プロファイル管理について

eDevelopment-人材開発で、従業員と管理者のために用意されているセルフサービス オプションを使用すると、PeopleSoft ヒューマン リソース管理のプロファイル管理ビジネス プロセスと統合できます。eDevelopment-人材開発のプロファイルは、2 つのカテゴリに分かれています。

  • 個人プロファイル。

    個人プロファイルは、個人の技能、コンピテンシー、資格、パフォーマンスを定義します。個人プロファイルには、それぞれ個人 ID が関連付けられています。

  • 任務プロファイル。

    任務プロファイルは、プロファイル管理ビジネス プロセスでは非個人プロファイルと呼ばれており、職務に関するコンピテンシー、資格および責務を定義します。任務プロファイルは、職務コードのみでなく、様々なエンティティに関連付けることができます。たとえば、職務コード、ポジション、職務系列、給与等級に関連付けることができます。

プロファイルのフォーマットは、eDevelopment-人材開発とプロファイル管理ビジネス プロセスで同じものを使用します。プロファイルの内容は、プロファイル作成時に使用するプロファイル タイプによって定義される、タブとコンテンツ セクションに分類されます。

「プロファイルの管理」 (「PeopleSoft ヒューマン リソース管理プロファイル管理」) を参照してください。

次のトピックでは、従業員と管理者が使用できるセルフサービス プロファイル管理オプションについて説明します。これらのオプションを使用すると、次の作業を行うことができます。

  • 個人プロファイルの作成と管理。

    従業員は、現在のマイ プロファイル トランザクションを使用して、既存の個人プロファイルを表示および編集したり、新しいプロファイルを作成します。また、従業員は、「マイ履歴プロファイル」オプションを使用して、自分のプロファイルの履歴行を表示します。

    管理者は、自分のチームの個人プロファイルを作成、表示および更新できます。管理者のチーム履歴プロファイル トランザクションでは、指定日時点の直属部下に有効な履歴プロファイル アイテムが表示されます。

    プロファイル タイプの設定によっては、従業員が個人プロファイルを更新すると、承認ワークフローが実行される場合があります。一般的には、変更は管理者が承認します。

  • 個人プロファイルの変更の承認。

    従業員の個人プロファイルに対して承認が必要な変更が行われた場合、管理者は、「プロファイルの承認」オプションを使用して変更内容を確認し、変更を承認または却下します。

  • 承認履歴の表示。

    従業員は、「プロファイル承認履歴」オプションを使用して、以前送信したプロファイル変更の承認ステータスを表示したり、プロファイルの承認履歴を表示します。

  • 希望任務リストの管理。

    希望任務リストとは、従業員に関連する任務プロファイルの集まりです。一般に、希望任務リストを使用する目的は、従業員が応募を望む職務、従業員のプロファイルに適した職務、またはキャリア プランに関して管理者と話し合うことを希望する職務を特定することです。従業員は、希望任務リストに任務プロファイルを追加したり、希望任務リストから任務プロファイルを削除することができます。また、管理者は、自分の部下の希望任務リストを表示および更新できます。

  • 任務プロファイルの確認。

    従業員は、任務 (非個人) プロファイルを 2 つの方法で表示できます。1 つは「マイ任務プロファイル」を使用する方法で、現在の職務に関連する任務プロファイルを表示できます。もう 1 つは「任務プロファイルの確認」を使用する方法で、すべての任務プロファイルを表示できます。一般的にはこの方法を使用します。

  • 任務プロファイルの作成と管理 (管理者のみ)。

    管理者は、任務プロファイルを作成および更新できます。プロファイル タイプの設定によっては、管理者が任務プロファイルを更新すると、承認ワークフローが実行される場合があります。一般に、任務プロファイルを承認するのはプロファイル管理責任者ですが、業務要件に応じて変更できます。

  • プロファイルの検索/比較。

    従業員と管理者は、「プロファイルの検索/比較」を使用して、設定済のすべての検索タイプを実行します。

従業員と管理者がプロファイル管理セルフサービス トランザクションを使用できるようにするには、事前に次の設定を行う必要があります。

  • コンテンツ カタログを定義します。

  • プロファイル タイプを定義します。

  • (オプション)。プロファイル グループを定義します。

  • (オプション)。プロファイル承認を定義および設定します。

    プロファイルの承認処理の使用は任意です。承認ワークフローをプロファイル タイプに関連付けます。

  • 検索タイプを定義し、プロファイルの検索および比較機能で必要となる、管理者リストの作成処理とプロファイル検索用索引の作成処理を実行します。

  • セルフサービス ページのテキストを設定します。

    プロファイル管理のセルフサービス ページでは、テキスト カタログを使用します。それぞれの組織の業務要件に合うように、あらかじめ用意されているテキストを変更できます。「テキスト カタログの設定」 (「アプリケーションの基礎」) を参照してください。

  • 組織の直属部下機能を設定します。

    プロファイル管理で使用する管理者用セルフサービス オプションでは、直属部下機能を使用して管理者の直属部下を決定します。「直属部下機能の設定」 (「アプリケーションの基礎」) を参照してください。