2 ステータスコード

この章には、すべてのリターンステータスおよびコンポーネントステータスの情報が含まれています。

すべての STATUS コードの説明を次に示します。STATUS 列挙型は db_defs_api.h に定義されています。読者が特定の STATUS 値を見つけやすいように、このリストはアルファベット順になっています。

STATUS_ACS_FULL

説明: このリターンステータスは、マウント解除および挿入リクエスト関数に固有です

  • マウント解除リクエストにおいて、カートリッジをマウント解除するために使用可能なセル位置がデータベース内に見つかりません。

  • マウント解除リクエストにおいて、カートリッジをマウント解除するために使用可能なセル位置がデータベース内に見つかりません。

  • 挿入リクエストにおいて、テープカートリッジに使用可能なセルが ACS 内にない場合、テープカートリッジは挿入されず、CAP 内に残ります。

STATUS_ACSLM_IDLE

説明: これは、ACSLS での STATE_IDLE の入力時に送信される要求外メッセージです。この要求外メッセージは、idle リクエスト関数に固有です。

STATUS_ACS_NOT_IN_LIBRARY

説明: リクエストに指定された acs_id は構文的には有効ですが、現在の構成に存在しません。

このリターンステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_ACS_OFFLINE

説明: これは、ACS がオフラインに変更された際に送信される要求外メッセージです。

この要求外メッセージは、idle および vary リクエスト関数に固有です。

STATUS_ACS_ONLINE

説明: vary OFFLINE リクエストで (FORCE オプションの有無にかかわらず)、オンラインの ACS に対して最後のオンラインポートを指定しました。指定された port_id に関してはこのステータスが返されます。

このリターンステータスは、idle および vary リクエスト関数に固有です。

STATUS_ACTIVITY_END

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_ACTIVITY_START

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_AUDIT_ACTIVITY

説明: このリターンステータスは、audit および query リクエスト関数に固有です。

監査リクエスト関数が中間応答を返すたびに、リクエスト元に eject_enter 応答が返され、そこにはこの message_status 値が入力され、audit_int_status フィールドに適切なステータスが入力されます。

  • 照会リクエストにおいて、LSM が監査中です。

  • 照会リクエストにおいて、CAP が監査中です。

STATUS_AUDIT_FAILED

説明: audit リクエスト関数が何らかのエラー状態のため失敗または終了するたびに、リクエスト元に中間応答が返され、そこにはこの message_status 値が入力され、audit_int_status フィールドに適切なステータスが入力されます。

このリターンステータスは、audit リクエスト関数に固有です。

STATUS_AUDIT_IN_PROGRESS

説明: 現行の audit リクエストによってロックされているセルに、リクエストがアクセスしようとしました。監査リクエストが進行中のとき、アクティブに監査されているセル位置は、ほかのリクエストプロセスから一時的にアクセスできなくなります。

挿入リクエストにおいて、テープカートリッジに使用可能なセルが ACS ライブラリ内になく、監査が進行中 (使用可能なセルへのアクセスがこれによって拒否されている可能性がある) の場合、テープカートリッジは挿入されず、CAP 内に残ります。

このリターンステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に固有です。

STATUS_AUTOMATIC

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_CANCELLED

説明: リクエスト取り消しプロシージャーによってリクエストが取り消されました。現行のプロセスは停止されます。このステータスは、取り消し可能なすべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

  • 挿入リクエストにおいて、cancel リクエストを受信すると操作の連続モードは終了します。cancel リクエストが保留中の enter リクエストに対して発行された場合、そのリクエストは中止されます。cancel リクエストが現行の enter リクエストに対して発行された場合、そのリクエストの挿入処理は停止され、最終応答のカウント値には処理されたボリューム識別子の数が反映されます。挿入されたカートリッジは取り出されません。CAP 内にカートリッジが残っている場合、ACSLM は ACSSA に STATUS_REMOVE_CARTRIDGES 要求外メッセージを発行し、オペレータがカートリッジを取り除くまで待ってから、最終応答を返します。

  • ロックリクエストにおいて、リソースはロックされません。コンポーネントステータスは STATUS_VALID に設定されます。lock リクエストがテープカートリッジまたはライブラリドライブリソースが使用可能になるのを待機しているときに、保留中のロックが clear_lock リクエストによってクリアされると、ACSLM は保留中の lock リクエストが取り消された場合と同様に最終応答を発行します (リターンステータスは STATUS_CANCELLED に設定される)。ただし、クリアされたリソースのコンポーネントステータスは STATUS_CANCELLED に設定されます。

  • cancel リクエストが現行の query リクエストに対して発行された場合、そのリクエストの照会処理は停止されます。query リクエストが最新のもの (保留中ではない) 場合、カウントは、cancel リクエストの受信前に処理された識別子の数を表します。

  • cancel リクエストが現行の set_cap リクエストに対して発行された場合、ACSLM (ACS ライブラリマネージャー) は CAP 属性の設定を停止し、cancel リクエストより前に処理された CAP 識別子の数をカウントに設定します。

  • cancel リクエストが現行の set_clean リクエストに対して発行された場合、そのリクエストの set_clean 処理は停止され、カウントには処理されたボリューム識別子の数が反映されます。クリーニングのために設定されているテープカートリッジはリセットされません。

STATUS_CAP_AVAILABLE

説明: このリターンステータスは、query リクエスト関数に固有です。

  • query リクエストにおいて、LSM が使用可能です。

  • query リクエストにおいて、CAP が使用可能です。

STATUS_CAP_DOOR_OPEN

説明: これは、ACSLS サーバーが CAP_DOOR_OPEN イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

このステータスは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されています。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_CAP_FULL

説明: これは、ACSLS サーバーが CAP FULL イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_CAP_INOPERATIVE

説明: これは、ACSLS サーバーが CAP INOPERATIVE イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_CAP_IN_USE

説明: このリターンステータスは、監査、取り出し、および挿入リクエスト関数に固有です。

  • 監査操作において、cap_id に ANY_CAP が指定されました。また、cap_id に指定された LSM にはゼロ以外の優先度を持つ CAP がありませんでした。リクエストは拒否され、セルは監査されません

