残高 ID の作成
残高 ID を作成するには、残高 ID テーブル (BALANCE_ID_TABLE) コンポーネントを使用します。
次の各トピックでは、残高 ID の概要および残高 ID の作成方法について説明します。
注: 次の各トピックの情報は、Oracle の PeopleSoft Payroll for North America および Oracle の PeopleSoft 給与計算インターフェイスに適用されます。次の各トピックの情報は、Oracle の PeopleSoft グローバル ペイロールには適用されません。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
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BALANCE_ID_TBL1 |
支給グループに基づいて給与計算処理のサイクルを作成し、年間残高を定義します。 |
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BALANCE_ID_PU |
会社ごとに設定されたセットID を表示します。 |
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BALANCE_ID_TBL2 |
年間残高 ID ごとに会社および年別の実際の四半期定義を定義します。 |
残高は、カレンダー年、会計年度、福利厚生年、またはその他の必要な方法で管理できます。定義する年間残高タイプごとに開始日と終了日を指定し、年ごとに四半期、期間、および日付範囲を指定します。さまざまな年タイプ別に残高情報を更新、調整、および報告できます。
注: 1 つの残高 ID を設定するには、給与計算を処理する会社ごとにカレンダー年の残高オプションを選択する必要があります。
残高 ID テーブル 1 ページ (BALANCE_ID_TBL1) を使用して、支給グループに基づいて給与計算処理のサイクルを作成し、年間残高を定義します。
ナビゲーション
画像: 残高 ID テーブル 1 ページ
次の例では、残高 ID テーブル 1 ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

カレンダー年の残高 ID の作成
カレンダー年の残高 ID を作成するには、次の手順に従います。
カレンダー年の残高チェック ボックスをオンにします。
[年度] フィールドに年度を入力します。
[作成] ボタンをクリックします。
ページを保存します。
その他全てのフィールドは入力できなくなります。残高 ID 詳細の年の 12 の期間、年の 4 つの四半期、月のデフォルトの終了日は自動的に作成されます。
カレンダー年以外の残高 ID の作成
カレンダー年以外の残高 ID を作成する場合は、[年間期間数]、年間四半期数、[終了日デフォルト]、日付の使用、および [残高 ID の詳細] の各フィールドを指定する必要があります。管理する残高を選択する必要もあります。
値の入力
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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セットID |
セットID ページにアクセスして各会社で使用する残高セットID を表示するには、このボタンをクリックします。残高 ID テーブル コンポーネントのセットID は、会社テーブル − 会社所在地ページで指定します。 |
残高 ID |
残高 ID テーブル検索ページで入力します。残高期間 (カレンダー年の場合は CY、会計年度の場合は FY、または福利厚生年の場合は BY など) を指定します。設定した残高 ID は変更しないでください。 |
年間期間数 |
カレンダー年の残高 ID を設定していない場合は、年間期間数を指定します。 |
年間四半期数 |
カレンダー年の残高 ID を設定していない場合は、年間四半期数を指定します。 |
カレンダー年の残高 |
カレンダー年の残高 ID を設定している場合に選択します。これによって、このページの残りのチェック ボックスおよび編集ボックス ([名称] および [略称] を除く) は入力できなくなります。カレンダー年の全ての残高タイプは自動的に選択され、[小切手発行日] オプションが自動的に選択されます。ただし、入力が可能になる [年度] フィールドおよび [作成] ボタンが表示されます。 |
年度 |
残高を作成する年を入力します。 |
作成 |
特定の会社および年度の会社、年、期間、開始日、終了日、期間名、および略称の各フィールドが自動的に入力されるように指示する場合は、このボタンをクリックします。 |
終了日デフォルト
カレンダー年の残高 ID を設定していない場合は、このグループ ボックスを使用して、カレンダー年に適用する終了日を指定します。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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なし |
カレンダー年に対する特定の終了日が不要な場合に選択します。 |
月、隔月、四半期、日 |
月、隔月、四半期、または日の終了日を指定する場合は、対応するオプションを選択します。 |
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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支給残高管理、税残高管理、控除残高管理、小切手残高管理、差押残高の管理 |
カレンダー年の残高 ID を設定していない場合は、作成する年の支給残高、税残高、控除残高、小切手残高、差押残高を管理するために、対応するチェック ボックスをオンにします。 注: これらの残高のそれぞれは定義する年で管理されます。たとえば、会計年度を定義して支給残高管理を選択した場合は、会計年度の支給残高が管理されます。 |
日付の使用
カレンダー年の残高 ID を設定していない場合は、このグループ ボックスを使用して、管理する残高タイプを選択します。会社および年ごとに最初の期間、開始日、および終了日を設定する必要があります。これを入力すると、その会社/年の行ごとに開始日と終了日がデフォルトで自動的に設定されます。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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小切手発行日 |
処理される残高を小切手発行日で管理する場合に選択します。たとえば、会計年度を 2006 年 7 月 1 日から 2007 年 6 月 30 日 と定義していて、小切手発行日が 2007 年 6 月 23 日であった場合、残高はこの会計年度に含まれます。ただし、小切手発行日が 2007 年 7 月 1 日であった場合、残高は翌年の会計年度に含まれます。 |
期間終了日 |
処理される残高を期間終了日で管理する場合に選択します。たとえば、会計年度を 2006 年 7 月 1 日から 2007 年 6 月 30 日 と定義していて、支給期間終了日が 2007 年 6 月 23 日であった場合、残高はこの会計年度に含まれます。ただし、支給期間終了日が 2007 年 7 月 1 日であった場合、残高は翌年の会計年度に含まれます。 |
残高 ID の詳細
カレンダー年の残高 ID を設定していない場合は、このグループ ボックスを使用して、特定の会社および年度の年、期間、開始日、終了日、期間名、および略称の各フィールドを指定します。
注: 最初の入力では、[年度]、[期間]、[開始日]、[終了日]、[期間名]、および [略称] の各フィールドに値を入力し、この情報の入力後、追加の行の [年度]、[期間]、[開始日]、および [終了日] の各フィールドは、デフォルトで、前の行に入力された値に基づいて自動的に設定されます。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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年度、期間、開始日、終了日、期間名 |
残高タイプの年度、期間、開始日、終了日、期間名を入力します。 |
略称 |
期間名の略称を入力します。 |
セットID - コメント ページ (BALANCE_ID_PU) を使用して、会社ごとに作成されたセットID を表示します。
ナビゲーション
残高 ID テーブル 1 または残高 ID テーブル 2 ページで、[セットID] ボタンをクリックします。
画像: コメント ページ
次の例では、コメント ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

セットID ページには、会社ごとに設定されたセットID が表示されます。これは、特定の会社について入力する際にセットID を確認するのに役立ちます。
残高 ID テーブル 2 ページ (BALANCE_ID_TBL2) を使用して、年間残高 ID ごとに会社および年別の実際の四半期定義を定義します。
ナビゲーション
画像: 残高 ID テーブル 2 ページ
次の例では、残高 ID テーブル 2 ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

残高 ID テーブル 1 ページでカレンダー年の残高チェック ボックスをオンにして、[作成] ボタンをクリックすると、残高 ID テーブル 2 ページのフィールド情報が自動的に表示されます。
残高 ID テーブル 1 ページでカレンダー年の残高 ID タイプを指定していない場合は、[年度]、[四半期]、[期間名]、[略称]、[開始期間]、および [終了期間] の各フィールドに値を入力する必要があります。最初の入力後に追加する各行では、[年度]、[四半期]、および [開始期間] の各フィールドが、デフォルトで年間四半期数 フィールドの値に基づいて設定されます。