ビジネス リクエストおよび承認の設定と使用
ページ名 |
定義名 |
用途 |
---|---|---|
FLD_REQ_SETUP |
リクエスト承認プロセスで使用する各フィールドを有効化します。 |
|
FLD_REQ_S_FLDS |
ビジネス リクエスト設定ページ上の各フィールドのコア テーブル情報を含めます。 |
|
FLD_REQ_TMPLT |
プロセスを設定するのに必要なビジネス理由、ツリーおよび質問情報を定義します。 |
ビジネス リクエストおよび承認は設定可能なワークフロー プロセスであり、セットID で制御されるフィールドおよび値 (チャートフィールドなど) の設定を依頼するときに使用します。フィールド値の追加や変更のリクエストを提出して、承認を受けることができます。最終承認が下りた時点で新しいフィールド値が保存され、変更が対応する基本テーブルにコミットされます。また、これらの値の設定と承認に対するオーディット トレイル機能も提供されます。
ビジネス リクエストおよび承認機能を設定して使用するための概略手順は次のとおりです。
ビジネス リクエスト機能を設定し、リクエスト承認プロセスで使用するフィールドを有効化します。
ビジネス理由やツリーなど、有効にするフィールドのフィールド情報を定義するためのビジネス リクエスト テンプレートを設定します。
承認ワークフローを設定します。
チャートフィールド リクエストおよび承認を定義および使用します。
ビジネス リクエストの照会を行います。
ビジネス リクエスト ページ (FLD_REQ_SETUP) を使用して、リクエスト承認プロセスで使用する各フィールドを有効化します。これがビジネス リクエストおよび承認機能の開始ポイントです。
ナビゲーション
画像: ビジネス リクエスト設定 - リクエスト フィールド タブ
次の例では、ビジネス リクエスト設定 - リクエスト フィールド タブのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

リクエスト フィールド タブ
リクエスト フィールド ページには、標準のチャートフィールドが 13 個含まれており、このページでは行を削除できません。[勘定科目]、[部門]、[資金コード]、[業務ユニット]、[製品] は使用頻度が高いため、標準で有効の状態になっています。
注: プロジェクト コスト管理がインストールされている場合、[プロジェクト ID] は表示されません。また、[チャートフィールド 1]、[チャートフィールド 2] および [チャートフィールド 3] がチャートフィールド設定でアクティブ化されていない場合、これらの行も表示されません。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
![]() |
グリッドの下部にあるボタンは、フィールドの追加やカスタマイズが必要になったときに使用します。このページへの追加は、この機能について技術的な知識を持つユーザーが行うようにしてください。 |
ページ移動詳細タブ
各フィールドの入力ページのナビゲーション詳細を表示するには、ビジネス リクエスト設定ページのページ移動詳細タブをクリックします。これはチャートフィールド リクエスト ページからそのフィールドの入力ページに移動するときに使用されます。
画像: ビジネス リクエスト設定 - ページ移動詳細タブ
次の例では、ビジネス リクエスト設定 - ページ移動詳細タブのフィールドおよびコントロールを説明します。

コア テーブル フィールド ページ (FLD_REQ_S_FLDS) を使用して、ビジネス リクエスト設定ページ上の各フィールドのコア テーブル情報を入力します。
ナビゲーション
画像: コア テーブル フィールド ページ
次の例では、コア テーブル フィールド ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