  • 監査操作において、cap_id に ANY_ACS または ANY_LSM が指定されました。また、指定された acs_id にはゼロ以外の優先度を持つ CAP がありませんでした。

  • 監査、挿入、または別の取り出し操作において、明示的に指定された CAP 識別子は別のリクエストによって使用されています。カートリッジは取り出しも挿入もされません。

  • eject または enter リクエストにおいて、cap_id に ANY_CAP が指定されている場合、cap_id に指定された LSM にゼロ以外の優先度の CAP がないと、リクエストは拒否されます。カートリッジは取り出しも挿入もされません。

  • eject または enter リクエストにおいて、cap_id に ANY_LSM が指定されている場合、cap_id に指定された ACS にゼロ以外の優先度を持つ使用可能な CAP がないと、リクエストは拒否されます。カートリッジは取り出しも挿入もされません。

  • eject または enter リクエストにおいて、cap_id に ANY_ACS が指定されている場合、取り出し対象に指定されたカートリッジが入っている ACS にゼロ以外の優先度を持つ使用可能な CAP がないと、リクエストは拒否されます。カートリッジは取り出しも挿入もされません。

  • eject または enter リクエストにおいて、cap_id に ALL_CAP が指定されている場合、LSM にゼロ以外の優先度を持つ使用可能な CAP がないと、リクエストは拒否されます。カートリッジは取り出しも挿入もされません。

STATUS_CAP_NOT_IN_LIBRARY

説明: リクエストに指定された cap_id は構文的には有効ですが、現在の構成に存在しません。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_CAP_OFFLINE

説明: 指定されたコンポーネントが OFFLINE または OFFLINE_PENDING の ACS または LSM に含まれているか、指定された CAP が OFFLINE または OFFLINE-PENDING 状態になっているため、リクエストを完了できません。

set_cap リクエストにおいて、CAP の状態が STATE_DIAGNOSTIC の場合、CSI からの set_cap リクエストでは CAP の挿入処理モードを変更できません。診断状態にある CAP の処理モードを set_cap で変更しようとすると、モードは変更されず、その CAP のコンポーネントステータスにこのステータスが返されます。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_CARTRIDGES_IN_CAP

説明: これは、ACSLS サーバーが CARTRIDGES IN CAP イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_CELL_EMPTY

説明: これは、ACSLS サーバーが CELL EMPTY イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_CELL_FULL

説明: これは、ACSLS サーバーが CELL FULL イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_CELL_INACCESSIBLE

説明: これは、ACSLS サーバーが CELL INACCESSIBLE イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_CELL_RESERVED

説明: これは、ACSLS サーバーが CELL RESERVED イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_CLEAN_DRIVE

説明: これは、ACSLS サーバーが CLEAN DRIVE イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_CLEAN_DRIVE_COMPLETE

説明: これは、ACSLS サーバーが CLEAN DRIVE COMPLETE イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_COMMAND_ACCESS_DENIED

説明: ユーザーは、このコマンドを実行することを許可されていません。

このリターンステータスは、コマンドへのアクセスが拒否されているときにコマンドを呼び出そうとした結果です。

STATUS_COMMUNICATION_FAILED

説明: これは、ACSLS サーバーが COMMUNICATION FAILED イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_COMPLETE

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_CONFIGURATION_ERROR

説明: ACSLM は、データベースと物理ライブラリ構成の間に不整合を検出しました。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_COUNT_TOO_LARGE

説明: message_header 内のカウントフィールドが、この特定のリクエストに対して予期される最大の数より大きい値です。

確認応答は返されません。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_COUNT_TOO_SMALL

説明: message_header 内のカウントフィールドが、この特定のリクエストに対して予期される最小の数より小さい値です。

確認応答は返されません。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_CURRENT

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_DATABASE_DEADLOCK

説明: これは、ACSLS サーバーが DATABASE DEADLOCK イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_DATABASE_ERROR

説明: ACSLM はリクエストを処理中にデータベースの整合性エラーを検出しました。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_DEADLOCK

説明: このステータス値は、lock_drive または lock_volume に関して返される可能性があります。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_DEGRADED_MODE

説明: これは、ACSLS サーバーが DEGRADED MODE イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_DIAGNOSTIC

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_DISK_FULL

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_DISMOUNT_ACTIVITY

説明: これは、ACSLS サーバーが DISMOUNT ACTIVITY イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_DONE

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_DOOR_CLOSED

説明: これは、ACSLS サーバーが DOOR CLOSED イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_DOOR_OPENED

説明: これは、ACSLS サーバーが DOOR OPENED イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_DRIVE_AVAILABLE

説明: このリターンステータスは、clear_lock、dismount、query、および unlock リクエスト関数に固有です。

  • dismount リクエストにおいて、テープカートリッジが入っていないライブラリドライブからテープをマウント解除しようとしました。

  • query リクエストにおいて、指定されたドライブにテープカートリッジが入っていないか、ドライブがマウント解除後に解放されています。

  • query_lock リクエストにおいて、指定されたドライブはロックされていません。

  • unlock リクエストにおいて、ロックされていない drive_id のロックを解放しようとしました。

STATUS_DRIVE_IN_USE

説明: このリターンステータスは、dismount、mount、mount_scratch、query、および vary リクエスト関数に固有です。ライブラリドライブのカートリッジがアンロードされませんでした。

  • ロックされたテープカートリッジをマウント解除しようとしましたが、そのテープカートリッジの正しいロック識別子が含まれておらず、message_options FORCE が使用されませんでした。

  • ロックされたライブラリドライブからテープカートリッジをマウント解除しようとしましたが、正しいロック識別子が含まれていませんでした。

  • マウントリクエストにおいて、ライブラリドライブにテープカートリッジが入っている場合、そのライブラリドライブに対する後続のマウントリクエストは拒否されます。

  • マウントリクエストにおいて、ロックされたライブラリドライブをマウントリクエストでマウントしようとする場合、そのライブラリドライブのロック識別子を含めないと、リクエストは拒否されます。

