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送金元銀行の指定

送金元銀行を指定するには、送金元銀行口座コンポーネント (SRC_BANK) を使用します。

次の各トピックでは、送金元銀行の概要および指定方法について説明します。

ページ名

定義名

用途

送金元銀行口座ページ

SRC_BANK

資金を引き出す銀行に送金元銀行 ID を割り当て、その銀行の情報を定義します。

(CAN および USA) 銀行の追加情報 CAN ページまたは 銀行の追加情報 USA ページ

SRC_BANK_PY_SP

(CAN および USA) カナダまたはアメリカの銀行データを指定します。

このページは、送金元銀行口座ページで [国コード] の値に [CAN] または [USA] を選択した場合にのみ使用できるようになります。

(JPN) 銀行の追加情報 JPN ページ

GPJP_SRC_BANK_SEC

(JPN) 日本の銀行の口座タイプと会社コードを指定します。

送金元銀行は、給与を支給する際にその資金を引き出す銀行です。各送金元銀行について、適切な銀行と支店、口座番号、および FB フォーマットを指定します。

アメリカ、カナダ、日本など、国によっては、送金元銀行口座ページの [その他の必須情報] リンクを使用してアクセスするページで、送金元銀行の追加情報を設定する必要があります。ヨーロッパ諸国の場合は、送金元銀行口座ページを使用して、国際銀行口座番号 (IBAN) の情報を定義する必要があります。

給与計算の設定

PeopleSoft グローバル ペイロールを使用している場合は、送金元銀行を支給元に関連付ける必要があります。

PeopleSoft Global Payroll』「Understanding Banking[英語版] を参照してください。

PeopleSoft Payroll for North America を使用している場合は、送金元銀行を支給グループに関連付ける必要があります。

PeopleSoft Payroll for North America』「Pay Group Table - Bank/Tip Info Page[英語版] を参照してください。

送金元銀行口座ページ (SRC_BANK) を使用して、資金を引き出す銀行に送金元銀行 ID を割り当て、その銀行の情報を定義します。

画像: 送金元銀行口座ページ

次の例では、送金元銀行口座ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

送金元銀行口座ページ

フィールドまたはコントロール

定義

名称

銀行の名前を入力します。

国コード

受給者銀行口座の国を選択します。

国際 ACH 銀行口座 (国際自動決済機関銀行)

銀行が米国の管轄地域外にあることを指定する場合はオンにします。

注: このフィールドは、PeopleSoft Payroll for North America または PeopleSoft Global Payroll for United States がインストールされている場合のみ表示されます。

既に IBAN 番号あり

受給者に IBAN があることを示す場合に選択します。このチェック ボックスをオンにすると、[銀行 ID]、[銀行支店 ID]、および[口座番号] フィールドが表示専用になり、[IBAN] フィールドおよび [確認] ボタンが使用可能になります。

[IBAN] フィールドに既に入力されて検証されている IBAN の受給者に対してこのチェック ボックスをオフにすると、この処理によって、[IBAN] および銀行口座詳細フィールドがクリアされることが警告されます。続行する場合は [OK] をクリックし、チェック ボックスをオンの状態のままにする場合は [キャンセル] をクリックできます。

注: このページにこのチェック ボックスが表示されるのは、IBAN 国別設定ページで [IBAN 使用可] チェック ボックスがオンで、[IBAN 必須] チェック ボックスがオフの場合のみです。

IBAN (国際銀行口座番号)

受給者の IBAN を入力します。このフィールドが編集可能になるのは、IBAN 国別設定ページで [既に IBAN 番号あり] チェック ボックスがオンの場合、または [IBAN 必須] チェック ボックスがオンの場合のみです。

検証

[IBAN] フィールドに入力されている番号を検証する場合にクリックします。検証プロセスによって、入力されている IBAN にエラーがある場合は警告されます。さらに、検証プロセスでは、入力されている IBAN に基づいて [銀行 ID]、[銀行支店 ID]、および [口座番号] フィールドに値がロードされます。

このボタンが使用可能になるのは、IBAN 国別設定ページで [既に IBAN 番号あり] チェック ボックスがオンの場合、または [IBAN 必須] チェック ボックスがオンの場合のみです。

[銀行 ID]、[銀行支店 ID]、[口座番号][チェック ディジット]

IBAN 国別設定ページで [既に IBAN 番号あり] チェック ボックスがオンの場合、または [IBAN 必須] チェック ボックスがオンの場合は、このフィールドを編集できません。これらのフィールドには、[検証] ボタンのクリック時に、入力されている IBAN に基づいて値がロードされます。

注: ドイツ口座で IBAN が指定されている場合、[銀行支店 ID] フィールドは編集可能な状態です。

IBAN の指定のない口座の場合は、[銀行 ID]、[銀行支店 ID]、および[口座番号] フィールドに手入力で値を入力します。これらの口座の場合、[チェック ディジット] フィールドは表示されません。

口座名義

従業員の口座名義を入力します。

予告通知情報

(USA) このリンクをクリックすると、銀行予告通知情報ページにアクセスします。

通貨コード

口座の管理に使用する通貨のコードを選択します。このフィールドに入力するコードは参照専用であり、銀行振込のプロセスでは使用されません。

その他の必須情報

銀行の追加情報のページにアクセスするには、このリンクをクリックします。選択した国によっては、このページが使用されない場合もあります。このページは、アメリカ、カナダ、または日本でのみ営業している会社の情報を記録するときに使用します。

