支給カレンダーおよび FLSA カレンダーの作成
支給カレンダーおよび FLSA カレンダーを作成するには、支給カレンダー作成 (RUNCTL_PAY_CAL_BLD)、FLSA カレンダー テーブル (FLSA_CALENDAR)、初期 FLSA カレンダー (RUNCTL_FLSACALPD) の各コンポーネントを使用します。FLSA カレンダー テーブル コンポーネントの各テーブルへのデータ ロードには、FLSA_CALENDAR コンポーネント インターフェイスを使用します。
次の各トピックでは、支給カレンダーおよび FLSA カレンダーの概要および作成方法について説明します。
注: 次の各トピックの情報は、Oracle の PeopleSoft Payroll for North America および Oracle の PeopleSoft 給与計算インターフェイスに適用されます。次の各トピックの情報は、Oracle の PeopleSoft グローバル ペイロールには適用されません。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
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FLSA_CALENDAR |
FLSA カレンダーを設定します。 |
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FLSA カレンダー作成ページ |
RUNCTL_FLSACALPD |
初期 FLSA カレンダー期間の作成 COBOL SQL プロセス (PSPIFLSA) を実行して、既存の支給グループおよび支給カレンダーに対する FLSA カレンダーを作成します。 |
RUNCTL_PAY_CAL_BLD |
支給カレンダーを自動的に作成します。(支給カレンダーの作成後、支給カレンダー テーブル ページを使用して、支給カレンダー エントリを手動で入力します。) |
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PAY_CALENDAR_TABLE |
単一の支給カレンダーを手動で作成します。自動的に作成されたカレンダーに支給カレンダー エントリを手動で入力します。支給カレンダーを確認します。 |
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GVT_PAY_STATUS_SEC |
インターフェイスが実行されているかどうかを示し、連邦政府有給休暇処理の期間を指定します。 |
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PAY_CALENDAR_TBL2 |
支給確認プロセス時に給与計算メッセージをスキップするかどうかを選択します。 |
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支給カレンダー レポート ページ |
PRCSRUNCNTL |
支給カレンダー テーブル コンポーネントの情報 (支給グループ別に作成する給与計算処理のサイクルを含む) が記載されたレポートを作成します。このテーブルの各エントリは、支給グループの支給期間に対応します。 |
支給カレンダーの開/閉ページ |
RUNCTL_PAY130 |
(USA) 年の最初の給与計算の処理後に必要な年度末調整を入力する目的で、閉じられた支給カレンダーを再度開きます。 |
支給カレンダーの開/閉ページ |
RUNCTL_130CN |
(CAN) 年の最初の給与計算の処理後に必要な年度末調整を入力する目的で、閉じられた支給カレンダーを再度開きます。 |
支給カレンダーを使用して、支給グループの給与計算サイクルをスケジュールします。支給カレンダーの各エントリは、開始日と終了日で定義した支給グループの特定の支給期間に対応します。月の支給グループの支給カレンダーには、1 年の処理を表す 12 のエントリが指定されます。
次の各トピックでは、以下の項目について説明します。
給与計算実行 ID の割当
支給カレンダーの作成
自動による支給カレンダー
手動による支給カレンダー
給与計算実行 ID の割当
給与計算を処理するには、処理する支給カレンダー エントリに給与計算実行 ID を割り当てる必要があります。給与計算実行 ID を共有する全ての支給カレンダー エントリは、通常、支給終了日が同じですが、支給周期が同じである必要はありません。必ずではありませんが、通常、支給カレンダー テーブル コンポーネントの支給期間終了日ごとに異なる給与計算実行 ID を設定します。
