ID の削除の制限
ID の削除を制限するには、ID 削除コントロール コンポーネント (ID_DEL_PRVNT_TABLE) を使用します。
次の各トピックでは、ID 削除コントロールの設定の概要、および重要なレコードから ID が削除されないようにする方法について説明します。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
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ID_DEL_PRVNT_TABLE |
ID の削除処理や変更時に、ID を削除すべきでないレコードを入力します。これにより、情報が確実に履歴目的で保存されます。 |
ID 削除コントロール機能を使用して、組織で他のユーザーが依存しているデータの ID を削除しないように、上位データ レコードを定義します。上位データを準備すると、ユーザーは、データが存在する ID を削除できません。システム管理者、または適切なセキュリティを使用する他のユーザーはキー データを確認し、必要に応じて ID を削除できます。
PeopleSoft システムには、個人 ID および組織 ID に対して事前定義された ID 削除コントロールの上位テーブルとフィールドが用意されています。関連付けられたコントロール レコードやフィールドで、データが存在する ID を削除しようとすると、対応するメッセージが表示されるように事前設定されています。
注: 事前定義された ID 削除コントロールは変更できません。ただし、別のレコードとフィールドを追加することによって上位データを追加定義し、ID の削除を管理できます。
ID 削除コントロール ページ (ID_DEL_PRVNT_TABLE) を使用して、ID の削除処理や変更時に、ID を削除すべきでないレコードを入力します。
これにより、情報が確実に履歴目的で保存されます。
ナビゲーション
画像: ID 削除コントロール ページ
次の例では、ID 削除コントロール ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

以下の各コントロール レコードの ID および関連するメッセージは、事前定義されて HCM 用の上位データとして提供されています。
GP_PYE_PRC_STAT
PAY_LINE
注: ACOUNT_SF、RECRUITERS、RELATIONSHIPS、STDNT_CAREER および STUDENT_AID 上位データは Campus Solutions で使用されます。
事前定義されたコントロール レコードの全ての行は削除できません。これらは、個人 ID のベース ID 削除コントロール レコードとして保存し、必要に応じて追加の上位データを定義します。
追加のコントロール レコードを定義したり、同じレコードから別のフィールドを追加するには、追加するレベルでプラス ボタンをクリックします。新しい行が追加され、コントロール レコードの順序が付け替えられます。レコード名、フィールド名、およびメッセージ データを選択します。[保存] をクリックするまで、新しい行は追加されません。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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レコード (テーブル) 名 |
上位データ フィールドを含むレコードの名前が表示されます。 |
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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フィールド名 |
データが存在する場合に、ID の削除を防ぐためのフィールドの名前が表示されます。 |
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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メッセージ セット番号 |
上位データ フィールドにデータが存在する場合に表示されるメッセージのセット番号を入力します。 |
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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メッセージ番号 |
上位データ フィールドにデータが存在する場合に表示されるメッセージの番号を入力します。 警告 ユーザー設定可能なメッセージの作成が必要な場合は、メッセージが上書きされるのを防ぐために、メッセージ セット 20,000 から 29,000 にメッセージを作成してください。 注: メッセージ番号の略称の多くは同一です。PeopleTools のメッセージ カタログで各メッセージ番号に関連付けられた詳細説明を確認して、特定のフィールドに関する目的のメッセージを表示するメッセージ番号を判別します。 |