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チャートフィールド設定テンプレートの設定

標準チャートフィールド設定テンプレートを更新するには、標準チャートフィールド設定 (STANDARD_CF_TMPLT) コンポーネントを使用します。

次の各トピックでは、標準チャートフィールド設定の概要およびチャートフィールド設定の設定方法について説明します。

ページ名

定義名

用途

標準チャートフィールド設定ページ

STANDARD_CF_TMPLT

チャートフィールド値ページで使用するチャートフィールドをアクティブに設定します。

PeopleSoft Financials と統合している場合、このページは入力できません。

アクション ステータス ページ

STANDARD_CF_LOG

チャートフィールドの変更ステータスについて表示します。レポートは PAY_CONFIG レポートによって作成されます。

チャートフィールド ラベル ページ

STANDARD_CFLBL_LNG

基本言語と関連言語の両方のチャートフィールド ラベルの変更を表示します。

PeopleSoft では、元のチャートフィールドとプロジェクト コスト管理チャートフィールドの異なる 2 つのタイプの標準チャートフィールド設定テンプレートが用意されています。これらのチャートフィールドには、標準チャートフィールド設定ページを介してアクセスできます。

注: PeopleSoft Financials を使用している場合、チャートフィールド設定テンプレートは参照専用となります。このチャートフィールド設定テンプレートの修正は、Financials システムで実行する必要があります。元のチャートフィールドに Financials 8.40 以降のバージョンを使用している場合、またはプロジェクト コスト管理チャートフィールドに Financials 9.0 以降のバージョンを使用している場合は、チャートフィールド設定の変更が FSCM_CF_CONFIG サービス オペレーションによって HCM に送信されます。

元のチャートフィールド

PeopleSoft では、標準チャートフィールド設定テンプレートが用意されています。このテンプレートには、アクティブな 14 個および非アクティブな 2 個の元のチャートフィールドが以下の順序で設定されています。

  • 勘定科目

  • 部門

  • プロジェクト/グラント

  • 製品

  • 資金コード

  • プログラム コード

  • クラス フィールド

  • 関係会社

  • 業務ユニット

  • 代替勘定科目

  • 予算参照

  • チャートフィールド 1

  • チャートフィールド 2

  • チャートフィールド 3

  • 関係会社 - 資金 (非アクティブ)

  • 関係会社 - 業務ユニット (非アクティブ)

注: 元のチャートフィールド インテグレーションは、PeopleSoft Financials 8.4 以降が導入されている組織で使用可能です。

プロジェクト コスト管理チャートフィールド

PeopleSoft では、標準チャートフィールド設定テンプレートが用意されています。このテンプレートには、6 個のプロジェクト コスト管理チャートフィールドが以下の順序で表示されます。

  • ビジネス ユニット PC

  • プロジェクト/グラント

  • アクティビティ ID

  • リソース タイプ

  • リソース カテゴリ

  • リソース サブカテゴリ

重要 プロジェクト コスト管理のチャートフィールドは、[プロジェクト/グラント] チャートフィールドの位置との関係で、その表示順序が常に同じであるという点で独特です。フィールドの表示順序を変更すると、プロジェクト コスト管理の全てのチャートフィールドは 1 つのブロックとして一緒に移動します。プロジェクト コスト管理チャートフィールドの表示順序は変更できますが、その他 5 つのチャートフィールドは、そのプロジェクト コスト管理チャートフィールドとの関連で同じ順序のまま残ります。

注: プロジェクト コスト管理チャートフィールドのインテグレーションは、PeopleSoft Financials 9.0 が導入されている組織で使用可能です。PeopleSoft Financials と統合せずに PeopleSoft プロジェクト コスト管理を使用する場合は、標準チャートフィールド設定テンプレートでプロジェクト コスト管理チャートフィールドの属性を変更できます。

『PeopleSoft Project Costing』を参照してください。

チャートフィールド設定テンプレートの変更

PeopleSoft 一般会計を使用していない場合、標準チャートフィールド設定ページを使用して、標準チャートフィールド設定に以下の修正を実行できます。

  • ページおよびレポートでのチャートフィールドの表示順序の変更

  • チャートフィールドの名称と略称のラベル変更

  • チャートフィールドの非アクティブ化またはアクティブ化

    非アクティブのチャートフィールドは、ページ、レポートおよびプロンプト リストには表示されません。非アクティブのチャートフィールドはインデックスに含まれません。表示はされませんが、レコードまたはページから削除されているわけではありません。これにより、設定に要する時間と労力が大幅に削減されます。

  • ページおよびレポートに表示されるチャートフィールドのフィールド長の変更

  • ユニット内関係会社チャートフィールドの関連チャートフィールドの変更

PeopleSoft Financials 8.40 またはそれ以降 (元のチャートフィールドの場合) または Financials 9.0 (プロジェクト コスト管理チャートフィールドの場合) のリリースと統合している場合は、Financials システムでチャートフィールド設定プロセス (PYCONFIG) が完了すると、Financials データベースから HCM データベースに FSCM_CF_CONFIG サービス オペレーションが自動的に送信されます。