注: 単一の給与計算実行 ID に割り当てられている全ての支給グループは、"支給グループ テーブル - プロセス コントロール" ページの [エラーのまま継続] オプションの設定が同じである必要があります。この条件が満たされていない場合、その給与計算実行 ID でエラーが発生したペイシートは移動されません。
半月と月の支給カレンダーがあり、エラーのまま処理を続行するように両方を設定している場合は、両方のカレンダーは支給期間終了日が同じであるため、月末の実行で一緒に処理できます。処理のスケジュールと [エラーのまま継続] 設定によって、一緒にグループ化できるグループかどうかが決定します。
画像: 同じ支給期間終了日を共有する支給グループは、同じ給与計算実行 ID に割り当てることができる一方、支給期間終了日が異なるグループは独自の給与計算実行 ID を割り当てる必要があります。
次の図では、CCB 社は同じ給与計算実行 ID (EMB) を 2 月 28 日の月カレンダー エントリと 2 月 28 日の半月カレンダー エントリの両方に割り当てているため、それらを同時に処理できます。半月の月中間日支給期間 (2 月 15 日や 3 月 15 日) など、同じ支給期間終了日を共有しない支給グループでは、独自の給与計算実行 ID (MMB および MMC) を設定します。両方の支給グループは、エラーのまま継続処理するように設定します。

支給カレンダーの作成
支給カレンダーを作成するには、次の手順に従います。
支給カレンダーに必要な残高 ID を設定します。
支給カレンダーに必要な給与計算実行 ID を設定します。
支給カレンダーを自動または手動で作成します。
設定する各支給グループの支給期間ごとにカレンダーのエントリを作成する必要があります。また、給与計算を実行する前に、給与計算実行 ID を各カレンダーのエントリに割り当てる必要があります。
自動による支給カレンダー
支給カレンダーを自動的に作成するには、支給カレンダー作成ページの後に、支給カレンダー テーブル ページを使用します。
支給カレンダー作成ページを使用して、支給カレンダーを自動的に作成します。
支給カレンダー作成ページを使用すると、カレンダー作成プロセス (PSPCLBLD) を実行して年の全てまたは一部の支給カレンダー エントリを自動的に作成できます。プロセスを実行するには、次の手順に従います。
ラン コントロール データを設定します。
プロセスを実行します。
エラー メッセージを確認します。
全ての支給グループで同じ手順に従います。カレンダー作成プロセスを実行するたびに、ラン コントロール データが削除されます。したがって、このプロセスを再実行するときはデータを再度入力する必要があります。
支給カレンダー テーブル ページを使用して、支給カレンダー エントリを手動で入力します。
カレンダー作成プロセスでは、支給カレンダー テーブル ページの [給与計算実行 ID]、有給休暇率、[有給休暇取消]、[集計 ID]、不定期カレンダー ?、不定期控除上書き、一般控除サブセットID、[福利厚生控除サブセットID]、福利厚生控除方法または一般控除方法の各フィールドに値が割り当てられません。プロセスの実行後に、これらのフィールドに値を手動で入力する必要があります。これらのフィールドの一部はオプションですが、給与計算の実行前に、給与計算実行 ID を各カレンダーのエントリに割り当てる必要があります。
手動による支給カレンダー
支給カレンダーを手動で作成するか、自動的に作成された支給カレンダーに支給カレンダー エントリを手動で入力するには、支給カレンダー テーブル ページ (PAY_CALENDAR_TABLE) を使用します。
通常、調整、オンライン小切手、給与小切手逆仕訳などの不定期処理に対応する単独の不定期支給カレンダーは手動でのみ作成します。
公正労働基準法 (FLSA) カレンダーは、個別の FLSA 期間および FLSA 期間開始日が指定された会社の支給グループごとに定義する必要があります。支給グループ テーブルの入力前に、システムに FLSA カレンダー ID を追加する必要があります。FLSA カレンダー要件は、固定 FLSA 期間で定義され、FLSA 支給期間定義ページで [基準式の使用] が選択された支給グループには適用されません。