  • mount_scratch リクエストにおいて、指定されたドライブが mount_scratch リクエストに指定されたものとは異なる lock_id でロックされている場合、mount_scratch リクエストは拒否されます。

  • query 応答において、ドライブにテープカートリッジが入っているか、ドライブがマウント用に予約されています。

  • query_lock 応答において、リクエストはロックされたコンポーネントに対して発行されました。

  • vary_OFFLINE リクエストで (FORCE オプションの有無にかかわらず)、現在使用されているライブラリドライブを指定しました。

STATUS_DRIVE_NOT_IN_LIBRARY

説明: リクエストに指定された drive_id は構文的には有効ですが、現在の構成に存在しません。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_DRIVE_OFFLINE

説明: 指定された drive_id が OFFLINE または OFFLINE-PENDING 状態になっているため、リクエストを完了できません。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_DRIVE_RESERVED

説明: これは、ACSLS サーバーが DRIVE RESERVED イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_DUPLICATE_IDENTIFIER

説明: これは、ACSLS サーバーが DUPLICATE IDENTIFIER イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_DUPLICATE_LABEL

説明: enter または venter リクエストにおいて、重複するテープカートリッジラベルが CAP 内に見つかった場合、重複するラベルを持つテープカートリッジは CAP 内に残り、ACS ライブラリには挿入されません。

STATUS_EJECT_ACTIVITY

説明: このリターンステータスは、query リクエスト関数に固有です。

  • query リクエストにおいて、カートリッジが LSM から取り出されています。

  • query_cap リクエストにおいて、カートリッジが CAP から取り出されています。

STATUS_ENTER_ACTIVITY

説明: このリターンステータスは、query リクエスト関数に固有です。

  • query リクエストにおいて、カートリッジが LSM に挿入されています。

  • query リクエストにおいて、カートリッジが CAP に挿入されています。

STATUS_EVENT_LOG_FAILURE

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_EVENT_LOG_FULL

説明: これは、ACSLS サーバーが EVENT LOG FULL イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_IDLE_PENDING

説明: idle リクエストが FORCE オプションなしで発行され、ACSLM では現行または保留中のリクエストが未処理になっています。

このリターンステータスは、idle リクエスト関数に固有です。

STATUS_INCOMPATIBLE_MEDIA_TYPE

説明: このステータスコードは次の状況で返されます。

  • mount リクエストにおいて、指定されたボリュームのメディアタイプに、指定されたドライブとの互換性がない場合。

  • mount_scratch リクエストにおいて、リクエストに指定されたメディアタイプが常にクリーニングカートリッジである場合。

  • set_clean リクエストにおいて、カートリッジが決してクリーニングカートリッジでない場合にテープ属性をクリーニングカートリッジに設定しようとしたとき、あるいは、カートリッジが常にクリーニングカートリッジである場合にクリーニング属性を削除しようとしたとき。

  • set_scratch リクエストにおいて、カートリッジが常にクリーニングカートリッジである場合に、カートリッジをスクラッチカートリッジに設定しようとしたか、最初からリセットしようとしたとき。

STATUS_INCORRECT_ATTRIBUTE

説明: このリターンステータスは、define_pool、query、set_cap、set_clean、および set_scratch リクエスト関数に固有です。

  • define_pool リクエストにおいて、OVERFLOW 以外のプール属性が指定されました。あるいは、リクエスト内の high_water_mark が low_water_mark より大きくありません。

  • query (type clean) リクエストにおいて、指定されたテープカートリッジがクリーニングカートリッジではありません。

  • set_cap リクエストにおいて、CAP の優先度が NO_PRIORITY と MAX_PRIORITY の範囲内の値に設定されていない場合、リクエストは拒否されます。属性は設定されません。

  • set_cap リクエストにおいて、CAP のモードが MODE_SAME、MODE_AUTOMATIC、または MODE_MANUAL でない場合、リクエストは拒否されます。属性は設定されません。

  • set_clean リクエストにおいて、set_clean でスクラッチ属性を変更しようとすると、リクエストは拒否され、このステータスが返されます。

  • set_scratch リクエストにおいて、リクエストされたボリュームがクリーニングカートリッジとしてマークされている場合、そのボリュームに対する set_scratch リクエストは拒否されます。このイベントは、リクエストに指定されたほかのボリュームに対する set_scratch 操作には影響を与えません。

STATUS_INCORRECT_CAP_MODE

説明: 明示的な挿入リクエスト (標準、連続、または仮想ラベルモード) で、自動挿入モードが割り当てられている CAP 識別子を指定した場合、リクエストは拒否されます。カートリッジは挿入されません。

このリターンステータスは、挿入リクエスト関数に固有です。

STATUS_INCORRECT_LOCKID

説明: このリターンステータスは、clear_lock、unlock、および vary リクエスト関数に固有です。

  • NO_LOCK_ID 以外の lock_id でリソースのロックを解放しようとしましたが、リソースは現在、指定された lock_id でロックされていませんでした。

  • vary リクエストで (FORCE オプションの有無にかかわらず)、ロックされたライブラリドライブを指定する場合、そのライブラリドライブのロック識別子を含めないと、ドライブは変更されません。

STATUS_INCORRECT_STATE

説明: このリターンステータスは、変更リクエスト関数に固有です。

  • vary acs リクエストにおいて、ACS の状態を変更するリクエストは、下位のすべての LSM および CAP の状態を変更するリクエストとして解釈されます。現在の状態が原因で変更できない LSM または CAP がある場合は、下位のすべての LSM および CAP が元の状態のままになり、その ACS に関してはこのステータスが返されます。

  • vary lsm リクエストにおいて、LSM の状態を変更するリクエストは、下位のすべての CAP の状態を変更するリクエストとして解釈されます。現在の状態が原因で変更できない CAP がある場合は、下位のすべての CAP が元の状態のままになり、その LSM に関してはこのステータスが返されます。

