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政府機関所在地コードの定義

レポート作成のための政府機関所在地コード (ALC) および政府機関全体の会計処理およびレポート処理 (GWA) のオプションを設定するには、政府機関所在地 コンポーネント (AGENCY_LOC_CD) を使用します。

ページ名

定義名

用途

政府機関所在地コード ページ

AGENCY_LOC_CD

連邦政府支払スケジュールおよびレポート目的のセットID によって政府機関所在地コードを定義し、ALC 名、所在地、住所および電話番号情報を指定します。

政府機関所在地コード - GWA レポート オプション ページ

AGENCY_LOC_CD2

ビジネス アクティビティおよび 1 つ以上の有効日付きレポーター カテゴリを政府機関所在地コードに割り当てます。政府機関システムで BETC コードを米国財務省に渡す準備ができると、政府機関は、必要に応じてデータがレポートされるように適切なレポーター カテゴリを選択します。

IPAC フィールド ページ

ALC_IPAC_FLDS

必要に応じて、またはオプションで追加の IPAC フィールドを定義します。

政府機関所在地コード (ALC) は、政府機関を連邦政府支払スケジュールおよびレポート目的のセットID によって定義するために使用される識別子です。

PeopleSoft では、IPAC 入金 (PeopleSoft 買掛金管理) と回収 (PeopleSoft 売掛金管理)、および IPAC 調整と金額が 0 の取引タイプがサポートされます。財務省および IPAC システムでは、バルク ファイル フォーマットを使用して、IPAC 取引を送受信します。このフォーマットは、入金、回収、調整および金額が 0 の (情報のみ) IPAC 取引タイプの正確なレポートおよび勘定に必要な情報が含まれているフラット ファイルです。

PeopleSoft Payables』「Processing Inbound IPAC Transactions[英語版] を参照してください。

PeopleSoft Payables』「Processing Outbound IPAC Transactions[英語版] を参照してください。

PeopleSoft Receivables』「(USF) Submitting Transactions Between Agencies Using the IPAC System[英語版] を参照してください。

一般会計の場合、政府機関は、仕訳ヘッダー ページの [ALC] フィールドを使用して、現金取引を仕訳入力別に直接一般会計に記録できます。システムでは、仕訳ヘッダーの [ALC] フィールドを使用して、レポート目的で一般会計に直接入力された現金入力を選択できます。一般会計に直接行われる仕訳入力は、通常、未入金現金または回収の記録のために行われます。ただし、これらを使用して、入金または回収の現金再分類を記録することもできます。

未入金回収は、米国財務省に入金される必要がある、政府機関が受領した金額です。一部の政府機関は小額を受領して、毎週入金します。政府機関は、正式に米国財務省に入金されるまで、これらの金額を未入金回収科目に記入します。

米国政府機関レポートで使用される一般的な用語

次の用語は、政府機関の米国政府レポートについて言及するときに一般的に使用されます。

用語

説明

TAS (財務会計記号)

連邦機関は、米国政府に現金取引をレポートする際に財務会計記号 (TAS) を使用する必要があります。また、GWA 取引の入力およびレポート時に財務省によってパブリッシュされる TAS とビジネス イベント タイプ コード (BETC) の有効な組合せを使用する必要があります。

PeopleSoft General Ledger』「Defining Component TAS and BETC Elements in Compliance with Federal Reporting Requirements[英語版] を参照してください。

BETC (ビジネス イベント タイプ コード)

このコードによって、米国政府レポートの取引のビジネス イベント タイプが指定されます。

IPAC 支払

PeopleSoft 買掛金管理で作成され、バルク ファイル フォーマットを使用して IPAC システムに入金に固有の情報を提供します。

IPAC 回収

PeopleSoft 売掛金管理で作成され、バルク ファイル フォーマットを使用して IPAC システムに回収に固有の情報を提供します。

政府機関所在地コード ページ (AGENCY_LOC_CD) を使用して、連邦政府支払スケジュールおよびレポート目的のセットID によって政府機関所在地コードを定義し、ALC 名、所在地、住所および電話番号情報を指定します。

画像: 政府機関所在地コード ページ

次の例では、政府機関所在地コード ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

政府機関所在地コード ページ

フィールドまたはコントロール

定義

政府機関所在地コード

8 桁の数値の ALC を入力します。

非財務支払日 ALC

ALC で米国財務省を使用せずに入金を行う場合や米国財務省以外の独自の入金を作成できるよう ALC が承認されている場合にクリックします。

注: ALC に対してこのオプションを誤って設定し、保存した場合は、オンラインで行を削除できないため、不正な ALC およびオプションが残ります。適切なオプションを使用して新しい ALC を定義する必要があります。

IPAC ドキュメント参照番号

IPAC (Intra-governmental Payment and Collection システム) は、連邦政府機関の間で資金を移動し、各取引に関する説明を含める機能を提供するよう設計されています。この説明は、月次照合に有用です。

フィールドまたはコントロール

定義

IPAC バルク プレフィックス

PeopleSoft によって、入金と回収の送信に使用される政府機関所在地コードの一意のドキュメント参照番号の作成 (財務省のドキュメント参照番号と区別するため) に使用される 3 桁の英数字のプレフィックスを入力します。

IPAC バルク カウンタ

ドキュメント参照番号の連番カウンタの増分を開始する数値を入力します。

PeopleSoft Payables』「Processing Outbound IPAC Transactions[英語版] を参照してください。

PeopleSoft Receivables』「(USF) Submitting Transactions Between Agencies Using the IPAC System[英語版] を参照してください。

送信者ダンズ

フィールドまたはコントロール

定義

[送信者ダンズ] および [送信者ダンズ プラス 4]

