地域と市場給与マトリックスの設定
地域とマトリックスを設定するには、地域の定義 (GEOGRAPHY_TBL) コンポーネントとマトリックスの定義 (WCS_LK_TBL_DEFN) コンポーネントを使用します。
次の各トピックでは、地域と市場給与マトリックスの概要および設定方法について説明します。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
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GEOGRAPHY_TBL |
国、都道府県/州、市区町村別に地域を定義します。地域を使用して、市場給与データを構成します。 |
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WCS_LK_TBL_DEFN |
市場給与マトリックス定義を設定します。 |
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WCS_LK_TBL_INPUTS |
市場給与統計の入力データを定義します。 |
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WCS_LK_TBL_OUTPUTS |
市場給与統計の出力データを定義します。 |
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WCS_LK_TBL_KEYS |
検索キーを指定して、市場給与統計に使用される従業員データのマッチングに使用します。 |
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条件指定マトリックス キーのロード ページ |
WCS_LK_TBL_KEY_SEC |
プロンプト テーブルを使用することにより、特定のソースの検索キーが自動的にロードされます。 |
WCS_LK_TBL_DATA |
出力データの値を表示または入力します。 |
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WCS_LK_TBL_VIEW |
最新の保存バージョンのマトリックスを表示します。 |
PeopleSoft アプリケーションには、以下のマトリックスが用意されています。
MARKET_PAY
WFR_SURVEY_DATA
このマトリックスは、ワークフォース リワード アプリケーションから給与データをインポートする場合に使用されます。
条件指定マトリックスを追加設定して、市場給与統計データを含めることができます。
注: PeopleSoft で統計のマッチングを管理している場合は、標準の市場給与マトリックスを選択するか、統計機関や統計職務コードなどのフィールドを使用して新しいマトリックスを作成することにより、引き続き統計を管理できます。これらのフィールドを使用すると、いつでも必要なときにアドホック統計加入レポートを作成できます。統計加入レポートは、統計機関の要件に基づいて作成します。
地域の定義ページ (GEOGRAPHY_TBL) を使用して、国、都道府県/州、市区町村別に地域を定義します。
地域を使用して、市場給与データを構成します。
ナビゲーション
画像: 地域の定義ページ
次の例では、地域の定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

地域は広く国単位で入力することも、特定の都道府県/州、市区町村に絞って入力することもできます。国、都道府県/州、市区町村単位のデータは、1 行または複数行を設定できます。ただし、同一地域内には同じ組み合わせの国、都道府県/州、市区町村のデータを複数設定することはできません。
警告 同じ組み合わせの国、都道府県/州、市区町村のデータを別の地域に設定する場合は、従業員データと組み合わせるときにデータ コンフリクトが発生する可能性があるので、注意してください。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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有効日 |
地域の定義を変更できます。 |
ステータス |
[アクティブ] または [非アクティブ] を選択します。 |
名称 |
会社で定義した名称を入力します。 |
国、都道府県/州 |
一覧から有効な値を選択します。 |
市 |
特定の市の名称を入力します。スペルは確認されないため、大文字と句読点を使用して名前を入力する必要があります。 |
マトリックスの定義ページ (WCS_LK_TBL_DEFN) を使用して、市場給与マトリックス定義を設定します。
ナビゲーション
画像: マトリックスの定義ページ
次の例では、マトリックスの定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
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有効日 |
1 つまたは複数の職務コードにリンクする日付と同日か、それ以前の日付を入力します。 |
ステータス |
[アクティブ] を選択します。全ての条件指定マトリックスのデフォルト値は [非アクティブ] です。マトリックスを使用するには、ステータスを [アクティブ] に変更する必要があります。 |
マトリックス タイプ |
[MARKETPAY] を選択します。 |
入力ページ (WCS_LK_TBL_INPUTS) を使用して、市場給与統計の入力データを定義します。
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画像: 入力ページ
次の例では、入力ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

有効値
ソース ID を GEOGAREA と指定した場合、このグループ ボックスにプロンプト値を入力できます。テーブルの値として GEOGRAPHY_TBL を、フィールドの値として GEOGRAPHY_ID を入力します。地域のキー値は、自動検証されません。
入力処理ソース
フィールドまたはコントロール |
定義 |
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ソース ID |
市場給与データのソースを選択します。各マトリックスの入力の最大数は 15 です。入力の一般的なタイプには以下のものがあります。
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出力ページ (WCS_LK_TBL_OUTPUTS) を使用して、市場給与統計の出力データを定義します。
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画像: 出力ページ
次の例では、出力ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
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結果 ID |
市場給与マトリックスの出力データを選択します。通常の出力データには、通貨、基本報酬、変動報酬、報酬合計などがあります。各マトリックスの最大出力数は 30 です。 これらの用意されている値にはデフォルト名が付いていますが、業務に最も合うラベルに編集できます。 『PeopleSoft Human Resources Manage Base Compensation and Budgeting』「Predefined Source IDs」[英語版]『PeopleSoft Human Resources Manage Base Compensation and Budgeting』「Predefined Result IDs」[英語版] を参照してください。 |
検索キー ページ (WCS_LK_TBL_KEYS) を使用して、検索キーを指定し、市場給与統計に使用される従業員データのマッチングに使用します。
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画像: 検索キー ページ
次の例では、検索キー ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このページは、従業員データの照合に使われるキー値の入力に使用します。市場給与マトリックスに適切な検索キーは、地域や統計機関などです。
注: マトリックスは、検索キーと出力データの値を指定せずに作成することができます。たとえば、マトリックスについてテンプレートを定義して、フラット ファイルなど他のソースから値をロードできます。ただし、マトリックスのステータスを "アクティブ" に変更して検索条件や検索値を定義していない場合は、警告が表示されます。
データの内容ページ (WCS_LK_TBL_DATA) を使用して、出力データの値を表示または入力します。
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画像: データの内容ページ
次の例では、データの内容ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このページを使用して、入力フィールドと出力フィールドを表示します。データ値を空白にして、ファイルまたはワークフォース リワードから市場給与データをロードすることができます。データを手動で入力することもできます。
表示ページ (WCS_LK_TBL_VIEW) を使用して、最新の保存バージョンのマトリックスを表示します。
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画像: 表示ページ
次の例では、表示ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

出力用のデータの内容を全て入力したら、マトリックスを保存する必要があります。このページでマトリックスを表示できるのは、マトリックスを保存した後のみです。
[保存済マトリックスの表示] ボタンをクリックすると、マトリックスの最新保存バージョンの生成結果が表示されます。
重要 このページには、最新保存バージョンのマトリックスのみが表示されます。
『PeopleSoft Human Resources Manage Base Compensation and Budgeting』「Understanding Configurable Matrices」[英語版] を参照してください。