このページには、ビジネス リクエスト設定ページ上の各フィールドのコア テーブル フィールド情報が含まれています。標準のチャートフィールドの場合、対応する入力ページで現在使用可能な状態であるコア テーブル フィールドは、このページから削除できません。
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
フィールド ラベル |
デフォルトのフィールド ラベルは標準の状態で表示されます。全てのフィールドのフィールド ラベルを変更できます (表示タイプがハイパーリンクであるラベルを除く)。英語版ではこれらの標準のフィールド ラベルを変更しないことがベスト プラクティスとされています。標準のフィールド ラベルは標準のチャートフィールド入力ページに実装されているものと一致しているためです。英語以外の言語実装では、その言語のフィールド ラベルをここに入力して、チャートフィールド リクエスト ページに表示されるようにする必要があります。 |
編集テーブル |
表示タイプが [プロンプト] のフィールド名の検証に使用する編集レコードを入力します。 |
表示オプション |
基本テーブルでコア テーブル フィールドが必須になっており、レコード定義でデフォルト値が定義されていない場合、このページで [表示オプション] は [必須] に設定され、フィールドは無効の状態になります。その他のフィールドは全て標準で [オプション] です。 勘定科目テーブルと代替勘定科目テーブルのフィールドで、[オプション] に設定されているのに無効な状態になっているフィールドがあります。これらのフィールドは関係が複雑なため、チャートフィールド リクエスト ページで検証を処理する必要があります。 コア テーブル フィールドの [表示オプション] がビジネス リクエスト設定ページで無効になっていない場合、ビジネス リクエスト テンプレート ページで上書きが可能です。これはセットID で制御されます。 |
ビジネス リクエスト テンプレート ページ (FLD_REQ_TMPLT) を使用して、ビジネス リクエストを作成する各フィールドのテンプレートを作成または更新します。このビジネス リクエストとは、新しい値または既存の値の更新について承認を受けるためのビジネス リクエストです。特定のフィールドのテンプレートを別のセットID にコピーすることもできます。
ビジネス リクエスト テンプレート ページはセットID で制御されるため、新しいテンプレートを作成するときにビジネス リクエスト設定 – コア テーブル フィールド ページからコア情報がコピーされるだけでなく、ビジネス理由やツリー、質問などプロセスの設定に必要な情報も挿入されます。
ナビゲーション
画像: ビジネス リクエスト テンプレート ページ
次の例では、ビジネス リクエスト テンプレート ページのフィールドおよびコントロールを説明します。このページのフィールドおよびコントロールの定義は後で説明します。

フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
編集テーブル |
[フィールド名] の検証に使用する編集レコードを入力します。デフォルトでこのフィールドには、そのフィールドの基本テーブルが入力されています。 |
コピー先セットID |
このフィールドは新しいビジネス リクエスト テンプレートを保存した後にのみ表示されます。特定のフィールドの既存テンプレートのコピー先のセットID を選択すると、指定した新しいセットID で新しいテンプレートが作成されます。 |
コピー |
[コピー先セットID] フィールドのセットID を選択し、フィールドから移動すると [コピー] ボタンが有効になります。[コピー] ボタンをクリックして、新しいセットID でフィールドに新しいテンプレートを作成します。 |
注: ツリー情報は新しいテンプレートにコピーされません。ツリーはセットID で制御され、現在のセットID のツリーが新しいセットID で有効であるとは限らないためです。
コア情報
フィールドまたはコントロール |
定義 |
---|---|
表示オプション |
表示オプションの値は次のとおりです。
|
ビジネス理由
[ビジネス理由] グリッドでは、次の標準フィールドを選択できます。これらのフィールド ラベルをここで入力する必要があります。入力すると、チャートフィールド リクエスト ページに表示されます。アプリケーション デザイナを使用してさらにフィールドを追加することもできますが、次に示す命名規則、フィールド タイプ、長さに準拠している必要があります。
表示タイプ |
フィールド名のプレフィックス |
標準の数値 |
フィールド タイプと長さ |
---|---|---|---|
文字 |
FLD_REQ_U_CHAR |
1、2、3、4 |
文字 254 |
チェック ボックス |
FLD_REQ_U_CHKBX |
1、2、3、4 |
文字 1 |
日付 |
FLD_REQ_U_DATE |
1、2、3、4 |
日付 10 |
ドロップダウン リスト |
FLD_REQ_U_DDLST |
1、2、3、4 |
文字 4 |
数値 |
FLD_REQ_U_NBR |
1、2、3、4 |
符号付き数値 23.3 |
注: [ドロップダウン リスト] フィールドを選択できるようにするには、対応するトランスレート値をアプリケーション デザイナで最初に定義しておく必要があります。そうしなかった場合、これらのフィールドは選択できません。
詳細については、『PeopleTools: PeopleSoft Application Designer Developer's Guide』を参照してください。
注: ビジネス リクエスト設定ページに加えた変更は、既に存在しているテンプレートには反映されません。必要な場合は、手動でテンプレートに変更を適用してください。