承認ステップの WIP ステータスの定義

承認ステップの WIP ステータスを定義するには、「承認トランザクション」 (GVT_WIP_RECORD) および承認フロー (GVT_WIP_ACTVTY) コンポーネントを使用します。

次のトピックでは、WIP ステータスおよび承認ステップの概要と、WIP ステータスの定義方法について説明します。

ページ名

定義名

用途

「トランザクション設定」ページ

GVT_WIP_RECORD1

ステータスとステータス タイプを定義します。

ステップの定義ページ

GVT_WIP_ACTVTY4

WIP ステータスを連邦セルフサービス トランザクション用の承認プロセス内のステップと関連付けます。

承認プロセスが定義されるまで、連邦セルフサービス トランザクション用の承認プロセス内のステップに WIP ステータスを関連付けることはできません。承認フレームワークを使用して承認プロセスを定義します。

承認フレームワークを使用して、自分のセルフサービス トランザクションの承認ステップを定義します。ただし、連邦の WIP ステータスを承認ステップに関連付けるには、追加の設定が必要です。

承認ステップの WIP ステータスを定義するには、最初に WIP ステータスを設定する必要があります。各セルフサービス トランザクションには専用の WIP ステータスのセットがあります。Oracle では完全なステータス セットを用意していますが、必要に応じてこれらを確認および変更できます。

各トランザクションの WIP ステータスを定義した後、ステータスを特定の承認ステップで実行可能なアクションに関連付ける必要があります。これを行う場合、承認フレームワーク プロセス定義で各承認ステップのデータ行を作成し、さらに、承認フレームワーク プロセス定義にステップとして存在していない、開始のリクエストを表す追加行を 1 つ作成します。次に、承認ステップごとに、実行可能なアクション (リクエスト、承認、却下など) を使用可能な WIP ステータスに関連付けるマトリックスを作成します。

注: WIP ステータスを承認ステップと関連付ける場合は、承認処理ステップを表すステップを手動で設定します。標準承認プロセスを変更する場合は、これらのステップ定義が承認フレームワーク プロセス定義と同期するように注意してください。

「トランザクション設定」ページ (GVT_WIP_RECORD1) を使用して、ステータスとステータス タイプを定義します。

画像: 「トランザクション設定」ページ

次の例では、「トランザクション設定」ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

「トランザクション設定」ページ

フィールドまたはコントロール

定義

トランザクション

WIP ステータスを定義するセルフサービス トランザクションが示されます。

管理者セルフサービス使用可 (管理者セルフサービスで使用可能)

セルフサービス トランザクションに対する承認を設定する場合、このオプションを選択します。標準セルフサービス トランザクションではこのフィールドを変更しないことをお薦めします。

有効な WIP ステータス

フィールドまたはコントロール

定義

WIP ステータス (処理中ステータス)

ステータスを表す 3 文字のコードを入力します。各コードは、トランザクションによる承認プロセスの経過に合わせて使用可能な WIP ステータスを表します。各 WIP ステータスには、ステータスが処理中、完了済またはキャンセル済のいずれを表しているかを示すステータス タイプがあります。

注: これらのコードは、USFED トランザクションの有効なステータスとして定義されている必要があります。これにより、セルフサービス承認プロセスでリクエストが最終承認に到達したときに、既存の HR 処理 USF コンポーネントを使用してリクエストを処理できるようになります。

ステータス タイプ

WIP ステータスごとに次の値のいずれかを選択します。

  • 処理中: このステータスは、完了もキャンセルもされていないリクエストに対して使用されます。

  • キャンセル: このステータスは、却下されたリクエストに対して使用されます。

  • 修了 (最終セルフ サービス ステップ): このステータスは、承認されたリクエストに対して使用されます。

ステップの定義ページ (GVT_WIP_ACTVTY4) を使用して、WIP ステータスを連邦セルフサービス トランザクション用の承認プロセス内のステップと関連付けます。

承認プロセスが定義されるまで、連邦セルフサービス トランザクション用の承認プロセス内のステップに WIP ステータスを関連付けることはできません。承認フレームワークを使用して承認プロセスを定義します。

画像: ステップの定義ページ

次の例では、ステップの定義ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

ステップの定義ページ

承認プロセス ステップ

フィールドまたはコントロール

定義

ステップ番号

承認プロセスの進行順序を示す番号を入力します。承認ステップの番号付けは、1 から始まる連番である必要があります。ステップ 1 は開始のリクエストを表し、後続のステップは承認フレームワークで定義されている承認ステップを表している必要があります。

重要 連邦のセルフサービス トランザクションごとに、このページには、承認フレームワーク プロセス定義で定義されているすべての承認ステップと、開始のトランザクション リクエスト用の追加ステップがリストされます。

フィールドまたはコントロール

定義

ステップ名

このステップの名称を入力します。名称は最大 10 文字 (半角の場合) で指定します。

ステップのアクション

フィールドまたはコントロール

定義

アクション

WIP ステータスを定義するアクションを追加または変更します。有効なアクションは、「承認」、「却下」または「リクエスト」です。

最初のステップ (常に開始のリクエストを表す) では、「リクエスト」アクションの行を 1 つ作成します。承認者のアクションを表す後続のステップでは、「承認」アクションの行を 1 つ、「却下」アクションの行を 1 つ作成します。(ドロップダウン リスト ボックスのその他のアクションである「未承認」は、承認フレームワーク承認プロセスには無効なため、承認ステップのいずれに対してもこのアクションの WIP ステータスを定義する必要はありません。)

フィールドまたはコントロール

定義

右のステータスに設定

選択したアクションが実行されたときにトランザクションに割り当てる WIP ステータスを選択します。このフィールドは、「トランザクション設定」ページで定義したトランザクション固有の WIP ステータスに対する入力を要求します。標準では、このページを使用して設定したトランザクション (USFED 以外のすべてのトランザクション) には、1st (第 1 申請)、2nd (第 2 申請)、DNY (却下済) および REQ (リクエスト済) の 4 つのステータスが設定されています。