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DSMAPINPUT FullSync プロセスを使ったディレクトリ データのオーディット

次の各トピックでは、ディレクトリ オーディット プロセスの概要およびディレクトリ データのオーディット方法について説明します。

ページ名

定義名

用途

ディレクトリ オーディット ページ

EO_RUNCTL_DS_AUDIT

一時ファイルを消去およびロードします。また、エントリ ルールを使用してディレクトリ グループにメンバーをロードして、複数の LDIF ファイルの内容を 1 つのファイルにマージします。

フル データ パブリッシュ ページ

EO_FULLDATAPUB

DSMAPINPUT_FULLSYNC_A サービス オペレーションをパブリッシュするルールを設定します。

モニター概要ページ

IB_MONITOR_OVRVIEW

DSMAPINPUT_FULLSYNC_A サービス オペレーションのステータスを確認します。

ディレクトリにデータをロードしてトランザクションの処理を開始した後は、定期的にディレクトリ オーディット プロセスまたは DSMAPINPUT FullSync オーディット プロセスを実行して、データベースのデータをデイレクトリのデータと比較できます。

従業員などの個人データと職務データのみをオーディットする場合は、DSMAPINPUT FullSync オーディット プロセスを使用します。個人データと職務データに加えて、勤務地や部門のデータもオーディットする場合は、ディレクトリ オーディット プロセスを使用します。

注: ディレクトリ オーディット プロセスでは、大量の従業員データをオーディットするときにパフォーマンスの問題が発生することがあります。この問題を回避するには、DSMAPINPUT FullSync オーディット プロセスを使用します。

ディレクトリ オーディット ページから一時テーブル消去/ディレクトリからロード (EODS_CLEANLD) プロセスを実行します。

  1. 適切なマップ名を指定して [実行] をクリックします。

  2. リストから EODS_CLEANLD プロセスを選択して [OK] をクリックします。

注: ディレクトリのロード プロセス (EO_DS_AUDIT) は実行しないでください。

フル データ パブリッシュ ページ (EO_FULLDATAPUB) を使用して、DSMAPINPUT_FULLSYNC_A サービス オペレーションをパブリッシュするためのルールを設定します。

DSMAPINPUT サービス オペレーションは、個人の職務データと個人データの情報を 1 つにまとめたサービス オペレーションです。DSMAPINPUT_FULLSYNC_A は、DSMAPINPUT サービス オペレーション構造に基づいた FullSync サービス オペレーションで、DSMANCHNL サービス オペレーション キューに定義されます。このキューは従業員 ID フィールドで分割して、並行処理することができます。フル データ パブリッシュ ユーティリティは、サービス オペレーションをパブリッシュします。サブスクリプション ユーティリティは、複数の従業員 ID データのストリームを同時に処理します。各サブスクリプションは、該当する個人の集合について、LDAP コマンドを含む一意な LDIF ファイルを作成します。

ユーティリティでは、ディレクトリ マップ テーブルで最初に検出されたアクティブなマップを処理します。DSMAPINPUT をメッセージ名として含むマップがいくつか存在する場合は、このプロセスを実行するに必ず目的のメッセージのサービス オペレーションだけをアクティブにしてください。

  1. フル データ パブリッシュ ページにアクセスします。

  2. 処理頻度の [1回限り] を選択します。

  3. [メッセージ名] フィールドに、"DSMAPINPUT_FULLSYNC_A" と入力します。

  4. リクエスト ID と名称を指定し、変更を保存して [実行] をクリックします。

  5. テーブル データ フル パブリッシュ プロセス (EOP_PUBLISHT) を選択し、[OK] をクリックします。

注: DSMAPINPUT_FULLSYNC_A の代わりに独自のサービス オペレーションを選択することもできますが、ディレクトリ マップのサービス オペレーション名に FULLSYNC_A を追加する必要があります。たとえば、PERSMSG が個人データ エントリのマップに指定された設定サービス オペレーションである場合は、サービス オペレーションの名称を PERSMSG_FULLSYNC_A とします。

モニター概要ページ (IB_MONITOR_OVRVIEW) を使用して、DSMAPINPUT_FULLSYNC_A サービス オペレーションのステータスを確認します。

サービス オペレーション キューを監視して、DSMANCHNL サービス オペレーション キュー内の DSMAPINPUT_FULLSYNC_A メッセージのステータスを判断します。

  1. モニター概要ページにアクセスします。

  2. [開始済] 列に 0 よりも大きい数値が表示されている場合、メッセージが処理中であることを示しています。サブスクリプションが完了すると、[完了] 列だけに 0 よりも大きい数値が表示されます。

『PeopleTools: Integration Broker』および『PeopleTools: Integration Broker Administration』を参照してください。

ディレクトリ オーディット ページ (EO_RUNCTL_DS_AUDIT) を使用して、一時ファイルを消去およびロードします。また、エントリ ルールを使用してディレクトリ グループにメンバーをロードして、複数の LDIF ファイルの内容を 1 つのファイルにマージします。

全てのサービス オペレーション サブスクリプションが完了したことをモニター概要ページで確認した後は、エントリ メンバーシップ/LDIF マージ プロセス (EODS_LDIFMRG) を実行して、エントリ メンバーシップ ルールに基づいてメンバーをディレクトリ グループにロードし、フル テーブル パブリッシュ プロセスの実行時に生成された LDIF ファイルの内容を全てマージします。マージされたファイルは、後で内容を確認して変更し、ディレクトリにインポートできます。

エントリ メンバーシップ/LDIF マージ プロセスを実行するには、次の手順に従います。

  1. ディレクトリ オーディット ページにアクセスします。

  2. 適切なマップを指定して [実行] をクリックします。

  3. EODS_LDIFMRG プロセスを選択して [OK] をクリックします。

注: ここでは、"一時テーブル消去" または ディレクトリのロード プロセス (EO_DS_AUDIT) を実行しないでください。