FLSA 期間と FLSA 期間の開始日が同じである複数の支給グループは、全て同じ FLSA カレンダーを使用できます。
支給カレンダーを作成するプロセスと同じプロセスで FLSA カレンダーも作成されます。
FLSA カレンダーを作成するには、次の手順に従います。
FLSA カレンダー テーブル ページで FLSA カレンダーを設定します。
FLSA カレンダー ID を入力し、期間の長さと期間開始日を指定します。
支給カレンダー作成ページからカレンダー作成プロセスを実行します。
カレンダー作成プロセスの実行前に FLSA カレンダーを設定しなかった場合は、初期 FLSA カレンダー期間の作成 COBOL SQL プロセス (PSPIFLSA) を使用すると、FLSA カレンダーを作成できます。支給グループの FLSA ステータスが更新または変更された場合も、このプロセスを使用できます。
FLSA 期間を表示するには、FLSA カレンダー テーブル ページに戻ります。
注: カレンダー年全体の FLSA カレンダーが作成されます。支給カレンダー日は、FLSA カレンダーに影響を与えません。
FLSA カレンダー テーブル ページ (FLSA_CALENDAR) を使用して、FLSA カレンダーを設定します。
ナビゲーション
画像: FLSA カレンダー テーブル ページ
次の例では、FLSA カレンダー テーブル ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
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FLSA カレンダー ID |
入力ページで追加または選択した FLSA カレンダー ID がここに表示されます。FLSA カレンダー ID を使用して、FLSA カレンダーを支給グループにリンクします。たとえば、14 と MON-SUN の FLSA カレンダー ID は、支給期間が 14 日間で、FLSA 支給期間が月曜日に開始して日曜日に終了する支給グループにリンクされます。この ID は、FLSA 支給期間定義ページで FLSA カレンダーを支給グループに関連付けるために使用されます。 |
FLSA 支給日数 |
このフィールドを使用して、このカレンダー ID の FLSA 期間の長さを定義します。ここで入力した情報と FLSA 期間開始日を使用して FLSA 開始日と FLSA 終了日が決定し、それらは FLSA カレンダの作成後にこのページに表示されます。 |
FLSA 期間開始日 |
このフィールドを使用して、後続の FLSA 期間の設定の元となる開始日を定義します。このフィールドは、この FLSA カレンダー ID を使用する全ての支給グループの中で最早日に設定する必要があります。 |
注: カレンダー作成プロセスを使用して FLSA カレンダーを作成した後、FLSA カレンダー テーブル ページは表示専用になります。[FLSA 日付] グループ ボックスの各行には、1 つの FLSA 勤務周期の FLSA 開始日と終了日が表示されます。作成後の FLSA カレンダーは表示専用になり、変更または修正を行うことはできません。
支給カレンダー作成ページ (RUNCTL_PAY_CAL_BLD) を使用して、支給カレンダーを自動的に作成します。
(支給カレンダーの作成後、支給カレンダー テーブル ページを使用して、支給カレンダー エントリを手動で入力します。)
ナビゲーション
画像: 支給カレンダー作成ページ
次の例では、支給カレンダー作成ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

注: 支給カレンダー作成ページを使用して、カレンダー作成プロセスを設定し、実行します。カレンダーの作成後、支給カレンダー テーブル ページを使用して、給与計算実行 ID およびその他の情報を割り当てます。
注: カレンダーの作成前に、カレンダー年の残高 ID を設定する必要があります。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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支給期間終了日 |