STATUS_INPUT_CARTRIDGES

説明: これは、ACSLS サーバーが INPUT CARTRIDGES イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_INSERT_MAGAZINES

説明: これは、ACSLS サーバーが INPUT MAGAZINES イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_INVALID_ACS

説明: リクエストに指定された acs_id は構文的に正しくありません。変更リクエスト関数において、cap_idANY_ACS が指定されています。このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_INVALID_CAP

説明: このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

リクエストに指定された cap_id の CAP 番号の部分が範囲外です (MIN_CAPMAX_CAP の間である必要があります)。または、ANY_CAP が不適切なコンテキストで使用されているか、ALL_CAP が不適切なコンテキストで使用されています。

  • 取り出し操作において、cap_idALL_CAP が指定されている場合、ANY_ACS または ANY_LSM も指定されていると、リクエストは拒否されます。カートリッジは取り出されません。

  • 挿入リクエストにおいて、cap_id に ALL_CAP が指定されている場合、ANY_ACS または ANY_LSM も指定されていると、リクエストは拒否されます。挿入リクエストにおいて、cap_idALL_CAP が指定されている場合、extended_options に CONTINUOUS が指定されていないと、リクエストは拒否されます。カートリッジは挿入されません。

  • vary リクエスト関数において、CAP 識別子に ANY_CAP または ALL_CAP が指定されています。

STATUS_INVALID_COLUMN

説明: リクエストに指定された subpanel_id または panel_id の COLUMN 値が範囲外です。MIN_COLUMN と MAX_COLUMN の間である必要があります。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_INVALID_COMMAND

説明: このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。message_header の COMMAND フィールドが、次に示す有効なコマンドのいずれでもありません。

COMMAND_AUDIT、COMMAND_CANCEL、COMMAND_CLEAR_LOCK、COMMAND_DEFINE_POOL、COMMAND_DELETE_POOL、COMMAND_DISMOUNT、COMMAND_EJECT、COMMAND_ENTER、COMMAND_IDLE、COMMAND_LOCK、COMMAND_MOUNT、COMMAND_MOUNT_SCRATCH、COMMAND_QUERY、COMMAND_QUERY_LOCK、COMMAND_SET_CAP、COMMAND_SET_CLEAN、COMMAND_SET_SCRATCH、COMMAND_START、COMMAND_UNLOCK、または COMMAND_VARY。

確認応答は返されません。

STATUS_INVALID_COMM_SERVICE

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_INVALID_DRIVE

説明: リクエストに指定された drive_id は構文的に正しくありません。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_INVALID_DRIVE_TYPE

説明: このステータス値は、システムにとって不明なドライブタイプが検出された場合に vary リクエストによって返されます。このドライブタイプはデータベース内で UNKNOWN_DRIVE_TYPE としてマークされ、ドライブのドライブ状態はオフラインに設定されます。

STATUS_INVALID_LOCKID

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

このステータスは、cmd_proc および ACSCP/ACSSA に固有です。

STATUS_INVALID_LSM

説明: リクエストに指定された lsm_id は構文的に正しくありません。

変更リクエスト関数において、CAP 識別子に ANY_LSM が指定されています。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_INVALID_MEDIA_TYPE

説明: このステータス値は、システムにとって不明なメディアタイプがリクエストに指定されている場合に mount_scratch リクエストによって返されます。また、ANY_MEDIA_TYPE またはシステムに対して不明なメディアタイプがリクエストに指定されている場合に query_mount_scratch リクエストによって返されます。

STATUS_INVALID_MESSAGE

説明: リクエストに指定された message_id が範囲外です。MIN_MESSAGE と MAX_MESSAGE の間である必要があります。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_INVALID_OPTION

説明: message_header の message_options フィールドが、次に示す有効なオプションのいずれでもありません: ACKNOWLEDGE、EXTENDED、FORCE、INTERMEDIATE、または READONLY。または、message_header の extended_options フィールドが、次に示す有効な extended_options のいずれでもありません: CONTINUOUS、RANGE、RESET、VIRTUAL、または WAIT。

enter リクエストにおいて、extended_option パラメータとして CONTINUOUS と VIRTUAL の両方が指定されている場合、リクエストは拒否されます。カートリッジは挿入されません。操作の連続ラベルモードと仮想ラベルモードは同時に指定できません。

確認応答は返されません。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_INVALID_PANEL

説明: リクエストに指定された panel_id は構文的に正しくありません。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_INVALID_POOL

説明: このリターンステータスは、define_pool、delete_pool、mount_scratch、および set_scratch リクエスト関数に固有です。

SAME_POOL という pool_id が define_pool リクエストに指定されました。

COMMON_POOL または SAME_POOL という pool_iddelete_pool リクエストに指定されました。

mount_scratch リクエストにおいて、プール識別子 SAME_POOL が指定されている場合、mount_scratch リクエストは拒否されます。

set_scratch リクエストに RESET が指定されている場合、リクエストに指定されたプール識別子 (SAME_POOL 以外) とリクエストされたボリュームのプール識別子が一致していないと、リクエストは拒否されます。

STATUS_INVALID_PORT

説明: リクエストに指定された port_id は構文的に正しくありません。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_INVALID_RANGE

説明: リクエストに指定されたボリューム範囲識別子は構文的に正しくありません。無効な文字が含まれているか、開始および終了の vol_id の固定部分が一致していないか、終了 vol_id の右端の数値フィールドが開始 vol_id の右端の数値フィールドより小さい値です。

eject リクエストにおいて、無効な vol_range 識別子が検出された場合、リクエストは拒否されます。カートリッジは取り出されません。

set_clean および set_scratch リクエストにおいて、無効なボリューム範囲が指定されている場合、リクエストは拒否され、ボリューム属性は変更されません。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_INVALID_ROW

説明: リクエストに指定された subpanel_id または panel_id の ROW 値が範囲外です。MIN_ROWMAX_ROW の間である必要があります。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_INVALID_STATE

