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職務のない関係者のデータへのアクセスの管理

次の各トピックでは、職務のない関係者のセキュリティの概要、および関係者タイプの追加と管理の方法について説明します。

ページ名

定義名

用途

関係者情報の追加ページ

POI 関係管理ページ

PER_POI_TRANS

これらのページは、関係者の関係者タイプとセキュリティ アクセス キーの設定および管理に使用します。

職務レコードがない関係者のデータへのアクセスを制御するには、このような関係者の追加情報を入力する必要があります。

職務がない関係者のデータへのアクセスは、主に関係者タイプで制御されます。関係者情報の追加コンポーネント (PERS_POI_ADD) または POI 関係管理コンポーネント (PERS_POI_MAINTAIN) で、個人に関係者タイプを割り当てます。

個人を 1 つ以上のビジネス ユニット、勤務地または機関に割り当てることで、セキュリティ条件を追加することができます。

たとえば、個人の関係者タイプが "外部講師" で、次のセキュリティ タイプが割り当てられているとします。

セキュリティ タイプ

セキュリティ キー

勤務地

CCBC1

ビジネス ユニット

CFBBU

機関

PSSTA

この個人にアクセスできるユーザーは次のとおりです。

  • 全 "外部講師" 関係者へのアクセス権を持つユーザー A。

  • 勤務地が CCBC1 の全 "外部講師" 関係者へのアクセス権を持つユーザー B。

  • ビジネス ユニットが CFBBU の全 "外部講師" 関係者へのアクセス権を持つユーザー C。

  • 機関が PSSTA の全 "外部講師" 関係者へのアクセス権を持つユーザー D。

注: 従業員、非従業員、および職務のある関係者のデータ権限セキュリティは、その個人の職務レコードで入力したデータで制御されます。

関係者情報の追加ページ (PER_POI_TRANS) を使用して、関係者の関係者タイプとセキュリティ アクセス キーを設定および管理します。

画像: 関係者情報の追加ページ

次の例では、関係者情報の追加ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

関係者情報の追加ページ

フィールドまたはコントロール

定義

関係者タイプ

個人のレコードを作成する際に、関係者タイプを選択します。関係者タイプの新規追加コンポーネントでは、1 人に対して複数のレコードを作成し、異なる関係者タイプを割り当てることができます。

セキュリティ データ

フィールドまたはコントロール

定義

使用可のセキュリティ タイプを取得

クリックすると、職務のない個人に対して有効なセキュリティ タイプの数だけ、[セキュリティ データ] グリッドに行が追加されます。

セキュリティ アクセス タイプ

関係者タイプと値を使ってこの個人のデータへのユーザー アクセスを制限するには、セキュリティ アクセス タイプを選択します。

[値 1] および [値 2]

セキュリティ アクセス タイプとして [ビジネス ユニット] または [機関] を選択した場合は、セキュリティ用にこの個人に関連付けるビジネス ユニットまたは機関を選択します。

セキュリティ アクセス タイプに [勤務地] を選択した場合は、[セキュリティ キー 1] で勤務地のセット ID に適したビジネス ユニットを選択し、[セキュリティ キー 2] でセキュリティ用にこの個人に関連付ける勤務地を選択します。

このグループ ボックスでは、複数の行を入力して複数のセキュリティ アクセス タイプとキーを設定できます。PeopleSoft には、ビジネス ユニット、勤務地、および機関のセキュリティ タイプがシステム データの一部として含まれています。これらのセキュリティ タイプは無効化できます。

[使用可のセキュリティ タイプを取得] ボタンをクリックすると、有効なセキュリティ タイプを確認できます。有効になっていないセキュリティ タイプでも、データの入力は行えます。これにより、システムを変更せずに職務のない関係者の追加データを設定できます。そのためには、セキュリティ アクセス タイプ ページで職務セキュリティ セットのない個人の新しいセキュリティ タイプを作成し、新しいフィールド名を入力する必要があります。その後、このコンポーネントで新しいフィールド名を使用し、この関係者の必須データを設定します。

Application Fundamentals』「Understanding PeopleSoft Security[英語版] を参照してください。

関係者の履歴

[有効日] フィールドを使用し、必要に応じて新しい行を追加して、この関係者タイプの履歴を管理します。システム内で使用しない場合は、この個人のステータスを "非アクティブ" に設定します。

注: 一部の職務なし関係者タイプでは、アプリケーション固有のトランザクション テーブルを使ってこの情報の履歴が取得されます。このテーブルは、"外部研修生" または "その他" の関係者が使用できるように設定されます。この目的で使用する他のシステム コンポーネントで、"学生" および "外部講師" の関係者の情報を追跡管理できます。たとえば、"外部講師" 関係者タイプは、[教育・研修管理] の講師テーブル コンポーネントで追跡管理されます。これは、関係者タイプ設定テーブルで定義されます。

PeopleSoft Human Resources Administer Training』「Setting Up Instructors[英語版] を参照してください。

『PeopleSoft エンタープライズ ラーニング マネジメント』ドキュメントを参照してください。

フィールドまたはコントロール

定義

終了予定日

この個人がこの関係者タイプに該当しなくなる日付がわかっている場合は、その日付を選択します。このフィールドは参照専用です。