Contrat@ 通信の管理
次の各トピックでは、Contrat@ (Sistema Contrat@) 通信管理の概要、Contrat@ XML ファイル作成の管理のステップ、前提条件、および Contrata 通信の管理方法について説明します。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
---|---|---|
XML_RC_ESP |
テンプレート タイプおよび XML ファイル ID を指定してプロセスを実行し、SEPE に送信する XML ファイルを作成します。 |
|
XML_RC_READING |
送信した Contrat@ XML ファイルに対する SEPE 応答を表示および管理します。 |
Contrata は、雇用促進局 (SEPE) の Web サービスであり、これを使用して会社は新しい従業員の雇用契約のファイリング、従業員の状況の一時から終身への変更、SEPE への契約延長の通知およびその他の法的に必要なプロセスの実行を行うことができます。会社が SEPE に通信をオンラインで送信すると、エラーを通知する応答がすぐに返されます。会社は、通信を確認する前にエラーを修正できます。会社は契約データを SEPE に必ず通信する必要があります。
ヒューマン リソース管理のスペイン機能には、複数の個人の労働契約データを追跡し、XML フラット ファイルを作成して SEPE に送信できる Contrata 通信機能が用意されています。Contrata Web サービスに組み込まれたこの機能により、会社と SEPE の間で紙による通信が不要になり、複数の個人のデータを会社が一度に通信できるようになることで、時間とコストが削減されます。
Contrata XML ファイルには、特定のタイプの契約通信に関する 2 つの日付間の従業員の雇用に関連する全てのデータが含まれます。ヒューマン リソース管理のスペイン機能には、労働契約、基本コピーおよび延長の Contrata 通信に使用する XML ファイルを作成するためのテンプレートが用意されています。XML ファイル作成プロセスでは、HCM データベースから、また XML ファイル作成時に入力したデータから、データが取得されます。XML ファイルを作成した後で、Contrata Web サービスを通じてファイルをアップロードできます。
Contrata 通信管理機能を使用するには、まず、提供される XML ファイル設定データを実装時に調べて、そのデータが会社の要件を満たしていることを確認する必要があります。この設定には、データの収集および XML ファイルの作成を行うために XML 作成プロセスに必要な XML セット、コード テーブル、ノードおよびテンプレートの定義が含まれます。ヒューマン リソース管理のスペイン機能には、実装を容易にするためにこの設定データの大部分が用意されています。
Contrata レポート用に提供されている XML コード
スペインの社会保障管理局 (SEPE) では、値と等しい単純なコード構造を持つテーブルが提供され、これらのテーブルには多数の値が含まれています。ヒューマン リソース管理のスペイン機能には、Contrata レポート用の社会保障テーブルが XML コード テーブルとして用意されており、サンプル データとして多くのテーブル値が提供されています。実装時に、設定データを調べて、データが会社の要件を満たしていることを確認する必要があります。
次の表に、Contrat@ 通信機能に関連する XML コード テーブル コンポーネント内のデータ テーブルを示します。
XML コード テーブル |
説明 |
使用先 |
---|---|---|
TELCOLBO |
特別手当グループ |
Contrat@ |
TEKLEYBO |
特別手当法令 |
Contrat@ |
TDPMUNIC |
市区町村コード |
Contrat@ |
TERFIRCB |
条項署名 |
Contrat@ |
TEHTPCTO |
契約コード |
Contrat@ |
TERRORES |
Contrat@ エラー |
Contrat@ |
TEVACTCL |
協議会活動 |
Contrat@ |
TEUECCLL |
協議会コード |
Contrat@ |
SPAISXTC |
国 |
Contrat@ |
STIACATC |
学位 |
Contrat@ |
THITIACA |
学位 (SISPE) |
Contrat@ |
TEJINDIS |
障害タイプ |
Contrat@ |
TESCETCO |
ET/CO/TE 契約 |
Contrat@ |
TBONVFOR |
学歴 |
Contrat@ |
TETPGMEM |
雇用プログラム |
Contrat@ |
SSEXOXTC |
性別 |
Contrat@ |
SACECOTC |
産業アクティビティ |
Contrat@ |
TEIINTER |
暫定理由 |
Contrat@ |
STDIDETC |
国民 ID タイプ |
Contrat@ |
TAICLAOC |
公式職業コード CNO-4 |
Contrat@ |
SOCUPATC |
公式職業コード CNO-8 |
Contrat@ |
TEQPTIEM |
期間 |
Contrat@ |
TAUCOMAU |
地域 |
Contrat@ |
THYDISLE |
規定 |
Contrat@ |
TEYTRELE |
被雇用者の救済 |
Contrat@ |
TEXTINVE |
被雇用者の調査 |
Contrat@ |
TEWEINVE |
雇用者の調査 |
Contrat@ |
TFGGRCOT |
SS ワーク グループ |
Contrat@ |
SREGCOTC |
スキーム |
Contrat@ |
SPROVITC |
州 |
Contrat@ |
THPCOLFO |
研修契約グループ |
Contrat@ |
TENLEYDE |
無期限契約規定 |
Contrat@ |
TEOCOLDE |
無期限契約規定グループ |
Contrat@ |
ONE_TWO |
はい/いいえテーブル (1/2) |
Contrat@ および Delt@ |
YESNO |
はい/いいえテーブル (S/N) |
Contrat@ および Delt@ |
Contrat@ レポート用に提供されている XML ノード
ヒューマン リソース管理のスペイン機能には、Contrat@ 通信管理機能用の XML ファイル構造が用意されています。追加ノードを作成し、それらを相互に関連付けることにより、このコンポーネントで独自の XML ファイル構造を定義することもできます。
Contrat@ レポート用に提供されている XML テンプレート
