ドメイン値マップのロード

DVM は、Oracle Service Oriented Architecture (SOA) Suite の標準機能です。DVM は、関与している各アプリケーション間の関連情報のマッピングが格納されている XML ファイルです。Application Integration Architecture (AIA) DVM は、AIA レイヤで維持管理され、あるシステムから別のシステムで予定している形式にメッセージを変換する際に使用されます。PeopleSoft では、AIA 内に保存されている DVM の他にも、複数の DVM が維持管理されています。AIA DVM および対応する PeopleSoft DVM は、両方のシステムで維持管理する必要があります。

PeopleSoft ABCS が実行時に AIA ドメイン値マップ (DVM) を参照することはありません。

PeopleSoft インテグレーション ブローカーでの変換によって、EBM には、DVM ドメイン値マップ (DVM) フレームワーク用の PeopleSoft アプリケーション インテグレーション フレームワークを使用して、AIA 共通値がロードされ、Sync<data type>ListEBM にその共通値が渡されます。

PeopleSoft DVM 値は AIA DVM で提供されるため、エンドユーザーが、各自の ABCS で DVM 変換が必要な各関与システムに DVM データをロードするためのコンテキストを理解する際に役立ちます。PeopleSoft の AIA DVM の値がインテグレーションで使用されることはありません。DVM 変換が必要な各関与システムの ABCS は、AIA DVM データを使用して、それぞれのシステムに固有の値に変換できます。

PeopleSoft DVM は、初期ロードを実行する前、あるいは差分設定またはトランザクション フローを開始する前に更新します。

PeopleSoft DVM は、ロード、維持管理され、対応する AIA DVM と同期している必要があります。

AIA DVM および対応する PeopleSoft DVM は、PeopleSoft と AIA の両方で維持管理する必要があることに注意してください。AIA DVM は、サードパーティ ターゲット システム列のデータを COMMON 列にマッピングし、PeopleSoft DVM は、その COMMON 列を PSFT_01 列にマッピングします。AIA DVM 内の PeopleSoft 値は、対応する PeopleSoft DVM がある DVM に対してのみ参照として提供されます。

値マップの定義 - エレメント ページ (EOTF_DEFINE_MAPS) を使用して、必要に応じて新しい DVM を定義します。

画像: ドメイン値マップ

次の例では、ドメイン値マップのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

Workforce Administration for PeopleSoft HR インテグレーションで使用される全ての PeopleSoft DVM にアクセスします。全ての値が含まれており、COMMON 値が対応する AIA DVM 内の値と同じになるようにロードし、確認します。

対応する AIA DVM にアクセスして更新するには、Oracle Enterprise Manager - ESB Control にログインし、[マップ] アイコンをクリックします。

PeopleSoft DVM と、Workforce Administration for PeopleSoft HR インテグレーションの各シナリオで使用するために提供されている、対応する AIA DVM のリストについては、『Oracle Workforce Administration Integration Pack for PeopleSoft Human Resources 3.1 Implementation Guide』の「Integration Scenarios」を参照してください。

『Oracle Workforce Administration Integration Pack for PeopleSoft Human Resources 3.1 Implementation Guide』の「Populating the PeopleSoft Domain Value Map (DVMs)」を参照してください。