クイック分析人員数ピボット グリッドの表示
次の各トピックでは、ピボット グリッドの概要および人員数ピボット グリッドの表示方法について説明します。
ページ名 |
定義名 |
用途 |
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PTPG_PGVIEWER |
採用や雇用終了など、特定の期間にわたって組織内の人員異動を異動区分別に分析します。 |
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PTPG_PGVIEWER |
組織内の人員数の配分を表示します。人事部門担当者は、現在の職務の有効日行に基づいて、従業員、非従業員および関係者に関するこの情報を表示できます。管理者は、現在の職務の有効日行に基づいて、職務コード別に組織内の人員数の配分を表示できます。 |
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PTPG_USERPROMPTS |
クエリーの実行時にさらに絞り込むには、デフォルト値を入力します。 |
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PTPG_GRIDVIEWER |
フィルタ オプションを選択して、条件を満たす件数を表示します。 |
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PTPG_DISPLAYOPT |
ユーザー結果チャートの表示設定を定義します。 |
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ピボット グリッド ドリルダウン ページ |
PTPG_DRILLDN_PG |
棒グラフまたは円グラフで選択した棒または円の一部に対する結果を構成する従業員のリストを表示します。 |
ピボット グリッド機能では、フィルタ機能を備えた任意のディメンションでのグリッドおよびチャートでデータを表示でき、情報を個別の詳細レベルまでドリルダウンできます。ピボット グリッドでは、データ収集の基準として PS クエリーを使用し、その結果を操作が簡単なピボット テーブルやチャートに変換します。
PeopleSoft HCM には人員数ピボット グリッドが提供されており、このグリッドを使用すると、組織では、各種ビューを使用してデータをフィルタリングしたりグラフィカルに表示することで、人材ニーズの計画、分析および予測に事前対応的に取り組むことができます。人員数グリッドを使用すると、人事部門担当者は、人員数データを視覚的に表示し、このデータをより粒度の高いレベルにフィルタリングできます。管理者は、組織の再編を予定している場合には特に、これらのグリッドによって異なる視点から組織を考察できます。ユーザーは、人事労務レポートから実行されるその他のレポートに使用されている現在のセキュリティ アクセス設定に基づいた適切なデータ セキュリティを保証する方法で、トランザクションのコンテキスト内でデータを表示します。
PeopleSoft HCM では、次のユーザーを対象に次の人員数ピボット テーブルが提供されています。
人事部門担当者
人員異動 - 人事部門担当者に、指定されたレポート期間 (デフォルト チャートでは最新の 12 か月が表示されます) 中に発生した全ての人事異動が表示されます。
現在の人員数 - 人事部門担当者は、現在の職務の有効日行に基づいて、従業員、非従業員および関係者別に組織内の人員数の配分を比較できます。
管理者
人員異動 - 管理者は、現在の職務の有効日行に基づいて、職務コード別に組織内の人員数の配分を比較できます。
現在の人員数 - 指定されたレポート期間中に発生した、ログイン管理者の直属部下の人事異動が表示されます。
人員数ピボット グリッドには、管理者ダッシュボード[英語版] の直属部下ページレットからアクセスできます。
柔軟性を高めるために、ユーザーがピボット グリッドで必要なデータを表示できるようにするプロンプトを定義できます。
フィルタを適用すると、分析のためにデータをさらに絞り込むことができます。結果が表示されると、ユーザーはデータ詳細にドリルダウンし、テーブル フォーマットでデータを対話式に処理できます。
提供されているピボット グリッドを使用するか、または任意の PS クエリーに基づいた 5 ステップの設定ウィザードを使用して、独自のピボット グリッドを迅速に設定できます。ピボット グリッド機能の詳細については、『PeopleTools: PeopleSoft Pivot Grid』の製品ドキュメントを参照してください。