ヒューマン リソース管理のスペイン機能には、Contrat@ レポートの 5 種類の通信が用意されています。XML テンプレート テーブル コンポーネントを使用して、XML ファイル作成に使用する通信のタイプのテンプレートを定義します。会社のニーズを満たすために必要な XML テンプレートをいくつでも定義できます。ヒューマン リソース管理のスペイン機能は、次の XML テンプレートをシステム データとして提供しています。
XML テンプレート |
説明 |
---|---|
Contrat@ - 契約 |
新しい契約の通知に使用します。 |
Contrat@ - 延長 |
契約の延長の通知に使用します。 |
Contrat@ - 基本コピー |
契約の条項の通知に使用します。 |
Contrat@ - 呼出 |
雇用機関への通知に使用します。 |
Contrat@ - 変換 |
契約の変換の通知に使用します。 |
Contrat@ レポートに必要な全てのデータを入力した後で、Contrat@ XML ファイルの印刷 ESP コンポーネントを使用して、SEPE にレポートする Contrat@ レポートを XML ファイル フォーマットで作成します。
Contrat@ XML ファイル作成プロセスを完了するには、次の手順に従います。
Contrat@ XML ファイルの印刷 ESP ページで XML ファイルに対して使用するテンプレート (通信のタイプ) を選択します。
Contrat@ XML ファイルの印刷 ESP ページを使用して、レポート パラメータを指定し、レポートに含める個人を検索します。
検索結果から、レポートに含める個人を選択します。
ロード プロセスを実行します。
Contrat@ Web サービスを通じて XML ファイルを SEPE に送信します。
Contrata 通信機能を使用する前に、まず適切な設定ページで Contrat@ XML ファイルに関連するスペインの従業員データを定義する必要があります。スペインの従業員データには、XML テンプレート、コードおよびノードが含まれます。
Contrat@ XML ファイルの印刷 ESP ページ (XML_RC_ESP) を使用して、プロセスを実行し、SEPE に送信する XML ファイルを作成します。
ナビゲーション
画像: Contrat@ XML ファイルの印刷 ESP ページ
次の例では、Contrat@ XML ファイルの印刷 ESP ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
テンプレート タイプ |
Contrat@ 通信に使用する XML テンプレートを選択します。使用可能な値は、[Contrat@ - 契約]、[Contrat@ - 延長]、[Contrat@ - 基本コピー]、[Contrat@ - 呼出]、および [Contrat@ - 変換] です。 |
[開始日] および [終了日] |
XML ファイルを作成する日付範囲を選択します。 |
フィルタ条件 |
検索結果を絞り込むためのフィルタ条件を選択します。これらのフィルタ オプションの 1 つを選択した場合は、追加の検索条件を入力するフィルタ リスト グリッドが表示されます。使用できる値は次のとおりです。
|
ステータス |
このフィールドで Contrat@ 通信のステータスを選択します。使用可能な値は次のとおりです。
|
検索 |
このボタンをクリックすると、フィルタ条件に一致するレコードが検索されます。 |
[フィルタ条件] フィールドで選択したフィルタ オプションに基づいて、フィルタ リスト グリッドがページに表示されます。フィルタ リスト グリッドのフィールドを以下に示します。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
[会社] および [名称] |
[フィルタ条件] フィールドで [会社] を選択した場合は、Contrat@ 通信を生成する会社を選択します。[名称] フィールドには、会社名が自動的に表示されます。 |
[従業員 ID] および [名前] |
[フィルタ条件] フィールドで [従業員] を選択した場合は、Contrat@ 通信を生成する従業員を選択します。[名前] フィールドには、従業員名が自動的に表示されます。 |
[会社]、[名称] および [社会保障番号] |
[フィルタ条件] フィールドで [SS 負担センター] を選択した場合は、Contrat@ 通信を生成する会社および社会保障番号を選択します。[名称] フィールドには、会社名が自動的に表示されます。 |
Contrat@ XML ファイルの印刷 ESP ページからプロセスを実行して Contrata.xml ファイルを作成した後は、[プロセス スケジューラ] に移動して、[詳細]、[ログ/トレースの表示] の順にクリックし、選択した個人に対して作成された XML を表示します。ページで選択したテンプレート ID を使用します。
正しいテンプレートで XML ファイルを作成するには、正しいテンプレート タイプを選択し、適切な XML ファイル ID を使用する必要があります。
外部 XML ファイルの読込 ESP ページ (XML_RC_READING) を使用して、送信した XML ファイルに対する SEPE 応答を表示および管理します。
ナビゲーション
画像: 外部 XML ファイルの読込 ESP ページ
次の例では、外部 XML ファイルの読込 ESP ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
応答ファイル |
XML ファイルが応答ファイルである場合は、このチェック ボックスをオンにします。他のファイルの場合は、このチェック ボックスをオフにする必要があります。 |
説明 |
SEPE 応答ファイルの説明を入力します。 |
ファイル名 |
取得する SEPE 応答ファイルの名前を入力します。.XML 拡張子が既に付与されているため、このフィールドに拡張子を入力する必要はありません。 |
入力ファイル パス |
アップロードする SEPE 応答ファイルの配置先パスを入力します。 |
XML セット |
実行する XML セットを選択します。使用可能な値は次のとおりです。
注: このフィールドは、[応答ファイル] チェック ボックスをオンにした場合にのみ使用できます。 |
テンプレート タイプ |
応答ファイルの通信に使用されるテンプレートのタイプを選択します。有効な値は、[XML セット] フィールドで選択した通信のタイプによって異なります。たとえば、[XML セット] フィールドで [C01 - Contrat@] を選択した場合は、次の Contrat@ テンプレートが使用可能です。
注: このフィールドは、[応答ファイル] チェック ボックスをオンにした場合にのみ使用できます。 |