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連邦 HCM コントロール テーブルの設定

連邦 HCM コントロール テーブルを設定するには、Handicap Table コンポーネント (GVT_HANDICAP_TBL)、Legal Authority コンポーネント (GVT_LEGAL_AUTH_TBL)、U.S. County Table コンポーネント (GVT_COUNTY_TABLE)、Nature of Action Table コンポーネント (GVT_NOAC_TBL)、LEO Pay Area USF コンポーネント (GVT_LEOPAY_AREA_TB)、NOA/Legal Authority コンポーネント (GVT_AUTH_VAL_1)、Sub Agency コンポーネント (GVT_SUB_AGENCY_TBL)、Personnel Office ID コンポーネント (GVT_POI_TABLE)、および Personnel Action Rqst Rmks コンポーネント (GVT_SF50_RMK_TBL) を使用します。

次の各トピックでは、連邦 HCM コントロール テーブルの概要および設定方法について説明します。

ページ名

定義名

用途

Handicap Table ページ

GVT_HANDICAP_TBL

個人の障害のタイプにコードを割り当てます。ユーザーの機関で使用する障害テーブルを設定し、必要に応じて追加できます。

Legal Authority ページ

GVT_LEGAL_AUTH_TBL

Legal Authority テーブルには、人事異動要求 (PAR) 処理の Data Control ページで使用される値が設定されます。

U.S. County Table ページ

GVT_COUNTY_TABLE

アメリカの郡の完全リストを表示します。このテーブルには、Location テーブルの郡の説明が読み込まれます。PeopleSoft にはアメリカの郡のリストが用意されていますが、必要に応じてエントリを追加または変更できます。

Nature of Action Table ページ

GVT_NOAC_TBL

コードを確認、追加、および更新します。このテーブルは、PeopleSoft ヒューマン リソース管理で使用される異動区分コードを定義します。

Law Enforcement Officers Pay Area Table ページ

GVT_LEOAREA_TABLE

Law Enforcement Officers Pay Area テーブルに特別支給区域を設定します。これらの区域の法執行担当者は、支給プラン、等級、およびステップに対する固定的賃金に加えて追加支給を受けます。PeopleSoft には現在の LEO 支給区域が用意されており、年間を通じて受け取る Office of Personnel Management の更新に基づいて LEO 支給区域を更新できます。

NOA/Legal Authority 1 ページ

GVT_AUTH_VAL_1

Nature of Action テーブルに定義された NOA コードを、Legal Authority テーブルに定義された法務当局に接続します。異動区分コードおよび法務当局コードは設定済みである必要があります。

Sub-Agency ページ

GVT_SUBAGCY_TABLE

別のエンティティとして OPM に報告する組織が機関に複数ある場合に、別組織を設定します。

Personnel Office ID Table ページ

GVT_POI_TABLE1

機関内の全ての事業所に ID 番号を割り当てます。入力する情報の多くは、人事異動要求に出力されます。

PAR Approving Officials Table ページ

GVT_POI_TABLE2

PAR のルーティング プロセス セクションに表示される名前を入力します。

Personnel Action Rqst Rmks ページ

GVT_SF50_RK_TBL

標準化された備考を定義して PAR に添付します。ここで入力された備考をそのまま使用する場合もありますが、個人レベルで備考を添付する場合は、その備考に個人固有の情報を挿入します。

このトピックでは、連邦機関に固有のコントロール テーブルの設定について説明します。

人事異動要求を作成するときは、Legal Authority テーブル、Nature of Action テーブル、PAR Remarks テーブル、および NOA/Legal Authority 1 テーブルからの情報を使用してフィールドを検索します。

従業員固有の情報を入力するときは、Handicap テーブルおよび LEO Pay Area テーブルの値を使用します。

PeopleSoft HCM では、U.S. County テーブル、Personnel Office ID テーブル、および Sub-Agency テーブルの値を使用します。

Handicap Table ページ (GVT_HANDICAP_TBL) を使用して、個人の障害のタイプにコードを割り当てます。

ユーザーの機関で使用する障害テーブルを設定し、必要に応じて追加できます。

画像: Handicap Table ページ

次の例では、Handicap Table ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

Handicap Table ページ

フィールドまたはコントロール

定義

Disabled

障害コードによって機関が障害と見なす内容を示す場合に選択します。通常は、このチェック ボックスをオンにします。ただし、たとえば個人に障害がないことを示す障害コードを設定する場合は、このチェック ボックスをオフにしたままにします。

Legal Authority ページ (GVT_LEGAL_AUTH_TBL) を使用して、人事異動要求 (PAR) 処理の Data Control ページで使用される値を Legal Authority テーブルに設定します。

