手動支給について
この項では、手動支給についての概要を説明します。
日本の受給者に対して手動支給を入力する場合、すべての計算をシステムの外で行ってから入力する必要があります。手動支給を入力する場合は、次のガイドラインに従います。
「手動支給」ページの期間/カレンダータブにある「支給期間/カレンダー」フィールドおよび「支給日」フィールドの値を選択します。
支給期間および支給日の選択は、慎重に考慮して行う必要があります。支給期間を選択する場合は、直前に最終決定したカレンダーまたは現在オープンしているカレンダーを選択する必要があります。支給日の選択は、エレメントの累計方法に直接影響します。たとえば、期間終了日に基づいて累計を行う累計の場合、支給日時点では累計残高が即座に更新されない場合があります。
「手動支給」ページでプロセス コントロールを指定します。
「期間開始日」と「期間終了日」は、「支給期間/カレンダー」を選択した後、デフォルトで設定されます。提供されている日本ルールは期間全体を使用して計算するように作成されており、部分的な期間が入力された場合に自動的に分割されないことがありますので、これらの日付は変更しないでください。
実行タイプは、「支給期間/カレンダー」フィールドの値によって設定されます。このフィールドもデフォルト値を使用してください。受給者の手動支給を確実に処理するには、該当する実行タイプ定義の「重複可」チェック ボックスが選択されている必要があります。このチェック ボックスの選択が解除されている場合、指定した期間に対するこの受給者の処理がすでに行われていると判断された場合、この受給者に対する再処理が行われない可能性があります。
「標準変換停止」を選択すると、プロセス リスト上のエレメントのうち、手動支給に入力されたエレメント以外のすべてのエレメントの変換を停止できます。通常の変換を行う場合は、分析を行ってサポート エレメントに与える影響を把握する必要があります。
限定エレメント セットはオフサイクル処理で変換されないため、限定エレメント セットを使用する場合は、すべてのエレメントが前処理フォーミュラまたは後処理フォーミュラで個別に計算されることを確認したうえで使用する必要があります。
注: 手動支給は、金額値の保存にのみ使用します。この方法を使用しても、休暇欠勤累計は更新されません。