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

このステータスは、cmd_proc および ACSCP/ACSSA に固有です。

STATUS_INVALID_SUBPANEL

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

このステータスは、cmd_proc および ACSCP/ACSSA に固有です。

STATUS_INVALID_TYPE

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

このステータスは、cmd_proc および ACSCP/ACSSA に固有です。

STATUS_INVALID_VALUE

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

このステータスは、cmd_proc および ACSCP/ACSSA に固有です。

STATUS_INVALID_VERSION

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

このステータスは、cmd_proc および ACSCP/ACSSA に固有です。

STATUS_INVALID_VOLUME

説明: リクエストに指定された vol_id は構文的に正しくありません。

仮想挿入リクエストにおいて、リクエストに無効なボリューム識別子が含まれている場合、これらのラベルを割り当てられるはずのテープカートリッジは CAP 内に残り、ACS ライブラリには挿入されません。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_IPC_FAILURE

説明: IPC レイヤーで致命的な通信障害が発生しました。もっとも可能性が高いのは、2 つの内部コンポーネントが通信できなかったことです。

STATUS_LAST

説明: これは不正なステータスです。これが表示された場合は、SSI にバグがあります。これは内部使用のために予約されています。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_LIBRARY_BUSY

説明: 特定のリクエストに割り当てられた再試行とタイムアウト (config で設定される) が終了しましたが、ACSLM は ACS ライブラリと通信できませんでした。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_LIBRARY_FAILURE

説明: ACS ライブラリコンポーネントの障害が原因で、ACS ライブラリリソースを要求するリクエストが失敗しました。

取り出しで CAP からカートリッジの取り出しを始める前に、CAP のドアが開いているか作動不能であることが検出された場合、該当する要求外メッセージ STATUS_CAP_DOOR_OPEN または STATUS_CAP_INOPERATIVE が ACSSA に対して発行されます。追加のカートリッジは取り出されません。

複数のライブラリ障害により、取り出しまたは挿入処理が終了することがあります。発生したライブラリ障害はすべてイベントログに報告されますが、メッセージステータスでは 1 つの障害だけが返されます。

vary リクエストにおいて、vary OFFLINE リクエストで指定のデバイスをオフラインに変更しようとしているときにライブラリ障害が発生した場合、データベース内でデバイスの状態は OFFLINE に変更され、そのデバイスに関してはこのコンポーネントステータスが返されます。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_LIBRARY_NOT_AVAILABLE

説明: ACSLM が STATE_RECOVERY になっているときに、ACSLM が acs_query_server() または acs_query_mm_info() 以外のリクエストを受信しました。あるいは、ACSLM が STATE_IDLE または STATE_IDLE_PENDING になっているときに、ACS ライブラリリソースを要求するリクエストが ACSLM に届きました。

idle リクエストにおいて、FORCE オプションなしで発行された場合、保留中の lock リクエストを除くすべての現行および保留中のリクエストが完了されます。保留中のロックリクエストは拒否されます。cancel、idle、query、query_lock、start、および vary を除き、新しいリクエストは拒否されます。ACSLM は IDLE 状態になります。現行および保留中のリクエストは中止されます。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_LOCATION_OCCUPIED

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_LOCK_FAILED

説明: このリターンステータスは、lock リクエスト関数に固有です。

  • wait オプションを TRUE に設定して lock リクエストが発行された場合、無効またはライブラリ内にないリソースが指定されているときは、応答がすぐに返されます。コンポーネントステータス配列のエントリは、指定された識別子がエラーであることを示します。有効な識別子に関しては STATUS_VALID というコンポーネントステータスが返されます

  • wait オプションを FALSE に設定して lock リクエストが発行された場合、使用可能でないリソース (たとえば、ロックされているリソースや使用中のリソース) が指定されているときは、リソースはロックされません。影響を受ける各ライブラリドライブリソースのコンポーネントステータスは STATUS_DRIVE_IN_USE に設定され、影響を受ける各テープカートリッジリソースのコンポーネントステータスは STATUS_VOLUME_IN_USE に設定されます。使用可能な各リソースのコンポーネントステータスは STATUS_VALID に設定されます。

  • デッドロック状態を強制するリソースを lock リクエストで指定すると、リクエストは拒否されます。デッドロックを引き起こした特定のリソースは、STATUS_DEADLOCK というコンポーネントステータスで返されます。デッドロックを引き起こさないリソースはすべて、STATUS_VALID というコンポーネントステータスで返されますが、リソースはロックされません。STATUS_DEADLOCK を含んでいるコンポーネントステータスレコードでは、タイプと識別子に、デッドロックをクリアするために解放する必要のあるデバイスが設定されます。

STATUS_LOCKID_NOT_FOUND

説明: 指定された lock_id には、現在リソースが割り当てられていません。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_LSM_FULL

説明: これは、ACSLS サーバーが LSM FULL イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_LSM_NOT_IN_LIBRARY

説明: リクエストに指定された lsm_id は構文的には有効ですが、現在の構成に存在しません。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_LSM_OFFLINE

説明: 指定されたコンポーネントがオフラインまたはオフライン保留中の LSM に含まれているか、指定された LSM が OFFLINE または OFFLINE-PENDING 状態になっているため、リクエストを完了できません。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_MANUAL

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_MAX_PORTS

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_MESSAGE_NOT_FOUND

説明: リクエストに指定された message_id は有効ですが、ACSLM の現行または保留中のリクエストに関連付けられていません。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_MESSAGE_TOO_LARGE

説明: ACSLM が受信したリクエストパケットは、ACSLM で計算された予期されるメッセージサイズより大きいサイズです。これが表示された場合は、実際のリクエストパケットに誤りがないか確認してください。

STATUS_MESSAGE_TOO_SMALL

説明: ACSLM が受信したリクエストパケットは、ACSLM で計算された予期されるメッセージサイズより小さいサイズです。これが表示された場合は、実際のリクエストパケットに誤りがないか確認してください。

