されるドメインに複数のエレメントがある検索の場合は、dvm:lookupValueNVP 関数を使用して実行する必要があります。この関数の目的と機能は、dvm:lookupValue 関数と同じです。DVM の ESB 実装に定義されている関数名を模倣するために存在しています。
パラメータ
パラメータ |
説明 |
---|---|
mapName |
ドメイン値マップ名を文字列として指定します。 |
referenceElementName |
DVM 内のソース エレメントの名前を文字列として指定します。 |
referenceValue |
ソース値 (XSLT 変換のソース ドキュメントにバインドされている XPath 式) を文字列として指定します。 |
elementName |
DVM 内のターゲット エレメントの名前を文字列として指定します。 |
defaultValue |
値が見つからない場合に、ターゲット エレメントに割り当てるデフォルト値を、文字列として指定します。 |
needAnException |
"真" または "偽" を指定します。 needAnException パラメータが "真" に設定されていると、検索対象の値がマップ内に見つからない場合、例外が発生します。needAnException パラメータが "偽" に設定されていると、検索対象の値がマップ内に見つからない場合、空の値が返されます。 |
戻り値
この関数は、DVM から、ソース エレメントの値がソース値と同じである、ターゲット エレメントの値を検索します。ソース値は、XSLT 変換のソース ドキュメントにバインドされている XPath 式です。例外は変換中に評価され、結果値は検索のソース値として渡されます。
次の理由で、例外が発生する可能性があります。
指定された名前の DVM が見つかりません。
指定されたエレメントが見つかりません。
指定されたソース値が空です。
例
次のコードでは、Abbrev エレメントの値 Calif に対応する、StateCodes DVM マップの Short エレメントの値が検索されます。
dvm:lookup-dvm("StateCodes","Abbrev","Calif","Short","CouldNotBeFound", True)