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委任インストール設定の定義

このトピックでは、委任インストール設定の定義方法について説明します。

ページ名

定義名

用途

委任インストール設定ページ

HCDL_SYS_SETUP

委任インストール設定を定義します。通常この作業は、委任のための権限リストとロールが設定された後、委任管理者が行います。

委任インストール設定ページ (HCDL_SYS_SETUP) を使用して、委任インストール設定を定義します。

通常この作業は、委任のための権限リストとロールが設定された後、委任管理者が行います。

画像: 委任インストール設定ページ

次の例では、委任インストール設定ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

委任インストール設定ページ

フィールドまたはコントロール

定義

管理者ロール

委任管理者として指定するロールを選択します。委任フレームワークによって、このロールにエラーが転送されます。この目的のために、PeopleSoft システムには、HCM 委任管理者ロールがシステム データとして用意されています。用意されているロールを選択することもできますし、他のロールを使用することもできます。

アクティブな代理人を確認する間隔

職務データ レコードまたは関係者の同等のレコードで代理人がアクティブであるかを確認する際に、代理権の管理アプリケーション エンジン プロセスによってシステム日付に追加させたい日数を入力します。委任管理者は、代理権の管理ページでこのプロセスを実行できます。

終了日が設定されていない委任を使用する場合は、代理人のアクティブ/非アクティブの確認が特に重要です。セルフサービスで委任リクエストを作成する際に、委任者が "日付の入力" ページの [終了日] フィールドを空白のままにすると、終了日を設けない委任になります。

デフォルトでは、7 日が使用されます。このフィールドを空白にするか、0 を入力すると、この値はコンポーネントの保存時に自動的に 7 に設定されます。この例では、委任管理者がバッチ ジョブを実行すると、システム日付に 7 日が追加され、その日に代理人がアクティブかどうかがチェックされます。

有効階層

このグループ ボックスを使用して、トランザクションの委任時にセルフサービス ユーザーが代理人を選択する方法のオプションを定義できます。ここで選択するオプションによって、ユーザーが委任リクエストを作成するときに "代理人を階層から指定" ページに表示されるアクティブな代理人が決まります。これらの設定は、委任フレームワークを使用する全てのトランザクションに適用されます。たとえば、代休リクエストに対してアクティブな代理人を管理者 ID 別に、あるいは、昇進・昇格に対してアクティブな代理人を直属上司のポジション別にこのページに表示するように指定することはできません。

フィールドまたはコントロール

定義

全個人

ユーザーが委任リクエストを作成するときに代理人の選択を制限しない場合は、このチェック ボックスをオンにします。"代理人を階層から指定" ページに [名前で検索] リンクが表示されます。ユーザーがこのリンクをクリックすると、"代理人を名前で指定" ページが表示され、システム内のアクティブな任意の個人を検索して、代理人として選択できます。デフォルトでは、このチェック ボックスはオンになっています。

階層指定

特定の階層に基づいて委任者が代理人を選択するように要求するには、このチェック ボックスをオンにします。選択できる階層は 1 つだけです。選択した階層は、トランザクション タイプとは無関係にシステム全体を通じて全ての委任リクエストに適用されます。セルフサービス ユーザーが代理人を階層から検索する場合は、階層の上位と下位の両方向の検索が可能です。

選択肢は以下のとおりです。

  • 部門セキュリティ ツリー別: セキュリティ ツリーの情報を使用して、従業員データのアクセス権限を決定します。セキュリティ ツリーに基づき、ユーザーがデータへのアクセスを許可された従業員の一覧が表示されます。

  • 監督者 ID 別: 勤務地ページの [監督者の従業員 ID] フィールドの情報に基づいて直属関係を定義します。ユーザーの ID が、職務レコードの監督者 ID として指定されている従業員の一覧が表示されます。

  • 部門管理者 ID 別: 部門プロファイル ページ (DEPARTMENT_TBL_GBL) の [管理者 ID] フィールドの情報に基づいて直属関係を定義します。部門管理者のユーザーには、自分の部門に所属する従業員の一覧が表示されます。

  • 直属上司のポジション別: 勤務地ページの [直属上司] フィールドの情報に基づいて直属関係を定義します。ユーザーのポジションが、職務レコードの直属上司のポジションとして指定されている従業員の一覧が表示されます。

    このオプションを選択できるのは、"インストール テーブル - HCM オプション" ページでポジション管理ビジネス プロセスを有効にした場合のみです。

  • 監督者 ID 別 - 一部ポジション管理: 勤務地ページの [直属上司] フィールドと [監督者の従業員 ID] フィールドの両方を使用して直属関係を定義します。このオプションは、ポジション管理オプションで "一部" が設定されている組織を対象にしています。直属関係の検索は、最初に [直属上司] の値に基づいて行われ、次に [監督者の従業員 ID] の値に基づいて行われます。

    このオプションを選択できるのは、"インストール テーブル - HCM オプション" ページでポジション管理ビジネス プロセスを有効にした場合のみです。

  • 部門管理者ID別-一部ポジション管理: 勤務地ページ (JOB_DATA1) の [直属上司] フィールドと、部門プロファイル ページの [管理者 ID] フィールドの情報を使用して直属関係を定義します。このオプションは、ポジション管理オプションで "一部" が設定されている組織を対象にしています。直属関係の検索は、最初に [直属上司] の値に基づいて行われ、次に 部門管理者 ID の値に基づいて行われます。

  • グループ ID 別: グループ ビルド機能で設定されたグループ ID を使用して、データのアクセス権限を決定します。

    このオプションを選択すると右側にフィールドが表示され、そのフィールドで有効なグループ ID を選択する必要があります。グループ ID は、グループ ビルド - グループ定義コンポーネントを使用して定義します。

これらの階層は、直属部下機能に関連付けられており、直属部下の設定コンポーネントのターゲット情報ページにある [アクセス タイプ] フィールドに表示される階層と同じです。

[階層指定] チェック ボックスと [全個人] チェック ボックスをオンにすると、委任者は、リストから選択するか、システム内の任意のアクティブな代理人を検索するかを選ぶことができるため、代理人の階層選択は必須ではなく任意になります。