(CAN および USA) 銀行の追加情報 CAN ページまたは 銀行の追加情報 USA ページ」を参照してください。

(JPN) 銀行の追加情報 JPN ページ」を参照してください。

フィールドまたはコントロール

定義

口座名義フリガナ

このフィールドは、プライマリ権限リスト基本設定ページにある [フリガナの使用] チェック ボックスをオンにしている場合に表示されます。日本語を使用するときは、半角カタカナで銀行口座名を入力します。

国内 FB (国内ファーム バンキング)

送金元銀行口座で使用されている FB フォーマットを指定します。国内取引用の FB 名を入力します。受給者または受取人の口座が国内の場合、デフォルトの FB 名は選択した送金元銀行口座の [国内 FB] フィールドから取得されます。国内の口座の国コードは、インストール時に選択した国コードと同じです。

注: アメリカとカナダの場合は該当しません。

銀行振替 ID

決済システムにおいて銀行の識別に使用される銀行振替 ID を入力します。

国際 FB (国際ファーム バンキング)

国外取引用の FB 名を入力します。受給者または受取人の口座が国外の場合、デフォルトの FB 名は選択した送金元銀行口座の [国際 FB] フィールドから取得されます。国外の口座の国コードは、インストール時に選択した国コードとは異なります。

注: このコンポーネントに含まれる支給 ID 割当ページは、PeopleSoft グローバル ペイロールでのみ使用されます。詳細については、PeopleSoft グローバル ペイロールのドキュメンテーションに記載されています。

銀行の追加情報 CAN ページ (SRC_BANK_PY_SP) を使用して、カナダまたはアメリカにある銀行のデータを指定します。このページは、送金元銀行口座ページで国コードとして [CAN] または [USA] を選択した場合にのみ使用できます。

画像: 銀行の追加情報 USA ページ

次の例では、銀行の追加情報 USA ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

銀行の追加情報 USA ページ

(USA) [処理待ち日数]

フィールドまたはコントロール

定義

処理待ち日数

処理待ち日数を入力します。この送金元銀行レベルで入力したデータに基づいて、予告通知処理が必要かどうかが決定されます。このフィールドに "0" と入力した場合は、受給者レベルで予告通知は生成されません。"0" 以外の数値を入力した場合は、予告通知が必要になります。

会社からの送金先の口座を変更する場合 (たとえば、従業員が自動振込用の口座を変更する場合)、銀行では、ダミーのレコードを使って振込処理を試行し、変更後の口座が有効 (既存) であるか確認しておくことを推奨しています。指定した処理待ち期間、つまり、ダミー処理から口座への振込みが可能になるまでの期間のことを、"処理待ち日数" といいます。

注: 予告通知処理を使うことで、従業員レベルで指定した送金番号の確認ができます。

Payroll for North America

[Payroll for North America] グループ ボックスは、PeopleSoft Payroll for North America がインストールされている場合にのみ表示されます。このグループ ボックスでの定義は、PeopleSoft Payroll for North America を使用する場合にのみ必要です。

フィールドまたはコントロール

定義

小切手フォーム ID

会社が小切手を振り出す場合は、この送金元銀行口座で使用するフォーム ID を選択します。

通知フォーム ID

会社が自動振込を行う場合は、この送金元銀行口座で使用するフォーム ID を選択します。

小切手または自動振込の番号を割り当てるときに、支給確認プロセスおよび給与小切手の再印刷プロセスによってこのフィールドが参照され、使用する小切手および通知の番号が決定されます。フォーム ID は、フォーム テーブルで定義します。

振込方法

銀行振込み処理に必要なトランザクションを指定します。オプションは、[テープ][FB] (ファーム バンキング)、[ディスケット]、および[レポート] です。

PeopleSoft Payroll for North America の場合、このフィールドは参照専用です。給与計算処理にはいかなる影響も与えません。

(CAN) ルートのフォーマット

ルートのフォーマットを入力します。

ルート番号を使って、銀行に送るテープまたはファイルでルート番号 (銀行 ID) を表す方法を指定します。この番号は前にゼロを付けることができます。銀行 ID と銀行支店 ID のどちらが先になるかによって、番号が変わることがあります。

自動振込みファイル作成の SQR プログラム DDP001CN で作成された自動支払いのルート番号に適用するフォーマットを選択します。このフォーマットを使用して、従業員の小切手をその個人銀行口座に振り込みます。有効値は以下のとおりです。

  • リードゼロ, 銀行 ID, 支店 ID

  • リードゼロ, 支店 ID, 銀行 ID

  • 銀行 ID, 支店 ID (リード ゼロなし)

  • 支店 ID, 銀行 ID (リード ゼロなし)

銀行の追加情報 JPN ページ (GPJP_SRC_BANK_SEC) を使用して、日本の銀行の口座タイプと会社コードを指定します。

画像: 銀行の追加情報 JPN ページ

次の例では、銀行の追加情報 JPN ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

銀行の追加情報 JPN ページ

フィールドまたはコントロール

定義

口座タイプ

送金元銀行の口座タイプです。値は、[当座] および [普通] です。

会社コード

金融機関によって会社に割り当てられている ID を入力します。