PeopleSoft の言語サポートについて
複数国対応システムで重要となるのは、言語のサポートです。PeopleSoft では、効率の良い多国語処理が提供されています。たとえば、セッションの最中に言語を切り替える場合、言語設定用の 1 つのフィールドの値を変更するだけで、システム全体が自動的に新しい言語に切り替わります。1 回のセッションで、ドイツ語から英語、英語からフランス語に変更し、またドイツ語に戻すことができます。このセクションでは、PeopleSoft の言語サポートの概要について説明します。
PeopleSoft では、いくつかの方法で多言語機能がサポートされています。PeopleTools には、フィールド ラベル、ページ表示、メニュー アイテムなどを別の言語に翻訳するツールが組み込まれています。ログオンすると、画面内容は全てユーザーの指定した言語で表示されます (翻訳されている言語に限ります)。
PeopleSoft を修正してフィールド、ページ、メニュー アイテムなどを新規追加する場合は、PeopleTools に組み込まれている機能を使って、追加したアイテムを目的の言語に翻訳できます。
アプリケーションを修正する際は、多言語機能を完全に維持するために、新規に作成したアイテムを翻訳して登録します。1 つの言語しか使用していなければ、その言語で新規アイテムを入力するだけで済みます。ただし、複数の言語を使う場合は、新規アイテムを翻訳しておかないと、システムを別の言語に切り替えても、そのアイテムは元の言語のままで表示されます。その結果、同じページに複数の言語が表示されてしまうことがあります。
次の表は、サポートしている言語と言語コードの一覧です。
言語コード |
言語 |
---|---|
CFR |
カナダ フランス語 |
DAN |
デンマーク語 |
DEU |
ドイツ語 |
DUT |
オランダ語 |
ESP |
スペイン語 |
FRA |
フランス語 |
ITA |
イタリア語 |
JPN |
日本語 |
KOR |
韓国語 |
POL |
ポーランド語 |
POR |
ブラジル ポルトガル語 |
SVE |
スウェーデン語 |
ZHS |
簡体字中国語 |
ZHT |
繁体字中国語 |
注: システム内のオブジェクトは、システムの出荷前に一度翻訳されます。これにはアプリケーションのページとメニュー アイテムが全て含まれています。ただし、新規にレコードを作成したりデータを追加する場合、新規のフィールド ラベルやデータ (名称、コメント、説明、略称など) を必ず翻訳してください。
『PeopleTools: Global Technology』を参照してください。