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契約の出力

契約の出力機能を使用して、会社と従業員間の契約に対応する PDF レポートを作成できます。

システムでは、XML ファイルを作成して PDF レポートのデータ構造を定義するために用意されている柔軟な設定を利用し、同じページを使用して、特定のノードを定義することでこれらのレポートのデータが定義されます。

ページ名

定義名

用途

契約の出力 ESP ページ

CTPR_RC_ESP

指定した契約出力実行 ID にグループ化されている従業員の契約をバッチで出力します。

スペイン政府は、契約フォームの完全なセットを PDF 形式で提供しており、事業主は政府の Web サイトからダウンロードできます。事業主は、新規採用について適切なフォームに入力し、新規に採用した従業員による署名後、それらのフォームを政府に送信する必要があります。事業主がこれらの契約フォームに入力するのを支援するために、ヒューマン リソース管理のスペイン機能には契約出力機能が用意されており、契約を出力できます。

事業主は、出力されたフォームに署名して人事部門担当者に返すよう従業員に指示できます。人事部門担当者は、入力されたフォームを政府に送信できます。

画像: 契約出力のための 4 つのタスク

次の図は、契約出力機能に関係する 4 つの基本タスクを示しています。

契約出力のための 4 つのタスク

システム管理者は、契約出力機能を必要とする新しい契約タイプがある場合は必ず、フォームのアップロード タスクとフォームのマッピング タスクを実行する必要があります。人事部門担当者は、必要に応じてフォーム入力とフォーム出力のタスクを実行します。

システムを設定して新規の契約を出力するために、システム管理者は、XML ノード テーブルを介して契約フォームに関連する XML ノードを定義できます。これには、ノード値の定義およびノードが必須かどうかなどが含まれます。空のノードを作成して、ノード データを出力する前に人事部門担当者がオンラインで編集できるようにすることもできます。

契約の生成と出力のために、人事部門担当者は、"契約の出力 ESP" コンポーネントで選択した従業員グループのフォームのバッチを出力できます。その後、出力したフォームを従業員に渡して署名をもらうことができます。

ヒューマン リソース管理のスペイン機能では、XML 作成プロセスを使用して、契約を出力するためのフォームへの入力に必要なヒューマン リソース管理データを取得し、無期限契約タイプについて契約を出力するのに必要な全ての設定を提供します。システム管理者は、その他の契約タイプについて契約出力を実行するために追加のデータを定義できます。

契約出力 XML 設定の構造

契約出力の設定は、次のものに基づいています。

  • XML セット

    ヒューマン リソース管理のスペイン機能には、全ての契約出力に使用する XML セット P01 も用意されています。

    XML セット定義を管理するには、XML セット テーブル コンポーネントを使用します。

  • XML ノード

    契約出力のための XML ノードは、常に契約出力用に XML セットによってキーが付けられています。ヒューマン リソース管理のスペイン機能には、無期限契約を出力するための XML ノードが用意されています。

    具体的には、ヒューマン リソース管理のスペイン機能には、無期限契約および無期限常勤契約を出力するための PE-170 XML ノードと、無期限契約への変換を出力するための PE-172 XML ノードが用意されています。これらのノードには契約の各フィールドに対応する子ノードが含まれ、それ自体が P0 01 契約出力ルート ノードに対する子ノードになっています。

    ヒューマン リソース管理のスペイン機能には、PE-170 契約と PE-172 契約の子ノードも用意されています。

    システム管理者は、提供されているノードを管理でき、その他の契約タイプ用に追加ノードを定義することもできます。特定の契約タイプの契約出力用の XML ファイル構造から構成されるノードを定義するには、XML ノード テーブル コンポーネントを使用します。

  • XML テンプレート

    契約出力のための XML テンプレートは、契約出力用に XML セットによってキーが付けられています。ヒューマン リソース管理のスペイン機能には、全ての契約出力に使用する XML テンプレートが用意されています。ヒューマン リソース管理のスペイン機能には、全ての契約出力に使用する XML テンプレート P01 も用意されています。

    XML ファイル作成時に使用するテンプレートを定義するには、XML テンプレート テーブル コンポーネントを使用します。

人事部門担当者は、"契約出力の設定 ESP" コンポーネントを使用して、契約データを作成、確認、編集および検証できます。

契約を作成するには、次の手順に従います。

注: グループ単位で契約を出力するには、"契約の出力 ESP" コンポーネントを使用します。

契約の出力 ESP ページ (CTPR_RC_ESP) を使用していくつかのフィルタ条件に基づき契約を出力します。

画像: 契約の出力 ESP ページ

次の例では、契約の出力 ESP ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

契約の出力 ESP ページ

フィールドまたはコントロール

定義

[開始日] および [終了日]

契約を出力する日付範囲を選択します。

フィルタ条件

検索結果を絞り込むためのフィルタ条件を選択します。これらのフィルタ オプションの 1 つを選択した場合は、追加の検索条件を入力するフィルタ リスト グリッドが表示されます。使用できる値は次のとおりです。

  • 会社

  • 従業員

  • なし

  • SS 負担センター

検索

このボタンをクリックして選択したフィルタ条件と一致するレコードを検索します。

[フィルタ条件] フィールドで選択したフィルタ オプションに基づいて、フィルタ リスト グリッドがページに表示されます。フィルタ リスト グリッドのフィールドを以下に示します。

フィルタ グリッド

フィールドまたはコントロール

定義

[会社] および [名称]

[フィルタ条件] フィールドで [会社] を選択した場合、契約を出力する会社を選択します。[名称] フィールドには、会社名が自動的に表示されます。

[従業員 ID] および [名前]

[フィルタ条件] フィールドで [従業員] を選択した場合、契約を出力する従業員を選択します。[名前] フィールドに従業員の名前が自動的に表示されます。

[会社][名称][社会保障番号]

[フィルタ条件] フィールドで [SS 負担センター] を選択した場合、契約を出力する会社と社会保障番号を選択します。[名称] フィールドには、会社名が自動的に表示されます。