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運送業者の設定

運送業者テーブル (CARRIER_TBL) コンポーネントを使用して、運送業者情報を定義します。

ページ名

定義名

用途

運送業者ページ

CARRIER_TBL

組織で積荷の移動に使用する運送業者を定義します。

運送業者 - 電話番号情報ページ

CARRIER_PHONEPOP

運送業者の電話番号情報を入力します。

詳細については、「運送業者ページ」を参照してください。

運送業者 URL

運送業者ページ

CARRIER_URL

外部運送業者による配送の出荷追跡を設定します。サードパーティの運送アプリケーションによる運送費計算を有効化します。

運送業者カレンダー例外ページ

CARRIER_SHIP_EXCPT

できる限り正確に輸送リード タイムを計算するために、運送業者が配達や集荷を行わない時間を設定します。

PeopleSoft には、サードパーティ システムまたは別の PeopleSoft アプリケーション (CRM など) と運送業者データを送受信するための数多くのエンタープライズ インテグレーション ポイント (EIP) が用意されています。これらの EIP は、PeopleSoft インテグレーション ブローカー内のサービス オペレーションです。

PeopleSoft では、PeopleSoft インテグレーション ブローカーで、デフォルト ステータスが [非アクティブ] のサービス オペレーションを提供しています。サードパーティのソースまたは別の PeopleSoft システム (CRM など) との間でデータを送受信しようとする前に、各サービス オペレーションをアクティブ化する必要があります。

次の表の情報を使用して、PeopleSoft サプライ チェーン マネジメント インテグレーションの製品ドキュメントPeopleSoft Supply Chain Management Integration』「Setting Up Service Operations[英語版] の設定指示を参照してください。

サービス オペレーション

方向およびタイプ

ハンドラ

使用可能なチャンク

統合対象

CARRIER_FULLSYNC

アウトバウンド

非同期

   

CRM、サードパーティ

CARRIER_FULLSYNC_EFF

アウトバウンド

非同期

   

CRM、サードパーティ

CARRIER_SYNC

インバウンド

非同期

CarrierSync

CarrierSyncEff

 

CRM、サードパーティ

CARRIER_SYNC_EFF

アウトバウンド

非同期

   

CRM、サードパーティ

製品ドキュメントの『PeopleTools: PeopleSoft Integration Broker』を参照してください。

運送業者ページ (CARRIER_TBL) を使用して、組織で積荷の移動に使用する運送業者を定義します。

画像: 運送業者ページ

次の例では、運送業者ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

運送業者ページ

注: 国 − 住所フォーマット ページで、国ごとに表示されるフィールドを選択し、ユーザー定義ラベルを割り当てることができます。結果として、このページに表示されるフィールドは、説明するフィールドと一致しない場合があります。

フィールドまたはコントロール

定義

言語コード

B/L および出荷品目録上の運送業者情報の印刷に使用する言語。

運送費計算システム

次のオプションから 1 つ選択します。

内部: システムにより、PeopleSoft 受注管理を使用して、運送費が内部的に計算されます。

外部: サードパーティ プロバイダにより、運送費が計算されます。外部的に運送費が計算されるようにするには、サードパーティの運送および処理アプリケーションをインストールする必要があります。

注: このオプションは、運送業者ページのここだけでなく、運送業者 URL ページでも設定できます。運送業者 URL ページで [運送費計算システム] オプションを変更すると、システムによりこのページが更新されます。

納税者 ID

この値は、輸出ドキュメントで使用されます。

運送業者

このチェック ボックスを選択して運送業者として指定した運送業者は、PeopleSoft 受注管理および PeopleSoft 在庫管理で使用される輸出ドキュメントで、中間荷受人として指定される場合があります。

ネットワーク ID

B/L や出荷品目録などの出荷書類の電子データ交換 (EDI) 送信の対象となる、運送業者の指定に使用されます。このフィールドは情報のみであり、標準的な PeopleSoft レポートまたはトランザクションでは使用されません。

TMS 抽出から除外

輸送管理システム (TMS) へのダウンロード処理から、この運送業者を含む需要行を除外する場合に選択します。選択されている場合、この運送業者が割り当てられている全ての受注行は、TMS 出庫要求リリース TMS_ORDER_RELEASE エンタープライズ インテグレーション ポイント (EIP) に対する TMS ダウンロードの選択処理中に除外されます。

繰延払出デフォルト

繰延払出機能を使用すると、顧客からの署名済配送受領書の取得やその他必要な事務処理など、全てのシステム外処理を完了するまで、在庫出荷の請求および原価計算を遅延させることができます。PeopleSoft 在庫管理の製品ドキュメントPeopleSoft Inventory』「Delaying the Billing and Costing of Inventory Shipments[英語版] を参照してください。オプションは次のとおりです。

  • デフォルト繰延払出を "なし" に設定: この運送業者 ID を使用する需要行ごとに、[繰延払出] フィールドのデフォルト値を N (なし) に設定する場合に選択します。このデフォルトは出荷処理時に適用され、これにより、出庫処理設定 - 出荷ページ (ビジネス ユニット レベル) の値セットが上書きされます。

