プロファイル管理の利用
このトピックでは、評価モデル、コンテンツ カタログおよびプロファイル タイプの概要について説明します。
ePerformance では、評価モデルを使用して従業員のパフォーマンスまたは能力レベルを評価します。評価モデルには、従業員のパフォーマンスを評価する際に使用される A、B、C または 1、2、3 などの評価レベルを定義します。
評価モデルは、パフォーマンス記入票またはキャリア開発記入票を構成するセクションに割り当てられます。これにより、管理者、従業員および同僚は、該当分野での従業員のパフォーマンスを最も的確に表す評価レベルを選択することができます。
評価レベルには、特定の能力レベルに該当する従業員の行動を詳細に記述するために使用する追加説明を含めることができます。これらの追加説明は、パフォーマンス記入票またはキャリア開発記入票に表示されます。
『PeopleSoft Human Resources Manage Profiles』「Defining Rating Models」[英語版] を参照してください。
ePerformance では、コンテンツ カタログに定義されたコンテンツ タイプとコンテンツ アイテムを使用して、従業員を評価する項目 (アイテム) を特定します。コンテンツ タイプは、同種のコンテンツ アイテムをグループ化したカテゴリとして使用することができます。コンテンツ アイテムとは、評価する特定の項目のことです。
コンテンツ タイプは、記入票テンプレートと、パフォーマンス記入票またはキャリア開発記入票の構成に含まれるセクションに関連付けられます。ePerformance では、コンテンツ タイプを使用して、記入票テンプレートとパフォーマンス記入票に追加可能なコンテンツ アイテムのカテゴリを定義します。
次のリストに、ePerformance に標準で用意されているコンテンツ タイプのうち、主に使用されるいくつかを示します。
ミッション
ミッションとは組織の目的やビジョンのことです。通常、組織のミッションは上級管理者によって定義され、役員会議や上級社員会議で承認されます。ただし、イニシアティブ、目標、および責務を作成しやすいように、ビジネス ユニットでミッションを定義することもあります。記入票の項目として 1 つまたは複数のミッションを設定できますが、ほとんどの場合この情報は参照専用です。
イニシアティブ
イニシアティブとは、組織のミッションを裏付け、ミッションを方向付ける、上位レベルのプラン、アクティビティ、または目標のことです。イニシアティブは通常、目標と責務を作成する際に参考にされます。1 つの期間内に同時に複数のイニシアティブを設定する組織もあります。
目標
目標とは、達成したい特定の成果のことです。目標には通常、達成すべき対象や、望ましい結果が達成されたときの状況を記述します。
責務
通常、責務は職種に基づいています。多くの場合、特定のタスクに細分化されます。
コンピテンシー
コンピテンシーは、従業員の現在の任務と直接関係があり、技能、能力、知識、職務態度などを含みます。具体的には、オフィス機器の使用熟練度、特殊な製造工程に関する知識、財務計画の経験などが挙げられます。
コンテンツ タイプが定義されると、コンテンツ アイテムとコンテンツ タイプの関連付けを開始することができます。
次の表に、ePerformance でのコンテンツ カタログのコンテンツ タイプとコンテンツ アイテムの設定方法の例を示します。
ミッション |
イニシアティブ |
目標 |
責務 |
コンピテンシー |
---|---|---|---|---|
|
|
|
|
|
新規のコンテンツ タイプとコンテンツ アイテムを作成する必要がある場合は、この表でプロファイル管理と ePerformance の間のフィールド マッピングを参照してください。
プロファイル管理内のマッピング元フィールド |
ePerformance 内のマッピング先フィールド |
---|---|
JPM_CAT_TYPE |
EP_JPM_CAT_TYPE |
JPM_CAT_ITEM_ID |
EP_JPM_CAT_ITEM_ID |
EFFDT |
EFFDT |
EFF_STATUS_DESCR |
EFF_STATUS |
JPM_DESCR90 |
EP_TITLE |
RATING_MODEL |
RATING_MODEL |
JPM_DATE_1 |
EP_ITEM_DUE_DT |
JPM_DATE_2 |
EP_ITEM_REMIND_DT |
JPM_TEXT1325_1 |
EP_DESCR254 |
JPM_TEXT1325_2 |
EP_MEASURE |
注: ePerformance では、サブアイテムをアイテムに関連付けることができます。プロファイル管理ビジネス プロセスでこれを行うには、コンテンツ アイテムを別のコンテンツ アイテムの子として定義し、親子関係を設定します。
『PeopleSoft Human Resources Manage Profiles』「Defining Content Items」[英語版] を参照してください。
プロファイル タイプとは、個人またはビジネス エンティティの定性的属性を記述したコンテンツ アイテムの集まりです。プロファイル タイプが個人の記述に使用される場合は、個人プロファイルと呼ばれます。プロファイル タイプが職務、ビジネス ユニット、職務系列などのビジネス エンティティの記述に使用される場合は、非個人プロファイルと呼ばれます。
ePerformance では、以下の方法でプロファイルを使用できます。
非個人プロファイルのコンテンツ アイテムを記入票テンプレートにダウンロードする。
非個人プロファイルのコンテンツ アイテムをパフォーマンス記入票またはキャリア開発記入票にダウンロードする。
従業員の個人プロファイルを更新または作成する (ePerformance では、この目的では全ての個人プロファイル タイプがサポートされます)。
注: ePerformance では、非個人プロファイルから記入票テンプレート、パフォーマンス記入票またはキャリア開発記入票にコンテンツ アイテムをダウンロードするために、次の非個人プロファイル識別タイプがサポートされます。職務コード、職務系列、職種、ポジション、給与プランと給与等級、法定区域、会社、ビジネス ユニット、所在地と部門です。
非個人プロファイルから ePerformance 記入票にアイテムが追加されると、ePerformance で次のフィールドがプロファイル レコードからダウンロードされます。
非個人プロファイル内のマッピング元フィールド |
ePerformance 内のマッピング先フィールド |
ePerformance のフィールド ラベル |
---|---|---|
JPM_CAT_ITEM_ID |
EP_JPM_CAT_ITEM_ID |
項目 ID |
RATING_MODEL |
RATING_MODEL |
評価モデル |
JPM_RATING1 |
EP_TARGET_RATING |
目標評価レベル |
JPM_PCT_1 |
EP_WEIGHT |
加重 |
JPM_PCT_2 |
EP_MIN_WEIGHT |
最低加重 |
JPM_MANDATORY |
EP_ITEM_MANDTRY_SW |
必須 |
JPM YN 1 |
EP_ITEM_CRIT_SW |
重要 |
JPM_DATE_1 |
EP_ITEM_DUE_DT |
期日 |
JPM_DATE_2 |
EP_ITEM_REMIND_DT |
警告日 |
次のフィールドは常にコンテンツ カタログから移入されます。
JPM_DESC90
JPM_TEXT_1325_1
JPM_TEXT_1325_2
『PeopleSoft Human Resources Manage Profiles』「Understanding Profile Management」[英語版] を参照してください。