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コントロール テーブル、トランザクション テーブル、およびプロンプト テーブル

PeopleSoft HCM は、会社、勤務地、システム仕様などの重要な一般データが一元管理された、テーブル ベースのシステムです。このシステムでは、複数のユーザーが同時に同じ基本情報にアクセスできる一方で、データの正確性と一貫性を保つことが可能です。

PeopleSoft HCM で一元管理されるテーブルには、コントロール テーブル、トランザクション テーブル、およびプロンプト テーブルがあります。

『PeopleTools: Application Designer Developer's Guide』を参照してください

コントロール テーブル

コントロール テーブルには、ユーザーが PeopleSoft HCM アプリケーションを使って行う日々のビジネス活動 (トランザクション) の処理および検証に使用する情報が保存されます。

コントロール テーブルに保存される情報は共通で、組織間で共有されます。たとえば、顧客のマスター リスト、ベンダー、アプリケーション、アイテム、勘定科目チャートなどです。コントロール テーブルでこれらの共有情報を一元管理することにより、重複データを削減してデータの一貫性を保ち、複数のユーザーが同時に同じ基本情報にアクセスできるようになります。

通常、コントロール テーブルに保存される情報は固定的で、ビジネス ポリシーや組織構造、処理ルールなどに根本的な変更がない限り、更新されません。

注: コントロール テーブルには、SETID キー フィールド (セットID) が含まれます。コントロール テーブルを設定すると、セットID によって、複数のビジネス ユニット間でコントロール テーブル情報を共有できるようになります。

トランザクション テーブル

トランザクション テーブルには、ユーザーが PeopleSoft HCM アプリケーションを使って行う日々のビジネス活動 (トランザクション) に関する情報が保存されます。

トランザクション テーブルに保存される情報は何度も変更され、コントロール テーブルに保存される情報よりも頻繁に更新されます。

注: トランザクション テーブルには、BUSINESS_UNIT フィールドが含まれます。このフィールドは、キー フィールドとして使用される場合とそうでない場合があります。

プロンプト テーブル

プロンプト テーブルは、PeopleSoft アプリケーション ページ上のフィールドに関連付けられているテーブルで、ユーザーがプロンプト オプションや検索オプションを選択すると、ページ上のフィールドに有効なデータ値を表示します。

プロンプト テーブルに保存されるデータ値は、コントロール テーブル、トランザクション テーブル、または他の PeopleSoft テーブルから検索されます。