目標項目の継承

プロセスの概要

ePerformance では、管理者はビジネス目標ページから個人のパフォーマンス記入票に目標を継承できます。このプロセスは、目標項目を個人のパフォーマンス記入票に一括して挿入する場合に役立ちます。

影響を受ける記入票の数は、継承される項目の組織階層によって異なります。たとえば、CEO または取締役副社長レベルから目標を継承すると、規模の大きい組織では数千の記入票に影響します。

システムでデータベースが実際に更新される前に、更新対象の記入票のリストを確認するため、管理者はプレビュー モードで継承プロセスを実行できます。管理者が目標の選択ページで [継承アイテムのプレビュー] オプションをオンにすると、レポートは生成されますが、項目は実際には記入票に継承されません。

項目が継承されると、記入票には組織ページに関連する項目と、その項目を継承した元の目標が表示されます。

項目の更新

管理者が確認プロセスを実行すると、記入票に継承された目標項目の詳細が格納されます。他の記入票に継承された項目については、ePerformance では必須項目として扱われ、ユーザー (管理者、従業員、およびその他の評価者) は項目を削除したり、継承したフィールドを更新したりできません。

目標に対して変更を加え、ページを再パブリッシュすると、目標項目はパブリケーション プロセス中に自動的に実行されるシンジケート プロセスによって記入票にシンジケートされます。

評価ステータスが評価要素の定義または進捗追跡の場合、該当する記入票内で項目が更新されます。評価ステータスが評価進行中の場合、項目の継承先のそれぞれの評価で項目が更新されます。

管理者は、プロセスを実行する前に次の 2 つのページを完了しておく必要があります。

• 目標の選択:

  管理者はこのページを使用して、目標のページを選択します。次に、(複数ある場合は) セクションを選択します。また、このページでプロセスをプレビューまたは確認するかどうかを示すこともできます。管理者がページ情報を入力した後は、選択したページとセクションから項目が表示されます。管理者はこのページから、継承する項目を選択できます。

• 記入票パラメータ:

  プロセスを実行する前に、管理者は項目の継承先の ePerformance 記入票パラメータを選択します。管理者は目標プランと関連する記入票タイプを選択します。目標プランの期間日付から、期間開始日と終了日が自動的に入力されます。ただし、これらの日付が記入票の日付と一致しない場合は、管理者が上書きできます。必要に応じて、期間終了日を入力せずに、現在の日付より前の開始日以降に開始する記入票を全て選択することもできます。セクション名は、目標項目が継承される記入票のセクションを指定します。管理者はここから、継承する元の項目の開始レベルを選択できます。

  注: このプロセスは、採用日を使用してパフォーマンス評価を実行する組織では同じように機能しません。

管理者がプロセスを実行すると、管理者が入力した ePerformance 記入票パラメータを使用して、従業員の全ての記入票が選択されます。管理者が [継承アイテムの確認] オプションをオンにしたとすると、目標セクションとコンテンツ タイプが同じ評価要素の定義、進捗追跡、または評価進行中のステータスのいずれかの記入票に対して項目が継承されます。項目の継承先の全ての従業員を選択方法に表示するレポートが作成されます。項目が継承されなかった全ての従業員、および継承されなかった理由を選択方法に表示するレポートも作成されます。