支給カレンダーの最初の支給期間終了日を入力します。たとえば、2009 年の半月の給与計算の場合は、"01/15/2009" と入力します。部分的なカレンダー年の支給カレンダーを作成するには、カレンダーを開始する支給期間の終了日を入力します。つまり、3 月 15 日に終了する支給期間のカレンダーを開始するには、"03/15/2009" と入力します。 |
支給終了日から小切手発行日までの日数 |
支給期間終了日から小切手発行日までの日数 (正または負) を表す値を入力します。たとえば、支給期間終了日が 1 月 31 日で、小切手発行日が 2 月 3 日の場合は、日数を "3" に設定します。支給期間終了日が 1 月 31 日で、小切手発行日が 1 月 30 日の場合は、"-1" と入力します。小切手発行日が祝祭日または週末の場合は、小切手を発行する祝祭日または週末前の最初の就業日を検出するように、カレンダーをさかのぼって自動的に検索されます。 |
年間支給期間 |
年間支給期間数が表示されます。この数は、支給グループに割り当てられる支給周期によって異なります。 |
支給年 |
(USF) このフィールドは U.S. 連邦政府顧客にのみ表示されます。 IRR プロセスでは支給年が必要です。IRR の処理時に、IRR 経済的データ累計によって、支給年に発生した全ての金額が指定されます。支給カレンダーで適用する支給年を入力します。 |
(USF) 年の定義
このグループ ボックスは U.S. 連邦政府顧客にのみ表示されます。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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カレンダー年の実行 |
この値は、連邦政府の休職処理で、休暇付与がこのカレンダー年から開始される特定の休暇タイプに対して使用されます。自動的に作成されるカレンダー エントリで、休暇プランのカレンダー年の開始に指定されている支給期間を識別する支給カレンダー番号を入力します。たとえば、月の給与計算の場合は、1 年に 12 の支給カレンダーがあります。1 月が開始点になるため、このフィールドには "1" と入力します。 |
支給年の実行 |
この値は、連邦政府の年間有給休暇処理で、休暇付与がこの支給年から開始される休暇タイプに対して使用されます。自動的に作成されるカレンダー エントリで、有給休暇処理の支給年の開始に指定されている支給期間を識別する支給カレンダー番号を入力します。 |
会計年度の実行 |
この値は、連邦政府の年間有給休暇処理で、休暇付与がこの会計年度から開始される休暇タイプに対して使用されます。自動的に作成されるカレンダー エントリで、有給休暇処理の会計年度の開始に指定されている支給期間を識別する支給カレンダー番号を入力します。 |
有給休暇年の実行 |
この値は、連邦政府年間有給休暇処理でのみ使用されます。自動的に作成されるカレンダー エントリで、年間有給休暇年の開始に指定されている支給期間を識別する支給カレンダー番号を入力します。 注: 有給休暇年が開始するのは、開始日と終了日の両方が新しい年にある、最初の完全支給期間の最初の日です。有給休暇年が終了するのは、新しい有給休暇年の支給期間の直前に終了する最後の支給期間の最後の日です。 |
支給カレンダー テーブル ページ (PAY_CALENDAR_TABLE) を使用して、単一の支給カレンダーを手動で作成します。
自動的に作成されたカレンダーに支給カレンダー エントリを手動で入力します。支給カレンダーを確認します。
ナビゲーション
画像: 支給カレンダー テーブル ページ
次の例では、支給カレンダー テーブル ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
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不定期カレンダー ? |
支給カレンダーを不定期処理として指定する場合に選択します。定期と不定期の 2 つのタイプの処理が、支給カレンダーに関連付けられます。定期処理は、支給グループおよび支給期間に対して通常にスケジュールされた給与計算処理です。不定期処理は、標準外のその他の給与計算アクティビティです。不定期アクティビティは通常、この期間中において発行されたマニュアル小切手、計算されて発行された臨時小切手、および処理された逆仕訳の記録で構成されます。このオプションを使用すると、定期小切手発行日とは異なる特定の小切手発行日に関連付けられている不定期小切手のグループを実行できます。 |
不定期控除上書き |