STATUS_MISPLACED_TAPE

説明: このリターンステータスは、マウント解除、取り出し、およびマウントリクエスト関数に固有です。

  • dismount リクエストにおいて、ACSLM はライブラリドライブ内のテープカートリッジの外部ラベルを、リクエストに指定されたテープカートリッジの vol_id と比較します。ラベルが同じでない場合、マウント解除リクエストは拒否されます。ライブラリドライブ内のテープカートリッジの vol_id が、データベース内に記録された vol_id と同じではありません。ライブラリドライブ内のテープカートリッジの vol_id でデータベースが更新されます

  • 取り出し操作において、ACSLM データベースで指定された場所に異なるテープカートリッジが入っている場合は、その格納場所に見つかったテープカートリッジの外部ラベルでデータベースが更新されます。

  • mount リクエストにおいて、ACSLM はリクエストのボリューム識別子を使用して、ACS ライブラリ内でテープカートリッジを探します。ACSLM は、ライブラリ内に見つかったテープカートリッジの外部ラベルとメディアタイプを、リクエストのボリューム識別子と比較します。これらが同じでない場合、マウントリクエストは拒否されます。

STATUS_MISSING_OPTION

説明: ACSLM が受信したリクエストパケットでは、リクエストの message_header 部分にオプションが欠落しています。これが表示された場合は、実際のリクエストパケットに誤りがないか確認してください。

STATUS_MOUNT_ACTIVITY

説明: これは、ACSLS サーバーが MOUNT ACTIVITY イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_MULTI_ACS_AUDIT

説明: 識別子リストで複数の ACS を指定しましたが、cap_id が ANY_ACS に設定されていませんでした。

このリターンステータスは、audit リクエスト関数に固有です。

STATUS_NI_FAILURE

説明: ACSLM は CSI との接続を失いました。接続を確認し、クライアントが有効になっていることを確認してください。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_NI_TIMEDOUT

説明: CSI はクライアントからの応答の待機中にタイムアウトしました。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_NO_CAP_AVAILABLE

説明: これは、ACSLS サーバーが NO CAP AVAILABLE イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_NONE

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_NO_PORTS_ONLINE

説明: vary ONLINE リクエストで ACS を指定していますが、その ACS に接続されているポートがどれもオンラインではありません。このリターンステータスは、vary リクエスト関数に固有です。

STATUS_NORMAL

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_NOT_IN_SAME_ACS

説明: このリターンステータスは、audit、eject、および mount リクエスト関数に固有です。

  • audit リクエストにおいて、同じ監査リクエスト関数内の明示的に指定された CAP 識別子と 2 つ目の識別子が、同じ ACS を指定していません。

  • eject リクエストにおいて、明示的に指定された CAP 識別子とボリューム識別子が、同じ ACS 内にありません。カートリッジは取り出されません。

  • eject リクエストにおいて、CAP 識別子に明示的に指定された ACS とボリューム識別子が同じ ACS 内にない場合、コマンドは拒否され、カートリッジは取り出されません。

  • mount リクエストにおいて、テープカートリッジとライブラリドライブが同じ ACS 内にない場合、マウントリクエストは拒否されます。

STATUS_OFFLINE

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_ONLINE

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_PENDING

説明: SSI から入力がないとき、ACS の応答はこのステータスを返します。この状況では再試行するコードを記述することをお勧めします。

STATUS_POOL_HIGH_WATER

説明: このリターンステータスは、define_pool、mount_scratch、query、および set_scratch リクエスト関数に固有です。

  • define_pool リクエストにおいて、スクラッチプール内のボリュームの数が high_water_mark 以上になるように、既存のスクラッチプールの特性が変更されます。

  • mount_scratch リクエストにおいて、スクラッチボリュームが選択されたあとで、スクラッチプールに残っているボリュームの数がプールの high_water_mark 以上である場合。選択したボリュームが指定したライブラリドライブにマウントされます。

  • set_scratch リクエストにおいて、set_scratch リクエストが処理されたあとで、指定されたプール内のスクラッチボリュームの数が、define_pool リクエストで指定された high_water_mark 以上である場合。

STATUS_POOL_LOW_WATER

説明: このリターンステータスは、define_pool、mount_scratch、query、および set_scratch リクエスト関数に固有です。

  • define_pool リクエストにおいて、スクラッチプール内のボリュームの数が low_water_mark 以下になるように、既存のスクラッチプールの特性が変更されます。

  • mount_scratch リクエストにおいて、スクラッチボリュームが選択されたあとで、スクラッチプールに残っているボリュームの数がプールの low_water_mark 以下である場合。選択したボリュームが指定したライブラリドライブにマウントされます。

  • set_scratch リクエストにおいて、set_scratch リクエストが処理されたあとで、指定されたプール内のスクラッチボリュームの数が、define_pool リクエストで指定された low_water_mark 以下である場合。

STATUS_POOL_NOT_EMPTY

説明: 指定されたスクラッチプールは空ではありません。

このリターンステータスは、delete_pool リクエスト関数に固有です。

STATUS_POOL_NOT_FOUND

説明: 指定されたスクラッチプールは存在しません。

このリターンステータスは、delete_pool、define_pool、mount_scratch、および set_scratch リクエスト関数に固有です。

STATUS_PORT_ALREADY_OPEN

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_PORT_FAILURE

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_PORT_NOT_IN_LIBRARY

説明: リクエストに指定された port_id は構文的には有効ですが、現在の構成に存在しません。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_PROCESS_FAILURE

説明: ACSLM がリクエストを生成できなかったか、生成されたプロセスからプロセスエラーを受け取りました。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_QUEUE_FAILURE

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_READABLE_LABEL

説明: このリターンステータスは、venter リクエスト関数に固有です。

仮想挿入リクエストにおいて、外部ラベルのいずれかが読み取り可能な場合、読み取り可能なラベルを持つテープカートリッジは CAP 内に残り、ACS ライブラリには挿入されません。コンポーネントボリューム識別子には、外部ラベルのボリューム識別子が含まれています。

STATUS_RECOVERY_COMPLETE

説明: これは、ACSLS サーバーが RECOVERY COMPLETE イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_RECOVERY_FAILED