注: ピボット グリッドには、PeopleTools 8.53 以上を使用する必要があります。
人員異動ページ (PTPG_PGVIEWER) を使用して、組織内の人員異動を分析します。
ナビゲーション
[人員数分析] リンク、[人員異動] リンクを選択します。
の順にクリックして、直属部下ページレットの下部にある
画像: 人員異動ページ
次の例では、人員異動ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
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フィルタ |
次のフィルタ ドロップダウン フィールドから値を選択して、レポート結果を絞り込みます。
全てのフィールドは、デフォルト値として [全て] に設定されています。ドロップダウン リストで値のオンとオフを選択でき、これにより、1 つのフィールドに 1 つまたは複数の条件オプションを含めることができます。たとえば、財務などの 1 つの部門や財務と人事などの複数部門の結果を表示したり、ドロップダウン リスト内の有効な部門全てを含めることを選択できます。複数のオプションを選択すると、フィールドには複数アイテムと表示されます。 ドロップダウン リストで [全て選択] チェック ボックスを使用して、全てのフィールド値をオンまたはオフにします。フィールドにアイテムを一切選択しなかった場合、フィルタ フィールドはデフォルトの [全て] に戻ります。 各フィルタリング フィールドに条件を選択すると、チャートは動的に更新されます。各フィルタ フィールド内でアイテムを選択すると、その他のフィルタ フィールドは、現在のフィルタ設定に基づいて使用可能な有効値に応じて、非表示になるか、または表示専用として表示される場合があります。たとえば、[監督者] フィールドで特定の管理者を選択すると、担当する従業員に関連付けられる職務コードのみが、[職務コード] フィールドで使用可能になります。この管理者に直属する全ての従業員の職務コードが同じである場合、ページには [職務コード] フィールドが表示専用として表示され、フィルタ値には該当する 1 つの職務コードのみが含まれます。 チャートをリフレッシュするには、使用可能なフィルタ フィールドを [全て] に変更します。これにより、[フィルタ] グループ ボックス内のその他のフィールドがリセットされます。 |
ページの中央には、検索条件フィルタ設定に基づいてチャートが表示されます。チャートの表示方法を変更するには、ページの下部にある次のいずれかのアイコンから選択します。
棒グラフ
折れ線グラフ
円グラフ
横棒グラフ
いずれかの棒や区切られた円の一部など、各グラフィック アイテムの上にカーソルを置くと、異動区分詳細と件数が表示されます。棒または円の一部を選択して、次のオプションから選択します。
詳細表示:
ピボット グリッド ドリルダウン ページにアクセスして、棒または円の一部に対する結果を構成する従業員のリストを表示するには、このオプションを選択します。
ドリルダウン先:
人事部門担当者がこのオプションを選択する場合、次のようなカテゴリ別にレポート データを分析できます。
常勤/パートタイム ステータス
年齢グループ
支給グループ
性別
婚姻区分
法定区域
給与管理プラン
事業所
管理者がこのオプションを選択する場合、次のようなカテゴリ別にレポート データを分析できます。
常勤/パートタイム ステータス
給与管理プラン
法定区域
事業所
ドリルダウンは、選択した 1 つのドリルダウン内で実行できます。この場合、ページには、グラフィックの上に一連のパスが表示され、選択したドリルダウン パスが示されます。
画像: ドリルダウンを使用したピボット グリッドの例
たとえば、ドリルダウンして、異動区分が採用の従業員を年齢別に表示し、再度ドリルダウンして 35 から 44 の年齢カテゴリに該当する従業員を表示できます。ここに示す例では、最初のパスが [異動区分] (採用)、次が [年齢グループ] (35-44) で、現在のグラフィックには、選択されていた採用者のうち、年齢が 35 から 44 の間にあるものについて [性別] カテゴリが表示されています。
任意のパスを選択して、このチャートの該当ビューに戻ります。
現在の人員数ページ (PTPG_PGVIEWER) を使用して、組織内の人員数の配分を表示します。
人事部門担当者は、現在の職務の有効日行に基づいて、従業員、非従業員および関係者に関するこの情報を表示できます。管理者は、現在の職務の有効日行に基づいて、職務コード別に組織内の人員数の配分を表示できます。