不定期実行に対して、給与計算プロセスで控除上書きプロセスを使用して控除を決定するように指定する場合は、このチェック ボックスをオンにします。 不定期カレンダー ? が選択されて、不定期控除上書きが選択解除されている場合は、給与計算時に控除上書き評価プロセスがスキップされます。つまり、従業員レベルの福利厚生控除または一般控除の上書きは有効になりません。これは、不定期賞与の実行に有用です。 |
連邦政府 |
(USF) 給与計算ステータス ページにアクセスするには、このボタンをクリックします。このボタンは U.S. 連邦政府顧客にのみ表示されます。 |
支給期間終了日 |
支給期間終了日がここに表示されます。この日付は、従業員の支給を比例配分計算するかどうかを決定するために使用されます。この日付によって、祝祭日が支給期間内にあるかどうか、従業員が支給期間内でアクティブであるかどうかも確認されます。したがって、その日に従業員に支給するかどうかも認識されます。 給与計算プログラムでは、これらの日付を使用して、使用する控除および追加支給を決定します。 |
支給期間開始日 |
支給期間開始日を入力します。この日付は、従業員の支給を比例配分計算するかどうかを決定するために使用されます。この日付によって、祝祭日が支給期間内にあるかどうか、従業員が支給期間内でアクティブであるかどうかも確認されます。したがって、その日に従業員に支給するかどうかも認識されます。 給与計算プログラムでは、これらの日付を使用して、使用する控除および追加支給を決定します。 |
給与計算実行 ID |
給与計算実行 ID を選択します。各給与計算バッチ プロセスには、処理する支給グループを決定するために給与計算実行 ID を指定する必要があります。同じ給与計算実行 ID が指定された全ての支給カレンダー エントリは、同時に処理されます。支給期間の給与計算処理を開始する前に、このページで給与計算実行 ID を割り当てますが、その ID は給与計算実行テーブル ページで事前に定義しておく必要があります。給与計算実行 ID なしで給与計算プロセスを実行することはできません。 |
集計 ID |
(USA) 集計課税を示すには、集計 ID を入力します。ここに値を入力することによって、支給グループ全体の集計課税がシステムに通知されます。 集計納税方法を使用するのは通常、週の支給期間内で従業員に複数の割当を支払う人材派遣会社など、単一支給期間内で従業員に複数回支払う必要がある場合です。税金計算の目的のために、集計 ID の値 (不定期の給与計算を含む) が同じ全ての支給カレンダーが集計されます。同一集計 ID を使用してカレンダーで支給される全ての賃金は結合され、次に年次化され、それに応じて課税されます。 注: 単独の不定期カレンダーを一緒に集計するように追加する場合は、支給期間終了日が、最初に確認された小切手の支給期間終了日の翌日である必要があります。 複数の支給カレンダーに同じ集計 ID を入力する場合、特定の従業員については、これらの支給カレンダーのそれぞれで計算された後続の各小切手 (不定期または定期) が、同じ集計 ID を使用して設定された前の支給カレンダーの既に計算済の適格な小切手と共に集計されます。 1 つの支給カレンダーに固有の集計 ID を設定する場合、特定の従業員については、後続の不定期および定期小切手が、その支給カレンダーの既に確認済の適格な小切手と共に集計されます。 複数の小切手にわたる課税を集計するには、税算出方法として指定したペイシートの算出方法を使用して支給コードを設定し、税算出方法の定期ペイシートとして集計を手動で指定することも必要です。 『PeopleSoft Payroll for North America』「Aggregate Taxation of Multiple Checks」[英語版] を参照してください。 |
給与小切手発行日 |
給与小切手発行日を選択します。この日付は、従業員の給与小切手または通知明細書に表示されます。これによって、全ての給与計算残高のカレンダー年、四半期および期間が決定します。さらに、この小切手発行日を使用して、この給与計算に使用する税テーブルの適切な有効日エントリが検索されます。 注: 従業員残高 (税、控除、および支給など) は、ペイシートまたは小切手の小切手発行日ではなく、処理する支給カレンダーの小切手発行日に基づいて更新されます。これらの日付は通常同じですが、必ず同じではありません。 |
この期間の週数 |
