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変換エラーの確認

インテグレーション モニターを使用すると、インテグレーション専門家は変換プロセス中に発生したエラーを表示できます。最終実行のエラーのみが表示され、設定された条件に基づいてエラーを絞り込んでから表示できます。実際のエラーがグリッドに表示される前に、インテグレーション専門家は、各ビジネス オブジェクトに関連する個々のメッセージ セットのステータスを取得する必要があります。いずれかのオブジェクトについて返されたステータスが完了ステータスに達すると、エラー フィルタが開き、ユーザーはエラーを検索できます。なんらかの理由でプロセスでエラーがスローされると、People Tools Web サービス モニターへのリンクが開きます。個々の [ビジネス オブジェクト ステータス] グループ ボックスは折りたたみ可能領域で、ユーザーが実際にエラーを検索し、エラー グリッドが表示されると最小化されます。インバウンド候補者取得プロセスのエラーが検索対象の場合、この領域は非表示になります。

インテグレーション モニターには、3 つの主要機能領域があります。

  1. ステータス モニター: ここでは、Taleo に送信されたメッセージ キー リクエストのステータスを追跡できます。

  2. フィルタの適用: メッセージ キーが完了ステータスに達すると、[フィルタの適用] 内のフィールドを使用して、発生したエラー全てまたは選択したタイプのエラーを表示します。

  3. エラー サマリ: ここには、適用されたフィルタに基づいてエラー ログで検出されたエラーの一覧が表示されます。

PeopleSoft では、前回実行のエラー詳細のみがエラー ログに保持され、次回実行がトリガされると履歴データは消去されます。

電子メール通知

インテグレーション モニターにエラーが記録されると、エラーを通知する別のワークフロー電子メールがインテグレーション専門家に送信されます。電子メールには、インテグレーション モニター ページを開くための埋め込み型ハイパーリンクが含まれます。インテグレーション専門家は、ページを開き、適用可能なフィルタを使用してエラー詳細を検索できます。

注: 電子メール通知の場合、電子メールの URL に HCM ポータル ノードを設定する必要があります。

アウトバウンド プロセスに対するインテグレーション モニターの使用

インテグレーション ステータスが完了に設定された後、標準で用意されている検索条件を使用して、データ同期プロセス中に発生したエラーを絞り込みます。インテグレーション モニターで使用可能なフィルタは以下のとおりです。

  • ビジネス オブジェクト

  • エラー

  • ID

全てのフィルタ フィールドを空白のままにすると、全てのエラーを検索できます。

インバウンド プロセスに対するインテグレーション モニター

顧客のビジネス ニーズに応じて、採用準備の完了している候補者の情報を Taleo システムから定期的に取得できます。インテグレーション専門家は、インテグレーション モニター ページを使用して、インバウンド候補者の最終実行ステータスおよび同期でのエラー (ある場合) を表示します。プロセスでのエラーによっても電子メール通知がトリガされます。

ページ名

定義名

用途

インテグレーション モニター ページ

TI_INT_MONITOR

このページを使用して、インバウンド エラーおよびアウトバウンド エラーの両方を確認します。

インテグレーション モニター ページを使用して、データ同期プロセス (アウトバウンドとインバウンドの両方) のステータスを表示します。さらに、プロセス中に発生したエラーのスナップショットも表示されます。インテグレーション専門家または HR 管理者は、インテグレーション モニターをチェックした後にエラーを修正する必要があります。これによって、次回に差分ロード プロセスを実行してこれらのエラーが再同期されると、変換はエラーなしで実行されます。

