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レポート作成のためのテーブルのリフレッシュ

次の各トピックでは、レポート作成のためのテーブルのリフレッシュ、従業員テーブルのリフレッシュ プロセスと個人データ テーブルのリフレッシュ プロセスの概要、および共通ページ エレメントのリストに使用するページについて説明します。

ページ名

定義名

用途

従業員テーブルのリフレッシュ - パラメータ ページ

RUNCTL_ASOFDATE

過去の特定の日付や期間に関する従業員データをレポートに出力します。

個人データのリフレッシュ ページ

PRCSRUNCNTL

このプロセスでは、テーブルの全ての行の削除後、個人データ テーブルが再作成されます。

このプロセスは、アップグレード時またはインストール時にのみ実行してください。

個人データの更新ページ

PRCSRUNCNTL

このプロセスを実行して、将来の日付の情報について個人データ テーブルを更新します。

アドホック処理リクエスト ページ

PRCSRUNCNTL

パラメータを必要としない人事・労務管理レポートをいくつか、または全て実行します。

日付指定ページ

RUNCTL_ASOFDATE

日付を指定して、人事・労務管理レポートをいくつか、または全て実行します。

年次指定によるレポート作成ページ

RUNCTL_CALENDARYR

カレンダー年を指定して、人事・労務管理レポートをいくつか、または全て実行します。

期間指定ページ

RUNCTL_FROMTHRU

開始日から終了日までの期間を指定して、人事・労務管理レポートをいくつか、または全て実行します。

PeopleSoft ヒューマン リソース管理では、標準レポートを迅速に作成するために、レポートのほとんどのデータが従業員テーブル (PS_EMPLOYEES) から取得されます。従業員テーブルは、PeopleSoft ヒューマンリソース管理のレポート作成をより効率的に行うために、いくつかのレコードの情報が 1 か所に集められてできた抽出ファイルです。

個人データ テーブル

職務データ テーブル

その他のテーブル

  • PS_PERSON

  • PS_PERS_DATA_EFFDT

  • PS_PERSON_NAME

  • PS_ADDRESSES

  • PS_PERSONAL_PHONE

  • PS_PERS_DATA_USA (USA データのみ)

  • PS_PERS_DATA_FRA (フランス データのみ)

  • PS_JOB ([勤務地]、[職務情報] 以外に、[労働組合情報]、[給与計算]、[給与プラン]、[給与データ] も含まれます)。

  • PS_JOB_USF (連邦のみ)

  • PS_JOBCODE_TBL

  • PS_DEPT_TBL

これらの追加レコードは、US およびアジア/パシフィックの雇用形態、国民 ID、障害、および民族グループに関するテーブルで構成されます。

  • PS_PER_ORG_ASGN

  • PS_PER_ORG_INST

  • PS_PERS_NID

  • PS_CITIZENSHIP

  • PS_DISABILITY

  • PS_DIVERS_ETHNIC

  • PS_ETHNIC_GRP_TBL

従業員テーブルは、レポート作成のためのデータを収集することだけを目的としています。このテーブルは、個人レコードや職務レコードをシステムに追加したり、データを更新したときに動的には更新されないため、レポート作成を実行する前に必ず従業員テーブルをリフレッシュしておく必要があります。データが動的に更新されない理由には、オンライン処理のパフォーマンスの低下が挙げられます。

テーブルをリフレッシュするプロセスを実行すると、指定日までの有効データを使用して、従業員テーブルが更新されます。部門コンポーネントや職務コード ページなどの設定コンポーネントからデータを取得する場合は、データが関連する特定のコア設定テーブル レコードの有効日が使用されます。

これらのレポートの実行には、従業員テーブルが使用されます。

  • ABS001 (休暇欠勤リスト)

  • ABS003 (休暇欠勤時間数)

  • ABS004UK (Bradford レポート)

  • BEN001 (医療保険加入者リスト)

  • BEN002 (生命保険加入者リスト)

  • ESPP005 (ESPP 購入配分)

  • PAY110CN (雇用調査統計 - 教育機関 CAN)

  • PER001 (部門内人事通知)

  • PER002 (従業員の生年月日)

  • PER004 (緊急連絡先)

  • PER005 (休職中の従業員)

  • PER008 (人事考課の検証)

  • PER009 (組合員資格 CAN/USA)

  • PER011 (コンピテンシー インベントリ)

  • PER012 (部門別給与)

  • PER006 (宛名ラベル)

従業員テーブルは、特定の日付を指定してテーブルを更新するとその時点のデータを基にレポートを作成できるという点で利便性が高いテーブルです。このような日付指定のレポート機能の便利な点は、過去数年間の組織の形態を再現したうえで、昇進・昇格の基準を調査できることです。

従業員ファイルの全ての変更をレポートに反映させるため、これらのレポートの実行に先立って、従業員テーブルのリフレッシュ用アプリケーション エンジン プロセス (PER099) を使って従業員テーブルを更新してください。

(USA) 従業員テーブルで民族を選択する方法について (U.S. 人事向け)

PeopleSoft システムでは、米国の複数の民族グループを入力できます。個人データの地域ページの USA セクション内では個人に対して 1 つ以上の民族を選択できますが、主たる民族を選択する必要はありません。

従業員テーブルのリフレッシュ用アプリケーション エンジン プロセス (PER099) は、1 つの民族グループ カテゴリをレポートすることによって EEO-1 レポート プロセスをエミュレートします。カテゴリは、ヒスパニック、単一の非ヒスパニック人種、または 2 つ以上の非ヒスパニック人種です。

従業員の民族を記録する場合、次のことを考慮します。

  • 従業員の民族としてヒスパニックが入力されている場合、他にどの人種が入力されていても、[民族グループ] 列にはヒスパニックとレポートされます。

  • 従業員の民族としてヒスパニックが入力されておらず、1 つの民族のみが利用可能な場合、[民族グループ] 列には単一の非ヒスパニック人種とレポートされます。

  • 従業員の民族としてヒスパニックが入力されておらず、2 つ以上の非ヒスパニック人種が入力されている場合、[2 つ以上の人種] フィールドにそれが表示され、[民族グループ] フィールドは空欄になります。

PeopleSoft ヒューマン リソース管理のレポートでは、個人データ テーブルからもデータが取得されます。個人データ テーブルは、PERSON、PERS_DATA_EFFDT、NAMES、ADDRESSES、PERSONAL_PHONE といったテーブルからの情報を組み合わせた抽出ファイルです。従業員テーブルと同様に、個人データ テーブルもレポート作成用のソースとしてのみ使用されます。このテーブルは、次のようなプロセスで更新されます。個人データ テーブルは、変更がオンラインで行われた場合は、現在のデータに対する変更で更新されます。将来の日付の情報は、バッチ プロセスを実行しない限り更新されません。レポートの実行前に個人データ テーブルを更新する必要がある場合があります。オンラインの更新に影響を与えずにいつでも最新になる将来の日付の情報については、個人データ テーブルを更新できます。

注: 個人データのリフレッシュ プロセスは、オンライン トランザクションに影響を与えるため、実行しないでください。

フィールドまたはコントロール

定義

指定日

プロセスを実行する指定日を入力します。入力した日付に基づいて新しいデータが自動的に選択されて、従業員テーブルにロードされます。データには、アクティブ、休職中、または停職中の従業員のみが含まれます。雇用終了した従業員はプロセスの対象から除外されます。