給与計算サイクル内の週数を示す値を入力します。従業員が配属されている州によって、税報告のためにこのフィールドの使用が必要な場合があります。週数は、支給期間の水曜日の数に基づきます。 |
年間支給期間 |
年間の支給期間数を示す値を入力します。控除が計算されると、控除テーブルが確認されて各控除の金額が年次化され、結果が年間の支給期間数で除算されます。 例: 月ごとに $100 の控除を設定すると、$100 が 12 で乗算されて $1200 になり、次に、従業員に対する月の支給では、12 で除算されて支給期間ごとに $100 が控除されます。半月の従業員の場合、控除は 24 で除算されます。 週および隔週の支給期間の場合は、このように単純ではありません。支給日の曜日によって、特定の年の週の支給期間が 53 (52 ではなく) の場合があり、同様に、隔週の支給期間は 27 (26 ではなく) の場合があります。この状況に対応するために年間支給期間フィールドでは、定義する支給カレンダーが 26、27、52、または 53 の年間支給期間であるかどうかを指定します。 金額は、控除が週、隔週、半月、または月であるかどうかに基づいて 52、26、24、または 12 で乗算されて必ず年次化され、年間支給期間数に入力する数字で除算されて非年次化されます。 注: 月および半月の支給カレンダーの場合、年間支給期間フィールドに対して有効な値は "12" および "24" のみで、それ以外は入力できません。 |
残高 ID の詳細 |
このグループ ボックスには、残高を管理する各残高 ID の支給期間に適用される年、四半期、および期間が表示されます。 |
有給休暇率 |
一般会計インターフェイス用の有給休暇合計を計算するために、有給休暇率を入力します。この率は通常、会計期間が重複する支給期間、またはカレンダー月に対応しない支給期間を処理するために使用します。たとえば、給与計算は週で処理するが、一般会計は月で処理する場合は、調整が必要な場合があります。ここで率を指定すると、指定した月の最後の支給期間の支給に対する指定率が、一般会計インターフェイス用の有給休暇金額に追加されます。それらの有給休暇を翌月の最初の支給期間で取り消すには、[有給休暇取消] チェック ボックスをオンにして、有給休暇率フィールドを選択解除したままにします。一般会計インターフェイスで適切な金額から有給休暇を差し引くことで対応されます。 |
有給休暇取消 |
一般会計インターフェイスに追加した有給休暇を取り消す場合に選択します。一般会計インターフェイスで適切な金額から有給休暇を差し引くことで対応されます。ただし、このチェック ボックスをオンにした場合は、有給休暇率フィールドを選択解除したままにする必要があります。有給休暇率フィールドを選択解除しない場合は、[有給休暇取消] チェック ボックスをオフにする必要があります。 注: 有給休暇率フィールドおよび [有給休暇取消] チェック ボックスは、PeopleSoft Payroll for North America for E&G には適用されません。 |
FLSA 定期支給終了日 |
FLSA 不定期処理の支給終了日を選択します。このフィールドは、不定期カレンダーにのみ適用されます。定期カレンダーの場合、このフィールドは入力できません。不定期で支払われる支給で FLSA 対象 (支給テーブル – 一般ページの FLSA に影響チェック ボックスを [なし] に設定しない) の場合は、支給を適用する定期支給終了日を入力します。この日付は、適切な FLSA 期間を決定するために使用されます。 |
福利厚生控除方法 |
この給与計算実行での福利厚生の控除方法を示すには、値を選択します。デフォルト値は、[控除] です。
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福利厚生控除サブセットID |
福利厚生控除方法でサブセットを選択した場合は、サブセットID を指定します。 |
一般控除方法 |
この給与計算実行での一般控除方法を示すには、値を選択します。デフォルト値は、[控除] です。
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一般控除サブセットID |
一般控除方法でサブセットを選択した場合は、サブセットID を指定します。 |
月間支給期間 |