画像: Legal Authority ページ

次の例では、Legal Authority ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

Legal Authority ページ

法務当局とは、機関に対して人事異動要求を許可する権限を与える当局です。PeopleSoft では、ユーザーのシステムに対して法務当局のリストを提供します。Office of Personnel Management が法務当局の更新を発行する場合は、Legal Authority テーブルの情報を変更することによってシステムを最新に維持できます。

フィールドまたはコントロール

定義

Effective Date

このテーブルに法務当局コードを追加する場合は、適用対象になる組織の最も古い履歴レコードも十分に網羅できる有効日を選択します。データ行を追加して、一定期間に変更される情報の履歴データを管理します。

Description - Part 1 Description - Part 2

個人の人事異動を処理するときは、Data Control ページ (GVT_JOB0) に表示される説明を入力します。

Nature of Action Table ページ (GVT_NOAC_TBL) を使用して、コードを確認、追加、および更新します。

このテーブルは、PeopleSoft ヒューマン リソース管理で使用される異動区分コードを定義します。

画像: Nature of Action Table ページ

次の例では、Nature of Action Table ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

Nature of Action Table ページ

フィールドまたはコントロール

定義

Nature of Action Code

全ての人事異動要求 (PAR) には異動区分 (NOA) コードが必要であるため、全ての人事異動はこのテーブルに記述され、NOA コードが割り当てられます。

PeopleSoft には NOA コードが用意されていますが、必要に応じてエントリを追加または更新できます。機関で内部使用する NOA コードを入力するときは、900 番台のコードを使用することをお勧めします。

Effective Date

このテーブルに異動区分コードを追加する場合は、適用対象になる組織の最も古い履歴レコードも十分に網羅できる有効日を選択します。データ行を追加して、NOA コードについて一定期間に変更される情報の履歴データを管理します。

フィールドまたはコントロール

定義

Time NOA is Effective (異動区分が有効になる時期)

このフィールドは、人事異動が有効になる時期を指定します。[Opening of Business Day] (デフォルト) または [Close of Business Day] を選択します。

[(none)] を選択すると、デフォルトの [Opening of Business Day] が使用されます。

PeopleSoft では、通常、全てのアクションは有効日の業務開始時に有効になることを前提としています。これは、連邦政府には必ずしも該当しません。[Termination/Non-Pay] アクション (300 番台と 400 番台の NOA) の場合、アクションは有効日の営業日終了時に有効になります。[Close of Business Day] を指定して定義された人事異動は、職務有効日が 1 だけ増分されます。連邦 (GVT_JOB) 有効日は影響されません。

Required for CPDF (中央人事データ ファイルで必須)

NOA コードが CPDF レポートから Office of Personnel Management (OPM) へのレポート対象である場合に選択します。

Push Action to Job

人事異動を保存した後に、連邦政府から異動区分をコア PeopleSoft 職務レコード (JOB) に適用する場合に選択します。

IRR Reportable (レポート対象個人退職レコード)

IRR で NOA コードが OPM へのレポート対象である場合に選択します。これは、個別の人事異動が保存されるとき、IRR 関連の NOA コードが IRR コントロール レコードに含まれることを示します。

IRR Type

生成される IRR のタイプを選択します。値は、[Retirement]、[Transfer/Resignation]、および [Supplemental] です。

Law Enforcement Officers Pay Area Table ページ (GVT_LEOAREA_TABLE) を使用して、Law Enforcement Officers Pay Area テーブルに特別支給区域を設定します。

これらの区域の法執行担当者は、支給プラン、等級、およびステップに対する固定的賃金に加えて追加支給を受けます。PeopleSoft には現在の LEO 支給区域が用意されており、年間を通じて受け取る Office of Personnel Management の更新に基づいて LEO 支給区域を更新できます。

画像: Law Enforcement Officers Pay Area Table ページ

次の例では、Law Enforcement Officers Pay Area Table ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

Law Enforcement Officers Pay Area Table ページ

フィールドまたはコントロール

定義

LEO Percentage (法執行担当者率)

支給プラン、等級、およびステップ別に設定された固定的賃金に加えて、この区域の LEO が受け取る固定的賃金の率を入力します。金額は、人事・労務管理の Compensation Data ページ (JOB_DATA3) に反映されます。

NOA/Legal Authority 1 ページ (GVT_AUTH_VAL_1) を使用して、Nature of Action テーブルに定義された NOA コードを、Legal Authority テーブルに定義された法務当局に接続します。

異動区分コードおよび法務当局コードは設定済みである必要があります。

画像: NOA/Legal Authority 1 ページ

次の例では、NOA/Legal Authority 1 ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