説明: これは、ACSLS サーバーが RECOVERY FAILED イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_RECOVERY_INCOMPLETE

説明: このリターンステータスは、変更リクエスト関数に固有です。

  • vary リクエストにおいて、LSM をオンラインまたは診断に変更しているときに、移動中のカートリッジの回収に失敗した場合、その LSM に関してはこのコンポーネントステータスが返されます。LSM はデータベース内でリクエストされた状態に変更されますが、回収されなかった移動中のカートリッジでは、パススルーポートの使用や、システム障害のあとでロボットがカートリッジハンドを空にする機能が制限される場合があります。変更リクエストが ACS を指定していた場合、このステータスは、少なくとも 1 つの LSM で移動中のカートリッジを正常に回収できなかったことを示します。

  • vary リクエストにおいて、移動中のカートリッジの回収時に、ラベルの付いた移動中のカートリッジに使用できるストレージセルが見つからない場合、カートリッジは CAP に移動されます。CAP がいっぱいになっているか、移動中のすべてのカートリッジを受け入れることができない場合、移動中のカートリッジの回収は失敗し、その LSM に関してはこのコンポーネントステータスが返されます。

  • vary リクエストにおいて、vary online または diagnostic リクエストが ACS を指定している場合、その LSM の 1 つ以上がオンラインまたは診断に移行できないか、移動中のカートリッジの回収が失敗すると、その ACS に関してはこのコンポーネントステータスが返されます。

  • vary リクエストにおいて、vary online または diagnostic リクエストが ACS、LSM、または CAP を指定している場合に、CAP のドアが開いているか作動不能であることが ACSLM で検出されたとき、回収すべき移動中のカートリッジが LSM 内にあると、このコンポーネントステータスが返されます。

STATUS_RECOVERY_STARTED

説明: これは、ACSLS サーバーが RECOVERY STARTED イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_REMOVE_CARTRIDGES

説明: これは、ACSLS サーバーが REMOVE CARTRIDGES イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_RETRY

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_RPC_FAILURE

説明: ACSLM は CSI/SSI との接続を失いました。接続を確認し、クライアントが有効になっていることを確認してください。

メモ:

これは STATUS_NI_FAILURE と同じものとして ACSLS リリース 3.0 で再定義されました。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_SCRATCH_NOT_AVAILABLE

説明: mount_scratch コマンドにおいて、mount_scratch リクエストを満たすために使用できるスクラッチボリュームがない場合、リクエストは拒否されます。

このリターンステータスは、mount_scratch リクエスト関数に固有です。

STATUS_STATE_UNCHANGED

説明: これは、ACSLS サーバーが STATE UNCHANGED イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。

これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_SUCCESS

説明: このリターンステータスは、正常終了時に最終応答で返されます。

このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_TERMINATED

説明: これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_TRANSLATION_FAILURE

説明: これは一般的な CSI 障害です。クライアントとサーバーの間に XDR 変換の問題がある可能性を示しています。これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。確認応答は返されません。このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_UNREADABLE_LABEL

説明: このリターンステータスは、audit、dismount、enter、mount、および venter リクエスト関数に固有です。

  • audit リクエストにおいて、ストレージセル内のカートリッジのラベルが欠落しているか読み取り不能な場合で、仮想ラベルが割り当てられていないとき。このカートリッジはライブラリから取り出され、監査リクエスト元に送り返される中間応答の vol_status 部分にこのステータスが配置されます。

  • dismount リクエストにおいて、カートリッジの外部ラベルが読み取り不能な場合、カートリッジに仮想ラベルが割り当てられていないと、リクエストは拒否されます。

  • enter リクエストにおいて、テープカートリッジの外部ラベルが読み取り不能な場合、仮想挿入が指定されていないと、読み取り不能なラベルを持つテープカートリッジは CAP 内に残り、ACS ライブラリには挿入されません。

  • mount リクエストにおいて、テープカートリッジのラベルが読み取り不能な場合、カートリッジに仮想ラベルが割り当てられていないと、マウントリクエストは拒否されます。

  • venter において、リクエストに含まれているボリューム識別子が CAP 内の読み取り不能なカートリッジより少ない場合、ラベルを割り当てることのできない読み取り不能なテープカートリッジは CAP 内に残り、ACS ライブラリには挿入されません。このコンポーネントステータスは、ボリューム識別子のない各ボリュームに対して設定されます。

STATUS_UNSUPPORTED_COMMAND

説明: message_header のコマンドフィールドは有効ですが、この特定のバージョンではサポートされていません。確認応答は返されません。このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_UNSUPPORTED_OPTION

説明: message_header の message_options フィールドは有効ですが、この特定のリクエストではサポートされていません。あるいは、message_header の extended_options フィールドは有効ですが、この特定のリクエストではサポートされていません。確認応答は返されません。このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_UNSUPPORTED_STATE

説明: message_header の状態フィールドは有効ですが、この特定のリクエストではサポートされていません。確認応答は返されません。このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_UNSUPPORTED_TYPE

説明: message_header のタイプフィールドは有効ですが、この特定のリクエストではサポートされていません。確認応答は返されません。このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_VALID

説明: ACSLM に送信されたリクエストは有効です。このステータスは確認応答とともに返されます。このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。

STATUS_VALUE_UNCHANGED

説明: 設定リクエストにおいて、指定された値が実際の値と同じです。このリターンステータスは、すべての設定リクエスト関数に固有です。

STATUS_VARY_DISALLOWED

説明: 変更リクエストで ACS、LSM、CAP、またはライブラリドライブを DIAGNOSTIC 状態に移行または DIAGNOSTIC 状態から移行するように指定していますが、リクエスト元が ACSSA ではありません。このリターンステータスは、vary リクエスト関数に固有です。

STATUS_VARY_IN_PROGRESS

説明: vary OFFLINE リクエストで、現在 RECOVERY 状態になっている ACS、LSM、または CAP を指定していました。vary ONLINE リクエストで、現在 OFFLINE-PENDING または RECOVERY 状態になっている ACS、LSM、または CAP を指定しています。このリターンステータスは、vary リクエスト関数に固有です。

