Taleo とのインテグレーションについて
このトピックでは、標準 Taleo インテグレーション ソリューションの PeopleSoft 側の概要、および以下の項目について説明します。
インテグレーションの必要条件
ロールおよびユーザー プロファイルの管理
Web サービスの設定
Taleo インテグレーションの設定
ソース データ アナライザ レポートの作成
データの送受信
変換エラーの確認
採用管理を使用した候補者の採用
Taleo 統計の表示
PeopleSoft HCM と Taleo Recruiting とのインテグレーションの目的は、顧客が PeopleSoft を使用して毎日の HCM ビジネス プロセスを実行しながら、Taleo アプリケーション内で定義されている採用管理機能を利用できるようにすることです。このインテグレーション モデルによって、顧客は、PeopleSoft 内で定義された組織、勤務地および職務フィールド (OLF) を使用して、Taleo アプリケーションで人材募集を作成および管理できます。
PeopleSoft 9.2 とのインテグレーションは、Taleo バージョン 13A 以上に対して可能です。
PeopleSoft HR 基本情報と Taleo を同期して、Taleo での人材募集作成と応募者追跡を可能にします。
選択した応募者に関する候補者情報を Taleo から取得して、PeopleSoft で採用を処理します。
データ同期または候補者取得プロセスでのエラーを通知するワークフロー電子メール通知を関係者に送信します。
インテグレーション専門家は、PeopleSoft ユーザー インターフェイスからエラーを取得して解決できます。
PeopleSoft の内部従業員は Taleo で職務を検索して適用できます。
PeopleSoft の採用管理者は、PeopleSoft 管理者ダッシュボードに Taleo の採用統計を表示できます。
正常にインテグレーションを行うために、以下の必要条件を満たす必要があります。
PeopleSoft の前提条件
Taleo とのインテグレーションを進める前に、PeopleSoft で以下の情報を定義する必要があります。
ビジネス ユニットおよびセットID の設定
レコード グループ
部門、会社および勤務地
PeopleSoft に定義する勤務地は、正しい国と州/都道府県情報を使用して存在する必要があります。
職務コード
テーブルセット コントロールが PeopleSoft に導入され、エンティティ (部門、職務コード、勤務地など) がビジネス ユニット別に設定および管理されていること。
PeopleSoft の全従業員は、PeopleSoft にアクセスするためのユーザー ID が必要です。
各従業員は、1 つのユーザー ID に関連付けられている必要があります。
適切なロールと共に、ユーザー プロファイルが PeopleSoft に定義および設定されていること。
従業員に関連付けられるユーザー ID は 4 文字以上である必要があります。
PeopleSoft HR システムの管理は、最新のバンドルと個々の修正を適用して最新の状態を維持する必要があります。
PeopleSoft は、PeopleTools リリース 8.53.05 以上と共に存在する必要があります。
Taleo の前提条件
インテグレーション ソリューションの Taleo 側は、SmartOrg 管理に次の構造が含まれて存在する必要があります。組織構造は、会社、ビジネス ユニットおよび部門の 3 レベルで構成されます。勤務地構造は、国、都道府県、市区町村、勤務地の順の階層構造です (第 4 レベルは Taleo で勤務地として定義済み)。
Taleo は、マルチリンガル エンティティに対して同期化するデータからデフォルト言語を識別し、そのデフォルト言語を使用してサポートされていない言語フィールドが入力されるように設定する必要があります。
採用担当者は、人材募集テンプレートのみを使用して人材募集を作成する必要があり、人材募集の組織または勤務地情報は、テンプレートでデフォルト設定された内容を変更できません。
同期化のために Taleo が新規採用データを PeopleSoft に送信するのは、Taleo 採用プロセス全体で 1 回 (Taleo 側の設定時にインテグレーション顧客が指定する時点) のみです。
基本データは Taleo にインポートされる必要があり、手動では作成できません。Taleo に手動で作成された基本データは、PeopleSoft と同期化されません。基本データが PeopleSoft にインポートされると、システムでは無効なデータと見なされ、Taleo をソースとする基本データは新規採用のエクスポート レコードの候補者から消去されます。