NOA/Legal Authority 1 ページ

人事・労務管理の PAR Data Control ページで NOA (異動区分) コードを入力すると、[Authority (1)] フィールドでプロンプト表示されるときにこのテーブルから有効な値のみが表示されます。ただし、[Authority (2)] の場合は、Legal Authority テーブルに定義された法務当局の中から選択できます。

Sub-Agency ページ (GVT_SUBAGCY_TABLE) を使用して、別のエンティティとして OPM に報告する組織が機関に複数ある場合に、別組織を設定します。

画像: Sub-Agency ページ

次の例では、Sub-Agency ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

Sub-Agency ページ

フィールドまたはコントロール

定義

Sub-Agency

別のエンティティとして Office of Personnel Management に報告する組織が機関に複数ある場合は、オンライン処理のために別組織として設定します。

Report CPDF (中央人事データ ファイルのレポート)

別組織が CPDF を定期的にレポートする場合に選択します。

Long

別組織の詳細な説明を入力します。

Abbreviation

別組織の略称を入力します。

Personnel Office ID Table ページ (GVT_POI_TABLE1) を使用して、機関内の全ての事業所に ID 番号を割り当てます。

入力する情報の多くは、人事異動要求に出力されます。

画像: Personnel Office ID Table ページ

次の例では、Personnel Office ID Table ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

Personnel Office ID Table ページ

フィールドまたはコントロール

定義

Sub-Agency

別組織コードを選択します。

Personnel Officer's Name

この事務所の人事異動の担当者名を入力します。

OPM Oversight Office (Office of Personnel Management 監督局)

人事異動をレポートする OPM 監督局を有効値から選択します。値はトランスレート テーブルに保存されています。値を変更または追加するには、プロジェクト管理局に必要な更新を依頼してください。

Automated Submitting Point

自動送信ポイントは参照フィールドで、PeopleSoft HCM 処理中は使用されません。ただし、OPM フォームでは必要で、現在営業している事業所の事業所 ID の作成または変更を通信するのに使用されます。

Electronic Commerce Address

このアドレスはユーザーの機関向けの参照専用です。たとえば、電子メール アドレスや政府ネットワーク ID です。

PAR Approving Officials Table ページ (GVT_POI_TABLE2) を使用して、PAR のルーティング プロセス セクションに表示される名前を入力します。

画像: PAR Approving Officials Table ページ

次の例では、PAR Approving Officials Table ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

PAR Approving Officials Table ページ

フィールドまたはコントロール

定義

Empl ID (従業員 ID)

人事異動を承認する各担当者の従業員 ID を入力します。フィールドからカーソルを移動すると、[Empl Record][Name]、および [Title] の各フィールドに値がロードされます。これらのフィールドは編集できます。

Primary PAR Approving Official (人事異動要求承認の主担当者)

該当する場合、このチェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスは参照専用です。

Personnel Action Rqst Rmks ページ (GVT_SF50_RK_TBL) を使用して、標準化された備考を定義して PAR に添付します。

ここで入力された備考をそのまま使用する場合もありますが、個人レベルで備考を添付する場合は、その備考に個人固有の情報を挿入します。

画像: Personnel Action Rqst Rmks ページ

次の例では、Personnel Action Rqst Rmks ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

Personnel Action Rqst Rmks ページ

Office of Personnel Management (OPM) では、A から X で始まる備考コードを指定します。PeopleSoft には現在の標準 OPM PAR 備考が用意されていますが、年間を通じて受け取る OPM 更新に基づいて管理する必要があります。機関で内部使用する追加の備考を入力する場合は、Y または Z で始まるコードを使用します。PeopleSoft HCM をアップグレードする際は、機関固有の備考を保持してください。

フィールドまたはコントロール

定義

Print Priority

備考の印刷優先順位を選択します。有効値は、[1st Tier] および [2nd Tier] です。第 1 層の備考は、第 2 層の備考より前に SF50/52 レポートに印刷されます。したがって、[1st Tier] として定義された備考は、HR 担当者がリストした順序で印刷されます。その後に、第 2 層の備考が続きます。

Insertion Required

この備考に従業員固有の情報が必要な場合に選択します。この備考を個人レベルで選択すると、このチェック ボックスは入力不可になります。

PeopleSoft では、備考が個人レベルで PAR に添付された場合、アスタリスク (*) を使用して、人事管理担当者が変更した個人固有の情報を示します。

IRR Reportable (レポート対象個人退職レコード)

IRR に印刷される PAR にこの備考が添付され、備考を IRR に印刷する場合に選択します。

ROST Reportable (レポート対象の離職および転属の登録)

この備考を ROST に印刷する場合に選択します。