FSCM_CF_CONFIG サービス オペレーションは、Financials の最新のチャートフィールド テンプレートと、対応する全てのチャートフィールド ラベルから構成されます。サービス オペレーションを受信すると、HCM データベースでは、チャートフィールド設定テンプレートとラベルが比較され、HCM のチャートフィールド変更に必要なアクションが生成されます。これらの実行待ちのチャートフィールド変更アクションは、アクション ログ ファイルに記録されます。アクション ステータス ページでこれらの変更を確認し、システムに適用するタイミングを決定できます。標準チャートフィールド設定ページにあるボタンを使用して、設定ステータスを確認し、変更を適用します。

標準チャートフィールド設定ページ (STANDARD_CF_TMPLT) を使用して、チャートフィールドをチャートフィールド値ページで使用できるようにアクティブにします。

PeopleSoft Financials と統合している場合、このページは入力できません。

画像: 標準チャートフィールド設定ページ

次の例では、標準チャートフィールド設定ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

標準チャートフィールド設定ページ

標準チャートフィールド設定ページを最初に開いたときは、PeopleSoft によって提供された状態でチャートフィールドが表示されます。

フィールドまたはコントロール

定義

ステータス

アクティブなチャートフィールドは、ページ、レポートおよびプロンプト リストに表示されます。非アクティブなチャートフィールドは、ページ、レポートおよびプロンプト リストには表示されませんが、レコードおよびページから削除されているわけではありません。

[関係会社 - 資金]、[関係会社 - 業務ユニット]、および [プロジェクト コスト管理] チャートフィールドは非アクティブの状態で提供されていますが、アクティブの状態で提供されるチャートフィールドでは要件を満たさない場合は、アクティブに変更できます。

警告 全ての設定を実行済みで、システムが稼動中の場合、チャートフィールドのステータスを変更しないでください。ステータスによって、チャートフィールドがシステム全体でページ、レポートおよびプロンプト リストに表示されるかどうかが決まります。

順序

このフィールドの順序連番を変更することによって、表示順序を変更できます。非アクティブなチャートフィールドの順序番号は 99 になります。アクティブなチャートフィールドには順序番号が必要です。非アクティブのチャートフィールドをアクティブに変更すると、使用可能な次の番号が自動的に割り当てられます。この番号は変更可能で、新たにアクティブにしたチャートフィールドに任意の連番を指定することができます。

ページを保存すると、最終的な並べ替えが自動的に行われ、連番内の欠番や重複が削除されます。

重要 プロジェクト コスト管理のチャートフィールドは、[プロジェクト/グラント] チャートフィールドの位置との関係で常に同じです。フィールドの表示順序を変更すると、全てのプロジェクト コスト管理チャートフィールドも 1 つのブロックで一緒に移動します。

フィールド名称フィールド略称

チャートフィールドの表示ラベルを変更するための、新規の名称と略称を入力します。これらの名称は、チャートフィールドのデータベース フィールド名ではなく、ページ、レポートおよびプロンプト リストに表示される名称です。

表示長

ページ上での表示長を変更するための新規の値を入力します。表示長には、チャートフィールドの実際のフィールド長よりも大きい値を指定できません。

関係会社タイプ

関係会社チャートフィールドは、[ユニット間関係会社] または [ユニット内関係会社] のいずれかになります。標準チャートフィールドには、関係会社タイプはありません。

ユニット内関連チャートフィールド

アクティブのユニット内関係会社チャートフィールドにはそれぞれ、フィールド長が同じかそれより小さい固有のユニット内関連チャートフィールドを指定する必要があります。(ユニット間関係会社チャートフィールドには、ビジネス ユニットが必須です。)

アクティブ

非アクティブのチャートフィールドをアクティブにするには、アクティブにするフィールドの隣のチェック ボックスをオンにし、[アクティブ] ボタンをクリックします。

非アクティブ

アクティブなチャートフィールドを非アクティブにするには、非アクティブにするフィールドの隣のチェック ボックスをオンにし、[非アクティブ] ボタンをクリックします。

警告 トランザクション データが転記済みであるチャートフィールドは、非アクティブにしないでください。非アクティブにすると、そのチャートフィールドは、ページやレポートに表示されません。

影響

このボタンをクリックすると、チャートフィールド設定 PSJob プロセス (PYCONFIG) がレポート モードで実行され、チャートフィールド変更の分析および新規テンプレートの適用による影響の割り出しが行われます。

設定ステータス

このボタンをクリックすると、アクション ステータス ページが表示され、標準チャートフィールドのアクティビティ ログや実行待ちの変更 (Financials からサブスクライブされているが未適用の変更など) を確認できます。

サブスクライブされた変更を適用する前に、[影響] ボタンをクリックしてその影響を確認してください。

変更の保存後、その変更を適用する前にキャンセルしたい場合、"設定ステータス - アクション ステータス" ページで、不要な設定アクションをキャンセルできます。これにより、チャートフィールドは、前の設定にリセットされます。

適用

このボタンをクリックすると、チャートフィールド設定 PSJob プロセス (PYCONFIG) が更新モードで実行され、チャートフィールド設定の変更が適用されます。

警告 標準チャートフィールド設定 ページに変更を加えた場合は、それらを有効にするために、チャートフィールド設定プロセスを更新モードで実行して変更を適用する必要があります。

変更を適用すると、アクティブなチャートフィールドのみが表示されるようになります。チャートフィールドは、この標準設定で定義した順番とラベルで表示されます。