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テキスト カタログの設定

テキスト カタログを設定するには、テキスト カタログの設定 (HR_SSTEXT_CFG) コンポーネントと、テキスト カタログの翻訳 (HR_SSTEXT_TEXT) コンポーネントを使用します。

次の各トピックでは、テキスト カタログの概要を示し、共通フィールドをリストし、テキスト カタログの設定方法について説明します。

ページ名

定義名

用途

テキスト カタログの設定

HR_SSTEXT_CFG

アプリケーションのテキスト カタログを設定します。

テキスト カタログ エントリの保存と検索に使用するキーを指定します。

テキスト カタログの更新ページ

HR_SSTEXT_TEXT

テキスト カタログ エントリを定義して、適用条件依存のキーの値を定義します。

HTML タグは、HTML 領域のテキスト カタログにのみ使用できます。他の場所で使用することはできません。

テキスト カタログの更新 - HTML 表示ページ

HR_SSTEXT_HTML

テキスト カタログ エントリを HTML 形式で表示します。

テキスト カタログ - 全適用条件の表示ページ

HR_SSTEXT_ALLKEYS

目的の有効日に対する [適用条件表示] リンクをクリックすることによって、特定のテキスト ID と有効日の組み合わせに対するバージョンおよび適用条件のエントリを表示します。

テキスト カタログの翻訳 - 説明ページ

HR_SSTEXT_LANG

テキスト カタログの翻訳対象言語を選択して説明します。

テキスト カタログの翻訳 - カタログ テキスト ページ

HR_SSTEXT_LANG2

テキスト カタログ エントリの翻訳に関する情報を入力します。

テキスト カタログのテスト ページ

HR_SSTEXT_TEST

適用条件の組み合わせを使用して、テキスト ID に対して検索されるテキストをテストします。

テキスト カタログ機能には、フィールド ラベル、ボタン名、リンク、ページ説明、警告など、HCM アプリケーションのセルフサービス ページに表示される標準テキストが保存されています。さらに、自動電子メール通知で使用されるテキストと件名も含まれます。HCM には、事前定義されたテキスト エントリが用意されており、テキスト カタログ機能を使用して変更できます。

テキスト カタログ機能のエントリは、適用される条件に依存します。つまり、ページに表示される各テキストは、ページの用途や使用される状況によって異なります。たとえば、管理者に対して表示される指示メッセージは、従業員に対して表示される指示メッセージとは異なる場合があります。

テキスト カタログ キー

アプリケーションに適切なテキスト カタログ エントリを取得するためのキーを使用することにより、適用条件に応じたテキストを表示できます。各アプリケーションのニーズを満たすため、アプリケーションごとに異なるキーが使用されます。

同じテキストに対して複数のバージョンを作成することが可能ですが、シナリオごとに別々にテキストを設定する必要はありません。全ての適用条件を空白にして標準のテキストを 1 つ作成し、標準とは異なる状況ごとにテキストを追加します。空白の適用条件はワイルドカードとして機能します。

警告 テキスト検索の際、適用条件の検索キーによって選択肢が 1 行に絞り込まれると、検索は停止され、下位の適用条件に設定されているキーは無視されます。正しく設定されていないと、誤った検索結果が出る場合があります。事前に計画を行ってから条件を変更してください。複雑なシナリオについては特に注意してください。ランダムに変更を行うとエラーが発生し、後からデバッグを行うことが困難になる可能性があります。

テキスト カタログのテスト ページを使用して、変更をテストできます。エントリをテストするには、テキストに関連付けられたテキスト ID、および適用条件の組み合わせを入力して、[テスト] ボタンをクリックし、入力した適用条件に対して取得されるテキストを表示させます。

テキスト ID

テキスト エントリを更新するには、その ID が必要です。テキスト ID は、テキスト カタログの設定ページの [テキスト ID 表示] オプションを使用して特定できます。このオプションをアクティブにすると、セルフサービス ページ、警告、および電子メールにおいて、テキストの代わりに対応するテキスト ID が表示されます。