このカレンダー エントリに指定した支給および控除に支給期間を割り当てるには、このオプションを使用します。ペイシートの作成時に、追加支給の支給期間が処理される支給期間と一致するかどうかが確認されて、ペイシートに追加支給が追加されます。給与計算時に、控除の支給期間が処理される支給期間と一致する場合は、支給総額から控除が差し引かれます。目的の月の支給期間を指定するには、対応するオプションの[期間 1]、[期間 2]、[期間 3]、[期間 4]、 および [期間 5] を選択します。 |
給与計算マイルストンの確認
支給カレンダー テーブル ページの下部にあるチェック ボックスは、入力できません。システムで管理されるこのセクションは、処理インジケータ、つまりマイルストンで構成され、このカレンダー エントリに対する給与計算処理の進捗状況が示されます。たとえば、ペイシートを作成し、最終給与計算を完了し、支給確認を実行している場合、支給カレンダー テーブル ページでは複数のチェック ボックスが選択されて既に完了しているステップが示されます。
これらのインジケータは、バックグラウンド プログラムおよび SQR で管理されます。システムでは、給与計算処理時にこれらのインジケータを問い合わせて、給与計算バッチ プロセスが適切な順序で実行中であることを検証します。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
不定期の終了 |
次の支給期間の定期給与計算が確認されると、不定期の終了チェック ボックスが選択されて、このカレンダーに対して不定期給与計算を実行できなくなります。 注: 年度末調整を処理するには、支給カレンダーの開/閉プロセス (PAY130 または PAY130CN) を使用してカレンダーを開きます (不定期の終了チェック ボックスをオフに設定)。調整の処理後、PAY130 または PAY130CN を実行してカレンダーを閉じます。このプロセスで開閉されるのは、年の最後の定期カレンダーのみです。 |
給与計算情報配分の実行 |
コミットメント会計以外の GL 情報配分が実行されている場合に選択されます。 |
GL インターフェイスの実行 |
(コミットメント会計以外の) 会計行が作成されている場合に選択されます。 |
コミットメント会計の給与計算情報配分の実行 |
コミットメント会計の GL 情報配分が実行されている場合に選択されます。 |
コミットメント会計の GL インターフェイスの実行 |
コミットメント会計の GL インターフェイスが実行されている場合に選択されます。 |
注: GL インターフェイスは、支給カレンダー エントリの定期および不定期給与計算を完了した後にのみ実行する必要があります。GL インターフェイスの実行後は、そのカレンダー エントリに対してさらに給与計算トランザクションを入力できなくなります。GL インターフェイスの実行またはコミットメント会計の GL インターフェイスの実行が選択されている場合は、このチェック ボックスを再設定するまで処理を再実行できません。GL インターフェイスのチェック ボックスは、支給期間の調整の処理に影響を与えません。調整は、不定期の終了チェック ボックスがオンになるまで実行できます。
GL インターフェイスは、支給カレンダー エントリの定期および不定期給与計算を完了した後にのみ実行する必要があります。GL インターフェイスの実行後は、そのカレンダー エントリに対してさらに給与計算トランザクションを入力できなくなります。GL インターフェイスの実行が選択されている場合は、このチェック ボックスを再設定するまで処理を再実行できませんが、支給期間の調整の処理には影響を与えません。調整は、不定期の終了チェック ボックスがオンになるまで実行できます。
給与計算ステータス ページ (GVT_PAY_STATUS_SEC) を使用して、インターフェイスが実行されているかどうかを示し、連邦政府有給休暇処理の期間を指定します。
ナビゲーション
支給カレンダー テーブル ページで [連邦] ボタンをクリックします。
画像: その他の FederalPayroll 情報ページ
次の例では、その他の FederalPayroll 情報ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

給与計算ステータス
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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有給休暇の実行 |
