ナビゲーションに戻る

インスタント メッセージ ID の設定と検証

次の各トピックでは、インスタント メッセージングの概要、インスタント メッセージングの設定、およびインスタント メッセージ ID の検証方法について説明します。

ページ名

定義名

用途

個人インスタント メッセージ テスタ ページ

HR_PERSON_IM_TEST

個人のインスタント メッセージ ID をテストします。

個人の住所、電子メール、および電話番号の連絡先情報の管理に加えて、PeopleSoft HCM アプリケーションでは、インスタント メッセージング (IM) の使用による組織内のコラボレーションがサポートされています。インスタント メッセージングは、2 人以上の個人が共有クライアントを使用して行うリアルタイムの直接テキストベース通信の一種です。従業員は、セルフサービスのページからインスタント メッセージ ID を入力できます。この情報が取得されて HR 個人データのページに保存されるか、あるいは管理者が、個人情報の追加コンポーネント (または採用処理) または個人情報の更新コンポーネントを使用して HR に直接入力できます。

IM を設定して、従業員の IM データをシステムに保存することによって、組織ではアプリケーション ページからのインスタント通信を有効にできます。たとえば、会社ディレクトリの各ページで別の従業員の連絡先詳細を表示しているとき、IM 在席状態アイコンの上にカーソルを置くと、その個人の IM 情報を表示でき、クリックするとその個人とのインスタント チャットをそのページから直接開始できます。

画像: 従業員の [IM 在席状態] アイコンが表示された組織図ビューア: プロファイル ページの例

次の例では、従業員の [IM 在席状態] アイコンが表示された組織図ビューア: プロファイル ページの例のフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

従業員の [IM 在席状態] アイコンが表示された組織図ビューア: プロファイル ページの例

インスタント メッセージングは、PeopleTools マルチチャネル フレームワークを使用してこの機能をサポートします。

PeopleSoft マルチチャネル フレームワークには、パブリック ネットワークを介してインスタント メッセージングをサポートするための統合インフラストラクチャが用意されています。インスタント メッセージングのネットワーク (パブリックおよびプライベート) は、IM の単一ボタン在席状態検出用に実装されており、サーバー設定コンポーネント select ([PeopleTools], then select [マルチチャネル フレームワーク], then select [インスタント メッセージング], then select [在席状態], then select [サーバー設定]) 内で設定されます。

[IM 在席状態] アイコンをビジネス プロセスのページに表示して利用するには、サーバー設定コンポーネントで IM ドメインを設定する必要があります。

マルチチャネル フレームワークでは、インスタント メッセージング用に次の IM ネットワーク プロトコルがサポートされています。

  • GTALK

  • MSN

  • XMPP

  • Yahoo

これらの設定レコードのビューは、従業員のチャット ID 詳細を取得して、この情報を、HCM 個人データ (PERSON モデル) に関連付けられている PERSON_IMCHAT レコードに保存する際に使用します。

XMPP サーバー用の IM ユーザーの設定

ユーザーの在席状態の情報を XMPP 設定済みの IM サーバーから取得するには、ユーザーがサーバーにログインする必要があります。各ユーザーは、XMPP サーバー用の自分のユーザー ID とパスワードを入力する必要があります。XMPP ログイン情報がユーザー プロファイルに入力されている場合は、設定済みの XMPP サーバーへのログイン プロセスは、ユーザーが PeopleSoft にサインオンすると自動的に行われます。

このタスクを実行するには、[マイ システム プロファイル] または [PeopleTools]、[セキュリティ]、[ユーザー プロファイル]、[ユーザー プロファイル] の順に移動します。[インスタント メッセージング情報] リンクをクリックし、使用している各 XMPP ドメイン用のユーザー ID とパスワードを入力します。

『PeopleTools: PeopleSoft MultiChannel Framework』の「Configuring Instant Messaging in PeopleSoft MultiChannel Framework」を参照してください。

個人インスタント メッセージ テスタ ページ (HR_PERSON_IM_TEST) を使用して、個人のインスタント メッセージ ID をテストします。

画像: 個人インスタント メッセージ テスタ ページ

次の例では、個人インスタント メッセージ テスタ ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

個人インスタント メッセージ テスタ ページ

[単一在席状態チャット] アイコンには、次のようにさまざまな IM アイコンが表示されます。

フィールドまたはコントロール

定義

インスタント メッセージング アクティブ アイコン

指定した IM プロトコルで従業員が使用可能であることを示します。

インスタント メッセージング非アクティブ アイコン

指定した IM プロトコルで従業員が使用可能でないか、または従業員にその IM プロトコルのアカウントがないことを示します。

インスタント メッセージング エラー アイコン

IM プロトコルへの接続中にエラーが発生したことを示します。

[単一在席状態チャット] アイコンの上にカーソルを置くと、従業員に対して設定されている全てのインスタント メッセージ ID が表示されます。