ナビゲーション
[人員数分析] リンク、[現在の人員数] リンクを選択します。
の順にクリックして、直属部下ページレットの下部にある
画像: 人事部門担当者用の現在の人員数ページ
次の例では、人事部門担当者用の現在の人員数ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

画像: 管理者用の現在の人員数ページ
次の例では、管理者用の現在の人員数ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
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フィルタ |
次のフィルタ ドロップダウン フィールドから値を選択して、レポート結果を絞り込みます。
全てのフィールドは、デフォルト値として [全て] に設定されています (人事部門担当者ビューの場合、[HR ステータス] フィールドは例外で、[アクティブ] にデフォルト設定されています)。ドロップダウン リストで値のオンとオフを選択でき、これにより、1 つのフィールドに 1 つまたは複数の条件オプションを含めることができます。たとえば、財務などの 1 つの部門や財務と人事などの複数部門の結果を表示したり、ドロップダウン リスト内の有効な部門全てを含めることを選択できます。複数のオプションを選択すると、フィールドには複数アイテムと表示されます。 ドロップダウン リストで [全て選択] チェック ボックスを使用して、全てのフィールド値をオンまたはオフにします。フィールドにアイテムを一切選択しなかった場合、フィルタ フィールドはデフォルトの [全て] に戻ります。 各フィルタリング フィールドに条件を選択すると、チャートは動的に更新されます。各フィルタ フィールド内でアイテムを選択すると、その他のフィルタ フィールドは、現在のフィルタ設定に基づいて使用可能な有効値に応じて、非表示になるか、または表示専用として表示される場合があります。たとえば、[監督者] フィールドで特定の管理者を選択すると、この管理者の従業員に関連付けられる勤務地のみが、[勤務地] フィールドで使用可能になります。この管理者に直属する全ての従業員の勤務地が同じである場合、ページには [勤務地] フィールドが表示専用として表示され、フィルタ値には該当する 1 つの勤務地のみが含まれます。 チャートをリフレッシュするには、使用可能なフィルタ フィールドを [全て] に変更します。これにより、[フィルタ] グループ ボックス内のその他のフィールドがリセットされます。 |
ページの中央には、検索条件フィルタ設定に基づいてチャートが表示されます。チャートの表示方法を変更するには、ページの下部にある次のいずれかのアイコンから選択します。
棒グラフ
折れ線グラフ
円グラフ
横棒グラフ
いずれかの棒や区切られた円の一部など、各グラフィック アイテムの上にカーソルを置くと、雇用形態 (人事部門担当者) または職務コード (管理者) の詳細と件数が表示されます。棒または円の一部を選択して、次のオプションから選択します。
詳細表示:
ピボット グリッド ドリルダウン ページにアクセスして、棒または円の一部に対する結果を構成する従業員のリストを表示するには、このオプションを選択します。
ドリルダウン先:
人事部門担当者がこのオプションを選択する場合、次のようなカテゴリ別にレポート データを分析できます。
ビジネス ユニット
常勤/パートタイム ステータス
年齢グループ
支給グループ
性別
婚姻区分
法定区域
給与管理プラン
事業所
管理者がこのオプションを選択する場合、次のようなカテゴリ別にレポート データを分析できます。
常勤/パートタイム ステータス
雇用形態
給与管理プラン
法定区域
事業所
ドリルダウンは、選択した 1 つのドリルダウン内で実行できます。この場合、ページには、グラフィックの上に一連のパスが表示され、選択したドリルダウン パスが示されます。任意のパスを選択して、このチャートの該当ビューに戻ります。
プロンプト ページ (PTPG_USERPROMPTS) を使用してデフォルト値を入力し、クエリーの実行時にさらにクエリーを絞り込みます。
ナビゲーション
人員異動または現在の人員数ページで、[フィルタ] グループ ボックスの上部にある [オプション メニュー] ドロップダウン矢印から、[プロンプト] オプションを選択します。
画像: プロンプト ページ