正しいテキスト ID を表示するには、ページ、警告、および電子メールでテキストが表示される条件を指定する必要があります。たとえば、特定のロールを使用してサインインする必要のある場合があります。

注: このオプションをアクティブにしてセルフサービス ページを印刷し、その後非アクティブに戻します。この印刷したハードコピーは、各セルフサービス ページで使用されている全てのテキスト ID の参照資料として使用できます。

フィールドまたはコントロール

定義

テキスト ID

テキスト カタログのエントリにアクセスするために入力する固有の ID。

適用箇所

電子メール本文、電子メール件名、エラー/警告、フィールド ラベル、グリッド/スクロール見出し、グループボックス タイトル、ハイパーリンク/ボタン、ページ説明ページ タイトルなど、テキストが使用される箇所を示します。変更できないテキストは、トランスレート値と Windows のエラー ボックスに表示されるエラー メッセージのみです。[適用箇所] フィールドは、保存したテキストのテキスト ID が不明である場合に、テキスト カタログの更新ページで検索キーとして使用できます。

有効日

特定のテキスト カタログ エントリがアクティブになる日付。システムに用意されているテキストは、PeopleSoft HCM データベースのシステム データとして定義されており、有効日は 1900 年 1 月 1 日となっています。

重要 PeopleSoft ePerformance-パフォーマンス管理が将来アップデートされる際にユーザーが追加、変更したテキストが上書きされないようにするには、新しいテキストを追加するときに 1900/01/01 より後の有効日を指定してください。また、システムに用意されたテキストを変更するときは、新しい有効日でデータを挿入してください。

テキスト カタログの設定ページ (HR_SSTEXT_CFG) を使用して、アプリケーションのテキスト カタログを設定します。テキスト カタログの設定: 適用条件 1 からテキスト カタログの設定: 適用条件 6 の各ページで、テキスト カタログ エントリの保存と検索に使用するキーを指定します。

画像: テキスト カタログの設定ページ: [一般] タブ

次の例では、テキスト カタログの設定ページ: [一般] タブのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

テキスト カタログの設定ページ: [一般] タブ

このページを使用して、テキスト カタログにアプリケーションを追加または削除し、アプリケーション内のテキスト カタログの動作に影響するオプションを設定します。上のスクリーン ショットには、標準でテキスト カタログ機能が使用可能となっている PeopleSoft HCM アプリケーションが示されています。

フィールドまたはコントロール

定義

オブジェクト オーナー ID名称

オブジェクト オーナーを選択します。オブジェクト オーナーの名称が表示されます。

テキスト ID 表示

このチェック ボックスをオンに設定すると、対応するテキストではなく、テキスト エントリのシステム ID が表示されます。このオプションを使用して、変更したい部分のテキストに対応するテキスト ID を検出できます。

テキスト カタログページ: [キー] タブにアクセスします。

注: [適用条件 2]、[適用条件 3]、[適用条件 4]、[適用条件 5]、[適用条件 6] の各タブは、適用条件 1 ページ (select [HCM 基本設定], then select [共通定義], then select [テキスト カタログとノートパッド], then select [テキスト カタログの設定], then select [テキスト カタログの設定] の順にナビゲートし、該当するキー タブにアクセス) と外観および用途が同じです。

画像: テキスト カタログの設定ページ: [キー] タブ

次の例では、テキスト カタログの設定ページ: [キー] タブのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

テキスト カタログの設定ページ: [適用条件 1] タブ

フィールドまたはコントロール

定義

適用条件 1 プロンプト テーブル (適用条件 2 プロンプト テーブル、適用条件 3 プロンプト テーブル、適用条件 4 プロンプト テーブル、適用条件 5 プロンプト テーブル、適用条件 6 プロンプト テーブル)

