承認のためのセキュリティの設定
必要な全てのオブジェクトを PeopleTools アプリケーション デザイナで定義し、アプリケーション コンポーネントで必要な設定が全て完了したら、適用可能な権限リスト、ロールおよび Web ライブラリの設定が正しいか確認してください。
この表は、承認フレームワークの標準権限リストを示します。
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権限リスト名 |
説明 |
ロールの添付先 |
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HCCPSCAW1010 |
これは、承認管理者の権限リストです。承認フレームワークの管理および構成オブジェクトの権限を付与します。これらのオブジェクトには、 のメニュー パス管理下の全てのコンポーネントが含まれます。このリストが承認フレームワーク管理者ロールに添付済みの状態で用意されています。また、この権限リストを管理者が継承できるように、組織に既に存在するアプリケーションに固有の管理者ロールに添付してください。 |
承認フレームワーク管理者 |
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HCCPSCAW1020 |
これは、管理者の権限リストです。承認フレームワークの管理者オブジェクトの権限を付与します。これらのオブジェクトには、管理者に固有のセルフサービス ページがいくつか含まれます。製品には、このリストが管理者ロールに添付済みの状態で用意されています。管理者ロールが割り当てられており、管理者と見なすことができるアプリケーション固有のユーザーは全て、この権限リストを自動的に継承します。 |
管理者 |
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HCCPSCAW1030 |
これは、従業員の権限リストです。承認フレームワークの従業員オブジェクトの権限を付与します。これらのオブジェクトには、従業員に固有のセルフサービス ページがいくつか含まれます。製品には、このリストが従業員ロールに添付済みの状態で用意されています。従業員ロールが割り当てられており、従業員と見なすことができるアプリケーション固有のユーザーは全て、この権限リストを自動的に継承します。 |
従業員 |
PeopleSoft HCM には承認ワークフロー エンジンの管理者ロールが用意されています。このロールには、HCCPSCAW1010 権限リストが既に割り当てられています。ただし、このロールは出荷時にはどのユーザーにも添付されていません。アプリケーション固有の管理者ロールがいない場合は、このロールをアプリケーション固有の任意の管理者ユーザーに添付することにより使用できます。組織内にアプリケーション固有の管理者ロールがいる場合は、HCCPSCAW1010 権限をそのロールに割り当てることをお勧めします。
ユーザーが承認ステータス モニターで承認フレームワーク関係者の追加情報を参照できるようにするには、ユーザーに正しい権限を割り当てる必要があります。また、ステータス モニターに承認が表示される方法に対応するため、WEBLIB_PTAF Web ライブラリに対して適切な製品の権限リストへのアクセス権を付与する必要があります。さらに、承認フレームワークの一部である EMC 機能を使用可能にするには、権限リストのフル アクセス権を WEBLIB_EOAW Web ライブラリに付与する必要があります。PeopleSoft HCM には、承認フレームワーク権限リストの一部として、これら 2 つの Web ライブラリが標準で用意されています。
権限リストのアクセス権を Web ライブラリに付与するには、次の手順に従います。
の順に選択します。
Web ライブラリにアクセス権を付与する権限リストを選択します。
Web ライブラリ ページで、Web ライブラリ WEBLIB_PTAF および WEBLIB_EOAW に新しい行を挿入します。
各 Web ライブラリについて、[編集] リンクをクリックします。
Web ライブラリ権限ページが表示されます。
[全てフル アクセス] ボタンをクリックして全ての機能へのアクセス権を付与するか、[アクセス権限] フィールドに値を入力して特定のスクリプト機能へのアクセス権を付与します。
[OK] をクリックします。
権限リストを保存します。
注: 承認フレームワークでは、システム内のそれぞれのユーザーが有効なオペレータ ID を 1 つ持っていると見なします。承認プロセスを使用していて、従業員が複数のオペレータ ID を持てるようにした場合、従業員が同じロールと権限リストを持つようにしてください。
『PeopleTools: Security Administration』を参照してください。