このチェック ボックスは、給与計算の確認後に実行する有給休暇プロセスによって更新されます。 |
インターフェイスのステータス
このグループ ボックスのチェック ボックスでは、支給カレンダーに対して RITS インターフェイス、TSP インターフェイス、または財務管理インターフェイスが実行されているかどうかが示されます。システムによって、これらのフィールドが更新されます。
支給年
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
支給年 |
IRR プロセスでは支給年が必要です。IRR の処理時に、IRR 経済的データ累計によって、支給年に発生した全ての金額が指定されます。支給カレンダーで適用する支給年を入力します。 |
年インジケータ
最初の 4 つのチェック ボックスは、カレンダー作成プロセスの実行時に入力したラン コントロール パラメータに基づいて完了されます。これらの値の変更が必要な場合は、カレンダーの作成後に手動で更新できます。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
カレンダー年の開始 |
このチェック ボックスは、U.S. 連邦政府年間有給休暇処理および U.S. 連邦政府給与上限額/限度額処理で使用されます。 U.S. 連邦政府年間有給休暇処理用: 特定の休暇タイプの休暇プラン カレンダー年を開始するように支給期間が指定された支給カレンダーの場合は、このチェック ボックスをオンにします。 U.S. 連邦政府給与上限額/限度額処理用: 従業員の給与が今年度の限度を超えるために支給が翌年に繰延される場合は、COBOL によって、翌年の最初の給与計算で繰延支給の支払いが試行されます。このチェック ボックスがオンの場合は、この日付を使用して年の最初の給与計算が指定されます。 |
休暇年の開始 |
このチェック ボックスは、連邦政府年間有給休暇処理でのみ使用されます。年間休暇年を開始するように支給期間が指定された支給カレンダーの場合は、このチェック ボックスをオンにします。 注: 有給休暇年が開始するのは、開始日と終了日の両方が新しい年にある、最初の完全支給期間の最初の日です。有給休暇年が終了するのは、新しい有給休暇年の支給期間の直前に終了する最後の支給期間の最後の日です。 |
支給年の開始 |
このチェック ボックスは、連邦政府の年間有給休暇処理で、休暇付与がこの支給年から開始される休暇タイプに対して使用されます。有給休暇処理対象の支給年を開始するように支給期間が指定された支給カレンダーの場合は、このチェック ボックスをオンにします。 |
会計年度の開始 |
このチェック ボックスは、連邦政府の年間有給休暇処理で、休暇付与がこの会計年度から開始される休暇タイプに対して使用されます。有給休暇処理対象の会計年度を開始するように支給期間が指定された支給カレンダーの場合は、このチェック ボックスをオンにします。 |
休暇年の終了 |
このチェック ボックスは参照専用です。休暇年の終了を表している支給カレンダーを識別できます。 |
支給確認オプション ページ (PAY_CALENDAR_TBL2) を使用して、支給確認プロセス時に給与計算メッセージをスキップするかどうかを選択します。
ナビゲーション
画像: 支給確認オプション ページ
次の例では、支給確認オプション ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
不定期カレンダー ? |
支給カレンダー テーブル ページでこのチェック ボックスをオンにした場合、このチェック ボックスはオンになり、ページでオンにしなかった場合、このチェック ボックスはオフになります。 このオプションを選択する場合は、ラン コントロール ページの左側にある実行パラメータを使用して、振込みペイシートに対する給与計算を処理する必要があります。このオプションを選択しないと、定期カレンダーにリンクしている既存の不定期ペイシートに振込みペイシートをリンクしていると想定されます。 |
エラーのまま継続 |
エラーのまま継続機能に定義されているエラー メッセージが発生しても給与計算処理を続行する場合は、このチェック ボックスをオンにします。 |
エラーの支給終了日 |
通常の給与計算実行時にスキップされた従業員を修正して支給する不定期給与計算の終了日を表す、エラーの支給終了日を選択します。選択する支給終了日に不定期支給カレンダーが設定されていることを確認してください。 |