アプリケーションに関してテキスト カタログの分割に使用される値を定義したプロンプト テーブルのオブジェクト名を選択します。

テキスト カタログを定義および更新するときに、このプロンプト テーブルの値が表示されます。セルフサービス ページまたは通知にエントリが表示される条件に適合する値を選択します。

適用条件 1 フィールド名、適用条件 2 フィールド名、適用条件 3 フィールド名、適用条件 4 フィールド名、適用条件 5 フィールド名、適用条件 6 フィールド名

このキーの有効値リストに表示される値を含む、プロンプト テーブル内のフィールドを選択します。

注: プロンプト テーブルの値を入力する場合は、同じ行にフィールド名も入力する必要があります。

テキスト カタログの更新ページ (HR_SSTEXT_TEXT) を使用して、テキスト カタログ エントリを定義して、適用条件依存のキーの値を定義します。

画像: テキスト カタログの更新ページ

次の例では、テキスト カタログの更新ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

テキスト カタログの更新ページ

適用条件/テキスト

このページに表示される適用条件は、アプリケーションのテキスト カタログ設定によって定義され、適用条件は 6 個まで表示されます。適用条件を使用して、メッセージやテキストの対象を特定のユーザーに絞ったり、またテキストの適切な使用条件を指定できます。

注: 空白の適用条件はワイルドカードとして機能します。つまり、全ての適用条件でエントリが表示されることを意味します。

たとえば、上記のスクリーン ショットは ePerformance-パフォーマンス管理アプリケーションのボタンの設定を示します。テキスト ボックスで定義されたボタン テキストは、記入票ステータスが "記入中" (IP) の記入者タイプの従業員 (E) に対してのみ適用されます。

各テキスト ID と有効日の組み合わせに対して、全ての適用条件を空白にした完全なワイルドカード エントリを定義します。このエントリは、ルート エントリと呼ばれ、セクション タイプ、記入者タイプ、ユーザー ロール、記入票ステータスのいずれも指定されていない場合に使用される、デフォルトのテキスト エントリです。

フィールドまたはコントロール

定義

HTML として表示/編集

テキストがページの HTML 領域に表示される場合は、このリンクをクリックして HTML タグを表示させて編集します。

HTML タグは、HTML 領域のテキスト カタログにのみ使用できます。他の場所で使用することはできません。

テキストの置換

%1 や %2 などの特定トークンを代替するテキスト文字列は、テキスト カタログで代替トークンを使用するアプリケーションごとに異なります。代替トークンは、アプリケーションに標準で用意されています。

テキスト カタログの代替トークンは、PeopleTools のメッセージ カタログの代替トークンと同じ働きをします。PeopleCode 関数のコール実行時のトークンの値を指定する必要があります。テキストがパフォーマンス記入票に適用されるときに、それらの値は PeopleCode のパラメータによって置換されます。この機能を使用するには、PeopleCode の知識が必要です。

代替のトークンに異なる意味を持たせる、または順番を変えるなど、システムに用意されているテキスト ID を更新する場合は、テキスト カタログ機能の検索関数を呼び出す PeopleCode も変更する必要があります。それはこの関数により、トークンの代わりに使用する値がコピーされるためです。

テキスト制限

テキスト カタログ フレームワークを使用すると、長いテキスト エントリを入力できますが、実行時にテキストが表示されるページ項目に文字制限があり、結果のテキストが切り捨てられる可能性があります。標準のテキスト カタログ エントリを変更するときは、必ず変更内容をテストしてください。実行時のページでエントリが切り捨てられる場合は、テキストを短くする必要があります。

『PeopleTools: PeopleCode Developer's Guide』を参照してください。

テキスト カタログの更新 - HTML 表示ページ (HR_SSTEXT_HTML) を使用して、テキスト カタログ エントリを HTML 形式で表示します。

画像: テキスト カタログの更新 - HTML 表示ページ

次の例では、"テキスト カタログの更新 - HTML 表示" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