送信者の政府機関所在地コード (ALC) の送信者ダンズを入力し、オプションで送信者ダンズ プラス 4 値を入力します。これらのフィールドは、IPAC フィールド ページで定義されているように必須となる場合があります。(受信者 DUNS および DUNS Plus 4 の値は顧客 - その他の一般情報ページに保管されます)。

IPAC フィールド ページで [送信者ダンズ] および [送信者ダンズ プラス 4] が必須として定義されている場合は、これらの値が送信者情報として使用され、売掛金 IPAC 取引ページのデフォルトとなります。

注: [送信者ダンズ]、[送信者ダンズ プラス 4]、[受信者 DUNS] および [受信者 DUNS Plus 4] フィールドは、IPAC フィールド ページで必須としてマークされている場合にのみ、IPAC 取引にデフォルトとして表示されます。これは、オンラインおよび外部インターフェイスで作成されたアイテムに適用されます (そのため、AR 転記プログラムから取得されます)。

GWA レポート オプション ページ (AGENCY_LOC_CD2) を使用して、ビジネス アクティビティおよび 1 つ以上の有効日付きレポーター カテゴリを政府機関所在地コードに割り当てます。

政府機関システムで BETC コードを米国財務省に渡す準備ができると、政府機関は、適切なレポーター カテゴリを選択します。

画像: GWA レポート オプション ページ

次の例では、GWA レポート オプション ページのフィールドおよびコントロールを説明します。

GWA レポート オプション ページ

フィールドまたはコントロール

定義

ビジネス アクティビティ

この政府機関所在地コードのビジネス アクティビティ タイプを選択します。値は次のとおりです。

  • AP 支払のみ

  • AP 支払と AR

  • AR のみ

  • IPAC のみ

  • IPAC と AP 支払

  • IPAC と AR

  • IPAC、AR および AP 支払

  • ビジネス アクティビティ タイプなし

各 ALC に指定した GWA ビジネス アクティビティによって、Partial SF224 および CTA レポートに関連した次の機能が実現されます。

  • 米国財務省へのレポート作成のために ALC に適用可能な現金アクティビティのタイプを指定します。

  • ALC に定義されている特定のビジネス アクティビティ コードに基づいて、Partial SF224 および CTA レポート用に抽出されるデータを制限します。

  • 特定の ALC に適用されない実際データが例外レポートに表示され、政府機関によって確認および修正されるように、ビジネス例外アクティビティ レポートを作成します。

レポーター カテゴリ

この政府機関所在地コードの GWA レポーター カテゴリ コードを選択します。レポーター カテゴリは、ビジネス アクティビティ タイプ、ビジネス アクティビティ タイプのサブセットまたはレポーターなしに相当します。たとえば、[IPAC と AP 支払] ビジネス アクティビティ タイプを選択した場合、有効な選択肢は、[IPAC のみ]、[AP 支払のみ]、[IPAC と AP 支払] または [レポーターなし] です。

送信者 ALC または受領 ALC に次の 4 つの IPAC レポーター カテゴリ値のいずれか 1 つがある場合は、その ALC 機関が IPAC の GWA レポーターです。

  • AP 支払のみ

  • AP 支払と AR

  • AR のみ

  • IPAC のみ

  • IPAC と AP 支払

  • IPAC と AR

  • IPAC、AR および AP 支払

  • レポーターなし

GWA レポーター カテゴリ コードは、ビジネス イベント タイプ コード (BETC) と米国財務省との現金アクティビティのインターフェイスとなるように変更されている IPAC、CA$HLINK、SPS/PAM などのインターフェイスを識別するために指定されます。

各 ALC に定義した GWA レポーター コードによって、Partial SF224 に関連したソフトウェアの機能が実現されます。

  • 現金アクティビティを持つ BETC と米国財務省のインターフェイスとなる準備ができている機関システムおよび ALC を識別します。

  • ALC に定義されている特定の GWA レポーター カテゴリ コードに基づいて、Partial 224 用に抽出されるデータを制限します。

  • 1 つの TSymbol から別の TSymbol への現金再分類を Partial 224 でレポートする必要があるかどうかを決定します。

GWA レポーター カテゴリは CTA レポートに影響を与えません。

ビジネス アクティビティとレポーター カテゴリの組合せ

ビジネス アクティビティ タイプおよびレポーター カテゴリ コードは有効な組合せである必要があります。組合せが無効な場合は、警告メッセージが表示されます。

IPAC フィールド ページ (ALC_IPAC_FLDS) を使用して、ビジネス アクティビティおよび 1 つ以上の有効日付きレポーター カテゴリを政府機関所在地コードに割り当てます。

政府機関システムで BETC コードを米国財務省に渡す準備ができると、政府機関は、データが SF224 レポートから除外されるように適切なレポーター カテゴリを選択します。

画像: IPAC フィールド ページ

次の例では、IPAC フィールド ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

IPAC フィールド ページ

フィールドまたはコントロール

定義

[必須フィールド] および [フィールド名]

選択したフィールドをこの ALC で必須として定義するには、[必須フィールド] チェック ボックスを選択します。ここで使用可能な IPAC フィールドは、オプションとして提供され、デフォルトで PeopleSoft Financials で必要なフィールドは除外されます。

[開始日] および [終了日]

選択した各必須フィールドについて、開始日と終了日の値も入力する必要があります。有効日を使用して、政府機関はそのビジネス ケースのニーズに応じてフィールドをオプションまたは将来必須として指定できます。[必須フィールド] チェック ボックスを選択解除すると、開始日と終了日がクリアされます。