組織計画および従業員配置計画の最終決定
次の各トピックでは、組織計画および従業員配置計画の最終決定の概要と、組織計画および従業員配置計画の最終決定方法について説明します。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
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RC_IDO_AUD1_JPN |
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RC_IDO_HC_RPT_JPN |
このレポートを使用して、新規組織構造の人員リストを出力します。 |
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RC_IDO_FUT_ASN_JPN |
このレポートを使用して、選択した組織計画を処理した場合に、その組織が従業員レベルではどのように見えるかをシミュレートします。 |
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QUERY_VIEWER_SRCH |
HR_TRANSAFTERORGCHG クエリーを実行すると、組織変更後に影響を受ける異動対象者のリストが表示されます。 |
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RC_IDO_AUD2_JPN |
このレポートでは、選択した組織計画を処理した場合に行われる変更のサマリ情報が出力されます。 |
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RC_IDO_MASS_TR_JPN |
このプロセスを実行すると、異動データ更新テーブルのデータがコピーされ、職務レコードに挿入されます。 |
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RC_IDO_CLEAN_JPN |
このプロセスを実行すると、組織計画に関連するデータが削除されます。 |
組織計画および従業員配置計画を最終決定するには、計画した構造が正しいこと、また組織、従業員および部門に対する変更に問題がないことを確認するために、いくつかのチェックを実行する必要があります。人事部門担当者は、異動案確定処理を実行する前に異動対象者リストおよび従業員配置予定表を見直す必要もあります。
組織計画チェックリスト ページ (RC_IDO_AUD1_JPN) を使用して、非アクティブ部門の従業員レポート (PER069JP) を実行すると、非アクティブ部門に配置される従業員のリストが出力され、未配置ポスト確認レポート (PER070JP) を実行すると、未配置ポストのチェックリストが出力されます。
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画像: 組織計画チェックリスト ページ
次の例では、組織計画チェックリスト ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このページでは、非アクティブ部門の従業員レポート (PER069JP) と未配置ポスト確認レポート (PER070JP) を実行します。
未配置ポスト確認レポートの目的は、(職務レコードへの挿入をシミュレートした後の) 部門の実際の人員数と、部門別人員計画ページに入力された目標人員数が一致しない場合に、不一致のリストを出力することです。未配置ポスト確認レポートでは、目標と実際の人員数が一致しない場合にのみ、人員数のリストが出力されます。
人員計画リスト ページ (RC_IDO_HC_RPT_JPN) では、このレポートを使用して、新規組織構造の人員リストを出力します。
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画像: 人員計画リスト ページ
次の例では、人員計画リスト ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

人員実績レポートは、組織計画の実際の人員数のリストを出力するために使用します。このレポートの内容は未配置ポスト確認レポートと同じですが、計画と実際を対比した人員数をリストに出力します。
従業員配置予定表ページ (RC_IDO_FUT_ASN_JPN) では、このレポートを使用して、選択した組織計画を処理した場合に、その組織が従業員レベルではどのように見えるかをシミュレートします。
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画像: 従業員配置予定表ページ
次の例では、従業員配置予定表ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このレポートを使用して、組織計画を処理した場合に、その組織が従業員レベルではどのように見えるかをシミュレートします。
クエリーの表示ページ (QUERY_VIEWER_SRCH) を使用して、HR_ TRANSAFTERORGCHG クエリーを実行すると、組織変更後に影響を受ける異動対象者のリストが表示されます。
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このクエリーの目的は、組織計画の有効日より後の有効日のデータを持つ従業員のリストを出力することです。このレポートにリストされた従業員については、異動案確定処理プロセスの実行後に手動で介入する必要があります。
たとえば、以下の職務データを持つ従業員がいるとします。
日付 |
異動区分 |
部門 ID |
---|---|---|
2003 年 1 月 1 日 |
HIR |
100 |
2004 年 2 月 1 日 |
PRO |
200 |
異動機能を使用して、この従業員を、既に従業員レコードに含まれている日付の 2004 年 2 月 1 日より前に、2004 年 1 月 1 日を有効日として部門 300 に異動する決定をしました。この将来日付の行があるために、2 月 1 日を有効日として、部門 300 への異動は取り消されます。しかし多くの場合は、新しい部門 300 を反映させるため、2004 年 2 月 1 日の日付を更新する必要があります。このクエリーでは、このような状況の発生を検出して、異動の職務データへの挿入後に従業員レコードを手動で更新できるようにします。
異動対象者リスト ページ (RC_IDO_AUD2_JPN) では、このレポートを使用して、選択した組織計画を処理した場合に行われる変更のサマリ情報を出力します。
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画像: 異動対象者リスト ページ
次の例では、異動対象者リスト ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このレポートでは、組織計画を処理した場合に行われる変更のサマリ情報が出力されます。レポートは CSV 形式になるため、スプレッドシートとしてファイルを開くことができます。
異動案確定処理ページ (RC_IDO_MASS_TR_JPN) を使用して、このプロセスを実行すると、異動データ更新テーブルのデータがコピーされ、職務レコードに挿入されます。
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画像: 異動案確定処理ページ
次の例では、異動案確定処理ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

どの組織計画を使用するかを決定した後に、異動案確定処理のバッチ処理を実行します。この処理により、新しい組織計画でデータベースが更新されます。異動データ更新テーブルのデータがコピーされ、職務レコードに挿入されます。
同じ有効日の職務データ行が複数ある場合は、同じ有効日が使用されますが、有効日連番が 1 つ増やされます。たとえば、職務テーブルに有効日が 2004 年 1 月 1 日の行を挿入しようとしたときに、既に 2004 年 1 月 1 日の行 (有効日連番は 0) が存在する場合は、このプロセスにより有効日連番が 1 の新たな行が挿入されます。
一時データ削除ページ (RC_IDO_CLEAN_JPN) を使用して、このプロセスを実行すると、組織計画に関連するデータが削除されます。
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画像: 一時データ削除ページ
次の例では、一時データ削除ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このプロセスは、異動案確定処理が正常に完了した後に実行します。従業員を再編成し、それらの従業員のデータを職務レコードに挿入した後は、計画情報をデータベースに保存しておく必要はなくなります。このプロセスでは、以下のテーブルから選択した組織計画に関する行を削除します。
IDO_FUT_UPD_JPN
IDO_TAMATSU_JPN
IDO_CANDIDT_JPN
IDO_HC_DEPT_JPN