テキスト カタログの更新 - HTML 表示ページ

フィールドまたはコントロール

定義

テキスト スタイル

テキストに対応したスタイルを選択します。[太字][エラー] などのスタイルをテキスト エントリに適用すると、セルフサービス ページで表示されるテキストの状態が [HTML 表示] ページ領域に示されます。

テキスト カタログ - 全適用条件の表示ページ (HR_SSTEXT_ALLKEYS) を使用して、目的の有効日に対する [適用条件表示] リンクをクリックすることによって、特定のテキスト ID と有効日の組み合わせに対するバージョンおよび適用条件のエントリを表示します。

画像: テキスト カタログ - 全適用条件の表示ページ

次の例では、"テキスト カタログ - 全適用条件の表示" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

テキスト カタログ - 全適用条件の表示ページ

[バージョン] グループ ボックスには、選択したテキスト ID の全てのバージョンが有効日付きで表示されます。

[適用条件表示] リンクをクリックすると、選択したバージョンに関連する適用条件の各セットが表示されます。言語のリンクをクリックすると、適用条件に関連付けされたテキストが指定した言語で表示されます。

テキスト カタログの翻訳 - 説明 ページ (HR_SSTEXT_LANG) を使用して、テキスト カタログの翻訳対象言語を選択して説明します。

画像: テキスト カタログの翻訳 - 説明ページ

次の例では、"テキスト カタログの翻訳 - 説明" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

テキスト カタログの翻訳 - 説明ページ

テキスト カタログ エントリと翻訳先の言語について表示します。[全言語を折りたたむ] リンクと [全言語を展開] リンクを使用して、言語リストの表示方法を制御します。このページでは言語の追加と削除を行うことができますが、翻訳テキストは入力できません。

テキスト カタログの翻訳 - カタログ テキスト ページ (HR_SSTEXT_LANG2) を使用して、テキスト カタログに翻訳を入力します。

画像: テキスト カタログの翻訳 - カタログ テキスト ページ

次の例では、"テキスト カタログの翻訳 - カタログ テキスト" ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

テキスト カタログの翻訳 - カタログ テキスト ページ

[全言語を折りたたむ] リンクと [全言語を展開] リンクを使用して、言語リストと翻訳エントリの表示方法を制御します。このページでは言語の追加と削除を行い、翻訳テキストを表示できます。

テキスト カタログのテスト ページ (HR_SSTEXT_TEST) を使用し、適用条件の組み合わせを使用して、テキスト ID に対して検索されるテキストをテストします。

画像: テキスト カタログのテスト ページ

次の例では、テキスト カタログのテスト ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

テキスト カタログのテスト ページ

このページでは、パラメータを入力し、そのパラメータに適合する条件下でテキスト カタログ内のエントリがどのようにセルフサービスのページに表示されるかをテストできます。

テキスト検索をテストするには、次の手順に従います。

  1. テキストのテキスト ID を入力します。

  2. (省略可) 必要に応じて適用条件に値を入力します。"HR ノートパッドの設定 - キーの設定" ページで設定したコンテンツ キー (6 個まで) が表示されます。

    • 全ての適用条件を空白にして、[テスト] ボタンをクリックすると、ルート テキストが表示されます。

    • 適用条件のフィールドに値を入力すると、条件に最も適合するテキストが検索されます。

  3. (省略可) 1 つまたは複数の代替表現フィールドに値を入力します。

    [テスト] ボタンをクリックすると、テキスト内の変数 (%1、%2、%3、%4、%5) がここで指定した値に置き換えられます。

  4. (省略可) [テキスト スタイル] を選択すると、HTML で特定のスタイルに変換されたテキストを確認できます。

    この機能により、テキストがセルフサービス ページでどのように表示されるかを確認できます。指定できる値は、[追加説明][太字][エラー][ページ説明] 、および [ページ タイトル] です。

  5. [テスト] ボタンをクリックします。

    選択したテキスト ID に対して指定した適用条件に最も適合したテキストが表示されます。