次の例では、人員異動ピボット グリッドの人事部門担当者ビュー用プロンプト ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

ピボット グリッドには、プロンプト ページで定義された値についてのデータが表示されます。初期値は、ユーザーに割り当てられたプライマリ権限リストから取得されます。ピボット グリッドを表示するセッション中にプロンプト値を変更できますが、ピボット グリッドを終了すると、デフォルト値は、ユーザーのプライマリ権限リストに関連付けられた値にリセットされます。
プロンプト ページおよびその対応するフィールドは、次の人員数ピボット グリッドに使用できます。
現在の人員数 (人事部門担当者ビュー)
ビジネス ユニット
会社
人員異動 (人事部門担当者ビュー)
ビジネス ユニット
会社
開始日
終了日
人員異動 (管理者ビュー)
開始日
終了日
注: 開始日と終了日は、過去 12 か月にデフォルト設定されています。
ピボット グリッド データ ページ (PTPG_GRIDVIEWER) を使用してフィルタ オプションを選択し、条件を満たす件数をグリッド フォーマットで表示します。
ナビゲーション
人員異動または現在の人員数ページで、[フィルタ] グループ ボックスの上部にある [オプション メニュー] ドロップダウン矢印から、[グリッドの表示] オプションを選択します。
画像: ピボット グリッド データ ページ
次の例では、ピボット グリッド データ ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

このページを使用して、モーダル ウィンドウでピボット グリッド データをリストとして表示します。現在の人員数ページまたは人員異動ページでの場合と同じように、フィルタを使用します。
件数リンクを選択して、ピボット グリッド ドリルダウン ページにアクセスし、選択した件数に関する詳細を表示します。
[チャートのリフレッシュ] ボタンを選択して、ピボット グリッド データ ページで設定したフィルタが反映された情報のグラフィック ビューに戻ります。
ユーザー チャート作成オプション ページ (PTPG_DISPLAYOPT) を使用して、ユーザー結果チャートの表示設定を定義します。
ナビゲーション
人員異動または現在の人員数ページで、[フィルタ] グループ ボックスの上部にある [オプション メニュー] ドロップダウン矢印から、[チャート オプション] アイテムを選択します。
画像: ユーザー チャート作成オプション ページ
次の例では、ユーザー チャート作成オプション ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

このページを使用して、チャート タイトル、チャート タイプ、x 軸に表示するデータ、y 軸に表示するデータを変更したり、チャート フィルタを追加または削除します。ここで行う変更は、ピボット グリッドを表示する現在のセッションに有効です。
たとえば、常勤/パートタイム ステータス別に人員数プロファイルを表示する必要がある場合は、[X 軸] ドロップダウン リストから [常勤/パートタイム] を選択して、[OK] をクリックします。チャートがリフレッシュされ、X 軸に [常勤/パートタイム] ラベルとデータが表示されます。
チャート フィルタ
行を追加するアイコン ボタンを選択し、追加フィルタを含めます。フィルタ オプションは、ピボット グリッドおよび人事部門担当者/管理者アクセスに応じて異なります。
行を削除するアイコン ボタンを選択して、このセッションのフィルタ オプションを削除します。
詳細オプション
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
デフォルト ディメンション |
棒または円グラフのシステムデフォルトである高さ 265 および幅 625 に設定するには、このチェック ボックスをオンにします。任意の高さと幅を入力するには、このチェック ボックスをオフにします。 |
[デフォルト Y 軸精度] および [小数部桁数] |
システム デフォルトである小数部桁数 0 に設定する場合にオンにします。[小数部桁数] フィールドに独自の小数部桁数の数値を入力するには、このチェック ボックスをオフにします。 |
凡例 |
チャートの凡例を表示する場所を指定します。有効値は次のとおりです。
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分解円 |
円グラフの各部分を分解するには、このチェック ボックスをオンにします。 |