  • デフォルト繰延払出を "する" に設定: この運送業者 ID を使用する需要行ごとに、[繰延払出] フィールドのデフォルト値を Y (する) に設定する場合に選択します。このデフォルトは出荷処理時に適用され、これにより、出庫処理設定 - 出荷ページ (ビジネス ユニット レベル) の値セットが上書きされます。

  • ビジネス ユニットのデフォルト値を使用: 出庫処理設定 - 出荷ページ (ビジネス ユニット レベル) の [繰延払出デフォルト] フィールドで定義されたデフォルト値を使用する場合に選択します。

住所フィールドは、このフィールドでの選択によって動的に制御されます。

電話情報表示

クリックすると、電話番号情報ページにアクセスして、この運送業者の電話番号情報を入力できます。

注: [運送費計算システム] オプションは、運送業者 URL ページのここだけでなく、運送業者ページでも設定できます。運送業者ページで [運送費計算システム] オプションを変更すると、システムにより、このページが同時に更新されます。

フィールドまたはコントロール

定義

インターリンク DLL 名

[外部] を選択すると、このフィールドの値を別の DLL のフル パスで上書きできます。サードパーティの運送および処理アプリケーションを使用する場合、出荷時の運送費を計算するときに、デフォルトのインターリンク .DLL 名がシステムに指定されます。Federal Express などの特定の運送業者に直接リンクする必要がある場合、その運送業者のインターリンク .DLL 名をここに入力すると、デフォルトのインターリンク .DLL 名が上書きされます。運送業者のインターリンク .DLL 名は、その運送業者から取得します。

独自にカスタマイズした .DLL リンクをこのフィールドに追加して運送業者に統合し、運送費を取得できます。

注: デフォルトのインターリンク DDL 名は、このフィールドには表示されませんが、別のインターリンク DLL 名を入力しない限りアクティブです。

プロセス番号による追跡 URL/プロセス番号追跡 URL サフィックス

外部的に受注を追跡するには、プロセス番号と受注書番号の 2 つの番号のうちいずれかを使用できます。プロセス番号は、外部運送業者によって出荷に割り当てられた追跡番号です。サードパーティの運送および処理アプリケーションでは、出荷費用を計算するときに、この番号が取得されます。[受注追跡照会] の出荷ページで、プロセス番号によって追跡できます。

プロセス番号によって出荷を追跡する必要がある場合は、両方のフィールドに値を入力します。これらは、外部運送業者の受注追跡ページ URL の一部であり、それぞれプロセス番号の前後に配置されています。外部運送業者の受注追跡ページ URL は、その外部運送業者から取得します。出荷履歴ページで [プロセス番号による追跡] をクリックすると、システムにより、プロセス番号が URL (プレフィックスとサフィックスの間) に挿入されます。

受注書番号による追跡 URL/受注書番号追跡 URL サフィックス

受注書番号は、PeopleSoft 受注管理で作成する受注に割り当てる番号です。受注追跡 - 受注別追跡ページおよび出庫要求ページから、受注書番号によって追跡できます。

PeopleSoft 受注管理の受注書番号によって出荷を追跡する必要がある場合は、両方のフィールドに値を入力します。これらは、外部運送業者の受注追跡ページ URL の一部であり、それぞれ受注書番号の前後に配置されています。外部運送業者の受注追跡ページ URL は、その外部運送業者から取得します。受注追跡ページで [受注別追跡] をクリックすると、システムにより受注書番号が URL (プレフィックスとサフィックスの間) に挿入されます。

注: 受注書番号によって出荷を追跡する場合、ほとんどの外部運送業者では、引き続きプロセス番号が出荷に割り当てられます。内部受注書番号を出荷に添付できることから、出荷には、プロセス番号 (外部運送業者により割当) と受注書番号 (ユーザーにより割当) の 2 つの ID 番号が付与されることになります。プロセス番号は主要キーとして機能します。ほとんどの外部運送業者では、複数の顧客が同じ受注書番号を使用することが許可されていますが (10 件の利用先からの 10 個の出荷全てについて、受注書番号が同じになる可能性があります)、プロセス番号が繰り返し使用されることはないため、プロセス番号によって受注を追跡する方が効率的な場合があります。

運送業者カレンダー例外ページ (CARRIER_SHIP_EXCPT) を使用して、できる限り正確に輸送リード タイムを計算するために、運送業者が配達や集荷を行わない時間を設定します。

休暇のための取扱休止や、運送業者が配送または集荷を行わない特定の日付など、その運送業者を一定期間使用できなくなる時間を設定します。これらのパラメータは、輸送リード タイムの設定に使用されます。

フィールドまたはコントロール

定義

集荷なし

運送業者が集荷を行わない時間を指定する場合に選択します。

配達なし

運送業者が配達を行わない時間を指定する場合に選択します。