画像: インテグレーション モニター ページ

次の例では、インテグレーション モニター ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

インテグレーション モニター ページ

フィールドまたはコントロール

定義

リフレッシュ

このボタンをクリックすると、各オブジェクト インテグレーションおよびプロセス全体のステータスが取得されます。

ステータス モニター

フィールドまたはコントロール

定義

インテグレーション タイプ

ステータスを表示する同期プロセスを選択します。有効値は以下のとおりです。

  • アウトバウンド データ同期

  • インバウンド データ同期

インテグレーション ステータス

インテグレーション実行全体の正常終了/異常終了を示します。[リフレッシュ] ボタンをクリックすると、現在のステータスが表示されます。有効値は以下のとおりです。

  • 処理中: 各オブジェクトのインテグレーション ステータスが未完了の場合。

  • 完了: 全てのエンティティが Taleo との統合を正常に終了した場合。

  • エラー: メッセージ セット全体を Taleo に送信できないなんらかの問題が発生した場合。突然のネットワーク停止はその一例です。

  • 未開始: プロセスがまだ開始されていない場合。

Web サービス モニター

このリンクが表示されるのは、[インテグレーション ステータス] に返された値が [エラー] の場合のみです。

ビジネス オブジェクト ステータス

このグループ ボックスとその内容が表示されるのは、選択したインテグレーション タイプが [アウトバウンド データ同期] の場合のみです。

フィールドまたはコントロール

定義

組織

全ての組織エンティティのインテグレーション ステータスが表示されます。有効値は以下のとおりです。

  • 処理中

  • 完了

  • エラー

  • 未開始

所在地

全ての所在地エンティティのインテグレーション ステータスが表示されます。有効値は以下のとおりです。

  • 処理中

  • 完了

  • エラー

  • 未開始

職務テンプレート

全ての職務テンプレート エンティティのインテグレーション ステータスが表示されます。有効値は以下のとおりです。

  • 処理中

  • 完了

  • エラー

  • 未開始

ユーザー従業員

全てのユーザー従業員エンティティのインテグレーション ステータスが表示されます。有効値は以下のとおりです。

  • 処理中

  • 完了

  • エラー

  • 未開始

候補者

全ての候補者エンティティのインテグレーション ステータスが表示されます。有効値は以下のとおりです。

  • 処理中

  • 完了

  • エラー

  • 未開始

フィルタの適用

このグループ ボックスとその内容が表示されるのは、個々のインテグレーション ステータスが [完了] または [エラー]の場合のみです。

フィールドまたはコントロール

定義

ビジネス オブジェクト

エラーを絞り込む基準になる条件を選択します。有効値は以下のとおりです。

  • 組織

  • 所在地

  • 職務テンプレート

  • ユーザー従業員

  • 候補者

インバウンド プロセスの場合、有効値は [新規採用] です。

エラー コード

エラーを絞り込む基準になるエラー コードを選択します。有効値は以下のとおりです。

  • DVME

  • TAPE

インバウンド プロセスの場合は、追加の値 - INVC も有効です。

エラー タイプ

エラーを絞り込む基準になるエラー タイプを選択します。有効値は以下のとおりです。

  • エラー

  • 警告

ID

関連するエラーを表示する、エラー内のエンティティを選択します。

検索

このボタンをクリックすると、指定したフィルタ条件を満たす全てのエラーが検索されます。

クリア

このボタンをクリックすると、フィルタ フィールドがクリアされます。

エラー サマリ

フィールドまたはコントロール

定義

エラー コード

エラー コードが表示されます。

説明

エラー タイプに関する情報が表示されます。

  • DVME の場合、このフィールドにはエラー データがあるマップ名が表示されます。

  • TAPE (Taleo アプリケーション エラー) の場合、このフィールドには、Taleo から返された記述的なエラー メッセージが表示されます。

  • INVC (無効な候補者) の場合、このタイプのエラーは、Taleo からのデータが PeopleSoft でのテーブル セット制御ロジックに従っていないか、Taleo での職務テンプレート/組織/所在地が変更されている場合に、PeopleSoft 側で発生します。

ビジネス オブジェクト

エラーが発生したビジネス オブジェクトが表示されます。

ID

エラーが発生した実際のエンティティが表示されます。