この章では、ACSLS HA に関連したさまざまなコンポーネントをアップグレードまたは削除するときに従う手順について説明します。
STKacsls パッケージに対応したパッチをインストールするには:
クラスタ制御を一時停止します。
# clrg suspend acsls-rg
/opt
ディレクトリにパッチをダウンロードし、パッケージを unzip します。
/opt/ACSLS_8.x.x
ディレクトリに移動し、パッチの README.txt
ファイルの指示に従います。
ACSLS 操作を無効にし、隣接するノードに制御を切り替えます。
# su - acsss $ acsss shutdown $ exit # cd /opt/ACSLSHA/util # acsAgt nodeSwitch
新しいノード上で ACSLS パッチをインストールします。
更新された ACSLS 構造に ACSLS HA の変更を適用します。
# cd /opt/ACSLSHA/util # ./copyUtils.sh
ACSLS サービスを有効にします。
# su - acsss # acsss enable
acsls-rg
リソースグループのクラスタ制御を再開します。
# clrg resume acsls-rg
ACSLS をアップグレードする際に、ACSLS パッケージの削除が必要な場合があります。そのために、クラスタ制御を無効にし、両方のノード上で ACSLS サービスを停止してから、各ノード上でパッケージを削除する必要があります。次の手順を使用します。
クラスタ制御を一時停止します。
node1:# clrg suspend acsls-rg
アクティブなノード上で、ACSLS を停止します。
node1:# su - acsss node1:$ acsss shutdown node1:$ exit node1:#
共有ディスクアレイ上のファイルシステムをエクスポートします。
node1:# cd / node1:# zpool export acslspool
ユーザー acsss
でログインしている場合は、この操作に失敗します。
代替ノードにログインし、共有ディスクアレイをインポートします。
node1:# ssh <alternate node> node2:# zpool import acslspool
ACSLS を停止します。
node2:# su - acsss node2:$ acsss shutdown node2:$ exit node2:#
STKacsls
パッケージを削除します。
node2:# pkgrm STKacsls
元のノードに戻り、STKacsls
パッケージを削除します。
node2:# exit node1:# pkgrm STKacsls
新しい ACSLS リリースをインストールする前に、両方のノード上で STKacsls
パッケージを削除する必要があります。上のセクションで説明した手順を参照してください。新しいパッケージをインストールするには、この手順に従います。
/opt
ディレクトリに STKacsls パッケージをダウンロードし、パッケージを unzip します。代替ノード上で、この手順を繰り返します。
Solaris Cluster が一時停止されている状態で、共有ディスクアレイ (acslspool
) が現在のノードにマウントされていることを確認します。
node1:# zpool list
acslspool
がマウントされていない場合は、代替ノードにログインします。どちらのノードにもマウントされていない場合は、acslspool
をインポートします。
/opt/ACSLS_8.x.x
ディレクトリに移動し、README.txt
ファイルの指示に従います。
acslspool
をエクスポートします。
node1:# zpool export acslspool
ユーザー acsss
でログインしている場合は、この操作に失敗します。
代替ノードにログインし、手順 1 から 3 を繰り返します。
/opt/ACSLSHA/util
ディレクトリに移動し、copyUtils.sh
を実行します。
node2:# cd /opt/ACSLSHA/util node2:# ./copyUtils.sh
ACSLS ライブラリ制御を起動します。
node2:# su - acsss node2:$ acsss enable node2:$ exit node2:#
acsls
リソースグループのクラスタ制御を再開します。
node2:# clrg resume acsls-rg
SUNWscacsls
パッケージを再インストールするには、ACSLS ライブラリの動作を停止して acsls-rg
リソースグループをオフラインにすることが必要です。
ACSLS を停止します。
# su - acsss $ acsss shutdown $ exit #
カスタマイズされたすべての変更を ha_list.txt
および pingpong_interval
に保存します。
# cd $ACS_HOME/acslsha # cp ha_list.txt ha_list.save # cp pingpong_interval pingpong_interval.save
acsls-rg
リソースグループをオフラインにします。
# clrg offline acsls-rg
このアクションにより、acslspool
が ZFS ファイルシステムからアンマウントされます。
acsls-rg
リソースグループの構成を解除します。
# cd /opt/ACSLSHA/util # ./acsAgt unconfigure
更新された SUNWscacsls
パッケージを両方のノードにダウンロードして unzip します。
acslspool を 2 つのノードのいずれかに再マウントします。
# zpool import -f acslspool
ACSLS を開始して、適切に機能することを確認します。
# su - acsss $ acsss enable $ exit #
copyUtils.sh
ユーティリティーを実行します。
# cd /opt/ACSLSHA/uti # ./copyUtils.sh
手順 2 で保存したカスタマイズされたファイルをすべて復元します。
# cd $ACS_HOME/acslsha # cp ha_list.save ha_list.txt # cp pingpong_interval.save pingpong_interval
acsls-rg
リソースグループを構成します。
# cd /opt/ACSLSHA/util # ./acsAgt configure
このアクションによって、ACSLS が停止および再起動されます。
数分以内に、clrg status
コマンドによって、acsls-rg
リソースグループがオンラインに戻り、ACSLS が動作可能であることが表示されます。
Solaris Cluster を削除またはアップグレードする前に、ACSLS を停止して acsls-rg
リソースグループの構成を解除します。
# su - acsss $ acsss shutdown $ exit # cd /opt/ACSLSHA/util # ./acsAgt unconfigure
具体的なアップグレード手順については、最新の Solaris Cluster ドキュメントを参照してください。Solaris Cluster をアップグレードする一般的なコマンドは、次のとおりです。
# scinstall -u
Solaris Cluster のインストールが更新されたら、acsls-rg
リソースグループを構成します。
# cd /opt/ACSLSHA/util # ./acsAgt configure