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ヒューマン リソース管理の人事・労務管理の概要

PeopleSoft ヒューマン リソース (HR) 管理の人事・労務管理は、企業の人事管理システムの基盤となります。人事・労務管理のビジネス プロセスに入力したデータは、ヒューマン リソース管理の全てのビジネス プロセスおよび PeopleSoft HVCM のその他のアプリケーションでも利用できます。

人事・労務管理ビジネス プロセスに含まれる基本ステップは、以下の 5 つです。

  1. ビジネス プロセスに必要な基本コードと書式の設定。

    従業員のデータ管理を始める前に、査証/許可証、給与分類、組合、銀行、雇用契約、チェックリストなどに対するコードを設定して、人事処理を合理化します。コードを設定しておくと、データ入力が簡単になるだけでなく、採用から福利厚生まで企業の人事管理システムの全機能にわたって、一貫した情報を確実に使用できるようになります。オーストラリア、ベルギー、カナダ、フランス、ドイツ、香港、イタリア、日本、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、シンガポール、スペイン、スイス、イギリス、またはアメリカで従業員を管理している場合は、各国での従業員管理に必要なコードも設定します。

  2. システムへの人事レコードの追加。

    新たに個人を採用する際には、以下の情報のレコードを作成します。

    • 氏名、住所、個人関連情報、雇用形態 (従業員、非従業員など) などの個人データ。

    • 管理者、部門、職務コード、給与詳細などの職務データ。

  3. 人事レコードへの追加データの入力。

    新しいレコードを追加するときの入力データのほかに、以下のデータも追跡管理することができます。

    • 在職期間。

    • 入社前の職歴。

    • 従業員に支給された会社資産やコーポレート クレジット カード。

    • 経費。

    • 緊急連絡先情報。

    • 査証、旅券、およびその他の身分証明データ。

    • 運転免許証情報。

    • 銀行口座。

    • ボランティア活動。

    • 組合および経営協議会の会員資格、または労働協約情報。

    • オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、香港、インド、イタリア、日本、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、シンガポール、スペイン、スイス、イギリス、またはアメリカの各国固有の労働者情報。

  4. 人事レコードの更新。

    個人の氏名、住所、婚姻区分や組織の状況が変わった場合、または昇進・昇格、異動、休職が発生した場合などには、人事レコードへ変更を入力する必要があります。また、従業員からの苦情や、従業員に対する懲戒・指導措置に関するデータも追跡できます。

  5. 従業員データの表示とレポート作成。

    従業員に関するサマリ情報を表示し、さまざまな異なるレポートを実行して、従業員データの確認および従業員分析を行うことができます。