STATUS_VOLUME_ACCESS_DENIED

説明: ユーザーは、指定されたボリュームへのアクセスを許可されていません。このリターンステータスは、アクセスが拒否されているときにボリュームにアクセスしようとした結果です。

STATUS_VOLUME_ADDED

説明: これは、ACSLS サーバーが VOLUME ADDED イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_VOLUME_AVAILABLE

説明: このリターンステータスは、clear_lock、query_lock、および unlock リクエスト関数に固有です。

  • query_lock リクエストにおいて、指定されたボリュームはロックされていません。

  • clear_lock および unlock リクエストにおいて、ロックされていない vol_id のロックを解放しようとしました。

STATUS_VOLUME_DELETED

説明: これは、ACSLS サーバーが VOLUME DELETED イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_VOLUME_EJECTED

説明: これは、ACSLS サーバーが VOLUME EJECTED イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_VOLUME_ENTERED

説明: これは、ACSLS サーバーが VOLUME ENTERED イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_VOLUME_FOUND

説明: このリターンステータスは、取り出しおよび仮想挿入リクエスト関数に固有です。

  • 取り出し操作において、テープカートリッジが移動されている場合、テープカートリッジは移動中です。カートリッジは取り出されません。

  • venter リクエストにおいて、リクエストに含まれているボリューム識別子が CAP 内のカートリッジより多い場合、指定された余分な各ラベルに対してこのコンポーネントステータスが設定されます。

STATUS_VOLUME_HOME

説明: このリターンステータスは、query リクエスト関数に固有です。照会リクエストにおいて、指定されたテープカートリッジはストレージセル内にあります。

STATUS_VOLUME_IN_DRIVE

説明: このリターンステータスは、eject、mount、および query リクエスト関数に固有です。

  • 取り出し操作において、テープカートリッジがライブラリドライブ内にある場合、テープカートリッジは取り出されません。。

  • mount リクエストにおいて、テープカートリッジがマウントされたあとは、どのライブラリドライブでもそのカートリッジをマウントする後続のリクエストは拒否されます。返されるドライブ識別子は、ボリュームがマウントされているライブラリドライブです。

  • query リクエストにおいて、指定されたテープカートリッジはライブラリドライブ内にあります。

STATUS_VOLUME_IN_TRANSIT

説明: このリターンステータスは、query リクエスト関数に固有です。query リクエストにおいて、指定されたテープカートリッジは移動中です (ホーム位置とテープドライブ (またはパススルーポート) の間にある)。

STATUS_VOLUME_IN_USE

説明: このリターンステータスは、eject、mount、query、set_clean、および set_scratch リクエスト関数に固有です。

  • eject リクエストで、ロックされたテープカートリッジを取り出そうとする場合、そのテープカートリッジのロック識別子を含めないと、カートリッジは取り出されません。

  • mount リクエストにおいて、データベース内でテープカートリッジが移動中としてマークされているときに、それに対してマウントリクエストが発行されると、このステータスで拒否されます。

  • mount リクエストで、ロックされたテープカートリッジをマウントしようとする場合、そのテープカートリッジのロック識別子を含めないと、リクエストは拒否されます。

  • query リクエストにおいて、指定されたテープカートリッジはライブラリドライブ内にあるかロックされています。

  • query_lock リクエストにおいて、リクエストはロックされたコンポーネントに対して発行されました。

  • set_clean リクエストにおいて、set_clean でテープカートリッジの属性を変更しようとしているが、テープカートリッジが別のプロセスによってロックされているか、テープカートリッジが使用中のとき、このステータスが返されます。

  • set_scratch リクエストにおいて、リクエストされたボリュームが使用中としてマークされている場合、そのボリュームに対する set_scratch リクエストは拒否されます。このイベントは、リクエストに指定されたほかのボリュームに対する set_scratch 操作には影響を与えません。

  • set_scratch リクエストにおいて、リクエストされたボリュームが別のクライアントによってロックされている場合、そのボリュームの正しいロック識別子を指定していない set_scratch リクエストは拒否されます。このイベントは、リクエストに指定されたほかのボリュームに対する set_scratch 操作には影響を与えません。

STATUS_VOLUME_NOT_FOUND

説明: これは、ACSLS サーバーが VOLUME NOT FOUND イベントを受信した際に送信される要求外メッセージです。これは、ACS ストレージサーバー内で使用するために予約されているステータス値です。これをユーザーに返すリクエストプロセスはありません。これが表示された場合は、ACSLS サポートに連絡してください。

STATUS_VOLUME_NOT_IN_DRIVE

説明: このリターンステータスは、dismount リクエスト関数に固有です。データベースを使用して、リクエストされた vol_id とリクエストされた drive_id が照合されます。リクエストされた vol_id がリクエストされたドライブ内にないことがデータベースで示された場合、マウント解除は失敗します。

STATUS_VOLUME_NOT_IN_LIBRARY

説明: このステータスは、すべての ACSAPI リクエスト関数に共通です。リクエストに指定された vol_id は構文的には有効ですが、データベース内に見つかりません。

  • 取り出し操作中に、ボリューム識別子のリストに 1 つ以上の重複が含まれている場合、ACSLM はボリューム識別子の最初のインスタンスで、そのボリューム識別子を持つテープカートリッジを ACS ライブラリから取り出します。ボリューム識別子のほかのインスタンスでは、このステータスが返されます。

  • 取り出し操作中に、データベースで指定された場所にテープカートリッジが入っていない場合、ボリュームが移動中でなく、ライブラリドライブ内にもないときは、データベースのエントリが削除されます。

  • lock リクエスト中に、テープカートリッジリソースが使用可能になるまで保留しているときに、取り出しまたは監査リクエストによってテープカートリッジがシステムから取り除かれた場合、ロックリクエストはこのステータスで失敗します。失敗した識別子のコンポーネントステータスは STATUS_VOLUME_NOT_IN_LIBRARY に設定され、有効な識別子のコンポーネントステータスは STATUS_VALID に設定されます。